旅を終えて というわけでわれわれはようやっと帰国したが、日本に着いても気分は安心とは逆だ。 日本はわたしにとって帰る場所ではない。日常のささいな瞬間やニュー…
『深夜特急』に憧れる妻(めがね)と「肉食べたい」が口ぐせの夫(ハゲ)。 バックパックをかついで歩く、節約世界旅行の日常の記録。
マヤ最古の絵文書 グアテマラシティのミラフローレス博物館を訪れた翌日、われわれはポポル・ヴフ博物館に向かった。この博物館はフランシスコ・マロキン大学内にあ…
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グアテマラに着いて ペルー、コロンビア、コスタリカと北上し、次はグアテマラである。 われわれは首都グアテマラシティに飛び、中米2か国目の滞在となった。 グアテ…
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コスタリカの黄金博物館 コロンビアの黄金博物館に3日間通うほど魅せられたわれわれは、コスタリカの首都サン・ホセにも黄金博物館があると知り、コスタリカを発つ前…
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コスタリカの物価 『袋入りセビーチェは極上のおやつ【コスタリカ料理・魚のマリネ編】』 コスタリカのセビーチェ 「セビーチェ」について語るときが再びやってき…
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袋入りセビーチェは極上のおやつ【コスタリカ料理・魚のマリネ編】
コスタリカのセビーチェ 「セビーチェ」について語るときが再びやってきた。ペルーですっかりはまった魚のマリネ「セビーチェ」が、コスタリカにもあるのだ。 『セ…
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コスタリカ国立博物館 ヒスイ博物館の向かいに建っているコスタリカ国立博物館は、自然科学・考古学・歴史など総合的な博物館であり、コスタリカのあれこれがてんこ盛…
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コスタリカの緑の宝 コスタリカの首都サン・ホセに着き、われわれがまず訪れたのは「ヒスイ博物館」だった。 繁華街近くにあるが、繁華街といっても高い建物が林立し…
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コスタリカで餃子を食う 『コスタリカの友人・前編【グレーシアの市場にて】』 コスタリカの友人 その友人はわたしと同い年の日本人で、大学時代にひょんなことか…
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コスタリカのコーヒー 『コスタリカの友人・前編【グレーシアの市場にて】』 コスタリカの友人 その友人はわたしと同い年の日本人で、大学時代にひょんなことから…
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コスタリカの友人 その友人はわたしと同い年の日本人で、大学時代にひょんなことから知り合い、数年に一度くらいのペースで会っては長時間話し込むという仲である。 …
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最近の夫婦仲について 1年以上夫婦で旅をし、四六時中一緒にいる。 その間さんざん喧嘩をし、もう本当に無理という瞬間が多々あった。原因はわたしにもあり夫にもある…
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ヤノマミとの邂逅 ヤノマミについてはそのものずばり『ヤノマミ』(国分拓著、新潮文庫)という本があり、ノンフィクションの賞をとって話題になっていたので読んだこ…
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ボゴタは危ない都市である われわれはペルーを離れる直前、郵便局から日本へと荷物を送った。その中身はポンチョやクントゥル・ワシ遺跡のマグカップ、そしてペルーの…
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コロンビアのコーヒー ペルーやボリビアでカフェめぐりをしていたわれわれは、当然南米3か国目のコロンビアでもうまいコーヒーを探した。 しかしコロンビアで日常的…
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ペルーのハーブティー ペルーやボリビアにはクスコ、プーノ、コパカバーナなど標高の高い都市があり観光名所としても栄えているが、いち旅行者として言わせてもらうと…
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なぜか罪悪感 休憩したり日記を書いたり地図を調べたり、「一回腰を下ろしてリセット」の時間は旅の中で必須だ。そしてそのためにわれわれは、カフェめぐりなどという…
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黄金博物館 コロンビアにはとある名高い博物館があり、何かの拍子にその存在を知って以来「行きたい行きたいああ行きたい」と思い続けていたので、コロンビアに来たの…
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世界の博物館をめぐって わたしは博物館や美術館がたいそう好きであり、これまでミュージアムを基点として世界をめぐってきたが、博物館が充実している国とそうでな…
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公園の朝食 「あなたの宿は危ない地域にあるから、何かあったらうちに来ていいからね!」 と、コロンビアの友人は繰り返し言った。 たしかにわれわれの宿は友人が住ん…
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ボテロの絵は真実なり コロンビアという国は日本から遥か遠くにあるうえ、マチュピチュやウユニ塩湖のような有名な観光地も思い浮かばないので、どんな人がどんな生活を…
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旅を終えて というわけでわれわれはようやっと帰国したが、日本に着いても気分は安心とは逆だ。 日本はわたしにとって帰る場所ではない。日常のささいな瞬間やニュー…
最後の入国 そんなこんなでわれわれはようやく日本の飛行機に乗って、ロサンゼルスをあとにした。 真夜中のフライト。さっそく徹夜した分を取り戻そうと睡眠モードに入…
「架空のアジア丼」と恐ろしい犬 『帰国の日【前編】』 名建築の図書館へ メキシコを発つ日の朝、わたしの腹はまたもやゆるかった。そのうえ身体が熱っぽくだるい。…
飛行機がまた飛ばない 『帰国の日【前編】』 名建築の図書館へ メキシコを発つ日の朝、わたしの腹はまたもやゆるかった。そのうえ身体が熱っぽくだるい。 いかにも…
名建築の図書館へ メキシコを発つ日の朝、わたしの腹はまたもやゆるかった。そのうえ身体が熱っぽくだるい。 いかにも生理がきそうな感じ。 よりによって長時間飛行…
古代の現代アート 『遺跡の何がおもしろい?【テンプロ・マヨール 前編】』 旅、最後の観光へ ああ……長いようで短くも感じるわれわれの新婚旅行が明日で終わる…
旅、最後の観光へ ああ……長いようで短くも感じるわれわれの新婚旅行が明日で終わる。 われわれは最後の観光に繰り出した。 朝、宿の近くの屋台で鶏肉や白米、ひよ…
スリランカの人々 日本人があまり訪れない地域を旅しているとき、人々の好奇の目を感じることはままある。頻繁に国籍を尋ねられると一挙手一投足を見られているような…
国立人類学博物館、ついに3日目 『遺跡めぐり追体験【国立人類学博物館 #4】』 国立人類学博物館2日目 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 …
国立人類学博物館2日目 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博…
ランチの受難 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博物館の前で…
国立人類学博物館1日目 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博物…
新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博物館の前で夫は 「こういう博物館は、なんか行く前からしんどいな」 とため息…
ディエゴが遺したもの 『ディエゴが遺したもの・前編【アナワカリ博物館】』ディエゴが建てた博物館 アナワカリ博物館、というのは前回一人でメキシコを訪れたとき…
メキシコのフィギュア 『ディエゴが遺したもの・前編【アナワカリ博物館】』ディエゴが建てた博物館 アナワカリ博物館、というのは前回一人でメキシコを訪れたとき…
ディエゴが建てた博物館 アナワカリ博物館、というのは前回一人でメキシコを訪れたときも気になっていたが、そのときはついに訪問しなかった。 というのもメキシコシテ…
マテ茶の歓迎は今 『ジャガーの笛と口づけのゆくえ【前編】』 そこらじゅうに猛獣 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッド…
そこらじゅうに猛獣 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッドといえばエジプトにあり、そばにはスフィンクスもある。 と思い…
駆け足の遺跡観光 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッドといえばエジプトにあり、そばにはスフィンクスもある。 と思いき…
いざ遺跡探検へ 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッドといえばエジプトにあり、そばにはスフィンクスもある。 と思いきや…
スペインからポルトガルへ サンティアゴ・デ・コンポステーラを出た後、われわれはバスでポルトガルのブラガに向かった。 ポルトガルは夫が行きたいと言っていた国の…
850kmの終わり こうしてわれわれの2か月弱にわたるスペイン巡礼は終わった。 約850kmの、スペイン北部を歩く《北の道》。 8年前に《フランス人の道》を歩…
誤算 さて、くどいようだがわれわれは8年前にこのサンティアゴ・デ・コンポステーラで出会い、そして恋に落っこちたわけであるので、そのとき夫と過ごした思い出の場…
聖地到達のあと 『サンティアゴ・デ・コンポステーラ・前編【スペイン巡礼日記 #30】』 聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ 巡礼49日目、ついに最終日…
聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ 巡礼49日目、ついに最終日。カミーノのゴール地点、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで残り10kmである。 サンテ…
残り100km地点にて 気がつけば700km以上を歩いており、残り100km地点を目前にした近頃、サンティアゴへのゴールを意識し始めたせいかなんとなくしんみ…
トルティーヤは巡礼食 さて、このようにスペイン巡礼も終盤であるが、ゴールの前にまとめておきたいテーマがわたしには残っており、それはトルティーヤである。 トル…
画家の家 『ガリシアの道と画家の家・前編【スペイン巡礼日記 #26】』 ガリシアの巡礼路について思うところ 巡礼39日目。 宿を出たとき晴れていた空は徐…
ガリシアの巡礼路について思うところ 巡礼39日目。 宿を出たとき晴れていた空は徐々に曇って雨となり、そしてまた晴れ、その合間に虹が見えた。 この日はまとま…
最後の州、ガリシアへ 巡礼38日目もまた、節目の日だった。 前日たらふく巡礼メニューを食った満腹感のままに気分よく眠りスッキリ起きて、ナッツバーとみかんだけ…
アストゥリアス最後の宿 『巡礼グルメと路上の贅沢・前編【スペイン巡礼日記 #23】』 レストランで巡礼メニュー さて、巡礼中の夕飯はなるべく自炊していること…
レストランで巡礼メニュー さて、巡礼中の夕飯はなるべく自炊していることは前に述べたとおりだが、たまにはバルやレストランにも行っている。 巡礼者向けに割引や特…
巡礼の共通語 『巡礼の共通語・前編【スペイン巡礼日記 #21】』 わたしのスペイン語 さて、8年前《フランス人の道》を歩いていたとき、わたしは 「オーラ…
わたしのスペイン語 さて、8年前《フランス人の道》を歩いていたとき、わたしは 「オーラ(やあ)」「グラシアス(ありがとう)」「カフェ・コン・レチェ、ポル・フ…
アーバンな町のふつうのバルで 『アーバンな道は幸運の道・前編【スペイン巡礼日記 #19】』 アーバンな道 オビエドでの休息を経てまた歩き始め、歩行距離が5…
アーバンな道 オビエドでの休息を経てまた歩き始め、歩行距離が500kmを超えた。 夫はいつも通り牛を見ては 「モオォォォォォー」 羊を見ては 「メエェェェェ…
アストゥリアス考古学博物館 久々の連泊で心身ともにリラックス、という名目でオビエドに2泊とったが、案の定リラックスどころか普段より忙しくなった。 今日1日で…
分かれ道 《北の道》にはやたらと分かれ道が多い。 《フランス人の道》にも分かれ道はあったが、こんなに頻繁ではなかった。 たとえば宿やバルが少ないエリアに第2…
スーパーと自炊 日本でも関東と関西では異なるスーパーが幅をきかせているのと同様、スペインでも地域ごとにスーパーの勢力図も変わってくる。 バスク地方では「ER…
ハッカと発汗 以前スペイン巡礼路の《フランス人の道》を歩いたとき、われわれには何人か日本人の友人ができた。ときどき連絡を取り合い、今も縁が続いている。 その…