オレオレ詐欺、ルフィ事件に象徴される数々の強盗など、近年、世間を戦慄させる犯罪が増えているが、これらの「犯人」は誰かと言えば、ほぼ全てがSNSなどを通じて離合集散を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ(以下、トクリュウ)」であると言っていいです。 昨年6月の岸田首相の「資産所得倍増元年」宣言以降、投資詐欺の認知件数が急増したことが分かります。 そして彼らが触手を伸ばす犯罪の傾向は時とともに変化し、昨年から今年にかけては「ロマンス詐欺」、「SNS投資詐欺」が主流になりつつあります。 SNS型投資詐欺とは、相手方が、主としてSNSやその他の非対面での欺罔(きもう)行為により投資を勧め、投資名目で金銭…