chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ふでモグラの気ままな日常 https://fudemogura.com/

読書をこよなく好む内向的な元公務員が発信するブログです。 子どもたちの育成を長年担うが早期退職し、第2の人生をスタート。 読んだすべての本の紹介を中心に、旅行やグルメ、日頃気付いたことや感じたことなどをお届けします♪♪

ふでモグラ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2022/01/30

arrow_drop_down
  • 【読書】『スワン』呉 勝浩 著

    【あらすじ&ひとりごと】 冒頭から、大型ショッピングモールでの大量無差別殺人が始まり、一人の人間の死の真相をめぐって、生き残った人たちが互いに嘘をつき、真実を隠す。そして結末を迎えるまで息をつかせない内容に、強烈な一撃を見舞われたような感覚でした。 読後のこの気持ちの高揚は何だろう。そんなインパクトの強い作品でした。 大型ショッピングモール「スワン」で死者21名を出した無差別銃殺事件。 犯人は自害し事件の関係者5人が生き残るが、そのうちの一人である高校生の片岡いずみは、事件現場で犯人と接しながらも生き延びた。 そして、いずみは、被害者のはずが犯人と接していたことで非難される側へと一転していく。…

  • 【読書】『月まで三キロ』伊与原 新 著

    【あらすじ&ひとりごと】 初めて読んだ伊与原 新さんの作品が『八月の銀の雪』。一話一話の短編集がどれも心地よくて、今回も期待して『月まで三キロ』を読みました。 本作品は、同様に六篇からなる短編集で、伊与原さんが大学で専攻されていた地球惑星科学の知識を織り交ぜながら、人との触れ合いをさらりと描いた、心の奥の琴線に触れる優しい物語でした。 どれも一話が40頁程度なので空いた時間に一編を読むことができます。 『八月の銀の雪』も短編ゆえのさらっと心を流れていく切なさや暖かさが短く綴られていたのですが、本作も気持ちが穏やかになる素敵な物語でした。 六遍の中の表題作『月まで三キロ』では、死に場所を探してタ…

  • 【読書】グリム童話『子どもたちが屠殺ごっこをした話』

    『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その19 『子どもたちが屠殺ごっこをした話』第一話・第二話 【あらすじ(要約)】 第一話 西部フリースランド(オランダ)のフラネッケルという小都会で五~六歳くらいの男女の子どもたちが遊んでいました。 やがて子どもたちは役割を決め、一人の男の子に、お前は牛や豚をつぶす人、またもう一人の男の子には料理番、またもう一人の男の子には豚だよと言いました。 それから女の子にも役をつくり、一人は料理番、もう一人は料理番の下働きにしました。この下働きは腸詰をつくるときに豚の血を容器に受ける役目です。 役割を決めると、豚をつぶす人は豚役の男の子につかみかかり、ねじ倒し、小刀で…

  • 【読書】『傷口はきみの姿をしている』九条時雨 著

    【あらすじ&ひとりごと】 九条時雨さんの作品『傷口はきみの姿をしている』を読みました。「高校生の心情を繊細に描く」という一文に、どんな青春群像が描かれているのか気になり読んでみました。 私は九条さんという作家さんを知りませんでしたので、巻末のプロフィールを先に見てみると、千葉県出身の方。 「犬、ブランコ、ベビーカステラが好き」、「創作以外で筆不精をなんとかしないと」など、自己紹介文のようでほっこりしましたが、作品は若者の内に秘める鬱屈としたものが描かれた小説でした。 心に傷を持つ高校2年・卯月遥臣(うづきはるおみ)、通称「ハル」は級友と深く関わりすぎないよう適度に距離をおき、高校生活を過ごして…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ふでモグラさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ふでモグラさん
ブログタイトル
ふでモグラの気ままな日常
フォロー
ふでモグラの気ままな日常

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用