ロンドンでMI6所属のイギリス人、銀行役員が拉致される。実行犯はロシアが雇った傭兵。ロシアは銀行役員が持っているMI6の情報と金が欲しい。これに対し、イギリス側は銀行役員の奪還と拉致した人物の殺しをフランスに住む「イングリッシュマン」に依頼する。実に迫力ある東西スパイの戦いがノンストップで展開される。この小説を手にしたら、すぐに引き込まれ、結末まで本を放したくなくなってしまうだろう。プロローグは、...
ビルの間にひっそりと佇む看板建築はいとおしい。まるでタワーマンションに住めず、ヒルズにあるオフィスにも通えなかったワタシのようだから……? 看板建築を愛でるなんて野暮天かもしれないが、三軒茶屋を歩いてみた。「セントパックスカフェ」三軒茶屋一丁目29-8。モルタル塗りの木造二階建て建築だ。二階から上部はほとんど同じ形状を有していて、建設当時は窮屈な感じがしたかもしれない。時が過ぎると、貫禄やら異様さが...
緑のテラスに若者が映えるカフェ「ホワイトグラスコーヒー」(渋谷)
緑の木々に囲まれてコーヒーを味わう。気持ちが落ち着きます。「ホワイト グラス コーヒー」はそんなカフェです。渋谷にあるセルリアンタワー東急ホテルの後ろにあるビルの2階にあります。テラス席の脇には瑞々しい木々の緑が高層ホテルを隠してくれます。訪問した日は都心で摂氏33度を超えたので、テラス席でゆっくりしてはいられません。ここの客は若者ばかりなので元気! 冷房の効いた屋内がいいなんて駄々をこねないのが...
目は美しい絵画や風景、美味しい食べ物を見るためにあるのだろう。それなのに美術館に行けば予約制、レストランは休業中が多い。本来の目的に使わないと、緑内障になってしまう。それで高層ビルの展望台にでかけてみた。日ごろは2メートル程度の大所高所から風景をみているのだが、キャロットタワーの展望台は126メートルあるそうだ。エレベーターがあっという間に展望台まで運んでくれた。無料で、だ。耳が痛くなることもない...
冒頭、この物語はブラジルの小さな田舎町から始まる。著者が書く小説はアメリカのミシシッピ州を舞台としているのが多いので、いささか面食らった。そのうえ、ブラジルの田舎町からパラグァイへ抜ける国境へと舞台が移る。南米の開放的で汗が噴き出てくるような土地の描写が的確と言えども、地球の反対側の国で、旅行でブラジルとパラグァイとの国境を越えた経験のない者にとってはいささかとっつき難い出だしだった。ただ、とっつ...
実は、前回このカフェに寄ったとき、絵柄が気に入ったトートバッグを買いそびれて(1628円)しまった。自宅から電話してみたが、インターネットで購入できるとのこと。IDやパスワードを打ち込み、その上ワンタイム・パスワードというのまであってクタクタだ。まるで認知症の予防作業みたい。ワタシは律儀なタイプなので、カフェまで出かけた。トートバッグだけを購入して帰るつもりだったが、店員が女性で、清楚な感じに好感...
東京駅は大正3年(1914年)に完成。工事は明治41年(1908年)から行われたそうです。2015年まで5番線と6番線のプラットホームには当時の柱や屋根が残っていましたが、とうとう記念物になってしまいました。使われていた明治時代の柱と屋根(2013年9月に撮影)。有楽町駅寄りに記念物として置かれているだけになってしまったプラットホームの柱です。明治四十一年という文字が読める。古い柱を見つけただけな...
「世阿弥の言葉」 土屋恵一郎著…室町時代にあった「バブル」方式?
最近、新聞やテレビでしきりに用いられているのが、東京オリンピックで、新型コロナウイルス感染対策として使われる「バブル方式」だ。開催場所を「泡」で包みこんで、選手やコーチ、審判団などを隔離して、外部の人達と接触をする方法とのこと。わざわざ「バブル方式」とカタカナ語を使い、世界でも革命的な方法のように喧伝しているが……この方式は、室町時代から使われてきている。「世阿弥の言葉」に、能で演じられる「鵺」を紹...
午後二時近くに入ったので、並ぶことはありませんでした。マスコミでは「人気の行列店」などと囃し立てていますが、店内の客はカウンター席に在日中国人のようなお洒落なカップル、奥にディープな感じの日本人の中年男性だけでした。店内には赤い短冊に書かれたメニューがずらりと並んでいました。焼餃子が300円(小ぶりの餃子が6個)とかなりの低価格です。ランチセットは焼き餃子セットが600円となっていました。「シソ餃...
今回は桐生市内の北部を自転車で回った。新桐生駅から旧錦町ロータリーの脇に火災で焼け落ちたような残骸が放置されている。その先は本町通り。通るたびに、お店が消え、駐車場に変っている。歴史のある町のプライドが力尽きて、壊滅にまっしぐらという感じだ。数十年前は人でごった返していたのだろう。アーケードの下の歩道を自転車で走るのだが、スイスイ走れてしまう。本町通りを北上し、天満宮近くまでやってきた。「玉上薬局...
私立探偵、マット・スカダーもの、第9作です。これまでローレンス・ブロックの2作を読書日記にアップしています。第5作「八百万の死にざま」でNYの孤独感がいいですね。ラストで涙しました。第8作「墓場への切符」で、我が人生を考えさせられました。順番が5作目、8作目、今回の9作目と不同になってしまいましたが、順番は関係なく十分に楽しめました。全体を通して孤独を堪える探偵の心情が会話を通して丁寧に語られるか...
湖北料理の「珞珈壹号」(銀座)で、本場感ある麻婆豆腐を食べた!
在日の湖北省人が客としてやってくるレストランだ。ここで出す中華料理は、日本で食べる中華料理と違って片栗粉をあまり使わない。そんな情報を得てやってきた。ワタシの情報量は決して多くはなく不正確だが、この日食べた麻婆豆腐は日本の中華料理特有のとろみが少なく、「中国で食べた麻婆豆腐に少し近い」と唸ってしまったのだった。ランチ時間に入った。隣は二十歳後半の女性が二人、汁なし担々麺を食べている。反対側の女性は...
3度目の訪問で購入できた。3回も通うなんて、なんと忍耐力があるのだろう。代理を派遣しようと考えたが、代わりに並んでくれて、味わってくれるような者がいない。コロナウイルスの予防接種と同じで、代理では認められないのだ。以前、訪問した2回は午後だったので、売り切れ。反省して午前中に列に並んだ。前に6組の若者。大き目の豆大福だ。1個(249円)。口に入るかな? 透明な袋を剥がして、口に運び、歯でかみ切る。...
「ラグビー日本代表 One Teamの軌跡」…心を揺さぶる言葉
2020年の初秋に、TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」で水曜日のゲスト伊藤芳明さんがこの本を紹介していた。伊藤さんは自分の言葉で語れる今時、稀有な評論家だ。森本さんの紹介によると、伊藤芳明はこの本の著者のひとりだと言う。他の著者は藤井雄一郎、薮木宏之。この本の内容は……、2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップで、日本代表はジェイミー・ジョセフヘッドコーチのもとアイルランドに勝利、次いで、...
初老の男性が二人で店を切り回している。その姿はダンディで江戸っ子を髣髴とさせる。いなせ(老人には使われない言葉だが)だ。「餃子」(550円)と「小ライス」(100円)と注文した。やってきたのは丸い形の餃子だ。齧ると、皮は柔らかい。肉汁が垂れる。もったいない。小皿に乗せたまま、食らいついた。肉の香りが充満し、思わず鼻の穴を膨らませてしまった。「りんご1個で医者いらず」という諺がある。これをもじれば「...
著者の前作は「猟犬」。同じ警部ヴィスティングものだ。「猟犬」も今回読んだ「カタリーナ・コード」も構成、描き方という点からみればよく似ている作品だった。だが別の作家の小説を読んだような違和感が残った。翻訳した文章のスタイルが違うからだろう。「カタリーナ・コード」の流れ自体は複雑なものではない。現在と過去の二つの事件が、ページをめくるにしたがって絡み合ってくる。警部ヴィスティングが知恵を振り絞って犯人...
ノコギリ屋根は北に窓ガラスを入れ、そこから入る自然光で工場内を均一な明るさに保つことができるそう。それで桐生にある織物工場で採用されました。横山秀夫の「ノースライト」も北から入る自然光を題材にした小説です。読書日記はここです。桐生は空襲の被害が少なかったそうです。ノコギリ屋根が残っています。まだ200棟ほど残っていて倉庫や芸術関係に転用されているそうです。貸自転車で桐生のノコギリ屋根を回ってみまし...
「カフェバッハ」(台東区日本堤)で、老舗のコーヒーを楽しむ!
コーヒー好きによく知られたお店です。そんな「カフェバッハ」を久しぶりに訪問しました。前回、「カフェバッハ」を訪問した日記はここです。ワタシはコーヒーが好きだが、通とは言い難い。正直に言うと、焙煎屋でコーヒーの好みの味を問われると、返事に窮するほどの味オンチなのだ。苦いのが好きなのか、酸味がいいのか? 喉ごしがよく、キレがあり、スッキリしていて、まろやかで、バランスがよく、プレミアムでリッチがいい。...
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ロンドンでMI6所属のイギリス人、銀行役員が拉致される。実行犯はロシアが雇った傭兵。ロシアは銀行役員が持っているMI6の情報と金が欲しい。これに対し、イギリス側は銀行役員の奪還と拉致した人物の殺しをフランスに住む「イングリッシュマン」に依頼する。実に迫力ある東西スパイの戦いがノンストップで展開される。この小説を手にしたら、すぐに引き込まれ、結末まで本を放したくなくなってしまうだろう。プロローグは、...
JR高田馬場駅をでると中国物産店や台湾スイーツの店が目につきました。通る人たちは甲高い声で知らない言葉を話す。エキゾチックに変貌した街のあちこちに、戦前の建物がまだ残っていました。地図の赤い線が歩いた道です。「オオゼキ」(新宿区高田馬場三丁目12-10)。ひっきりなしに客が出入りしています。繁盛しています。「山本靴店」。洋服店の「ゆうみん」(高田馬場三丁目22―3)。靴屋は閉店しているよう。「久塚...
「よしかわ」は地下鉄、東西線の早稲田駅から、穴八幡神社の方向に歩いてすぐです。前回、「よしかわ」の前にある「法輪寺」に花手水を見に行ったのが2022年7月。その時「よしかわ」に寄ったのですが、定休日でした。今回は慎重に営業日をチェックしました。関連記事≫≫「法輪寺」への訪問記事です。花手水が実に美しかった。「よしかわ」はイートインがないので、ここで花手水をみながら、「おはぎ」を楽しむという手もありま...
最近はトンとご無沙汰のギリシャ料理。都内には銀座、六本木、蒲田にギリシャ料理店がありますが、簡単に行ける銀座のお店にしました。東急プラザ銀座、最上階の「THE APOLLO」へ。平日のランチですが、ほぼ満席でした。ギリシャへは2度、旅行しただけです。半世紀も前です。最初は1970年。次は、1973年です。2度目の旅行は、石坂浩二と浅丘ルリ子の新婚旅行先がエーゲ海クルーズでした。お二人の写真を週刊誌...
「馬場口」交差点にある「OMOTENASHAMOJI」に入りました。高田馬場駅から歩いて7分。この日は土曜日の午後0時半ごろ訪問。1時間ほどして、お店を出るころには行列でしたよ。高田馬場には雰囲気のよいカフェがありますね。有名どころでは「コットンクラブ」。いつも賑わっています。高田馬場とくればコットンクラブです。上の文字をクリックすると、「コットンクラブ」訪問記事に飛びます。ぜひご覧になってくださ...
越谷駅から歩いて5分、市役所内に新しくカフェができました。市庁舎2階のテラスに出現したカフェから、元荒川とその先の瑞々しい景色を楽しみながら、コーヒーを味わうことができます。素敵な時間です。カフェラテ(500円)とパン・オ・レサン(280円)を注文。カフェは市民が寛げる場所と共用されています。購入した飲み物もここで味わいました。テーブルの感覚が広くて、気持ちが良いですよ。高齢者率が高いですね。人々...
イスラエル人の著者はノンフィクションで「ミュンヘン オリンピック・テロ事件の黒幕を追え」「モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝」「秘録イスラエル特殊部隊 中東戦記1948―2014」を刊行している。小説でもスパイものを多く発表している。「パンドラ抹殺文書」は1981年に刊行された。冷戦時代のアメリカとソ連との間で、それぞれの国の中枢に存在するネズミを暴こうとする物語だ。事の発端は、イギリスの文書...
ヒルズやミッドタウンの陰に低地があった。六本木は高層ビル、タワマン、駐日大使館、放送局に加えて美術館まで参入しています。変化し続ける街の風景も飽きません。高層ビル群を見上げるようにして、小さな公園、二階建てのアパート、平屋住宅、古い住宅をリノベした飲食店が低地に額を寄せ合っています。ここにも再開発の波が押し寄せています。六本木七丁目!東京ミッドタウンの前、外苑通りを横切って、低地を下ります。外苑通...
高田馬場でチキンカレー一見、ただのカレーライスですが、食べて驚きました! ゴクウマ!高田馬場駅から早稲田通りを馬場口に向かって数分歩いたところです。カレーの名店が路地にひっそりと佇んでいました。開店と同時に一番乗りで入店。すぐにカウンター7席だけのお店はいっぱいになりました。関連記事≫≫カレーの老舗! ミシュラン格付店、神保町の「共栄堂」のカレーライスを食べに、2017年7月に訪問しました。「プネウ...
六本木ヒルズ、ノースタワーの地下1階に入っている。何気なく歩いていて、上品な和菓子屋が目にはいった。いつもは風景をぼんやりとしか見ていないのに。それでも、甘いものがあれば、鋭い視線を投げかける。こんな余裕があるのも、食べ物にしか興味がなくなったから。女性を見ても、アートのポスターがあっても、立ち止まらない度量があるとも言える。関連記事≫≫あんこなどの和菓子の紹介。ブログに148回、アップしています。...
海外小説紹介記事はブログに、282回、アップしています。1934年の作品で、不況時代のアメリカ、カルフォルニア州が舞台。幹線道路から離れたところでダイナーを経営するギリシャ系アメリカ人を彼の妻とそこで働く若い男が完全犯罪を目論んで殺害するという物語。90年前の小説でありきたりの舞台設定だが、古さを感じない。人間関係は、はかなくもろいものだという仏教の無常感に似た考えをテーマとしているからだろう。破...
北越谷駅から数分の立地がよい場所にある。ランチタイムに訪問した。カウンターも含め、10人ほど食事をしていた。ランチの価格帯は1400円。メニューにはカレーライスや北越餃子、豚肉の竜田揚げが並んでいる。サラダピッツァ(1300円)を選択。ピッツァは好きだが、チーズが……。豚になったら誰も責任をとってくれないので、野菜を加えたピッツァにした。ハワイアン音楽が流れている。この店に音楽を聴きに来たのではない...
地下鉄、日本橋駅B1出口に、現代の浮世絵師、山口晃が原画を制作したステンドグラス「日本橋南詰盛況乃圖」がパブリックアートとして展示されています。何といっても、現代、過去を越えて、上から下から人物や建築物を透視し、凝視して、細密に描いた絵をみていると時間がたつのを忘れます。関連記事≫≫山口晃の絵なら、出身地の桐生にあるカレー屋「芭蕉」にも展示されています。2017年に大ダルマを描いています。2023年...
六本木ヒルズには高価格店ばかり揃っていると思うでしょう。「リゴレット」は「スパニッシュイタリアンというコンセプトにアメリカンダイナーのエッセンスを加えました」とHPにあります。カタカナが多い紹介ですが、680円(+税)でビールを飲みながら、タパスをつまめるというお店です。関連記事≫≫イタリアン訪問記事を82回、ブログにアップしています。例えば、トルティーヤ・ロールが630円(+税)ですから、ビールと...
地下鉄東西線、九段下駅近くにある「千代田区役所」の上階から皇居の緑を見て、旧軍人会館。飯田橋駅へ向かう目白通りにあったレトロ建築はなくなりつつある。神楽坂の路地をウロウロし、ミシュラン格付店で昼食にしました。関連記事≫≫飯田橋界隈は変化が激しい。2021年3月に歩いた記事。この時から3年。消えてしまったレトロ建築もある。内堀通りを竹橋に向かって歩く。「千代田区役所」の10階には食堂があり、❶皇居の緑...
ロスアンゼルスで刑事の仕事に妥協はしないが、娘のこととなると妙にごく普通のおやじになってしまうボッシュの姿が浮き彫りになる読ませる小説!関連記事≫≫マイクル・コナリー著小説の読書記事は、20回、ブログにアップしています。ロス市警本部強盗殺人課殺人事件特捜班という長ったらしい部署で犯人を追っているボッシュに新しい仕事が割り当てられた。中国生まれの男が、ロスで経営している酒屋で銃殺された。中国系犯罪組織...
神楽坂通りや〇〇横丁といった路地は、実に観光客が多い。ピーチク、パーチク、囀りながら、そのうえスマホをいじりながら歩く人たちからは南船北馬東奔西走の日々をすごさなければいけないような圧力を受けるので、疲れる。ワタシは静かに高僧のように横丁を歩くタイプだから。関連記事≫≫カフェ訪問記事をブログに155回アップしています。カフェに寄ってリフレッシュしようと「PULSEギャラリー」へ。この店は客が少ない。...
カフェは交通会館の3階。昼食時間帯をすぎると、一気に客足が途絶えるので、その時間を狙って窓際のテーブルを確保するのがよいかも。ここで新幹線が行き来するのを飽きるほどみられる。関連記事≫≫カフェ訪問記事はブログに154回、アップしています。カフェ・オーレが750円。昭和の時代に生まれた従業員のてきぱきとした動きに唖然とするのも楽しい。飾ってある無頼作家の色紙を見ながら、どのテーブルを使ったのかと想像す...
銀座中央通り、銀座一丁目交差点からJR有楽町駅方面に向かった通りにあります。ビルの6階にありますが、1階には某県のアンテナショップが入っているのでわかりやすいですよ。和食店への訪問記事はブログに119回アップしています。ランチは午前11時30分からです。この時刻には入口に10人ほど集まっていました。人気店です。こちらは6人。個室っぽいテーブルに案内してもらいました。5人が「彩り弁当」(1200円税...
韓国の小説。殺しひとすじ45年の女、爪角(チョガク)の壮絶な人生を描いている。関連記事≫≫アジア小説の読書記事はブログに、8回アップしています。題名の「破果」だが、旬をすぎた果物といった意味のようだ。小説の中でも、殺し屋の爪角が、冷蔵庫を開けて、桃の異臭に気づく場面で象徴として描かれている。桃の残骸は冷蔵庫の容器にこびりついてこすっても落ちない。どろどろして、悪臭を発している。人生の旬は短い。女殺し屋...
地下鉄、日比谷線、八丁堀駅から新大橋通りを亀島川に向かう。木々の緑が濃くなり、春が確実にやってきた。中央小北の交差点の近くに看板建築(入船一丁目5-1)を発見。店舗が3軒入っていた。ちょうど昼食時、サラリーマンが出入りしている。彼らはこれから春があり、夏を迎える。新大橋通りに戻って、八丁堀の交差点から左折。「秋山三五郎商店」(八丁堀三丁目14)を再訪。創業は明治10年(1877年)の神仏具店。看板...
「馬鹿と煙は高い所へ上がる」なんていいます。アートホテルの最上階で食事をしながら、ワタシのことかなと思いました。知恵が足りないし、煙のようにすぐ消える記憶力を持っているからです。諺を知っていても、石垣市内を見下ろしながら食事をしないなんて耐えられない。あなただってそうでしょう。女性からの誘惑を断るのは難しい。例えば、電車に乗った時、「はい、お爺さん、こっちに席は空いているわよ」と手を取って誘惑され...
フサキリゾートで路線バスを降り、ホテルとは反対側の丘を登ってゆくと、エメラルドグリーンの海が現れてくる。これぞワタシが思い描く石垣島の風景だ。真っ青な空、太陽がサトウキビの畑を炒る。海の先には平らな島が浮かんでいる。竹富島だ。波を蹴立てて連絡船が離島に向かってゆく。サングラスをかけ、丘を登り続ける。丘の上にミルミル本舗の赤い屋根が見えていたはずなのに、消えてしまった。方角を間違えてしまったかもしれ...
崎枝バス停留所のすぐわきにあります。崎枝から川平湾まで4Km。1時間弱で歩ける距離です。「石垣商店」というベトナム料理のお店です。実は、石垣島を一望できる屋良部岳の「トロルの舌」へ登って絶景を楽しんだ後、トロルの舌から約1時間半歩いて集落までやってきました。ここにある「イタリコ」で食事をするつもりでしたが、時すでに午後1時40分。最後の客が出てきて、店は「閉店」の札がかけられたところでした。崎枝小学...
石垣島離島ターミナルから西表島上原港を経由して1時間15分乗船すると、鳩間ブルーといわれる青い海が待っていました。人口40人の鳩間島を散策し、サンゴのかけらでできたバラス島上陸、そしてシュノーケルを、楽しんだ写真を25枚、HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしました。海はまだ冷たかったです。海の青さを十分に堪能しました。沖縄グルメはブログに32回、アップしています。これまでの沖縄旅行記...
今回の石垣島行は、竹富島、コンドイ浜にある「幻の島」へ行くのがイチバンの目的でした。潮の満ち干によって白い砂の島が現れる。このほか幻のsっ暇と竹富島をフットバイクで回った写真を21枚アップしました。エメラルドグリーンの海を、腰まで海につかって渡ります。潮の流れが速いので足をすくわれそうになりました。その先に、絶景が待っていました。沖縄グルメはブログに32回、アップしています。これまでの沖縄旅行記は...
1926年に刊行され、ヘミングウェイの出世作となった小説です。「日はまた昇る」の冒頭。エピグラフでガートルード・スタイン(作家。無名のピカソの才能を見出し、作家になる前のヘミングウェイにパンブローナでお祭りを見るように勧めた。)の言葉と傳道之書の一部を記して、この小説の意図を書いている。察するに、自堕落な世代(ロスト・ジェネレーション)の若者たちが未来に希望をもてない世の中で生きる悲しさを語った小...
まぐろ専門店です。予約がなかなか取れない、予約の電話さえ通じにくい店といわれています。ワタシは長い間生きてきたおかげで、我慢する術を覚え、あきらめるのも得意になっていますので、影響はありませんが。電話もせず、ぶらりと午後8時半ころ行ってみたら、「空いていますよ」と店長から声がかかりました。いつも期待せずに生きているので、こんな幸運があっていいのだろうかと、頬をつねった。痛い! 夢ではない。沖縄グル...
「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」のドルチェ専門店(持ち帰りのみ)が銀座二丁目にあります。間口が一間ほどの小さな店構えです。ここでプリンを購入しました。1個、460円(税込)です。近くにある京橋プラザの木の下でプリンを味わいました。プラスチックのフタをあます。プリンにスプーンを突き刺すと、手ごたえを感じます。固め! 日頃、ヤワなプリンを食べつけているので、好感を持ちます。プリンは男らしく固くなければい...
「やっぱりステーキ」は2015年に沖縄県で最初のステーキ店を開店。現在、全国展開しているお店です。石垣島の店は新川にあり、離島ターミナルからゆっくり歩いて10分くらい。有名な居酒屋「ひとし」や「えいこ鮮魚店」の手前になります。石垣島で酒を飲まずに夕食をとろうとすると、苦労します。夕方には閉店してしまう店や売切れしまいの店がけっこうありますから。この店は、11:00~15:00,17:00~22:0...
ジョージア州の田舎町、テラノの警察署に勤務することとなった署長の目を通して1919年から1962年までのアメリカが浮かび上がる。焦点を当てているのは人種差別。アメリカ南部の田舎町の署長、地方政治家、地方の有力者、あるいはアメリカ大統領が人種差別にいかに対応してきたかを描く骨太の小説だ。ちなみに、非暴力で人種差別撤廃運動を導いてきたキング牧師が暗殺されたのは1968年4月4日。急進派マルコムⅩがやは...
以前は銀座中央通りにあり、天丼も2000円以上しました。2020年、裏に引っ越すと、お昼の天丼は1500円(税込)に値下げです。味まで下げないでくれよ、と、ランチタイムに訪問。値段以上の味わいで満足しました。天丼食べ歩きはブログに、59回アップしています。お昼天丼は1500円。丼のフタをとると、ゴマ油のいい香りに包まれました。ちょっと色黒の天丼に紺色のナスとエビの赤いしっぽが鮮やかです。タレはそれ...
石垣島の730交差点から市役所通りにはゆったりとしたカフェが少ないですね。ここ「カカオ & ソルティ マーケット」は数少ないカフェのひとつです。2階がカフェになっていて、道行く観光客をみながらスムージー、チョコレート・ドリンク、アイスクリームを楽しむことができます。価格は550円から650円の価格帯でした。海から上がった後、ホテルで着替えてから夕食前にカフェで一息なんていいかもしれません。この日、訪...
越谷には、美味しくて値段が手ごろな台湾料理店「SEIKOUEN」があって助かります。ここで小籠包を食べていると、Jリーガーになりたいとか、150Kgのバーベルを持ち上げたいとか、そんな些末なことはどうでもいいと思えてきます。今、食べている台湾料理に満足して、将来なんか考えられない! そんな大胆不敵さを与えてくれるお店です。3人で訪問し、食べまくりました。魯肉飯。癖がなく、口当たりがいつもさわやかです。台湾で...
朝、人気のクラッチコーヒーでホットサンドウイッチとドーナツで朝食としました。小さな店ですがお客でいっぱいでした。ここでまったりして午前中をすごしました。昼食は「あさからひるごはん」で豚汁と出汁巻たまごの定食。豚汁は実にしっとりとした味でした。巻たまごは分厚く、あっさりとしていました。人気があるのも納得です。このあと桃林寺から博物館までの裏道を歩きました。ふるい民家をみて、家の方と話をしたり、隠避な...
4月6(木)は、石垣島、宮良川にカヌーを漕ぎに行きました。マングローブの中をすすむのは爽快ですね。昼食は石垣牛。とろけるような肉をお腹いっぱい。ああ、幸せ!カヌーを楽しんで腰が痛い。肉を食べすぎで苦しい! ホテルでまったりしてすごしました。...
4月5日(水)は石垣島の絶景ポイントにあるミルミル本舗でアイスクリームを食べました。市内に戻りアートホテル最上階にあるレストラン「カプリコーン」で眼下に市内を見ながら食事をしました。さて、朝、フサキリゾートへ。そこから坂を約40分上り、ミルミル本舗へ到着。快晴ではなかったのですが、丘の上から見る海は絶景でした。写真はマンゴーと紅芋のアイスクリームです。市内に戻り、昨年も食事したアートホテルの最上階...
4月4日(火)は石垣島の「トロルの舌」と呼ばれる屋良部岳に登ってきました。ノルゥエーにある「トロルの舌」に似ている崖があるので、そう呼ばれています。崖の上から石垣島のエメラルドグリーンの海がよく見えます。息を飲むような絶景を味わって、来た甲斐がありました。帰りは崎枝(川平湾まであと4km)にある石垣商店(ベトナム料理店)で遅い昼食にしました。パインミーのパンがパリパリしていい。ベトナムの味もします...
4月3日(月)は石垣島から船で約1時間半の鳩間島へ行き、バラス島(サンゴの島)へ上陸、その後シュノーケルを楽しみました。午前10時ころ鳩間島に到着。人口は40人だそうです。集落を散策しました。とても静か。屋良浜で波の音を聞いて過ごしました。食堂でカレーを食べたあと、船でバラス島に向いました。鳩間ブルーといわれる海の色が美しい!鳩間ブルーに囲まれた小さい島、バラス島でひと時を過ごし、その後、シュノー...
4月1日(土)、日本航空機の午後便で石垣島へ。さて、4月2日(日)は、この日の主目的は、竹富島のコンドイ浜沖にあるサンゴででできた島へ行くことでした。竹富島の波止場から、デェイゴの花を見ながら歩いて集落へ。ユーチューバーのサトウサトルさんが経営するお店でファットバイクを借りました。15分くらいで、コンドイ浜へ。腰まで海水につかりましたが、島に到達。真っ白な島とエメラルド色の海のコントラストに息を飲...