奥殿陣屋 三河 幕末の絵図などから大給松平氏の陣屋と周辺の姿を想定する
奥殿陣屋は愛知県岡崎市奥殿町にあります。かつてこの地域を支配した大給松平氏一族の陣屋は、当初は大給城のある豊田市大内町にありましたが、狭小だったため後に岡崎市奥殿町に陣屋を移しました。さらに後年、信濃田ノ口に陣屋を移し五稜郭で知られる龍岡城を築きました。田ノ口ヘ陣屋を移動したため奥殿陣屋は代官による管理となり明治まで存続したとされます。近年道路の新設、圃場整備などで陣屋の原形の多くが失われましたが、明治の陣屋の資料、郷土史家の書籍などが残されていましたので、陣屋と周辺を見学し往時の姿を想定してみました。今回の参考資料は(1)「奥殿陣屋よもやま話」城殿輝雄1990(2)「奥殿陣屋のすべて」城殿輝雄1995(3)奥殿陣屋資料展示室の図などです。現在の奥殿陣屋は、一部の建物が復元整備され愛知県岡崎市公式観光サイ...奥殿陣屋三河幕末の絵図などから大給松平氏の陣屋と周辺の姿を想定する
2022/11/27 11:46