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酒とソラの日々 / Lazy Days of Liquor and the Skies https://7cascades.blog.fc2.com/

空と雲の写真は記事内容に関係なくほぼ毎日更新しています。空のこと、雲のこと、大気光学現象のこと、気象のこと、写真のこと、酒のこと、北海道のこと、映画のこと、詩のこと、短歌のこと、本のこと、私のことなどなど、飲んだくれの酩酊雑記です。

さえき奎(けい)
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埼玉県
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釧路市
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2019/05/14

  • 麦ばたけ ── 松尾静子さんの詩を読んでみる 第5回

    「石楠花色に黄昏れる(その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 夕焼けと言えば茜色やオレンジ色を思い浮かべるだろうが、時として本画像のように石楠花色やピンク色に染まることある。そう、江間章子作詞・中田喜直作曲のあの有名な唱歌に 〽石楠花色にたそがれる・・・ と歌われているあの石楠花色の黄昏は、別に尾瀬の専売特許という訳ではない。専門家によると、空に薄い巻層雲...

  • 最後に日付が変わる前に寝たのって何時だった? ── 小暑日記 令和六年七月十三日(土)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第56便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は日没の10分程前、太陽高度約3度の頃の夕景だ。ただ、このカットの主役は夕陽ではない。夕陽のずっと上方の飛行機雲のすぐ下辺りにぼうっとした光彩が見えると思う。よく目を凝らすと ︶ の形に湾曲しているのがお分かりいただけるだろうか。実はこれは「上部タンジェントアーク」な...

  • 三つ葉のクローバー繁るバンダナ ── 小暑日記 令和六年七月十二日(金)

    「巻層雲の午後」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ぼうっとした「巻層雲(うす雲)」が広がったある日の午後に出現したぼうっとした「22度ハロ(内暈)」だ。勇躍卵子に一番乗りを果たした精子の顕微鏡写真ではないので、誤解の無きよう(笑)。実は、22度ハロの内側にへろへろ見えるトレイルは飛行機雲のなれの果てだ。かすかに「飛行機雲の影」を生じてい...

  • クローバーは三つ葉でも至福をもたらす ── 小暑日記 令和六年七月十一日(木)

    「波頭の彼方に」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日は、蔵出し画像から「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲」をご紹介してみたいと思う。この雲は、2017年に世界気象機関/WMO(World Meteorological Organization)の定める国際雲図帳/ICA(International Cloud Atlas)に「波状雲」の副変種(部分的に特徴のある雲)として正式に学術名"Fluctaus"(フラクタス、...

  • 嗚呼、涼しげなひやむぎの熱いバトルの日々 ── 小暑日記 令和六年七月十日(水)

    「尾流雲は何故いつもツインで出現するのか (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 日没も間近な西天にツインな尾流雲を見つけたので望遠ズームで撮ってみた。以前「尾流雲は何故いつもツインで出現するのか」などというタイトルの記事を書いたこともあるんだが、そったらことがあるはずがない(笑)。「単独で出る」こともあれば「群れを成して出る」ことだってある。そもそも...

  • 【改訂版】 私あんたのことずっと待ってたさ ── 小暑日記 令和六年七月九日(火)

    「私あんたのことずっと待ってたさ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight夕刻、きれいな巻積雲が出ているのに気がついた。おそらく波状から粒状になった直後なのか、消散も近そうなのでこのタイミングは天の采配かも知れない。巻雲を漢字で表すとしたら「孤高」「憧憬」「思慕」などを思い浮かべる。対して巻積雲は「望郷」「郷愁」「追憶」と言ったところだろうか。無性に酒が飲み...

  • The Legend of Contrails ── 小暑日記 令和六年七月八日(月)

    "The Legend of Contrails" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は「太陽まで飛べぶことができれば竜になれる」というソラの伝説を信じて、ひたすら太陽を目指して飛んでいた飛行機雲が、ついに力尽きたところを捉えた貴重なカットだ。よくよく見ると少し竜になりかかっているようにも見えるんだが、この飛行機雲はさぞかし無念だったろうね・・・というのは...

  • 織女と牽牛の逢瀬に乾杯! ── 小暑日記 令和六年七月七日(日)

    「牧神あるいは巨大ナメクジが飛翔するソラ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight これは梅雨入り前のある昼下がり、積雲(わた雲)何かの切れっ端が、ギリシア神話の牧神か巨大ナメクジの頭のように見えたので撮ってみたカットだ。いえ、ただそれだけのことです。他に深い意味も思惑もございません(笑)。面白いフォルムの雲を見つけるのって、子供の頃からすごく楽しみなんだよね...

  • You were My Destined Junior High School Girl ! ── 小暑日記 令和六年七月六日(土)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第55便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像も・、毎度お馴染みの「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズでございます(笑)。我が家は首都圏とは名ばかりの田舎街にあるんだが、原野や田圃の真ん中にある訳じゃないので、家のバルコニーから見て地平線らしき(あくまでも「らしき」だからね)ところに陽が落ちるのは夏至の前後のわずかな期...

  • 僕から君の『夏への扉』 ── 小暑日記 令和六年七月五日(金)

    「夏への扉 ── シャンパンゴールドな光芒」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先週の日没間近な頃に撮影したシャンパンゴールドな「薄明光線」だ。もう耳タコだと思うが、薄明光線は「天使の階段」「ヤコブの梯子」「光芒」「レンブラント光線」などの異名を取る大気光学現象なんだが、その認知度の高さにおいては「虹」の次くらいによく知られた存在じゃない...

  • 届かないダイビングキャッチ ── 小暑日記 令和六年七月四日(木)

    「嗚呼、巻雲の日々 (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日は朝から巻雲がバンバン飛んでいた。外が35度超の猛暑日であろうがカンカン照りであろうが、少しでも見目麗しい巻雲が見えると慌ててバルコニーに飛び出してしまうのがソラ屋の習性なんだよね(笑)。そんな中から、本日のトップ画像としてご紹介するのは、昼過ぎに南からやって来た鈎状巻雲を随伴した「放射...

  • 酒もニイニイも縁ありて ── 小暑日記 令和六年七月三日(水)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第54便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、毎度お馴染みというか、性懲りもなくというか、それしかネタがないというか、とにかく「黄昏発黄泉こうせん行」の一葉をご紹介してみたい(笑)。よくよく目を凝らして見ると全部で5便くらい運行して・・・・いるようだ。そうだよ。そろそろ新盆(「初盆」ではなく「新暦の盆」の方の意味...

  • 【改訂版】 人の本を濡らすんじゃない! 濡れてよいのは「春雨の月形半平太」だけだ ── 小暑日記 令和六年七月二日(火)

    「VHFアンテナのある空景 (その19) ── 気は心の大気光学現象」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 過去記事で「本が水濡れすることほど嫌いなことはない」ということを書いたら、イオママさんから大切にしていた「カクテルの本」を友人に貸したら、水濡れでぶわぶわに波打った状態で返されたという悲しいコメントが投稿されていたことがある。俺にも経験があるんだが、その本...

  • 君のSONYは木目のSONY ── 小暑日記 令和六年七月一日(月)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第53便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、お馴染み「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズなんだが、飛行機雲がクロスする寸前のカットではない。左上から右下へと向かうトレイルが途切れているそのずっと先を見てほしい。そう、ちゃんと飛行機が写っているよね(笑)。つまり、本来であれば見事にクロスしているはず二本のうち一本の...

  • 終わりよければすべてよし ── 夏至日記 令和六年六月三十日(日)

    「幻日と真日 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 昨日は大楠を鋏んで幻日げんじつと真日しんじつが両側に配置する構図だったんだが、本日は大楠の左側に並んだ幻日と真日をご紹介したいと思う。但し、昨日の画像の幻日は左幻日だったんだが、本日は右幻日だ。昨日の記事でも触れたように、"真日"は正しくは「まひ」と読むんだが、本記事においては「げんじつ...

  • Pitter-Patter Pitter-Patter 泥酔の予感 ── 夏至日記 令和六年六月二十九日(土)

    「幻日と真日」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、大楠を鋏んで左右に鎮座する幻日(左)と真日しんじつ(右)だ。お気づきの方もおられると思うんだが、"真日"は正しくは「まひ」と読む。しかし、本記事においては「幻日」との語呂の関係上あえて「しんじつ」と読んでほしい(笑)。まあ、大した幻日じゃないんだが、ちょうど大楠を鋏んでシンメト...

  • すっぽん幻想の宵にしたたかに酔いどれる ── 夏至日記 令和六年六月二十八日(金)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その6)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、夏至の日、そう俺のところではこの日は朝からずっと雨が降っていたんだが、夕方になってようやく雨も上がって日没の光景を撮ることができたという次第だ。この3日前、ほとんど同じ状況、同じ時刻に「赤虹」が出現したので、この時も大いに期待していたんだが、柳の下に泥...

  • 天空からのメッセージが二通 ── 夏至日記 令和六年六月二十七日(木)

    「天空からのメッセージ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先月撮影した波状巻積雲(うろこ雲)が樹枝状のフォルムや「蜂の巣状雲」に遷移しているところだ。蜂の巣状雲は巻積雲や高積雲(ひつじ雲)の変種の一つで、下降気流によって一つ一つの雲片が中心部から消散して縁だけが枠状に残って

  • 赤ずきんちゃん未遂事件の日々 ── 夏至日記 令和六年六月二十六日(水)

    「嗚呼、巻雲の日々 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、我が家の直上を通過する「鈎状巻雲」の群れだ。これを側面方向から眺めていたら、典型的な鈎状巻雲のフォルムをしているはずだ。鈎状巻雲は、尾流雲と紛らわしいところもあるんだが、雲頭部(おたまじゃくしの頭の部分)にもやもやっとした繊維状の構造が見られるので同定は比較的容易だと思う...

  • 【改訂版】 「人間の発想って結局同じなんだな」という話を書いてみる ── 夏至日記 令和六年六月二十五日(火)

    白山(日本・石川県/岐阜県・標高2,702m)画像出典:焼きサバ定食 氏撮影によるこの作品は 写真AC から提供されています。アルプスの白山「モンブラン」 "Mont Blanc"(フランス - イタリア・標高4,810.9m)画像出典:「モンブラン」(2019年7月24日 (水) 01:20 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』 Ximonic, Simo Räsänen氏を著作者とするこの作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスの下...

  • June Night / 六月の夜 ── [嗚呼、私にすべてを与えてくれた地球よ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第15回]

    「しーちゃんに」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f5.6, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 前回、"May / 五月"をご紹介した際、間に合いそうなら五月中に

  • 物憂いがリザーブ済みの聖域 ── 夏至日記 令和六年六月二十三日(日)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第52便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像も日没後10分ほど経過した西天の空景だ。昨日掲載した黄昏空とは、もちろん日付こそ異なるが、同じ月で時刻的にもほぼ同じ、露出値も一緒なんだが、写っている空の色合いが全く違うんだよね。どちらかというと、昨日掲載した黄昏がノーマルで、こんな色合いになるのは決してレアではないが、...

  • もし君がペントミノなら ── 夏至日記 令和六年六月二十二日(土)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その5)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/30s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、我が家のバルコニーから撮った黄昏時のカットだ。そうだね。日没から10分後くらいだっただろうか。残照を背景に西天の地平付近の層積雲(うね雲)はシルエットになり、雲底のあちこちからは尾流雲を生じている。よくあるような気もするがそれほど日常的でもない、そんなあ...

  • 一日で一番遅い虹 ── 夏至日記 令和六年六月二十一日(金)

    「一日で一番遅い虹 (その1)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight「一日で一番遅い虹 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/30s, ISO400, WB:Daylight 本日ご紹介する二葉は、18日火曜日の日没の頃、一日激しく降り続いていた雨が上がって一瞬射した陽光で出現した「虹」だ。この日の俺のところ(埼玉県北部地方)の日没は午後7時1分で、この虹の撮影時...

  • 来るならちゃちゃっと来てちゃちゃっと去ね! ── 夏至日記 令和六年六月二十日(木)

    「そっと、さりげなく」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先週の日没直前の空に出現した「上部タンジェントアーク」だ。この時の太陽高度は7~8度なので、条件さえよければ、やや左右に開いた"V字形"の光彩が見えるはずなんだが、今回は残念ながらちょっとショボいんだよね。太陽からちょうど真上の上部タンジェントアークに向かって「太陽柱(サン...

  • 【改訂版】 「足るを知る」四つ葉のクローバー ── 夏至日記 令和六年六月十九日(水)

    「『おーい!』がよく似合いそうな黄昏」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/30s, ISO400, WB:Daylight 「四つ葉のクローバーを探したことのある人!」なんて声をかけたら、よほどのひねくれ者かめんどくさがり屋でない限り手を挙げてくれると思う。あれは楽しいよね。大人も子供も夢中になって、時間の経つのも忘れて探してしまう。自慢ではないが、俺は小学生時代から「四つ葉のクローバー探しの名人」と呼ば...

  • 雲は夏だ! ── 夏至日記 令和六年六月十八日(火)

    "From Day to Night #27" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先週のある日の日没直後、我が家のバルコニーから撮影した崩れ行く「かなとこ雲」だ。もしかしたら、これが今季の"初かなとこ雲"になるんだろうか。我が家から西方の視界は比較的開けているので、西上州や秩父方面に出現した積乱雲(かみなり雲)やかなとこ雲のフォルムはよく見...

  • 桔梗草、今年も元気に咲いています ── 夏至日記 令和六年六月十七日(月)

    「桔梗草の季節 2024」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f5.6, 1/125s, ISO100, WB:Daylight花弁のところどころにうっすらと赤い花粉が見える。先端の三つほどはこれから咲く蕾だが、開放花の下にあるのはすべて閉鎖花だ。 自然豊かな我が家の庭(笑)では、今「桔梗草」が盛りを迎えている。数年前、この花を初めて庭で見かけた年にはわずか数本に過ぎなかったんだが、それから毎年どんどん増えて、今では庭を埋め...

  • いい匂いするアイコンタクト ── 夏至日記 令和六年六月十六日(日)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第51便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 三日連続で「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズはどうかと思ったんだが、まあ、何だかそんな雰囲気なので仕方ないよね。まあ、新盆も近いことだし・・・(笑)。ところで、画像中央を左右に横切る飛行機雲も、その上にぼうっと見える飛行機雲のなれの果ても、かすかに「飛行機雲の影」を生じているんだがお分かり...

  • 金魚の糞よ、永遠なれ! ── 新々・夏待日記 令和六年六月十五日(土)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第50便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 何故かトップ画像が、連日で「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズになってしまった(笑)。でもね、こういう色合いの黄昏時って、バルコニーで飲る一杯がとてつもなく美味い時なんだよね。うん、絶対に間違いない。もうン十年もソラ屋をやっている俺が保証するよ(笑)。あ、これからの季節は、そったらことやっ...

  • 今日はめでたい「猛暑日祭」 ── 新々・夏待日記 令和六年六月十四日(金)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第48便 ── 幻の灯籠に導かれて」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、昨日の午後日没間近な太陽に出現した左右両「幻日」だ。それもかなり鮮やかな光彩だったし、左右同時出現の幻日は久々のような気がする。"何時ぶり"だったか調べてみようかとも思ったんだが、無意味だし、めんどいからやめておく(笑)。まあ、幻日も両...

  • 光とヤブ蚊に対する両面作戦はしんどい戦いだった ── 新々・夏待日記 令和六年六月十三日(木)

    「巻層雲マジックの午後 (その5)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に撮影した"井桁"状に交差する「巻層雲」(うす雲)の「二重雲」だ。二重雲というのは、出現高度の異なる雲が重なって見えていることなんだが、正式には十種雲形における変種(個々の雲塊の並び方や透明度の違いに注目した分類)なんだが、そう呼ばれるにはちょいと条件...

  • 肴は炙ったほたるいかの素干しでいい ── 新々・夏待日記 令和六年六月十二日(水)

    「儚い雨と儚くない雨の境界」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先週の大気が不安定な日の夕方、我が街の東方を通過中の「乱層雲」(あま雲)だ。いや、遠雷が聞こえていたので「積乱雲」(かみなり雲)の一部なのかも知れんが、とにかく雨雲なんだよね(笑)。「乳房雲」が出る時というのは、大体こういう状況なので、俺はカメラを抱えてずっとバルコニーで待...

  • 【三訂版】 人生の過程で増減する事象についての一考察

    「こんなことってあるの?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight上部タンジェントアークと飛行機雲と飛行機雲の影。この飛行機雲を見て「あれ?」と感じないだろうか。「ただの飛行機雲じゃないか? 一体何がおかしいんだ?」なんて思った人、あなたはちょっと注意力散漫です(笑)。もう一度よく見てくださいよ。おかしいでしょう? どうしても分からない人はコメント欄で聞いてみ...

  • 夕餉は正当派「タモリ流生姜焼き」で ── 新々・夏待日記 令和六年六月十日(月)

    「幻の雨か、現(うつつ)の雨か」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO200, WB:Daylight 本日のトップ画像は、関東各地が雷雨に見舞われたあの日の日没直後、東天に見えた残照にうっすらと染まる「尾流雲」だ。この尾流雲がそうだったのかどうかは定かではないんだが、積乱雲(かみなり雲)というか、かなとこ雲が衰弱して行く時にはしばしばこのような"激しい"尾流雲を見ることがあるんだよ...

  • いつまでも君の姉貴風に吹かれていたい ── 新々・夏待日記 令和六年六月九日(日)

    "From Day to Night #26" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO200, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先週の黄昏時に撮影した層積雲(うね雲)の副変種「放射状雲」だ。過去記事でも何度か触れているが「放射状」というのは、あくまでも「地上から眺めた時に放射状に見える」という意味であって、これを気象衛星などの画像で見たら並列して見えるはずだ。層積雲は早朝や黄昏時に発生すること...

  • 木遣りくずしは鼻唄の二番 ── 新々・夏待日記 令和六年六月八日(土)

    「雲の息吹」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に見かけた"羽毛状の"の巻雲だ。但し、巻雲の雲種や変種に「羽毛状巻雲」というのは存在しないので、これはあくまでも俺が勝手に呼んでいる名称だからね(笑)。たまたま下の方に小雲片があって、その吐く息が白く見えているような気がしたので、テキトーに画像タイトルをでっち上げてみたとい...

  • 「薄命光線」などという異名も案外イケてるかも知れない ── 新々・夏待日記 令和六年六月七日(金)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 ── お急ぎの方はこちらからどうぞ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前の午後遅く西天に出現した「薄明光線」だ。たまに「薄命・光線」なんて変換ミスしているケースを見かけたりするんだが、そったら美人の専売特許みたいな名前じゃないからね(笑)。でもまあ、この現象には「天使の階段」とか「ヤコブの梯子」などという...

  • レスカってソフィスティケイトな君の味 ── 新々・夏待日記 令和六年六月六日(木)

    "From Day to Night #25" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO200, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に撮影した「石楠花色」に染まる茜雲・・・いや、石楠花色の茜雲なんて阿呆な言い方だよね(笑)。一体どんな色だよ(笑)。訂正します。「石楠花色」に染まる夕・雲であります(笑)。黄昏時の空や雲の色合いが千変万化であることは、もう何度も過去記事で触れていると思うが、中でも石...

  • あたふたと野暮用たちをやっつける ── 新々・夏待日記 令和六年六月五日(水)

    "Just a Little Bit" Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight日没間近い西天が晴れていて、東天に雨が降っているというちょっとした奇跡の産物だ。 トップ画像は、昨日の日没前に一瞬出現した「虹の脚」だ。昨日も関東地方は寒気の影響で大気が不安定な状態が続いていて、午後遅くなってあちこちで雷雲が発生した。幸い俺のところ(埼玉県北部地方)では、群馬・茨城方面と東京・千...

  • 【改訂版】 とりなうたはうつくしい・はなしうたうとりはいくつ ── アナグラムの傑作を紹介してみる

    「異形のものたちが見せる空の奥行き」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11 1/250sec., ISO100, WB:Daylight積雲の向こうに巻雲というちょっと珍しいコンビネーション。太陽もPL効果が最大限に効く位置だったので空の奥行きと立体感のあるカットとなった。「アンチPL病」の感染者の眼には何ともおぞましい絵に映っていることだろう(笑)。 高校生のころ、しーちゃんとよくアクロスティック(折句)を折り込んだ手...

  • アクロスティックの楽しみ ── 新々・夏待日記 令和六年六月三日(月)

    「出し惜しみするソラの神様」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一昨日の「巻雲デー」の撮影中に、太陽の下の方にちらちらと光彩が見えるような見えないような気がしたので、念のために数カット押さえておいたうちの一葉だ。中央部付近の光彩がお分かりいただけるだろうか。何を隠そう、これって「環水平アーク」なんだよね。うーん、この程度だと肉眼ではち...

  • 生きてることはただそれだけで忙しいことだと知りました ── 新々・夏待日記 令和六年六月二日(日)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第47便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に撮影した何かと忙しい黄昏空だ。二本の飛行機雲のなれの果ては、クロスする辺りで何やら意味有り気に消えているし、背後の巻積雲(うろこ雲)からは簾のように尾流雲を生じている・・・。まあ、雲があれば大体ソラは忙しいことになっているんだが、一見何事もないように見える快晴...

  • 宵越し薫るファーストレター ── 新々・夏待日記 令和六年六月一日(土)

    「青空に涙して」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、五月の連休中のよく晴れた日の夕刻、偶然目に入ってきた尾流雲列だ。もう日没も間近な頃の東天でコントラストもイマイチなんだが、なかなか面白いフォルムをしていたので望遠ズームを引っ張り出して数カット撮ってみた。元雲は飛行機雲で間違いないと思うんだが、そのなれの果てが巻積雲(うろこ雲)に遷移して...

  • 黄昏発黄泉(こうせん)行は列車である ── 新・夏待日記 令和六年五月三十一日(金)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第46便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、毎度おなじみの「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズで行ってみたいと思う。俺はこの「黄昏発黄泉こうせん行」のことを、元々が飛行機雲でもあることだし、何となく航空機による「便」であると単純に考えていたんだよね。それが、あるブロ友さんから「これって列車ですよね?」というご指摘...

  • アルコール摂取量不変の法則 ── 新・夏待日記 令和六年五月三十日(木)

    "From Day to Night #24" Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、我が家のバルコニーから見た数日前の日没だ。特に何があるとか出ているとか言う訳ではないんだが、黄昏空のグラデーションや層積雲(うね雲)とのコントラストが面白かったのでワイドズームで撮ってみた。画像タイトルは最初「逢魔が時を待ちながら」とやったんだが、ちょっとクサいし、"...

  • 【改訂版】 「山菜」と「ノン山菜な野草」の境界って誰がどうやって決めているんだ?── 新・夏待日記 令和六年五月二十九日(水)

    「トワイライト・グラデーションとコラボする大楠のシルエット」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60sec., ISO400, WB:Daylight 今日の俺のところ(埼玉県北部地方)は、久々の好天になった。最高気温も28度まで上がり心地よい風も吹いて、久々の北海道サマーを満喫したよ。ただ、北陸・新潟県方面から北日本は相変わらず寒気が居座っているようなので、なんだか申し訳ない気持ちで一杯だ。もっとも、こちらの...

  • 飛び込んで来る君のほほえみ ── 新・夏待日記 令和六年五月二十八日(火)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その4)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、日没が近い西天に見えた高積雲(ひつじ雲)の「放射状雲」だ。元雲は、おそらくシーラスストリーク(ジェット巻雲の一種)じゃないかと思う。暗いのではっきりしないんだが、手前側は部分的に「蜂の巣状雲」に遷移しているようにも見える。実際問題として、それほどめず...

  • 今宵は純米吟醸のロックとハイボールで ── 新・夏待日記 令和六年五月二十七日(月)

    "Rain, Rain Go Away!" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日は、朝から雨が降ったり止んだりと、梅雨の走りを思わせるような天気だった。最高気温こそ26度台止まりでも、湿気が多いので、むしろ昨日や一昨日の方がずっと爽快だったように感じる。それでも、午後遅くなると雲の切れ間から時折陽も射して、こんな空景が見られた。画像左下にツバメが写り込んでいるのはま...

  • 光環と交感してみたい ── 新・夏待日記 令和六年五月二十六日(日)

    「光環と交感してみたい」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、何人にも「彩雲」とは決して言わせない「光環」である(笑)。まあ、光環も彩雲も、原理としては雲を構成する水滴を太陽光が通過する際の「回折現象」によるものなんだよね。だから、姉妹みたいな関係であることは確かなんだが、双子姉妹だって混同されたら面白くないよね(笑)。ましてや、従姉妹...

  • 誰か、睡眠銀行を設立してくれないか ── 新・夏待日記 令和六年五月二十五日(土)

    「雲を消して行く飛行機雲 (その11)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は"雲を消して行く飛行機雲"こと「消滅飛行機雲」と「光環」の豪華セットだ(笑)。雲を消して行くので、当然光環も消して行っているところに注目してやってほしい(笑)。過去記事でも触れているが、飛行機が雲を通過する際、排気熱や乱気流によってその雲を構成する水滴や氷...

  • 遥かなる僕のコペ転 ── 新・夏待日記 令和六年五月二十四日(金)

    「環になっていなくても光環は光環である」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、高積雲(ひつじ雲)に出現した「光環」だ。まあ、右側には雲がないので"ハーフ光環"なんだが、ハーフであろうがクォーターであろうが"太陽を中心に同心円を描く光彩"は光環なんだよね。こういう光環を「光彩が完全な環になっていないので、これは"彩雲&qu...

  • May / 五月 ── [冬枯れの径を一人行く ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第14回]

    「二杯目は濃いめで飲りたくなる黄昏 (その3」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO200, WB:Daylight やろうやろうと思いながら、いつも気がつくと五月も終わりに近づいている・・・。サラの「五月シリーズ」から一篇を酔いの勢いを借りて訳してみた。"May"Sara TeasdaleThe wind is tossing the lilacs,The new leaves laugh in the sun,And the petals fall on the orchard wall,But for me...

  • 黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら ── 新・夏待日記 令和六年五月二十ニ日(水)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 毎度ご紹介しているように、我が家は首都圏とは名ばかりの田舎街にあるんだよね(笑)。田舎街とはいっても一応住宅街なので、我が家の狭いバルコニーから関東平野の地平に沈んで行く夕陽を捉えられるポジションはごく限られている。いや、1メートルそこそこの幅じゃ引きだとか寄りだとかポジ...

  • 【四訂版】 「ウスユキソウ」が「日本のエーデルワイス」ではなく「エーデルワイス」が「西洋ウスユキソウ」である理由(わけ)

    ハヤチネウスユキソウ (上左) ・ セイヨウウスユキソウ (エーデルワイス) (上右)オオヒラウスユキソウ (下)出典(写真左):「ハヤチネウスユキソウ」(2017年9月16日 (土) 12:37 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』 Qwert1234氏を著作者とするこの作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスのもとに利用を許諾されています。出典(写真右): 「セイヨウウスユキソウ」(2019年5月18日 (土) 0...

  • ゼリービーンズは意外とホワイトラムに合う ── 新・夏待日記 令和六年五月二十日(月)

    「凛として颯爽と行く (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前の黄昏時に見つけた「鈎状巻雲」だ。もう何度も書いているが、図鑑や教科書に巻雲の代表として必ずといっていいほど載っているのがこの鈎状巻雲なんだが、巻雲の毛状雲・鉤状雲・濃密雲・塔状雲・房状雲という5つの雲種の中でも鈎状雲はかなりレアな存在なんだよね。特に絵に描いたよう...

  • 喧噪と倦怠感の汽水域 ── 新・夏待日記 令和六年五月十九日(日)

    「ある飛翔 (その95)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、何の変哲もない飛行機雲としか言い様のない飛行機雲だ(笑)。もしかしたら「飛行機雲の影」でも出ているんじゃないかと穴が空くほど画像を見つめたんだが発見には至らなかった(笑)。かといって「逆さだるま」や「消滅飛行機雲」を生じている訳でもない。ただ、細々とだらだらとトレイルを引いて行...

  • Come as Close as the Air, My Honey ── 新・夏待日記 令和六年五月十八日(土)

    「もっとお寄りよ、夕陽がきれいだね・・・って、石投げたろか」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、夕景を撮影中にちょいと目に留まったキジバト夫婦のアツアツ・ベタベタなシーンを望遠ズームで撮ってみた(笑)。もし、こんなことを"同族"相手にやったとしたら、盗撮行為そのものだよね。まあ、以前からこのキジバト夫婦はあまりにも仲がよくて、寡夫やも...

  • 告白の方法とは ── 新・夏待日記 令和六年五月十七日(金)

    「光芒、天ヲ駆ケ抜ケル (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/30s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一見シーラスストリーク(ジェット巻雲の一種)か何かに見えるかも知れないが、雲ではない。時はまさに日没の頃の東天を撮ったカットだ。つまり、太陽は西天の地平線付近にあって、そこに出現した薄明光線が天を駆け抜けて180度反対側の西天まで達した現象で、これを「反薄明光線」と称す...

  • 南大通りにて ── 続々・夏待日記 令和六年五月十六日(木)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第45便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像も、苦しい時の飛行機雲頼みで「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズにご登場願った(笑)。まあ、毎日とは言わないまでも、一週間に一度くらいは派手な大気光学現象が出てくれたら言うことはないんだが、ソラの神様にもいろいろ事情があるようで、ここのところすっかりお見限りなんだよね(笑)...

  • ソラにはソラの事情がある ── 続々・夏待日記 令和六年五月十五日(水)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第44便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、タイトルを恒例の「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズとするかどうかでちょっと迷った(笑)。何故って、トレイルがぶつぶつ切れているだけならまだしも、それぞれの切れ端が節操なくあっちゃこっちゃ向いているし、上の方のトレイルのなれの果てなどは「肋骨雲」というか「ゲジゲジ雲」だ...

  • 【三訂版】 俺が「しーちゃんの次に」好きなものは何か? ── そもそもあんたって誰なのよ?(ロング・インタビュー その7)

    「ちょっと待ってください」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500sec., ISO100, WB:Daylightも、もう少しだけ光を! 俺の「好きなもの」についてのインタビューってことなので、言いたい放題、吠えまくり放題やらせてもらうことにした(笑)。不快に思われる方、異論のある方もおられると思うが、あくまでも俺個人の独断と偏見に基づく主観的・独善的見解であり、嗜好であることをあらかじめお断りしておきた...

  • 「新・三色丼」と「三品一色丼」 ── 続々・夏待日記 令和六年五月十三日(月)

    「鎮魂 ── 昼下がり発黄泉(こうせん)行」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f6, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ある日の昼下がり、大楠の上を行く切れ切れの飛行機雲だ。このトレイルは、雲間に見え隠れしているのではなく、実際に切れ切れになっている。飛行機雲が生じる原因は過去記事でも触れているが、エンジンから排出される水蒸気が核となり、そこへ大気中の水蒸気が集まることによって初...

  • 北帰行、霧の終点未だに見えず ── 続々・夏待日記 令和六年五月十二日(日)

    「ある飛翔 (その93)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先日に続いて大空に"Xエックス"なのか"×バツ"なのか"xペケ"なのかは定かではないんだが、とにかくクロスするようなトレイルを描く二本の飛行機雲のなれの果てだ。交差する付近で手前側のトレイルがクランク状に進路を変えているのは、ニアミスを避けるためだと思われ...

  • 限りなく遠いワンプレートご飯とワンディッシュ飯(めし)の間 ── 続々・夏待日記 令和六年五月十一日(土)

    「春は朧の黄昏を待つ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、日没間近い西天に見えた「薄明光線」だ。薄明光線はチンダル現象(空気中に浮遊する細かい粒子を光が通過する時に散乱されて光の筋道が見える現象)の一種なので、どちらかというと朧なソラの方が好条件だと思うんだよね(笑)。この夕の薄明光線はなかなか印象的な色調でフォトジェニックな空景を見...

  • 北海道サマーの宵は深酒の予感 ── 続々・夏待日記 令和六年五月十日(金)

    「居待月の月光環」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f5.6, 1/30s, ISO1600, WB:Daylight 本日は蔵出し画像から「月光環」をご紹介してみたいと思う。月光環と言っても、何も特別な現象ではない。これが太陽に出た場合は「日光環」、通常は「光環」と称する。大気光学現象は、光が氷晶や水滴を通過する際の屈折や回折現象に他ならないので、その光源は太陽でも月でもかまわない。だから、22度ハロ(内暈)はもちろん...

  • 出世坂の初夏 ── 続々・夏待日記 令和六年五月九日(木)

    「春は朧の昼下がり (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、そこそこきれいに光彩が分散した「22度ハロ(内暈)」だ。しつこくお断りしておくが、これは「ハロ」ではない。「ハロ、ハロ」と連発して「俺ってカッコいい」と思っているあんた、あんたは「鰻」を食って「これは美味いサカナ・・・だ」などとは決して言わないよね。サカナにもいろいろあるように...

  • 君と見たいなハルゼミの羽化 ── 続々・夏待日記 令和六年五月八日(水)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第43便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO200, WB:Daylight 本日のトップ画像は、春にしてはめずらしいクリアな黄昏空に2便の黄昏発黄泉こうせん行が写るという願ってない一葉だ。出来ることならもう少し飛行機雲を大楠の右寄りにフレーミングしたかったんだが、狭い我が家のバルコニーからの撮影ではボジションに限界があるんだよね。でもまあ、そこそこ狙った色合いに...

  • 【改訂版】 ベッケルはバーボンなんかよりずっと酔える

    「VHFアンテナのある空景 (その16) ── エビフライと目玉焼きが食べたくなった日」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f16, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight 今宵は、スペインの国民的詩人グスタボ・アドルフォ・ベッケル(Gustavo Adolfo Bécquer, 1836年2月17日 - 1870年12月22日)の作品をご紹介させていただきたいと思う。以前にも何度かご紹介したこともあるのでご存じかも知れないが、高校時代の俺はベッケ...

  • そういえば、俺ってソラ屋だったんだね ── 続々・夏待日記 令和六年五月六日(月)

    「ソラの神様の粋な采配 #1」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight「一体何処に出てるのよ?」などと言うなかれ(笑)。太陽のずっと右側、画像の右端に近いところに一際鮮やかな人魂のように見える光彩が幻日だ。「ソラの神様の粋な采配 #2」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日ご紹介する二葉の画像は、昨日の日没間近な西天の地平ぎり...

  • 子供だった人にも有効な祝日 ── 続々・夏待日記 令和六年五月五日(日)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第41便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、半月ほど前に撮影した日没直後の夕景なんだが、ここには、フレッシュなやつからほとん度消えかかっているなれの果てまで新旧3本の飛行機雲が写っている。そうそう、画像中央付近の切れ切れになった飛行機雲の雲片から上へ伸びる「雲の影」も見えている。過去記事でも書いたことがあるん...

  • 【改訂版】 May Wind / 五月の風 [ストリートピアノの調べに乗って ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第12回]

    「五月の風 ── VHFアンテナのある空景 (その59)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日はプライベートな事情により、フォロワー・読者諸兄姉の皆様方のブログへのご訪問やコメントが出来ません。何卒ご容赦ください。"May Wind"Sara TeasdaleI said,

  • 桜前線、道東釧路でゴールイン! ── 続々・夏待日記 令和六年五月三日(金)

    「春は朧の空に押し寄せる羊たち」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 太陽覆い隠さんばかりに殺到するソラの羊たち・・・。下半分は紛れもない高積雲(ひつじ雲)なんだが、上の方は巻積雲(うろこ雲)に遷移しているように見える。右上の太陽付近には光環が出ている。高積雲と巻積雲が互いに遷移、つまり"高積雲⇒巻積雲"あるいは"巻積雲⇒高積雲"というように変化...

  • ちょいワルの夢其処いらで醒める ── 続々・夏待日記 令和六年五月二日(木)

    「ある飛翔 (その92)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像も昨日に続いて飛行機雲にご登場願った(笑)。どうも最近はソラの神様に見放されてしまったらしく、大気光学現象もフォトジェニックな雲もさっぱり姿を見せてくれないんだよね(笑)。ということで、困ったときの「飛行機雲頼み」という訳だ(笑)。でもまあ、これもなかなか面白い飛行機雲ではある。ま...

  • 今年は猛暑の夏になるらしい ── 続々・夏待日記 令和六年五月一日(水)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第40便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトッポ傴画像は、お馴染み「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズの一葉なんだが、日没直後、たまたま残照に映える高度に出現した飛行機雲が鮮やかに見えた一瞬だ。この2本の飛行機雲が描くフォルムを"×ペケ"と取るか"Xエックス"と取るかはフォロワー・読者諸兄姉の皆様方のご判断にお任...

  • 【改訂版】 愚者と少年にとって、それは確かに「金」だった ── 続・夏待日記 令和六年四月三十日(火)

    "A Mysterious Triangle Cloud" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylightふと頭上の空を見上げると、そこには二等辺三角形というかサメの歯の一片のような雲が浮かんでいた。目を凝らすと、長い乳房雲と微かな尾流雲を生じているのがわかる。つまり、三本の脚付き三角テーブルを下から見上げたようにも見える。 俺が小学生時代、石ころ集めに夢中だったということは過去記事...

  • 「ま、いいか」に始まり「ま、いいか」に終わる ── 続・夏待日記 令和六年四月二十九日(月)

    「二杯目は濃いめで飲りたくなる黄昏 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、層積雲の雲端から一瞬見えた「光芒」だ。いつもなら「薄明光線」と書くんだが、何故「光芒」なのかというと、今日は何となくそう書きたい気分だったんだよね(笑)。ご存じとは思うが、薄明光線は他にも「天使の梯子」「ヤコブの階段」「レンブラント光線」「ゴッドレイ」な...

  • 初めて見たクールじゃない君 ── 続・夏待日記 令和六年四月二十八日(日)

    「空に注連縄が張ってあっても不思議ではない」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、紺碧の空に突如として出現した注連縄のカットだ。まあ、ここにはソラの神様が鎮座坐すので、注連縄が張ってあったとしても何ら不思議なことでもないんだが、もしかしたら何かの結界なのかも知れん。ちょっとマジな話をすると、この日はシーラスストリークが出ていて、このカッ...

  • 花よりジンギスカン ── 続・夏待日記 令和六年四月二十七日(土)

    「春は朧の空に群れる羊たち」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、高積雲(ひつじ雲)とそれに生じた(ちょっとショボいが)光環のコラボする絵だ。ちょうど今頃の季節、緑の牧場に羊たちが思い思いに群れている光景を想像してみては如何だろう。秋の雲の代表とされているひつじ雲なんだが、実は一年を通して普通に見られるんだよね。えーと、古くからのフォロワー...

  • 巷では明日から黄金週間らしい ── 続・夏待日記 令和六年四月二十六日(金)

    「雲を消して行く飛行機雲 (その10)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、久しぶりに「消滅飛行機雲」をご紹介してみたいと思う。過去記事でも何度か触れているが、何もないところを航空機が飛んだ場合には、エンジンの排気中に含まれる水蒸気が核となり、そこへ元々空気中にあった水蒸気が集まって飛行機雲が出現するんだよね。ところが、航空機が元々存在してい...

  • 桜前線はいよいよ道東・道北へ ── 続・夏待日記 令和六年四月二十五日(木)

    「VHFアンテナのある空景 (その77)」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、何の変哲もない「22度ハロ(内暈)」なんだが、たまたまフレッシュなものとなれの果ての二本の飛行機雲が、それぞれ太陽と22度ハロをかすめるように通過しているのが、幾何学の問題図みたいで面白い・・・よね(笑)。この22度ハロは、一見何もない青空に出現しているように見えるんだが、原...

  • The Inn of Earth / 此岸の宿 [亭主は門扉の錠を下ろしてしまった ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第13回]

    「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日は、久々にサラ・ティーズデールの詩を一篇ご紹介したいと思う。この作品を採り上げたのは、以前ご紹介したクリスティーナ・ロセッティの"Up-Hill/上り坂"という一篇を思い出したからだ。もしかしたら、この作品はサラのクリスティーナに対するアンサー・ポエムじゃないかと思ったくらい...

  • 【改訂版】 たいていの人が「よい」というものは、たいていの場合「よくない」ものなんだよね ── 続・夏待日記 令和六年四月二十三日(火)

    「『どろどろ』と音が聞こえて来そうな光環と彩雲」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f16, 1/4000sec., ISO100, WB:Daylight 以前にも書いたことがあるが、俺は子供の頃から「変なヤツだ」と言われて来た(笑)。もちろん、ほめ言葉なんかじゃないよ(笑)。「変わってるねえ・・・」「えっ、何で、どうして?」「へそ曲がり」「天の邪鬼」「この、ひねくれもん!」「なんで、みんなと一緒じゃ駄目なんだ?」等々、...

  • ニュースと月曜日と春愁 ── 続・夏待日記 令和六年四月二十二日(月)

    「春は朧の昼下がり (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 過去記事でも何度か書いているが、春分・秋分の前後は、我が家のバルコニーから見てちょうど大楠の向こうに陽が落ちる。特に黄昏前などは、大楠の枝葉のシルエットと茜空のコントラストが美しいのでよく撮影するんだが、この日はそれにはまだ少し早い午後の霞空を背景に撮ってみた。こういうのも、なかなかいいも...

  • 僕はもう星へ還らなきゃ ── 続・夏待日記 令和六年四月二十一日(日)

    「天(あめ)の海に連なる雲の波」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、半月ほど前に撮った日没前後の東天だ。三列に連なる雲の波が見えて、その中段だけが残照に映えていた。黄昏時は、つい西天の方に注目してしまいがちなんだが、東天にもなかなか魅惑的な空景が広がっていることがある。その代表例が「地球影とビーナスベルト」や「反薄明光線」なんだが、他に...

  • Everybody Loves Lazy Saturday ── 続・夏待日記 令和六年四月二十日(土)

    「ある飛翔 (その91)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、飛行機雲がいわゆる「逆さだるま」になったところなんだが、これは上空の風が弱い時、飛行機雲を形成する氷晶(氷の微細な結晶)が周りの水蒸気を次々に集めて成長し、そのうちに自らの重みで垂れ下がった姿なんだよね。撮影していると、巻層雲(うす雲)に「飛行機雲の影」を生じているのが見えた。「逆...

  • 桜前線、津軽海峡を渡ってラストスパート ── 続・夏待日記 令和六年四月十九日(金)

    「春は朧の昼下がり (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻層雲(うす雲)に出現した昼下がりの「外接ハロ」と「22度ハロ(内暈)」だ。太陽の真上、11~1時くらいの範囲に見えるやや鮮やかな光彩が外接ハロ、正しくはその一部だ。外接ハロの右端から分岐するように弧を描いているのが22度ハロ(内暈)ということになる。よく見れば、外接ハロと22度...

  • 春の試練は計り知れん ── 続・夏待日記 令和六年四月十八日(木)

    「春愁を煽り立てる暗雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、細長い層積雲(うね雲)が太陽を覆い隠して、その背後にある雲のフォルムが浮かび上がったところだ。つまり、この暗雲がなければ、太陽光が強烈過ぎて周辺の雲の様子は分からなかったということなんだよね。で、何か面白いものでも写っているのかって・・・そ、そったらもん、写ってる訳ないべさ(笑)...

  • 思えば遠くへ来たもんだね ── 続・夏待日記 令和六年四月十七日(水)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第39便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、毎度お馴染みの「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズの一葉で行ってみたいと思う。この時の飛行機雲は、そのものズバリの"夕焼け色"に染まっていたことをよく覚えている。考えてみれば、何気なく茜雲とか夕焼け雲とか黄昏雲とかいうけれど、その色合いはその日その時によって様々...

  • 【改訂版】 昔々ある沢に美しい滝が懸かっていましたとさ ── 続・夏待日記 令和六年四月十六日(火)

    「滝の見本帳──星移幾秋の滝よ永遠に!」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f16, 2sec., Ektachrome E100SW滝壺の中にある上部が平たい岩を、俺は「卓袱台岩」と呼んでいた。昼飯時には弁当や缶びいるを、撮影時には機材などを置かせてもらったり、暑い日には靴を脱ぎ、ここに腰掛けて火照った足を滝壺で冷やしたりと大変世話になった岩だ。 俺のところ(埼玉県北部地方)では、今日も最高気温が25度まで上がって二日続き...

  • たまには神の視点で ── 夏待日記 令和六年四月十五日(月)

    「ある飛翔 (その90)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight このところ夕景が続いたので、本日は紺碧の空をバックにした「ある飛翔」シリーズで行ってみたいと思う。まあ、ちょいとヨレヨレだが、そこはご愛敬ということで(笑)。本当はもう少しシュッとした飛行機雲もあったんだが、記事の都合上この画像をセレクトさせてもらった。 先日、某科学サイトを漁っていたら、ちょっと...

  • 雲片(くもぎれ)の宅急便 ── 夏待日記 令和六年四月十四日(日)

    「春の朧の黄昏の (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 連日の夕景で申し訳ないんだが、最近何故か大気光学現象がさっぱりなんだよね。困った時の夕景頼みということで、ご容赦願いたい(笑)。まあ、それはともかく、この「薄明光線」を視た瞬間「おお、軍艦旗や!」と思ったんだが、よく考えたら「旧海軍軍艦旗」も「海上自衛艦旗」も「旭日・・旗」、つまり朝陽に出現...

  • 既視感は幻じゃない ── 夏待日記 令和六年四月十三日(土)

    「黄昏の椿事 ── ソラに穴が空いたという訳ではありませんが (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日は蔵出し画像から「穴あき雲」をご紹介したいと思う。この時は、夕陽に「太陽柱(サンピラー)」らしきものが出ていたので、そちらを撮ることに夢中になっていて雲の方はノーマークだったんだよね(笑)。ファインダーの上の方に穴あき雲のようなフォルムが見えたので、...

  • ウンガレッティを読む君の熱 ── 夏待日記 令和六年四月十二日(金)

    「凛として颯爽と行く」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 久々に眉目麗しき「鈎状巻雲」を見た。これが数本の群れであったらもっとよかったんだが、残念ながら一筋だけの艶姿だった。巻雲(すじ雲)は雲種として毛状雲、鉤状雲、濃密雲、塔状雲、房状雲の5形態に分類されるんだが、図鑑や教科書に巻雲の代表として必ずといっていいほど載っているのがこの鈎状巻雲なんだよね。しか...

  • 春爛漫に反比例する僕の春愁 ── 夏待日記 令和六年四月十一日(木)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第38便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、大楠の向こうに沈む夕陽と飛行機雲のなれの果てだ。このトレイルの左側に広がる雲は、飛行機雲から巻層雲(うす雲)が派生し、さらに巻積雲(うろこ雲)に遷移しているところではないかと思う。こういう春らしいぼうっとした黄昏もいいよね。何だか「朧月夜」でも口ずさみたくなってしま...

  • サニーサイドアップに裂傷負わせた朝 ── 夏待日記 令和六年四月十日(水)

    「春愁を煽り立てる黄昏」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、茜色に染まる巻積雲(うろこ雲)だ。ちょっと面白いのは、画像の下の方はノーマルな巻積雲なんだが、上に行くに従って次第に波状(巻積)雲に遷移し、上端部は巻雲(すじ雲)を派生しているように見える。この茜色って、何だか「おーい」とか「バカヤロー!」とか「○ん○○え!」とか「○○っ○れ!」とか...

  • 【五訂版】 There Will Come Soft Rains / 優しく雨ぞ降りしきる [暁にめざめし春の女神すら我らが去りしことをばそれと心づかざらん ── サラ・ティーズデールを訳してみる 第1回]

    「暁にめざめし春の女神すら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 今年も本ブログ恒例の『やさしく雨ぞ降りしきる』をご紹介させていただく季節となった(笑)。もう読み飽きた、耳タコだというフォロワー・読者諸兄姉の皆様におかれましては、この記事は本ブログ恒例の"生誕祭"みたいなものなので、何卒ご容赦のほどを(笑)。 この詩をご紹介する度に同じ事を書いて...

  • もしかして、これも春愁なのか? ── 夏待日記 令和六年四月八日(月)

    「黄昏発黄泉(こうせん)行 第37便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は「黄昏発黄泉こうせん行」と銘打っているくらいだから紛れもなく飛行機雲のカットなんだが、ご用とお急ぎでない方はどこにあるのか探してみてほしい。ここには、フレッシュなトレイルとなれの果ての二本の飛行機雲が写っている。中央やや左寄りの羽毛状のフォルムの、肋骨巻雲のなり損ねみ...

  • 北海道サマーの午後を堪能する ── 夏待日記 令和六年四月七日(日)

    「先陣争いをする乱層雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、雨を降らせる雲の代表である乱層雲(あま雲)だ。雨を降らせる雲のもう一方の雄である積乱雲(かみなり雲)はご紹介する機会も多いんだが、本ブログで乱層雲を掲載した記憶は片手に余るほどだと思う。それも、降水雲や尾流雲をフィーチャーしたもので、乱層雲が主役ということではなかったように思...

  • その予兆(サイン)襟元にあり ── 夏待日記 令和六年四月六日(土)

    「おっぱいがいっぱい」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、昔一旦ボツにした層積雲に生じた「乳房雲」を引っ張り出してきた。乳房雲は、意外とこじんまりと出現することが普通で、全天や半天を覆うなどというスケールで出現することは稀だと思う(少なくとも俺は見たことがない)。この画像のM乳房雲はけっこうな広範囲に出現したんだが、気づいたのが少々遅く...

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