今日は海の日。今じゃ玄関を出るのも億劫な私であるが、若い時には人並みに浜辺の熱い砂を踏み、夏の日差しを浴びて、海水に身体をひたしたものだ。それは大学1年の夏のこと。グループで海に行く計画が持ち上がった。クラスの男女比が5対1と、女子が少なかったため、サエない私にもお声がかかったのである。約束の集合場所に行くと、10人ほどの男子に混じって、女の子は3人。私の他には、女子校出身のユカちゃんと、小柄でお...
平和に見えるおばちゃんライフにも、危険や冒険、発見はある。そんな、おっかなびっくりな日々の報告。
無駄な買物はしないつもりだけれど、弱点もある。それは期間限定の食品である。定番のお菓子やパンに、いつもは無い味を見つけると、つい買ってしまう。メーカーにとっても冒険だから、オイシイとは限らないが、その時だけならなんだこりゃ…ハハハ…ヘンなの…笑って済ませることができる。諸事いつも同じ、変わり映えのしない毎日に満足している冒険心のない私が、ゆいいつチャレンジ精神を発揮するのが期間限定商品なのだ。しかし...
時計の電池が切れたから、時計屋に行く。いつもお世話になっているお店だけど、前回、店主に修理を勧められて(→みかたの話。)以来、そのままなので、ちょっと敷居が高い。修理代が1万2千円かかるというのだ。思い出のある品物なら、いくらでも惜しくないかもしれないが、もらい物のあんまり好きじゃない時計に、そんな高額は…やっぱり払えないなァ…思いながらも、壊れた時計をなんとなくポケットに入れた。もう着けることもな...
私は基本、割引に惹かれない人間である。1円2円の安さにつられ、チラシを見て右往左往するなんて時間と労力の無駄、と考えてきた。割高でも、必要なものだけを買う自分を誇りに思うし、また常にそうありたいと思っている。ところがその私がこのクーポンを手に、迷っている。サイフの整理をしていて、レシートとつながっているのを見つけたのだ。150円はなかなかの金額だがどーせ5千円くらい買わなきゃダメなんでしょ負け惜し...
いつも伺うブログ(→とっしーのつれづれ)で、懐かしい電車のレポートを拝見した。阪堺電車(はんかいでんしゃ)は、大阪南部を走る路面電車。チンチン電車と呼ばれ、明治以来100年以上親しまれてきた市民の足である。ずいぶん昔、今ごろの季節のこと。誰とどこへ向かっていたか、サッパリ思い出せないが、その日私は阪堺電車のシートの上にいた。春休みのお出かけらしい家族連れで、車内はほどほどに混んで…××@@%%%…!座...
昨日の夕飯は天丼だった。とても美味しかったのだが、反面釈然としない。そもそも、その店に入ったのは、きわめて日本人的な欲求に駆られたからであった。生のお魚が食べたい…近所の回転寿司が閉店して(→なくなる話。)以来、手軽に生魚を食べる機会が激減した。ここは和食だから、お刺身の定食があったはず、と、店頭の食品サンプルも見ないで飛び込んだ。店名や店構えは変わらないが、しばらく来ない間に、客席の配置が変わって...
観光地でも都心でもない郊外の駅は、混雑とは無縁の、ノンビリ暖かい空気が漂っている。雰囲気につられ、ボンヤリと急行列車を逃してま、いっか…ホームの待合室に入った。次の急行は20分後だけど、急ぐ旅じゃない。バッグを膝にのせて、ベンチに腰をかけた。先客は60代くらいの女性ふたりで、お友だち同士らしく、並んでちんまり座っている。和やかにおしゃべりの途中、ひとりが何か説明しようとしたのか、ふと手を広げたとき…...
私は絶版の文庫本を買い集める癖がある(→ケサレタ本。)。買った本はもちろん、読む。若いころから、読むのは速いほうだ。時間をかけて味わいたい本では、1日に読む頁数を決めたりゆっくり… ゆっくり…読み終わるのが惜しくて、自分に言い聞かせたり。やっと手に入れた絶版文庫、じっくり読みたいのはたしかだが、それにしてもはかどらない。読んでいると眠くなり…バタリ手から本を取り落してハッ!はじめて気づく体たらくである...
ちょっと前から探している絶版文庫がある。(消された男 フレドリック ブラウン著 創元推理文庫) シリーズ物のサスペンス小説で、全7作のうちの6作目。シリーズの他の作品が、同じく絶版でも数百円から、せいぜい3千円までなのに、どういうわけかこれだけが、やけに高価である。古書には往々にして、こういう謎の価格差があって、内容の面白さとは必ずしもリンクしない。むしろ、評判が悪くて部数が出なかったもののほうが高...
うちに帰ってテレビを点けうわーーーー!!!アナウンサーの絶叫で、日本の優勝を知る。へえ~ 大したもんだなァ…かんたんに夕食を準備し、リモコン片手にテーブルに着いた。当然といえば当然のことだが、どのチャンネルを回しても、野球ばっかりだ。どの選手も若い。オオタニはムスメと同い年だし、ムラカミやササキなんて、ムスコより年下である。ご両親のお喜びはいかばかりであろうか。このトシになると、選手本人より、親御...
スーパーや商店の入口では、機械を素通りする人も増えてきた検温。依然としてしっかり検温されるのは、医院くらいのものである(→さいてー話。)。私の持病の通院は、毎月初に1回。異状ないことを確認してお薬をいただき、次の予約をとる。ところが今月はちょっと違った。通院日の朝、目覚めたらゾッと寒気がして、念のため体温を測ると37.1度。うっわ~ ビミョー…高熱ではないが、さりとて平熱とは言えない。今がこれでは、...
猖獗をきわめた新型ウィルスも、ようやく落着きを見せ、街に人が戻りはじめた。マスクをかけない人も増えたし、建物の入口に立つ消毒液も、もう見向きもされない。しかし、やりだすとしつこい性格の私は、あいかわらずシュッとやる(→しょうどく話。)し、サーモカメラには、律儀にオデコを差し出す。それにしても、こういうカメラ、じっさい引っかかるのは見たことが無い。熱があったらどうなるんだろう、とかねがね疑問に思って...
♪ふんふんふ~ん♪下段の本を取り出そうと、鼻歌交じりに書棚を開く。♪ふんふん…あれ?こっちか…反対側の扉を開けたときガタン!ええっ!何が起きたか、しばらく分からなかった。落ちた…なんと、正面のガラス扉が、外れたのである。よく見ると、2つある蝶番の2つとも壊れているではないか。買って40年近い書棚だから、金具も寿命が来たとみえる。困ったなァ…古いは古いが、けっこう高かった。買い直す余裕はないし、中にはギッ...
ちょうど今頃の季節だったろう、良く晴れた日曜日の朝。タバコを切らして買いに出た父が、帰ってきたと思うとオイ…オイ…お勝手にいる母を呼んだ。前掛けで手を拭き拭き、茶の間に顔を出した母にしばらく 子供らを出すな父はムッとした顔で告げた。え?なんでですの?いぶかしげな母に、父曰く表の道で 野良犬がつるんどる…まァいやだ!母が顔をしかめてチラッとこっちを見たので、マンガに熱中して聞こえない風を装う。父は父で...
はー ヤレヤレ…疲れて帰った日の夕方、1日提げてまわったバッグを、リビングの真ん中にポスッと落とす。ジーッとファスナーを開け、逆さにしてどさどさどさ…中身を全部出した。サイフ、ケイタイ、家のカギなど、明日も必要なものを戻し、使ったハンドタオルは洗濯カゴへ。カーペットの上に残った丸めたレシート、アメの包み紙、歪んだゼムクリップなど、細かいゴミを拾い集めて、くずかごに捨てる。流行りの言葉で言えば、帰宅時...
粗大ゴミの回収日。出すつもりの不用品を前に、私は迷っている。いくつかのガラクタのうち、いちばんの大物が台車なのである。離婚して、子供ともどもこの家に来て以来、重いもの、かさばるものを運んでくれた。40代女性の必需品は台車女優イシダユリコ嬢がいみじくものたまった(→だいしゃ話。)通り、今日まで女手ひとつの生活の、大きな助けになってきた。ゴキゲン次第でやったりやらなかったりするグウタラ亭主より、よほど...
久しぶりにゆっくり寝坊した朝。今日はさしたる予定は無し、のんびりコーヒーを淹れる。マグカップを片手にカーテンを開ければ、空はうららかに晴れて、ネマキの上に1枚羽織っただけでいられる暖かさが、嬉しい。ひとり暮らしの気楽さ、テレビを点けるでなく、スマホを見るでなく、ボンヤリしていると… … …遠くで何かの音がする。?耳を澄ましたが、すぐに聞こえなくなったので気のせいか…気を取り直して、ボンヤリを続行してい...
いつも拝見しているレツゴー一匹さんのブログの記事(→わたし日々、おもうこと。)で、鬢付け油の香りに春の訪れを感じる、とあった。相撲といえば春、というのは、大阪ならではの、めでたい感覚である。私の通った高校の近くにも、相撲部屋の合宿所があって、春先にはよく力士の姿を見かけた。おそらく練習…いや、稽古の行き帰りであったのだろう、汗っぽい乱れ髪の彼らは、鬢付けの香る力士、というより、普通の若者らしく見える...
かつて私は日本のイメルダと呼ばれていた。むろん権力者の妻だったわけではない。履かない靴を山と持っていただけである。マラカニアン宮殿の靴置場よりはるかに狭い部屋に、箱に入った新品の靴が何足も何足も。バブル期、関西OLの靴は、原色の革にラインストーン、スパンコール。イナズマパンプスの異名を取るほど、それはそれはハデだった。ハデな靴を手に取れば、宝箱を開けるみたいにヨロコビが湧いて、それだけで元気が出る...
私鉄の急行で隣県へ。ポカポカと暖かな日差しに、眠くなりだしたとき、その駅を通過した。デンポウ、というちょっと変わった名前の駅を降りたことは無いし、友人知人にも、ここにご縁のある人はいないけれどデンポウ…か…小さくつぶやいてみた。今から50年ほど昔、まだ海外旅行がめずらしかった時代。ハイカラ爺さんの祖父は、出始めのJALパックで、嬉々としてあちこちへ出かけた。身の回りの面倒を見るため、祖母もシブシブつ...
食材にこだわりはないのに、なぜかコショウはずっと粒コショウを使っている。始まりはたしかカタログギフト。欲しいものがぜんぜんなくて、まあこれでいいか、と塩コショウ入れをもらったら、ゴリゴリ挽くタイプだったのだ。容器に合わせて中身を買うのもおかしな話だが、仕方なく粒コショウを買ってきて入れた。何年かそれを使って壊れたとき、たまたま中身の粒コショウを買ったばかりで、ひと袋がまるまる残っていた。粉のコショ...
私の知る中で、いちばん華麗な手の持ち主は、週に1度来る人である。宅配便のドライバーにも、女性が増えてきた。重い品や大きい荷物は、あいかわらず男性が多い気がするが、小さな荷物では、女性の配達員さんもめずらしくない。中でもよく来るひとりは、30代後半くらいのかわいらしい人。いつも元気にテキパキと、頼んだ荷物を届けてくれる。彼女がいつも凝ったネイルをしているのだ。仕事の邪魔にならないように短めだが、色と...
オオタニが来ただの、初戦突破だの、テレビを点ければWBCの話題でもちきりだ。この件に関し、スポーツに関心のない私が、ひとつ頭を悩ませているのがWBCって他になかったか?ということ。世に言われるWBCは、World Baseball Classicの略であると百も承知だが、それとは別に、WBCと略されるものがあった気がする。仕事のときならともかく、こういうのはサッサと検索、とはいかない。うろ覚えの記憶をたどるのは、私の娯楽であり、ト...
私は要らないものはバカスカ捨てるくせに、ヘンなところで物持ちがいい。例えばこの紙キレ↓3cm×5cmのこの薄い紙片は、30年ほど前、クリスマスクラッカーから出てきた。まずはクリスマスクラッカーについて、説明せねばなるまい。クラッカーというと、中空に向けてポンと鳴らす円錐形のアレを思い浮かべる方が多いだろう。しかし英国のものはこういう形状で左右から引くと、真ん中からグリコのオマケ的なオモチャと、ジョー...
ムスコは、家にいるときは汁かけ飯くらいしか作らなかったが、大学でひとり暮らしをして以来、今もマメに料理しているらしい。食べさせてもらったことは無いが、送ってきた写真を見る限り、うまく作っている。しかしムスメは、仕事の忙しさもあり、ほぼ毎日、外食で済ませていると聞く。どっちがいい悪いということではなく、何を食べても、健康で機嫌よく過ごせればそれでいい。きょうだいでも、それぞれだなあと思う。その母親で...
友人数人と、LINEグループを作っている。年代も住まいもバラバラで、新型ウィルスの騒動もあり、このところ休眠状態だったのだが♪ぺぽん♪中のひとりから、昨日メッセージが入った。皆さんお元気ですか?暖かくなってきたし、久々に集まりませんか?いいなあ、そろそろ誰かと会って、話したいと思っていたところだ。イイですね、と書きかけたとき♪ぺぽん♪誰かが返信した。おっ、誰かな?ウキウキとコメントに目をやるとお久しぶりで...
初めて1冊通して読んだ英語の本は、高校の授業の教材。主人公は、田舎の村に住む、仲良い2人の少年。1人は農家の、1人は漁師の息子である。貧しくとも平和な彼らの村を、ある日大きな災害が襲う。家族を失い、生き残った漁師の息子が、たくましく育ち、やがて親友の妹と結婚して一家を構えるまでを描いた作品であった。もともと子供向けらしく、文字数も少ない、薄い本だった。英語の先生がこの本を選んだ理由は、おそらくこの...
牛乳が切れたので、スーパーに寄る。食料品は生協の宅配を利用しているため、お店で買うのは久しぶりだ。レジに並ぶと、前も後も、私と同年配の女性だった。いっぱいに食品を詰めた彼女たちのカゴに比べて、スカスカのカゴが、ちょっと恥ずかしい。支払を終え、バッグに牛乳を入れながら、他の人の買物袋を興味深く観察する。中にひときわ堂々と、いかにもプロの主婦の風格を誇る女性がいた。全体のボリュームもさることながら、調...
お昼を食べそびれた日。お腹がペコペコで、どこでもいい、チェーン店の定食屋に飛び込む。午後のヘンな時間の店内は空いている。上着を脱いで、タブレットを手に少々迷ったあとこの後 もう仕事ないんだよな…エイッとビールを注文した。飲食店のタブレットにも、いつの間にか慣れた。昼からビールなんて、ちょっと気がひける注文も、店員さんを気にせずに済むのはいい。やがて注文の品がテーブルに並び、さっそくオカズをつまんで...
うちのお雛さまは、ムスメの初節句に、母から贈られた内裏雛(→おせっく話。)。豪華な雛人形は、子供の成長に伴い、出さなくなってしまうことも多いようだが、うちのお雛さまは、こじんまり、小さなものである。しまうにも飾るにも手間をとらないのが幸いして、毎年取り出して飾っている。三宝にのせたひなあられを供えながら、フシギなもんだな、とふと思う。うちのお雛さま、なんて呼んでるけれど、この人形の主はムスメだ。私...
夕方のテレビ。ローカルタレントが街をウロウロする、いわゆる街ブラのコーナーだ。さっそく 聞き込み開始!なにやら書かれた厚紙を持たされたタレント氏は、通りかかった人に声をかけ始める。与えられたヒントから、目的地を探すようだ。これに限らず、タレントにあれこれ聞きまわって探させる企画をよく目にする。ただフラフラ歩くだけでは視聴者の興味をひかない、と考えてのことだろう。しかし、こういうロケーションは、気ま...
祥月命日だから、お墓参りに行きましょう、と母からの誘い。最寄り駅で待ち合わせ、霊園行きのバスに乗る。空はうららかに晴れて、芽吹き始めた山がみどりにけむるようだ。父は生前、とくに晴れ男ではなかったが、墓参の日はなぜかよく晴れる。手桶の水はまだ冷たくて、ヒャー、キャーと騒ぎながら掃除をし、庭から切ってきた花を活けた。線香の煙がほそく立ちのぼったら、ならんで殊勝に手を合わせメイちゃん志望校に受かりますよ...
「ブログリーダー」を活用して、ぢょん・でんばあさんをフォローしませんか?
今日は海の日。今じゃ玄関を出るのも億劫な私であるが、若い時には人並みに浜辺の熱い砂を踏み、夏の日差しを浴びて、海水に身体をひたしたものだ。それは大学1年の夏のこと。グループで海に行く計画が持ち上がった。クラスの男女比が5対1と、女子が少なかったため、サエない私にもお声がかかったのである。約束の集合場所に行くと、10人ほどの男子に混じって、女の子は3人。私の他には、女子校出身のユカちゃんと、小柄でお...
仕事で時々降りるJRの駅。一帯は運河に囲まれた臨海工業地帯で、賑わってはいるがちょっと殺風景な街だ。しかし今日は、改札を出る前から様子がおかしかった。女の子、それもハリキッてオシャレして、お出かけしてきた風の若い人がやけに多い。女の子たちは、お洋服もお化粧も雰囲気もよく似ている。揃ってヒラヒラのフレアースカートに、モノトーンのレースやシースルーをあしらったフェミニンなトップス。改札を出るとすぐに日傘...
今日も今日とて蒸し暑い。はーヤレヤレ…冷房の効いた車内で、さいわいに空席を見つけ、ホッとして腰かけた。額に伝う汗をハンカチで拭き、続いてバッグから扇子を取り出して、しばしバタバタと扇ぐ。アタマが冷えるとともに、周囲に目が行きはじめる。6人掛のロングシートは、沿線の大学の学生だろうか、若い人が多い。通路を挟んで私の前には、髪を面白い色に染めた、派手めな女の子がいる。カバンをゴソゴソ探っていると思った...
先日、ECサイトのプライムセールで買物をした。私はセッカチだが、通販に関してはまあ そのうち着くでしょてな具合に、わりに鷹揚である。ところがこのサイト、頼みもしないのになぜかしきりに急ぎたがる(→おいそぎ話。)。うっかりお急ぎ便で注文したが最後、配達日に間に合わないとお急ぎのところ、商品の発送が遅れ、誠に申し訳なく…平謝りだ。そもそも、その配達日だって、こちらでお願いしたわけじゃなくこの日に届けます!...
今日は京都へ。アラ素敵!祇園祭ね!そうお考えかもしれないが、残念ながら仕事である。お祭りの期間中に、お祭りを見るわけでもなく、お祭りのある土地を訪ねて行くなんて、まったく愚の骨頂である。分かっちゃいるけど、先方の指定で、しょうがない。以前訪問した事務所で次は… 2か月ほど後でどうですか…カレンダーを指しながら、言われたのが今日の日付だったのだ。そういえば前回も、葵祭の日に出かけて行き、街の混雑に閉口...
日曜は仕事なので、期日前投票に行こうと、選挙通知書の封筒をバッグに入れて出かけた。投票所の前でビリビリと封筒を破ると、なんだか用紙の題名が長い。参議院議員通常選挙奈良市長選挙及び奈良市議会議員選挙通知書あんまり気にしてなかったが、今回は3つの選挙をいっぺんにやるらしい。…待てよ…国政のほうはなんとなく決めてきたが、市議会の候補は正直考えてなかった。せめてお顔だけでも拝見しておこうと、慌てて踵を返し、...
イノウエさんにお野菜もらったけど 要らない?実家のご近所、イノウエさんは畑作りの達人。なにしろ達人なので、出来高がすごい。見事なお野菜を、老母の食べきれないほどくださるので、おすそ分けのおすそ分けが回ってくる。今日はナスか、ピーマンかと楽しみに取りに行くとウヒャ―!こりゃスゴいね!すごいでしょ お上手なのもヨシアシね茶の間の食卓にキューリの山ができていた。しばらくおばーちゃんともども、今年のキュー...
休み明けの職場。バンパクに行ってきたから これオミヤゲ~後ろの席で不吉な声が聞かれた。じつは私は例のキャラクターがキライで、密かにイボイボ人と呼んでいる(→いぼいぼ話。)。キライすぎて、青と赤のものを見るたびアイツか…?ピクッと反応するようになってしまった。フランス国旗とか、カスタネットとか、人造人間キカイダーとか、世の中に赤と青の配色は意外に多いので、えらい迷惑である。…バンパクのオミヤゲで~す狭い...
この家に越してきたとき、引越祝いに造花をもらった。アートフラワーというのだろうか、布を染めて作った、ずいぶん手の込んだものだ。ずっとリビングの一角に飾っていたのだが、透明のケースが汚れて、拭いてもスッキリしないのが気になって、新しいケースに入替えようと思い立った。いくらくらいするものか調べてみると、ペラッペラのコンビニ弁当のフタみたいなのでもけっこう高いし、素敵なのはもっと高い。悩んでいるとき、知...
土曜の朝はチコちゃん。動物園を作ったのはなぜ?画面で問が発せられた、その瞬間王様がイバりたいからでしょ…スッと自信満々の答えが出た。動物は好きでも動物園そのものには特に興味はないし、動物園の歴史を調べたこともない。知ってるはず無いのに知っている、読んでない本の中身がなんとなく分かる。そんなことが私にはけっこうあって、理由はなんとなく見当がついている。3年ほど前まで、子供の勉強を手伝う、いわゆる学習...
近所のラーメン屋で私は、常連とまでは行かないが、あ、スタミナラーメンと豚キムチと生ビールの人だ程度に認識されているようだ。( → いつもの話。) スタミナと、豚キムチと…注文しかけると…生ビールですねパートのオバチャンに言われてしまう。また常連度が増すだろうか、と思いつつガラス戸を開ければえらっしゃーえ!食事時をすこし外したので、狭い店内に他の客の姿はない。テーブルに着こうとしたら、いつものオバチャン...
どこだかの市長が、大卒と偽ってクビになるらしい。こういう問題が出てくるたびに疑問に思うのは、そもそも議員や自治体の首長に、学歴が必須か?ということである。百歩譲って、少しでも卒業証書がプラスになるのだとしたら、政治家になると決めたとき、大学に入り直せばいいだけのことじゃないか。なぜウソをつくのか、理解に苦しむ。はるか昔、はじめて入った美容院で学生?どこの大学?キリフキで濡らした髪を梳かしながら、美...
畑をやっているお友だちから、立派なズッキーニをもらった。何にしようかな~迷うほどのレパートリーはない。韓国風の玉子つけ焼きにするか、トマト煮にするか、しばし考えナスとタマネギ…冷凍のインゲンもあったな…夏野菜のトマト煮に決定した。フライパンにオリーブオイルをデベデベと注ぎ、にんにくとベーコンの細切りを炒める。セッカチな私は、材料を全部準備してから調理を始めるということができない。横のフライパンがジビ...
今朝のテレビはタンパク質の話題。…ダントツでタンパク質の豊富な ご飯のお供は何でしょう?1位だけが隠されたランキングの右肩にある(10グラムあたり)この表記で私は見当がついたが、問われたタレントはみな、わざとらしく首をひねっている。グラムあたりで比べて、とびぬけた数値になるのは、だいたい乾物だ。…正解は カツオブシです!ほら見ろ。鮭フレークだの昆布の佃煮だの納豆だの、水気たっぷりのものと、カラッカラ...
今日は七夕。この時期は雨降りが多いけれど、早々に梅雨明けした今年は、どうやら天の川が見られそうだ。よかったね 織姫様 彦星様!晴天続きで暑くてかなわないが、物事はいい面を見よう。せっかくだから童心にかえって、短冊も書こうか。手元に色紙が無いので、いつぞや書き初めメーカーを利用した(→かきぞめ話。)某サイトを覗いたところ、あったあった。名前を入れれば短冊にお願い事を書いてくれる、短冊メーカーだ。早速...
今日の行先は、徒歩圏内に飲食店も商店もない。お弁当を作っていきたいところだが、この陽気じゃ傷みそうで心配だ。おひるを買っていこうと、駅構内のコンビニに駆け込み、テキトーに選んだおにぎりを2個つまみ上げて、レジ待ちの列に並んでいるとん…?ふと、ここに何かあった気がした。チクッと引っかかる小さなものが何か、思い出そうとしても思い出せないうちに次お待ちのかた こちらどうぞ~レジに呼ばれて忘れてしまった。...
今日は所用で京都へ。葵祭に気づかず、大混雑に突っ込んだ(→でぃなーの話。)記憶も新しく、ビクビクものだったがアレ?軽く拍子抜けした。空いているわけではないけれども、恐れていたほどではない。地下鉄の出口からアーケード街に入ると、違和感が増した。人通りは多い。週末の、地元の商店街くらいに混雑はしているのだが+;=~~¥! x”$##&?@{-%%<・:&*<!!道の両側から傍若無人に飛び交う、音量調節が...
夏は家の日除けのことばかり考えているせいか、住宅地を歩くとよそ様の日除けも気になる。まあ ステキなオーニング!ガーデンパラソルもいいなア…賞賛あれば酷評あり。とりわけ見苦しいのは、古びたスダレやヨシズである。ホコリでズズ黒くなるまで、年中かけっぱなしにしているお宅がどれほど多いか。涼を演出する夏の風物詩なのだから、壊れる前にサッパリと新調したいものである。団扇や扇子なども同じだ。大昔、祖母が使って...
アンタまだエアコン無いの?!昨日の記事(→こうこう話。)を読んだ友人に、会うなり面詰された。ウン まあそのうち買うつもりだけどネ まだ大丈夫かなって…どう大丈夫なのよ!どうも叱られているようで分が悪い。今だいたい 室温27℃から29℃だし…え?そうなの?エアコン無しで?もともと涼しかったんだよね 東西に細長い間取りで 南向きの窓は無いし…にしてもさ…しかたなく、わがモーニングルーティンを説明した。まず4...
ムスコの親孝行を紹介したのだから、ムスメのも書かないと不公平であろう。♪ぺぽん♪最高気温が35度をマークした日、めずらしくムスメからLINEが入った。ふだんはロクに連絡をよこさない人なので、なにごとかと急いでスマートフォンを開けると暑いけど大丈夫?そろそろエアコンつけてくださいムスメのいう「つける」は、「点ける」ではなく「設置する」という意味である。うちはエアコンが無い(→えあこん話。)。シンジラレナイ!...
クルマに乗らないので、大きいものや重いものはECサイト頼みである。注文するなり、バシッと打ち返すように届く(→ぷらいむ話。)のでそんなに早くなくてもいいのに…思っているのだが、めずらしく先週注文した商品がまだ届かない。急ぐ買物じゃないけれど大丈夫かしら…なんだか心配である。アナログで想像力豊かな私は、会社を考えるとき、ついそこで働く人を思い浮かべる。たとえばこんな顔の、アマくん、ゾンちゃんといった人が...
ふだん着のTシャツジーンズに合う日傘はないものだろうか、と探し続けている私。日傘がダメなら 帽子をかぶればいいじゃないの昨日の記事を読んで、マリーアントワネットのようにお考えになった方も多いだろう。しかしコトはそう簡単ではないのである。なにしろ私は頭がデカい(→ぼうしの話。)。オシャレな店でオシャレに飾られたオシャレな帽子は、どれもこれもわが巨頭には合わない。探して見つかるものではないので、帽子を...
梅雨は明けたんだかどうなんだか、今日も晴れ。なるたけ涼しい身支度をととのえ、玄関を出た。エントランスを出たとたん、強い日差しにたじろぎつつ日傘を広げる。アスファルトの照り返しはあるし、風は熱風だし、ほんの気休めかもしれないけど、それでもこの時期、日傘は欠かせない。頭の上に浮かぶ巨大な火の玉に比べれば、あまりにも小さな日傘が作る、ちっぽけな日陰に全身をおさめようと、われとわが身を見下ろした。仕事で会...
暑さのせいか、私にしては珍しく食欲がない。アイスコーヒーなど飲みつつ、ボンヤリテレビを眺めていたら、CMソングが流れてきた。♪ぴ~りっとか~ねふく め~んたいこ~…ああ メンタイコなら食べたいかな…♪げ~んっき~モ~リモリ~食べれば元気も出るよね… 画面で元気に歌っているのは、王子様めいた演歌歌手である。たしか今は活動を休止しているのではないか。♪ぴ~りっとか~ねふく め~んたいこ~…ずいぶん古い映像だな...
銀行の用事で駅まで出たら、押すな押すなの大混雑だった。どこから湧いて出たか、と思うほどの観光客がウロウロしている。コンビニのビニール傘が蒸れるにおいと、短パンからにゅっと出た毛脛。お盆休み前の雨の日、連休でもないのに、隣県のオーバーツーリズムの余波であろうか。ほとほとイヤになって、用もないのに、通勤とは逆方向の電車に乗る。冷房の効いた急行は、地元民だけを乗せてスコスコと終点に着き、どうしようかと思...
やたら料理が出てくる(→りょうりの話。)のはテレビだけではない。小説やマンガもそう、いや、テレビ以上かもしれない。ファンタジーもミステリもエッセイも、書店の平積みの8割は食べ物がらみである。とりわけひどいのが時代小説で、ちょんまげを乗せた登場人物が、誰もかれも食べることばっかり考えている。池波正太郎の「鬼平犯科帳」は、いかにもうまそうな食事シーンに定評があったが、それとて火付盗賊改方のお役目あって...
朝の家事を済ませ、いつもの番組でも、とテレビを点け&($$#”?>@{{!わあ!大変なやかましさに驚いて画面をよく見ると人気の料理家が、タレントに騒がしく指図をしている。そうか、今日は祝日、祝日の特番だ。テレビを消し、再び訪れた静寂の中で考えた。このごろは何かというと料理、料理。昔のテレビでこんなことはなかった。料理番組といえば、限られた時間帯、専門家と、せいぜいアシスタントが、短い時間で料理の方...
私は外ではテキパキしているのに、家に帰るとズボラな怠け者である。手間は最小限にしたい!常にそう思いつつ、些細な用事が絶えない。一昨日の帰り道、駅のホームで濡れたカサをまとめようとしたらピン…小さな反発があって、何かが飛んだ。カサを束ねるバンドの留め具は、スナップやマジックテープが多いが、私のはお洒落のつもりか、木のボタンになっている。綴じつけた糸が弱っていたのだろう、はじけて飛んだのだ。その日は仕...
そんなわけ(→まよえる話。)で、動かない時計を持ち帰る羽目になった私だが、じつのところ、まるで心当たりが無いわけでもない。ときどき腕時計の電池交換を頼む、時計屋のオヤジさんである。安物しか持ってない私の用件は税込550円の電池交換だけだけれど、一級時計修理技能士の証書が掲げられておりお…デキるな オヤジ…はしばしにそう思わせる言動がある。腕時計の裏ブタを失くしたときに、丸く切り抜いたボール紙を貼った...
一昨日、壊れた時計を捨てた(→とけいの話。)ことを記事にしたらご実家に行けば 新品がありそうな…(笑)いつも読んでくださるレツゴーさんにコメントをいただいた。あ、やっぱり?あえて気づかないフリをしていたが、長年のお付合いで、実家の母の何でもある魔窟状態はすっかりバレている。おばーちゃんは使えるものを処分するということをしない。もらったカレンダーはすべて壁にかけるし、台所の抽斗は粗品のタッパーでいっぱい...
暑くて疲労がたまっているのだろうか。毎朝毎晩、モソモソ歯ブラシを動かすのが、ほとほとイヤになった。ボーナスも出たことだしそうだ 電動歯ブラシを買おう!♪しんせーひんがや・す・い♪勇躍、家電量販店にやってきた。おお!涼しい!倉庫のようにだだっ広い店内は、気前よく冷房が効いている。しかし、電気代のシワ寄せで人件費が不足したのだろうか。えっと…電動歯ブラシは…キョロキョロ見回しても、店員がいない。諦めて自分...
月に2回の不燃ゴミの日には、ここぞとばかり家の中の不用品を探す。1つ買ったら2つ捨てる心がけでいないと、家はすぐに混沌をきたすから、かならず何か捨てると決めている。あ、そうだ アレがあった!手に取ったのは小さい置時計。いつからあるのか、好きでもなければ買った覚えもないが、ずっとご不浄の棚にのせていた。用を足すのに時刻はいらないから、かつて必要を感じたことはない。動くので処分もならず、ただ捨てないだ...
昨日の記事(→かいとり話。)で、思い出した昔話をひとつ。若いころ勤めていた会社で、お付合いのあるメーカーの女性社長がいた。社員と同じ作業着で現場にも出るし、数字が分かって経営判断も確か。わざわざ女性と前置きする必要もないほどのやり手だった。その日は何か、仕事上の区切りだったのだと思う。いつもビジネスライクで無駄口をきかない社長と、めずらしくプライベートの話になった。いいスーツ着てるね、と褒められて...
アクセサリーは好きで、デカいのや派手なの、ヘンテコなの、いろいろ持っているが、ネックレスやイヤリングばかりで、指輪はない。仕事で手先の作業をするので、嵌めるのがうっとうしいからだが、そもそも指輪が好きじゃないのは、離婚のせいもあるかもしれない。ながらく持っているのも忘れていた婚約指輪。(画像はイメージです…実物の10倍くらい)今の家に越して生活も落ち着いてから、荷物の中に発見したが、もはや何の感慨...
買物帰り、保育園の前を通ったら♪さーさーのーはーさーらさらー のーきーばーにーゆーれーるー♪聞き覚えのあるメロディーが聞こえてきた。「たなばたさま」だ。私はかねがね、この歌の題に疑問がある。七夕様って誰?七夕は、節句の年中行事である。それに「様」をつけるのは、なんだかヘンじゃないか?お正月とは言っても正月様とは言わないように、敬意を表すのならお七夕ではないか。あるいは、どこかに七夕様という神様がいら...
姿勢はいいほうだし、うつむいて歩いている自覚もない。しじゅう地面を見ているということだろうか、なぜか道に落ちているヘンなものが目につく。それを見つけたときは、いっしゅんわが目を疑った。きっと とんだ見間違いだよ… あの記事を見たから…(→みのじさんの山芋の記事)しかしこれ…雑草の隙間からのぞく、折れ口の白さもまぶしいこれはまさか…でもどう見ても長芋だよね…思いつつ傍らを通り過ぎて諦めきれず、ふり返っても...
私鉄急行はほどほどの混み具合。空席を見つけたもののおっとあぶない…優先座席と気づいて、座るのを止す。見回したところご老人や、優先すべき方はいないようだが、空けておくに越したことはない。さいわい向かい側に座れて、ボンヤリ前を見ていると、さっき座らなかった席に若者が座った。…ふーん…空いているときなら、けっして優先座席に座って悪いことはない。しかし、優先座席に座っていた人が、優先されるべき弱者や老人に譲...
7月3日の水曜日という、なんとも半端な日に新紙幣が発行された。どのみちこの先10年以上お付合いするのだろうから、わざわざ両替に行くような酔狂はしないが、ニュース映像を見て、またよけいなことを考える。シブサワさんとツダさん、キタザトさん。今回、やけにズングリムックリじゃないか?その疑念は、新旧紙幣を見比べてみると、一層強まる。前の3人が細面であるのにたいし、今回選ばれし3人、いずれも猪首が肩にめり込...
月に2回ほど通る、住宅街の道を歩いていたら…ツイッ…目の前を黒い速い影が横切った。ツバメだ。アレ?ここ…そのお宅の軒下には、今季そうそうツバメが巣をかけた。順調に育ったヒナは、前回ここを通ったときにはもう巣立って、巣はカラになっていたはず。ただの通りすがりのツバメだろうか。念のため心覚えの場所を目で探すとアレェ?空き家のはずの巣に、雌鳥がすっぽり収まり、フチにあごを乗せて外を見ている。どうやら先般巣...
朝いちばん、スマートフォンを見たら今日は1年の折り返しの日、真ん中の日ですまた、謎な情報を報せてきた。なるほど、上半期下半期で分ければ7月1日が節目だが、365日を数えたら、2日の今日が1年のちょうど真ん中になるわけだ。だからってどういうことも無いのだが、人はこういうのが好きである。真ん中で思い出されるのは、日本のヘソ論争であろう。文字通り、日本のヘソはどこか?という不毛な論争。人口重心だとか、経...