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ノラ学者のメモ帳 https://noraschmemo.blog.fc2.com/

野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。

むつきさっち
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2020/08/26

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  • 日本近世における従者と主君の情緒的な結合関係:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第四章メモ3

    近世武士の「法」と「意地」の二元性の話が続いてるんですが、今回はまず本願寺教団から話が始まってます。十五世紀から十六世紀にかけて日本社会に推移的なツリー状組織が成立したらしく、浄土真宗の本願寺教団が一番早いそうです。これに関連して詳しい説明があるのですが省略させてもらいます。それまでの「知識」-「門徒」関係を破壊して、救済をきめるのは内心の正しい信仰という救済論を展開したのが蓮如です。蓮如の本願寺...

  • 大塚久雄による『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の解釈2:ホームページ用メモ30

    『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の訳者解説のメモ1回目です。まずこの論文の内容は、近代の資本主義の勃興を内側から推し進めていった心理的起動力、「資本主義の精神」とウェーバーは呼んでいるのですが、こういった精神と禁欲的プロテスタンティズム、とくにピュウリタニズムとの歴史的関係を社会学的に追求したものと述べられています。ヴェーバーの考え方はどちらかというと当時では特殊な考え方だったらしく...

  • 大塚久雄による『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の解釈1:ホームページ用メモ29

    ホームページにマックス・ヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の概略ページ作ることにしました。私の能力で上手くまとめられるかというとまず無理で、なんでそんな無謀なことをするかというと、翻訳者の大塚久雄が巻末に「訳者解説」を上げてくれているので、そっちをまとめ直せばなんとかなりそうなためです。だから正確に言うと、「大塚久雄による『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の解釈...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/07/19

    新シーズンがすでに始まっているようです。19人の選手がmedical checkを受けたとのことです。選手もけっこう入れかわってます。play makerのSorianoの退団とか、けっこう大きな動きもありました。移籍情報はもう少ししたらまとめて上げようと思います。そして新しい会長がÁlvaro García Diéguezに決まりました。どういう経歴をもつ人とかはわからないですが、彼を含め6人のboard of directorsが選ばれています。なんと5年間で5人目...

  • 我が心の内なるカルト

    「わが心の内なるヤンキー」じゃなくて、自分の心の中にカルトがあると認めざるを得ないように思えてきました。ヤンキーよりよっぽどカルトの方がたちが悪いです。環境問題とか、いろいろどうにもならないレベルに達しようとしているかもしれません。でも日本人は安倍元首相と同じように、神風が吹いてなんとかなると思っているようにしか見えません。もちろん他人事としていってるんじゃないですよ。自分の事として鑑みると、日々...

  • バインディング問題:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第3章メモ4

    今回の内容は認識と脳神経系との関係をどう考えるか、という話と関係してます。で、この人の解釈が不適切にしか思えなくって、今回は普通に要約するよりは自分の意見を述べる感じでいきたいと思います。まず局在論と非局在論(全体論?)の話から始まってて、非局在論が全体論のことを指してるのなら多賀が全体論の考え方をそもそも知らないのがわかるんですが、まあ、それはいいでしょう。次いで出てくる話題が脳領域のモジュール...

  • 動詞を修飾する語の語順の獲得:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第5章メモ2

    この章で紹介される七つの研究のうち、今回は3つ目と4つ目のものについてです。まず他動詞の「修飾語枠」(modifiers frame)についてで、修飾語枠というのは「各々の動詞がその修飾語と持つ一定の関係」のことです。たとえば「たべる」なら「~が」と「~を」の二つの修飾語を中心に枠がつくられます。修飾語枠には修飾語の数の増加と質の変化の二つの側面があります。数の増加はたとえば、「タベタ」から「~を」の修飾要素が言...

  • 木田元『現象学』メモ1

    現象学 (岩波新書) [ 木田 元 ]価格:924円(2023/7/10 11:05時点)感想(1件)木田元の『現象学』のメモをとっていくことにします。 読んだのは10年前くらいでしょうか。手書きのメモが残ってて、何が何だかさっぱりだったのがこのブログのきっかけだったりします。すごくいい本を読んだという感慨は残ってるけど内容はよく覚えてません。まあこれから読み返すのだからその辺はもういいでしょう。ホームページの哲学ページに現象学...

  • 動詞獲得時の規則:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第5章メモ1

    第5章に入って、ここからしばらく文法の獲得についてです。やっと折り返し点が見えてきました。言語には当然ルールがあるわけですが言語を獲得する場合にも何かしらのルールが存在するだろうと述べられています。この章は動詞の獲得にどんなルールが存在するかについてです。「動詞の獲得」や「動詞の発達」と呼ばれる事象はどういうものかと考えてみたときに、動詞そのもの、動詞とその修飾語の関係、障害児の動詞の発達の三つか...

  • 日本の武士の主従関係におけるルール性の欠如:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第四章メモ2

    前回は近世の武士の心性に「意地」と「法」の深い緊張関係があるという話でした。今回はそれの続きで伝統中国の士大夫との比較から始まっています。以下、だいたいの要約です。儒教社会の社会秩序を実現する手段として「礼」のプログラムがあります。「礼とは、日常生活の基本的局面において関係者がいかにふるまうべきかを、特にその行為の外形に注目して規定した規則集である」。儒教は個人の倫理であるとともに、周囲にも礼を守...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/07/03

    いろいろと動きがあってgeneral managerは決まったみたいですが、president(たぶん会長)はまだ決まってないみたいです。その他、sporting directorとかいろいろ決まってます。academyのdirectorはFranからAlbert Gilに変わってます。で、すでに新監督も決まってますが、あんまり実績がないのがちょっと気掛かりです。新監督はImanol Idiakezで2部での実績は44試合中12勝17敗15分けです。3部での実績は235試合中95勝72敗68分けなの...

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