ホームページの子どもの言語獲得3ページ目は、音声や言葉の獲得の心理学研究に通底する考え方を引き出してまとめてみようかと思います。具体例はその次のページに二つほど提示して、少し批判的なことも書く予定です。『新・子どもたちの言語獲得』の第二章から第四章までで、著者らには、子どもが言語に関わる何かを獲得するときに身の回りへの可能な身体動作とかが大きく関与している、という考え方が共通してあるようです。そこ...
野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。
デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:24/07/30-2
RCDLC.comの移籍情報をもとに現在での移籍状況をまとめておきます。ちなみに2週間くらい前に書いて、上げるのわすれてました。さらなる移籍情報を加えて、ほぼそのままの内容で上げることにします。スペイン二部リーグは8/18開幕なので、シーズン開始までは一月あります。トレーニングは始まってて、20人にFabrilの選手が加わって行われているみたいです。今のところ新加入はそんなに多くないですね。FabrilとLadiesの移籍情報の方...
新シーズンのテストマッチが二試合行われてます。結果は二試合とも快勝でよいスタートを切りました。24/07/24FT: Ourense 0 – Depor 4 0-1: (19’) Yeremay, 0-2: (25’) Soriano, 0-3: (29’) Barbero, 0-4: (85’) Pablo Muñoz24/07/28FT: Pontevedra 0 – Depor 20-1: (36’) Villares, 0-2: (79’) Hugo Ramaこの二試合Youtubeで配信してて、深夜に気づいた二試合目の後半だけ見たところですが、落ち着いてボールを回して相手を...
第5節のメモに入ります。5節は多数の主観の間の関係性についてのようです。今回も重要と思えるところを抜き出しながらまとめてみようとおもいます。五 相互主観性の問題経験の全体の地平としての世界を考えるのに、多数の主観の相互理解を考える必要が生じます。フッサールはこの「相互主観性」の問題に関して、他我の認識を「自己投入」で解決しようとし、これは当初から評判が悪くかったそうです。フッサールだけではなく近代の...
初次的な意味とそこから派生した意味:木田元『現象学』第6章メモ6
四節のメモ最後です。今回もわからないところは飛ばしてメモをとることにします。前のメモの最後あたりで、我々の知覚は身体的な実存で身体そのものが意識の根源的な在り方である、という考え方が述べられていました。その意味では、われわれの身体は世界についての潜在的な知だ、言うこともできます。我々にとって世界は相互感覚的統一として現れますが、その統一をもたらす身体図式の統一は前論理的で不明瞭で潜在的であるので、...
原核生物システム(オートポイエーシス論)を考える3:ホームページ用メモ47
読み返している細胞生物学の本(大学入門レベル)に以下の記述がありました。「細胞にも「分泌(excretion)」がある。細胞壁や莢膜の材料をはじめ、さまざまな物質を細胞の中から外に搬出しなければならないからである。ゴルジ体のような膜系がないのでエキソサイトーシスで分泌するわけにはいかない。そのかわりにSec経路、Tat経路という、チャネルを使った分泌経路がある。」この記述だと、莢膜や細胞壁を作り変えて細胞を維持...
意識の根源的な在り方としての身体:木田元『現象学』第6章メモ5
第四節に入ります。今回も重要と思えるところを抜き出しながらまとめてみることにします。四 世界内存在としての身体前節を受けて、「「意識的」ということが対象の同一化作用を介しての自己統覚を伴うという意味であるとするならば、知覚的な世界経験はまだ意識的ではありえず、いわば「前人称的」な層でおこなわれる匿名な機能である」とされています。意識と知覚を明確にわけることはできないとどこかにあった気がするんですが...
原核生物システム(オートポイエーシス論)を考える2:ホームページ用メモ46
原核生物システム(オートポイエーシス論)のメモで、今回は構成素と構造についてです。簡単なのは前のメモにも書いた通り構造の方でしょう。細胞分裂により原核生物は増殖していきますが、そのこと自体を特別な構造で考えなくてよいと思います。細胞は生成プロセスの閉域形成の結果として排出される構造体でした。原核生物の細胞分裂も、DNA複製の後で細胞骨格による収縮環により細胞が分割されるみたいで、前の細胞との連続性が...
都知事選、蓮舫さん惨敗でした。でも、左派の人間にとっても、そうなるだろうという納得の結果でもありました。これもうすでに言われていることなんですが、最大の敗因は、すぐに都政を具体的にどうするか発表しなかったことだと思います。都政ですから、国政とは関係なしに具体策を打ち出すべきでしょう。本当はどうだったかわからないですが、自分には蓮舫さんの政策が見えてこなくて、たぶん都民のほとんども自分と同じ状況だっ...
近世以降の日本社会の社会的決定の創出プロセス:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第四章メモ10
第四章最後の節に入ります。日本近世後期の社会的決定システムについてです。今回も自分の言葉でまとめる感じにします。四 日本的社会の成立まず中村牧子による近世以降の日本社会の社会的決定の創出プロセスが紹介されています。それは①根回し-持ち上げ、②自己変更的態度、③上訴の三つのメカニズムの組合せとしてモデル化されています。①はaとbの二人に関わる決定が必要な場合にその共通の上位者が利害を調整して決定にあたる、...
デポルの新シーズンの動きが活発になってます。まずは二部の日程がRCDLC.comに上げてあったのでそれを下に書いておきます。画像を貼ればいいだけの気もするんですが、日付が日本と逆順だったりするので書き直しときます。24-25シーズン、スペイン二部リーグ日程FIRST ROUND24/08/18 : Deportivo - Real Oviedo (matchday 01)24/08/25 : SD Heusca - Deportivo (02)24/09/01 : Deportivo - Racing Ferrol (03)24/09/08 : Granada CF...
原核生物システム(オートポイエーシス論)を考える1:ホームページ用メモ45
ホームページに作成する原核生物システム(オートポイエーシス論)ページのメモを何回か取ることにします。直接ページを作ろうとしてまったく進みませんでした。決められるものから順にメモを残しておくことにします。前回のメモで、原核生物は細胞システムとして考えるよりも、世代全体で生成プロセスが連続していくシステムとして考えた方がよいかも、ということになってました。この考え方に従ってページを作るつもりです。そう...
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ホームページの子どもの言語獲得3ページ目は、音声や言葉の獲得の心理学研究に通底する考え方を引き出してまとめてみようかと思います。具体例はその次のページに二つほど提示して、少し批判的なことも書く予定です。『新・子どもたちの言語獲得』の第二章から第四章までで、著者らには、子どもが言語に関わる何かを獲得するときに身の回りへの可能な身体動作とかが大きく関与している、という考え方が共通してあるようです。そこ...
第六章第三節に入って、たぶん1980年代ごろの分析です。以下、だいたいの要約です。三 新たなシステムへの模索これからの日本社会(1993年初版時において)の可能性として、一つは西欧近代社会への転換があります。しかし西欧近代システムには、一貫性を持った選択の主体としての個人という信憑が必要です。次に、そうした個人の選択の自由と両立するルールが存在すると信じられていることも必要です。これら二つの信憑を与えてき...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は4、5番目についてです。以下、だいたいの要約です。4 超越論的主観における「世界の構成」ヘーゲルによると人間の<意識>は、対象への実践的な態度と、<意識>と<対象>の関係を想像的に対象化する意識の二契機があります。そして後者の契機をさらに対象として新たな高次の視線が生じ、この弁証法的な運動によって世界像が高次化されることになります。哲...
2025/06/01Liga Hypermotion 2024/25 42ndFT: Depor 0 – Elche 4Goal 0-1: (4’) Mourad, 0-2: (25’) John, 0-3: (31’) Valera, 0-4: (88’) Vigas負けること自体は仕方ないんですけど、いくらなんでもひどすぎる負け方でシーズン終了です。なんというか言葉が出てこないですね。もう来シーズンに頭を切り換えましょうか。すでにセンターバックのJaimeとPablo Martinezが今シーズン限りの退団が発表されてます。移籍情報とか、話題が...
第六章第二節メモ2回目です。以下、だいたいの要約です。日本的社会の日常的な社会決定システムは、個々の関係者の利害感情をツリーにそって調整する形で作動します。そのためツリーのどこかに切実な「痛み」(既得権益の侵害など)が発生しないかぎり、重要な決定を行えません。そして近い将来すさまじい「痛み」をもたらす問題などには対処できないことも示しています。日本は心情反射作用による情念の共同体をつくり上げてきた...
第六章第二節に入ります。この本も残り30ページほどなので一気にメモを取り切ってしまいたいです。以下、だいたいの要約です。二 旋回アンケート結果から推測される「伝統回帰」現象には、「無邪気な個人主義」と言えるもう一つの性質が見えてきます。*アンケートの分析結果があるが省略。70年代の不況により欲望自由主義社会の大前提である利害の拡大均衡性が一時的にではあれ破壊され、組織の大規模な再調整が行われます。「そ...
2025/05/25Liga Hypermotion 2024/25 40thFT: Zaragoza 1 – Depor 0Goal 1-0: (56’) Patiño (o.g.)大分選手も入れ替えてるし敗戦は仕方ないですかね。来期に向けてこれまでの控え選手はがんばって欲しいところですが、Patiñoはオウンゴールをしてしまいました。Ladiesの方はもう今季までの選手が5名発表されてます。来季は監督含めどうなるでしょう。次節が最終戦なので最後は勝って終わりたいですね。RCDLC.comでの布陣は下の通り...
第三章に入ります。第三章は『イデーン』を読むにあたっての注意点みたいです。以下、だいたいの要約です。第三章 現象学の方法『イデーン』を読むにあたっての注意点をまとめると8つになります。以下、順に説明します。1 自然的態度、素朴な世界像についてわたしたちが普段持っている「自然的な世界像」には、ある現れの性質があります。空間・時間ともにここ、または今から上下左右、前後への広がりを持ちます。そしてこの拡...
第二章メモ最後です。以下、だいたいの要約です。たとえば赤いリンゴを見ているという、ある個的な経験において、それが赤いリンゴであるという確信が現われてくるためには、あるレベルでの概念(知)がすでに成立している必要があります。「すると人間の個的経験の「明証性」(たしかに事物がいまここにあるという直接経験の確実性)の基礎として、単なる<知覚>直観のほかに、どうしても<本質>直観、つまりものごとに...
第六章メモ2回目です。第一節の残りは7ページほどなのでざっくりまとめます。以下、だいたいの要約です戦後、天皇は国民の象徴となって社会の前面からは消えます。ただしこれは平和国家化と経済成長により欲望の自由が許容される社会だったためで、いったん必要性がなくなったにすぎません。70年代に入ると欲望自由主義は曲がり角を迎えます。統計調査の結果から、成長志向、上昇志向を示す回答が73年の調査を境にして減少しはじめ...
2025/05/17Liga Hypermotion 2024/25 40thFT: Depor 2 – Granada 3Goal 0-1: (9’) Abde Rebbach, 0-2: (28’) Tsitaishvili, 1-2 : (72’) Barbero, 1-3 : (73’) Manu Trigueros, 2-3: (90+1’) Yeremay (penalty)残留を決めた後の試合は難しいですね。今節は前節残留を決めたladiesも負けてました。そしてFabrilも敗戦で昇格プレーオフ敗退です。まあこんなときもあります。RCDLC.comでの布陣は下の通りです。Deportivo: (4-2-3-1) G...
第二章第4節のメモ2回目です。以下、だいたいの要約です(2) 本質直観(本質観取)について判断や認識の「正当性の源泉」として<知覚>直観と並び挙げられているのが「本質直観」です。フッサールは「事実」と「本質」の違いを、個物を感覚するときにそれを経験しているものとしては事実であり、それをある言葉で呼ばれるときに含まれる普遍的規定性を本質(違う言葉で言えば意味)として考えています。事実と本質の区別では...
第六章に入ります。わからないところが多々あるんですが、もう後回しでメモをとっておきます。以下、だいたいの要約です第六章 日本的社会の終焉-戦後社会とその現在- 一 「戦後」:第二の円環戦後の日本社会は、平和国家と経済社会化の、特異な方向に進みます。西欧近代社会は近代軍成立において、社会以前的な個人を社会のために死の危険にさらしうる理想を必要とします。日本の戦後社会はこういった近代軍を否認し、結果市民...
2025/05/10Liga Hypermotion 2024/25 39thFT: Sporting Gijón 2 – Depor 1Goal 1-0: (17’) Nico Serrano, 2-0: (45’) Nacho Méndez, 2-1: (61’) BarberoAssist Diego Gómez後半改善してゴールをあげたけど追いつけずに敗戦です。前節に残留を決めたので、前半は緊張が保ててなかったのかもしれません。来期につながる戦いができるといいけど、監督がどうなるか決まってないしなかなか難しいですね。Ladiesの方はSevillaと引き分け...
第二章第4節のメモ1回目です。以下、だいたいの要約です。4 知覚直観と本質直観(本質観取)(1) 知覚直観疑い得ないと思える直接判断でも、さらに疑ってみることが可能です。その結果最後に残る疑い得ないものをフッサールは「知覚直観」としています。<知覚>は一見、<記憶>、<想起>、<想像>などの要素になるもののように思えます。しかし知覚され意識に現れたものは、それがなんらかの概念に結びつく...
FT: Depor 5 – Albacete 1Goal 1-0: (28’) Yeremay, 2-0: (30’) Jaime (o.g.), 2-1: (33’) Yeremay (penalty), 3-1: (46’) Zakaria Eddahchouri, 4-1: (62’) Zakaria Eddahchouri, 5-1: (75’) BarberoAssist José Ángel, Mario Soriano, Yeremay & Petxarroman久々の快勝で残留を決めました。快勝は嬉しいけどやっぱり昇格がなくなった後の勝利はちょっとかなしいですね。残りの試合は来期を予想しながら楽しんでいきましょう...
今回でやっと第五章の最後です。前の内容がだいぶ抜けてるので、そのおかげでわからないところもあるんですが、いったん振り返らずにメモを取ることにします。以下、だいたいの要約です。「日本近代は個人の移動の自由や組織への参入/離脱の自由を公式には認め、組織と個人の分離を表面的には受け容れた。」しかし欲望の自由という形式のため、自由意思という社会の準拠点を持つことができませんでした。その現れの一つが政党で、...
立憲の食料品の消費税減税案が妙にマスコミから評判が悪いです。自分は消費税増、ベーシックインカム派ですが、ちゃんと理由付けできるならこれも悪い方法ではないと思います。財源をどうするかは示されてないですが、前の消費税増のときに法人税減税の埋め合わせに使われたと言われているし、法人税を元に戻して一時的な財源に充てるとか、やりようはいろいろあるでしょう。今回の件で、あそこまでマスコミから批判されている理由...
第二章第3節のメモです。以下、だいたいの要約です。3 「諸原理の原理」…確実なものの底アリストテレスのいう原理の中の原理は「矛盾律」と「排中律」のことです。それに対しフッサールの「諸原理の原理」は、認識、判断のいちばん底で源泉となるもののことです。それは「原的に与える働きをする直観」であり、「知覚直観」および「本質直観」の二つです。世の中には千差万別の「認識」や「思想」があって、それはある「判断」を正...
規律化の場の続きで、軍隊と監獄の場合についてです。以下、だいたいの要約です。教育に続く規律化の装置は軍隊です。学校が個人の自由や幸福と連続した形で規律化を行えるのに対して、軍隊では個人の死の危険性により、個人の利益とは別の理由づけが必要になります。明治初期では社会を守ることは個人を守ることであるという論理で、そこには個人と社会との素朴な連続性への信頼があります。日露戦争までは個人と社会の目的の一致...
今回メモを取るところはメルロ=ポンティがフッサールの思想をどのように批判し、どのように継承したか、という内容のはずなんですが、今までに書かれていたこととそんなに変わらないように思えます。一般的に思われていることと違って、後期フッサールにおける現象学的還元は超越論的観念論ではなくて、人間の世界への内属を前提にその仕方を先入見をいったん置いて観察しようとするものだ、という感じのことがすでに書かれていま...
第6章に入って、ここから残りの章はほぼメルロ=ポンティについてです。第6章はじめは、サルトルとの関係やメルロの現象学の受容の経緯などで、簡単にまとめて終わりにします。Ⅵ メルロ=ポンティと現象学の現状サルトルとメルロ=ポンティは友人関係にあったのですが、政治的な見解の対立から次第に疎遠になり、メルロが55年の『弁証法の冒険』のなかでサルトルの政治的な見解に痛烈な批判を加えたことで、仲違いが決定的になったそ...
サルトルの章のメモ最後です。今回もよくわからないところが多かったのですが、結論としてはわりと単純だったりするので、今回は結論部分だけメモって終わりにします。サルトルは『情緒論素描』において、純粋現象学と経験的心理学のほかに、「現象学的心理学」をおそるおそるながらにも提唱しているそうです。心理学で対象となっているような状況そのものを考えるために現象学が必要ですが、その進展はまだ不十分なので、さしあた...
2024/05/30Depor 2 – Castellón 1 0-1: (39’) Douglas Aurélio, 1-1: (68’) Lucas Pérez, 2-1: (75’) Pablo Martínez2024/05/03Castellón 2 – Depor 4 (agg. 3-6) 1-0: (4’) Douglas Aurélio, 1-1: (28’) Lucas, 1-2: (44’) Mella, 1-3: (48’) Lucas, 2-3: (52’) Suero, 2-4: (73’) Davoスペイン三部のグループ1とグループ2の優勝チームによる、三部優勝チーム決定戦が行われてました。ホームとアウェー共に勝利で見事三...
2024/05/192023-2024 Group 1 of the First Federation 37thReal Sociedad B 1 – Depor 1 1-0: (54’) Mikel Goti, 1-1: (74’) Barbero2024/05/252023-2024 Group 1 of the First Federation 38thDepor 3 – Real Unión 1 1-0: (21’) Alcaina, 2-0: (64’) Salva Sevilla, 3-0: (82’) Mella, 3-1: (90+3’) EscobarDeportivo: (4-2-3-1) Eric Puerto – Ximo Navarro, Pablo Vázquez, Dani Barcia, Iano Simão – José Ángel, ...
メモを取ってるのを忘れてて、数ヵ月ぶりにこの本を開きました。読み切ってしまいたいので、これからは週1ペースでメモをとっていきたいです。今回は要約ではなく、簡単なまとめという感じでメモをとることにします。まず朱子学についての説明があって、長いですが抜き出しておきます。「朱子学は、社会制度・社会秩序の根拠を客観的な原理性「理」にもとめる。「性即理」、すなわち人間の内奥に存在する本質「性」にはある原理が...
サルトルの章、2回目のメモです。あんまり興味をひかないのと、引用されている部分がよくわからなかったのもあって、10ページ近くをざっとまとめて終わりにしようと思います。サルトルが現象学へ向かった動機が説明されています。フッサール初期には「自我を意識の綜合的超越的所産と見る」考え方が含まれていたようで、現象学を「独我論」から救うとともに現象学的還元の無動機性に一つの解決を与えようとしたとのことです。サル...
脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達 (身体とシステム) [ 多賀厳太郎 ]価格:2420円(2024/5/18 21:12時点)感想(0件) 多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』 評価: この著作は人間の行動に関する心理学的知見を非線形科学で説明をつけようとする野心作です。ただまあ、納得のいかないところも多々あって、思考途中の段階で思想をまとめるところまではいってないというこ...
今回でメモ最後で、残り10ページ弱をざっとまとめます。次は書評と要約を書くことにします。環境との相互作用は身体発達においてどれくらい重要か、という問題提起がされています。ネコの縦縞だけを見せて育てる実験やヒトの先天性白内障についての知見が述べられていますが省略します。これらを受けて、身体と環境は生得的に強結合状態で、それがより柔軟になって新たな結合状態となる、という感じで考えられています。また、何ら...
最終第5章「脳と身体のデザイン原理」のメモに入ります。20ページ弱ほどで、2回でまとめてみることにします。工学的な計算論の話からはじまっています。工学的な計算論は、あくまで与えられた目的を実現するもので、モデルになっているシステムそのものを再現するものではないです。工学的な計算論でのモデル化について説明がありますが省略します。著者の考えているシステムは自己組織的にモデルが生成されるタイプです。制御する...
2024/05/112023-2024 Group 1 of the First Federation 36thRC Deportivo 1 - 0 Barca Athletic1-0: (56’) Lucas辛勝ですがLucasの見事なフリーキックで首位対決を制して、見事2部復帰です。3部暮らしは3年だったか、4年だったか。長かったですよ。観客数は31,833人らしいです。確かリアソルの収容人数は3万3000人くらいだったからほぼ満席です。それぐらい待ち望んでたってことですね。来年からは1部昇格の険しい道が待ってますが...
第4章のメモは残りの第3節をざっくりまとめて終わりにします。3 運動感覚統合のU字型現象感覚の初期発達に関する理論は、ピアジェとギブソンが両極の立場として挙げられています。ピアジェの方が「新生児の運動系と視覚系とは独立していて、発達過程で次第にそれらのあいだの相互作用が構築されることで、協応が次第に成立する」という考え方です。ギブソンの方は「運動系と視覚系とは新生児から統合されており、むしろ生後の発達...
第5章に入ります。フッサール、ハイデガーときてサルトルの章です。まずフランスでの現象学の受容のされ方やサルトルと現象学の関係がまとめられているので、今回はそのあたりをざっとまとめて終わりにしようと思います。Ⅴ サルトルと現象学現象学は本来、軽快さと開放性を持ったもので、フランスに移入されることでそれらが恢復されたと言えるのではないかと木田は述べています。そしてフランス的段階を代表するのがサルトルとメ...
2024/05/042023-2024 Group 1 of the First Federation 35thSestao River 0 - 1 RC Deportivo苦しんだけどアウェーで完封勝利です。もう今は勝てばよいです。あともうちょっと。残念ながら2位のBarcaBも勝利で勝ち点差は4。なんと来週はそのBarcaBとのホーム戦です。勝てば昇格。引き分けでもよいですが引き分け狙いで引き分けるのは難しいので、狙うのはやはり勝利ですね。話は変わってスタジアムにIruretaが来てたみたいで、写真...
細胞システムのオートポイエーシス論的説明の続きです。前回も書いたんですが細胞システムを考えるのは真核生物で可能なのであって、原核生物では増殖を含めて生命の連鎖をオートポイエーシス論で考えた方がよいような気がしてきました。オートポイエーシスシステムではプロセスの閉域がシステムの本体なので、プロセスの閉域が引き継がれることが重要に思えます。その個体は確かに死においてプロセスの閉域は消失しますが、細胞分...
ネットで細菌の代謝関係について検索してたら、日本ウイルス学会にけっこう詳しい講義資料が上げてありました。しばらくそれをもとに細胞システム(オートポイエーシス論)について考えてみたいです。ちなみにこの講義録は平成14年(2002年)に書かれたものみたいで、そうすると20年以上前ですね。最近はこの当時以上のことはわかってるんでしょうか。諸説は出ているけど確証のある考え方はまだないとか、そんな感じはしますがひと...
2024/04/282023-2024 Group 1 of the First Federation 34thRC Deportivo 2 - 2 Arenteiroまあまあまあまあ。こんなときもあります。2-0から追いつかれるのはかなりきついですが、こういうときこそ落ち着いて。残り4試合で勝ち点差4になってて、それでも有利なのは変わらないです。RCDLC.comでの布陣は下の通りです。Deportivo: (4-2-3-1) Germán – Paris Adot, Pablo Vázquez, Pablo Martínez, Balenziaga – Villares, José Ángel...
第4章メモ最後です。残り5ページほどをまとめると下の感じです。『イデーン』第一巻の時期には、「哲学的主観はいっさいの世界内部的な拘束をまぬがれた絶対者であり、哲学的反省は一種の絶対知であって、だからこそ絶対的に根拠づけられた厳密学としての哲学も可能だった」のですが、超越論的還元には、十分に反省されていない素朴な信念が動機として働いていたと考えられます。ハイデガーが「ブリタニカ論文」での応酬でついたの...
2024/04/202023-2024 Group 1 of the First Federation 33rdRC Deportivo 2 - 0 Cultural Leonesaホームで快勝です。上位陣も勝って勝ち点差は変わってないですが。それでも残り5試合で勝ち点差6はかなり有利です。今は目の前の試合に集中すればよいです。それからめでたいことにDepor ladiesが1部昇格を決めました。久しぶりの1部復帰です。Deporも早く続きたい。RCDLC.comでの布陣は下の通りです。Deportivo: (4-2-3-1) Germán –...
第2節は残り3ページほどで、ここに書かれていることは個人的にはあまり納得のいかない考え方でした。まず一か月児の眼球運動について、解剖学的な知見より、主に上丘によって制御されていて、大脳の運動野の機能はまだ働いていないだろう旨のことが書いてありました。これについては私もそうだろうと思います。ただ、このときの幼児の認識はゲシュタルト的なもので、その後のモジュール的な知覚へと変化する、という感じで述べられ...