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「人生の最後の最後に苦しい思いをさせられたけれど、それは私のことを思ってのことだね、ありがとう」などと言って、この世を去った人がいるでしょうか?これは医師であり小説家の久坂部羊氏が延命治療について語った言葉である。 私の父は亡くなってもうすぐ13年になる、亡くなる半年前に入院してた病院で医師から言われた言葉は今でも忘れない「何もしないと明日まで持ちません」延命治療の選択を迫られた、考える時間を与えてくれない、母と弟は賛成だった。 もし治療中止を希望すれば見殺しにしたと後悔に苛まれると思った、結局延命治療をお願いした、気管切開をして人口呼吸器につながれ、手にはミントがはめられた状態、それが父を苦しめることになった、チューブだらけで生かされてる状態、喀痰の吸引、床ずれ、あらゆる痛みとの闘いは半年間で終わったけ...楽な老い方、苦しむ老い方
紅葉も盛りを過ぎて冬の気配が色濃くなった小石川植物園。今日は「人はどう死ぬのか」を読んできました。終末期医療に携わった医師が「死の迎え方」を書いた本。安らかに死を迎えるために大切なことが書いてあります。2023年の紅葉詰め合わせもあり。
Marukoが乳がんの告知を受けたとき、それほどショックではありませんでした。というのも、人間ドックで引っ掛かり、その後の検査課程で「限りなく黒に近いグレー」だと自分で認識できていたので… 確定診断を伝えられたときは 「あ、やっぱり。だよね。」 今日紹介するのは、久坂部羊さんの連作小説「告知」です。 告知 (幻冬舎文庫) 作者:久坂部 羊 幻冬舎 Amazon 在宅医療専門の「あすなろクリニック」。 医師や看護師たちは日々、在宅で死に向かう終末期の患者とその家族に向き合う。その患者らと医療従事者の姿を看護師である「わたし」の視点で描く6つの物語。 表題作「告知」に登場する患者は、67歳男性、多…