メインカテゴリーを選択しなおす
佐江戸杉山神社(→神奈川県横浜市都筑区佐江戸町)は、勧請年代は不詳ですが、江戸時代前期の1613(慶長18)年再興の棟札に、代官小泉久弥・小代官石川次郎右衛門の名が記され、仏法山 般若院 東漸寺(→神奈川県横浜市佐江戸町)が別当寺であると記されており、戦国時代に小机衆で佐江戸城主の猿渡氏が鎮護のために勧請したと伝わります。境内には御嶽三柱大神の碑があり、武蔵御嶽神社(→東京都青梅市御岳山)のおいぬ(オオカミ)を信仰す...
帰命山 安国院 無量寺(→神奈川県横浜市都筑区佐江戸町)は、創建年代等の詳細は不明ですが、鎌倉時代中期には無量寿福寺という尼寺が存在していたと記される高野山真言宗寺院です。鎌倉時代の佐江戸郷は北条広時(時房の孫)の妻が領主を務めており、『関東往還記』には彼女は1262(弘長2)年に佐江戸郷を殺生禁断の地とする禁制を発したと記されます。また、1299(永仁7)年には無量寿福寺の尼僧性観(福の尼)は、金沢北条氏の菩提寺であ...
小机城(→神奈川県横浜市港北区小机町)は室町時代中期におきた永享の乱(1438年~1439年→鎌倉公方足利持氏と6代将軍足利義教の抗争)の頃に武蔵国守護を兼ねた関東管領上杉氏によって築かれた平山城と伝わりますが、実際の築城年代は定かではありません。小机城が実際に戦争で使われた記録は、1478(文明10)年に山内上杉顕定(やまのうちうえすぎあきさだ)対して叛乱を起こした長尾景春に味方した豊嶋氏が小机城に籠もったため、扇谷上...
↑神奈川県横浜市都筑(つづき)区に所在する、茅ヶ崎城址(茅ヶ崎城址公園)を探訪しました。城の概要は、現地解説板より以下に転記しました。茅ヶ崎城址 茅ヶ崎城址は「空堀」「廓」「土塁」などが良好な状態で残る、貴重な中世城郭遺跡です。早渕川を北に望む自然の丘を利用して築城されています。 茅ヶ崎城は、14世紀末〜15世紀前半に築城されたと推定され、15世紀後半に最も大きな構えとなります。 16世紀中頃には、二重土...
白玉山 士峰院 朝光寺(→神奈川県横浜市青葉区市ヶ尾町)は、戦国時代中期に上原勘解由左衛門(うえはら かげゆざえもん 誕生年不詳~1548年)が開基、僧の碧峯東全(誕生年不詳~1546年)が開山した曹洞宗寺院です。院号の士峰院は開基した上原勘解由左衛門の妻の法名「士峰院盛山浄栄」から採られたようです。禅宗寺院では普遍的な釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)を本尊として祀っています。江戸時代には江戸幕府(→3代将軍徳川家光の時代)...