「雲を消して行く飛行機雲 (その10)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、久しぶりに「消滅飛行機雲」をご紹介してみたいと思う。過去記事でも何度か触れているが、何もないところを航空機が飛んだ場合には、エンジンの排気中に含まれる水蒸気が核となり、そこへ元々空気中にあった水蒸気が集まって飛行機雲が出現するんだよね。ところが、航空機が元々存在してい...
空と雲の写真は記事内容に関係なくほぼ毎日更新しています。空のこと、雲のこと、大気光学現象のこと、気象のこと、写真のこと、酒のこと、北海道のこと、映画のこと、詩のこと、短歌のこと、本のこと、私のことなどなど、飲んだくれの酩酊雑記です。
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「雲を消して行く飛行機雲 (その10)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、久しぶりに「消滅飛行機雲」をご紹介してみたいと思う。過去記事でも何度か触れているが、何もないところを航空機が飛んだ場合には、エンジンの排気中に含まれる水蒸気が核となり、そこへ元々空気中にあった水蒸気が集まって飛行機雲が出現するんだよね。ところが、航空機が元々存在してい...
「VHFアンテナのある空景 (その77)」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、何の変哲もない「22度ハロ(内暈)」なんだが、たまたまフレッシュなものとなれの果ての二本の飛行機雲が、それぞれ太陽と22度ハロをかすめるように通過しているのが、幾何学の問題図みたいで面白い・・・よね(笑)。この22度ハロは、一見何もない青空に出現しているように見えるんだが、原...
「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日は、久々にサラ・ティーズデールの詩を一篇ご紹介したいと思う。この作品を採り上げたのは、以前ご紹介したクリスティーナ・ロセッティの"Up-Hill/上り坂"という一篇を思い出したからだ。もしかしたら、この作品はサラのクリスティーナに対するアンサー・ポエムじゃないかと思ったくらい...
「『どろどろ』と音が聞こえて来そうな光環と彩雲」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f16, 1/4000sec., ISO100, WB:Daylight 以前にも書いたことがあるが、俺は子供の頃から「変なヤツだ」と言われて来た(笑)。もちろん、ほめ言葉なんかじゃないよ(笑)。「変わってるねえ・・・」「えっ、何で、どうして?」「へそ曲がり」「天の邪鬼」「この、ひねくれもん!」「なんで、みんなと一緒じゃ駄目なんだ?」等々、...
「春は朧の昼下がり (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 過去記事でも何度か書いているが、春分・秋分の前後は、我が家のバルコニーから見てちょうど大楠の向こうに陽が落ちる。特に黄昏前などは、大楠の枝葉のシルエットと茜空のコントラストが美しいのでよく撮影するんだが、この日はそれにはまだ少し早い午後の霞空を背景に撮ってみた。こういうのも、なかなかいいも...
「天(あめ)の海に連なる雲の波」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、半月ほど前に撮った日没前後の東天だ。三列に連なる雲の波が見えて、その中段だけが残照に映えていた。黄昏時は、つい西天の方に注目してしまいがちなんだが、東天にもなかなか魅惑的な空景が広がっていることがある。その代表例が「地球影とビーナスベルト」や「反薄明光線」なんだが、他に...
「ある飛翔 (その91)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、飛行機雲がいわゆる「逆さだるま」になったところなんだが、これは上空の風が弱い時、飛行機雲を形成する氷晶(氷の微細な結晶)が周りの水蒸気を次々に集めて成長し、そのうちに自らの重みで垂れ下がった姿なんだよね。撮影していると、巻層雲(うす雲)に「飛行機雲の影」を生じているのが見えた。「逆...
「春は朧の昼下がり (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻層雲(うす雲)に出現した昼下がりの「外接ハロ」と「22度ハロ(内暈)」だ。太陽の真上、11~1時くらいの範囲に見えるやや鮮やかな光彩が外接ハロ、正しくはその一部だ。外接ハロの右端から分岐するように弧を描いているのが22度ハロ(内暈)ということになる。よく見れば、外接ハロと22度...
「春愁を煽り立てる暗雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、細長い層積雲(うね雲)が太陽を覆い隠して、その背後にある雲のフォルムが浮かび上がったところだ。つまり、この暗雲がなければ、太陽光が強烈過ぎて周辺の雲の様子は分からなかったということなんだよね。で、何か面白いものでも写っているのかって・・・そ、そったらもん、写ってる訳ないべさ(笑)...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第39便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、毎度お馴染みの「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズの一葉で行ってみたいと思う。この時の飛行機雲は、そのものズバリの"夕焼け色"に染まっていたことをよく覚えている。考えてみれば、何気なく茜雲とか夕焼け雲とか黄昏雲とかいうけれど、その色合いはその日その時によって様々...
「滝の見本帳──星移幾秋の滝よ永遠に!」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f16, 2sec., Ektachrome E100SW滝壺の中にある上部が平たい岩を、俺は「卓袱台岩」と呼んでいた。昼飯時には弁当や缶びいるを、撮影時には機材などを置かせてもらったり、暑い日には靴を脱ぎ、ここに腰掛けて火照った足を滝壺で冷やしたりと大変世話になった岩だ。 俺のところ(埼玉県北部地方)では、今日も最高気温が25度まで上がって二日続き...
「ある飛翔 (その90)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight このところ夕景が続いたので、本日は紺碧の空をバックにした「ある飛翔」シリーズで行ってみたいと思う。まあ、ちょいとヨレヨレだが、そこはご愛敬ということで(笑)。本当はもう少しシュッとした飛行機雲もあったんだが、記事の都合上この画像をセレクトさせてもらった。 先日、某科学サイトを漁っていたら、ちょっと...
「春の朧の黄昏の (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 連日の夕景で申し訳ないんだが、最近何故か大気光学現象がさっぱりなんだよね。困った時の夕景頼みということで、ご容赦願いたい(笑)。まあ、それはともかく、この「薄明光線」を視た瞬間「おお、軍艦旗や!」と思ったんだが、よく考えたら「旧海軍軍艦旗」も「海上自衛艦旗」も「旭日・・旗」、つまり朝陽に出現...
「黄昏の椿事 ── ソラに穴が空いたという訳ではありませんが (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日は蔵出し画像から「穴あき雲」をご紹介したいと思う。この時は、夕陽に「太陽柱(サンピラー)」らしきものが出ていたので、そちらを撮ることに夢中になっていて雲の方はノーマークだったんだよね(笑)。ファインダーの上の方に穴あき雲のようなフォルムが見えたので、...
「凛として颯爽と行く」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 久々に眉目麗しき「鈎状巻雲」を見た。これが数本の群れであったらもっとよかったんだが、残念ながら一筋だけの艶姿だった。巻雲(すじ雲)は雲種として毛状雲、鉤状雲、濃密雲、塔状雲、房状雲の5形態に分類されるんだが、図鑑や教科書に巻雲の代表として必ずといっていいほど載っているのがこの鈎状巻雲なんだよね。しか...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第38便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、大楠の向こうに沈む夕陽と飛行機雲のなれの果てだ。このトレイルの左側に広がる雲は、飛行機雲から巻層雲(うす雲)が派生し、さらに巻積雲(うろこ雲)に遷移しているところではないかと思う。こういう春らしいぼうっとした黄昏もいいよね。何だか「朧月夜」でも口ずさみたくなってしま...
「春愁を煽り立てる黄昏」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、茜色に染まる巻積雲(うろこ雲)だ。ちょっと面白いのは、画像の下の方はノーマルな巻積雲なんだが、上に行くに従って次第に波状(巻積)雲に遷移し、上端部は巻雲(すじ雲)を派生しているように見える。この茜色って、何だか「おーい」とか「バカヤロー!」とか「○ん○○え!」とか「○○っ○れ!」とか...
「暁にめざめし春の女神すら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 今年も本ブログ恒例の『やさしく雨ぞ降りしきる』をご紹介させていただく季節となった(笑)。もう読み飽きた、耳タコだというフォロワー・読者諸兄姉の皆様におかれましては、この記事は本ブログ恒例の"生誕祭"みたいなものなので、何卒ご容赦のほどを(笑)。 この詩をご紹介する度に同じ事を書いて...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第37便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は「黄昏発黄泉こうせん行」と銘打っているくらいだから紛れもなく飛行機雲のカットなんだが、ご用とお急ぎでない方はどこにあるのか探してみてほしい。ここには、フレッシュなトレイルとなれの果ての二本の飛行機雲が写っている。中央やや左寄りの羽毛状のフォルムの、肋骨巻雲のなり損ねみ...
「先陣争いをする乱層雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、雨を降らせる雲の代表である乱層雲(あま雲)だ。雨を降らせる雲のもう一方の雄である積乱雲(かみなり雲)はご紹介する機会も多いんだが、本ブログで乱層雲を掲載した記憶は片手に余るほどだと思う。それも、降水雲や尾流雲をフィーチャーしたもので、乱層雲が主役ということではなかったように思...
「コラボする飛行機雲と光彩」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、22度ハロ(内暈)とそれをかすめるように通過した飛行機雲の共演を撮った一葉だ。そうだね。ちょうど巻層雲(うす雲)がかかってぼうっと柔らかく輝く太陽がパールのリングだとすると、気流になびく飛行機雲のなれの果てはビブネックレスみたいだと思わないか・・・って、書いてて自分でもクサい...
「見えない編隊飛行の痕跡」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、9機の飛行機が編隊を組んで通過した後に残った飛行機雲・・・ではない(笑)。巻層雲(うす雲)の雲種の一つで「毛状巻層雲」というやつだ。まあ、この画像の毛状雲の場合は、少々注意して見れば飛行機雲ではないことは一目瞭然なんだが、自然の雲の中には稀に飛行機雲よりもストレートなフォルムを...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第10便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight バルコニーに出て春霞の夕景を楽しみながら一杯飲っていたら、北の方から飛行機雲が夕陽の上を通過して行くのが見えた。えーと「夕陽の上」というのは、あくまでも文芸的表現だからね(笑)。空も宇宙空間も二次元じゃないので、飛行機が現実に太陽の上を通過なんかしたらエラいことだ。というか、飛行機はそ...
「春のフェイクな椿事」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 最近のトップ画像は、地味目な層積雲や尾流雲ばかり続いているような気がするので、本日は蔵出し画像からちょいと派手な一葉を掲載してみることにした。さあ、お分かりいただけるだろうか。ある春の日の夕刻、長い尾を引きながら落下してくる「大火球」(国際天文学連合の流星・隕石・惑星間塵委員会が承認した定義による...
「泣いてくれるな、ソラ屋のために (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/30s, ISO400, WB:Daylight 何時のことだっただろう。黄昏の層積雲(うね雲)が、尾流雲を引いていることが多いということに気がついたのは・・・。陽が落ちたことによって気温が低下したことが関係しているのか、黄昏時は層積雲がシルエットになって尾流雲を発見しやすいというだけのことなのか、いつか機会があれば専門家に訊い...
「泣いてくれるな、ソラ屋のために」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight ある日の夕刻前、何の気なしに眺めた西の空の浮かぶ雲塊からブワ~っと、それこそヤケクソといった感じに尾流雲が落ちていた(笑)。よくよく見ると、あちこちの雲塊からも尾流雲を生じているか、あるいは生じ始めているのに気がついた。写真屋的には決してフォトジェニックとは言えないんだが、ソラ屋的にはけ...
「暗雲を切り開く薄明光線 ── そうだったらいいのにな」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight えーと、今日もクサい画像タイトルであります(笑)。最近、文芸関係は何もかも絶不調な俺です(笑)。というか、タイトルだけじゃなく画像そのものも全然イケてないんだが・・・(笑)。ただ、最近の画像がイケてないのは俺が悪いんじゃなくて、ソラの神様のせいだ(笑)。今年になってから、...
「ある飛翔(その72) ── 薄明光線の彼方へ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 数日前の午後遅く、いつものように空のチェックをしていたら、日没間近い西天の陽に層積雲(うね雲)にかかってきた。まあ、別にどうということのない層積雲の切れっ端なので別段何も期待していなかったんだが、上縁からちょこっと薄明光線が出ているのが見えたた。これもソラの神様の思し召しだと思...
「ある飛翔(その71) ── 夕陽よ急げ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に撮影した日没前の空なんだが、どうしても撮影メモが見当たらないので、この雲が層積雲(うね雲)なのか高積雲(ひつじ雲)なのか定かではない。おそらく層積雲だとは思うんだが、メモが見当たらないということは、もしかしたらこの時点でかなり酩酊していたのかも知れないね(...
「春空の飛翔 ── VHFアンテナのある空景 (その57)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像をこれにすると決めてから、画像タイトルを「ある飛翔」シリーズで行くべきか、それとも「VHFアンテナのある空景」シリーズとするべきかで散々迷った(笑)。迷った挙げ句に折衷案というかテキトーというか、何だかよく訳の分からない画像タイトルにしてしまった(笑)。まあ...
「不連続な光環と蜂の巣状雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、太陽にかかった高積雲(ひつじ雲)の上の部分に「光環」が出現し、下側が「蜂の巣状雲」に遷移している光景だ。その境目がスパッと分断されたように見えるので、おそらく「ウインドシア」(水平あるいは垂直方向に風向や風速の差異があり、言うなれば「風の断層」とでもいうべき不連続な状態)...
「夕陽に向かって己のアイデンティティーに思いを巡らすゴジラさん」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日は蔵出し画像から「哀愁を帯びたゴジラの後ろ姿」みたいな層積雲(うね雲)の「塔状雲」をご紹介させていただきたいと思う。塔状雲は、巻雲(すじ雲)・巻積雲(うろこ雲)・高積雲(ひつじ雲)・層積雲に見られる雲種の一つで、その名のとおり塔の様に盛り上がったフォルム...
「ある飛翔(その70) ── 黄昏発黄泉(こうせん)行 第9便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一週間ほど前に撮影した薄れ行く残照の飛行機雲だ。本当はもう少し茜色が残っているうちに撮影したかったんだが、やんごとなき事情で間に合わなかった(笑)。光速はもちろん不変ではあるが、斜光線の移動速度って本当に速いんだよね(笑)。まあ、しかし、これはこ...
"Dance, Dance, Dance" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight ある日の黄昏時、少々強風に煽られているような雲塊から妖しげなテールが二本ばかり伸びていたので撮ってみた。上の方のテールの大小二本は雲塊本体から直接生じているのかどうかはっきりしないんだが、その下の雲塊からは紛れもなくテール状の雲が生じているのがお分かりいただけると思う。「だから、どうした?...
"Tournez, tournez !" Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 某月某日の午後、南天に見つけたつるし雲もどきというか、回転体フォルムの雲塊だ。望遠で撮ったこともあって、あまりコントラストはよろしくないが、回転している様子はお分かりいただけると思う。このようなフォルムの雲は風の強い日にはしばしば見かけるんだが、吊るし雲と呼ぶには少々おこがましいので、俺的には秘...
トップ画像は、蔵出し画像から一葉ご紹介させていただきたいと思う。ヒドラの出来損ないみたいなこの雲、実はかなとこ雲から派生した「かなとこ巻雲」の切れっ端だ。「天空のバトル」なんてタイトルを付けておきながら、一体何と何がどんなバトルをしているのか、本人にも全く分かっていないんだよね(笑)。 今日、外出した帰りにスーパーに寄った。車を降りて入り口へ向かおうとしたら、俺の前を老夫婦が歩いていた。そうだね...
"From Day to Night #10" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylightこれは暮れ時の「茜色おびたる」層積雲。「一期一会の色 (その2)──反攻する春」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylightこちらは明け方の「紫だちたる」層積雲。 本日掲載の一葉目は、最近撮影したどうということのない今頃の季節のぼうっとした日没時の層積雲(う...
「暁にめざめし春の女神すら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 今年も本ブログ恒例の『やさしく雨ぞ降りしきる』をご紹介させていただく季節となった(笑)。もう読み飽きた、耳タコだというフォロワー・読者諸兄姉の皆様におかれましては、この記事は本ブログの"聖誕祭"みたいなものなので、何卒ご容赦のほどを(笑)。 何度も触れているが、この詩の冒頭にある「...
「モドキだらけでもドキドキするソラ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 午後遅く、西天を覆った暗雲の隙間からわずかに覗いた隙間に、尺取り虫の隊列のような雲が見えた(笑)。もしかしたらケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲かもしれないと思ったので、カメラを抱えてバルコニーでしばらく待機していたんだが結局同定出来るようなフォルムにはなってくれなかった(笑)。うー...
「やさしい光、やわらかい雲 (その4)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 澄み切った青空に絵筆でさっと掃いたような巻雲がなびいているなどという光景は文句なく素晴らしいんだが、こんなぼうっと霞んだ春の空にほんわかとした雲から漏れたショボい薄明光線が伸びている、というシーンだってなかなか趣があって捨てがたいんだよね。花粉症で頭がぼうっとするのは願い下げなんだ...