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ノラ学者のメモ帳 https://noraschmemo.blog.fc2.com/

野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。

むつきさっち
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2020/08/26

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  • GMの発達過程における機能の推測:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第4章メモ3

    乳児のジェネラルムーブメント(GM)の発達過程をどう解釈するか、という話が続いてます。以下、だいたいの要約です。乳児のGMは一度単純になった後でふたたび複雑になるという傾向を示します。事実として、新生児の大脳皮質は解剖学的には十分発達が進んでいません。それに対して脳幹や脊髄はかなり成熟しており、CPGなどの神経回路網が周期的で規則的な活動を作り出していると考えられます。一方で新生児のGMのパターンはカオス...

  • 宇野重規『民主主義とは何か』第二章メモまとめ1

    第二章のメモまとめに進みます。第二章も民主主義の歴史についてで、ヨーロッパにどう受け継がれたかという内容です。古代ギリシアの民主主義では、市民は直接民会にかけつけました。しかし現代の民主主義は選挙制です。現代の民主主義と古代ギリシアの民主主義が同じ政治体制といえるのか疑問があります。11世紀イタリアでコムーネと呼ばれる都市国家が発展します。コムーネでは平民(ポポロ)が台頭し、自分たちの組織(ギルド組...

  • 宇野重規『民主主義とは何か』第一章メモまとめ3

    第一章のメモは残り一つなので、ここで第一章全体のまとめもしておこうと思います。まずは残りのメモをまとめると下の感じです。アテナイではデマゴーグの台頭などを経て、一度、寡頭政治が復活しますが、結果として民主政が復活します。復活した民主政はより成熟し安定したものでした。「具体的には、寡頭派市民と和解し、報復の連鎖を断ったこと、民会や民衆裁判所で議論を行い、あらためて民主主義の原則の維持を確認したこと、...

  • 初期発達の臨界期仮説:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第7章メモ1

    第7章に入ります。ここから第9章まで一般的ではない環境での言語獲得の話が続くようです。そのうち第7章は養育放棄事例の場合です。以下、だいたいの要約です。第七章 養育放棄事例と言葉の発達1 初期発達の臨界期仮説ホスピタリズムとは、孤児院・乳児院などに収容された子どもたちの示す、特有の病的症状を指しています。20世紀初頭のアメリカとドイツで、乳児院や孤児院などの施設で育つ子どもの死亡率がきわめて高いことが...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/12/18

    2023/12/172023-2024 Group 1 of the First Federation 17thCD Arenteiro 1 - 2 RC DeportivoDavoの二ゴールで逆転勝ち。もちろんこのこと自体はうれしいんですが、内容は相変わらずでちょっと複雑な気分です。守備のミスから失点を食らい、チーム全体の動きによる決定機を作り出せない、この状況が変わらない限り上に上がれないでしょう。今回の勝利でも内容の悪さから監督交代もあり得るとされてたんですが、今のところ続投にな...

  • 宇野重規『民主主義とは何か』第一章メモまとめ2

    第一章のメモまとめ2回目です。今回もアテナイの民主主義の歴史についてです。第2節「アテナイ民主主義の発展」のメモをまとめると下の感じです。重要な改革としてまずソロンの改革が挙げられます。ソロンが行ったのは債務の取り消しと、債務奴隷からの解放です。これは中小農民の保護を目的としたもので、平民層の政治的発言を強化する改革と合わせて、結果として平民層からも国政の中枢に参加する道が開かれることになりました。...

  • 宇野重規『民主主義とは何か』第一章メモまとめ1

    読み終わったので、ここに上げたメモをもとに章ごとのまとめを上げていくことにします。第一章は古代ギリシアの民主主義についてです。古代ギリシアの民主主義がどのように発展して行ったのか、その歴史がまとめられています。民主主義の起源と考えられている仕組みはいくつかあるのですが、民主主義の営みがきわめて徹底化されていたことから、古代ギリシアに着目します。民会はごく一般の市民が参加する者であり(女性、居留外国...

  • 現代社会の四つの危機への展望:宇野重規『民主主義とは何か』最終章メモ3

    今回で最終章のメモは終わりです。たぶん次回から章ごとのまとめをやって、最後に書評と要約を書くと思います。以下、だいたいの要約です。序で示した現代社会の四つの危機について、展望を示したいと思います。四つの危機とは、ポピュリズムの台頭、独裁的指導者の増加、第四次産業革命とも呼ばれる技術革新、そしてコロナ危機です。第一のポピュリズムの台頭は新しいものではありませんが、現代のポピュリズム政治家は代議制民主...

  • 支配されているのはどっち

    だいたいホリエモンのいうことって予測できませんか?こないだは高校授業料無償化に対して、公立高校のレベルが低いから金のムダだとかそんなこと言ってました。貧困層に支援しようって感じの政策には全て反対ってみたいです。国際的な調査で日本の学力は富の差の影響が比較的小さいという結果が出てましたが、公立高校がこれまでは貢献してくれた可能性は十分考えられるでしょう。最近の公立高校の教育レベルが落ちているというの...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/12/11

    2023/12/102023-2024 Group 1 of the First Federation 16thRC Deportivo 1 - 1 Sestao River Clubもうコメントはいいですかね。内容も見るべきものがなく、負けなかったことだけがいいことですね。監督交代の話もでてたんですが、もう一試合率いて勝てなければ解任ということみたいです。何か期待できるものがないのがつらいです。とりあえずどうなるか見守りましょうか。https://www.rcdeportivo.es/の試合情報はこちらです。RC ...

  • 現象学的還元により恢復される自然的態度:木田元『現象学』第3章メモ1

    第Ⅲ章に入って、フッサールの後期思想についてです。後期において確立された現象学的還元に関する結論がいきなり来てて、重要そうなところを抜き出して終わりになりそうです。以下、だいたいの要約です。Ⅲ 生活世界の現象学 -フッサールの後期思想-フッサールは1916年以降、『イデーン』第一巻で確立したはずの超越論的現象学の構想を掘りかえし、反省を深めていきます。『イデーン』第一巻では現象学的還元と自然的態度について...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/12/07

    2023/12/06Copa del Rey 2nd roundRC Deportivo 2 - 3 CD Tenerife二度追いついたんですが延長終了間際に力尽きました。でも二部のチーム相手によい試合でした。FabrilのKevinとMellaがゴールを決めるなど収穫は大きいです。Mackayのミスで点を取られたのは気がかりですが。RCDLC.comでの情報だと布陣は4-2-3-1です。控え中心でこれだけ戦えているので、選手層は厚いはず。今は嚙み合ってないだけという気もしないでもないです。次...

  • 民主主義に対する問いへの応答2:宇野重規『民主主義とは何か』最終章メモ2

    最終章のメモ二回目です。今回は第四章の内容の筆者による要約になっているみたいです。以下、だいたいの要約です。最後の問いは民主主義は制度なのか、それとも理念なのかという問いです。C1「民主主義とは国の制度のことだ。国民が主権者であり、その国民の意思を政治に適切に反映させる具体的な仕組みが民主主義だ」C2「民主主義とは理念だ。平等な人々がともに生きていく社会をつくっていくための、終わることのない過程が民主...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/12/04

    2023/12/032023-2024 Group 1 of the First Federation 15thFC Barcelona Atlètic 1 - 2 RC Deportivo後半added timeに逆転ゴールで辛勝です。twitterに流れてくるダイジェストをチラ見しながら終わったと思ってました。首の皮一枚つながりましたね。いろいろと。監督交代の危機は変わらないですが、内容は悪くなかったみたいで連勝の可能性もなくはないかも。RCDLC.comでの布陣は4-1-4-1系です。右-左順でGerman - Paris Adot, Pa...

  • 新生児のジェネラルムーブメント:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第4章メモ2

    今回は新生児に見られる自発的な運動についてです。新生児にはジェネラルムーブメント(GM)と名付けられた全身による多様な運動が見られるそうです。その機能などはよくわかっていないですが、仮説として、GMがその後見られる多様なパターンを包含していて、そこから特定の運動が分化していって分化の終わりには消失する、というものが挙げられます。乳児の機嫌により動きが違ったりするので、5つに分類されています。このうち機...

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