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書名 君のクイズ [ 小川哲 ] 引用 クイズに答えているとき、自分という金網を使って、世界をすくいあげているような気分になることがある。僕たちが生きるということは、金網を大きく、目を細かくしていくこ
2023年の本屋大賞6位の作品。 『君のクイズ』 小川哲著 面白くて一気読み。これは、怖くはないミステリー小説?? ☆amazon君のクイズ最初から、…
以前王様のブランチのブックコーナーで紹介されていて面白そうだったので購入してみました。 【あらすじ】 生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。 クイズをテーマとしたミステリー作品。 しかも焦点となるのは、一文字も問題が読まれぬうちに回答して正解した優勝者は『ヤラセだったのか?』と言うもの。なぜ優勝者は正答できたのか? 踏み込んだ内容は記載しませんが、読み終わった時には、読者はクイズの奥深さを感じられると思います。めちゃくちゃ面白いです。 競技としての『クイズ』には、様々な角度から正答に辿り着くテクニックがある事を知る事ができ、読み物としても面白いだけでなく、クイズの魅力も同時に伝えてくれる素晴らしい作品でした。 ミステリー好きな方は絶対読むべき作品だと思います。