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  • 「偉い」は意外と難しい

    「偉い」の意味は主に二つあります。 一つは「品行や経歴や才能が立派である、優れている」ことであり、もう一つは「地位や身分が高い」ことです。 この言葉は非常に矛盾を抱えていると言いますか、実に徳治主義・儒教的な言葉なので、なにか上手いこと意味を分離できないものかと思っています。 「偉い」は難しい 率直な話として、「地位や身分が高い」人が「品行や経歴や才能が立派である、優れている」とは限らないのが現実です。人品や才覚に劣る人でも地位や身分が高くなることはあり得ます。 世襲は言わずもがなで、どれだけ能力主義やメリトクラシーが支配する社会であっても関係なく、根本的に「地位・身分」「品行・経歴・才能」は…

  • 情状酌量が適用されるタイミング

    最近、凄く久しぶりにSNSでロシア・ウクライナ戦争の陰謀論に関する言説を見かけました。「ロシアは悪でウクライナが善だと思っているのは西側の情報に騙されている」的な、ネオナチやらノヴォロシアやらのあれです。近頃はあまり見かけなくなっていたので新鮮に感じます。 今回はそんな言説を切っ掛けに、動機に対して忖度することについて考えてみましょう。 動機と行動の区分 言わずもがなではありますが、ロシア国営放送の言い分を信じようが西側メディアの言い分を信じようが、互いがどんなプロパガンダなり自分たちなりの理屈を語っていたとしてもそんなことは特に重要ではありません、それらはむしろノイズです。 現時点でフォーカ…

  • 選挙が無くても政治の話をしよう

    どこかで注目を集める選挙があると政治の話題が各所で花開きますが、私はひねくれものなのでちょっとズレた感想を持ってしまいます。 「政治はブームではなく、日常であったほうがいいんじゃなかろうか」 月に一度程度の頻度で【政治・経済】のカテゴリに属する記事を投稿している身としては、そんな感覚です。イベント時に盛り上がるだけではなく日常会話の一つに位置付けられていたほうが健全な政治的コミュニケーションが取れるのではないかと思っています。 感情的な争いを避けるための日常化 過去の記事でも引用したことがありますが、一般社団法人中央調査社が2006年に行った意識調査結果では政治の話をしない理由の一つに「人を傷…

  • 適当を、真剣に

    堅苦しい記事が続きましたので、本日は些細な話題を少々。 上手くブログへ時間を割けていないため手癖で記事を書いてしまうと、どうにも堅苦しくなりがちです。もっと緩い記事をもっと雑に書けるよう尽力せねばなりません。適当を真剣にやりましょう。 法令順守? 先日、コンプライアンスを「法令順守」と訳すのは誤解を生む気がするとふと思ったのですが、Googleで検索してみたところ案の定「法令順守は誤訳だ」と解説されている方がたくさんいたので安心です。 ロングマン英英辞典を引いてみれば、Complianceとは「when someone obeys a rule, agreement, or demand」を意…

  • 判断や私見は保留してもいい

    昨日の記事の続きです。 昨日は主にメディアについての言説でしたが、今回は大衆側について述べていきます。 思考と実行の差 私を含めて、ある種の人は情報を入手するとその情報に対して解釈や私見を付け加えたくなるものです。何事についても一家言あるタイプの人はどこにでもいるものでしょう。 それ自体は特に弊害があるものでもなく、むしろそういったタイプの人は情報収集に貪欲で、またinformation(情報)をknowledge(知識)に変換する技能に長けやすくなりますので決して否定できる類の傾向ではありません。 ただ、頭の中で考えることとそれを実行に移すことは常に峻別されるべきです。 前者は自由で、後者は…

  • 「疑惑」で戦える時代はもう終わっている

    なんだかネットの政治クラスタが兵庫県知事選の話題でいっぱいになっています。 とはいえ過去にも沖縄県知事選の際に述べたように、私は地方自治体の選挙に関して口を挟む気は一切ありません。地方自治体のことはそこに住む人々が決めることであり、私のような外野が述べることは特に無いです。 よって今回は兵庫県知事選とは少し異なるフォーカスとして、報道における「疑惑」について述べていきます。 今回の兵庫県知事選に関するワードでは「パワハラ疑惑」を最も見かけました。これに限らず、政治界隈での報道では「疑惑」が多々報じられる傾向があると思われます。 かつて情報源が多元化される以前の時代、マスメディアがほぼ全ての情報…

  • 誤った情報が延々と流れ続ける事例の観測記録

    誤った情報の拡散になってしまうので引用はしませんが、「日本が国連から貧困国に認定された」と間違った情報が書かれた画像がありまして、その画像を用いてSNSで騒ぐ方がいらっしゃる度に以下の記事のアクセス数がちょっと伸びる、そんなループが不定期に生じています。 最初はまあそんなものだろうと思っていましたが、気付けばもう2年以上前の記事です。つまりその誤った情報が書かれた画像も2年以上ネット上に出回り続けていることになります。 その画像の誤りについてはいくつかの側面から解説している記事が私のブログも含めてネット上にありますし、そもそも英語の元データを読めば間違えていることは明白です。すごく単純な話とし…

  • お節介な人はどこかへ消えたのか?

    現代は都市化が進んだことで人間関係が希薄になった時代だと言われています。 隣の家に住んでいる人をよく知らない。ご近所付き合いは減った。道端で悪さをしていたとしても知らない子どもを叱るなんてとんでもない。 そんな風に言われますが、実はそうとも言えないのではないかと思っている話をします。 ネットの”炎上”は延長線上 人付き合いにおける関わりの切っ掛けは本質的にお節介です。 お節介というと悪い言葉ではありますが、誰も彼もが自ら欲するところを他者へ要求できるわけでもありません。そういった人に対して出しゃばって世話を焼く人がいるからこそ幅広く人付き合いの関わりが生まれてコミュニティに溶け込むことができる…

  • 政治と経済は常に両輪である

    選挙が終わると結果について様々な論考が為されるものですが、大抵の場合は芯を外した傍論であると私は考えています。 極めて率直に言ってしまえば、選挙の結果は支配的な因子である経済で充分に説明が付くためです。 そもそも経済自体が経世済民、すなわち「世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと」ですので政治に関連する領分に当たります。政治と経済は決して切り離して考えることはできませんし、そうすべきでもありません。 今回は大枠としての民主主義の選挙について少し語ってみましょう。 「政経」とまとめられるくらいには近しい存在 少し昔の事例であれば自民党の安倍一強時代、あるいは2024年の衆議院選挙やアメリカ大…

  • 信念・主義・主張に関する考察

    誰かが主張や意見を変えると、大抵は他の誰かに批判されます。 時には批難や誹謗中傷を浴びることもあるでしょう。 それでも、私はそういった他者からの攻勢を恐れて主張や意見を変えないことこそを忌避すべきだと考えます。 信念・主義・主張 変節を辞書で引けば、「節義を変えること」「自分の信念を時流などにこびて変えること」「従来の自分の主張を変えること」とされています。 要するに変節とは信念・主義・主張を変えることを意味する言葉です。 ただ、私は信念・主義・主張を同格のものだとは考えません。信念とは目的であり、主義や主張は手段だと明確に峻別して考えているためです。 信念とは「どうありたいか」「どうあるべき…

  • しまった、1300記事だ

    今回の記事で、そこそこ区切りの良い1300記事毎日連続投稿の達成日となります。 まーた気付かずになってしまいましたので、何も準備していません。 記念日とか苦手なんです、ホント。覚えられないので。 何か変わったことはあるか さすがに1300記事も毎日投稿していると人間も少しずつ変わるような気がします。 なにせ1年を365日とすると約3.5年です。1年を365日としない計算はありえないですがそれはさておき、3.5年ともなれば子どもが中学や高校に入学してから卒業するよりも長い期間です。そう考えるとびっくりするほど長く思えます。 それだけの期間、毎日ブログの更新をしていたと考えると、何かしらの変化があ…

  • 天気と社長

    朝にブログ記事を投稿したいと言った矢先に二日続けて夜にブログを更新する、そんな日もあります。 まあ、普通に体調を崩して寝ています、はい。相変わらず寒暖差に弱いのだ。 組織人の距離感 「大企業」は一般的な言葉ですが、その実、厳密な定義があるわけではありません。中小企業基本法で中小企業に該当しない企業や、もっと単純に知名度が高い企業を大企業としている人もいるでしょう。 弊社もまあ一応は大企業と呼んでいいのでしょうが、BtoBを主とする地味な分野の製造業なのであまり大企業面はしていません。 というよりも中にいる人間として弊社は大企業感は正直さっぱり無く、本来組織の規模が拡大する際にやるべきだった組織…

  • ブログは朝に更新したい気持ち

    この記事は夜に投稿されています。 朝に記事を投稿していないのは相当に珍しいです。 これまでブログを始めて3年以上、ほぼ全ての記事を毎朝投稿してきており、このように朝以外に記事を投稿するのは何かしら物理的に投稿できない事情があったか、あるいは海外出張で時差があったかのどちらかくらいでしょう。 では今日は何かしらの事情があったかと言えば、まあ大した事情はありません。ちょっとタイミングを逸しただけです。そんな日もあります。 物事は”巻き”で処理しておきたい派 なぜ朝にブログを更新しているか。 それは深い理由も何もなく、ただただ単純に趣味的なものです。 まず第一に、記事内容の方向性です。 私のブログは…

  • 睡眠の得手不得手?

    休日でも基本的には生活リズムを崩さないようにしていますが、今日は珍しく二度寝をしたため寝坊しました。そのためブログ投稿も少し遅い時間です。 やはり、私は二度寝が下手です。 睡眠の得手不得手 二度寝が心地よい人は多いかと思います。 私は寝ることがあまり好きではありませんが、それでもやはり二度寝自体は心地よいです。 最初の入眠時と異なり心身の緊張が緩和していて入眠しやすい状態が整っており微睡の中に浸れることの悦楽が理由として挙げられそうです。 或いは、好き嫌いに関わらず睡眠は欲求の充足であり快楽を得られる行為であり、それを継続することへの至福でも説明ができるかもしれません。 何はともあれ理屈はさて…

  • 取り繕う行為は、意外と温和なんじゃないかな

    日本とアメリカで選挙があったため、ここ最近摂取した情報が政経に偏り過ぎていて思考が政経に寄ってしまっています。そうなるとブログに出力される記事も政経関連のことばかりになり、堅苦しいことこの上ありません。 こういう時はあえて雑談をしましょう。雑記ブログなのですから、雑記を書かねば。 雑記でありたい 別に記事の方向性が偏ること自体は何も悪いことではないのですが、何と言いますか、私はこのブログを雑記ブログとして維持したいわけです。 例えば一か月ほどひたすら政経の話をしたりゲームや漫画のようなサブカルの話をしたり仕事論を延々とぶち上げてみたり外食の写真をポンポン上げてみたりすることもできないことはあり…

  • 分断されているのは心ではなく、もっと物質的なもの

    アメリカ社会を筆頭に、近年では政治的・社会的・文化的な分断が社会問題だとされています。 私のように歴史が好きな人間は時間スケールの捉え方が狂っていますので、「かつての貴族・農奴の封建社会辺りと比べれば現代の分断は遥かにマシではないか」なんてどうでもいいことを思っていますが、とはいえこれは相対的に高低を比較するような問題ではなく当事者である人々にとってそれが絶対的に問題かどうかで判定するべきものですので、間違いなく妥当な問題提起だと言えるでしょう。 ただ、では分断とはどんなもので、どうイメージをして、どう対処をすればいいのでしょうか。 何が分断されているのか メディアやSNSで語られる分断の多く…

  • 忙しい時は忙しいなりにバランスを取って

    今日も今日とて時間が無いので朝からブログを書きます。 「時間は作るものだ」は至言ではありますが、ものづくりには資源が必要なわけで、時間という名の資源は体力なり気力なり各種資源を変換して生産するものですので、資源の余裕が無い時は時間を作りようがないのもまた事実ではないかと思う次第で。 要するに優先度です。仕事のタスクと同じです。組織にとって重要度の高い案件へリソースを注力することと同様に、個人にとっても必要なことにリソースを注入すればいいと思います。それが時間を作り別のことへ着手することが重要であれば現在を犠牲にしてでも時間を作るべきですし、そうでない人は時間を作らず現在に注力することも間違いで…

  • 誰か救ってくれないものだろうか

    同僚1「予防接種行ってきまーす」 私「え、あれ、インフルエンザの予防接種って今日でしたっけ?まずい、完全に失念してました、自分は何時からですか?」 同僚2「そこに貼り出してあるよ」 私「どうもです。あー、自分は5分前ですね、やっちまいました。まだセーフかな?急いで行ってきます、場所はどこですか?」 同僚2「あっちの広い部屋だよ。問診票とお金を持っていってね」 私「はい、まだ書いてないですが、その場で書きます」 同僚2「忘れないように、ちゃんと予定表にリマインドを設定しておかないと」 私「入れたつもりだったんですけどねぇ」 予定表に入れたリマインドの日付が一か月間違えてました。 もうどうしたらい…

  • 計画は適宜見直されなければならないのだ

    今週は珍しく出張が無く、会議もほとんど入っていません。中国出張も12月へ延期されたため少し時間に余裕ができました。 これでようやく落ち着いて書類作業を進めることができそうです。やらねばならぬもの、作らねばならぬものがたくさんあるので、ちゃっちゃか進めることにしましょう。12月はまた忙しくなりそうですので、今のうち今のうち。 一時期は朝食を食べられないくらい精神が疲労していましたが、ここ最近はおにぎりやパンを食べられる程度に持ち直しました。飯が食えるならセーフ理論に従い、今は安全域に戻ってこれたと言えるでしょう。 変更できない計画は悪だと思う とはいえ中国出張は結構ヘヴィな追加タスクのため、余裕…

  • 自由と平和、そして文化

    文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことが趣旨のようです。 道徳の教科書にあるような綺麗な言葉ですが、意外と難しいことを要求されているような気がします。 自由の幅 まずそもそも「自由と平和を愛し」の部分は案外難しいものです。何故ならば人は時に自由のことを「好き勝手気まま」だと誤解しがちなためです。 もちろん言葉の定義通りに言えば自由とは「他からの強制や拘束、支配などを受けないで自らの意思や本性に従っている」状態を意味します。自らの意に従った思うままの状態が”自由”です。 ただし、その自由は平和をもたらしません。 それは単純に個々人が無制限に自由なふるまいをすれば自由同士の衝突が起こる…

  • 何かを選ぶときの内側と外側の視点

    先日、衆議院選挙が終わりました。 選挙について特に細かい分析を語るつもりはありませんが、久しぶりの大きな政変だったと言えます。今回の選挙は日本の政治史でも一つの大きな転換点であり、様々な人に思うところがあるでしょう。 さて、恐らく私の観測範囲が狭いだけだとは思うのですが、少し個人的に気になっていた争点が今回の選挙ではあまり語られていなかったように思います。 それは外交です。 言葉にすれば「2024年は選挙イヤーであり世界情勢が動く年だが、そのような状況で誰を日本の舵取り役に任命するか」であり、もっと率直に言えば「アメリカでトランプが大統領になる可能性があるが、日本としては誰を選べば彼と対等にや…

  • 上を変えなければ下は変わりようがない

    現代社会における問題が明確になった際、「若者へ教育をすべきだ」とした意見を見かけることがあります。最も顕著なパターンとしては『いじめ問題』が筆頭で、それ以外にも人権関連などで若者への教育の必要性が時に語られているでしょう。 ただ、本当に効果的な教育を望むのであれば、末端(ボトム)ではなく上層(トップ)へ教育を施すべきだと私は考えます。 何事も率先垂範が必要です。 トップダウンとボトムアップ 意思決定の流れにはトップダウンとボトムアップがあります。これはトップが決めるかボトムが決めるかではなく、トップが意思決定を行う際に情報がどちらの向きで流れるかの違いです。 どのような社会や組織であっても末端…

  • 若い頃はたくさん食べられたんだな、と思った

    このブログでは常々繰り返し延々と述べ続けてきたことではありますが、私の記憶力は本当に腐っています。 今回のエピソードは、お弁当2個注文事件です。 まあ事件というほどでもありません。ただのお馬鹿さんのお話です。 『普段とは違うルートでお弁当を注文した』にも関わらずそのことをさっぱり忘れていつもの習慣でお弁当を注文してしまい、お弁当が2個手に入ってしまった、それだけの話です。 オフィス弁当の注文 弊社の本社では社員食堂が無い代わりにお弁当のデリバリーサービスを頼めます。工場がある事業所では敷地内に社員食堂を設置して給食業者と契約していますが、本社は場所も人数も足りないためオフィス弁当サービスです。…

  • 「何もしていない」ほど信用できない言葉はない

    セキュリティ意識の醸成は難しいことは分かるけど、あまり情シスに迷惑をかけないようにしたいものです。 ちょっとした騒ぎ ある日の午後。 近くの席で数人と情シス課長がパソコンの前に立ってわやわやしている。 そっと聞き耳を立ててみると、なにやらよく分からない英語のメールが届いたらしい。メールの本文には午前中に行ったweb会議の内容や参加者の写真が含まれていて、お金を請求する類の文言も含まれているとのことだ。 『もしかするとweb会議やwebカメラがハッキングされたのではないか、これは脅迫メールではないか』 そういった疑いがあるため情シス課長が呼ばれたようだ。 まあ、そもそも大手web会議システムのセ…

  • 国際的な通信社の不在

    最近、国内のニュースメディアをあまり見ていません。海外の大手ニュースメディアばかり見ています。 これはなにも深い理由がある訳ではなく、単純に今は国際情勢が荒れていて注視する価値があると思っており、そしてローカルニュースメディアは国際情勢の収集・分析にはあまり長けていないためです。求める情報へアクセスするために適切なアクセス先を選んでいるだけに過ぎません。 また、ローカルなニュースメディアが国際情報よりも地方情報へ注力するのはどこの国でも当たり前のことですので、日本のローカルニュースメディアを殊更に限定して責めるつもりもありません。日本語圏のメディアが日本の情報ばかりを報道するのは自然なことでし…

  • 辛さへの耐性は、きっと努力で補えると信じている

    私は積極的に辛味を求めて辛さを足していくような辛党(誤用)ではありません。基本的には塩味が好みです。 そのため自分から辛い料理を好んで選ぶことはない人生を送ってきました。 そんな人間が中国の四川へ来月出張することが決まりました。 四川と言えば辛い料理で有名な地域です。 辛い料理をそこまで食べ慣れていない身としては、若干恐れおののきます。仕事や移動よりも食事のほうが不安です。むしろ食事以外は特に不安を感じていません。なんとでもなるだろうと思っています。しかし食事ばかりはなんともならない可能性があるため、心構えと準備が必要になりそうです。 さあ、訓練をしよう 11月に中国の四川へ出張することが決ま…

  • 時事ネタに触れるようで触れない、でも少し触れる

    できることであればブログへ投稿する記事をストックしておいて投稿当日に誤字脱字のチェックをするようなサイクルで過ごしたいと思っているのですが、ここ最近は手が回っておらず、朝書いてそのまま投稿することが多くなっています。 今日もそんな日です。朝からブログを書いています。 当日書いて当日投稿するスタイルだと時事的な話題を取り上げやすくなるため、人によってはそれはそれで悪くはないはずですが、そもそも私自身が時事的な話題を直接取り扱うことをあまり好まない性格であるため、向いていないとは思っています。ちょっと語弊はありますが、換骨奪胎と言いますか、直接的なことではなく本質情報を取り出して整理する方が好みで…

  • 本当にすぐ忘れるから困る

    日々、記憶を喪失しています。人並みを装って日常生活できていることに感心する程度にはすぐになんでもかんでも忘れます。 先週は土日に里帰りしましたが、その予定も直前まで忘れていました。母から連絡が来たので何とか思い出せましたが、もし他の予定とダブルブッキングしていたらと思うと笑えません。 予定が未確定の時はメモするのをついサボりがちなのですが、ちゃんと仮予定の段階でスケジュール表に書かねば駄目だと反省しています。 思い出せない時のモヤモヤ 先日の金曜日の出来事。 (ええと、今日は職場の飲み会があるから仕事が終わったらみんなでゾロゾロ向かえばいいな。土曜日は歯医者の予約日だから今回は二次会に行かずさ…

  • 仕事は急にやってくる

    私(今日の午後は語学研修の一環として英語で外国人講師に電話しないといけない。最近忙しくて英語の勉強できてなかったから気が重いな。ヒアリングもスピーキングも自信無い。そもそも電話自体が苦手。とりあえず午前中は英語に触れて英語脳に切り替えないと・・・) 上司「ちょっといい?一か月後くらいに中国に出張行ってもらえる?」 私「はい、分かりました」(あれ、英語で電話する時ってそもそもどんなフレーズを使うんだっけか・・・) 私(・・・ん?) 油断していたら、ノーウェイトで海外出張が増えました。 出張の大まかな区分と忙しさ 出張と一口に言っても、打合せや現地作業、研修や視察などその実態は多種多様ではあります…

  • 武力行使が生じなければ他は許されるのか

    中国による台湾への武力行使が生じるかどうかは近年の国際社会においてアジア太平洋地域の大きな課題であり続けています。 現実的にはそのような事態が生じる可能性は低いと各所で分析されていますが、そういった事態が生じた場合へのリスク管理は誰にとっても必要ですし、エスカレートを防ぐために周辺諸国で様々な変革が進められていることも妥当な意思決定です。 ただ、個人的にはそもそも「中国による台湾への武力行使が生じるかどうか」を課題として設定することは着地点にズレが生じるのではないかと思っています。 武力行使が生じなければ何も問題はないのでしょうか? そもそも論 この問題定義を言い換えれば、「武力行使が伴わなけ…

  • バリバリ働く人と、そこそこに働く人のバランス

    特に深みのない理想論。 雑談 若手「うちの会社はソルジャーを求めすぎです、だから辞める人がいるんですよ」 私「まあ、特に本社はマッチョな気風があるよね。体育会系が多いし」 若手「厳しい状況で生き残った人と同じことを求められるのはしんどいです」 私「俺もまあ生き残った側だからなんとも言い難いけど、現代的ではないのは間違いないと思うよ」 昭和的・体育会的なやり方はこのご時世に最適でないことは間違いないでしょう。それは人口の増加する多子社会で「選別」できるほど人が多い時代のやり方です。少子化時代で人手不足の時に同じやり方を踏襲すると、ただただ人員不足となります。 それは間違いないのですが、ただ、ドラ…

  • 低技能化と高技能化はどちらが人に優しいのだろう

    恐らく、人によるとしか言えない。 今回は結論の無いふわふわした話をしましょう。 社会の高度化と人間の連動 先進国の基本トレンドとして少子高齢化があります。 少子高齢化については様々な切り口で理由や原因が説明されてはいますが、どのような因果関係があるにせよ少なくとも社会の高度化と少子高齢化には相関があると言っていいでしょう。 そして社会は概ね一方通行で高度化していきます。時に時計の針が巻き戻ることはあるものの、高度化がトレンドです。 そのため、世界は全体を平均すれば次第に高度に発展していき、その結果として国連が予測するように人口はピークを迎えて世界的に減少していくものと思われます。 人口減少は必…

  • 手が回らないが、首は回っているからセーフ

    月曜日。出張から戻って報告資料を作成していた夜。 営業「来週の件、事前の準備は今週中に宜しくな」 私「なんの話でしょう?」 営業「あれ、上から聞いてないの?」 私「聞いてないので、聞いてないんだと思います」 この忙しい時に連絡漏れで特急の仕事が増えた時の気持ちは何処へ持っていけばいいものか。まあ、何処に持っていく必要も無く、粛々と処理するだけではありますが。 手が回ってないなぁ 娯楽としてのブログ活動においては、ただ文章を書くだけではなく人のブログも読んだほうが面白いだろうと思っています。 ただ、ちょっとここ最近はあまりブログ活動に注力できていません。どうにも毎年10月前後は忙しいです。残念な…

  • 日帰りで帰ってきての省エネ日記

    申し訳ないことに日帰りで帰省していてあまり時間が無いので今日もスマートフォンで書く省エネ日記です。 今週は出張が重なっており、全体的に省エネになるかと思います。なんだかんだ忙しいです。仕事が無いよりマシとはいえ。 ・・・自分で書いておいてなんですが、何に申し訳ないのかはさっぱり分からないです。 恐らく仕事のせいです。 近頃は仕事で書く文章の書き出しに「たいへん申し訳ない」とか「お手数をお掛けして申し訳ない」とかを書く頻度が高いせいで、手癖になっているのだと思います。 実家の空気感 珍しく長男が帰ってきたこともあり、妹夫婦も呼んでお食事会なんかもやってみたりして全体的に明るい雰囲気だったのですが…

  • 本当に久しぶりの省エネ日記

    久し振りに里帰りをしてみました。 冠婚葬祭など何かしらのイベントが無い場合には盆正月以外一切帰省しない親不孝者の長男としては極めて珍しい行動です。 まあ、海外出張のお土産を持ち帰ることが目的で、お土産の付録として本人も帰っただけなのですが。 郵送は味気ないような気がして、珍しく顔のひとつも見せるとするかと思い立ち、特に大した用事もないのに帰ってみました。 そんなわけで、実家に居ます。そして記事はここでおしまいです。文章を書いている時間が取れないので省エネ日記とさせてもらいます。 こんなに文字数の少ない記事は祖父が亡くなった時以来かもしれません。普段は風邪を引いても1000文字以上は書いていると…

  • Mount & Blade II: Bannerlordが面白い、それだけの話

    先日ブログでも購入報告をしたゲームMount & Blade IIがやたらと面白いので、唐突にその話をします。 普段ブログでゲームの話をしないのはそもそもそんなにゲームをしないからですが、ゲーム自体は好きです。 雑なゲーム紹介 Mount & Bladeシリーズはトルコのゲーム会社TaleWorlds Entertainmentの代表作で、ストラテジー/アクションRPGです。最新作のMount & Blade II: Bannerlordは2022年に正式版が発売されました。 どんなゲームかを一言で言えば、ヨーロッパに似た地形のファンタジー世界において様々な国をモチーフとした架空の国々が群雄割…

  • 戦争を動詞的に扱っていいものか

    日本は「戦争を放棄している」とされています。 しかし、よくよく考えてみると「戦争を放棄する」とはどういった意味なのでしょう? 戦争の捉え方 あちらこちらでそこそこ見かける表現である「戦争を放棄」について、そもそも「戦争」をどう捉えているかが人によって違いがあるように思います。 言うなれば、戦争を動的なものとみるか静的なものとみるか、動詞として捉えているか名詞として捉えているか、もっと言えばaction(行動)として考えるかevent/state(状態)と考えるかの違いです。 私は辞書的に戦争を名詞として捉えており、そのため戦争とはevent/state(状態)に属するものだと考えています。英語…

  • 真面目な気分の時はふざけるようにしている

    今年は引っ越しをしましたが、職務の都合上、月に一度程度は埼玉にある古巣の事業所へお出かけすることが分かっていたため、引越し先は本社と事業所の間の本社寄りとしました。 そんな所へ引っ越したため、本社から事業所へ出張する度に最寄り駅を通り過ぎなければならず、最寄り駅で止まる度に凄く途中下車して帰宅したくなります。もう知らん顔をしてそのまま家に帰ってもバレないのではないか、そんな気持ちです。 面白そうなので一度くらいはやってみたい気持ちがあるものの、言うまでもなくそれは無断欠勤で、どう考えても重めのお叱りをいただけそうなので、実際にやるのは止めておいたほうがよさそうです。 どうでもいい話でした。 今…

  • 岡目八目は実によくできた四字熟語だと思う

    最近、心配いただくコメントを多めにいただいているような気がして、逆に心配になってきました。自己診断的にはまだまだ元気なのですが。 個人の感想です 自分の限界ラインを見たことがある身としては、今のところはまだまだ元気いっぱいの余裕ラインだったりします。過去にあった「中堅の先輩が潰れた仕事が若手の私に丸々パスされた事件」に比べれば、大抵のことは余裕です。 ◆社会人人生の中で一番しんどかった時期の話 - 忘れん坊の外部記憶域 人が仕事で潰れた時、その人が抱えていた仕事を分散して皆で処理するのではなく、より若手にそのまま丸ごとスライドするのは普通に考えればあり得ない判断だと今では思います。当時も思いま…

  • ギリギリ崖の上を行くように?

    三連休はあらゆるニュースをシャットアウトしていました。そのため時事的な話題に絡めた小難しい話ができません。 よって今日の記事は雑談とします。 まあ、だいたいいつも雑談です。難しそうな話題を取り扱っているように見える時もありますが、あれも雑談の一種です。なにせ雑記ブログですので。 限界を試す 最近、明らかな過集中で睡眠と食事をこれ以上無いほど蔑ろにしているせいで相当に頭が働いていません。この三連休も睡眠時間はほとんど取らず、食事も一日一食でした。 寝てもいないし食べてもいない、それで頭が働かないのは必然といえばこれ以上無いほど必然です。当たり前過ぎて考察の余地すらありません。働いていない頭ですら…

  • 判官贔屓と共感を生み出す人々の弱者性に関して

    判官贔屓について思うところ。 科学的な理解 判官贔屓とは「弱い立場に置かれている者に対しては、あえて冷静に理非曲直を正そうとしないで同情を寄せてしまう」心理現象です。類語としては「弱気を助け強きを挫く」の前半部分が近いでしょうか。 これは何も日本人に特有の心理現象ではなく、英語では同じ意味の言葉としてUnderdog Effect(アンダードッグ効果)やRoot for the underdog(弱者に声援を送る)がありますし、あるいは小さく弱いものが大きく強いものを倒す物語として旧約聖書のダビデとゴリアテを筆頭に様々な共感が寄せられているように、弱い側へ肩入れしたくなる心理は洋の東西を問わず…

  • たぶん連休だから緩んでいる日記

    またいつものように堅苦しいテーマで記事を書いていたところ、珍しく途中で話がこんがらがってきて収集が付かなくなってきたので一度ストップします。 こういう時は違うことを考えて思考をリセットするのが適切です。熱中して進めていくとどうしても人は視野狭窄へ陥ってしまうものであり、今はきっとその状態です。後で読み返して整理すればきっと話の筋を取り戻せます。 これは非常に合理的な逃げです。前向きな逃走を図ります。 そんなわけで、緩い雑談をしましょう。 スーツを着ることにも慣れてきた 会社でも「お前が本社に来てからもう半年か」といった話題をちょくちょくしているので、また半年トークをしましょう。 今回は衣服につ…

  • 早く全部電子化しましょう

    本社に来て半年、仕事において一番喜ばしい変化は手書き文書が減ったことです。 そう、手書き文書が減ったことです。 喜ばしいので二度言ってみました。 今回はそんな感じの雑談です。 現場は、まあしょうがないけどさ 字と心が汚いことに関しては定評がある私ですが、心は外身へ詳らかになっているわけではないので隠し通せるとしても、字は否応なしにお天道様の下へ晒されてしまう類のものですのでどうにも隠しようがありません。 あえてオブラートに包んで言えば、私の書く字は凄く個性的です。未知の外国語か、もしくは暗号化された錬金術師の日記か、はたまたヴォイニッチ手稿かと見紛うほどです。『ミミズののたくるよう』という言葉…

  • 「個人の悪」と「社会の悪」

    先日、朝食を買った時のやり取り。 店員「お会計、368円です」 私「え、少なくないですか?」 店員「あ、すみません、ひとつ入っていませんでした」 実に大したことのない事例ですが、店を出て職場へ向かう途中に考えてみたところ、黙っていれば出費が減る利得が得られたと後から気付きました。 まあそれに気付かず無意識で会計間違いを指摘したわけですが、こういう時に己の利得よりも正しさが先に思い起こされるのが私の性格なのでしょう。 どうにも私は自身の損得に鈍感です。それは必ずしも問題ではないのでしょうが。 この判断基準に関連して、今回は善悪の話をしましょう。 このブログでは時々取り上げているテーマです。 個人…

  • ヒートショックが弱点

    夏もいよいよ諦めてくれたのか、今週から急に寒くなってまいりました。寒暖差の激しい時期です。 寒暖差が激しいということで、まあ案の定、体調を崩しました。 季節の変わり目に弱すぎる。 自律神経を疑っている 休みをもらいドーンと眠ったおかげでもう元気いっぱい復活しましたが、どうにも昔から季節の変わり目には弱い質です。ほぼ鉄板で体調を崩します。 頭痛や腹痛、吐き気や倦怠感の形で現れるそれは、過去にお医者さんに行っても特に異常はないと言われましたので何かしらの疾患があるわけではなく、恐らくはただ自律神経が弱いのでしょう。 これは遺伝的な要素も若干あるのではないかと勝手に疑っています。 なにせお袋が年に何…

  • 会議が無い週、それは実に平和で、書類仕事が進む

    お仕事の雑談。 今週はほとんど会議が無い 私の今の所属は企画部署ですので、仕事の軸は「市場調査」「戦略立案」「新製品企画」です。よってお仕事スタイルは基本的に会議と出張となります。 時に市場調査や新製品提案のために顧客へ訪問し、時に新製品の仕様を詰めるために各開発拠点へと出張し、そして内容を煮詰めるために会議を重ね、その結果を上へ報告して承認を得るための会議を行うことが仕事です。 かつてはパソコンの前に座ってCADとにらめっこするか、あるいは試作品をガチャガチャ弄って評価試験をするのが仕事だった私が、ここまで頻繁に出先や会議室に居るような仕事をすることになるとは思いもしませんでした。人生とは分…

  • 将軍に参謀を、政治家にブレーンを

    政治家も人間ですのでポンコツな発言や失言をしてしまうことはあるでしょう。 しかしポンコツな主張をする場合は注意が必要です。 それは主張の影響を管理するブレーンが居ないことを意味していますので。 誰も求めていない 一応このブログでは政治的な話題や軍事的な話題を取り扱うこともある都合上、せっかくなので新首相が主張する『アジア版NATO』についてもツッコミを入れてみようかと思っていたのですが、すでに日本語圏でも英語圏でも各所の専門家から徹底的に批判され尽くされているようなので、あまり具体的に批判するのは止めて個人的な雑感を提示する程度に留めておきます。 まあ実際問題、アジア版NATOなんてASEAN…

  • 精神的に弱っていると奇行に走る癖がある

    9月は海外出張2回とそれに伴う追加の仕事、及び直接的には伴わないもののこなさなければならない仕事が莫大だったため精神的に追い詰められていましたが、ようやく仕事も落ち着いてきました。 いや、実際のところ仕事量的にはそこまで過酷ではなかったのですが、まあタイミングが悪く各所からまとめて仕事をせっつかれたり、単純に初めての仕事が多く完了までの見積もりが立っていなかったことなどが精神疲労の原因です。 いざひと段落ついてみれば抱えていた仕事もやってみれば意外と早く終わる仕事であったり当初思っていたよりも簡単な仕事であったりしたため、次同じ仕事をこなせと言われれば余裕をもって捌ける程度でした。 まあ何事も…

  • 危機回避は認知の領域まで足を踏み入れている

    心理学における二重過程理論(Dual process theory)は広く認知された考え方となっています。 二重過程理論を大雑把に言えば、人の思考は『自動的で無意識的』なものと『制御的で意識的』なものの二つに分類することができるとした理論です。それらは「情念と理性」「ヒューリスティックと分析」「周辺ルートと中心ルート」「直感と推論」「システム1とシステム2」など、人によって様々な表現を用いられています。 今回はシンプルに「直感と推論」の表現を用いて、人間の認知と危機回避に関して私が考えている、大したことない話をしていきましょう。 直感の意味と価値 二重過程理論によれば、人はまず直感によって物事…

  • 部署異動してから半年が経ちました

    そう言えば、10月です。 つまり今年度の頭に首都圏の外れにあった事業所の技術部から東京本社の企画部へ異動してから半年が経ちました。 あっという間、とはまったく感じない程度には濃密な生活環境の変化でしたが、一つの区切りとして感想を述べてみましょう。 まあ、要するに雑談です。 通勤 学校は自転車で通学、就職後は車で通勤をしており電車にはほどほど縁のない人生を送ってきた人間のため、東京で電車通勤なんて絶対無理だと思っていましたが、意外と適応できたような気がします。 もちろん異動当初は片道1時間半も掛かっていたのでしんどかったですが、今は東京へ引っ越しをしてドアtoドアで30分強ですので楽なものです。…

  • シェディングの根拠とされる論文を見てみましょう

    10月に入りレプリコンワクチンの定期接種が始まったためか、ネット上でレプリコンワクチンの話題を各所で見かけるようになりました。 個人的に陰謀論は「お好きにどうぞ」と思う派です。人それぞれ思想信条の自由はありますので、他者に押し付けないのであれば尊重されるべきだと考えますし、私も直接的に否定する気はありません。 ただ、ワクチン系の陰謀論はちょっと他の陰謀論とは一線を画していて他者へ押し付ける傾向があるため、少し批判的に見ています。 よって私としては珍しく直接的な反対言説を提示しています。 先日もレプリコンワクチンについては記事を書きました。 今回はその中でもシェディングについてもう少し述べていき…

  • 日本が中国と手を組むと戦争が近づく

    日本が中国やロシアと手を組んだ場合、アメリカが敵になりえると以前の記事で書きました。 日本が中露の権威主義陣営に付くとなれば、少なくとも自由主義陣営の国とは疎遠になります。疎遠になる程度であればまだマシで、アメリカが敵になることすら覚悟する必要があると考えます。 あまり強い言葉を使うのは好みではありませんが、もう少し直接的に言えばアメリカは確実に敵となります。そしてその場合、戦争リスクが跳ね上がります。 露骨な表現で言い換えると、「日本はアメリカの支配から抜けて中国と手を結ぶべきだ」的な意見は「これから戦争に向かっていこう」と同義だとすら思っています。 そう考える理由について、少し古典理論ばか…

  • 注意力を有限資源として管理すること

    注意を払う。 この言葉は実に言い得て妙です。注意とは金銭と同様に払い渡しをするものだと認識する必要があります。 ちなみに「注意を払う」を英語で言えば「pay attention」です。異なる言語であっても同様に、注意(attention)は支払う(pay)ものだと理解されています。 つまり注意力とはそれぞれの個人が持つ残高のある有限資源であり、過度に浪費しては不足しますし予算を超えてしまえば適切に注意力を発揮することはできません。金銭と同様にその残高を気にしながら消費すべきものだと言えます。 収支 注意力が金銭と同様に扱えるのであれば、その収支についても同様の考え方を援用できるかもしれません。…

  • 近頃の金銭収支に関する雑感

    今回はお金に関する恥を赤裸々に晒してみましょう。 たぶん疲れているせいですが、たまにはこのくらい自虐的な話題も面白い、かもしれないと思っています。 ガバガバ金銭管理 最近気付いたのですが、東京へ越してきてからお金があまり減らなくなりました。ちょっと意外です。 元々私はお金の管理を圧倒的なまでに不得手としています。 そんな人間でもお金が無くなってにっちもさっちもいかない状況になることだけはさすがに避けたいと思うため、貯蓄口座へ毎月一定額を流して残りを常用口座として使っています。 貯蓄口座の残高はさっぱり把握していません。毎月お金を入れているので多少は入っているはずですが、残高を把握してしまうと「…

  • 仕事を追いたいが、まだ追われている

    出張の疲労が後を引いているためか、まだ本調子ではありません。そのため今日もカッチリした記事ではなく緩い感じでいきましょう。 ひと段落つけるために仕事をせねば メンタルのリフレッシュ、或いはリセット、もっと正確に言えば現実逃避として、帰国後の土日は延々と本や漫画を読んでいました。近頃は夜や休日も残務処理や英語の勉強に費やしていたので、たまにはこうした趣味に没頭する休日が必要です。 なにせ海外出張から帰ってくると怒涛の会議ラッシュが始まります。居なかったのだから仕方がないとはいえ、渡航期間中に開催されるはずだった会議が全て帰国後翌週に設定されるためです。 これを乗り切り、出張の報告や出張中の残務も…

  • 読みたいけど買いたくない

    帰国したばかりで疲れているので、省エネ雑談モードです。 読みたいけど買いたくない、複雑な気持ち 私は本や漫画が好きで、かつ書籍購入は完全に電子へ移行したため、AmazonのKindleストアを毎日覗きに行って面白そうなものがあればとりあえず購入しています。 まあ、趣味です。趣味の範囲で収まっているかどうか怪しいレベルでお金を使ってはいますが。 本や漫画はジャンルや著者を問わず思い付くままに表紙買いをするタチなのです。 ただ、『読みたいと思った本』と『著者にお金を払いたいと思った本』は微妙にズレが出るので困る時があります。 例えば陰謀論関係。 物事を理解するためには複数の側面から見るべきであり、…

  • 5日目、夜に帰国する日

    いよいよ韓国出張も最終日。 幸い体調は崩さずに済んだので、後は気合いで乗り切ります。 午前中 今日も軽めの朝食を取ってお仕事へ。午後の便で日本へ帰る必要があるため、お仕事は午前中のみです。 近頃は様々な仕事の電子化が進んだためどこでも仕事ができることから、海外出張中は夜帰ってきてからホテルで仕事をしないといけません。そのせいでさすがにそろそろ疲れ気味ではあります。 ・・・私はまだ管理監督者ではないので深夜労働はグレーゾーンなのですが、まあ、なんというか、難しい話です、はい。うちの部署は管理職以下の残業が付く若手・中堅が私一人しかいない程度には平均年齢が高いため、その辺りの仕事時間への考え方が経…

  • 4日目、少し疲れたけどまだ元気

    9月上旬のタイ出張では3日目の夜に倒れて4日目は寝込んでいましたが、今回の韓国出張では4日目もまだ元気です。 健康、それはなんとも素晴らしい。 朝食 今日はさらに偉い人、会社でもトップテンに入る偉い人が合流しましたが、工作室や事務所の隅っこでチマチマと仕事をする技術畑で培養されてきた私は人脈構築や接待のような営業畑の技能を有していないため、偉い人の接遇はよく分かりません。その辺は上司に任せて大人しく後ろを付いていくことにします。下手に自我を出さないのがきっと正解でしょう、気分は荷物持ちです。 ちなみに朝食は昨日と同じくスタバでしたので、軽めにしました。 昼食 「偉い人の食事の際に席を埋める下っ…

  • 3日目、お仕事的には本番開始

    初日は移動日、2日目は下準備、そして3日目からが本番です。 気合を入れていきましょう。 朝食 そもそもあまり食欲が無いことに加えて、お腹がいっぱいだと眠くなる子どものようなタチの人間なので、私は仕事前にあまり腹を満たしたくない気持ちがあるのですが、そうはいっても気力の充実とエネルギーの補填を考えたら朝食は食べた方がいいでしょう。 というよりも数人で現地へ向かう途中に飯屋に入って1人だけ飯を食わないなんて暴挙は有り得ないわけで、諦めて大人しく軽食を食べます。 そう思っていましたが、朝早くであまり飲食店が開いておらずスタバに行くことになったので果物とコーヒーだけにしました。軽めでありがたいです。 …

  • 2日目は順調でした

    いつも通りの時間に目を覚ます。 何処でも寝られること、そして枕が変わってもリズムが変わらないことはちょっとした強みだろう。本当にちょっとしたことなので、人様に誇れるような話ではないが。 午前中 最近は朝食を取る元気もないが、出先で元気が出ないと困るので無理にでも食べた方がいいだろう。今回は朝食無しで宿をとっているため、昨晩の内にパンを買っておいた。クロワッサンにハムやサラダを挟んだサンドイッチだ。非常に美味しかったが、やたらと野菜の汁がパンに染み込んでいて食べにくかった。 そして写真はまた撮り忘れた。これほど写真を撮り忘れるのは何故だろうと少し自分に疑問を呈したいところだ。 昼食 お仕事の合間…

  • 韓国、再び

    三連休、最終日の月曜。 しかし今回の月曜は出張のための移動日であり、三連休を満喫できたかと言えば微妙なところです。 海外出張が始まったので、このブログはいつものように日記モードへ移行します。 今回も一週間弱となりますが、お付き合いいただけますと幸甚です。 たしかに労働ではないが 移動は労働時間に該当せずそれに対する手当は必須ではない以上、移動日は法律的にはお休み扱いではありますが、会社の指示で移動しているのだから純粋な休みとも言えず、なんともはや。 法的に問題ないことは分かるものの、移動日に対して手当が付かない会社に勤めている社会人であれば誰もがモヤモヤしていることでしょう。私はモヤモヤします…

  • 呑み文化の違いに戸惑う

    先日は工場の技術者組の呑み会に誘われたので久しぶりに懐かしいメンツに会い、楽しい時間を過ごすことができました。 今回はただ感想を述べるだけの雑談記事です。 話題があまりにも違う 先日はちょっと呑み会が楽しめなかった記事を書きましたが、今回の呑み会はとても愉快でした。 なぜ今回の技術者組呑み会は楽しめて、以前の本社組呑み会はあまり楽しめなかったか。 それは参加者の年齢層が違うこともあるでしょうが、とはいえそこまで極端な差があるわけでもなし、何が違うかと言えばやはり話題です。ノリがあまりにも違い過ぎます。 前提として、弊社は製造業のメーカーですが、理系な部分と体育会系な部分がはっきり分かれています…

  • 根性は全てを解決しないが、根性が無ければ困る

    偉い人「どうだ、最近元気か?」 私「いえ、メンタルがだいぶやられてます」 偉い人「ちゃんと自己診断できているのは偉いな」 私「最近は朝飯にパンを食ってましたが、今は呑み込めないのでゼリー飲んでます」 偉い人「だいぶキテるな」 私「昨日も部長から「お前最近大丈夫か?」と心配されました」 偉い人「見て分かるくらいにやられてるのか」 私「ひと段落ついたらリフレッシュします、さすがに来週の海外出張はサボれませんので」 偉い人「そうだな、まあ後で休め」 来週を無事に乗り越えられるかが勝負所です。 常に万全とはいかない 古来より「人間万事塞翁が馬」「禍福は糾える縄の如し」「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」などな…

  • 職業差別と上下を分ける線引きの仕方に関する私見

    インターネットの一部界隈で職業差別について騒ぎになっていたので、そういった認知や差別に関する私的な見解を整理してみます。 今回の騒ぎの根源はよく見かけるような「ブルーカラーの職業に対する見下し発言」と「男性への統計的差別発言」でしたが、今回は話を単純にするため性差別に関しては取り扱いません。 職業差別の根底 職業差別は古来から現代まで連綿と続いている根深い差別の一つです。昨今では職業差別は悪いことだとした認識が広まりつつありますが、今でも世界中で次のような定型句がある程度にはブルーカラーの仕事を下に見る人がいます。 「ちゃんと勉強しないとマクドナルドで働くことになるぞ」 「勉強しないと、あなた…

  • 若手に機会を譲りたいのですが

    それなりに偉い人「例年通り、今年の冬も海外のお偉いさんが来日してくるので、アテンド要員の一人として参加をしてください」 私「またですか、そして何度目ですか、英語苦手だからあまり乗り気ではないのですが。去年もやりましたし、若手に語学を学ぶ機会や偉い人と接する機会を与えるためにもローテーションしませんか?」 「言いたいことは分かりますが、〇〇さんのご指名です」 「そんな雲上人が下っ端の配置にまで口を・・・いや、批判じゃないです、はい。分かりました。指示に従います」 「君は工場見学の担当です」 「え、いや、私はもう工場勤務じゃないのですが。ご存じの通り今は本社勤務ですので工場見学は工場から人を出した…

  • 多数派に対する差別は成立し得る

    時々ですが、差別に関する議論で次のような言説を見かけることがあります。 「差別とはマジョリティ(多数派)からマイノリティ(少数派)へ行うものであり、マジョリティに対して行われる言動は差別にはならない」 「差別を受けるのは常にマイノリティであり、差別だと批判する権利はマイノリティのみが持っている」 『朝田理論』の発展形かなと思いつつも、今一つ理屈が納得できないので反対意見を並べてみます。 差別と属性集団の大小は関係ない まず、国連による差別の定義は以下の通りです。 Discrimination is any unfair treatment or arbitrary distinction ba…

  • 立場が変わると仕事が変わる、それは当たり前のこと

    あまりグチグチした話をブログでしたいわけではないのですが、最近お疲れモードでちょっとネガティブ気味な考えが多めになっているため、そんな状況を日記的に記録していきましょう。 チームプレイとチームワーク 先日もブログで書いたように、昨年までは体操の団体戦的な仕事の回し方をしていましたが、現在はサッカーのチームプレイ的な仕事の回し方を求められています。個々人が己のパフォーマンスを出し合った結果の合算として全体があるのではなく、全体の一部として個人が組み込まれているような働き方です。 オタクらしく攻殻機動隊の名台詞を引用すると、昨年までは次のようなスタンスが基本でした。 「我々の間にはチームプレーなど…

  • 情報の信頼性に関する私的な考え方

    昨今はフェイクニュースに関する言及を各所で見かけるようになりました。 そういった嘘情報や情報の信頼性について、特に深い思索ではなくただ思っているところを述べていきます。今回は定量的な分析や主張ではなく、ただの思い付きの意見です。 情報の信頼性に関する考え方 まずフェイクニュースが増えたかどうかについて。 量的には間違いなく増えているでしょう。インターネットの発展前と比べれば情報の発信者が遥かに増えていることから、誤った情報の量そのものは確実に増えているはずです。 ただ、比率が増えたかについては不明です。いくら情報発信者が増えたとしても結局のところ一次ソースとしての情報発信源が急増したわけではな…

  • 過去の記事を読まれるのは少し恥ずかしい気持ち

    はてなブログの利点の一つに「ブログ開始直後でもある程度のアクセスを見込める」ことがあると、昔どこかで見たことがある気がします。実際、はてなブログは新規ブログの紹介やグループなどの機能がありますので、新規ブログにとってはアクセスを見込みやすいのでしょう。 とはいえなんだかんだブログを継続していると、いつの間にかメインのアクセス元は検索エンジンになっていくものだと思います。たぶん、知らないですけど、恐らくそんなものです。比較評価していないのでフワフワな見解ですが、うちの駄ブログも2年目くらいから9割くらいが検索エンジン経由のアクセスです。 見られたくない気持ち 毎日記事を投稿していると決して質が高…

  • 愚痴を上手いこと丸く言語化していく試み

    たまには少し愚痴っぽい話をしてみましょう。 最近、少し仕事がしんどいです。 まあ、色々変わりましたので 何をもってしんどいと思っているかを丸くまとめてみます。 まず第一に、まだ部署異動をして半年くらいですので未経験の仕事が多々あり、個別のタスクを重く感じることが原因です。 やったことがない仕事はさすがにサイズ感の予測ができず、今抱えている仕事が重いのか軽いのかも見積もりが立てられません。そのため、実際には軽いかもしれないのにそれぞれのタスクが心労となって重く圧し掛かります。「たくさん時間を掛けないと終わらない仕事」は物理的に大変ですが、「どれだけ時間が掛かるか分からない仕事」に比べれば気持ちの…

  • ちょっとした変化を習慣に

    それが良かろうと悪かろうと、変化だけが変化をもたらす。 問題解決思考を脇に置いておく 何かしらの問題を引き起こしている原因があるのであればそれを排除する。 これは問題解決思考の基本的な骨組みであり、概ね妥当な考え方でもあります。どれだけ目先の問題を解決したとしても根本原因を排除しなければいつまでも問題が生じ続けるわけで、モグラ叩きを避けるためにも原因は根っこから断つことが必要です。 とはいえ、それが常に最適解とは限りません。 根本原因の分析には少なからず時間が掛かるものであり、その解消が必ずしも可能とは限らず、その行動によって生じる新たなリスクや問題も天秤に掛ける必要があるためです。受忍できる…

  • エネルギーは安さも重要である

    単純な収支の問題。 コモディティ化(一般化)の基本 昨今のエネルギー関連のニュースを見れば、太陽光や風力といった再生可能エネルギー、水素やアンモニアのような二次エネルギー、二酸化炭素と水素から生成した合成燃料、そういった様々な高付加価値のエネルギー商品が喧伝されています。 まず前提として、そういったものが研究開発されることはとても良いことです。 生物は熱力学的法則に従ってエネルギーを外部から取り入れて消費することで生存を保っており、それは集団や社会のような自然人以外の形態でも同様です。何もしなければエントロピーは増大していくばかりであり、系のエントロピーを低く維持するためには外部から低エントロ…

  • 過去と現代では開発現場の外部環境が様変わりしていることを忘れてはならない

    製造業の月刊情報誌として著名な『日経ものづくり』は読む機会があるので毎月読んでいます。 先日も少し遅れてですが2024年7月号を読んでいたところ、そこで長期連載されているコラムではトヨタの認証不正問題をテーマに次のようなことが述べられていました。 ■トヨタでは国が定める基準よりもはるかに厳しい基準を設けている。その基準に根拠があるわけではないが、その車が廃車になるまでどんなことがあっても問題を起こさないという強い思いがある。 ■基準が高いと開発難易度やコストが上がりかねないが、そのために技術者が知恵を絞る。 ■初めてアルミホイールを採用した時は、何度も試験を繰り返して試行錯誤することで高い要求…

  • 督促や催促をする場合は「建設的な提案」を沿える

    督促・催促・リマインド。 そういった仕事における一般的なコミュニケーションにおいて、時折やたらと攻撃的な人を見かけます。 個人的に今一つその利得が理解できていないので、私の考え方を述べていきます。 基本的に無意味かマイナス まず、そもそも私は督促や催促をほとんどしません。 納期が近付いても連絡がなければ念のためのリマインドは行いますが、その際も責める意図はなくやんわりと納期の確認を取るだけです。 その理由は単純に私が督促・催促されることをあまり好まないためです。自分がされて嫌なことは人にしようと思いません。 納期に間に合わない事態、それは大別すれば「納期を忘れている」か「間に合わない事情がある…

  • 記事の書き方について、新しい方向性を模索してみるべきか?

    なかなか平常運転に戻れない日記。 日記とは一体なんだろう このブログは概ね次のような傾向を持っていると自己分析しています。 ◆平常運転 何らかの社会的な話題やニュースになったような事柄から一つの議題を設定して思索したことをまとめて記事にする、場合によっては定量データを分析して記事にする ◆仕事が忙しい時 ビジネス的な思考になっているためビジネスっぽいことをまとめて記事にする ◆海外出張中 日記と名乗るには憚られる気もするただの食事の記録を記事にする ◆ふと気が向いた時 人様のブログ記事から着想を得た場合はそれを記事にする 他にもふとした思いつきで変なことを書いてみたり急に親族の話をしてみたりと…

  • チャレンジは楽しんだ方がお得だと思う

    帰国後の土日はゆっくり寝て過ごそうと思っていたのに仕事をしていたら終わったのですが。不思議。 まあ、楽しかったからOKです。 デザイナー? 今の私は企画屋ですが、去年までは10年以上機械設計に携わってきた設計者でした。 そして設計者は英語で言えばデザイナーです。 つまり私は元デザイナーです。 と言っても、日本でデザイナーと言えば視覚的な設計を手掛ける人が名乗る肩書になっているため、自分の事をデザイナーと名乗ることはまずありません。せいぜい英語で自己紹介する時にメカニカルデザイナーと名乗ったことがある程度です。日本語では住み分けとして設計屋や機械屋と名乗ったほうがよほど話が通ります。 そんなデザ…

  • 「あれもやらないと、これもやらないと」はメンタルをやられるので避けましょう

    課長「報告として、出張中に一名が体調を崩しました」 部長「ああ、〇〇さんの周りでタチの悪い風邪が流行ってるから気を付けてね。僕も今週そのせいで体調不良だよ。〇〇さん今週はタイに行ってるんでしょ?」 私(自分よりもいくつ役職が上か数えるのも面倒なほどウルトラ偉い立場のその〇〇さん、俺が風邪で倒れる2日前に夕食の席にご一緒して、あまつさえ〇〇さんの正面の席に座ってたのが俺なんですけど) 感染源が分かってしまったような気がする今日この頃。 何はともあれ幸いにして帰国後も熱が上がることはなく、ある程度健康になりました。まだ鼻と喉はオシャカのままとはいえ、まあ炎症もそのうち治まるでしょう。 今月はもう一…

  • なんとか帰国できた日記

    金曜日、朝。 体調は回復しつつあるものの仕事できるほどではないと判断されて、帰国するための夜便の飛行機に合わせてホテルをレイトチェックアウトとして待機することに。 その間に現地の薬局を探して体温計を探す旅に出ました。まあタイならば日本語の分かるスタッフが常駐した薬局があるのでそこまで難易度の高いミッションではありませんが。 そんなわけで買ってきました体温計。面白いことに、測定する度に体温が結構変わること変わること。酷い体温だと34℃と出る始末。もはや何が正しい値かまったく分かりませんが、とりあえず複数回計っての平均とばらつきから37℃未満だろうと結論付けました。感覚的にはもう少しありそうな気も…

  • 日記というよりは経過報告

    木曜日、夕方。 寝汗で何度も目が覚めるものの、とりあえず夕方くらいまでは眠ることができた。まだ本調子ではないが、頭痛などは収まりつつある。喉の痛みと咳が残っているが徐々に回復してくれることを期待する。なにせ明日は帰国予定日だ。今日中に復活できなければ必然的に私は一人タイに残って静養しなければならない。 さすがに何度も海外へ出た経験がある以上一人で残っても特段困ることはないが、なんとなく少し寂しいので避けたい。 とにかく目を覚ましたからには食事をしよう。近場のコンビニへ行って、とりあえず喉を通りそうな食べ物、食べ慣れていて拒絶反応が出なさそうなお菓子、絶対に甘いであろう飲み物を買い込む。 病は気…

  • 海外で体調を崩すのは宜しくない

    困ったものです。 朝食 朝は和風なのかどうなのか微妙なラインの朝食を選択。味噌汁が付いていたので和食のように見えたものの、麺は日本風ではありませんでした。 美味しかったのですが、あまり食が進まず。 今にしてみればすでに何かしらの兆候があったのでしょう。 寒暖差 タイは暖かい国ですが、初心者は長袖を着用することを推奨します。 何故ならば屋内が驚くほど寒いためです。 これでもかというほどにエアコンを効かせて温度を下げているため、屋内では長袖や上着が必須になっています。衣服で上手くコントロールしなければ屋内外を移動する時のヒートショックで体調を崩すことでしょう。 昼食 午前中はやたらと疲労感が付き纏…

  • 時間感覚が狂い始める海外出張二日目の日記

    今回の出張目的はタイにある現地法人のお手伝いです。 主幹ではないので気分的には気楽なものではありますが、あまりにも気楽が過ぎると本社の風評にも関わりますので肉体的にはしっかり働く必要があります。わざわざ日本からやってきたスタッフが役に立たないとなれば色々と物議を醸しかねません。 というか上司も一緒に同行していますので、個人的な風評も込みで真面目に仕事をしたほうが良さそうです。 海外出張、それは一人のほうが気楽なのか、上司と一緒のほうが気楽なのか、慣れないうちは前者なんて論外でしょうが、慣れてきたら後者のほうが気苦労が多いかもしれません。 それはさておき、日記です。 朝食 本日の朝食はシンプルで…

  • 出張の移動日は、気楽だ

    いつも通りの出張中、いつも通りのただの日記。 時系列順に書いていけば日記になるだろうか 今日のフライトは午前中なので早朝から移動を開始した。台風10号の影響で飛行機が飛ばないことを恐れていたが、台風は無事消え去ってくれたらしい。まあ台風を理由に出張が消えてもいいとは内心少し思っていたが、問題ないのであればそれはそれで問題ない。 早朝のため都心部へ向かう電車は比較的空いていたものの、羽田へ向かう京急はやたらと混んでいた。タイミングが通勤時間と被ったこともあるだろうが、やはり朝から空港へ向かう人も多いのだろう。それが旅行であっても仕事であっても、とにかく目的地は同じだ。 京急線では満員にも関わらず…

  • 意外と他国の言葉に触れる機会がある、それが好みかは別として

    今日からまた海外出張なので、てんやわんやです。 なんともグローバルな感じがするかもしれませんが、私個人の意向としてはグローバルに活躍したいなんて気持ちはさほどありません。むしろお米を主食として日本で日本語を使ってまったり生きていたいと思っているのですが、そうは問屋が卸さないのが現実です。お仕事柄、望んだわけではないのに様々な国の言葉で書かれた資料を読んだり問い合わせに対応したりしてきました。 今の部署ではそれに加えて外国語での資料を作る仕事があります。主業務ではありませんが年に一度くらいはタスクが発生しそうな気配です。 なんとも、困ったものです。 文字体系に詳しいわけではない そもそも漢字(表…

  • 教養を身につけた人は自然体でマインドフルネスの状態にあるのではないか

    マインドフルネスはだいぶ人口に膾炙した言葉ですが、その必然として定義が曖昧になってしまっている言葉でもあります。マインドフルネスの唱道者それぞれにやり方や論理が乱立しており、何をどうしてどんな効果があるものがマインドフルネスなのかは混沌としていると言っていいでしょう。 マインドフルネスの論理 個人的には以下の説明がマインドフルネスの論理をもっとも妥当に説明できていると考えます。 The basic logic is quite simple: the quality of your mind determines the quality of your life. Happiness and …

  • 教養とは「楽しく生きる」ためにある

    月に一度くらいの頻度で「教養なんて何の意味があるんだ?」と言った言説をインターネットで見かけます。見かける度に教養を話題とした記事を書いているため食傷かもしれませんが、また教養について考えを整理してみましょう。 教養とは「知識の種類や量」ではない 言葉の話をするときはまず辞書を引くのが一番です。 辞書によれば教養とは次のような意味を持っています。 学問、幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力。また、その手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動。 学問・知識を(一定の文化理想のもとに)しっかり身につけることによって養われる、心の豊かさ。 「―のある…

  • 集団における意思統一の是非

    だから心の中では住み分けましょう。 意思統一の限界 集団において参加者全員の意志を統一できるか否かは規模に依存します。 サークルや部活動くらいの小集団であればまだ検討の余地もありますが、それですら時に軋轢を生じることもあるでしょう。それが企業や国家の規模ともなれば完全な意思統一は現実的に不可能です。 たしかに構成員の誰もが組織の意志に従うことを是とした状態となれば組織の目的達成に用いることのできるリソースは膨大となるのですから、集団の運営者としては構成員の意思統一を図りたいと思うのも自然なことです。 しかし数多の組織がそれに失敗して崩壊してきました。 その原因は比較的明白です。 第一に、参加者…

  • 「厳しさ」と「優しさ」、あるいは「甘さ」

    最近、自分の弱点にまた一つ気付きました。 それは「仕事で女性に攻撃的な態度を取られると脳がバグる」ことです。 というのも、脳内で以下の命題が衝突するためです。 女性には優しくしろと躾けられてきた結果、女性へ攻撃的な態度を取ることを禁忌としている 仕事で舐められると後々ロクな結果にならないため、仕事で喧嘩を売られたら言い値で買う これらの処理が衝突してクラッシュします。「お、舐めとるんか、やったろかい、あ、ちょっと待て相手は女性だやっちゃいかん、ん、いやしかし舐められるのは困る、え、あれ、どっちだ、どうすべきだ、うーん」ってな具合です。 昨年までは現場のおじさん集団に囲まれて仕事をしてきた経験上…

  • 快不快はクオリア(質感)として存在する

    ゆきにー (id:yuki_2021)さんが哲学的な着眼をされていたので、引用させていただき個人的に思うところを述べてみます。 うまく言語化できるか分からないけど、幸せって多分、こんな感じで自分の存在を周りの世界と相対化することで見つかることなんじゃないかと思う。僕らはいろんな知識や情報に毒されてしまっていて、幸せに条件を色々とつけたりするけど、本当はそういう幸せって自分の中にあるんだろうなーと思う。 快不快のセンサー 幸福や不幸、もう少し広範な表現を用いるのであれば快不快、これらは実感的な認識からすれば特定の物質・状況・状態に依存すると思い込んでしまいがちです。あれがあるから幸福、こんな状況…

  • ブログを身内に公表するのはどうなのか

    今のところ私がブログを書いていることは一人にしか教えていないのですが、最近、ふと、お袋にでも教えようかなと思い立ちました。 というのも、あまりにも帰省しない、あまりにも連絡を送ってこないし返信も遅い、そんな長男とのコミュニケーションが足りていない的な気配をお袋から感じているためです。 うちの雑記ブログは日々思ったことを雑語りしていますので、このブログを読んでもらえば夕食時の雑談程度の代替になるのではないかな、なんて思ってみたり。 まあ、もっと帰省すればいいだけの話ではございますが。その、とかく忙しいもので。(典型的な言い訳) たぶん大丈夫、たぶん 赤裸々に日々の思索を垂れ流しているとは言え、「…

  • 歯車の代替性と重要性

    今の所属部署は主業務ではないもののグローバルなお仕事も引き受けているため海外出張が多く、9月にも二度ほど海外へ行ってきます。 そのため、今はなんだかんだてんやわんやです。出張でやる仕事の準備、出張のための各種手続きや手配、居ない間にやらねばならない仕事の前倒し処理、その他海外へ行くために必要な細々とした準備、などなど諸々のやるべきことが目白押しです。 10月に予定されているドイツ出張は私以外がアサインされたので少し仕事のペースに余裕はできましたが、個人的にはむしろヨーロッパなら私が行きたかった気持ちも無きにしも非ずだったり・・・実はまだヨーロッパには行ったことが無いので興味津々です。 景気が良…

  • 毎日更新している雑記ブログは日常が反映されている

    一日のうちに3回も4回も会議があったら仕事なんて進まないよ!(忌憚のない意見) 失礼、本音が漏れました。 本音が駄々洩れる程度には疲れているので、どうでもいい雑談をしましょう。 定年後は陰謀論に注意? 先日のお盆休みに里帰りした際、定年して悠々自適に日々を過ごしている父とテレビを見ながら雑談していると、時節柄の日本航空123便墜落事故に関するニュースが流れてきました。 「この事故は謎が多いらしいな、自衛隊や米軍の関与があったという噂もあるそうだ」 「んー、まあ、もう40年近く昔の話だから物証は洗えないし実際のところは分からないけど、そういう可能性はあるかもね」 うーん、まだ残っていたのか、自衛…

  • 陰謀論者の特徴

    最近、陰謀論に関する記事を書き過ぎているような気がする。 学者先生は容赦がない 昨今世論を騒がせている・・・かは微妙なところですが、時々話題を目にする陰謀論。 そんな陰謀論にハマってしまうのはどんな人なのかと疑問を持ったところ、ちゃんとした学術的アプローチがいくつか見つかったので読んでみました。 以下のリンクはそのうちの一つです。 これによると、陰謀論を信奉する人は次の傾向を持つとのことです。 一般的信頼は負の相関 パラノイド傾向・権威主義的パーソナリティ・敵意とは正の相関 疎外感・アノミーは他の研究では相関有り(本研究では未検討) (補足) パラノイド傾向・・・被害者意識の強さ 権威主義的パ…

  • 慣れるまでは疲労に耐えるしかない

    4月に部署異動をして以降、どんどん疲労が溜まっていく。 意思決定による摩耗 仕事において最も気力を消費する行為は意思決定だと考えています。 何かしらを決断する行為は肉体的な労力を払っていないとしても精神的に疲れるものです。 気力を最も消費するのは意思決定、つまり物事を決断することです。時間的制約の中で手に入る限りの不完全な情報から組織や自らの未来に関わる判断を「決断」することは大変に気力を消費します。 意思決定による精神疲労の原因は、主にその意思決定に対する責任を負うこと、そして意思決定に必要な情報処理が複雑なことが挙げられます。 こんなのは温いレベルの話であって、もっと質が悪い話であれば「お…

  • 予防原則から見る、人の認知バイアス

    昨今、ニュースでPFASの話題をよく目にするようになりました。 PFASの一種であるPFOSやPFOAなどは製造業に勤める私も10年以上前からよく見聞きしていた物質です。というよりも法規制への対応で苦労させられた物質ですので、若干の恨みがある程度には熟知しています。 工業製品の材料を変えるのは、意外と大変なのです。 PFAS狂騒曲 ニュースで流れてくるPFASの話題を見ていると、どうにも反応が過剰ではないかと心配になります。 たしかにPFASの一種であるPFOS・PFOA・PFHxSなどは人体への悪影響が懸念されています。確定的な知見は未だ無く実際の健康被害も報告されてはいませんが、様々なリス…

  • レプティリアンとレプリコンはちょっと似ていると思った

    特に興味もないレプリコンワクチンの話題がぞくぞくと流れてくるのは、なんというか、困ります。 要するに、押し付けは駄目ですよ、というだけのこと 陰謀論に対する私個人の考えとしては、 「個人で楽しむ範囲であれば思想信条は自由です」 「人に押し付けるのは双方で止めましょう」 です。 陰謀論を強く咎めるつもりはありませんし、それは陰謀論だと批判する行為も押し付けに相当するので控えるべきだと考えています。 思うこと、考えることは自由です。社会の幻想に囚われないよう思索するのは決して悪いことではありませんし、必ずしも社会の幻想と自己の幻想を一致させる必要はありません。そこには乖離があってよいですし、あって…

  • 差別の解消に万能薬は存在しない

    差別の本質は”違う”ことにある。 貴方と私は”違う”から差別が生まれる。 これは一般論として妥当であり、納得感のある言葉だと思います。 自分や自分の所属する集団と異なることを理由に攻撃や排除の形で現れるものを差別と定義するのであれば、違うことこそが差別の根本原因だと考えるのは自然なことでしょう。 ただ、では私たちはどうすればいいのでしょう。 差別の解消を謳うこと自体は立派ですし必要なことですが、そのための方法論が無ければ真に差別を解消することはできません。 例えば差別の原因たる”違い”への根本対策として、”違い”を無くす、そういったことは現実的かつ効果的でしょうか? 違いを無くすことは不可能 …

  • 問題の切り分けでは着手の順序が重要となる

    昨日は久しぶりに自宅のネットワークでトラブルが起きました。 ネットワークトラブルは面倒なものだとメカ屋の私は思います。なにせメカと違って電子は故障や障害箇所が目に見えにくいためです。もちろんメカの故障箇所だって専門家以外からすれば分かり難いものでしょうが、何はともあれ電子は専門ではないので少し及び腰になります。 まあ仕方が無いのでちゃっちゃと解決しましょう。 着手の順序はとても大切 この手の問題を解決するためには問題の切り分けがとても重要です。問題を切り分ける思考を持たずガムシャラに手を出しても問題解決は遠のくばかりとなります。 問題の切り分けとは問題事象が生じた際に要素を分解していってどこに…

  • 朝から少し慌てているので著しくどうでもいい話をしたい

    常日頃の朝はストックしておいたブログ記事を投稿することを習慣にしています。朝にやることは一晩以上寝かした記事の誤字脱字チェック程度です。 しかし今週の後半はストックした記事ではなく毎朝記事を書いてそのままアップロードしていました。どれも作りたてホヤホヤのフリーライティングです。粗熱をちゃんと取らずに上げていたため文章や内容はふにゃふにゃだったかもしれません。 これは先日記事にも書いたように、連休中はアイデアを育てておらず記事ストックがないことも理由としてありますが、「連休中は生活習慣をあまり乱し過ぎないように朝起きる習慣を残しておきたい」という気持ちが無きにしも非ずだったりします。 記事を書か…

  • ギャンブルは向いてないからやらない

    そろそろまた堅苦しいテーマでも書こうかと「差別」やら「自由」やら「戦争」やらのことを考えていたのですが、やっぱり連休中にそういうヘヴィなテーマを取り扱うのは控えたい気持ちが沸々と沸き起こってきましたので、もっと軽いテーマについての私見を述べていきます。 今回は「ギャンブル」について語ってみましょう。 人によっては重いテーマかもしれませんが、私にとっては縁遠い軽めのテーマです。 向き不向きで言えば圧倒的に不向き 私は賭博・ギャンブルをやりません。パチンコやスロットは行ったこともなく、競馬や競艇のようなものにも手を出したらことはありません。それどころか宝くじすら買ったことがないです。 これらには意…

  • アイデアは頭の片隅ではなく目につくところへ置かねばならぬ

    連休中に難しい話を書かなくなる理由、あるいは言い訳。 思考体力とアイデアの萌芽 子どもの頃、「理科の勉強で疲れたら休憩として算数の勉強をすればいい」と言っていた父の言葉を「なに変なこと言っているんだ?」と思っていましたが、歳を取るにつれてその意味が分かるようになりました。今では完全に納得できる言葉です。 これは思考体力に関連します。 思考の持久力は肉体の体力と同様に鍛えることが可能な能力です。繰り返し使うことで体力が伸びるように、思考も繰り返し思考し続けることでその持続力を高めることができます。脳が慣れてくれば相当長い時間を思考し続けることも可能です。頭のいい人はこの思考体力が高いことが多いで…

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