メインカテゴリーを選択しなおす
臥龍山 雲松院(→神奈川県横浜市港北区小机町)は、戦国時代の1525(大永5)年頃に小机城主(→のち城代)を務めた笠原信為が、亡父信隆と伊勢宗瑞(→いわゆる北条早雲)の菩提を弔うために開基、僧の季雲永岳が開山したと伝わる曹洞宗寺院です。寺号を深大寺とする説もありますが、雲松院のホームページで否定していますのでそれに従います。境内は城塞様式となっており、小机城の詰城、もしくは出城としての役割を担っていたことが分かり...
小机城(→神奈川県横浜市港北区小机町)は室町時代中期におきた永享の乱(1438年~1439年→鎌倉公方足利持氏と6代将軍足利義教の抗争)の頃に武蔵国守護を兼ねた関東管領上杉氏によって築かれた平山城と伝わりますが、実際の築城年代は定かではありません。小机城が実際に戦争で使われた記録は、1478(文明10)年に山内上杉顕定(やまのうちうえすぎあきさだ)対して叛乱を起こした長尾景春に味方した豊嶋氏が小机城に籠もったため、扇谷上...
瑞照山 慈眼院 東観寺(→神奈川県横浜市緑区東本郷1丁目)は高野山真言宗寺院で、創建年代は不詳ですが、寺伝によると奈良時代に行基(→東大寺の廬舎那大仏造立に貢献した僧)が勧進(→資金集め)のために当地を訪れた際に聖観音像を彫り観音堂を建てたのが寺の興りで、平安時代に僧の快円が堂宇を整備したといいます。その後廃寺になったものの、戦国時代中期に小田原北条氏の家臣で小机城代(→城主代理)笠原越前守信為の子・笠原信康が...