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前の記事では、術後3日目の回復具合や食事、くしゃみと咳の激痛の逃がし方について書きました。 今回はそのつづきです☺ 待望のお風呂 テープで肌荒れ 久しぶりに夫の声を聞く 歯みがきの時に咳が出る 退院後の食事が気になる夫 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 待望のお風呂 夕方にはお風呂に入れるかも?と看護師さんに言われていた夫。 3日お風呂に入れていないので、早く入りたくてうずうずし始めます。 同時に、どうやって一人でパンツとズボンを履くか、身体をタオルでうまく拭けるのかなど、本当にお風呂に入って大丈夫なのか?と不安になってくる気…
いきなり蛇足ですが、手術から○日とか、手術後○日目とかって、ややこしいですよね🤔 手術当日は手術して1日目、手術翌日は手術して2日目? でも手術翌日って、「術後」で言うと1日目ですよね。手術の翌々日は、「手術した日から数えると3日目」だけど、「術後でいうと2日目」になる・・・? ちなみにこの記事で言う「術後3日目」は、手術した日はノーカウント、手術の翌日が術後1日目、手術の翌々日が術後2日目と数えているので、 術後3日目=手術をした次の次の次の日です(笑)「大腸がんを切り取る腹腔鏡下手術をしてから○日」という言い方をするなら、4日ですね。 ややこしい・・・ 術後3日目の回復具合 術後3日目のご…
手術の翌々日。 手術当日の晩は、HCUにいる夫が心配すぎて寝れなかった私ですが、翌日からはLINEで夫の様子がこまめにわかるようになったので、次の夜は安心してぐっすり眠ることができました(笑) しかし夫はと言うと、同室のひとのいびきとみぞおちの痛みであんまり眠れなかったそう・・・ 荷物の中に耳栓を用意していたのですが、枕元に置いていなかった&あったとしても自分で手を伸ばして取れない、ということで、 心配な方は必ず枕元に置いておき、看護師さんにお願いして、寝る前に耳栓をつけるのを手伝ってもらった方がよさそうです😢 そして、朝は起きたらまず、体重測定。 ベッドから起き上がって、廊下のすぐ近くにある…
手術室の手前にある小部屋で待っていると、先生がフーーーッと言いながら入ってきました。 私も5時間ずっと(しかも情緒不安定な状態で)待機して疲れていましたが、先生も5時間ずーっと夫の手術をしてくれてたんだよな・・・と思うと、すごくありがたい気持ちになりました。 ・ ・ ・ 夫は今、まだ麻酔で眠っているとのこと。 緊張と不安でフラフラでぼんやりした頭で聞いた先生のお話では、 腹膜への転移はなかった。 3~4週間かけて切り取ったものを顕微鏡で調べて、筋肉層への浸潤やリンパ節への転移の有無を確認する。 (切り取った部分を見て)おそらくステージ2~3になると思う。 抗がん剤を使うかどうかは、顕微鏡検査の…
手術後から数日間、夫がずっと痛い痛いと言っていたのが、胸から鳩尾(みぞおち)にかけてのあたり。 大腸を腹腔鏡下手術で切り取ったので、その傷(穴)やおなかが痛いのはまだわかるのですが、なんで胸のあたりが痛いのか、何か悪い兆候なのではないか・・・と、すごく焦りました💦 具体的には、・胸なのか、肺なのか、みぞおちなのかわからないけど痛い・お腹の傷より痛い・体勢を変える度に痛い・動かさなくても痛い・胸を広げると一瞬楽になる・けど元に戻すとめちゃくちゃ痛い・痛み止めは効かない とのこと。 はじめは、オナラがお腹にたまってるせい?とか、あんまり体を動かせないせい?とか考えたのですが、 実際には、「腹腔鏡下…
夫の大腸がんの手術が無事に終わり、夫は看護師さんの目が届くHCUで一晩を過ごします。 私もなんとか家に帰って、夫のお母さんと電話で話し、手術が無事終わった安心感でベッドに入ったのですが・・・ ふたりともそれぞれ地獄のような一晩になりました💀 ・ ・ ・ まず私。まったく寝付けず。 夫は、手術のあとHCU(高度治療室)で過ごし、経過が問題なければ翌日の午前中にじぶんの病室に戻ってきます。 スマホは病室の金庫に入れてあるので、そのときまで、夫の様子を知る術がひとつもないのです。 そのことはわかっていたのですが・・・ 手術後にHCUに運ばれていくときの、めちゃくちゃ痛くて苦しそうなしかめっ面を思い出…
手術の翌朝になっても、もちろんまだ夫はHCUにいるので連絡はありません。ようやくLINEが届いたのは、午前11時ごろ。 「いま病室に戻ってきた」 という文字を見て、もう一回泣きました(;▽;)無事に病室に帰ってこれたんだ・・・夜の間に悪いことが起きてなくてよかった・・・ と安心したのもつかの間、二言目には「痛い・・・」「昨日の夜ほんとにやばかった・・・」というLINEが来て、 痛み止めが効かなくて大変だった(前の話参照)という話を聞いて、また不安になり。 でも、スタンプや絵文字が使われていたので、一応それくらいの最低限の元気はあるのかな?なんてちょっと安心したり。 さらに、「手術の翌日から運動…
2月14日(手術後79日目)がんになったらがん保険はどうする?
確定申告で医療費控除の申請を行った。今回胃がんでの手術・入院の費用は高額医療費制度の適用で290千円程度だったが、控除にあたり医療費から差し引く必要があるのが「保険金などで補填された金額」だ。 今回もらえた保険金はA社がん保険①診断給付1,000千円、入院給付135千円(15千円×9日)、治療給付100千円A社がん保険②診断給付1,000千円、入院給付135千円(15千円×9日)、手術給付200千円M社定期保険218千円S社終身保険135千円 結果として手術・入院でかかった費用については保険金で全額カバーされており控除申請に含めることはできなかった。 今回長らく掛けてきたがん保険が治療に役立っ…
12月14日(手術後17日目)退院後最初の診察でステージが明らかに
退院後10日ぶりに病院に来た。消化器外科の予約時間は11時だが、事前に血液検査があるので結果が出るまでの時間も勘案し10時前に着く。以前も書いたがお待たせが長いので有名な病院なので、血液検査を終え2時間くらいは待つのを覚悟する。次々と診察室に呼ばれる人たちを観察していると、入ったと思ったらすぐ出てくる人(手術後何回目かの診察?)、奥さんと一緒に入った50絡みの人は、出てきた後看護師さんから、「手術の結果は電話でお知らせしますから、連絡の取れる電話番号を・・・」(これから手術する人?このあいだの自分)等々、あまり退屈はしなかった。 血液検査を早くしておいたおかげか意外にも11時10分位に診察室に…
さて、大した話ではないのですが、夫が大腸がんを切り取る手術を受けているあいだ、どんなふうに過ごして、どんなことを考えていたか、書いていきたいと思います。 ・ ・ ・ そこの病院にはデイルームという場所があり、大きな窓に囲まれていて陽当たりがよく、大きなテーブルやイスもあって、入院患者さんが病室から出て休憩したり、電話したり、コロナ禍でなければお見舞いのひとと歓談したりするスペースでした。 が、たまたまほとんど人がいなかったので、私は5時間ずっとそこで座って手術が終わるのを待っていました。 本当は気を紛らわすためにも、最寄り駅に戻って商業施設などで時間をつぶそうと思っていたのですが、実際のところ…
いよいよ、大腸がんを切除する手術の日。 手術は朝イチだったので、早朝からひとりで病院に向かいます。 ふだんは神頼み的なことはしないくせに、こういう時だけ、近くの神社に行って手を合わせたりしました(笑) 心の中は、がんがどうなるかよりも、とにかく「手術中に何か起きたらどうしよう」「無事に手術を終えられるのかな」という不安がいっぱいで、ずっと心臓のばくばくが止まらず。 誰もいない閑散とした神社で手を合わせながら、ちょっとだけ泣きました😂 手術当日の流れ 早朝の病院へ 手術開始前 今回の手術の内容 ひたすら待機 無事に手術が完了 手術後の夫と対面 その後 その日の出来事を吐き出しましょう (adsb…
退院してからは傷の痛みもなく、1回の食事の量を調整したり、散歩に出たりして、比較的順調に自宅療養ができていた。それでも咀嚼が十分でなかったり、食べるスピードが速くて、食後苦しくなることがあった。いわゆる早期ダンピングといわれるものだ。ただ、その際でも横になると30分程度で楽になる。 気になるのは便通だ。もともと便秘気味ではないものの、環境に左右されやすいことから、手術の数日前から便秘気味だった。手術後には8日ぶりに苦しみつつ何とか出し(これは手術前のものらしい)、退院してからは1度だけ(これは真っ黒だったので手術直後のものか)と、都合15日間で2回しか出ていないことになる。ダンピング防止のため…
昨日からの続きです12/2(土) 11am過ぎ手術室へ移動手術室のドアの前では執刀医の助手をつとめるナイジェリア人の若手外科医が私を待っていました改めて手術の説明を受けます虫垂切除に追加して、大腸と小腸の切除になる可能性が高いそして万が一、うまくつながらない場合は人口肛門の可能性がある「ウソでしょう~~~、え~~~~」「人口肛門なんて聞いてないし~~」もう半分パニックです「もし人口肛門になったら永遠ですか...
待ちに待った退院日だ。当初予定の最短スケジュールで退院できるのは、ひたすら関係者のおかげで感謝しかない。病棟の方では余裕をもって10日退院くらいのスケジュールを組んでいたようだ。 入院料の支払は高額が予想されたため、あらかじめ限度額適用認定証を取っていたのだが、入院の際に病院と健保が電子的にやり取りをすることを許可していたので、紙の認定証は要らなかった。しかしながら診療明細書の見方はいまだによくわからない。ダ・ヴィンチxiを使った腹腔鏡下手術はどのくらいかかったのか?しかしながら手術の欄は空白なのである。これって 手術代はタダなのか? それとも限度額認定のおかげで費用負担がないのか、未だにわか…
食事は全粥となり、おかずの量も増えてきた。お粥は半分位残すが、おかずによっては調子に乗って全部食べたりしていたら、特に朝食後の間隔の短い昼食では胃が苦しくなり、食後寝転んで休んでいた。 昨夜下剤をもらったが、どうも効果がでていない。水分不足でカチカチになっているようで出そうで出ない。看護師さんに話すと、 指で掘りましょうか? とおっしゃられ、さすがにそれは辞退した。昼食後ダンピングで苦しんでいるときに苦しさついででトイレに座り、悶絶の末何とか出すことができた。水分補給も以前のようにお茶などをがぶ飲みできるわけでもなく、食事でとれる食物繊維も限られる中、今後も注意が必要と感じた。腸内環境を整える…
今日から7分粥になり、おかずも形のあるものになった。温泉卵や焼き魚などはおいしかった。 土曜日なので病院スタッフも少ない。今日は病院探検の日と決め。今の病棟フロアから階段で1フロアずつ降り、歩いてみた。休診の待合室や地下の給食室も見て、 2,300歩位歩いたが何ともない ここへ来て気になるのが便秘である。入院前に少し出たきりでその後は全く出ていない。オムツを履いていた時に出なくて良かったのはあるのだが、もう7日になる。便意はあまりないがこのままではカチカチになりそうだ。寝る前に下剤を処方してもらった。8時間~10時間程で効くそうだ。 ハゲみになりますのでポチっとしておくれやす
12月1日(手術後4日目)点滴が抜け自由の身になり退院も決まる
今日から12月だ。とはいっても入院の身では何の変化もない。看護師やリハビリの人が寒いというが、実感がわかない。食事は5分粥になりおかずも付くようになった。タンパク質ははんぺんの様な練り物が中心で、野菜はペースト状にしたものや、きれいなスイーツのようにゼリー状にしたものが出る。 今朝はようやく点滴の管が抜け自由の身になった。血液検査の結果、先生からは最短で明後日(3日)に退院できるとの話だったが、 日曜日なので翌日(4日)に退院することにした シャワーを浴びに行くためにドレーンを抜いたところに防水絆創膏を貼ってもらう。一番のキズとなっている臍は大丈夫だそうだ。腹の洗い方は手にボディソープをつけて…
食事は3分粥になった。少しコメのカスのようなものが入っている湯だ。みそ汁などの汁物が付くようになった。おかずはまだない。粥は半分位食べ、間食は飲み物のときもあり完食する。 酸素チューブが取れたのでドレーンの袋を首から下げ、点滴スタンドを押して病棟内を歩く。腹の皮が突っ張る感じがして腰が少し引けているが、歩くのは普通にできる。 リハビリのない週末は病院内を探検してみよう 血液検査の結果が良好だったのでドレーンも抜けることになった。抜いた後の傷口から体液がたくさん出てガーゼで止まらずパジャマを汚す人もいるらしい。腹の中に入れたチューブを抜くのは痛いというか気分悪かったが、幸いにして自分はほとんど液…
ICUで寝られなかったので昨夜は寝られると思ったら全然駄目で0時頃に薬をもらったが、切れ切れの睡眠で起きている時間も長かった。 今日から食事が出る。と言っても「重湯」だ。重湯なんてひょっとしたら初めて口に入れるかも。 まあ味も身も何もないものだ。 なので調味用の塩が付いてくる。これと間食として朝はミルミル、昼はマンゴー味のジュースが出る。食べ過ぎると苦しいので残す練習として全て半分の量を食べ後は残した。座っていると冷や汗が出てきたので、これがダンピングというものかと思う。幸い横になると治った。 鼻に入れた酸素チューブと小便の管が外れて身軽になった。オムツも取ってパンツを履いた。後は腹のドレーン…
地獄のICUの夜が明けた。 まさに「LONG AND SLEEPLESS NIGHT」だった。 朝になると状況が変わってきた。足からの採血のために足を拘束していたポンプが外された(ありがたい)。次に鼻から胃に入れたチューブが抜去(ありがたい)。温かいタオルで顔や体を拭いてくれた(ありがたい)。そして車イスで病室に帰れることになった(ありがたい)。ICUは個室で外の状況はよくわからなかった(アラームがうるさかった)のだが結構広いオフィスのような部屋だった。 手術後1日は絶飲絶食と聞いていたが水は飲んでもいいことになった。 先生からは 「今日から帰る準備を始めます。リハビリがんばってください」 と…
昨夜は意外と眠れた。まだ実感が足りないのかもしれない。時間が来て術着に着替えて手術室に向かう。広い手術室にダ・ヴィンチxiが見えた(頼むぞ)。シャワーキャップみたいなのを被らされて狭い手術台に乗る。パンツを取られてメガネも預ける。 「母ちゃんごめん、胃のない躰になっちまう」 と心で言った。点滴を打たれて何かヤバイ感じだったのが最後の記憶だ。目覚めたのはICUのベッドの上で、「今4時40分ですよ」との声だった。痛みは無いが足には空気ポンプがついて動かせないし、身体の向きを変えてはくれるが、詰めてくれたクッションがすぐずれてしまう。鼻から胃にチューブが入っているので息苦しいし、酸素マスクをしている…
どんなに遠い先の事だと思っていてその日は来るものだ。入院した病室は南向きで景色がいい。明日の手術のあと、いつ帰って来れるんだろう? それにしても今ひとつ決心というか手術に挑む勇気のようなものが湧いてこないのはなぜだろう?どっか痛いとか苦しいのならば、苦痛を取り除くために我慢して手術を受けるだろう。しかし表面上はどこも悪くないのに、自分がやると決めた手術で明日以降多大な苦痛を強いられることになるのだ。もちろんこのまま放置すると命にかかわるのは頭ではわかっているが、身体的には納得できていない。 まあそれでも臍の掃除もしてもらったし、いろんな人を巻き込んで事態は着実に動いている。 これも運命だ と受…
11月24日(手術3日前)自らの運命を悟った胃が悲しげな声を上げた
27日の手術を前に、今日は歯科、胃カメラのある日だ。全身麻酔中に歯が抜けると困るというのはわかるが、口中の細菌による感染予防という意識はあまりなかった。歯のレントゲンを撮影のうえ実際の歯を見てもらったが、幸いにして土台の骨も歯周病も問題になるようなものはなかった。自分位の年齢だと子どもの頃の歯科治療は酷いものだったが、10年くらい前に金属を取り除いて詰め替えをした効果もあるようだ。歯科衛生士さんにも「きれいに磨けていますね」と褒められたが、やってなかった舌の掃除は指摘された。 胃カメラは切る場所を決めるクリップを打つために行うもので、前回と同じ消化器外科の先生がしてくれた。これが意外に時間がか…
7月に受けた人間ドックの結果が届き、昨年に続き再検査のお手紙が入っていた。昨年は両肺の間隔が前年より広がっているというもので、CT再検査では何も問題なかった。今年は胃レントゲン(バリウム)で、 胃潰瘍瘢痕(疑い) で胃カメラによる再検査指示だ。とりあえずかかりつけ医(胃カメラは取り扱っていない)を訪ね、教えてもらったうち、自宅からも職場からも近いクリニックで胃カメラをすることにした。なお、この時点で自覚症状は全くない。
教えてもらったクリニックで胃カメラのための診察を受ける。自分で調べてみると胃カメラは13年前に食道が拡張しているとかでやったのが最後で、苦しかったことは覚えている。麻酔をして寝ている間に終わるようにするか、麻酔なしでがんばってみるかのどちらか聞かれたが、先生が得意そうに、ズームのできる高性能なものを使いますというので、 迷わず麻酔をする方を選んだ。 そんな高解像度のものは「ぶっとい」に決まっている。
胃カメラは本当に寝てる間に終わり、全く苦しくなかった。むしろ目覚めてからは気分が良かった。しかしながら、先生から説明を受け一気にへこんだ。モニターには ひきつれた胃壁や盛り上げたイクラ のようなものが映し出されており、これらが癌の疑いが高いというのだ。加えて、腫瘍をわかりやすくするために撒いている紫の液体を弾いている部分も疑わしいという。7月にコロナに罹って解熱鎮痛剤をガンガン飲んだため胃が荒れているんだろうと思っていたが見事に打ち砕かれた。とりあえず組織を3か所取って生検に回し結果待ちとなったが、「もし癌でなかったとしても今後注意して見ていかねばならない」とか「他の臓器は人間ドックのエコーで…
生検の結果を聞きに行く日がやってきた。先月胃カメラをしてからは、思ったより来る(癌になる)のが早かったとか、これも運命とか様々な思いを巡らせた。クリニックに着き、 今日が癌の宣告を受ける日と覚悟して診察室に入る。 ところが、である。生検の結果は癌と判断できない。急速に成長しているのが、炎症を修復しているものか悪性のものか判断できないというものだった。このためもう一度別の医療機関で検査を受けることが必要になるとのことだ。 覚悟が揺らいだ。 先生は「組織はちゃんと取ったつもりなんだけれど、潜っているのかな」と不満そうだった。紹介状は、手術ならここで受けようと思う、家や職場から近い病院宛にしてもらっ…
この大病院は待ち時間が長いので有名だ。ゆえに現役の人が仕事を抜けて通うということはほぼ不可能。今は第二の職場で比較的自由が利くので有難い。長いお待たせを経て診察室に入ると、クリニックからの胃カメラ画像を見た先生が開口一番 「これは癌が出なくてよかったねとは全く言えないね」 どうやら癌と決めつけられてしまったようだ。転移の有無を見るCTは混んでいて9月15日が最短であり、同時に生検の結果も説明できるようここ数日のうちに胃カメラをしましょうとのこと。明日でもOKとのことなので予約した。善は急げだ(善でもないが…)。こちらも「よく見える解像度の高い内視鏡を使いましょう」とのことで、残念ながら太いのを…
昨日初診で翌日の今日はもう胃カメラを入れるとは意外と対応が早いなと思ったら甘かった。絶食の上10時半の予約で行ったのだが、後から来た人が次々と呼ばれ、順番の来た12時頃には、もう誰も周りにいなかった。検査室に入ると昨日診察をした先生が居て、順番が遅かったのは先生が胃カメラをできる時間待ちだったんだとわかった。今度の胃カメラは喉だけの麻酔で、ずいぶん太いような気がする。喉を通る時だけ「オエ」となったが、その後は思ったほど苦しくなかった。しかしながら、胃の中を動き回っているのを感じ、気分は悪い。組織を何回も取ってやっと引っ張り出してくれたが、結構長かったと思う。先月胃カメラをしたクリニックで処方さ…
午後1時から昼飯抜きでCTの順番を待つ。それほどは待たずに処置室に呼ばれ、造影剤を点滴すると下腹のあたりがかっと熱くなる。CT自体はズボンを下げて寝ていればすぐ終わる。造影剤の違和感もすぐに消えた。今日はCTの結果とともに、先日取った組織の生検結果の説明を受ける日だ。8か所も取ったから大丈夫(癌がみつかる)だろうと覚悟を決めて診察室に入る。結果は、比較のために正常な部分を取った1つを除く7か所のうち、どうやら癌とみられるのは1か所とのことであった。先生からはこれでも手術ができるが、体のほかの部分に散っていないか見るためのPET検査の提案があった。3割負担で3万円程度とのことなので、どうせがん保…
PET検査は放射性物質を付加したブドウ糖を注射し、CT画像と組み合わせることで癌細胞に取り込まれたブドウ糖の分布で癌の位置や広がりを見る検査で、検査精度をを高めるために前日から激しい運動を避けたり、6時間前から絶食が必要だったりする。看護師の問診のあと、医師によるブドウ糖の注射を受けると、 ネカフェのような個室 で1時間の安静が命じられる。この間はスマホ等を見てもいけない。しかし、検査着に着替え明かりを暗くしてリクライニングチェアの背もたれを倒していると少し眠ってしまった。水のペットボトルを1本くれるのでほぼ全部飲む。時間が来てトイレに行ったらCTと同じような装置に寝転ぶ。20~30分大きな輪…
今日は消化器外科に初めて来た。ここに来る人はほぼ癌患者ではないだろうか?高齢者が多いということもあり家族帯同で来ている人が殆どだ。一族郎党で来ているお婆さんは手術が11月7日で、それまで内視鏡検査等いろいろするから手術日が遅いのかと思った。順番が来て診察室に入ると、こちらも消化器内科と同じく働き盛りの比較的若い先生で好ましい。説明ではの胃のリアルな絵を示して、術後の食事を考えると胃の上部を残したいが、癌が真ん中より少し上にあるため、手術中に組織を取って大丈夫なら上部を残すが、だめなら下を残すとのことだった。手術は胃の悪い部分を輪切りで切り取り、残した部分を繋げるんだろうと思っていたが、術後の絵…
手術が決まってからずいぶん経ち、気分は良くないものの、先生に指示された減量は全く進んでいない。内臓脂肪を減らせばいいんだろということで、苦し紛れに ヘルシア緑茶をがぶ飲みしたりしている さて、20年前に急性心筋梗塞になり、その時の循環器内科の先生が営むクリニックに月1回通っている。癌の疑いの段階で話はしていたが、診断がつき手術日が決まってからは初めてだ。患者で癌になる人も多いだろうから〈心配そうな口ぶりで、そう心配いらないよと話す〉のは見習いたい。会社でも癌を打ち明けた時には、知り合いや自分が癌になったが回復した話をしてくれる人が多かった。冠状動脈にステントが入っているので、血液サラサラの薬を…
前回病院に来た9月26日がずいぶん前に思えるが、今日は家族への説明、麻酔科、栄養指導のある日だ。麻酔の説明では背中に針を刺す硬膜外麻酔の話がなかったので、全身麻酔と切る部分の麻酔だけだとわかる。痛いと聞いていたのでちょっと安心した。つぎの消化器外科では、先生が「いかがですか?」というので最初に 「申し訳ございません、減量できませんでした」 と詫びると、「増えてなかったらいいですよ」との優しいお言葉を頂きほっとした。立派な手術計画書ができており、それによると、癌は胃の真ん中あたりにできているので、上側を残して下3分の2を切り取るようだ。 手術予定時間は朝9時にスタートして8時間! 麻酔や何やかや…
私の大腸手術おさらい 前回エントリーの通り、手術入院から解放され無事退院を果たしたわけですが、恐らくいろんな方が気になさって思われる、手術時入院時の診療費について今回は書いていきたいと思います 手術内容をおさらいすると 病 名は「再燃性S状結腸の憩室炎」手術名は「腹腔鏡下でのS状結腸切除術」入院期間は15日です(月を跨がない期間) 手術内容は大腸癌による手術術と同じになりますので、病名は違えど手術内容に乖離はそこまでないと思われます よって万人の方に参考になると思われまのでよければしっかり診療明細内容を見ていってくださいませ 大腸切除手術の保険点数内訳 率直に手術入院期間の診療明細書(4P)を…
2022.4.26 15日にわたる手術入院生活を終え無事退院の日を迎えました 毎朝、病室から外の光景を写真に撮るのですが、AM6時の時点であいにくの曇り空 でも心は晴れやかな気分で一杯です (*'ω'*) 最後のバイタルチェック、最後の朝食を食べたあと 入院の証契りの腕輪解除💋 pic.twitter.com/6cT5hDcttG — ゴルフ咲夜。 (@sakuya_golf) 2022年4月26日 を実施し、お世話になった看護師さんたちに手が空いている方からあいさつ回りを実施しました 優等生看護師D君に 「多分もうここには来ないし、最後に皆で写真撮りたいぜ!」 と、申し出たら快く応じてくれま…
こんにちは!AIです。 今回は腹腔鏡手術の体験談ブログの中から入院生活の記録をシェアしていこうと思います。 入院期間は4泊5日。(2023.1.15-1.1…
みなさま初めまして!こじらせアラサー女子のAIです。このサイトでは、婦人科治療情報発信ブログと称して「赤裸々なアラサー体験記」を少しずつ皆様にお届けしていく…
食事のレベルが上がり、💩も正常に出るようになり、ドレナージの廃液の色も この写真はまだ赤みがかかっていますが、現在はもう少し黄色いの「淡黄色」になっていして一日の排出量もかなり減っております ドレナージの設置場所は、切ったS状結腸の縫合部分に留置してありますので、💩が出るようになってから廃液が変な色にならないのであれば、ほぼ大丈夫であろうとの判断を受けました ただ本当はもっと黄色がかかった「淡々黄色」になるらしいのですが個体差もあるみたいです というわけで・・・お昼にドレナージを抜きます と先生より宣告を受けまして、あっ・・・アタイ・・・ 「あんぎゃちゅわぁぁぁ怖いぃぃぃぃぃ!」と騒ぎ始めます…
前回のエントリーでは、手術1週間目で食事のレベルは固形物交じりの低残渣レベルⅡになりましたと書きましたが、お腹への効果は覿面でございましてね 朝早くから数日ぶりの固形💩が出てまいりました (・ω・)ノ 思わず・・・ すんごい!くだらないコラ画像を作成しSNSなんかに投稿しておるお茶目さんですw いや~唐突な💩発言はご無礼極まりないですが、おならといい排便といい大腸の手術後の開通確認は、正常なトイレ事情で確認するしかありませんからねぇ どんな形だったかはうろ覚えですが、うさぎの💩の様にコロコロが少し出て嬉しかった事は覚えています 💩が出てはしゃぐアタイも何ですが、看護師さんにも当然報告しました!…
大腸切除の手術日から7日(1週間)が経過しました (´・ω・`) 体の調子は良くなってはきておりますが、傷口はまだまだ痛いです 低残渣の食事が始まったとはいえ、相変わらず栄養摂取のメインは点滴からですので、当然頻尿になるのですが、夜中にひーこら便所に行くのがしんどいので、ベッドのわきに尿瓶をセットしてもら楽しております 朝に「自分で捨てて!」と看護師に叱られるのも日課になってきました (´・ω・`) んで久々に体重を計ってみましたところ・・・ 60kgまで痩せこけておりました (´;ω;`)ウッ…二十歳のあたいの体重よこれ💦 ちなみにのちに口述しますが、体重の最低ピークは自宅に帰ってからになる…
これを書いている現代のワタクシは、まだまだコロナ発症4日目で自宅軟禁生活をしておるのですが、大分体調が良くなってきましたのでブログを進めていきたいと思います 前述の通りコロナの症状は発症初日が一番辛く 38℃オーバーの熱に加えて顔面神経痛(片頭痛&歯痛)が超酷くて寝るのにも一苦労でしたが、今は咳と痰が少し出るくらいでほぼ正常 あと噂の味覚障害はありませんでしたよ (・ω・)ノ 手術後の合併症を患ったおじさんの話 前々回のエントリーにて diverticulitis.sakuya-golf.work 手術後の合併症でふくらはぎの血栓が血流に乗って飛んでしまい、上半身のどこかの動脈を詰まらせた話を…
手術後4日目の朝を迎えました 体調の方はまだまだ傷口が痛いですし、炭酸ガスも体内に残っている感じがして、動けない事も無いけど、動くとしんどい!そんな感じです 体調チェックにくる朝番の看護師は一番仲の良かった大好きNさん!前日の昼番 → 翌日の朝番のローテは既知だったので、来るって知ってましたw とまぁ朝から冗談交じりで楽しい朝のスタートだったのですが、私のバイタルチェックが終わり、昨日入りした患者さんの確認に行ったNさん 「ちょっと!大丈夫ですか!聞こえますか!」 と緊急性のある声に変わりました 手術合併症の発見 覗くのはマナー違反なので、中の様子はわかりませんが声を聞いている限りでは、TVっ…
手術後最悪の日を超え 空導尿をかまし、大の大人が号泣した人生最悪の日から眠りに覚め、手術後3日目を迎えました 心配していたおしっこの方はさらに普通に出るようになり、朝から本気で安堵したことで、少しだけ気力が出たような気がします またこの日の昼番看護師が、一番仲の良かったNさんだったので、 「昨日泣いちゃったんだって?ぷぷっ」「うるさいやい!(´・ω・`)」 と、楽しい一日だったのも救いだったのかもしれません 生きる気力は人と接することだと痛感した一日でもありました (*'ω'*) ただ傷口はまだまだ痛みがひどく、腹筋に力が入れば悶絶必死! 手術時に気管チューブが入ってた所為か、咳がしたくなるこ…
手術後2日目の様子 手術を終えて2日目の朝を迎えました 昨夜、膀胱バルーンの再留置になり、その際に肩に打った痛み止め(鎮静剤入り)が効きグッスリ寝れたのはいいのですが、硬膜外麻酔を外したおかげもあって全身あちこち痛くて溜まりません (´・ω・`) 5つの傷口、体内に残された炭酸ガスによる圧迫、管の通っている尿道 おまけに頭痛を併発しているような感じで無茶苦茶しんどい朝でした まず昨日と同じく膀胱バルーンの抜去から1日は始まりました 麻酔が切れている状態での尿道の器具通過は、痛いのなんのってたまりません! 朝から悶絶必至です (´;ω;`)ウッ… バルーン抜去は何とか痛みに耐え無事でしたが、身体…
大腸手術後の夜が明けました 前述の如く、夜間に発した熱の所為で寝苦しく、ほとんど寝ないでAM6時を迎えました 早々に看護師さんがやってきて今日のスケジュールが伝えられるのですが、経過をみて体中の装備品の解除を行うとの事でした バイタル計測パッチや酸素マスクを外し、膀胱バルーンは早期抜去するらしく、泌尿器関連の管抜きは痛くないかとビビったものです (´・ω・`) で、順調であればお昼休みには大部屋に移動する旨が伝えらました その後は早々に先生が来られて身体のチェックが入り「装備品の解除」が行われたのですが、心配していた膀胱バルーン抜去は、硬膜外麻酔が効いていていたのでほとんど無痛でした このあた…
大腸憩室炎手術は無事終了 当然目の前にPC上の株価ボードが見え始めました暇な時にやる「株のデイトレード」の画面のようです 時は15時直前の閉場間近の場面、本日中に返済しないといけないポジションに対して、慌てて「売り注文」を出しても出しても約定せず・・・ 大パニックを起こすw という夢から覚めた所から意識が戻り始めました 「ゴルフさーん!気が付いたら何か反応してー!」と声を掛けられたので、答えようとした第一声・・・ 三井松島HD(?) と、まだ夢と現実がごっちゃになっていて、誰が聞いても理解できないチンプンカンプンな返答をしてしまいましたw ちなみに前知識として、気管にぶっ差した挿管チューブは自…