日本近世における従者と主君の情緒的な結合関係:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第四章メモ3
近世武士の「法」と「意地」の二元性の話が続いてるんですが、今回はまず本願寺教団から話が始まってます。十五世紀から十六世紀にかけて日本社会に推移的なツリー状組織が成立したらしく、浄土真宗の本願寺教団が一番早いそうです。これに関連して詳しい説明があるのですが省略させてもらいます。それまでの「知識」-「門徒」関係を破壊して、救済をきめるのは内心の正しい信仰という救済論を展開したのが蓮如です。蓮如の本願寺...
2023/07/31 23:43