礼文島の固有種レブンアツモリソウが見頃だそうです。ラン科の多年草で絶滅危惧種に指定されています。生育環境の悪化や盗掘などで数が減っていましたが、群生地の保全を行った結果、再び開花数が増えつつあります。ただ夏が暑いと翌年は花が減る傾向があるということで、ここにも温暖化の影響があるようです。私が礼文島に行ったのは2002年のことです。そのときは島で2泊しましたが残念ながら3日間とも天候には恵まれませんでした...
これまでの北海道旅行での情報や風景を中心としたブログです。また地元の関西周辺のお出かけ見聞録も多く掲載しています
1993年に初めて北海道を訪れて以来、何度となく訪れた北海道の見聞録です。また地元の関西周辺のことも掲載しています。
西郷隆盛直筆の書簡が滋賀県で発見されました。以前からこの書簡の存在は知られていましたが、昨年大津市の男性が滋賀県に寄贈した史料の中から見つかったということです。この書簡は西郷がアメリカに外遊していた大久保利通に出したもので、日本国内の状況や島津家の内情などについて詳しく書かれた一級資料です。また「追伸」には、大久保から受け取った肖像写真について「醜体」とからかうなど2人の親密さも伺える内容とのこと...
前回紹介した大正15年に建てられた「旧文書館別館」を再利用している北菓楼札幌本館です。この日はここで昼食をとりました。2階のカフェコーナーに上がって目に入るのは壁一面の大きな書棚です。なかなか迫力があります。この建物がかつて図書館だったことからでオブジェのように本が飾られています。実際に手に取って席で読むこともできるそうですが、最上段の本が読みたい場合も対応してもらえるのでしょうか(笑)私が注文した...
地域タグ:北海道
北菓楼札幌本館です。行くのは3回目です。建物は大正15年に建てられた「旧文書館別館」(現在の図書館)として使われていた建物をリノベーションしています。建物の一角にある玄関ホールは大正時代の空間がそのまま残っていて、重厚で柔らかい印象のデザインになっています。内部の赤レンガも補強されつつ、そのまま活用されています。店全体のリノベーションは建築家の安藤忠雄氏が手掛けました。安藤氏デザインの道内の建築物は...
地域タグ:北海道
鳥取の青谷上寺地遺跡は国の史跡に指定されている弥生時代の大規模な集落跡です。2021年に鳥取県はここで発掘された骨をもとに弥生人男性の顔を復元しました。県は公募により「青谷上寺朗(あおやかみじろう)」と命名して、マスコットキャラクターを作ったり、そっくりさんのコンテストを開いたりして、この遺跡をPRしてきました。その後、この「青谷上寺朗」は日本各地の博物館を巡回し、私はたまたま静岡の登呂遺跡で彼を見か...
昨年7月に狸小路にオープンした都市型水族館「AOAO SAPPORO(アオアオサッポロ)」に行きました。「moyuk SAPPORO」という商業施設の中にあります。ちなみに「モユク」は、アイヌ語で「タヌキ」を意味しています。建物4階の水族館エントランスは白と黒を基調としたモダンな空間で、従来の水族館のイメージとは大きく異なります「LIBRARY AQUARIUM(ライブラリーアクアリウム)」は、本と水槽が図書館のように分類されたエリアです...
地域タグ:北海道
昨日に続いて箕面の話題です。阪急箕面駅から徒歩3分の場所にミスタードーナツがあります。ミスタードーナツは現在国内で約1,000店舗を展開していますが、実はその第1号店がこの店です。店は大阪万博の翌年の1971年4月2日にオープンしました。看板には「0001」という1号店であることを示すナンバリングがあります。2020年に創業当時のデザインモチーフを再現した内外装にリニューアルされました。店内にはオレンジ色の照明器具やソ...
地域タグ:大阪府
最近あちこちの観光地で地名をアルファベットで描いたモニュメントをよく見かけます。とくに白い文字が多いです。三重県・鳥羽 小高い鳥羽城跡近くにありました。ここへ来る人は少なそうな場所です。北海道・音更 道の駅がオープンした2022年5月に出来ました。仕方ないですが、少しアルファベットの数が多過ぎます。北海道・釧路 幣舞橋のたもとにあります。4年前に釧路に行ったときはなかったように思うのですが…神戸 関西で...
地域タグ:大阪府
札幌の「味噌ラーメン専門店けやき」本店に行きました。2回目です。25年前にオープンした人気店で、平日の午後6時に行列覚悟で行きましたが、すんなりと入店できました。たっぷりの野菜でとったスープに背油でパンチを出しています。熟成させた堅めの麺も好みでした。私はコーンをトッピングしました。本店のほかに新千歳空港(下の写真)などにも出店されています。ただ空港に出店されている店舗で食べるよりも、本店のカウンター...
地域タグ:北海道
8年前の春にJR札幌駅に隣接するJRタワーに上ったことがありますが、今回は冬の景色を見ようとは改めて上ってみました。前回はよく晴れていましたが、今回は雪がちらつく空模様でした。以下に前回と今回の東西南北4方向の写真を並べて載せてみました。それぞれ上が前回(春)、下が今回(冬)の写真です。(東)遠くに十勝連山が見える方向です(西)小樽方面で、手稲山や大倉山ジャンプ競技場などが見える方向です(南)藻岩山...
地域タグ:北海道
白い恋人パークに行きました。前回訪れたのは2007年ですからもう17年前になります。その間にここは完全にアジア系外国人の聖地と化してしまいました。有料エリアの受付でも並んでいるのはほとんどは外国人でした。入場してすぐの「チョコトピアハウス」はチョコレート博士とタイムトラベルツアーに出かける趣向で、「博士のコレクションルーム」にはマイセンなどの食器が展示してあります。そして自分オリジナルの「白い恋人」を作...
地域タグ:北海道
今日3月16日、北陸新幹線の金沢-敦賀間が開業しました。敦賀まで新幹線が延伸されたことで、東京から敦賀までの所要時間が約50分短縮されます。しかも料金もこれまでより1390円も安くなるということで、敦賀や福井の観光業界は関東からの集客に期待を寄せています。このことは北陸にとっては明るいニュースですが、しかし関西にとっては必ずしもありがたいことではありません。とくに金沢は関西から多くの人が訪れますが、これまで...
昨日は静岡の「炭焼きレストランさわやか」の話をしました。今や「さわやか」の看板メニューの「げんこつハンバーグ」は静岡県民のソウルフードですが、一方で北海道の帯広発祥のご当地グルメといえばやはり豚丼でしょう。帯広の豚丼の人気店のひとつの「十勝豚丼のいっぴん」には2~3回行きましたが、今回は札幌のニッセイビル店に行きました。ごはんや豚肉の量、豚肉の切るサイズなど細かく選ぶことができます。私は豚肉大盛で注...
炭焼きレストラン「さわやか」の創業者の富田重之氏が3月12日に亡くなったという訃報ニュースがありました。ご存じない方も多いでしょうが、「さわやか」は静岡を代表するハンバーグレストランです。静岡県民のソウルフード的なお店ですが、全国放送でたびたび紹介されて、私のような兵庫県民までが静岡旅行のときに立ち寄るようになりました。「さわやか」の看板メニューが「げんこつハンバーグ」です。文字通り男性のげんこつく...
尼崎芸術文化協会主催の尼崎芸文美術展に行きました。毎年3月に開催されます。会場は阪神尼崎駅近くの尼崎市総合文化センターです。絵画・立体・書・写真・生け花と多岐にわたる分野から出展されています。そもそも芸術作品に明るくない私ですが、とくに「書」となると何をもって判断するのかよくわかりません。小学生の習字レベルであればある程度わかりますが。下の写真の少女の絵は「未来へ生きる」という作品です。どういうコ...
地域タグ:兵庫県
HTB北海道テレビの本社ビルに行きました。2018年に豊平区平岸から中央区のさっぽろ創世スクエアに移転しました。HTBのマスコットキャラクターといえばonちゃんです。ただやはり私はいまだに大泉洋さんと鈴井貴之さんの出演した「水曜どうでしょう」のイメージがあります。しかし新社屋のロビーにはもはや「水曜どうでしょう」を感じるものはほとんど無く、辛うじてロビーのテーブル面に下の写真のデザインが施されているくらいです...
地域タグ:北海道
NHKブラタモリがついに3月でレギュラー放送が終了としばらく前に発表され、勝手に3月30日(土)が最終回だと思い込んでいました。ところが、先週の放送の最後に野口アナが目を赤くして花束を持っている画像がちらっと出て、しかも次回予告が流れなかったので、あれっと思っていたら、どうやらこれが最後の放送だったようです。テロップすら流れず、あまりに普通の回と同じ最終回でした (;_;)最後のブラタモリの舞台は鹿児島の指宿で...
札幌市役所です。19階建てで約84mの高さがあります。市役所の南側には広い庭園がありますが、訪れたときは写真のような雪景色でした。中に入ると、札幌開拓の功労者である島義勇の銅像がロビーを見守るように立っています。その島義勇の視線の先にはピアノとおしゃれな装飾があり、ここで定期的にロビーコンサートが行われるそうです。19階屋上には展望回廊がありますが、残念ながら冬期は閉鎖されています。となりにあるさっぽろ...
地域タグ:北海道
札幌市資料館です。大通公園の西端にあります。かつて控訴院(今の高等裁判所)として使われていた施設です。写真では少しわかりにくいですが、玄関のひさし中央には、目隠しをした「法の女神」の顔が取り付けられています。女神が目隠しをしているのは、貧富の差や権力にとらわれない法の前の平等を示しているからといわれています。エントランスも重厚で凝った作りになっています。「刑事法廷展示室」は控訴院だった頃の法廷を復...
地域タグ:北海道
この冬札幌へ行くのに神戸空港発のツアーで行きました。少し前にも機内から見た風景を載せました。伊丹空港と比べると発着便が少なく、ターミナルもこじんまりとしているので、いろいろな手続きはスムーズですし、搭乗口までの移動距離も短いので楽です。荷物を預けた後、空港へは公共交通機関で行ったので、一応駐車場も見ておこうと思って外に出ました。たくさんの車が止まっていましたが、まだスペースには余裕がありました。駐...
地域タグ:兵庫県
神戸への帰りの飛行機に乗るため新千歳空港へ行きました。空港ターミナルをうろうろしたのはずいぶん久しぶりです。やはり以前に比べて利用客がかなり増えている印象です。ちなみに「以前」というのはコロナ前とかのレベルでなく15年前ですけどね‥(^^;)座る場所を見つけるのも困難な状況です。昨日書いたようにこのあたりに座ってうおはんで買った寿司を食べるつもりでしたが、恵庭でゆっくりと座って食べて正解でした。飲食店もど...
地域タグ:北海道
前回紹介したスーパーうおはんでホタテやホッケを買って保冷バッグに詰め、さらにその日の昼食用にパック入りの握り寿司を買いました。買った握り寿司は新千歳空港で食べてもいいのですが、お腹が空いていたので、恵庭駅の待合室かどこか周りに迷惑をかけずに食べれる場所はないかなと思いながら駅の方まで戻ってきました。下の写真は改札側から撮ったものですが、写真の右側の茶色い建物の2階からこちらの改札口に直結しているの...
地域タグ:北海道
上賀茂神社(正式には賀茂別雷神社)は京都で最古の神社です。古来より厄除・災難除け・必勝の神として信仰されています。国宝2棟、重要文化財41棟を含む境内全体が世界文化遺産に登録されています。その境内には26社もの摂末社がありますが、その中の第一摂社が「片岡社」です。正式には「片山御子神社」といい、縁結び・子宝・安産・家内安泰にご利益があるとされています。紫式部も恋の成就を願ってここに足しげく通ったという...
地域タグ:京都市
冬の札幌・円山動物園に行きました。今ここで人気なのは、昨年8月に生まれたアジアゾウの赤ちゃんです。名前は「タオ」で、ミャンマー語で「輝き」という意味だそうです。このときも一人で遊んでいたかと思うと、お母さんのお腹の下に入り込んだりして、愛らしい行動でずっと見ていられます。室内で観覧席もあるので、実際にかなり長時間見ている人もいるようです。オランウータンはもうすぐ新しい施設が完成するので、それまで見...
地域タグ:北海道
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礼文島の固有種レブンアツモリソウが見頃だそうです。ラン科の多年草で絶滅危惧種に指定されています。生育環境の悪化や盗掘などで数が減っていましたが、群生地の保全を行った結果、再び開花数が増えつつあります。ただ夏が暑いと翌年は花が減る傾向があるということで、ここにも温暖化の影響があるようです。私が礼文島に行ったのは2002年のことです。そのときは島で2泊しましたが残念ながら3日間とも天候には恵まれませんでした...
漫画「将棋の渡辺くん」の単行本最新刊が発売されたので、さっそく買って読みました。「将棋の渡辺くん」は渡辺九段の元奥様で漫画家の伊奈めぐみさんが渡辺九段についてコミカルに描いた漫画です。本の帯にも「離婚しました。」と大きく描いてあるように、最近電撃離婚されて将棋ファンの間では話題になりましたが、生活スタイルはこれまでと変わらないということです。作者の伊奈めぐみさんは高槻市の将棋イベントで何度か見まし...
翼を骨折しているところを保護されたオジロワシが、過去に散弾10発を受けていたことがわかったという記事が出ていました。撃たれたのはかなり前のようで、傷は自然治癒していたそうですが、散弾の状態から流れ弾ではなく、正面から狙って撃たれた可能性があるとのことです。数年前に網走の海岸で乗馬中にオジロワシを見かけましたが、そのときも近寄っても逃げないので猟銃があれば容易に撃つことはできたでしょう。狩猟には趣味や...
前回は長崎の孔子廟や新中華街について書きましたが、今回は神戸の中の中国です。関帝廟は中国で財の神として名高い三国志の武将・関羽を祀った霊廟です。世界中のチャイナタウンにあり、神戸にもあります。孔子と関帝では時代が大きく異なりますが、同じ中国なので雰囲気が似ています。入り口の山門は典型的な中国風の門です。門の上部に掲げられた 「関帝廟」の扁額は、元蒋介石の秘書で世界的に有名な書道家が書いたものだそう...
長崎孔子廟は孔子の遺品を納め祀ったのが始まりです。1893(明治26)年に中国清朝政府と華僑によって建立されました。ひとつとして同じ顔のない七十二賢人の石像は、圧巻で荘厳な雰囲気です。 正面に孔子を祀る大成殿があり、その後ろに中国文化を紹介する中国歴代博物館があります。内部は撮影禁止です。この孔子廟から歩いてすぐの場所にあるのが長崎新地中華街です。横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつです。東西、南北あ...
前回函館のイカがピンチだということを書きましたが、北海道漁港漁場協会は少しでも漁業に関心を持ってもらうために「難読漁港番付表」なるものを作りました。道内の難読漁港名を番付にしたもので、それによると東の横綱が羅臼町の「於尋麻布(おたずねまっぷ)」で、西の横綱が島牧村の「厚瀬(あっちゃせ)」です。北海道へよく行く私もある程度の地名は読めますが、漁村レベルとなると難しいです。中でも釧路と厚岸の海側を結ぶ...
函館といえばイカです。しかし近年漁獲量が減っており、今年も漁解禁日にほとんど獲れず、市場開設以来初めて初競りが中止されました。そして1週間後に出漁して何とか345キロを水揚げし、ようやく初競りができたということです。ただ昨年の同日には1000キロ以上が水揚げされており、初日の比較だと昨年の3分の1程度です。このままだと「イカのまち」ではなくなってしまいそうです。また知床ではカラフトマスの遡上が減っています。...
ここまで北海道の地方空港のことについて書いてきましたが、今回は九州の空港です。九州には多くの空港があり、国管理空港だけでも7ヶ所(福岡・北九州・長崎・大分・宮崎・熊本・鹿児島)あります。長崎空港はターミナルビルが教会の窓をイメージしたデザインで、屋上の鐘など各所が教会風になっていることが特徴です。大村湾に浮かぶ箕島を埋め立てた空港で、1975年に開港した世界初の海上空港です。今年で開港50年になります。...
札幌丘珠空港は、札幌都心から北東に直線距離で約6kmの場所にある空港です。滑走路は1500mが1本で、3000mが2本ある新千歳空港に比べるとかなり小規模です。函館や釧路といった道内都市を結ぶ便が多く発着し、ほかに三沢、新潟などを結ぶ便がありますが、東京や大阪を結ぶ路線はありません。この空港は陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場でもあります。陸上自衛隊が管制業務を行うという珍しい空港です。2016年よりFDA(フジドリームエ...
オホーツク紋別空港です。前回書いた中標津空港よりさらに規模は小さく、現在は全日空の羽田往復便があるだけです。羽田空港からの便が到着するのは午後12時30分で、羽田空港に向けて出発するのは午後1時10分です。空港に行ったのは午後2時でしたのでもうここを発着する便はなく、中には入れましたが空港は実質閉店状態です。もちろん展望デッキに出ても航空機の姿はありません。外国人観光客の利用者数が増えて何とかコロナ前の水...
少し時間の余裕があったので何となく中標津空港に行ってみました。この空港にはかなり昔に来たことがあり、その時の印象が木のぬくもりのある空港でしたが、今回も変わらずというより一層きれいな木の作りになっていました。写真だけ見ていると、どこかの公民館の2階フロアという感じですね。ここで食後の缶コーヒーを飲んで休憩しつつ、このあとのドライブ計画を確認しました。テーブルもあって安上がりな喫茶タイムとなりました...
前回は函館の旧ロシア領事館と旧イギリス領事館のことを書きましたが、今回は長崎です。長崎の東山手十二番館は1868年に建設された建物で、ロシア領事館が置かれていました。外国人居留地を代表する洋風建築で、1998年国の重要文化財に指定されています。すぐ近くにある東山手甲十三番館は明治時代中期にフランス領事館として建てられた建物で、現在は無料で公開されているほか、喫茶店としても利用されています。そしてこれらの旧...
函館市にある旧ロシア領事館は明治41年に建築され、帝政ロシアの領事館としては日本に唯一現存する歴史的建造物です。30年前まで青少年研修施設として利用されていましたが、閉鎖後は老朽化して立ち入り禁止になっていました。そんな旧ロシア領事館を名古屋の企業が2021年に函館市から買い取って改修を進め、7月に高級ホテルとしてオープンすることになりました。全6室で、スイートルームは2名1室2食付きで1泊31万9000円ということ...
このブログで以前書いたことがありますが、クラーク博士の「初年よ大志を抱け」という名言は、北広島の島松駅逓所で札幌農学校に赴任してしていた博士が帰国するとき、見送りに来た学生たちに残したとされています。(恵庭だったという説もあるようですが…)現在国の史跡に指定されている旧島松駅逓所の近くには名言誕生の記念モニュメントが建っています。しかし名言が生まれた場所が北広島市だということの知名度は低く、有名な...
亀山社中は坂本龍馬とその同志により結成された日本初の商社兼私設海軍です。前回ブログで少し触れた坂本龍馬が学んだ神戸海軍操練所が閉鎖された直後の1865年に長崎で結社されました。老朽化していた龍馬が活動拠点として借りていた民家を当時に近い形で復元し、2009年から長崎市亀山社中記念館として一般に公開しています。名誉館長は龍馬の大ファンである俳優の武田鉄矢さんが務めており、床の間に掛かっている絵も武田鉄矢さん...
神戸の新名所TOTTEI(トッテイ)Iが4月にオープンしました。もともとは物流の拠点として倉庫が建ち並んでいた神戸港第2突堤でした。TOTTEIの中心施設は「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」です。プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」の本拠地で、音楽ライブなども開催される予定です。TOTTEIの南端には海を眺められる広々とした緑のスペース「TOTTEI PARK」があります。そして「TOTTEI PARK」の広場全体を劇...
鹿追にある福原記念美術館です。前回書いた神田日勝記念美術館の近くにあります。十勝を中心に展開しているスーパー「フクハラ」の創業者である福原治平氏が長年にわたり収集してきたコレクションを一般に公開するために設立した美術館です。くつろぎながら芸術を楽めるよう喫茶スペースやテラスがあり、撮影もOKで、気軽に芸術品に触れあえる美術館です。六花亭の花柄包装紙でおなじみ 坂本直行 無題連ドラ「>なつぞら>」でブレ...
十勝の鹿追ゆかりの画家・神田日勝をご存じでしょうか。神田日勝は東京生まれですが、戦火を逃れて一家で鹿追に来ました。そこで油絵を始め、十勝の風景や農耕馬・牛などをモチーフにした絵を描きました。6年前のNHK朝の連ドラ「なつぞら」で主人公なつが十勝にいる頃に重要な役割を担っていたのが絵の上手な同級生の山田天陽(吉沢亮)でした。この山田天陽のモデルになったのが神田日勝です。鹿追にある「神田日勝記念美術館」に...
堺市にある大仙古墳(伝・仁徳天皇陵)は日本最大の前方後円墳です。しかし地上からあの特徴的な鍵穴のような形は確認できません。正面からも鳥居と森が見えるだけです。前回書いた堺市役所21階の展望フロアは80mの高さがありますが、直線距離で1km離れているので、やはり大仙古墳は森にしか見えません。そこで堺市は世界遺産登録が決まった2019年に気球から古墳を眺められる計画を立てましたが、トラブルのため5年以上も話が停滞し...
堺市役所の最上階21階は地上80mの高さから360度の展望が見渡せる回廊式展望ロビーとして無料開放されています。以前に行ったことはありましたが、4月にリニューアルオープンされたというので再度行きました。展望フロアには木製のテーブルやベンチなどが置かれ、くつろぎながら景色を楽しめます。堺の伝統産業を紹介する壁面イラストや市内観光スポットの情報などがあります。また、展望ロビー北側スペースには、堺名誉大使を務め...
震度5以上の地震が多くなっている昨今、古い建物の耐震補強が急がれます。前回書いた清州城などのコンクリート製の模擬天守は耐震補強工事は自由にできますが、歴史的価値がある天守はそうはいきません。現在、築城当時からそのままの姿で建っている現存12天守のうち、国宝に指定されている天守は5つあります。国宝であるがゆえに、耐震補強するにもいろいろな制約があって通常の耐震工事の何倍もの手間がかかります。それでもすで...
愛知県清須市の清洲城です。織田信長が拠点とした城ですが、写真の天守は1989年に造られた鉄筋コンクリート製の模擬天守です。創建時の資料が残っていないので、外観・規模とも想像で設計されました。城跡は開発によって大部分が失われ、本丸土塁の一部が残るのみです。下の写真に見える朱色の大手橋の向こうの清洲古城跡公園に発掘された石垣の一部が復元されています。ちなみに横の線路はJR在来線と新幹線です。この城が有名なの...
前回、柳月がNHKの連ドラで登場した「あんバタサン」というお菓子を商品化して販売に力を入れているという話をしました。柳月のスイートピアガーデンにはイートインコーナーがあるので、その「あんバタサン」をバラで買って食べてみました。この例えは柳月には失礼かもしれませんが、六花亭のバターサンドと似ているように思います。別に否定しているわけではなく、おいしいという意味です。ただやはり柳月の昔からの主力商品はし...
前回紹介した道の駅おとふけの隣には十勝の有名菓子メーカー柳月のスイートピアガーデンという工場兼店舗があります。柳月といえば、その主力商品は三方六です。いわゆるバウムクーヘンですね。しかし最近柳月は「あんバタサン」という新商品に力を入れています。これはNHK朝の連ドラ「なつぞら」の中で出てきた「雪月」という小さなお菓子屋が考案したお菓子です。この「雪月」は柳月をモデルにしていて、劇中に登場したお菓子を...
道の駅おとふけです。2022年春に場所を移し、規模も大きくなってリニューアルオープンしました。オープン直後に訪れましたが、日曜日ということもあり、たくさんの人でごった返していました。2年近く経った今なら人出も落ち着いたかなと思い再び訪れましたが、それでもかなり混んでいました。入り口横にはパンの「ますや」直営の「みちます」があり、さらに帯広豚丼の人気店「豚丼のぶたはげ」もあります。ちなみにいつも拝見して...
神戸市灘区の「なぎさ公園」は海に面した気持ちの良い公園です。、海沿いにある「ハーバーウォーク」はウォーキングやジョギングに最適で、この日も多くの市民が走っていました。広い園内には多彩なアート作品が並んでいます。下の写真のモニュメント「ゆめ・きずな」は、阪神・淡路大震災復興のモニュメントとして2001年に設置されたものです。カラフルな色がひときわ目を引くこの作品は長さが30mあり、遊び方が自由な子どもの遊...
前回紹介したビート資料館の前に鉄道の駅標とレールがあります。廃線になった国鉄広尾線が走っていた場所とは少しずれているし、単なるモニュメントかと思いながら入館しました。ところが中の展示を見て、ここがちゃんとした別の鉄道の駅だったことがわかりました。資料を見ると、日本甜菜製糖株式会社は十勝鉄道という私鉄を運営し、全道から集荷されたビートの搬入や砂糖製品の出荷をしていたそうです。十勝鉄道の路線図にも帯広...
帯広にあるビート資料館です。ビートは北海道の基幹作物で「甜菜(てんさい)」とも呼ばれており、砂糖の原料として使われています。資料館の造りはシンメトリーの構造で、入るとすぐ吹き抜け空間となっています。この資料館の場所にはかつて旧日本甜菜製糖帯広製糖所があり、一時は日本最大規模でしたが、1977年廃止されました。その跡地にこのビート資料館が作られ、ビート製糖に関する資料や模型などが展示されています。入館料...
京都市京セラ美術館に行きました。平安神宮のすぐ前にあります。目的は知人の松原一彦氏も出品している「第20回 日韓現代美術同行展」です。せっかくなので昨日書いた平安神宮神苑の無料公開日に合わせて訪れました。松原一彦氏の今回の作品は「Spiderweb」です。真鍮の蜘蛛の巣です。以前よりリアルさが増したような気がします。それ以外で私が印象に残ったのは「A wall of sheep」(高垣リミ氏)です。羊の体から人の足がたくさ...
平安神宮には神苑という広い日本庭園があります。通常は入園料600円ですが、年2回無料公開日があります。そこで昨日6月7日の無料公開日に合わせて行ってきました。神苑に入るとまず南神苑で、そこに日本最古の路面電車が置いてあります。明治44年に製造された車両で2020年に路面電車初の国の重要文化財に指定されました。西神苑はちょうど花菖蒲が見頃です。このときに合わせて無料公開日を設定しているのでしょうね。西神苑の白虎...
美瑛の三愛の丘展望公園です。パノラマロードにある赤い三角屋根が目印の展望スペースです。十勝連山が比較的近くで見られ、その手前の波状丘陵を望めるのがこの丘の特徴です。景色の見える方向はやや限られますが、南西方向の丘の景色は、なだらかな曲線が美しいです。周囲には畑が広がり四季折々の風景が楽しめそうです。言うまでもありませんが、畑は進入禁止です。美瑛の中心街から約5kmのところにあります。にほんブログ村人...
美瑛にある千代田の丘展望台です。三角屋根の展望塔が特徴です。この日は曇っていましたが、遠く東の方向に十勝岳連山を望むことができます。見晴らし台の2階からは360度の美瑛の風景を見ることができます。展望台の下には、かわいい小動物とふれあえる観光牧場があります。昔はここで乗馬のトレッキングをやっていて美瑛の丘を馬上から楽しんだこともありました。にほんブログ村人気ブログランキング...
美瑛の新栄の丘展望公園です。1個400kgあるという牧草ロールの人形が目印です。少し高い位置から幾重にも折り重なる丘の風景を一望することができます。訪れたのは午前中でしたが、ここは夕日のきれいな場所として有名です。以前訪れたときは曇天で、離れた場所にだけスポットライトのように光が差していました。その中で浮かび上がっている2本の木はパフィーの木です。昔パフィーが主役のドラマで登場したことで有名になった木で...
大阪・梅田のシンボルだった大阪マルビルが老朽化などの理由で昨年5月で営業を終了しました。1976年に誕生したマルビルは「日本初の円形超高層ビル」として話題になりました。学生時代から馴染みのあったマルビルも見納めと思い、写真を撮ってこのブログにも載せました。その翌月の昨年6月から解体工事が始まりました。そして解体工事が始まってから1年が経ち、いよいよ本当にマルビルが姿を消すときが近づきました。ついに5階建て...
羊蹄山の北北西あたりに富士見という地名があります。「蝦夷富士を見る」というわかりやすい地名です。そしてここに羊蹄姿見池と呼ばれる池があります。周囲130mほどの小さな池で、比較的訪れる人も少ないようです。池に羊蹄山がきれいに映ることから「姿見池」と呼ばれています。ここには羊蹄山の湧水が湧いています。ちょうど汲みに来ている人もいました。8年前に来たときは風は弱く池に波は立っていませんでしたが、肝心の山に...
前回紹介した三方五湖ですが、その全体を見るにはレインボーライン山頂公園へ行くのがおすすめです。リフトかケーブルカーで山頂公園まで上がります。写真に写っているレインボー傘は施設が日傘や雨傘として無料で貸してくれるものです。これを多くの人がさすことでSNS映えする効果を狙っているのでしょうね。山頂公園には5つのテラスがあり、三方五湖や若狭湾が一望できます。足湯やカフェもあります。山頂カフェなないろでジュー...
福井県の三方五湖です。北陸新幹線が敦賀まで延伸されて注目度が上がり訪れる人が増えているそうです。三方五湖は、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖の総称です。5つの湖はそれぞれ水質や水深が違い、すべて濃さの違う青色に見えることから「五色の湖」と呼ばれています。下の写真は三方湖です。三方五湖の中で唯一の完全な淡水湖です。三方五湖の中でもっとも大きいのは水月湖です。近年、湖底に年縞と呼ばれる7...
道の駅「流氷街道網走」です。ここ数年連続して立ち寄っています。冬はここから流氷観光砕氷船おーろら号が出ています。夏はホエールウォッチングですが、私が乗ったときは空振りでした。売店では青い流氷ドラフトが網走地ビールとして人気です。ここの2階のレストランで昼食と思いましたが、ものすごく混んでいたので、ファーストフードで済まそうということになりました。食べたのは網走バーガーです。カラフトサーモンを網走産...
前回紹介した網走原生牧場です。今回は藻琴湖を巡るコースです。リーダーは下の写真のお馬さんです。名前はどんちゃんです。どんくさいからだそうです(笑)牧場に着いたときはいなかったのに、いつのまにか現れた看板猫の…名前は忘れましたm(__)m看板猫だけあって人に慣れています。でも少し頭をなでるとすぐにどこかへと出かけます。さすが猫だけあって自由気ままです。馬は柵の中で過ごしていますが、以前いつの間にか柵の外で...
北海道へ行くといつも立ち寄る網走原生牧場です。オホーツク海に面した高台にあります。この牧場は常連が多いような気がします。あまり宣伝していませんしね。レストランは別として、牧場は馬のおじさんの小西さんが一人でやっているのであまり多くの人が来ても対応しきれません。昔はその小西さんが馬に乗ってトレッキングコースを先導していましたが、ここ数年は東京農大オホーツクキャンパス馬術部の学生さんにまかせて、ご自分...