2025年6月8日 日本語教材として一緒に読んでくれないかと、友人であり日本語学習者でもあるマリアさんから、作家乙一氏の短編集「失はれる物語」に含まれる「Calling You」を提案され、共に読み始めたのは2023年9月だった。拙ブログ、下記にあげてある。https://spacesis.blog.fc2.com/blog-entry-2810.html 「Calling You」は56ページの、今どき珍らしい携帯電話を持たない孤独な女子高生の主人公が想像...
日本語教育メモや帰国子女大学受験体験記も含め、日々の生活を通してポルトガルの魅力を綴っています。
ポルトガルに40年在住しています。二人の子どものトライリンガル教育も終了し、現在はポルトで日本語を教えています。ポルトガル人の夫と5匹の猫と暮らしています。
2025年3月30日 昨年夏、しばらくの介護後、逝ってしまった老猫ゴロー君の夢を見た。多くのネコを飼って来たが、とてもおシャベリで甘えん坊のネコだった。改めて書くのは辛いところもある。故に今日は、ゴロー君の過去記事を再掲したい。2022年、まだゴロー君がなんとか元気だったころのだ。以下。宮沢賢治の「注文の多い料理店」ならず、本日は「注文の多いネコ」であります。賢治の「注文の多い料理店」は、少し恐ろ...
2025年3月25日やっと春らしい陽気になった。このところ、うっとおしい天気が続き、10日ほどゴホゴホと咳に悩まされ体調悪くて寝たり起きたりしていた。日本語授業もわたしにしては珍しくキャンセルしたので、生徒たちに心配をかけてしまったようだ。体調が悪い時に雨やら風やら寒いやらだと、ますます気が下がる。雨の日は雨の音に耳を傾けその匂いを楽しむ、なぁんて悟りの気分にはなかなかなれない凡人である。そんな中...
2025年3月22日ポルトガルになくて日本にあるものの中で、わたしがいいなと思われるのに学校の儀式がある。入学式、始業式、終業式、卒業式、そして入社式まで、わたしたち日本人はこうして儀式をすることにより、始まりと終わりのけじめをつけて新たな道を歩み始める。今日は昨日の続きなのだけれど、襟を正して旧世界に別れを告げ新世界に歩み入ると言えるだろう。気持ちの上で、であるが。ポルトガルはというと、ないので...
2025年3月18日二日後には日本に向かうモイケル娘とソラ坊を連れて我ら夫婦は、久しぶりにドウロ沿岸を歩いた。ソラ坊には「魔女の宅急便のキキが気に入った町を見に行くよ」と説明して連れ出した。ポルト旧市街からリベイラ、ドン・ルイス一世橋を渡り対岸のガイアと、ぐるり回るコースは4歳児のソラ坊にはきついだろうというので、リベイラからガイアへ渡るフェリーボートに乗ることにした。このフェリーは数年前に設置さ...
2025年3月17日 女性の働きやすさ子どもが生まれたら、できるものなら中学校へ上がるころまで、子供が帰宅する時間には「お帰り」と家で迎えたい母親でありたいと思った。もちろん、世の中にはそうしたくとも働かざるを得ない人がたくさんいるであろうことは承知している。個々の事情は別にして、ポルトガルでも共稼ぎ夫婦は非常に多い。子供はいずれ親元を離れていくもので、自立するまでの18年から20数年の親子同居生活...
2025年3月16日 5人家族の世話で忙しく、ブログをすっかり空けてしまったこと、お詫びいたします。何度かおいでになった方には平に平にお詫び申します。本日よりブログ復活ですので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。さて、東京息子が先週月曜日に、そして一昨日金曜日にモイケル娘と孫のソラ坊が帰って行った。ほぼ24時間に及ぶ長旅である。つくづく遠いなぁと思う。3人とも無事羽田に到着したとのメッセージ...
2025年3月6日 卒業シーズンの日本、わたしの時代は卒業式の歌と言えば「蛍の光」「仰げば尊し」が定番だった。「仰げば尊し」を歌うと今でも胸にこみ上げるものがある。わたしが開校当時から20年以上講師をして来た補習校でも、卒業時にはその2曲をずっと歌ってきたが、ある年から森山直太朗の「さくら」がとって変わったようだ。親たちや講師の一部からも古い歌だ、今どき流行らないなどの意見が出ていたのは知っていた...
2025年3月4日子どもが3、4人いるようなにぎやかな一日が始まるただいまの我が家。東京息子とモイケル娘、それに孫娘のソラ坊、更に一週間ほどの休暇を取った夫がいる。たまさか、日曜日から水曜日まで、息子が仲間たちとスペインへ行って留守だが、我が家ではこのところ5人がゴロゴロしているのである。ソラ坊とは昨春の帰国時に会っているのでわたしはほぼ1年ぶりの再会だが、彼女の語彙力の豊富さには舌を巻いている。...
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2025年6月8日 日本語教材として一緒に読んでくれないかと、友人であり日本語学習者でもあるマリアさんから、作家乙一氏の短編集「失はれる物語」に含まれる「Calling You」を提案され、共に読み始めたのは2023年9月だった。拙ブログ、下記にあげてある。https://spacesis.blog.fc2.com/blog-entry-2810.html 「Calling You」は56ページの、今どき珍らしい携帯電話を持たない孤独な女子高生の主人公が想像...
2025年5月30日 老化を防ぐには歩くだけではダメだという意見もあるが、そんなことを言われても四六時中老化防止対策ができるわけではないし、堪忍してよ、がわたしの本心だ。三日坊主に終わらず、今日は面倒だなと多少思っても「よっこらしょ」と腰を上げて続けられるのが一番いい。要は元来が怠け者なのかな(笑)今日はわたしのウォーキングコースをご案内したい。朝起きると飼い猫のフジオ君にエサをあげ、窓を開け放し...
2025年5月29日 90歳を越して未だ現役で働いている人が日本にいると知り、感嘆している。かなりのご高齢でも現役だったとわたしが知った最初のは、医師の日野原重明さんだった。東京の聖路加国際病院で105歳まで働き、107歳で亡くなられている。1911年生まれの日野原先生は、若い人は知らないかもしれないが、1970年に北朝鮮に亡命した日本赤軍グループによる「よど号ハイジャック事件」にも遭っている。一...
2025年5月24日 金土日は、日本語授業が朝と夕方の二クラスなのだが、つい力んでしまうタチなもので、一クラスが終るとグッタリ疲れるのである。それで、土日の昼食は夫と外食するのがここ数年の慣わしになっている。正直言うと、自分一人なら、昼食はおにぎりとか簡単に手巻き寿司とか前日の夕飯の残り物とか、ありあわせの物で適当に済ませるのだが、夫がいるとそうも行かない。外食は、毎度手ごろな値段で味もいい近くの...
2025年5月20日 1979年5月19日午後、ポルトの空港に降り立ったわたしは、今日から在住47年目に入る。ポルトガルに来るにあたっては知人たちが「なぁに、アメリカから半年で帰って来たし、みんな心配するな。じき、またここに戻って歌うよ」と言っていたのだそうだ。あのね、アメリカ留学を半年で切り上げて帰国したのにはちゃんとそれなりの理由があったんであるよ。アリゾナに残るか帰国して彼(現夫のことであ~...
2025年5月19日さて、自分用のメモ、昨日の続きです。「いろは」歌にどんな暗号文書が隠されているかというと、歌を7文字ずつに並べて読み始め文字と読み終え文字をつないだり、上から斜め読み、下から斜め読みする。さすれば、下記のごとくなる。いろはにほへとちりぬるおわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑいもせすいちよらや ヘブライ語で「最高のヤハウエ(ヤハウエ=全能の神)...
2025年5月17日 日本語を教えるのがきっかけで、時に面白いことに出会ったりする。わたしの授業はオンラインだ。昨日金曜日は夕方6時過ぎから教えるグループ授業があった。1年生クラスを除いては、数人が時間に遅れて入ってきたりする生徒を無駄に待つことを避けるため、授業の始めは習っている課のビデオを見てもらうか、文法復習と聞き取り練習のためにと、既に習った課のヒアリングをする。ヒアリングは質問が日本語で...
2025年5月15日 イベリア半島全体に及んだ4月28日の大停電は、まだ大して日も経っていないので覚えている方も多いだろう。送電網が故障の原因だと言われているが、実際に何が起きたかについてはいかなる仮説も否定できないとスペインのサンチェス大統領は語っている。また、イベリア半島が孤立しないように、フランスなどの欧州諸国との電力相互接続を増やすことを優先すべきだとの意見も出ている。以前から言われていた...
2025年5月12日 我がフラット、しばらく前からこんな状態なのである。ベランダも含むコンドミニアムの建物表面が長方形の小さいタイルでおおわれているのだが、このタイルの一部が大分前から路上に剥がれ落ちているようなのだ。時に我が家のベランダにも上階からなにやらコーンと落ちた音がすると思いきや、タイルの欠片が見つかったりしていたので、夫に伝えてあった。コンドミニアムの会議でそれが話し合われ、やっと工事...
2025年5月10日 5月10日はモイケル娘の誕生日だ。わたしが彼女を産んだ年齢と同じ年齢になった。日本での大学生時代から数えると20年が経ち、こう言うのもなんだが、不思議な気がする。彼女がわたしたち夫婦と暮らした18年の月日を知らず知らずのうちに越していたではないか。18才以降の娘の実生活はたいして知らないということにもなる。わたしも18才には故郷を出て数カ月東京で住み込みのお手伝いさんまがいの...
2025年5月9日今朝は、とある文芸評論家の「海辺の墓地」とつぶやいているのをたまたま目にして、あっ!この方、もしかするとバレリーの詩をも意味しているのかな?と、久しく忘れていた「風立ちぬ、いざ生きめやも」を思い出した。今日は下にその記事をひっぱりだして載せたい。以下。2021年某月某日「風立ちぬ、いざ生きめやも」は、1996年に放映されたとある向田邦子ドラマ劇場シリーズのひとつ、「風たちぬ」のラ...
2025年5月6日 今年は帰国をどうしようかなと考えている。春先に東京息子、我がモイケル娘と孫のソラ坊が揃い(婿殿が来られなかったのが残念ではあった)、親子4人が揃ったのは何年ぶりであろうか。夫はビデオ通話で顔を見てはいたが、孫との実際の顔合わせは初めてであった。事情があり夫はわたしの帰国時にいっしょに行けないのである。82歳になる夫の兄はアルツハイマー型認知症を患っており、自分のことはほとんどし...
2025年5月2日 前回書いた大停電以来、ちょこちょこ断水してるここ数日です。電気はあるんです。どこかで工事でもしているのか、それともこの間の停電に何か関係しているのか。実は今も、どれ、6時過ぎから授業があるし、今から晩御飯の準備をして置こうと台所にいって水栓開けたのですが水が出てこない。はて、このままだと晩御飯はどうなるか、ケセラセラ~♪(笑)さて、この間、話に出たワインBarca Velha tinto(赤ワイン...
2025年4月29日 水曜日から日曜日まで午前と夕方の日本語授業が入るわたしの休日は月曜日だ。その昨日、前回のワインBarca Velhaの続きを書き始めたところ、プツンと電気がなくなった。昼頃のことだ。昔のポルトガルではよくある事だったのだが、EU加入後、ポルトガルもインフラが安定して来て停電、断水はめったに起こらなくなった。起こったとしてもわずかの間で復旧されている。しばしの間だと思い、早目の昼食をするこ...
2025年4月26日 昨日4月25日はポルトガルのカーネーション無血革命で休日。ダウンタウンでは片手にカーネーションを掲げながら歩くたくさんの道行く人を見かけた。今年は革命記念51年に当たり、毎年恒例でリスボンの大統領邸では記念祭が行われるのが、ローマ法王崩御により喪に服すため、延期となったようだ。4月25日については、何度も取り上げているのでリンクを記事最後に貼り付けますので興味のある方はどぞ。...
2025年4月23日 今年も故郷弘前に桜が咲く季節になった。かつてあげた記事だが、今一度、以下に。桜への思い入れは、日本人独特のものだろう。そうして見ると、秋の紅葉や真っ白い雪の中に映える「寒椿」等にも、わたしたちは心惹かれるように思う。このような情景を思い浮かべるだけでもわたしの胸には美しき天然へのなんとも言われぬ懐かしさがこみ上げてくる。詩人、大岡信さんが京都嵯峨野に住む染色家、志村ふくみさん...
2025年4月20日 天気が荒れ模様のイースター週間である。ポルトガル語ではイースターをPascoa(パスコア)というのだが、磔刑にされて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記憶する祭りで、日本語では復活祭と言っている。昨日は聖金曜日で休日、そして日曜日の今日が2025年の復活祭にあたる。Pascoaもわたしがポルトガルに住み始めた頃に比べると様子が随分と変わった。世代交代と時代の流れだろう。かつ...
2025年4月15日 辞書で「マキアヴェッリズム」と引くと、①どんな手段でも、また、たとえ非道徳的行為であっても、結果として国家の利益を増進させるなら許されるとする考え方。イタリアの政治思想家マキャベリの思想から。②目的のためには手段を選ばないやり方。権謀術数主義。と、出てくるのだが、それなら、現在のC国がマキアヴェッリズムを地で行っているとわたしは思う。 が、塩野七生氏の「我が友、マキアヴェッリ」を...
2025年4月12日明け方、ふと目が覚めたらそのまま寝付かれなくなってしまった。5時前だったが起きて小1時間ほどパソコンでニュースを読み、帽子とケータイを持って朝のウォーキングに出た。ここ数日は気候よく、ウォーキングに持ってこいだ。 まだ4月だが、日中になると時に27、8度と気温が上がり、10時を過ぎると歩いている間に暑くなる。これからのウォーキングはやはり早朝がいい。マルメロの花(?)だと思う。歩...
2025年4月9日 2017年6月にこんなことを書いています。 我がモイケル娘に頼んで手に入れた本を、4月の帰国時に受け取って、勿論ポルトで読むつもりでしたが、期待感大きく、とうとう我慢できずに滞在先の妹宅にいた時に開きました。と、途端に「ぎょえ!」とはわたしの口から出た悲鳴。側にいた妹が「どうしたの?」と驚いて聞きます。 どしたもなにも、これ見て、と見せたのが下の画像であります。 漢字だらけでは...
2024年6月12日 断捨離の一環として、自分の着物の処分を始めた。亡き母が用意してくれた薄いサーモンピンクの訪問着は、長襦袢、肌襦袢、裾除け、帯、紐類、足袋、帯揚げ、果ては草履まで一式そろえて我がモイケル娘にと、今回の帰国に持って行った。モイケルが「部屋の中はソラのものがいっぱいで仕舞っておくところがない」と言うので、スペースができる住まいに引っ越しするまで、所沢の妹宅でいったん預かってもらうこ...
2024年6月10日サン・ベント駅とRouleiro通りの間のスペースに入ると目の前に現れるのがポルトのTime Out Marketだ。 正面の塔はポルトにある貯水タンクをモチーフにしたドウロワインとポルトワイン専用の特別なスペース。Sala de Prova(テイスティングルーム?)と呼ばれ、ここではイベントも行われるそうだ。 Wikipediaより Sala de Provaからはポルトダウンタウンを見下ろすことができる。さて、肝心のTime Out Market...
2024年6月8日 ポルトにできた「Time Out Market」へ行って来た。案内する前に、はて?Time Out Marketとはなんぞや?とその言葉に初耳のわたしである。このところ、世間には耳目を閉じて、ひたすら日本語授業に取り組んできたので、すっかり世の中の動きに疎くなっていた。疎くても生きて行けないわけではないのだが、これはちょっとまずいかも、と反省し授業準備の合間を見て少し調べてみた。Time Out はロンドンで196...
2024年6月6日 コロナ禍以後、街へは出なくなったわ、かつては借り教室でしていた日本語教室もオンライン教室にするわで、外出の機会激減し、外界の情報にすっかり疎くなっていたここ数年のわたしでした。 ポルト、ダウンタウンにあるサン・ベント駅。駅に立つとどこか行きたくなるなぁ。家を出るのは週に2,3回の車での食糧買い出し。土日は日本語教室があるため、昼食は基本外食です。土曜日は近所の行きつけのレストラ...
2024年6月4日ポルトガルのこの季節には是非案内しておきたい町がある。本日はその町の一つ、わたしも何度も訪れているオビドスの案内です。以下。リスボンから北へ向かうこと80キロにあるオビドスは「谷間の真珠」と呼ばれる中世の城壁に囲まれた人口12000人ほどの小さな町だ。5月から秋にかけては、真っ青な空と白壁の家並みにブーゲンビリアの花々が映え、訪れる人は鮮やかさに目を奪われること請け合いだ。ポルトガルで...
2024年6月3日 昨年秋に受けた眼科と甲状腺の検査だが、手術に急を要することはないと自己判断、2年ぶりの日本帰国を控えていたのでポルトに帰って来てからにしようと後に回しのですが、両方とも再度検査を行って、本日その結果が出ました。白内障については、ドライアイの目薬をしばらく使うのと、半年後に再診察を受けることになったので、今回手術は免れました!甲状腺腫瘍の方は、今朝、エコ検査をしてきたのですが、検...
2024年6月2日 2か月の日本滞在中に所沢の妹宅で和菓子とともに何度も出された「茶カテキン」。気に入って数袋ポルトに持ち帰った。お互いにもうお土産云々は止めよう、自分で買うと言うわたしに、あちこちで売っていないからと本人がよく行く店で買って来て、これくらいは土産に持って行けと妹が持たせてくれたのだ。見た感じが抹茶と似ているが、違うと言う。抹茶とこの粉末茶は原料になる茶葉が別だそうだ。実は、わたし...
2024年5月31日宝木嬢の荒れた土地を目にして茫然としたわたしだが、一方でやはりか、との気持ちも否めなかった。かつてはその家のすぐ近くにカフェやスーパーがあったし、何と言っても滞在中に我が息子を可愛がってくれた世話好きの土井さん一家を中心に、みな声をかけあい助け合っていたご近所づきあいがあった。時は流れ、宝木嬢宅を除いて古い家は見当たらず、新しい家ばかりで、お隣の玄関ベルを押すのも気が引ける感じ...
2024年5月28日 ビアハウス時代の先輩宝木さんはいずこに?3月から2か月滞在の今回の日本帰国は大まかな目的が二つあった。2022年には帰国したに拘わらず、着くなりコロナ感染してしまいその時会う予定であったが結局友人には誰一人会わずにポルトに帰ったおアホなわたしであった。よって、それらの友人たちに必ず会うこと。みな5、6年ぶりの再会だった。残念ながら、妹たちと飛行機に乗って会いに行く予定だった大...
2024年5月27日ブサコ宮殿は、日本のテレビでも何度か取り上げられていますが、建築はイタリア人のルイジ・マニニがおもだって手がけています。マニニはシントラのQuinta da Regaleira(レガレイラ館)の建築家でもあり、彼独得のゴチック、ルネサンスの建築スタイルが見られますが、ポルトガル大航海時代の栄華を語る華麗なマヌエル建築様式をも取り入れています。写真は宮殿のファサーダ、窓の周りにはポルトガル王家15...
2024年5月24日 無性に海が見たくなった昨日、午前中の日本語授業はまだ入っていないし、後は午後4時からだったので、海岸へと車を駆った。首にスカーフを巻かないとそろそろ紫外線で車の中とは言え日焼けするので、普段着にちょいと青いスカーフを首に巻いて発進である。そうだ、海岸近くFozにある園芸センターにも足を運んで花の苗を仕込んで来よう。2か月の留守中に、ベランダに置いていた紫陽花の鉢二つのうち一つは...
2024年5月21日 19日夜のニュースはポルトガルの夜空を大きな火球が横切ったとの話題でもちきりだった。下記動画はネットで拾ったものです。5月18日夜にポルトガル北西部周辺を通過した火球は、最初は隕石だと思わたが彗星の断片だったようだ。高度122kmの上空で燃え上がり、その後秒速45kmで夜空を照らしながら流れ落ち、大西洋の上空60kmで燃え尽きたと言われる。故に隕石として地上で発見される可能性は低い...
2024年5月19日 ポルトに帰って一週間経った。機内では横になって寝たものの、そこが神経質者の哀しさ(って、どこがやねんw)、枕や寝床が変わると寝ていてもうつらうつらと熟睡できない性分である。酷い時差ボケではないが、やっと、本日それから脱出できたかという感だ。仕事である日本語教室は木曜日からフル開始している。睡魔に襲われたら寝る!ということを繰り返し、授業準備も含めて、なんとか大きなズッコケなし...
2024年5月17日 スタンダールの小説ではありませんぞ。写真の如く25年来の友人ゴッチとわたしが池袋で会った今回の我らの服装がまさにそれ。 今回の帰国時の服装は黒が基調のわたし、この上に薄い黒のロングコート、黒の靴、更に黒のグラサンで、対するゴッチ、界隈では「赤い人」で知られる全身赤の服装なのである。腕時計、カバン、パソコン、もちろん赤靴赤靴下(笑)。大阪から上京してきたゴッチと池袋東口交番前で...
204年5月15日 シャワーを浴び旅の疲れを少し落として食糧買い出しにと身支度をした昨日の朝、いざ出かける段になって強烈な眠気に襲われた。イカン!このまま車を運転するのは危ないやん!と午前中の買い出しは断念して睡眠をとることにした。この二日間、夜9時には就寝し4時5時起きだったのでさもありなん。小1時間ほど寝てハイパーマーケットまで車を走らせた。我が留守中の夫は主に外食だったので冷蔵庫はほぼ空っぽな...
2024年4月27日日本はいよいよ今日からゴールデンウィークだ。運が良ければ10日間の休暇が取れる。こういう時は外国の観光客もいるだろうからどこもかしこも人がいっぱいで、むしろ都内の方が普段より空いていることもあるのではないか。 そんなわけで、とりたてて旅行などしないことにした。モイケルや息子たちと近場を訪れたりまだ会っていない友人たちに会う予定だ。その友人の一人、かつてお互いのホームページを運営し...
2024年4月23日実は、家の中でサングラスをかけている^^;この間の日曜日に我がモイケル娘宅を訪れ、一泊して月曜日午後所沢に帰って来た。雨が降りそうだったので、駅まで送りたいと言う娘と孫、ソラ坊の申し出を断り、それではアパート下までとなり、バイバイとしばらく手を振る二人を後にして総武線の駅へ向かった。歩くこと10分ほどである。お茶の水でメトロに乗り換え池袋に着いた頃だ。モイケル娘から「もしかして、...
2024年4月18日 日曜日には我が日本語教室の長年の生徒で、昨年12月、ついに日本留学の夢を果たしたKちゃんと池袋で会った。彼女は現在T大学獣医学部で研究している。我が東京息子にも声をかけて一緒にランチしてもらった。二人ともポルトガル語が恋しいのではないかと思ったからである。Kちゃんと東京息子は時折ポルトガル語で話しては笑いあっていた。在住4カ月のKちゃんからすれば大先輩に当たる息子ではある。多少の先...
2024年4月13日モイケル娘家族と彼らの住まいの駅前にある回転寿司「スシロー」とやらへ行った。回転寿司店に入るのは初めてだ。孫のソラが前に会ったとき、「おすし、だいすき。ここで食べたんだよ」と、スシローを指さして言ったもので、じゃ、次回の週末はそこへランチに連れて行こうと思っていたのである。あまり好き嫌いなくしっかり食べるソラ坊のお好みは、まぐろとポテトだそうだ(笑) わたしは出されたらまぐろ、...
2024年4月9日雨音がしきりに聞こえる。関東の今年の桜はこの雨で散るだろう。妹宅のすぐ傍には人口の小川沿いにしだれ桜が植えられてあるが、老木ゆえ今一咲き具合が寂しい。それでも時に外国人が見に来て写真をの撮っているのを見かける。ここも数年後には観光客の桜のスポットになっているかも知れない。昨日の朝は、サングラスのヒンジのねじがいつの間にかなくなっていて、使えないのでメガネやに行き、その帰り道、スー...