「夏のチカラ (その16)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、日没前に我が家のバルコニーから見た西上州方面の空だ。南側(画像では左側)から積雲が連なり、画像右側一杯に「雄大積雲」となって「降水雲」(いわゆる「雨柱」)や「尾流雲」を生じているのがお分かりいただけるだろうか。画像左したから右上に伸びているのは「巻雲」なんだが、高空に...
空と雲の写真は記事内容に関係なくほぼ毎日更新しています。空のこと、雲のこと、大気光学現象のこと、気象のこと、写真のこと、酒のこと、北海道のこと、映画のこと、詩のこと、短歌のこと、本のこと、私のことなどなど、飲んだくれの酩酊雑記です。
僕か地面がグラグラ揺れた ── 大暑日記 令和五年七月三十一日(月)
「やさしいひかり (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先週撮影した紛う事なき・・・・・「薄明光線」だ。こういうのばかりだと「もしかして"雲の影"じゃないのか・・・」などと悩まなくて済むのですごく楽なんだよね(笑)。ご存じのように薄明光線には"天使の階段"や"ヤコブの梯子"などの異名があるんだが、やはり下向...
後部座席の発熱の夢 ── 大暑日記 令和五年七月三十日(日)
「巻雲の日々」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一見したところ「尾流雲」に見えるかも知れないが、実は「鈎状巻雲」を直下から撮影したものだ。雲頭部のもやもやっとした繊維状の構造(線香花火のパチパチとした火花のようにも見える)が確認出来ると思うんだが、これが氷晶で出来ている巻雲の特徴なんだよね。ところで、画像中央付近の巻雲の尾の付け根あ...
「駆け落ち」ってなんて魅力的な響きの言葉なんだろう ── 大暑日記 令和五年七月二十九日(土)
"I Long to Be Close to You #5" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight「あんた、私らこれからどこ行くのさ?」「もうじき黄昏発黄泉行の便が来るから、それに乗って行くべ・・・」 黄昏空に佇むちぎれ雲二片・・・などと書き始めようとして、ふと気がついた。世界気象機関(WMO; World Meteorological Organization)の国際雲図帳(International Cloud Atlas)に定義されている雲...
地球が暑いのは宇宙人の仕業なんかじゃないよ ── 大暑日記 令和五年七月二十八日(金)
「尾流雲の播種と萌芽 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight くす玉が割れたかのような本日のトップ画像は、おそらく、高積雲(ひつじ雲)のなれの果ての雲塊から生じた「尾流雲」だと思われる。この雲塊はほぼ頭上にあるので、一見尾流雲は上に向かっているように見えるんだが、それは目の錯覚というヤヅだ(笑)。過去記事でも何度か書いているが、空は三次元空間であって...
もう「スーパー」なんかじゃない猛暑日の日常 ── 大暑日記 令和五年七月二十七日(木)
「雲は粘性体なのか? (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 久々に綿菓子でも引きちぎったような「ちぎれる・・・・雲」を撮ったのでご紹介させていただきたいと思う。念のためもう一度書くが「ちぎれ雲」ではなく「ちぎれる雲」だからね(笑)。面白さとしては「昨年撮ったやつ」にはちょいと負けるんだが、フォルム的には真一文字に裂けていてなかなかフォトジェニック...
スーパー猛暑日という日常 ── 大暑日記 令和五年七月二十六日(水)
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第15便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 久々に「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズを掲載してみることにした。かすかに「太陽柱(サンピラー)」が出ているような、出ていないような気がしないでもないんだが、おそらく目の錯覚だろう(笑)。ただ、よくよく画像を見ると臨時便が何本か増発されて飛んでいるようだ。そろそろ盆も近いことだし、あちらと...
アイスたっぷりのソーダレス・ハイボールが美味い ── 大暑日記 令和五年七月二十五日(火)
「主張する夏」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight「俺が俺が、いや俺が・・・」などというざわめきが聞こえてくるようだ。 本日のトップ画像は、数日前の午後に撮影した聳え立つ「雄大積雲」の雲列だ。この雄大積雲は、この後「積乱雲」へと転成して行くんだが、この段階でもやる気満々の様子が伺えると思わないか。もう一点、シャドウになっていてあまり目立たないんだが、画像右下か...
「幻の雨は激しく」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 数日前の午後、我が家から東の方角にフォトジェニックな雄大積雲(入道雲)群が出現した。撮影していると、この血気盛んな雄大積雲から二つの雲塊が分離したと思う間もなく「尾流雲」を生じ始めた。遠目からでも、ダーッっと音が聞こえてきそうなくらい激しい尾流雲であることが見て取れた。ほら、尾流雲って繊細でなにか儚げ...
僕のしつこい条件反射 ── 大暑日記 令和五年七月二十三日(日)
"From Day to Night #13" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 十日ほど前の夕刻、暗雲の向こうに沈もうとしている夕陽にほぼ消えかかった「尾流雲」列がシルエットとなって浮かび上がった。元雲は層積雲(うね雲)だと思うんだが、もしかしたら飛行機雲由来だったかも知れない(他にも数本の飛行機雲が写っている)。もう一点特筆したいのは、この雲列の左側部分に「ケルビ...
なんて短い日本の夏 ── 大暑日記 令和五年七月二十二日(土)
「黄昏序章」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、それまでもうっすらと見えていた彩雲が、日没直前の太陽が暗雲に覆われた瞬間、はっきりとその姿を現したところだ。彩雲が赤味を帯びているのは太陽高度が低いせいなんだが、高積雲(ひつじ雲)に空いた「穴あき雲」の縁(この部分は巻積雲(うろこ雲)に遷移しているようだ)に沿って彩雲が出現しているところ...
「夏の力 ── ちっちゃいけれど、かなとこさんだ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先週のある日の午後、俺のところ(埼玉県北部地方)から北西方向の茨城・千葉県境付近に見えた、出現して間もないフレッシュな「かなとこ雲」だ。スケール的には、いつも上州方面や秩父方面に見ているかなとこ雲に比べるとかなり小さいんだが、距離的に近いので意外とフォト...
Just to Keep You Satisfied ! ── 大暑日記 令和五年七月二十日(木)
「華麗なる露払い ── VHFアンテナのある空景 (その60)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、皆様ご存じの「22度ハロ(内暈)」なんだが、実はこの直下にあのショボい「環水平アーク」が隠れていたんだよね。ただ、このポジションからでは、ちょうど隣家の屋根の陰になってしまうので見えなかったんだが、もう数カット押さえておこうとバルコニーの端に移動し...
Lone Worrier 今日もとぼとぼと行く ── 大暑日記 令和五年七月十九日(水)
"From Day to Night #12" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylightカルト方面の皆様へ:雄大積雲列の上に見えるのは単なるちぎれ雲です。断じてUFOなどではありませんので、そこんところよろしゅうに。 38度の猛暑となった日曜日の日没の頃、上州方面に連なる雄大積雲の雲の端はが残照に映えているところを撮ってみた。そして、これはまあ「薄明光線」ということでいいんだろうが...
瑞兆の結果は新たな瑞兆に違いない ── 大暑日記 令和五年七月十八日(火)
「とんとお見限りでしたね」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、黄昏時のちぎれ雲が茜色に染まっている・・・なんて代物とは違う。そもそも、これを撮影したのは真っ昼間なんだからね(笑)。そうなんだよ(笑)。ここにあらせられるは、天下の環水平アーク様であるぞ! 皆の者、頭が高い! 控えおろう! などとあの決め台詞が聞こえてきたような気がしたんだが、俺的...
ベイズリー、クロムイエローのバンダナ ── 大暑日記 令和五年七月十七日(月)
「光芒をめぐる頭の中の攻防」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、層積雲によって出現した「薄明光線」だ。「これはもう、どこからどう見ても正真正銘の薄明光線だよね」と自分に言い聞かせようとしているんだが、頭の中で「よく、見ろ。これは『雲の影』の暗い帯と帯の間が、たまたまというか相対的に光条に見えているだけじゃないのか」なんて声が聞こえてき...
猛暑日を午睡でやり過ごす ── 大暑日記 令和五年七月十六日(日)
「梅雨明けだ! ── 物見塔から狼煙上がる」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight ある日、ソラの神様が設置した物見塔に狼煙が上がった。「おお、ついに梅雨明けだ! ソラの神様、万歳!」とやったところで目が覚めた(笑)。という夢を見たような、見なかったような気がする今日この頃である(笑)。 で、ここから通常モードへ入る(笑)。数日前の午後、雄大積雲の肩の部分から雲...
うん、わかる 大好きという意味だよね ── 小暑日記 令和五年七月十五日(土)
「遅い午後の異変」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ちょいと面白いんだよね。さて、親愛なるフォロワー・読者諸兄姉の皆様方、この画像には雲の暗部と明部がパッチワークのように写っているんだが、その暗部には二種類ある(笑)。一つは巻積雲に生じた「穴あき雲」で、もう一つは太陽光が透過していない「暗雲」だ。つまり後者は紛れもない雲なんだが、前...
梅雨明け前最後の週末であってほしい ── 小暑日記 令和五年七月十四日(金)
「そこそこ図鑑的巻積雲之図」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、お馴染みの「巻積雲(うろこ雲)」だ。房状巻積雲とも波状巻積雲とも言えそうな微妙なフォルムをしているし、雲片のサイズ的には、巻積雲としてはでかい方の部類に入るかも知れない。もう何度か過去記事で「高積雲(ひつじ雲)」と巻積雲の見分け方について書いているんだが、これってけっこう...
君の詩の何処に在りや ── 小暑日記 令和五年七月十三日(木)
「何かが変なソラ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 一昨日の午後遅く「雄大積雲(入道雲)」とその雲頂付近を縫うように出現した「雲の影」を撮っていたら、その下の方に「薄明光線」まで現れた(笑)。左下隅に見える太陽から2時方向に伸びるくっきりとした暗い帯が「雲の影」で、2時半~3時方向に伸びる光芒が「薄明光線」なんだが、その違いがお分かりいただけると思う。これ...
夏の詩集 ── 『一冊の小瓶』や『朝の詩』などから磯貝裕美さんの詩を読んでみる 第17回
「夏の栞」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight三枚あるので、一枚はしーちゃんに、一枚は裕美さんに、そして一枚は自分用に。 本当に久々になるんだが、俺の敬愛する詩人磯貝裕美さんの作品をご紹介させていただきたいと思う。実は一昨年の7月に産経新聞の『朝の詩』に掲載された「遠い夏」を本ブログに掲載させてもらったんだが、その際に裕美さんが「実はもう一つの"遠い夏&qu...
ニイニイゼミ初鳴きの日 ── 小暑日記 令和五年七月十一日(火)
「雲のゴルジュ ―― Your Name is Hope? #2」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 7月に入って間もないある日の遅い午後、一天にわかにかき曇り、大楠の向こうに雲塊のゴルジュが出来た。その谷底から太陽が透けて見えたところを撮ってみた。「ゴルジュ」(Gorge)とは山岳用語なんだが、沢が狭まって急峻な峡谷になっているところのことなんだよね。元々はフランス語の「喉」を意味す...
ソラ屋の秘かな愉しみ ── 小暑日記 令和五年七月十日(月)
「ソラ屋の秘かな愉しみ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一見「鈎状巻雲」に見えるかも知れないが、実は高積雲(ひつじ雲)の雲片に生じた「尾流雲」だ。ただ、高積雲が消散して行く過程で生じた氷晶系の尾流雲は、しばしば巻雲に遷移することがあるので、もしかしたらそのプロセスの途上かも知れない。そう思ってよくよく見つめると、この尾流雲の雲頭部に...
「あまりにも"Lazy"な昼下がりの空」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先週のある日の昼下がりに撮った「巻積雲(うろこ雲)」と「22度ハロ(内暈)」だ。但し、22度ハロは巻積雲ではなく「層積雲(うす雲)」に出現している。このカットに写っている雲も空も22度ハロも、すべてがぼうっと朧に見えるのは、この巻層雲さんの仕業なんだよね(笑)。...
Your Name is Hope? ── 小暑日記 令和五年七月八日(土)
"Your Name is Hope?" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 先週の夕刻、秩父方面に「積乱雲」が見えたかと思う間もなく、瞬く間に巨大な「かなとこ雲」が我が家の頭上付近まで迫って来た。目を凝らすと「降水雲」らしきものも確認出来る。状況的にはけっこうヤバいんだが、雨が降り始める前に数カットだけでも撮影しておこうとバルコニーに出たら、日没間近の太陽が顔を見せ...
尾流雲さん、早くも夏バテか? ── 小暑日記 令和五年七月七日(金)
「尾流雲さん、早くも夏バテか?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日の夕刻、なかなかフォトジェニックな「高積雲(ひつじ雲)」が出ていたので、頭にバンダナ、首にはタオルを巻いて31度のバルコニーに飛び出した。数カット撮影して、ふと西の方を見るとドーンと「穴あき雲」が出来かかっているのが見えた(笑)。ちょっと遠いが、かなりきれいな円形の穴が空いている。あ、画...
【改訂版】 Boats Sail on the Rivers / 橋 ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第3回
「天空からのエール (その7)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日は鬱陶しい梅雨空に引導を渡すため、こんな記事を企画してみた(笑)。もう何度かご紹介させてもらったことのあるこの一篇は、クリスティーナ・ロセッティの作品の中でも"Who Has Seen the Wind? / 誰(だあれ)が風をみたでしょう"と並んでもっともよく知られ、愛されている作品だ。俺的には、この...
そろそろ本気出して行こうぜ! ── 小暑日記 令和五年七月五日(水)
「ソラの神様は秋刀魚を召し上がる」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に見かけた「肋骨巻雲」だ。これは巻雲の雲変種の一つで「肋骨雲」とも称するそうなんだが、本ブログではその呼称を採らないことにしているので何ぞとご了承いただきたい(笑)。"飛行機雲由来"の肋骨巻雲ならたまに見かけることもあるんだが、そうではない"純正&qu...
ジャネーの時を夏駆け抜ける ── 小暑日記 令和五年七月四日(火)
「『おーい!』がよく似合いそうな黄昏 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/30s, ISO400, WB:Daylight トップ画像は、梅雨入り直前のある日の日没後に撮影した茜色に染まる「巻積雲(うろこ雲)」だ。おそらく元雲はシーラスストリーク(ジェット巻雲の一種)の放射状雲だと思うんだが、遷移プロセスを見ている訳ではないので断言は出来ない。それよりも注目したいのは、交差する4本の暗い帯状の影...
「ちょっとだけよ」と今宵の月姫様は ── 小暑日記 令和五年七月三日(月)
「噛めば噛むほど味の出る尾流雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、昨日の午後に見かけた尾流雲なんだが、撮影時には「フォルム的にもイマイチだし、決してフォトジェニックじゃないんだが一応押さえておくか・・・」くらいの気持ちで数カット撮っておいたものだ。ところが今日になって現像してじっくり見てみたら(筆者注:デジタル写真ではRAWデータをTIFやJPE...
たまにはカニパーやりたい! ── 小暑日記 令和五年七月二日(日)
"From Day to Night #11" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight餌をねだるタンチョウの雛か・・・。あ、雛は頭が赤くないんだよね(笑)。上の雲片も下の雲片も、よく見るとツイストしてちぎれかかっている。 本日のトップ画像は、黄昏の空に浮かんだ雲片の雲頂部が、地平線下に沈んだ直後の太陽から届く斜光線に石楠花色に染まった瞬間だ。太陽自体の(地球からみた相対的)移動...
書道の初動に失敗したという話 ── 小暑日記 令和五年七月一日(土)
「黄泉(こうせん)発黄昏行 (回想便)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に撮影した「いろんな雲がわさわさと見える」ちょいと妖しげな黄昏空だ。飛行機雲は出ていないんだが、中央上部に右方向へ飛翔する「太目」の不死鳥フェニックスが見える。その後方に白い鈎状巻雲がなびいているので、それが不死鳥フェニックスが引いている飛行機雲コントレイ...
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「夏のチカラ (その16)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、日没前に我が家のバルコニーから見た西上州方面の空だ。南側(画像では左側)から積雲が連なり、画像右側一杯に「雄大積雲」となって「降水雲」(いわゆる「雨柱」)や「尾流雲」を生じているのがお分かりいただけるだろうか。画像左したから右上に伸びているのは「巻雲」なんだが、高空に...
「渓流の星ヒメレンゲ」 Canon EOS 620, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f16, 1/2sec., Ektachrome E100SW 上掲の画像はヒメレンゲ(姫蓮華、ベンケイソウ科マンネングサ属、学名:Sedum subtile)という花だ。水飛沫が絶えず降りかかるような岩場にへばりつくようにして咲いている姿は可憐そのものなんだよね。ヒメレンゲは、その名の示すとおり一つ一つは小さな花なのだが、群生して咲くので遠目には黄色い塊のようにも見える。...
「ある飛翔(その58) ── 黄昏の邂逅」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、禍々しく捻れて渦巻く黄昏の雲塊に、勇躍突入しようとしている(ように地上からは見えた)ヘリを望遠で撮ったカットだ。で、このヘリがどうなったのか、それは次回のお楽しみ・・・なんてもったいぶった話でもないので書いてしまうよ。あのね、貴方が期待するような、そったら面白い展開に...
「夏のチカラ (その16)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/60s, ISO200, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前の日没の頃、東天に見えた残照に映える「雄大積雲」だ。雲頂部があちこで反り返って尾流雲を生じたりしているので、もしかしたら「かなとこ雲」じゃないかと思ったりもしたんだが、いくらなんでもこれは違うよね(笑)。ただ、これからの季節、茨城県南部や千葉県北西部方面の残照に映え...
「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その28)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先月末の日没の頃、我が家のバルコニーから西天方面を撮ってみた一葉だ。別にどうということのないありふれた夕景なんだが、ちょいとよい感じの色合いに染まっていたんだよね。画像タイトルを久々に「A Turner-ish Evening Sky / なんとなくターナー風な夕景」...
「朧がイケてるのは月だけじゃありませんぜ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は皆様お馴染みのというか、もう見飽きたとブーイングが来るんじゃないかと思いながらおそるおそる掲載してみた巻層雲に出現した22度ハロ(内暈)だ。そうそう、22度ハロに直下から右上にかけてもやもやと見える細長い雲は、これまたお馴染みの飛行機雲のなれの果てだ(笑)。今年は・・・...
「夏のチカラ (その15)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像のシルエットになった雲は、数日前の日没の頃、西天の積雲に生じた「搭状雲」風の盛り上がりだ。搭状雲風・と書いたのは、搭状雲は巻雲・巻積雲・高積雲・層積雲に見られる雲種の一つで、このような突起状の盛り上がりというか塔のような垂直の立ち上りを有する雲のことなんだが、世界気象機関...
「光芒、天ヲ駆ケ抜ケテ (その11)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ある日の夕刻の東天に出現した「反薄明光線」だ。過去記事でも書いているように、反薄明光線が出ている時は、反対側の方角に「薄明光線」が出現しているケースが多いんだよね。反対側というのは、日出時なら、東天側に薄明光線、西天側に反薄明光線が、日没時ならその逆というこ...
「折りたたまれる飛行機雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight この画像には2本の飛行機雲のなれの果てが写っているんだが、上の方はまだフレッシュで、いわゆる「逆さだるま」を生じている状態なんだが、問題は下の方だ。よくよく観察すると、広がりながら巻積雲(うろこ雲)へと遷移している途中で幾重にも折りたたまれているように見える。布じゃあるまいし、こったらことが...
「光環」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/4000sec., ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、以前ご紹介した「花粉光環」ではないノーマルな「光環」だ。光環は、太陽光が(雲を構成している)水滴を回折し散乱することによって出現する。壁の向こうの音が聞こえたり、ビルの陰でもラジオが受信できるのは、この回折現象によるものなんだよね。出現するのは太陽のわずか1度~5度ほどの範囲というご...
「VHFアンテナのある空景 (その104)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、元雲がちょっとはっきりしないんだが(おそらく高積雲か)、巻積雲(うろこ雲)を派生しつつある雲塊だ。上の方の雲塊の上端にはかすかに彩雲を生じているのがお分かりいただけるだろうか。もう何度も書いているんだが、十種雲形という分類は、あくまでも人間が自己の都合のた...
「ソラの神様は羊たちを放牧する」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 数日前の夕刻、刈り込みを終えてすっきりした大楠の向こうに、ゾロゾロとソラの羊さんたちが移動して行く姿が見えた。おそらく、ソラの神様の直営牧場で放牧されている羊さんたちだろう(笑)。というような妄想は置いておくとして「高積雲(ひつじ雲)」は「秋の雲」とされているんだが、一年を通じて...
「空は何もかもボーダーレスである」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight 数日前の午後、もしかしたら「レンズ状巻積雲」かも知れないと思うような雲塊を見つけた。しばらくすると、少々フォルムの崩れたそいつが太陽を覆って、今度は赤味が卓越した「彩雲」が出現した。上手い具合に太陽の輪郭が見えていてその視直径(約0.5度)から、雲片一つ一つの視直径が1度以下であり...
「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その27)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先月末のある日没の頃に撮影した「薄明光線」だ。過去記事でも書いているように、このような薄明光線が見えた時は東天側に「反薄明光線」が出現していることが多いパターンなんだが、残念ながらこの日はスカに終わった(笑)。まあでも、なかなかフォトジェニッ...
「×(ペケ)なのかX(エックス)なのか、それが問題だ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight 過去記事でも何度も書いているが、俺はちょっと前まで滝屋サン(「滝ばっかり」というか「滝しか撮らない」写真屋サンくらいの意味)専門にやっていた(今も卒業はしてないが・・・)。最近はもっぱらソラ屋サンに宗旨替えした訳じゃないが、サラリーマン辞めて在宅ワーク稼業になった理...
「VHFアンテナのある空景 (その103)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、すっかりお馴染みの「VHFアンテナのある空景」シリーズから「アンテナを挟んだ太陽と左幻日」をご紹介してみたいと思う。と言っても、そういう構図の幻日が出てくれたという訳ではなく、俺がバルコニーをちょかまかと動いて、そう写るようにフレーミングしたというだけの話な...
「気分はすっかりコロポックル」 ちょっと暗いが、上の画像の右下に収穫作業をする人が写っているので大きさを比較してみてほしい。高さが優に2mをオーバーしているのがおわかりいただけると思う。ちなみにこの方はコロポックルではない(笑)。子供の頃よく下の画像のような不思議な光と芳香に包まれたフキ林の中で遊んだものだ。出典(上):足寄観光協会 特設サイト出典(下):北海道 足寄町 公式サイト 今宵は、俺の故...
"Long Time No See ! #3" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/4000s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は、高積雲(ひつじ雲)の「蜂の巣状雲」に出現した「光環」だ。"高積雲に出る光環"も"高積雲が蜂の巣状雲に遷移する"こともそれほど珍しくはないことなんだが、"蜂の巣状雲に出る光環"はちょいとレアでもあり、なかなかフォトジェニックなので特に気に入っ...
「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その26)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、西の地平付近に見えた残照に映える「房状高積雲」だ。この時、たまたまバルコニーで仕事上がりの一杯を飲っていたんだが、あまりにも茜色の色合いが素晴らしかったので、思わずグラスを置いてカメラを取りに部屋に戻ったことをよく覚えている(笑)。 さて...
「夏のチカラ (その14)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日の日没前、西天にかなり鮮やかな左幻日が見えた。カメラを抱えて大慌てでバルコニーに跳び出たら、もうほとんど消えかかっていた・・・。汗がどっと噴き出したよ。うーん、ソラの神様、あまり俺をおちょくらんでおいてください(笑)。それでなくても、今年は大気光学現象に飢えているというのに・・・orz。という...
「ソラの神様の祝福あるいは瑞兆」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylightこんなにめでたく神々しいソラを俺は未だかつて見たことがない。 本日のトップ画像は、ある奇跡的なカットをご紹介したいと思う。な、なんと、紅白の「積雲(わた雲)」が並んでいる神々しい空景だ。ちょっと冷静になって別の言い方をすれば、昼と夕の境界がこの間を走っているという訳だ(笑)。よくよく目を凝...
「今にも泣きそうな・・・」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 先日の夕刻、頭上を覆った乱層雲の雲底に「乳房雲」が出そうな気配がしたので、カメラ抱えてバルコニーで待機していた。しかし、なりそうでならないというか、全体的にはっきりとした乳房雲のフォルムに至らないうちに「尾流雲」を生じ始めたところだ。「今にも泣きそうな・・・」などという画像タイトルを付けてみたんだが、...
「顔で笑って心で泣いて」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight 最近、何故か殺伐とした記事が続いているような気がする。「続いている」んじゃなくて「続けている」んだろ? なんて突っ込みは・・・そのとおりです(笑)。それと、歳のせいか、何かにつけて涙もろくなって困っているんだよね。あの詩、あの歌、あの映画と止め処なく思いだしちまって、昔の歌集なんぞを引っ張り出して...
「梅雨時の愉しみ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は空でもなければ雲でもない。我が家の庭の山茶花のあちこちにクサグモが巣をこさえ、そこに出現した水玉群なのである(笑)。まあ、雲とクモだし、雲も多くは水滴で出来ている存在なので、広義にはこの水玉群は雲であると言っても過言ではないと思うよ(笑)。ということで、この一つ一つの水玉魚眼レンズに...
「石楠花色に黄昏れる(その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 夕焼けと言えば茜色やオレンジ色を思い浮かべるだろうが、時として本画像のように石楠花色やピンク色に染まることある。そう、江間章子作詞・中田喜直作曲のあの有名な唱歌に 〽石楠花色にたそがれる・・・ と歌われているあの石楠花色の黄昏は、別に尾瀬の専売特許という訳ではない。専門家によると、空に薄い巻層雲...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第56便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は日没の10分程前、太陽高度約3度の頃の夕景だ。ただ、このカットの主役は夕陽ではない。夕陽のずっと上方の飛行機雲のすぐ下辺りにぼうっとした光彩が見えると思う。よく目を凝らすと ︶ の形に湾曲しているのがお分かりいただけるだろうか。実はこれは「上部タンジェントアーク」な...
「巻層雲の午後」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ぼうっとした「巻層雲(うす雲)」が広がったある日の午後に出現したぼうっとした「22度ハロ(内暈)」だ。勇躍卵子に一番乗りを果たした精子の顕微鏡写真ではないので、誤解の無きよう(笑)。実は、22度ハロの内側にへろへろ見えるトレイルは飛行機雲のなれの果てだ。かすかに「飛行機雲の影」を生じてい...
「波頭の彼方に」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日は、蔵出し画像から「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲」をご紹介してみたいと思う。この雲は、2017年に世界気象機関/WMO(World Meteorological Organization)の定める国際雲図帳/ICA(International Cloud Atlas)に「波状雲」の副変種(部分的に特徴のある雲)として正式に学術名"Fluctaus"(フラクタス、...
「尾流雲は何故いつもツインで出現するのか (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 日没も間近な西天にツインな尾流雲を見つけたので望遠ズームで撮ってみた。以前「尾流雲は何故いつもツインで出現するのか」などというタイトルの記事を書いたこともあるんだが、そったらことがあるはずがない(笑)。「単独で出る」こともあれば「群れを成して出る」ことだってある。そもそも...
「私あんたのことずっと待ってたさ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight夕刻、きれいな巻積雲が出ているのに気がついた。おそらく波状から粒状になった直後なのか、消散も近そうなのでこのタイミングは天の采配かも知れない。巻雲を漢字で表すとしたら「孤高」「憧憬」「思慕」などを思い浮かべる。対して巻積雲は「望郷」「郷愁」「追憶」と言ったところだろうか。無性に酒が飲み...
"The Legend of Contrails" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は「太陽まで飛べぶことができれば竜になれる」というソラの伝説を信じて、ひたすら太陽を目指して飛んでいた飛行機雲が、ついに力尽きたところを捉えた貴重なカットだ。よくよく見ると少し竜になりかかっているようにも見えるんだが、この飛行機雲はさぞかし無念だったろうね・・・というのは...
「牧神あるいは巨大ナメクジが飛翔するソラ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight これは梅雨入り前のある昼下がり、積雲(わた雲)何かの切れっ端が、ギリシア神話の牧神か巨大ナメクジの頭のように見えたので撮ってみたカットだ。いえ、ただそれだけのことです。他に深い意味も思惑もございません(笑)。面白いフォルムの雲を見つけるのって、子供の頃からすごく楽しみなんだよね...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第55便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像も・、毎度お馴染みの「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズでございます(笑)。我が家は首都圏とは名ばかりの田舎街にあるんだが、原野や田圃の真ん中にある訳じゃないので、家のバルコニーから見て地平線らしき(あくまでも「らしき」だからね)ところに陽が落ちるのは夏至の前後のわずかな期...
「夏への扉 ── シャンパンゴールドな光芒」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先週の日没間近な頃に撮影したシャンパンゴールドな「薄明光線」だ。もう耳タコだと思うが、薄明光線は「天使の階段」「ヤコブの梯子」「光芒」「レンブラント光線」などの異名を取る大気光学現象なんだが、その認知度の高さにおいては「虹」の次くらいによく知られた存在じゃない...
「嗚呼、巻雲の日々 (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日は朝から巻雲がバンバン飛んでいた。外が35度超の猛暑日であろうがカンカン照りであろうが、少しでも見目麗しい巻雲が見えると慌ててバルコニーに飛び出してしまうのがソラ屋の習性なんだよね(笑)。そんな中から、本日のトップ画像としてご紹介するのは、昼過ぎに南からやって来た鈎状巻雲を随伴した「放射...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第54便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、毎度お馴染みというか、性懲りもなくというか、それしかネタがないというか、とにかく「黄昏発黄泉こうせん行」の一葉をご紹介してみたい(笑)。よくよく目を凝らして見ると全部で5便くらい運行して・・・・いるようだ。そうだよ。そろそろ新盆(「初盆」ではなく「新暦の盆」の方の意味...
「VHFアンテナのある空景 (その19) ── 気は心の大気光学現象」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 過去記事で「本が水濡れすることほど嫌いなことはない」ということを書いたら、イオママさんから大切にしていた「カクテルの本」を友人に貸したら、水濡れでぶわぶわに波打った状態で返されたという悲しいコメントが投稿されていたことがある。俺にも経験があるんだが、その本...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第53便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、お馴染み「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズなんだが、飛行機雲がクロスする寸前のカットではない。左上から右下へと向かうトレイルが途切れているそのずっと先を見てほしい。そう、ちゃんと飛行機が写っているよね(笑)。つまり、本来であれば見事にクロスしているはず二本のうち一本の...
「幻日と真日 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 昨日は大楠を鋏んで幻日げんじつと真日しんじつが両側に配置する構図だったんだが、本日は大楠の左側に並んだ幻日と真日をご紹介したいと思う。但し、昨日の画像の幻日は左幻日だったんだが、本日は右幻日だ。昨日の記事でも触れたように、"真日"は正しくは「まひ」と読むんだが、本記事においては「げんじつ...
「幻日と真日」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、大楠を鋏んで左右に鎮座する幻日(左)と真日しんじつ(右)だ。お気づきの方もおられると思うんだが、"真日"は正しくは「まひ」と読む。しかし、本記事においては「幻日」との語呂の関係上あえて「しんじつ」と読んでほしい(笑)。まあ、大した幻日じゃないんだが、ちょうど大楠を鋏んでシンメト...