chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
こんな気持ちでいられたら https://blog.goo.ne.jp/kentagoo1208

還暦病理医。顕微鏡を通して見る細胞は体のごく一部。一人一人も社会のごく一部。そんな人間、なんで生かされ生きているのだろう。

人を直接診ることのない医者になるとは思ってなかった。人生のことをあれこれ素人考えしています。人生気がつけば周りの人に助けてもらい、励ましてもらいで、結局自分では大したことはしていない。人に優しく、感謝の気持ちを大切に。

コロ健
フォロー
住所
神奈川県
出身
アメリカ
ブログ村参加

2011/02/28

  • 病理医の慢心は病院のレベル低下に直結する

    朝からの大雨は一日続くような勢いだったが、幸い、夜にはあがって傘の世話にはならずに済んだ。このところの寒さのせいか、電車内でも咳き込む声が聞こえてくるし、心なしか一時期よりもマスクをしている人が多い。かく言う私も、喉が痛いのでマスクをして保湿に努めている。さすがに今朝の横須賀線には暖房が入っていた。暖かくて快適で、これならもうちょっと早くから入れてくれてもよかったのにと思う。ブログではこれまでに何度も病理医という仕事について紹介してきた。そこそこ長く書いているが、この間、病理医を辞めようと思ったことはない。これまでには相当嫌な思いをしたこともあったが、仕事としての病理医を辞めようと考えたことはなかった。もちろん、いい年までやって、それなりのキャリアを積んでいたし、養わなくてはならない家族もいたから、臨床を...病理医の慢心は病院のレベル低下に直結する

  • 病理医はスーパースペシャリストでないと

    3月並みの気温に戻ったとかで、肌寒い日が続いている。このまま夏に向かってしまうのではないかという心配は杞憂に終わったが、今度は体調管理が大変なことになっている。先日、某大学の教授になった古くからの友人が、うちの(若手医師)二人はどんどん仕事をしてくれるんですよ。いろいろ割り振ってやらせるとあっという間に終わらせるんですよね。と嬉しそうに話していたので、結構、今の若い人(医者)って、がんばらないでしょ、そんなにやらせて大丈夫なんですかと尋ねたら、医者っていうのはスペシャリストなんですよ、がんばって自分の能力を高めなかったら患者さんの不利益になって、最悪命を奪うことになるんですよ、だから、(医者が)努力するのは当たり前のことなんですよ。それが嫌なら、少なくともそんなところ(ハイレベルの医療施設)にいちゃいけま...病理医はスーパースペシャリストでないと

  • 女性の社会進出が本物のものとなってきた時代に生きる

    先週の季節外れの暑さから一転、急に寒くなったせいか喉をやられてしまった。熱は平熱のままだが、とにかく喉がいがらっぽい。寒暖差には注意といわれていたものの、これほどとは思わなかった。せっかく花粉の飛散が終わったところなのにマスクをして喉をいたわろう(花粉に関わらず世間はマスクが当たり前だが)。統一地方選挙の後半戦は、自民党が薄氷を踏みながらも4勝1敗(衆院3勝、参院1勝)と戦い抜いた。このうち、山口の2人は旧来型の候補が勝ったが、和歌山と千葉そして大分では女性が勝った。さらに、和歌山は維新。維新の躍進は本物となったし、女性の政治進出も日常の風景となった。日本の政治に地殻変動が起こりはじめた。こと、女性の躍進は政治の世界だけの話ではなく、医者の世界も同じだ。医学部に入る女性はほぼ半分に達していて、科によっては...女性の社会進出が本物のものとなってきた時代に生きる

  • 残りの人生、あと7000日あまり、長いようで短いようで

    80歳をちょっと過ぎたあたりで亡くなる人が最近多い。いや、日本人男性の平均寿命が84歳だから、80歳過ぎで亡くなるのは当たり前で、こんな言い方をするのはナンセンスで、それよりはかつての有名人がそのぐらいの歳になって亡くなっているということで、いよいよ自分もそういう歳に差し掛かってきているのだと感じる。60歳前に亡くなるとまだまだ若いのに、70歳前だとまだ若かったのに、70歳を過ぎるともうちょっと長生きしてくれたらよかったのに、と言われるが、80歳を過ぎると、まあねとあまり論評されなくなる。自分のことを考えると、寿命が最後の4分の1、すなわち第4コーナーをいよいよ回るところだと思うと、ゴールラインが見えてくる。人並みに生きて、あと20年。花見もあと20回程度かと思うと、ずいぶん短い。あと、7000日あまり、...残りの人生、あと7000日あまり、長いようで短いようで

  • 世の中は変わり続ける

    昨晩、高校の同級生と渋谷で飲んだ。ただ飲んだのではなく、還暦記念の同窓会の打ち合わせで集まった、といっても妻はなかなか信じてくれないが・・・。それにしても、渋谷近くの中学に入学してから50年近くたってもいまだ渋谷のあたりをうろうろしていることになるが、いよいよ東急東横店が無くなった姿を見るとずいぶん変わったものだとしみじみ思う。世の中はこうしてどんどん変わっていく。私も変わっていかねばならないのだろうが、なかなか簡単に変わることはできない。それがいいのか悪いのか。Arollingstonegathersnomoss.応援よろしくコメントお願いします!世の中は変わり続ける

  • 原稿がブログみたいになってきた

    あたたかい、というよりは暑い日が続いている。冬から一足飛びで夏のようになってしまい、服装の調整が難しい。来月、講演で1時間ほど話す機会がある。コロナ中は、たしか講演など1度か2度だったし、それもオンラインで、なんだかしゃべった気にならなかったしよく覚えていない。今回は対面で、ちょっと緊張しているし、人前での話し方を忘れてしまったが、それはその場に立てばなんとかなるだろう。講演に関しての勤務先への届けは依頼状が届いた時点で早々に済ませておいたのだが、そのほかのことはまだまだと、おうように構えていたら、抄録と略歴を今日までに提出しろというメールが来て慌てた。そんなわけで、今朝のブログタイムは抄録書きに充てた。もうちょっと時間がかかるだろうと思っていたが、昨日のうちにアウトラインを書いておいたおかげもあって、案...原稿がブログみたいになってきた

  • 人類は技術革新にどこまでついていくことができるのか・・・下/結局は自分自身

    (昨日からの続き)こういうテーマは次から次へと話がとんで、オープンエンドとなって私にはこれをまとめる力はない。話のキリがないというわけではないが、人類の営みがそんなものなのだから仕方ない、今日で一応切りをつけたい。昨日、一昨日、Suicaとスマホと量子コンピュータとチャットGPTと考えてきて、では、最後に考えなくてはいけないことはなんだろうか。相対性理論が核爆弾の開発につながり、湯川博士、朝永博士らの物理学が今や量子コンピューターにつながっているらしいが、物理音痴の私にはあまりよくわからない。子供の頃、ノーベル賞は知っていたが、理論物理学なんていうものが実生活に浸透するようになるなど考えたことはなかった。だがこの歳になって、学校教育の大切さがよくわかる。算数・数学、国語をよく勉強し、論理的思考とそれを応用...人類は技術革新にどこまでついていくことができるのか・・・下/結局は自分自身

  • 人類は技術革新にどこまでついていくことができるのか・・・中/AIとChatGPT

    (昨日の続き)気温上昇の話題があちこちから聞こえてきて、もう、30度越えの真夏日に達したところもあるとか。地球温暖化は確実に進行しているが、その原因が、単なる周期的なものであるのか温室効果ガスによるものであるのかの確証はない。可能性を否定できないということで、温室効果ガスの削減を行うのは間違いではないが、絶対に正しいとも言えない。人類文明の進歩というものが、人類にとって果たして正しいものなのかどうかの検証は人類がこの世からいなくなってから行われることで、人類自身がそれを評価することは未来永劫あり得ない。このところ巷はChatGPT(チャットジーピーティー)の話題であふれている。NHKが盛んに取り上げているだけなのかもしれないが、わずか4ヶ月前に公開されたものがこれほど話題になるのだから、私たちが真剣に考え...人類は技術革新にどこまでついていくことができるのか・・・中/AIとChatGPT

  • 人類は技術革新にどこまでついていくことができるのか・・・上/Suicaとスマホとコンピュータ

    出勤前にモバイルSuicaをチェックしたら、消えていた。こういうことは時々あって、その都度極端にうろたえる。なにせ、片道でもバカにならない運賃で、定期券が使えなかったとしたら大変な出費となる。せめて、カード式のものを使っていたらいいのだろうが、スマホさえ持っていたらなんとでもなるようになってしまっては、以前の不便さに戻ることなどできない。家にいる間にこんなことをするからいけなかったのかもしれないなどあれこれ考えながら、スマホの電源を切って入れてを繰り返したら、なにごともなかったかのように復活して、ことなきを得た。中学校に入学して以来、途中ブランクはあったものの40年以上定期券というシステムのお世話になっている。紙の定期券が、磁気式の自動改札に差し込むようなものとなり、今やSuicaはスマホに入って、出入り...人類は技術革新にどこまでついていくことができるのか・・・上/Suicaとスマホとコンピュータ

  • 目の前にある危険を意識する

    先週後半は学会出張だったが、それなりに多くの知識・情報を仕込むこと、人脈を再確認することができて有意義だった。学会の持つ、権威主義、アカデミアとの彼方彼方の格差、そういったことに対し、不満や疑問を持つことよりも、会員すべてに開かれた民主的な場であることを維持している学祭の場から逃げることなく、肯定的に捉えることは必要だ。もう40年以上も前の作品になるが、タクシードライバーという映画がある。マーティンスコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演、ヒロインはジョディー・フォスターという、なんだかとてつもないメンバーで、テロへとかきたてられる主人公の心の闇が描かれた名作で、カンヌ映画祭のグランプリを受賞している。中学生の時だったと思うが文化祭で上映されたのを、体育館でパイプ椅子に座って観て以来、人生の中で忘れること...目の前にある危険を意識する

  • 自分の居場所なりの生き方

    風は強かったものの、晴天の1日だった。庭の手入れをして半日過ごした。こういうことをしていると自分の居場所がここだと感じる。生きていると人と自分を引き比べてしまうが、自分の居場所がどこかということを自覚すると、人は人、自分は自分ということがわかる。いいじゃないこれで応援よろしくお願いします自分の居場所なりの生き方

  • お疲れ休みの日だったが、いろんなことが急にあった

    朝から大雨。下関での病理学会は2日間で切り上げ、今日は朝からゆっくりすごした。岸田首相がテロにあったものの、ことなきを得てよかった。一つ間違えたら大変なことになっていたわけで、日本の警察は果たして大丈夫なのか、G7を無事開催することはできるのかと、心配になった。ロシアではワグネルのプリゴジン氏がロシアが停戦すべき時だと言及したとか。欧米から供与された最新鋭戦車が実戦配備されたら、もう太刀打ちできないのだろう。プーチン大統領はもう、電子召集令状とかいう徴兵制のような体制をとろうとしているようだが、いくらロシアといえども、命を使い捨てにする時代ではない。そんなこと通用するのだろうか。学会に行って、いろいろ考えるところがあったのだが、今日はこのいくつかのニュースがあり、なんだかそちらの方は書く気がなくなった。対...お疲れ休みの日だったが、いろんなことが急にあった

  • 第112回日本病理学会総会@下関・・・2日目

    昨日は朝8時半のポスター貼り出しに始まって、夜の研究会主催の講演会が終わりが9時20分、ずっと学会場の中をうろうろしていた。全部終わってから、教室の先輩と後輩と私の3人で夜の下関に繰り出し、まだやっていた焼肉屋で遅い夕食を食べた。二人とも専門医試験をトップで合格したというものすごく優秀な病理医で、何かあると押しかけ同然であれこれ相談している。そういうことがそうそうあるわけではないのだが、緊急時に相談できる人がいるというのは何よりだ。昨日は診断に困っている標本を持参して一緒に見てもらった。学会場内に、個人的コンサルテーション用の顕微鏡ルームがあるというのは、いかにも病理学会らしい。お腹がいっぱいになったところで、下戸の後輩とは別れ、先輩と小洒落たバーを見つけてもう少し飲んだ。外であまり気にせずに飲めるように...第112回日本病理学会総会@下関・・・2日目

  • 第112回日本病理学会総会@下関・・・1日目

    とんでもない量の黄砂が飛んでくるので備えておけという予報だったが、今日の下関は晴天。昨日、新幹線で移動中は岡山広島あたりがかすんで見えたが、大山鳴動という感じか。朝一番には北朝鮮がミサイルを発射したから建物の中に入れなどという物騒な警報がスマホに入ってびっくりしたが、ことなきを得たようで一安心。今日は、朝から自分の発表ポスターを貼って、そのあと小さなセッションの座長をやって、教室の先輩の演説発表を拝聴し、そのポスターの発表をし、総務幹事をやっている研究会主催の講演会に出てやっと終わる。会場内をうろうろしていると、色々な人と話せるし情報交換もできて、そこそこ充実した1日だった。あすはタワーに登りたい応援よろしくお願いします第112回日本病理学会総会@下関・・・1日目

  • 日本維新の会のローマは一日にしてならずという正攻法

    すごい風で、開ききったチューリップの花びらがずいぶんと飛ばされていたので、週末は手入れしてやらなくてはいけないだろう。このあと、前線の通過とともに雨が降り、その後は黄砂が飛んでくるとか。昨日だかの北京の映像を見たら、とんでもない状態で、明日からの学会は下関での開催なので、黄砂に向かっていく感じとなり、先が思いやられる。昨年7月の参議院議員選挙で敗北し、引退を表明した日本維新の会の松井元代表は、選挙戦での敗戦の弁を語る中で、自民党の地方組織の強さに敗れたとしみじみと言っていた。今回の統一地方選挙でも自民党の誰かはその地方組織の強さを誇っていたので、これは自他ともに認める事だろう。しかしながら、(いろいろあったにせよ)日本維新の会が今回の統一地方選挙で、奈良県に知事を誕生させた事をはじめ、大躍進したというのは...日本維新の会のローマは一日にしてならずという正攻法

  • 何も分かってなかっのだと分かってきた

    今日は花粉がずいぶん飛んでいるみたいで、鼻水に加え頭痛もする。薬で抑えていてもこれほどなのだから放っておいたらどうなってしまうだろう。駅のホームは今朝も学生であふれていた。ドア口前に行儀よく列を作って並ぶとあっという間に端まで来てしまう。列の間のスペースはエアポケットのように空いているが、そこで電車を待とうとする人はほとんどいない。そんな時、最後の方に乗り込むことになってもしかたないと、そこで待つ私は規律を守ることのできない人間なのか、ただの天邪鬼なのか、閉所恐怖症なだけか。それはさておき、たびたび称賛される日本人の律儀さというのは、どの程度までが常識的な範囲なのだろう。現時点でマスクを着用せざるを得ない私としては、何がどこまでいいことなのか、どこからがだめなことなのかの加減がわからない。こんな歳になれば...何も分かってなかっのだと分かってきた

  • 誰もが少子化対策を口にする

    スッキリした清々しい朝。雲ひとつない分、放射冷却でちょっと肌寒いほどだが、昼間の気温は上がるらしい。今日から、小中学校の新学期が始まったようで、駅のホームは多くの若者で溢れていた。なかには、真新しい制服に身を包んだ新入生らしき子もいて初々しい。もちろん、新入社員たちのスーツもまだピカピカだ。娘も転勤で、今日が初任地での最後の勤務日となりお礼の品をいくつも入れた紙袋を抱えて出ていった。おととい、昨日と美しい月夜が続いた。おとといなど、かぐや姫のお迎えが乗っていそうな雲が月に照らし出されていて、しみじみとしてしまった。昨晩、統一地方選挙で、いくつかの道府県知事、政令指定都市の市長が選ばれた。それにしても、官僚出身者が多い。こういう自治体は中央の出先機関だなと感じる。地方分権、中央集権、どちらがいいのかわからな...誰もが少子化対策を口にする

  • 久しぶりのガーデニングは電池切れ

    朝からいい天気。まずは神奈川県知事選挙に鶴岡八幡宮にある投票所まで出かけた。境内をちょと歩いたら、外国人観光客がずいぶん来ていた。夕方のテレビ番組でも流れていたが、日本への観光客が大変増えているそうだ。コロナで沈んだ観光地の景気が少しでも回復してくれるといいが、人手不足が心配。今日は完全に休み。天気も良く、久しぶりに土をさわることができた。昨日、いくつか買った苗と冬越しさせた子達などあれこれ整理した。”ニュワンスカラー”とでもいう感じの寄せ植えを、庭にあったシルバーリーフと合わせた。お昼は、まっくろくろすけのおむすび。妻が、譲渡犬会に行ったところで買ってきた。連れて帰りたい子がいたと言っていたが、さすがに衝動では連れてこなかった。あれこれやっていたら疲れてしまい、残りは妻にやってもらった。神奈川県知事は現...久しぶりのガーデニングは電池切れ

  • 神奈川県知事とアメリカ合衆国前大統領の不倫騒動から考える人間の品性の問題

    台風のような大嵐が明けて、今朝はスッキリした青空。でも、午後は気温が下がり、雨もよく降った。明日はよく晴れるとかで嬉しい。現職の神奈川県知事が、過去の不倫について文春砲を打ち込まれ謝罪に追い込まれた(「戦慄する」「気持ち悪い」“11年不倫”神奈川県・黒岩知事の超卑猥メールにネット震撼女性自身)。知事選挙に出馬しているところでこんなこと普通ならシャレにならないし、選挙妨害だと言いたいところだろうが、有力な対抗馬がいないので、選挙への影響は、せいぜい投票率が落ちる程度で、圧勝しそうで金持ち喧嘩せずというところか。この人、よくFM横浜で喋っていたのを思い出す。実はとてもまともとは思えない卑猥というか変態的な事を考えたり、言語化していて、そんな人を知事に選び、そんな人がもっともらしく言うことを日々聞かされていたの...神奈川県知事とアメリカ合衆国前大統領の不倫騒動から考える人間の品性の問題

  • 日本の凋落は日本だけの問題ではないけれど

    昨日からの強い風はいっこうに収まらない。午後からは雨も降り出すとのことで、週末は踏んだり蹴ったりとなりそう。仕事のない明後日は晴れてくれるのを期待する。このところ、新聞の紙面がつまらない。ネットニュースに上がっている話題をみると、今度値上げする朝日新聞だけがつまらないというわけではなさそうで、日本という国が語るべき何か、すなわち発信すべきことを失いつつあるためのようだ。ずいぶんしょぼいことになってきたものだ。政治の劣化はもはや止めようのない惨状だし、経済力、技術力も圧倒的に成長し、日本を抜き去った中国にもはや追いつくことはできそうもない。こと、中国に関して言えば、あの時こうしておけば、ということは山ほどあるが、今さらそんなことをいったところで、死んだ子供の年を数えるようなものだ。役人についてもずいぶんひど...日本の凋落は日本だけの問題ではないけれど

  • マスクとメガネと花粉症

    霧雨がサッと降ったが、じきあがった。天気予報では曇りがちの1日になるが、明日からは雨模様らしい。そろそろ大量の花粉が再び飛び始めるそうなので、それを抑えてくれるとなれば多少の雨はむしろ喜ぶべきか。もともと、私の花粉症は4月過ぎに症状が強かったから、ちゃんと調べてはいないものの、ヒノキ花粉症だと思っている。花粉情報でも、関東以西はヒノキが飛ぶとのことで、警戒が必要だ。花粉症関係のエントリーをさかのぼって読むと、初発は2008年の春だったようで、かれこれ15年間毎春、花粉症にまつわる鼻水、眼痛、頭痛等々に悩まされているということになる。そして、今年も私にとっての本格的な花粉症のシーズンがやってきた。PCの画面を見ていると、目はしょぼしょぼするし、突然鼻水が垂れそうになる。最近は眠くならない薬が出てずいぶん助か...マスクとメガネと花粉症

  • それなりに山あり谷ありの私のこれまで

    私が医者になった頃は初期研修制度がなく、医大を卒業後、私は某大学の病理学教室に直ちに入局し、病理診断学を学びつつ、研究もした。日本育英会の奨学金をもらって大学院に入っていたのだが、大学院の年限(4年)が終わると同時に、外の専門病院の病理医として出された。まだ、病理専門医の資格も学位も取っていない状態で放り出された。送りだされたのが専門病院だったから専門医試験に出るような一般的な疾患を経験することできず、感覚を維持するのには苦労した。学位の方も研究結果は一応そろっていたものの、論文書きを相談できる先輩とは離れてしまい、ずいぶんヒヤヒヤした。まあ、周りの人のおかげでどちらも無事取ることができた。結局、この時以来この専門をいまだにしているが、一時期一般的な病理医に戻ったことがある。その、戻る時にすがったのが当時...それなりに山あり谷ありの私のこれまで

  • 人生は短いね、僕はなにをしてきただろう

    昨日、顔見知りの臨床医と廊下で偶然会った。30年近く前、初めて病理学教室から外の〇〇病院に出されて、勤務した病院の同僚で、とても明るく、少し年上の兄貴分のような人だ。いったん喋り出すと話が長くなる傾向があるが、せっかくだから会釈だけでなく声をかけた。エレベーターに乗り込むところだったので、一緒に乗って話をした。「先生、今年度もよろしくお願いします」と、声をかけた。「そう、結局今年もいることになりましたよ(もう、やめるというのが彼の口癖)でも、いよいよ定年なので今年が本当に最後だよ。」「私も今年で還暦ですから、もうすぐですね。早いものですね。」「そうなんだ、先生はもっと若いと思っていたけど。人生はほんと短いね。これまでの間、僕はこれまで一体何をしてきたのだろうって考えますよ。」「いや、そんな、先生は立派にや...人生は短いね、僕はなにをしてきただろう

  • 新年度は訃報とともに

    YMO(イエローマジックオーケストラ)の坂本龍一さんががんのため亡くなった。71歳はまだまだ若く、残念だ。中学・高校時代、テクノポップという新しいジャンルの音楽に接し衝撃を受けた私は熱心なファンとしてアルバムを買い集め、時間があれば聴いていた。YMOという偉大な音楽グループが現れ、それが消えていくのを見ることになるとはあの頃は微塵も思っていなかった。命というか形あるものの儚さ、そしてそれがあるということの貴重さというものをしっかり自覚して生きる必要がある。NHKニュースでは訃報の最後に、坂本さんが好んでいた言葉として芸術は長く人生は短し(すぐれた芸術作品は作者が死んだのちも長く残る)を紹介していた。彼が生み出した名曲の数々はこの先もずっと残っていくに違いない。年末に園芸店の球根掴み取りで取ったチューリップ...新年度は訃報とともに

  • 花見の終わりに鎌倉名店めぐり

    時々晴れ間のあった薄曇り。専門領域のことで今もお世話になっている(病理学)教室の先輩と、その師匠格の先生の墓参りに行った。裏駅(鎌倉駅西口)で待ち合わせ。花は私が用意することにして、紀伊國屋鎌倉店に買いに行き、信号待ちをしていたら向こうに知った顔の人が立っていて、あちらも私のことに気がついた。なんと私の恩師と言うべき大先生だった。ご実家と、知人の墓参のために鎌倉に帰ってきたと言うことだったが、奇遇も奇遇だった。ほんの2、3分の立ち話だったが、なんだか幸先の良い出会いだった。先輩と今日お参りするお墓は、大仏殿のある長谷の高徳院。墓参もさることながら、いまのところ鎌倉で一番おいしいと思われる蕎麦屋で昼食をとることも今日の目的だったので、鎌倉には早めにきていただき、江ノ電で長谷まで往復することに。それほど混雑す...花見の終わりに鎌倉名店めぐり

  • マイ・ビッグ・ファット・ウェディング

    ギリシャ系アメリカ人の女性がアメリカ人の男性と文化の違いを乗り越えて無事結婚するまでのラブコメディー。娘が国際結婚をすることになりそうだという話を聞いた方から勧められた映画で、妻がDVDを借りてきた。妻と娘と三人で興味深く見た。文化の違いは悲喜交々を生むだろうことをつくづく感じた。さて、我が家にはどんなことが起こるだろう、楽しみといえば楽しみ。親同士言葉が通じない・・・応援よろしくお願いしますマイ・ビッグ・ファット・ウェディング

  • お花見はいつもより家を早く家を出て

    昨晩、鎌倉に帰ってきたら夜桜見物の人で段葛はごった返していた。これではのんびり見ることはできないと、そそくさと帰った。この先何度見ることができるかなどわからない、今年は今年で桜を目に焼き付けておこうと、いつもより早く出てきた。十数年来の歩き慣れた風景、ビュースポットはわかっているが、どこも結構人がいて、写真を撮るのに誰かが映り込まないようにするのは工夫がいった。人が少ない時間にゆっくり見物したいと思うのは誰しも同じ。見事な桜にしばし見とれていると、癒されるという言葉の意味がわかる。段葛に桜が植えられたのはほんの100年前(大正7年)で、昔の人がこんなに美しい景色を見ていたら、今の世の中はどうなっていただろうかと思う。少し歩いて振り返ると三の鳥居の向こう、静御前の舞殿ごしに本殿が見える。1000年前にこのよ...お花見はいつもより家を早く家を出て

  • 仕事は探せばいくらでも出てくるもの

    昨日、病理診断科の検査技師さんにFISH法による検査の指示出したら、来週の予定がよくわからないので、(手のかかるFISH法の検査を)お引き受けできるかどうか・・・と応じられた。シフトが厳しいのかと思ってカレンダーを見直したら、なんと来週は4月、私はまだ先週のつもりで話をしていた。3月も今日明日でおしまい。この春の異動で、わが病理診断科はスタッフが2名入れ替わる。たしかに来週の状況はわからないので、手のかかる仕事を頼んだのは良くなかった。日付の勘違いを含め、あれこれを詫びて、来週あらためて予定を組んでもらうことにした。3月ももう終わり。時間は確実に流れている。若い頃には、この歳になればもう少し仕事は楽になっているだろうと、思っていたが、そんなことはない相変わらずの自転車操業。以前いた大学病院よりは全体の量が...仕事は探せばいくらでも出てくるもの

  • 新型コロナも3年で、朝ドラではパリのロックダウン

    3月ももう終わり、朝の連続テレビドラマ”舞いあがれ”も最終週を迎えているが、もともとそれほど伏線を張っていないわかりやすい話だったので、”最後の盛り上がり”というよりは、予定調和的な終わりに向かっている。物語の最後になって新型コロナのパンデミックが描かれていて、主人公の夫がパリのロックダウンの渦中にいて、無事帰ってこられるだろうかと心配しながらみている。新型コロナウイルス感染症が始まってから、かれこれ3年あまりが過ぎた。今になって、失われた3年という思いが強く感じられる。妻は当時のことを仔細に覚えているが、私は喉元過ぎれば熱さ忘れるではないが、ずいぶんいろんなことを忘れてしまっている。そこで、以前のエントリーを振り返ってみた。2020年3月、あの人の言い分、この人の言い訳(2020年3月31日)2021年...新型コロナも3年で、朝ドラではパリのロックダウン

  • ダルビッシュ有を見て私の生き方を見直した

    今朝も小雨混じりで、花冷えが続く。それでも、少しでもクリーニング代が安いうちに出そうとまとめた冬物が多く、その料金を考えると頭が痛くなる。来冬からは着るのは3、4枚に抑え、残りは着ないでしまっておこう。昨晩は駅から段葛の夜桜をみながら歩いて帰ったが、あんまりたくさんの人がいたので、中程で脇道にはいった。巷は桜の便りとあとはいまだにWBCの話題で持ちきりだ。実のところ、持ちきりというよりは、それぐらいしか今の日本には明るい話題、考えるべき話題がないからこうなっているとも言えるのは、今国会の議論の低調さというか茶番のようなくだらなさを振り返れば火を見るより明らかだ。それはさておき、WBCではそれぞれの選手、監督の行動・発言に注目が集まっている。日本でも一流の選手たちばかりだから、一家言あって然るべきだし、まし...ダルビッシュ有を見て私の生き方を見直した

  • 日本人はそんなに意地悪か?

    二日続きの雨がやっと止んだ。妻が弁当を作ってくれているうちに、花をみがてら掃き掃除をしたら花はだいぶやられていて、パンジーやビオラなどは花びらが溶けてしまっていた。まさしく花散らしの雨。でもまだ、これから咲く子はたくさんいるので楽しみ。先日、ネットをうろうろしていたら、こんな記事があった。「損をしてでも他人の足を引っ張りたい」日本人の"底意地の悪さ"が世界で突出している根本原因2022.03.06.プレジデントウーマンコラム他にも、日本人のマスク着用率の高さは、意地悪な性格の裏返し?スパイト行動とは2022/5/23(月)Yahoo!ニュースというのがあった。どちらももよく納得できた。なぜなら自分のことだから。自分が意地悪な衝動を持っていることを私はよく知っている。だが、私は本当に意地悪か、そして日本人は...日本人はそんなに意地悪か?

  • 鎌倉の椿と桜と新緑と

    ナタネ梅雨のなか、今朝も段葛の桜を、鶴岡八幡宮を通って見に行った。源平池の桜、天気がよければ桜が水面に映るのだが、今ひとつ。それでもそぼ降る雨の中鳩が花見をしていた。鶴岡八幡宮の桜は7分咲きぐらいで、花冷えのせいで今日は開花はあまり進みそうにない。これなら来週末まで楽しむことができそう。ところで、来週末といっても、3月はまだ一週間もある。あちこちみながら歩いていると椿の花に目が止まる。花期の長い花だから、めくじらを立てるようなことではないのだが、今年は桜が早すぎて、一緒に咲いているのがちょっと奇異に感じる。境内を抜けて段葛。カトリック教会は風情があり、桜ともよく調和している。雨のせいでさすがに人出は少ない。それでも今日、結婚式があるようで、正装、振袖の人が八幡宮に向かって歩いていた。段葛の平成の大改修が終...鎌倉の椿と桜と新緑と

  • 久しぶりに青春を見て

    鎌倉は朝から雨。早起きして、ひとけのない時間に見に行ったら、鶴岡八幡宮の段葛の桜は7分咲きぐらいだった。夕刻、姪のブラスバンド部の演奏会が芸術館であり、妻と娘と一緒に聴きに行った。そこで見たのは青春そのものだった。ブラスバンド(吹奏楽)部というのに体育会系の私はちょっとひ弱な印象をもっていたのだが、あにはからんやみんなとてもしっかりがんばっていた。でも姪が、”部活で部活で”と口癖のように言っていたのがよくわかった。チームワークの良い、まとまったバンドで2時間足らずの演奏会はあっという間だった。選曲も良かった。レ・ミゼラブルのミュージカル曲では、”レミゼ”ファンの私、はからずも涙ぐんでしまった。アンコールまで、若者たちのまぶしい笑顔に手が痛くなるほど拍手した。久しぶりに青春を見て、たくさんの元気をもらった。...久しぶりに青春を見て

  • 桜が咲かなくなる日

    雷混じりの台風のような嵐から明けた朝、空気はしっとりしている。シマトネリコの枝に下げておいたエサ入れが風で庭に落とされ、朝食がないことをシジュウカラが慌てていた。植木鉢は下に降ろしておいたので、目立った被害はなかった。まだ、曇り〜雨の日が続きそうとのこと。先週末には都内の桜はほぼ満開だった。病院前の桜も見事に咲いている。鎌倉の段葛の桜は6、7分咲きだった。明日には満開になるだろうから大変な数の観光客がやってくるだろう。温暖化がこのまま進むと、100年ほどのちには桜が咲かなくなる可能性があるそうだ。年中気温が高く、寒暖差がなくなってしまうせいとかで、その時桜は葉を落としたまま無言で立ちすくんでいるのだろうか。そんな日が来ることは考えたくないが、そうなったりしたら寂しい限りだ。温暖化を止める手立てとして私たち...桜が咲かなくなる日

  • プレイヤーもそして観客も、野球の楽しさに魅了された大会だった

    久しぶりの濃霧。やがて小雨がパラつき始め、今日は雨になるという予報。ウクライナを訪れていた岸田首相は今朝無事帰国したそうで、まずはよかった。そして、大谷翔平の八面六臂の大活躍により、WBCで優勝した侍ジャパンの面々も帰ってきた。日本が優勝したからこそ言えることだが、野球というスポーツの楽しさが際立った大会だった。大谷の、ドラマだったらクサくてたまらないほどの大活躍には目を見張るものがあった。エースで、打って、ヘルメットを脱ぎ捨てながら全力疾走して、雄叫びをあげる。巨人の星も、ドカベンも、アストロ球団も、侍ジャイアンツも、ましてやタッチも、どんな野球漫画も描くことのできなかった究極のスーパーヒーローを、内外問わずたくさんの人が目の当たりにすることができた。さらに選出されたどの選手もフォア・ザ・チームを念頭に...プレイヤーもそして観客も、野球の楽しさに魅了された大会だった

  • 岸田首相のウクライナ訪問で考えた日本の立ち位置

    早朝に東逗子で人身事故があったせいで、横須賀線のダイヤがずいぶん乱れた。朝一番に病理解剖の予約が入っていたので心配だったが、昨日、連絡を受けた時点で、念のため開始時間を遅めにしておいたので、臨床医との約束の時間には間に合った。昨日、岸田首相がウクライナのキーウを訪問し、ゼレンスキー大統領との会談をもった。ちょっと遅きに失したような気もするが、後悔先に立たず、前を向いて考えていったらいい。日本なりの支援を行うことを伝えたということだが、私はそれでいいと思う。NATO加盟国などが軍事物資の支援をしているのに、日本は非殺傷の防衛装備の供与などのままでいいのかという意見があるかもしれないが、日本には日本にできることがある。日本はウクライナの味方であって、ロシアのプーチン大統領による軍事侵攻は認められないということ...岸田首相のウクライナ訪問で考えた日本の立ち位置

  • 子供や孫に付き合うのは疲れる

    関東地方南部は雨が降るという予報だったが、薄曇りの1日。孫のお宮参りに赤坂の日枝神社まで出かけた。桜は5分咲き。今日は一粒万倍日だからか、参拝客がたくさんいた。その方達に混じって祈祷してもらった。終わってからは東京タワー近くのレストレランでお食い初めの会。最年長者ということで母が儀式を行った。お開きの後は、娘の結婚の準備で今度は銀座へ。部活の試合の応援だの発表会だのにはよく見に行ったが、今にして思うとずいぶん若かったのか、この歳になると子供だの孫だのに付き合うのは疲れるようになってきた。休めなかった休日応援よろしくお願いします子供や孫に付き合うのは疲れる

  • どうしてこんなにみんなマスクが好きなのか

    飛び石連休の中日。昨日に続いての晴天だが、これも今日までで、明日の春分の日はぐずついたてんきになりそうだという。今日を休めば4連休となるせいか電車は空いている。そんな車内だが、みなさん、相変わらず頑張ってマスクをつけていて、こちらこそ頑張って外しているが、なんとなく気まずい。さらには今の季節思い切って外すと、乾燥気味だからか、黄砂と花粉のせいかで喉が痛んで、そのせいで咳が出そうになり、あわててつけ直すことになって面倒臭い。それにしても日本人はマスクが好きだ。日本人がマスクで顔を半分隠したがるのはなぜなのだろう。花粉症の人が多いからか、潔癖症の人が多いからか、それとも電車の乗り降りのたびにつけたり外したりしなくてはならないので、結局つけっぱなしになるのか、などなど考えたが、着用率がほぼ100%というのは尋常...どうしてこんなにみんなマスクが好きなのか

  • 学会は対面形式がいいか、オンライン形式がいいか

    気持ちのいい晴天だが、昨日に引き続き今日も学会で家に蟄居。昨日の学会は都内で対面+ウェブのハイブリッド形式での開催、今日の学会は完全オンライン。ベランダで日向ぼっこしながら視聴した。学会はどこかに集まって対面で行うのがいいのか、それともオンラインで行うのがいいのか、はたしてどちらだろう。人によって考え方は違うので一概にどちらとはいえない。会場まで行くのが手間だという人は少なくない、なにより金がかかる。会を運営する側にしても、会場費のことを考えるとオンラインの方がずっと楽だ。一方で、ディスカッションが盛り上がるのはやはり対面だろう。口角泡を飛ばして、という風景はもはや昔のものとなったが、喧々諤々というのは誰が喋っているのかわからなくなるのでオンラインではできない。それでも逆に考えると、声の大きい人がその場を...学会は対面形式がいいか、オンライン形式がいいか

  • 死者の魂と病理解剖

    ナタネ梅雨の走りだろうか、寒の戻りも重なって肌寒い。昼から都内で学会があり、その前に先日亡くなられたご近所さんのところに、最後のお別れをしにお伺いした。亡くなられてから数日が経って、魂はまだあたりにいるのかもしれないが、もう体からは抜けてしまっているように見受けられた。個人的な状況だと魂の存在を感じるが、病理解剖の時はそれを感じることがない。解剖をする時は病理医という科学者になっていて、科学的にその存在を証明することのできない魂というものは感じることができないのか。逆に、個人的な状況ではなぜ魂の存在を感じるのか。おそらくは、個人的な状況では記憶が魂の形成に深く関わっていて、それは思い出と共にやってくるからかもしれない。病理医として対面するご遺体には記憶はほとんどない。あったとしても、生前に自分が病理診断を...死者の魂と病理解剖

  • どうせやること 面倒ならば すぐにやる

    冬の間に植えた花がここを先途とばかりにあふれんばかりに咲き乱れ、これはちょっと多過ぎたかとも思えるほどだが、毎日楽しみながらそれぞれを愛でている。花苗から育てた子が多いが、こぼれ種から育っている子もいるし、ホトケノザのようにしっかり根付いて育っている子もいる。人間至るところに面倒ごとと、人間関係には面倒なことが多い、とつい先日書いたが、それ以外にも世の中には面倒なことがこれでもかというほどある。面倒なこと、というのを換言すればそれはいつか解決しなくてはならない困難なことで、先延ばしにしておけるのなら面倒でもなんでもない。いつか取り組む、すなわちどうせやらなくてはいけないことでもすぐにできる簡単なことと、そうでないことがある。面倒か、面倒でないか。今私が抱えていることのうち、面倒なことは、・来月の病理学会の...どうせやること面倒ならばすぐにやる

  • 韓国と善隣友好関係を構築しよう

    夜露が多かったということ以外は昨日とほぼ同じ。ヴェランダはびしょびしょで、鉢植えのチューリップが元気そう🌷。はじめ細くてヨタヨタしていたフリージアの茎がどんどん太くなって、いよいよの開花に備えている。小さな球根から、こんなに美しく育つまでに数多くの遺伝子が動いたのかと、命のシステムの不思議さを思う。昨日と違うことといえば、北朝鮮がまたミサイルを発射した。韓国のユン大統領の来日に対する示威行為だろうか。徴用工問題を解決し、日韓関係を修復しようという大統領の決意に日本政府も真摯に対応して、強固な善隣友好関係を築いていってほしい。残念なのは、韓国国内では今回の解決策に対しての不満が根強いということ。日本にしても同様で、ネットでは厳しい韓国批判が繰り広げられている。とくにちゃぶ台返しのことを根に持...韓国と善隣友好関係を構築しよう

  • 日記ブログは思い出の宝庫

    風のない穏やかな朝。チューリップが次々と咲き、ヴェランダや庭先が賑やかになってきた。東京では昨日、過去最も早いというソメイヨシノの開花が宣言された。いよいよ春本番、段葛の桜が咲き始めるのはいつだろう。ご夫婦で私たちによく声をかけてくださるご近所の方がいらっしゃる。しばらく前から体調を崩されていた奥様が、一昨日亡くなられたとのことを、知らせてくださった。私が仕事に出かけるタイミングを待っていてくださったようだった。古くからの住人の多いこの地区に私たちが越してきた時に、コロ健さんたちが越してきてくださって、みんな喜んでますよといってくださり、引っ越してきた時の不安を消してくださったとても親切な方だが、今日はさすがに疲れた顔で、お気の毒だった。これからは私たちが声がけなどをしていこう。昨日の帰り、久しぶりに昔の...日記ブログは思い出の宝庫

  • ムラ社会的発想が生むマスクプレッシャー

    あれやこれやとあった週末が過ぎても、まだ忙しさは続いていて心はちょっと疲れている。今週末も学会続きで、泣けてくるが、仕方ない、せっかく参加するのであれば積極的に臨まなくてはもったいない。もう一踏ん張り頑張っていようと思うのだが、昨晩は妻に少し乱暴な物言いをして悲しませてしまった。反省しなくてはならない。昨日は朝焼けが綺麗だったが、夕焼けもなかなかだった。横浜の大学病院を訪ねた時はもう日没後だったようだが、残照に照らされた空とその光のあたった病院の巨大な建物は美しかった。この中に多くの病める人がいて、その人たちを支える医療従事者がいる。地下鉄の駅を降りてすぐにマスクを外したものの、夕焼けの写真を撮った後に着け直して建物の中に入った。病院内とはいえ、時間外の外来エリアや医局、廊下にいる人は、みんなリスクの低い...ムラ社会的発想が生むマスクプレッシャー

  • 人生捨てられ拾われて

    朝焼けの日は天候が崩れるというが、今日は昼から大雨とのこと。しっかりした傘を持って出るようにと天気予報でいわれたので、素直に従うことにした。今日から、マスクの着用は個人の判断に委ねられる。朝晩の満員電車ではマスクはしておこうと思うが、駅のコンコースやホームでは外して歩くつもり。これだけ大々的に言ってくれているのでこれぐらいは許されるだろう。昨日の、かつていた職場でお世話になった方の退職記念のパーティーに参加。志半ばで退職した職場だったが、声をかけていただいた主賓の方はもとより、かつて一緒に頑張って研究に励んだ仲間と再会し、今の元気な姿をお見せすることができたのは嬉しかった。主賓の方はひとかどの方で、私が変わらないでいただろうことはわかっていたようで、全く変わらずに接してくださった。かつての仲間は私が左遷さ...人生捨てられ拾われて

  • 犬も歩けばブログネタが湧いてくる

    球根から育てたチューリップが咲き始めた。フリージアの方が先だと思っていたが、チューリップがひと足先に開いた。白い鉢のは、園芸店のオマケの球根掴み取りでもらったもので、これから何色のものが咲くかわからない。手前の小さな鉢は白いチューリップ。地植えの球根類もずいぶん芽がでてきて庭も春爛漫。今日は一日中これらを手入れしていたいところだが、午前中は研究班の会議で、午後はお祝いの会。せめてもと、ヴェランダの花に水をやってから出かけてきた。家で週末を過ごすと、ブログに書くことがあまりない。例えば、今日も出かける用が無かったら、雑草抜きと水やりをしているだけであっという間に1日が過ぎてしまうので1段目の話だけで終わってしまう。ところが、外に出かけると、目的地までの移動のこと、現地でのできごと、感じたことなどあれやこれや...犬も歩けばブログネタが湧いてくる

  • 車の修理は昔と違うらしい

    今朝は、地震で目が覚めた。目が覚めるほどの地震でも、鎌倉市の震度計はほとんど反応しないらしく、震度1すら記録されていなかった。いつもこれなので慣れっこだが、巨大地震がきたときもこれでいいのだろうか心配になる。目が覚めてすぐにテレビをつけたら、北海道での地震が速報として流れていた。北海道の地震が関東の鎌倉まで揺らしたのかとびっくりしたらそうではなくて、こちらの地震と相前後してのことらしく、東京都で震度3の地震があった。3.11に2つの地震とは、何だかやな感じだった。先日、車のホイールにケルヒャーをかけて洗おうと向きを変えた時に、我が家の花壇でドアの下を擦ってしまった。ウレタンの部分だと思っていたら、ドアにも傷をつけてしまっていた。何とも間抜けな話だが、とにかくその修理の相談に来たら、けっこう大きな傷とのこと...車の修理は昔と違うらしい

  • 人間(じんかん)いたる所に面倒なことあり

    ゴロゴロという遠雷で目が覚めた。明け方まで雨も降っていたが、じきあがり、出かける時には青空が広がっていた。このところ、仕事が詰まり気味。出張仕事などをいれてしまうからこんなことになるわけで、気がつけば3月10日、時間は飛ぶように過ぎていく。やらなくてはいけないことがたくさんありどれから手をつけようかと悩む。その中で一番嫌なのは、人と関わること。人が関わってくると途端に仕事が滞ってしまう。このことを頼んだらあの人は何を考えるだろう、そもそも引き受けてくれるだろうか、何を要求してくるだろう、でもそもそも処理能力はあるだろうか。では、このことを誰かに相談しようかと思うと、今度は話が大きくなってしまう。内緒にしておいたのに・・・なんてことはよくある話で、結局立ち消えになってしまうなんてことだってある。勇気を振り絞...人間(じんかん)いたる所に面倒なことあり

  • いくつになっても初対面は疲れる

    出張。普段と違う仕事をすると疲れる。本業の時間も取られてしまうので、断れるならば断りたいのだが頼られてきた仕事を無碍に断るわけにもいかないので、結局引き受けた。出張では初めて会う人がほとんどで、疲れる原因の一つに人と初めて会うというのもある。もちろん相手も疲れているだろうから、私のことばかり言っても仕方がないがとにかくいくつになってもそれは変わらない。相手は気が合うか合わないか、敵か味方か、(仕事を遂行するにあたって)邪魔か邪魔でないか、そういったもろもろのことを推しはかりながら相手を評価しなくてはならない。だれもが打ち解けて楽しく話すことのできる人だったらいいが、みんながみんなそんなわけはなくて、最後まで緊張感が消えない相手というのがいる。こういう人というのは誰とでもそうなのか、その人とうまくいかないの...いくつになっても初対面は疲れる

  • 国際女性デーに考える少子化対策

    今日は国際女性デー。残念ながら私はこの日を忘れていて、妻が昨日作ったミモザのリースを門扉に飾っているのをみて、いいじゃないと言ったら、今日は何の日か知っている?と聞かれ、うーん・・・今日は国際女性デー、ミモザの日よああ、そういえばと、思い出されられた。2022年の日本の出生数が80万人を切った。団塊の世代の四分の一以下、私の世代の半分。少子化は急激な勢いで進んでいる。東京新聞webより(2023年3月1日06時00分)結婚というものの魅力はもはや消失しており、結婚しない人が増えているから子供も生まれない。なぜ結婚というものの魅力が消失したかといえば、女性の社会進出により、女性の経済的自立が進んだからだ。生活の糧を得るために外界に出ていくことに平和な都市生活で危険はない。女性が男性に頼る必要がないということ...国際女性デーに考える少子化対策

  • それやっぱり無し、は通用しないが

    山の方は春霞におおわれぼんやりしている。ヴェランダの手すりも車の屋根も雨上がりのようにびしょびしょになっていた。今日は4月並みの気温となるそうで、その分花粉も飛ぶだろう。人間いったん交わした約束を後になって反故にしてはいけない。解釈が変わったといっても、それはその人だけの解釈で、相手方には何も通じない。事件や事故があった時、被害者は相応の補償を受ける。補償は加害者と被害者が話し合った上で決めることだが、なんの落ち度もない被害者としては藪から棒に受けた被害に対しての上限は本来無い。補償としてわかりやすいのは弁償だが、全く同じものがあてがわれるわけではない。さらに、被害が精神的、肉体的なものであった場合物理的に完全な補償がなされるわけではない。そういう意味では、いったんうけた被害は永遠に続く。いっぽう、加害者...それやっぱり無し、は通用しないが

  • 災害の時も人間関係が大切になる

    朝のうちの雨模様もじき上がり、あたたかくなりそうとのことで、ジャケットにマフラー手袋。夜中のうちに花粉対策の薬は飲んでおいたが、雨のおかげで花粉も少ないはず。週はもう明けて3月6日、啓蟄。昨日ウグイスの声を聞いたのだから当然だが、日付の数字をみるとハッとする。昨晩の南海トラフ地震を想定したドラマでは、地震そのものの恐ろしさよりも、地震の起きた時の人間の行動の大切さが描かれていた。まず自分の身を守る、というところ以外は、発災時の避難の援助、避難所での暮らし、復興過程での相互の協力、など人間同士の協力がいかに重要かということがわかる。だが、火事場泥棒は必ずいるものだし、避難所では限られた物資の奪い合いが起こるだろうし、復興に際しては利権が動くだろう。災害という極限状態では、何事も一筋縄ではいかないが、それでも...災害の時も人間関係が大切になる

  • 3.11が近づいて南海トラフに備える

    昼過ぎに妻と山のほう、写真の真ん中やや左の谷のあたり、を歩いた。日差しがなくて今ひとつ肌寒かったが、梅やミツマタの香りただようなか、ホーホケキョ。初鶯いつも藪の中にいて姿がなかなか見えないが、葉の少ない今の時期は見つけることができた。もうすぐ3.11ということでかNHKでは南海トラフ大地震に備えてのテレビドラマがあった。劇中ではもちろん、3.11後の日本が舞台となっている。先日のトルコ・シリアの大地震では建物がたくさん倒壊していたが、日本の場合、建物の倒壊、火災はもちろん怖いがやはり津波、ドラマのなかでもやはり津波の怖さが描かれいた。自宅の標高は30メートルだが、勤務先は80メートル、津波の心配はないものの通勤途中に大地震があったらどうしたらいいかシミュレーションしておく必要がある。備えよ常にとはいうもの...3.11が近づいて南海トラフに備える

  • やはり薬を飲まなくてはダメか

    今日は完全オフ、少々鼻水が垂れても、くしゃみをしても誰の迷惑にもならないから、花粉症の薬も休薬しようと思ったのだが、鼻水はもちろんでるわ、目はしょぼつくわ、体もなんとなく痒いわで、結局薬を飲んだ。しばらくしたらぴたりととまり、効果を実感した次第。やはり薬を飲まなくてはダメか。春の陽気に、1日土いじりをしていようと思ったら、息子たちがやってくるというので、午前中で切り上げた。孫と会うのは生まれてから3度目で、3ヶ月。他人の子供が大きくなるのはあっという間というが、孫もう7キロにもなっていて、抱くと重く感じる。わが子を育てた頃はずいぶん体力があったものだと感慨深い。そうこうするうち1日が終わった。仕事以外のことをしたり、考えたりすると無駄な時間を過ごしたと思うが、逆にそのことばかり考えているというのもいけない...やはり薬を飲まなくてはダメか

  • 朝は頭が冴えるとはこのことか

    この時期らしい寒さが戻ってきたとのこと。2月いっぱいが有効期限のクリーニングの割引券があったので、4月並みという陽気のせいも手伝って厚手のコートを先日あらかた出してしまって、1枚だけ残しておいた皮のハーフコートを着て出てきた。寒さが戻ったとはいえ、8度はあり、日差しもあって真冬の酷寒とは違う。今日は桃の節句、例によってわが家のお雛様は楽しそうにおしゃべりしているが、それも今日まで、また1年近く会えなくなるとは切ない。さて、2月いっぱいで構想を練るからと先延ばしにしていた改訂版の件、出版社からその後どうなったかと尻を叩かれるメール(姑息な先延ばし)があり、その後返事を出そうとしていたが、どうにもまとまらないでいた。改訂作業というのは新規に書き下ろすのとは違い、初版を元にするので加筆修正が基本となる。改訂版が...朝は頭が冴えるとはこのことか

  • おかしな夢のせいで眠りが浅い

    夜の間にそこそこまとまった雨が降ったおかげで、ボンネットの上の汚れはあらかた流されていた。花粉の飛散は少し抑えられているのか、目の痒みはあまり感じない。問題になるのは残った水滴に再び飛散する花粉が付き、それがやがて乾いて、無数の斑点ができてしまうことで、この時期洗車の頻度は高くなる。朝のうちは南風が吹いているが、夜には北風に変わって寒くなるとのことで、マフラーは巻いて出てきた。このところ、夢見が良くない。目が覚めた時に内容が思い浮かぶ様なものはほとんどないのだが、嫌な夢だったということだけはわかっている。2時とか3時に目が覚め、その都度寝直そうとして、大抵はすぐ眠れるのだが別のことを考え始めてなかなか寝つけないこがある。いい夢なら続きを見ようと思うが、嫌な夢だと再びその世界に引き戻されるのが怖いのかもしれ...おかしな夢のせいで眠りが浅い

  • たとえ親子の会話でも

    ベランダから見える東の山のスカイラインの手前に大けやきが切り絵のように浮き上がっていた。私が起き出す6時の空は秋でも同じだったはず、今は春分の三週間ほど前だから、秋分の三週間ほど後の景色はどうだっただろうかと、去年の秋のエントリーを探したら、”起床時間と夜明け時間がだいぶ近づいた。”などいうのがあった。その日の写真をみると空の明るさは同じでも、紅葉前の大けやきのシルエットは今日のそれとは全く違い、何気なく見ている風景というものもしっかり観察しておかないとその美しさ、不思議さそして生命の健気さというものを見落としてしまう。そう考えると、写真というものの意義も明確になるし、ブログにそれを載せるというのも、文字だけの記述を補って余りあるものだと、これまた新たな感動を覚える。朝食を食べながら朝焼けの美しさを娘と話...たとえ親子の会話でも

  • ヒトもスギも男は男

    朝はコートが必要ですが、日中はそのコートも邪魔になるほどに気温が上がります、と天気予報で言っていたが、ではその邪魔になったコートはどうしたらいいのかは提案してくれなかった。確かに足先はちょっと冷たかったが、それも日の光を浴びているうちに体全体が温まり気にならなくなるようだったから、今日もジャケットにマフラー、手袋。気温が上がって植物も次々と開花し、いよいよスギの開花も本格的になってきた。昨日、玄関前の腰掛けを拭いたら雑巾が真っ黄色になったと妻が嘆いていたが、私も外から帰ると身体中が埃だらけで、ベトベトしている様な気がする。あの山を覆っている黄色い粉は杉の雄花のもので、スギ花粉の飛散量は、その開花具合に依存する。何もあんなにばら撒かなくてもいいじゃないかと、テレビに映る花粉の画像を見ながら思う。これじゃあ人...ヒトもスギも男は男

  • 社会と医学とジェンダーと

    今日から暖かくなるというので、コートは着ないでジャケットにマフラー、手袋で出てきた。太陽も顔を出していて、寒さをほとんど感じない。冬は終わったと感じるが、次は花粉の季節だ。土曜日に洗った車の上には、花粉が被膜のように乗っかっている。一難去ってまた一難、寒さ対策の次は花粉症対策だ。テレビ、新聞でジェンダー問題についての話題を見たり読んだりしない日はほとんどない。病理医としての仕事をしていると、人間の性別についてほぼ毎日意識する。意識する、というよりは患者さんの性別は診断に必須な情報の一つであって、そのことを抜きにして診断を進めることは不可能だ。遺伝性疾患には圧倒的に男性の方が症状の強い出るものがあるし、膠原病のように女性に多い疾患もある。だから、特徴的な症状を有する患者さんの診断をするときなどは性別を加味し...社会と医学とジェンダーと

  • 姑息に先延ばししたものの

    福寿草というのはけちん坊な花で、お日様が出ないと開かない。なぜ、けちん坊かというと、開いた花びらで日の光を集めるからとかだが、それはそれでいつも開けていたらいいのにと思うがそうもいかないらしい。そんなわけで朝私が仕事に出かけるときに福寿草は閉じている。久しぶりに日中に家にいられた今日は晴天で、やっと開いた福寿草を拝むこと尾ができた。そんな休みの日でも、メールは次々とくる。半分近くは不要なものなのだが、仕事のメールも混じっている。出版社からのメールが金曜日に来ていたのは知っていたが、これを開けば自分の首を締めることになるであろう予感がして、さっきまで放っておいた。でも未開封のメールはそのまま放っておくとずっと目立つ、結局開けた。すると、件の改訂第2版のことだった。先方には、構想を練っているところですなどと、...姑息に先延ばししたものの

  • 変わる渋谷、変わらない富士山

    昨晩、高校時代の友人と渋谷に集まった。ありがちなのだが、今度還暦を祝っての同窓会をするためだ。私は、高三の時の優勝色の団長だったということで、こういう時の声がけをする時に名前を使われる。高校は渋谷に近かったので、その頃の思い出をネタの一つにすることにした。こういう話をすると、昔はよかった、ということになるのもよくあること。別の意味で今では考えられないことをいろいろやっていた。話すうちに武勇伝ははいくらでも出てくるが、男子校だったのがよかったのだろう、女性がらみの話が共通の話題となることはなかった。帰り、スクランブル交差点を渡るときに、友人の一人が、(東急)東横店もあっという間に無くなったなと感慨深げに言った。確かにそう、40年前の渋谷の面影はずいぶん無くなってしまった。東急本店もあっという間に消えてしまう...変わる渋谷、変わらない富士山

  • ものは言いよう、大義のすり替え・・・ウクライナ侵攻から1年

    なかなか暖かくならないし、今夜は雨の予報。こうしているうちに本格的な春がやってくるのを待っているというのはわかるのだが、せっかちなものだからそれが待ち遠しい。昨日のような陽気だと、とっくりのセーターが暑く感じられるようになったし、来週からはコートは不要になりそうだ。もうすぐ3月。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって1年。去年の2月25日のエントリーに私は、『昨日、ロシアがウクライナに侵攻した。単なる独裁者に堕してしまったプーチン大統領は、大義すらないまま一つの独立国家を衆人環視の中で凌辱している。先の大戦後、何とか維持してきた世界秩序を覆す暴挙であり、さすがの中国もいまのところ静観の構え。食料、エネルギー供給の点で苦しくなるだろうが、世界中の民主主義国家群は、徹底した経済制裁を科していかなくてはな...ものは言いよう、大義のすり替え・・・ウクライナ侵攻から1年

  • 意外なところからのリクエストで

    昨晩は、某科とカンファレンスを行い、そのあと飲みに行った。今日が天皇誕生日でお休みということで飲み過ぎてしまったが、楽しかったのでまあよしとしよう。他科の人との情報交換は色々な意味で有意義だ。そのカンファレンスの前には病院幹部からのヒアリングがあり、今年度の報告や今後のことにいついて話した。その終わりに院長が、ほかに何かありますか?というと、看護部長が、コロ健先生の病院のTwitterへの投稿が最近減っていませんか。私、けっこう楽しみにして読んでいたんですが。読んでいる方も多いようですし、また書いていただけませんか。とのリクエストを受けた。病院のTwitterが始まった時には毎月2本定期的に投稿していたが、コロナ禍が長引くにつれてちょっとサボり気味となり、ここ半年ぐらいはご無沙汰していた。何かを始めるとい...意外なところからのリクエストで

  • 男の子の死と飲む中絶薬の承認

    寒さの底という朝だが、たっぷりの日差しがある。明日から天気は下り坂とのことで、今日の晴天はありがたい。藤沢市の2歳の男の子の虐待死が疑われ、その母親が逮捕されたというニュースを昨晩からNHKが再三流している。朝日新聞では湘南版に載っているだけなので、全国放送で流すNHKの並々ならぬ思いが伝わってくる。基礎疾患のない2歳の男の子が亡くなるというのは尋常ではないので、間違いなく捜査の必要がある。親以外に頼るもののない子供が虐待によって亡くなる時の気持ちを思うと胸が張り裂けそうになる。母親によるネグレクト、虐待の話を聞く時、子供を授かった時、産むことを決心した時、生まれた時、初めて笑った時、子供の成長にどうして寄り添ってあげることができなかったのかと思う。そして、父親が不在で母親が孤独であったとか、父親による虐...男の子の死と飲む中絶薬の承認

  • これが春の陽気の力であっても

    今朝の私のBreakingnewsは電車の運休だった。たいていは通勤中に刻々と運休情報が入ってくるのだが、今日は早々にテレビで知らされた。人身事故といっても、どのようなものであるのかチラッと知りたくもなるが、知ったところで止まった電車が動き出すわけでもなく、私が知らなくてはいけないのは運休区間といつまで止まっているかということにすぎない。それ以上のことは好奇心の範囲であって、詳細を知ろうとするのは品のないことのような気がする。だが、好奇心の範囲というのは人それぞれで、個々人の意見はそれぞれ違う。それが政治の話などになるともう全く噛み合わないこともある。小沢一郎という政治家のファンだった時期がある。政党の壊し屋だなんだと言われたような、強面のところはあんまり好きではなかったが、スケールの大きい夢のある話が好...これが春の陽気の力であっても

  • Breaking Newsは北朝鮮のミサイル発射

    さすがにちょっと疲れたようで、昨晩は夜中ほとんど起きることもなくぐっすり眠ることができた。ただ、2日で2食もの外食がたたったのか、体重が1キロほど増えてしまった。まさか昨日一昨日の食事で急に増えるということもないので、これはこのところの不摂生のせいだろう、気をつけたい。今朝のニュースは北朝鮮によるICBM(大陸間弾道ミサイル)を相次いで発射しているという速報のテロップからだった。もしそのミサイルが自分たちの上に落ちてきたら、どうなるだろうと思いながらテレビの画面を見ていると、そこにはロシアによるウクライナ侵攻1年の話。ウクライナ兵が1万人以上、ロシア兵は4万人以上の戦死者が出ているという。国のために戦争で死ぬということにどれほどの意義があるかはわからない。それを無駄と言ってしまっては亡くなった人に対して失...BreakingNewsは北朝鮮のミサイル発射

  • 神戸を一人テクテク、アップダウンが多くてきつかった

    学会2日目。会場のある神戸は夜来の雨、と朝のうちは結構な強風と大雨とではっきり言って辛かった。ホテルから会場はでは、1キロほどと中途半端で、ちっちゃな折り畳み傘をおちょこにしないようにコントロールしながらなんとか辿り着いた。昨晩はもう20年近く前にこの学会に誘ってくれ、その後あれこれ使ってくれた昔の勤務先の集中治療部の先生と一緒に南京町で夕食を食べた。これといったお目当ての店もなかったので、店内が広そうな店を選んだ。元々は北京料理の店のようだったが、四川料理メニューもあって、ビールと紹興酒を空けながら、昔話から近況まで、たっぷり話すことができた。紹興酒はいくら飲んでも悪酔いしないのがいい。二日酔いにもならず、今朝はスッキリ、駅前のパン屋のイートインに入ったら、某大学の教授もそこで食べていたので、少し話した...神戸を一人テクテク、アップダウンが多くてきつかった

  • 学会出張での新幹線の座席の選択

    学会出張。新幹線の座席は早めに予約したつもりだったが、いつもの二人がけの窓際の席が取れず、通路側にするか三人がけの窓際にするか悩んだすえに後者にした。これというのは閉所恐怖症の私にとっては相当なギャンブルであり、一メンツ、すなわち三人埋まってしまうと、雪隠詰めとなり完全にアウトなのだが、幸い真ん中は空いていて、こうなると逆にゆったり座ることができて、通路側の人と二人で真ん中の席を分け合った。この車両の中で私の座ったところ以外は全部埋まっていたので、三人1組、もしくは二人+一人という組わせが多かったのだろう。名古屋から先は必ず空くのでもう安心。幸先がいい。おととい、見慣れない顔をした腫瘍を部下が散々悩んで一週間ほど抱え込んだ末に私に回してきた。私もそれを見てちょと悩み、その日の晩は腫瘍の像が目に浮かんでなか...学会出張での新幹線の座席の選択

  • 通勤時の音楽鑑賞は趣味と言えるか

    往復の時間の大半は音楽を聴いている。こういうのを趣味と言えるかわからないが、好きで楽しんでいるのだからそうしておいていいだろう。AppleMusicを使うと、色々勝手に選んで揃えて出してくれる。ここ最近は、「朝の・・・」といれて、クラシック、ジャズなどを集めたリストが出てくる。クラシックを選ぶとそこそこアップテンポの曲が集められてそれなりにいいのだが、ペールギュントがいつも入っていて、そのレーベルを見るのに飽きてしまって最近は他のジャンルを選んでいる。今朝は「朝のハワイアン」を選んだ。冷たい風が吹く鎌倉駅のホームの上で、のんびりしたウクレレの音色が流れ、この寒さでハワイかよと、選曲を失敗したと別のを探そうとしたが、目を瞑ればここもハワイよと、そのまま聴いた。帰りは気分によって色々。クラシックが中心だが、B...通勤時の音楽鑑賞は趣味と言えるか

  • ジェンダーギャップとバレンタインデー

    凍てつくような寒さの朝ではあったけど、日差しがあるおかげで昨日よりずっと暖かく感じられた。一昨日は今の病院に移って4度目のバレンタインデー。チョコレートをくださる方はいつも同じだが、おかげで、この時期はチョコっとしたおやつに事欠かない。ただ、ひと月後にはお返しをせねばならず、出費は馬鹿にならない。そんなわけで、今年こそもう要らないと、もらう前に断ってしまおうかと思うのだが、それも無粋で、結局その日を迎えてしまう。誰がどれをくれたかわかるように科の名前を書いた付箋を貼って、お礼に備える。毎年くれる人は決まっているのだから、あらかじめ準備して交換してもいいのだが、そんなことをして”万が一”もらえなかったらなんとなくみっともない。誰もそんなの見ちゃいないがまだ、私にも男としての下心が残っている。女性からもらうと...ジェンダーギャップとバレンタインデー

  • 思考停止から脱するための思考の整理

    ここ最近、少し思考が停止しているように感じる。加齢による問題処理能力の低下なのか、ただ単に仕事量が多過ぎるからなのか、はたまた睡眠不足によるいわゆる”睡眠負債”の蓄積のせいなのか、原因として思い当たることはいくらでもあげることができる。おそらくは全ての要因が私という人間に輻輳して加重してきているのだろう。こういう時は、考えるのをいったんやめて、あれやこれやの問題を整理するのがいい。今、私がやらなくてはいけないこと、考えなくてはいけないこととは何か。まずは仕事か。私がいなくてもできることはいくらでもあるが、人の手当の問題もあるので、当面は私が努めなくてはいけない。ちょっと難しい症例に手こずっているが、これらは病理医のネットワークを使って対応している。職場の人間関係にも難渋しているものの、最近では周りに期待し...思考停止から脱するための思考の整理

  • 冬の寒さに人類は

    今朝の空もどんよりとしている。関東地方のうち太平洋岸はスッキリとは晴れないようだが、職場のある都内も同様。発生から一週間となるトルコ・シリアの大地震では死者が三万七千人を超え、被災者は二千五百万人にもなる。夜は氷点下の寒さということで、被災した人は大変お気の毒で、お見舞いの言葉が見つからない。今回の地震は冬に起こったが、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)、東日本大震災(2011年3月11日)のいずれも冬に起きた。酷寒のウクライナではロシアによる侵攻が続いている。エネルギーインフラへの攻撃という、非人道的な戦いはいったいいつまで続くのだろうか。寒さをも利用しての戦いはロシアが得意としてきたことだからとことん続けるのだろうが、ウクライナの人がなんとも気の毒でならない。人類は冬の寒さを克服するために様々な...冬の寒さに人類は

  • マスクを外せるようになりそうで

    雨上がりの朝、といっても雲は取れていなくて空気はひんやりしている。今朝の気温が最高であとは下がる一方で、週の半ばにはずいぶん寒くなるそうだ。そう考えると、やっぱり昨日一昨日の暖かさはありがたかったし、なによりおかげで十分体を休めることができた。第8波は収束に向かっているみたいで、新型コロナウイルス感染症の感染者数が、ガクッと減った。これまでの累積感染者数は3千万人あまりで、集団免疫の獲得まではまだこの倍は必要になるが、ワクチン接種による免疫能を信じるならば、集団免疫獲得に到達しつつあるのではないかとも思う。そんな状況下、マスク着用“3月13日からは個人の判断で”と、政府が決定したそうだ。医療機関受診時は、感染者がきている可能性があるので仕方ない。高齢者施設というのも、重症者、死者の大部分が60代以上という...マスクを外せるようになりそうで

  • のんびりした1日

    午前中、晴れ時々曇りというよりは曇り時々晴れという空模様で、昨日より気温が上がるといってもお日様が当たらないとなかなか暖かく感じられない。庭仕事をする気にもならず、アイロンがけをしていたらあっという間に半日たった。午後も別にすることもなく、気がつけば夕方。のんびり過ごしたたまにはいいか。疲れていた応援よろしくお願いしますのんびりした1日

  • スマホ依存にガーデニング

    昨日とはうって変わっての晴天。今日明日はこんなポカポカ陽気だが、月曜からは寒の戻り。日が高くなるのを待ってから草木を色々手入れした。ガーデニングは無心になってストレスを解消できるのがいいのだが、実はこれが私のスマホ依存症に対する治療になっていると気がついた。というのも、給水とか手洗いとかで部屋に戻るたび、これといって用もないのにその都度スマホを開いている。そんな自分に何度目かで気がついた。私はスマホ依存症で、ガーデニングがスマホ依存を中断させてくれている。先日、ギャンブル依存症の人がジョギングだのバドミントンだののスポーツ療法で治療しているのをテレビで見た。私も依存症の気がある。当然のことながら、パチンコ、パチスロ、麻雀といったものには一通りハマったし、タバコは20年以上吸った。ゲーム依存はもちろんあった...スマホ依存にガーデニング

  • グッドタイミングで依頼がきた

    関東地方は”災害級の”大雪になるかもしれないという天気予報のせいか、電車は普段の2、3割空いていた。通勤時よく見かける制服を見ないのは休校にでもしたのか。そんな大雪では学生はもとより先生たちの通勤も心配になる。迅速診断や剖検があるわけではなく、こんな天候で無理をして出る必要もなさそうだが、昨晩帰りがけに出来上がってきた標本の診断だけはやってしまおうと、風花の舞う中出勤した。都内の病院に着いたらあたりは真っ白だった。一時期、執筆時間捻出のためブログをやめるかどうしようかとまで思い詰めていた自著の改訂第二版。ちょっと手こずっていた原稿を1本片付けることができ、なんだかんだで少しずつ準備を始めた(時間を作り出すためにブログのスタイルを変えるのはどうか2022年11月9日)。始めたといっても、まずは知識のアップデ...グッドタイミングで依頼がきた

  • お金にまつわるあれこれを見聞きし思うこと

    少し北風が強く、体感温度は低いものの明るくて、まずまずの朝。目が覚めると同時に通勤の億劫さが頭に浮かび、仕事には行かず、このまま寝ていたいがエイッと、まずは顔を洗いに体を起こす。ちょっと手こずっている症例があるし、午後には外科との月一回のカンファレンスもある。私を必要としてくれている場所に行かなくてはいけない。などと自らを鼓舞しながらでなくてはならないものの、いつもの木曜日が始まった。テレビをつけたら、NBAレイカーズのレブロンジェームズが歴代通算最高得点をマークしたというニュースが流れていた。なんでもその試合でのペアのコートサイドチケットが2400万円ほどだったということも報じられていた。お金というのは持っている人は持っている、あるところにはあるものだ。それはそれで、天声人語を読んだら、今日は2017年...お金にまつわるあれこれを見聞きし思うこと

  • バーチャル世界と現実世界を上手に生きる

    昨晩の雨の予報は空振りだったが、今夜は本当に降るらしい。さらに週末には降雪の予報がでている。関東では雪といえば2月に降るものだという感覚だが、今年もそんなことになりそうだ。昨晩はあるブロ友さんと会食をして、あれこれ話をした。私とはずいぶん異なる生涯を送ってきた方で、ずいぶん興味深い話をしてくれる。とはいうものの、その方と考え方を共有できるのはほんのわずかな部分だが、全く異なる境遇の人が接点を持つという意味でブログの世界はこれまで私が経験したことのないものを提供してくれた。いくつかのブログを定期的に長く読んでいると、それぞれのブログ主さんの人となりが伝わってくる。実際にお会いしたらまた違う面も見えるが、少なくとも”ブログでの顔”はその人の本音で、嘘はない。他にもお会いしたい方はいくらでもいて、そうしようと思...バーチャル世界と現実世界を上手に生きる

  • 人間の際限ない残虐性とそれへの審判

    夕方から雨模様ということでちょっと残念だが、それはそれ、空に悪気はない。それに朝のうちは少し太陽も顔を出している。今夜は恵みの雨をありがたく受け止めよう。先日、ロシアで村上春樹の本が発禁になると聞いて、それは「ねじまき鳥クロニクル」だろうと思っていたら、「スプートニクの恋人」だった。なぜ、私が「ねじまき鳥クロニクル」ではないかと思ったかというと、その中でソ連軍人の残虐な行為が描かれていたからで、てっきりそれに対しロシアのプーチン大統領が怒ったのだと思ったからだった。ただ、何も残虐なのはロシア人だけではなく、どこの国の人であっても残虐性は持っている。人間はひどいことを考えるのは得意だ。それは自分がされて嫌なことだったらいくらでも思いつくからで、それを実行に移すだけでいくらでも残虐なことはできる。例えば、「ね...人間の際限ない残虐性とそれへの審判

  • 死者が戦争の意味を語ることはない

    昨日に引き続き今日も寒い。底冷え、というか地面から、そして家そのものが冷えている。昨日程度の少々の日の光では気温は上がらないところまで寒くなっているということだろう。酷寒の中、ウクライナで電力不足に苦しんでいる方達の艱難辛苦を思うとやりきれない気持ちになる。ロシアが攻め込んでから、もうすぐ1年になるというが、大規模侵攻などせず、どうか早く戦争が終わらせてくれることを望む。戦争というものがいかに無意味なものかは誰もが容易に理解できるのに、そのことがわからずに始めてしまう。攻め込んでいる国の人が苦しんでいるのはもとより、攻めている自国の兵士の命も失っているというのは客観的に見たらきわめて矛盾している。そして、戦争では相手の人数を殺すことによって減らすということのみならず、死という恐怖感を相手に植え付けることの...死者が戦争の意味を語ることはない

  • 意外と寒く風の強い1日で

    いい天気で日差しもたっぷりあったのだが、風が強く、どうも寒い1日だった。特にすることもなく過ごした。テレビもつけないでいたら、ずいぶん静かな1日だった。夕方になって、ブログを開いたら、笑点新メンバー決定というエントリーを書いている人がいた。おおこれは、と日テレをつけたら、春風亭一之輔という人が出ていた。結構な男前で、これまでのメンバーたちとはひとあじ違う雰囲気。そのままテレビをつけていたらまた強盗の話。彼らを支配している人物がいて、彼らが捕まったところで、またぞろ同じような人間が集められ、同じような実行犯が集められるのだろう。家にはそんなにものはないので応援よろしくお願いします意外と寒く風の強い1日で

  • 妻のリボーンベジタブル(リボベジ)をみて思うこと

    立春。この日を待っていたかのように、気温は上がり出し、庭のあちこちに植えておいたチューリップの芽もずいぶん目立ってきた。今日は昼過ぎまで仕事をし、(渋滞に巻き込まれつつ)鎌倉に帰ってきたら今日もずいぶんな人出、いったいここに何をしにやってくるのだろうかと思うが、どの人もニコニコしながら歩いているので、きっととても楽しいのだろう。明るいうちにパンジーの花殻を摘んだり、土が足りなかった鉢に土増ししたりして、部屋に入り、キッチンの流し台で手を洗ったら、にんじんやらネギやらが水につけてあるのが目に入った。キッチンでこのような水栽培をするのは豆苗やにんじんでよく知られているし、豆苗など3サイクルくらいは食べいる。ネギを水栽培をみて、果たしてどうなるのだろうかと思っている。アボカドはもう、何十個も種から育てていて、鉢...妻のリボーンベジタブル(リボベジ)をみて思うこと

  • なぜ死ぬことが怖いのかそして嫌なのか(下)・・・死ぬ時に死ぬことを思い出す

    冬型の気圧配置が崩れるとかで、空はどんよりしている。季節の変わり目となる今日は節分。寒さは底を打ったようで、あとは暖かくなるらしい。今年の冬もなんとか乗り切ることができそうだ。天寿をまっとうするというのは難しいということで、話がおわった一昨日からの続き。生きている限り、自分の意のままにならない死というものが訪れる可能性がある。無事(?)に自分の家で死を迎えるためにはどうしたらいいかと考えたが、そんなことは土台無理だと思ったほうがいい。いつどこで大怪我を負うかわかないし、いつ癌が見つかるかもしれない。その都度それらを乗り越えなくてはならないと考えるか、それともそれらを受け入れて生きてく方が楽だろう。痛かったり苦しかったりと体の自由がきかない辛さはあるが、それに立ち向かうのではなく、その状況を生きる、その状況...なぜ死ぬことが怖いのかそして嫌なのか(下)・・・死ぬ時に死ぬことを思い出す

  • 岸田総理の"新しい資本主義"はいまどこに

    昨日の南風とは打って変わり今日は北風。暖かさは少し残っていて出かける時間は比較的楽だった。雨は相変わらず少ない。年末に買ったウサギの絵の書いてあるワイン、一年間飾っておくつもりだったのに、昨晩つい、抜栓してしまった。そんなに高いものではないが、ラベルをろくにみることもせずに開けているような調子だから、酒量がなかなか減らない。ニュースで流されるものでしかしらないが、岸田総理の国会での相変わらずの朗読答弁を聞いているのがだんだん嫌になってきた。岸田総理が”新しい資本主義”を打ち出した時、それを読んで私はそれなりにいいことだと思った。だが、どうもあれはそれまでに考えていた自説のまとめで、あれが彼の精一杯だったのかと思うようになった。私なんぞでも、専門家として持っているネタはそれほど多くない。”引き出しの多い人”...岸田総理の"新しい資本主義"はいまどこに

  • なぜ死ぬことが怖いのかそして嫌なのか(上)

    慌しかった1月が早くも終わる。厳しかった寒さも少しずつほころびはじめ、立春ももうすぐだ。道路を挟んで向かいのお宅が家を引き払ってからひと月あまり、不動産屋ののぼりの後ろでは解体工事が始まっている。今は、リサイクルできる廃材をはずしているところらしく、今朝見たらアンテナが取り外されていた。この家も思っていたより土地が広く、二筆に分けて売り出されているが、どんな人がやってくるだろう。さて、昨日の話の続きになるが、人間どうせ死ぬとわかっているのにではなぜ死ぬことが怖いのかそして嫌なのかと、書きながら考えていたが、どうしてなのかなかなかわからなかった。人が死ぬ時のパターンはいくつもあるが、大まかに5つに分けられるのではないだろうか。老衰、病死、事故、他人に殺されるそして自殺。老衰、これは最も理想的な死に方で、加齢...なぜ死ぬことが怖いのかそして嫌なのか(上)

  • 自分を客観的に捉えて生きるには

    朝の写真が日の出の時間に戻ってきた。といっても、写真を撮る時間はほぼ同じで、夜明けが少し早まってきたわけで、私が生きて生活している地球と太陽との相対的な位置関係が変化した結果こうなっているというだけの話しだ。自分のことを客観視するというのは難しい。それはこうしてあれこれ考えていることからも明らかだ。考えというのは、肉体が感じる快不快から始まって、頭で考える利益不利益などで、結局のところすべては自分の判断の範囲内。今、こうして書いていることだって私という人間が思いついたことに過ぎない。人間の行動はすべて主観的な思いから始まるのに、その結果が思い通りになることは滅多にない。仮に、短期的な目標を立ててそれを達成したところで、その後アテが外れたなんてこともある。がっかりしないためには、できる限り客観的に結末を予想...自分を客観的に捉えて生きるには

  • 親戚づきいあい

    昨日に引き続き今日も穏やかな晴天。午前中はバラの鉢増しと豊島屋まで手土産を買いに妻と散歩。午後は娘も連れてひと月ぶりに孫の顔を見に行った。娘は甥である孫が生まれてから初対面。ひと月ですいずん顔もしっかりしてきていた。息子の嫁のご両親ともゆっくり楽しく話すことができた。せっかく都内まで行ったので、帰りがけにお袋のところにも顔を出した。娘は友人の誕生日祝いに行ってしまったので、妻と三人でよもやま話。ちょっと体は疲れたものの、心はゆったりすることができた。さあまた明日から頑張ろう応援よろしくお願いします親戚づきいあい

  • 人類は進歩しているのか

    手すりに夜露がついているのかと思ったら氷だった。せっかくの晴天で布団を干そうと思っていたが、これが溶けるのを待ち手すりを拭いてからにした。あとは、バラの剪定などして過ごした。平和な1日。でも、テレビをつけると、連続強盗事件とウクライナ侵略。人類が一歩一歩進歩しているとしたら、いつかは恒久的な平和を掴むことができるのだろうか。それともその前に滅亡してしまうか。平和が絶対的に正しいことであるかはわからないが、もし平和が実現される時があったら、その時の人たちは今の時代を振り返ってどう思うだろうか。この前からこんなことばかり考えている。人類にとって正解とは何か、正解などそもそもないのか。せっかくの休みの日だが、こんなつまらないことを考えて過ごした。そんなことはない、大切なことだと考えなくてはならないだろう。進歩す...人類は進歩しているのか

  • 誰にでもできることは誰からも求められない

    空は厚い雲によって覆われているが、放射冷却現象が起こらなかったのか気温は1度。とはいえ、関東地方は午後には雪が降るかもしれないという予報だし、何よりお日様を拝めないというだけで心が冷たくなる。大騒ぎしていた今月末締め切りの原稿はなんとか脱稿にこぎつけ昨晩ポストに押し込んだ。心許ないところがないわけではないが、あとは校正で挽回しよう(編集者さん、ごめんなさい)。仕事というのは不思議なもので、引き受ける時は簡単にできてしまうと思っている。今度の原稿だって一応スペシャリストということで依頼があって、安易に引き受けたのだが、いざ着手したら大変な山が聳え立っていることに気がついた。そう、着手した次の瞬間、そこには責任が生じる。そして、仕事を全うするために、入念な準備が必要になる。原稿の場合、その疾患の発症機序につい...誰にでもできることは誰からも求められない

  • 脱稿が見えてきて考えること

    今朝の鎌倉、昨日よりは1度高くて氷点下3度。とはいえ、お日様が顔を出しているのでよしとしよう。近畿地方の交通の混乱はまだ続いている様で、気の毒なことだ。混乱に巻き込まれたすべての方にお見舞いを申し上げる。職員の方たちが一生懸命頑張っているであろう姿を思い浮かべると、目頭が熱くなる。くれぐれも安全に職務を遂行していただきたい。こんな姿を思い浮かべると労働というものが尊いものだとつくづく思う。人間は一人で生きることはできない弱い存在であって、力を合わせてここまでやってきた。やらなくてはならないことを各人が分担して行うのが仕事というものなのだろう。ところで1月いっぱい締め切りの原稿もやっと脱稿が見えてきた。参考文献の合わせをすませ、追加の顕微鏡写真も撮り終えた。できたら明日には出版社に出してしまいたいところだ。...脱稿が見えてきて考えること

  • キオスクで酒に伸ばした手がふと止まり

    今朝の鎌倉は氷点下4度。さすがに寒く、いつもより暖かくして出かけてきた。それでも電車の車内では、換気のために少し下ろしてある窓から入る冷気のせいで足が凍りそうだ。その窓からは、寒さのせいで水道管が破裂したのだろうか、マンションのベランダから噴水のように立ち上がる水柱が見えた。京都ではJR線が一晩中立ち往生となったそうで、乗っていた人はさぞ辛かっただろう。閉所恐怖のパニック障害のある私としては大いに同情する。かくいう私も、昨晩は名古屋駅の手前で15分ほど動かなくなった時は症状がちょっと出て、あわててお守りにしている薬を飲んだ。幸い、その後、新幹線はスムーズに動いてくれてことなきを得た。昨日は、行きと帰りと現地での仕事とで3分の1ずつという時間配分となり、往復の間も、その仕事の準備と原稿の整理に充てた。最近、...キオスクで酒に伸ばした手がふと止まり

  • 日本が安全だという神話の終焉

    今日は奈良まで日帰り出張。奈良には、ぜひお会いしたいブロ友さんがいたが、とんぼ返りでお会いすることはかなわなかった。近鉄特急がその方の事業所の近くを通り過ぎたときにそちらの方を見遣ったものの残念ながら手前の建物の影に隠れて見えなかった。その後は大雪でどうなることかと思ったが、名古屋を過ぎたら雪は消えて少々の遅れで済んだ。新幹線は行きも帰りもよく混んでいて、外国人観光客もちらほら見えた。日本は安全だから安心に旅行ができるという外国人観光客は少なくない。安全であることが、観光客を日本に招き入れるセールスポイントだが、なんだかそれもそろそろ終わりになるのではないか。というのも、最近頻発する凶悪犯罪をみて、日本人の倫理観というものの底が抜けてしまったのではないかという気がするからだ。ネットの裏サイト(これは逆に誰...日本が安全だという神話の終焉

  • どうしたらいつも笑顔でいられるか

    明日からいよいよ大寒波がやってくるということで、いまからもう緊張している。寒くなる寒くなると騒ぐほど心臓に毒の様な気がするが、無防備でいる人への警鐘としては必要なことだから仕方ない。それにしても今朝は風花が舞うような曇り。昨日のように気温が低くても太陽が出てさえいたら赤外線の効果でポカポカしてくるが、これでは寒いばかりだ。かさばってしまうが、一番大判のマフラーを首に巻いて出てきた。ここ数年、毎朝、妻に駅まで送ってもらっている。車を降りる時に必ず、(今日も1日)笑顔でねと背中から声をかけてくれる。その都度、必ずといっていいほどそのことを忘れている私は、口角を上げて笑顔を作ってみるが、どうもいつも引きつってしまい、駅の方から歩いてくる女子学生たちに訝しがられているのではないかと心配している。せっかく作ったその...どうしたらいつも笑顔でいられるか

  • 大寒の中に春を探しに鎌倉散歩

    明日からの大寒波の到来を前に、今日はスッキリと晴れ暖かな1日となった。気温が低くても、日の光があると元気も出る。庭の木に傷んだみかんをさしておいたら野鳥の餌のファットボールには目もくれず、メジロがやってきてつついていた。野鳥の餌は、もっぱらシジュウカラとスズメが食べている。鳥にも食の好みがある。荏柄天神のロウバイが咲いたので見にいこうと妻に誘われて久しぶりの鎌倉散策。初詣ラッシュと鎌倉殿のブームもおわって、少し落ち着いたが荏柄天神は受験合格祈願のお参りで結構混んでいた。私も菅原道真公にあれこれ祈願をしたものの、原稿のこと、病理学会での発表のこと、某学会の理事を引き受けることになったこと、などなどお願いしなくてはいけないことが色々あり過ぎ、途中でお願いは打ち切った。午後からはオンラインで研究会のミーティング...大寒の中に春を探しに鎌倉散歩

  • 観光地に住んでいると渋滞がつらい

    今日は頼まれ仕事で車でおでかけ。すっきした晴れで、朝、134号線から富士山がよく見えた。こんないい天気の日に仕事というのももったいないことだが、仕方がない。ある意味私を頼りにしてくれているわけで、それに応えないわけにはいかないからだ。困ったことが一つあって、朝、鎌倉から出て行く分にはいいのだが、夕刻帰ってくる時にはひどい渋滞に巻き込まれるということ。ならば電車でということにもなるが、ちょっと遠方なのでそれもどうか。こんなところに住んでいるのだから仕方がないといえばそれまでだが、なんとかならないだろうか。疲れは仕事半分、運転半分応援よろしくお願いします観光地に住んでいると渋滞がつらい

  • 私たち高齢者が今の世の中を作ってきた

    今日は大寒。ここ数日ほんの少し気温が高かったおかげか、今朝は4度あった。検索すると大寒については毎年書いていて、去年は0度だったということだから、ずいぶん暖かい。といっても、明日からはもう一段寒くなるそうだから油断はできない。空を見ると、いかにも”氷の粒”が浮いている様に見える。ここ最近、物騒な事件が頻発している。ストーカーとなったかつての交際相手に女性が路上で刺殺され、和歌山ではバラバラにされた死体が出てきて、関東一円では強盗殺人が頻発している。親子間での殺人も”よく”聞かれるし、世の中一体どうなってしまったのだろう。かつては、個々の事件はとても特殊な状況下にある人が引き起こしたものだったが、今はたまたまその人が引き起こしただけ、のものになってしまった様な気がする。すなわち、誰しも犯罪を起こしてしまう可...私たち高齢者が今の世の中を作ってきた

  • 何かするなら月のようにクローズアップして

    目が覚め、窓から東の方をみると、窓の灯りが点々とみえる真っ黒なスカイラインの上の薄橙色に明るくなりはじめた空にくっきりとした輪郭の三日月が浮かんでいた。これなら一つのアングルに収まると、手ぶれに気をつけながら撮った写真を見直すと、月はとても小さく、形すらあやふやだった。顕微鏡を通して見る組織と同じで、人間の脳は必要な情報、大切な情報を抽出する能力に優れている。それなら望遠レンズで月の写真を撮ったらいいかというとそうではなく、視野全体に広がる風景の中の三日月であることが重要で、こんなことができることこそが人間の脳の処理能力のすごさで、そのおかげで無力な生物である人間の今の繁栄につながったといえる。昨日の病院機能評価は無事終了。講評ではサーベイヤーが病理と検査科のことを取り上げてくれてた。検査部門は患者さんと...何かするなら月のようにクローズアップして

  • 医療機関は臨床検査部門がなくてはたちゆかない

    また曇りの朝。昼前には雲もとれ、暖かくなるみたいだが、明後日の大寒にあわせるかの様に大寒波がやってくるとのことで、ちょっと身構えている。今日は病院機能評価の2日目。昨日は、病理診断については申し込みのやり方とか結果開封のことで、病理診断そのものの手順についての質問はなかった。他の検査についてもパニック値の取り扱いについてで、これも主に臨床サイドでの取り扱いだった。今日は、部署訪問、サーベイヤーが検査科に乗り込んでくる。部長以下しっかり対応しようと思うが、実際のところは技師長をはじめとする検査技師の皆さんにやっていただくこととなりそうで、私は刺身のツマといったところ。餅は餅屋で、病理診断以外はお任せしたほうが無難。病院の臨床検査室というのは縁の下の力持ちで、ここがしっかりしていないと医療機関はたちゆかない。...医療機関は臨床検査部門がなくてはたちゆかない

  • 死を受け入れるための一つの方策としてのメメント・モリ

    平成7(1995)年1月17日に6千人余りの人が亡くなった阪神・淡路大震災が起きてから28年、私はまだ生きている。自分の意志で生きているのか、それとも神さまに生かされているのかはわからない。YMOの高橋幸宏さんが70歳で亡くなった、脳腫瘍を患っていたという。中学〜高校の間、YMOの熱心なファンだった私としてはすくなからず衝撃を受けた。久しぶりにYMOを聴くと、全く色褪せない曲調に感動すら覚えるが、もうそれを聴くことはできない。自分の人生の一部が重なる出来事、人物が、死によって過去のものとなっていく。メメント・モリという言葉を最近よく耳にする。ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬ事を忘れるな」「人に訪れる死を忘る事無かれ」というような意味だ。このことは多くの方がブログで触れているし、私ですらこれまでに何度か書い...死を受け入れるための一つの方策としてのメメント・モリ

ブログリーダー」を活用して、コロ健さんをフォローしませんか?

ハンドル名
コロ健さん
ブログタイトル
こんな気持ちでいられたら
フォロー
こんな気持ちでいられたら

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用