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  • 英語、英語、英語!

    What on earth is going on!? 白羽の矢 現場にふらっと訪れていた本社のお偉いおじさんさんからの不穏な内示。 「そういえば昨年度のアメリカ出張はお前が行ったんだったよな。まだ正式な指令は出してないけど今年度も一人アメリカに行ってもらう必要があるからさ。後でお前の部署に話が行くからよろしく」 人選をするのはこのおじさんではないので「はあ、そうですか」とだけ答えましたが、いや、わざわざ個人的に話を振ってくるなんて、もう撃つ前から白羽の矢が刺さってるようなものじゃないですか。「どうせ選出されるのはお前だろうから先に話しておくか」くらいの感覚ですよきっと。どうせ私だろうと私です…

  • 区別と差別の峻別:未来に対して常に謙虚な姿勢を持つこと

    安易な気持ちで触れ難い、正解の無い難しい問題。 差別と区別の違い 社会通念上で区別と差別は異なるものとされており、区別は必要なことで差別は悪いことだと認識されています。 区別と差別の定義は難しいものの、区別とは『物事の客観的な違いを認識して扱うこと』であり、差別とは『非合理的な価値観や不公平な方法で一方を不当に扱うこと』です。とてもシニカルな表現となってしまいますが、区別とは『合理的で公平で正当な許容されている差別』の言い換えだと言えます。 例えば肉体労働において若者と高齢者を別々に扱うのは身体的合理性に基づいており区別とされますし、医療費負担が異なるのも収入の差に基づいた公平性から区別とされ…

  • ネットはカルトや陰謀論が花開きやすい

    近現代ではカルトや陰謀論が社会的な問題として取り扱われることが多くなっています。これは世界中にネットワークが張り巡らされたことによってより顕著な声になったと言えるかもしれません。さらに言えば害悪論の一種として「ネットがカルトや陰謀論を生み出している」と批判されることもありますが、人の思考はネットの有無では変わりませんので、カルトや陰謀論はネットが無くとも生まれることなんて人類の歴史を見れば明白です。 ただ、指摘が一部正鵠を射ている点もあります。ネットはカルトや陰謀論が育ちやすい環境です。芽の数は変わらずとも水や栄養が豊富でカルトや陰謀論が生育しやすい環境であり、それゆえに数多のカルトや陰謀論が…

  • 巨人の肩の上に立つときは謙虚な気持ちが必要

    技術職をやっていると他者から「頭が良い」と評価されることが時々あります。 その認識ははっきり言ってそれは誤りです。知性とは単純な良い悪いの物差しで測定できるものではなく、「技術職だから頭が良い」と考えるのは大きな誤解です。 今回は学問的な知性の分類ではなくもっと大まかな知性に関して述べていきます。 学問の落とし穴 医者や弁護士、エンジニアや研究者など専門性を有する職業に勤める人は他者から頭が良いとされることがあります。 確かに専門職の人は難しいことをたくさん知っているかもしれません。 しかしそれは難しいことをたくさん知っているに過ぎないものです。難しいことをたくさん知っていることは知性の証明と…

  • 我儘の線引き

    常日頃より暴力や強制よりもアサーティブなコミュニケーションや話し合いを重視する旨を述べている私ではありますが、実は我儘を主張することを否定してはいません。我儘自儘に振舞うことそれそのものには否定的ですが、我儘を主張することは悪くないと考えています。 その線引き、そもそも我儘とは何をもってそうなるかについて軽めに論考していきます。 我儘の線引き 我儘の個別事例などを出すと角が立つような気がしますので、今回は事例や言葉の定義などを飛ばして言いたい結論から述べます。 結論は「過程においては全力を出し、結果においては受け入れろ」です。それが我儘か否かの分け目になると考えています。 もう少し持って回った…

  • 過保護が過ぎる人への対処方法はあるか

    ありませんので諦めましょう。達観こそが人生です。 今回はそんな、たまさかの投げっぱなしトークを。 過剰な禁止 刃物は便利な器具ですが悪い人が用いれば他者を殺傷できる道具でもあります。その利害の帳尻を合わせた結果、限られたところにおいて適切な取り扱いをする場合ではあれば許容されており、無制限に誰もがどこでも使えないよう法的な制約を受けています。 このように大抵の物事は「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」であり、許容と禁止の境目はTPOに応じて変わります。 しかしながら過保護な人は大抵の場合で過剰な禁止を求めます。 もちろん幼児が台所の包丁で遊んでいれば飛び掛かってでも阻止するのが適切です。幼児が刃…

  • 色眼鏡はほどほどに:誰が言ったかどうかへの過信

    本当に時々ですが、誰かの意見表明に対して「中立を装っている風で気に入らない、自らの立ち位置を明確にすべきだ」とする見解を見かけることがあります。 気持ちは分かりますがその色眼鏡は黄色信号だと考えますので、そう考える理由を整理していきます。 そのサングラスでは明るくならない そもそも私自身が立ち位置を明確に定めず最善を求めることを良しとする中道で中観の思想を持っているため、中立的な意見には全く忌避感を感じません。むしろ自らの立ち位置によって選択的に意見を選ぶことを否定的に捉えています。 とはいえ他者の立ち位置を明確にしたい気持ちは理解できます。 意見の判断を「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか…

  • 敵であれば傷つけてよいのか?

    「お前の敵は誰なんだ」 「よく聞けトルフィン お前に敵などいない 誰にも敵などいないんだ」 「傷つけてよい者など どこにもいない」 幸村誠『ヴィンランド・サガ(2)』 35歳を超えて敵がいないということは、人間的に見込みがないことである 野村克也 唐突に相反しそうな言葉を引用してみましたが、喧嘩を売る相手を探して彷徨っているような人が巷やSNSを闊歩するこの世の中において、そもそも敵とは何なのかを考えてみることには意味があると思いますのでちょっとばかり考察してみましょう。 敵とは 敵(てき)とは多義的な言葉であり、物事において当面する相手、恨みをもって立ち向かう相手、自分に危害を加えようとして…

  • ジャーナリストの倫理規定:SPJ Code of Ethics

    後々読み返せるように、個人的な下訳をメモします。 プロジャーナリスト協会(SPJ) プロジャーナリスト協会(SPJ:Society of Professional Journalists)はジャーナリストを代表するアメリカの組織の一つです。言論の自由と報道の自由の保障を促進することを目的としており、同時に高い規範と倫理的行動を伴ったジャーナリズムの実践を推奨しています。 SPJはジャーナリストが仕事を遂行する際に高い行動基準と意思決定を遵守できるよう促すことを目的としたジャーナリストの倫理規定も定めています。 今回はその倫理規定を下訳します。 下訳 Preamble Members of th…

  • 猫の手も借りたい時に猫の手を持ってきてはいけない

    人月は神話であり、銀の弾丸などないのは常識だと思うのですが。 しょうもないやり取り 上司「時間が足りなくて進められていなかった評価試験、試験要員を追加したがその後の進捗はどうなった?」 部下「追加要員は評価試験をやったことがない人なので、まだ基礎的なやり方を教えている段階です。そのため評価試験はほとんど進んでいません。また教育に時間を使ったため抱えている他の業務は止まっています。しばらく付きっきりで教育をしないと使えるデータを取れるようにはなりませんが、とはいえ止まってしまった他の業務の遅れも取り戻す必要があります。よって予定していた新しい業務は日程を変更する必要がなりますし、教育時間を割くた…

  • 悪いものを消し去れば良い世界になるわけではない

    宗教・文化・風習・職業、その他様々ですが、社会で何かしらの問題が起きた際には必ずそれを禁止しようとする見解が広まります。 もちろん悪いものをそのまま維持することは不適切なことです。誰もがより良く生きることができるよう社会を発展させたいと思う気持ちは社会的動物である人間のある種の本能であり、悪いものを減らして良いもので社会を満たしたいと願う気持ちは決して否定できるものではありません。 ただ、悪いものを禁止すれば世界がより良くなるかと言えばそこまで単純な話ではなく、一度足を止めて検証する必要があると考えます。 表面的な規制は意味を成さない 人によっては醜悪な表現、人々を不幸にする宗教団体、金銭的問…

  • たまには時事問題にも触れてみる:国立大学法人法改正案に関して

    相変わらず歯医者は苦手です。今の歯医者さんは腕も優れており良いところなのですが、それはそれとして極度な嘔吐反射により歯医者そのものが苦手なことはどうにもなりません。歯医者に行くだけでその日の活動ポイント残高がマイナスになってしまうのはどうにかしたいものです。 今日は少し難しめなことを考えていてそれで記事を書こうかと思っていたのですが、歯医者に行ったらそんな気力はさっぱり無くなりました。そもそも何を考えていたのかすら記憶から全て消し飛びました。歯医者恐るべし。 そんなわけで、消え去ってしまった記憶の事は忘れて今回は珍しく時事的な話をしてみましょう。ちょうど目に入った案件を取り扱ってみます。 学問…

  • 読みやすさを意識した文章(読みやすいとは言っていない)

    ゆるーい自己分析ですが、私が書く文章は、不思議なことに、読点が多いです。 ・・・まあここまで極端に読点をぶち込むことは稀ではありますが、まずセンテンス1つ取ってもほぼ必ず読点を入れ込んでいますし、パラグラフを総体で見れば読点だらけになっています。 これは半分くらいは意図的で残り半分は無意識的です。 私は常体と敬体で書く文章を明確に”別の読み物”として扱っています。 読点が多い理由 日本語の”読む”は複数の意味をもっていますが、私の常体での文章は「文字や文章、図などを見て、その意味・内容を理解する」意味での読み物として書いており、敬体での文章は「文字で書かれたものを一字一字声に出して言う」意味で…

  • 複雑な物事を複雑なまま捉えるためには哲学が必要ではなかろうか

    とても残念ながら、世の中はとても複雑なものです。無数の人間が様々な思惑を行使するこの世の中は表面をなぞって単純な方程式を組み上げたとしてもそれが現実を的確に写像できることはありません。現実は解の無い複雑なn元m次の連立方程式です。 例えばニュースに対して善悪を判断する行為一つ取っても本来は行うことができません。報道されたことが事実であるか、報道されていない情報はないか、その裏の構造的事象を把握できているか、そういった多側面を私たちは観測し得ません。そしてラプラスの悪魔はすでに死んでおり私たち人間は原理原則において完全情報を得ることができない以上、複雑な世界の全てを見晴るかすことはできませんので…

  • 季節の変わり目に体調を崩すことに定評のある日記

    過去にも度々述べてきていますように、私は季節の変わり目に弱い質です。極度な温度差が自律神経に負荷を与え、貧弱な肉体をあっという間に弱らせます。 ちなみに私のことをよく理解している知人からは、私が季節の変わり目に体調を崩すのは年に最低でも4回は訪れる風物詩的なものだと思われています。先日急に冷え込んだ日には「あれ、今日はまだ元気なんだ?」と言われました。そうだね、その翌日にやられましたよ。誤差1日の的確なヨミです。 そんなわけで、鼻風邪を引いて寝ていました。そこまで発熱はしていないので体は元気ですが咽頭をやられてしまい鼻水と咳が延々と。 風邪を引くと古代エジプト人の気持ちになります。脳は「鼻水を…

  • 不満は逐次解消していくことが肝要である

    生物は人生において満足を追い求めます。様々な欲求を満たし、足るものを得ることこそが多くの場合で幸福への道です。それは湧き上がる欲求を可能な限り満たし続ける加算式の方法でもいいでしょうし、あるいは湧き上がる欲求そのものを抑制して満たしやすくする減算式の方法も取り得ます。 ただ、いずれにしても不満を遠ざけて満足を追い求めること、満ち足りることこそが生物にとって重要な本能的行動です。 不満そのものは悪ではない では満足こそが至高のもので不満は不要な存在かと言えば、そうとも限りません。人は不満を感じるからこそ新たな行動を取り、新たな発見をし、より発展的で高いところへ向かうことができます。満足を集めるた…

  • 会社は学校ではないが、親や学校を代替しなければならない時代

    時代によって変わるもの。 「お勉強ができる」ことを求める 技術屋の世界では新人に大きな設計案件をいきなり任せるような事例は少なく、まずは基礎的な勉強や評価試験のやり方から教育を行います。 もちろん新人からすればひたすら勉強や評価試験をすることは面白いことではありません。もっと生産的で面白い仕事をしたいと思うのは自然なことです。 ただ、これは比較的合理的な手順ではあります。超能力者ではない私たちは新人の実力を一目で把握することは到底できませんので、大きな責任の生じる設計をいきなり任せることはできかねます。その下準備として簡単な仕事をこなす能力を見定めることで、現時点でできることとこれから身に付け…

  • 常に痛みがない人生はあり得ないが、痛みはないに越したことははない

    大仰なタイトルですが、中身は違います。パッケージに偽り有りです。 雑談を始めるための雑談 口内炎的な炎症が生じていたため、休日はボケーっと過ごしていました。こういう時に生き物は五感に頼って生きているのだと実感できます。感覚器のどこかしらに異常が生じているとどうにも思考も活動も鈍りがちなものです。 目は悪いし歯もそこまで良くはなく耳は人並みで鼻は鈍感、唯一鋭敏なのは触覚くらいな人間ですので触覚と聴覚を軸に日々を過ごしていますが、普段そこまで優先度を上げていない感覚器でもトラブルが生じているとそちらに意識を持っていかれてしまうので、困ったものです。 痛みを完全に避けることはどのような人生においても…

  • エリートこそ努力と献身を示す必要がある

    政治家や活動家、学者や医者など一部のエリートは世間的な批判を強く受けることがあります。それは強固な社会的属性を持っている人へ対してのルサンチマンや反抗心で説明が可能かもしれませんが、時に批判の声が社会の大部分からあがることもある以上それだけではなく、個人個人の心理と言うよりは社会の仕組みにあると考えます。 個人的な見解ですが、理由の一つに「求められているエリート像」があると考えるため、その理由を整理していきます。 調子に乗ったエリートは叩かれる エリートが叩かれるのは単純に「出る杭は打たれる」とは限らないものです。大勢から好かれるエリートもいれば社会から尊重されているエリートもいるように、出る…

  • 日本人はもっと国際移住をしてもいいのでは

    時に景気や為替と絡めて話題になることが多い国際移住(International migrant)ですが、ここ数年でもまた話題が再燃して日本人が海外で働くことに対しての言説が変わりつつあると感じます。肯定的・否定的な言説が尖ってきたと言いますか、問題視する意見が目立つようになったと言いますか、そういった感覚です。 個人的な見解として、日本人の国際移住が増えることはなにも良いとか悪いとかではなく、ただワールドスタンダードに近づきつつあるだけではないかと考えています。 そもそも日本人にとって海外が縁遠すぎた 日本から海外へ行く国際移住者が年々増えていることは統計的事実です。 ただ、それを是とするにせ…

  • 「どっちもどっち論」は不適切ではあるが、頭ごなしに否定することも望ましくない

    それは黄信号だと思う話。 基本的には不適切 どっちもどっち論は概ね「五十歩百歩」や「どんぐりの背比べ」に類する言葉で、対立軸が生じた議論や闘争において双方に問題があるとする見解を指して呼称されます。 どっちもどっち論は基本的には不適切です。たとえ双方に過失や問題があったとしてもその軽重は議論の余地があるもので、何もかも一緒くたの十把一絡げにデジタル的な判定ができるものではありません。 どっちもどっち論は誰が言うかによっても意味合いが異なってきます。 論争の佳境で劣勢側がこれを持ち出すのは議論をうやむやにする目的以外の何物でもなく、詭弁です。 第三者が述べる場合は多くの場合でリスキーな結果となり…

  • 開明的保守主義者の言い分

    私「効率がとても悪いので、このようにやり方を変えてもらえないでしょうか」 相手「それは実績が無いので出来かねる」 そんな理屈を持ち出されてしまうと、新しいことは何もできないじゃないか。 科学的思考 伝統的に継続されている事柄には少なくともそれが続いてきただけの合理性と利得が存在するものであり、先例主義が必ずしも悪とは限りません。私は中道を重視するため開明的な側面と同時に保守的な側面も持ち合わせていますので、伝統や前例を重視する気持ちも分かるつもりです。 とはいえ実績や前例は物事の評価における一側面に過ぎず、新しいことを拒絶する絶対的な論拠足り得ないとも思っています。事柄の腐敗を避けるためには滞…

  • 自然の物質と化学の物質はどちらが安全か

    堅苦しい記事タイトルですが内容は大したことなく緩い感じです。下手の考え休むに似たりの典型例と言えるでしょう。 食中毒ってなんだろう? ふと思ったのですが、「食中毒」ってどう分割するのでしょう? 食・中毒?それとも食中・毒? 食による中毒症状なのか、もしくは食品の中に毒が含有されているからなのか、あるいは食事中に毒性を取り込むからなのか、なんとも分かりません。 考えても分からないので人に聞いてみたところ、食中毒の定義は「食品に起因する胃腸炎・神経障害などの中毒症の総称」らしいので、おそらく食・中毒が正解のようです。 中毒に対して私の認識があやふやでした。中毒は慢性中毒や依存症の意で使われることが…

  • 技術者の早期育成には限度がある:作業者が欲しいのか、技術者が欲しいのか

    昨今は様々な業界で人手不足が叫ばれていますが、弊社も例に洩れず日本の人口動態影響を受けて人手が足りていません。特に専門職の確保には苦戦しています。 そんな中、上層部が技術職に対して度々発令するのが『技術者の早期育成』とした方針です。若者を重点的に教育して早期戦力化するための方策をあれこれとするよう命令が下ってきます。 「その若者を確保できていないから困っているんじゃないか、いいからまずは人を雇ってこいよ」と言いたい気持ちはありますが、というか直言していますが、まあ無い袖は振れませんので仕方がありませんし、既存人員を育成して戦力アップを図ろうとする方向自体は悪いことでもありません。 良く言えば少…

  • 悪人だとしても、悪しざまに罵ることは正義のすることではない

    政治や思想などイデオロギーに関連する論争にて、対立する側にいる相手が過失や悪事をしでかした場合は暴力的な言葉をもって叩いてもいい、そういった傾向を持った人がSNS上などで観測することができます。政敵や論敵のやらかしを悪しざまに罵る人はあちらこちらの論争で見かけることができるでしょう。 当ブログでも度々述べてきたように、私はそれが良いことだとはあまり思っていません。たとえ相手が悪事を働いた悪人だとしても、それに相対している側が自動的に正義の立場に立つわけでもなく、また正義であれば言葉の暴力が許可されているわけでもないためです。 今回は少し厳しい視点で、否定的な理由を整理していきます。 倫理観の恣…

  • その犠牲者こそが少数派なのだ

    「大義の為には犠牲はつきもの」 「目的の為には多少の犠牲は仕方がない」 物語に限らず現実でも稀に見掛ける定型句です。明白に言葉にしないまでも行動や態度で示していたり、自らの目的を達成するためには犠牲はやむを得ないと内心で考える人は居ます。 人の内心はアイデンティティに関わる部分ですので、どのような信念であろうとそれを否定することはしません。 ただ、否定ではなく個人的な見解として提言するのですが、少なくとも少数派・マイノリティに寄り添うことを是として活動するのならばこれは悪手だと思うので、やめておいた方がいいかと思います。 Justice(正義/公正) 英語のJusticeは正義と訳されることが…

  • 指示を待つのは面白くないと私は思うのですが

    とてもとても個人的な意見なのですが、私は指示をされるよりも指示をされないほうが好みです。自分の思う通り自由に物事を進めたいですし、それに対して横やりが入ることをあまり好みません。 もちろん迷走や暴走を正すための指摘をいただいた場合は大人しく受け入れますが、「あの道をそれを持ってこのように歩け」とまで細かく指示されるのは面白くないと感じます。そのような細かい指示をされる前に先手を打って自ら進んでいく方が気楽で、そして自由です。 そのため、なぜ指示待ちをするのかをイマイチ理解しかねています。 先に言い訳を述べておくと、これは製造業に勤める技術屋の視点です。指示を待たずに行動してはいけない仕事や職種…

  • 互いの言い分を呑み込めるかどうか:呑みやすさへの工夫が重要

    気付けばハロウィンがやってきて、いつの間にか去っていました。バスに乗り遅れた気分です。何も商業主義的イベントが嫌いとかそういった固い理由があるわけではなく、そもそも乗る気も無かったので特に気にしているわけではありませんが。 どうにもこの手のイベントに関するセンサーが鈍感です。きっとテレビをまったく見ないせいでしょう。テレビはなんだかんだ言われることもありますが、世間の流れを知るには優れたツールだと思います。 まあ去っていったものはさておき、今年はなんとなくハロウィンに対する見方が変わった年でした。 カトリックとのやり取り ハロウィンの見方が変わったのは、弊社のアメリカ法人に所属しているカトリッ…

  • 真面目風な人が真面目なことを考えているとは限らない

    余計な会話から余計なことを考えた、の巻。 日常会話から抜粋 私「このシーフードフライだけどさ。シーフードってSeaのfoodなわけだから、海の食べ物のことだよな?」 同期「そうだな」 私「山の食べ物はなんて言えばいいんだ?」 同期「・・・マウンテンフードだ」 私「だよなぁ・・・」 ブログでは真面目風を装った記事を書くこともありますが、私の日常の会話なんてこんな程度のものです。 シーフードの反対ってなんだ? しょうもない会話から余計な思索を進めていましたので書き残してみましょう。 実際のところ「シーフード(Seafood)」の反対、山の食べ物に該当する英単語はあるのでしょうか?もしかするとあるの…

  • 10月が一番メンタルを削られるような気がする

    例に洩れず弊社も4月を起点とした四半期決算のサイクルで動く日本企業であるため、10月は第二四半期の報告月となります。 年に4回ある四半期の報告ですが、いつが一番大変かは部署や職種によって変わるかと思います。例えば経理であれば事業年度の締めとなる決算、3月から5月頃が一番忙しくなるでしょう。 私のような技術屋は10月が一番しんどいです。 技術屋からみた四半期のサイクル 4月:昨年度の総まとめと今年度の計画立案。組織における不可思議な政治力学によって意味の分からないKPIに基づいた実現性の薄い謎の計画が立案される。実現は無理だと現場からは伝えるが「これは努力目標だから達成できなくてもいい」と上層部…

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