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臥龍山 雲松院(→神奈川県横浜市港北区小机町)は、戦国時代の1525(大永5)年頃に小机城主(→のち城代)を務めた笠原信為が、亡父信隆と伊勢宗瑞(→いわゆる北条早雲)の菩提を弔うために開基、僧の季雲永岳が開山したと伝わる曹洞宗寺院です。寺号を深大寺とする説もありますが、雲松院のホームページで否定していますのでそれに従います。境内は城塞様式となっており、小机城の詰城、もしくは出城としての役割を担っていたことが分かり...
医王山 金剛寺(→神奈川県横浜市港北区小机町)は、江戸時代中期の1748(寛延元)年に長谷川道全という人物が開基し、約40年後の1786(天明6)年に大継良智(→本山の雲松院19代住職)が曹洞宗寺院として開山したと伝わります。創建の時期は天明の飢饉により多くの死者が出ていた頃と重なります。この地にはもともと北条氏綱(→小田原北条氏2代目)統治下の1540(天文9)年に明翁永寿という僧が創建した草庵があったようです。真偽の程は定かで...
大棚山 得蔵院 東善寺(→神奈川県横浜市都筑区中川7丁目)は浄土真宗本願寺派(西本願寺)寺院で、創建時は武蔵国橘樹郡小机領の臥龍山 雲松院 神太寺の末寺の曹洞宗寺院でしたが、戦国時代中期に僧の浄念が浄土真宗寺院に改め現在に至ります。以前ご紹介した浄土真宗本願寺派の弘願山 長徳寺(→神奈川県横浜市都筑区牛久保3丁目)は創建時の寺号を浄念寺といいますが、ここの改宗開基浄念と関係あるのかは不明です。東善寺は江戸時...