紅がらの赤い町と白い蔵の街と嘉美心と 伯備線を完乗!
朝陽を浴びて始発の820Mが伯耆大山の3番ホームに入ってきた。濃黄色は岡山の車両だ。伯備線を旅すると陰陽連絡線の呑み潰しも完了、JR西日本の完乗もゴールが見えてくる。山陽地方と山陰地方を陰陽連絡線の中で、唯一の幹線と言えるのが伯備線。14往復の特急と、東京と直結する寝台特急、長大な貨物列車も走って気を吐いている。車窓に名峰大山(1,729m)を眺めようと楽しみにしていたのだけれど、手前の山々と、すでに東の空高くに昇った夏の陽の逆光となって、その姿を仰ぐことができない。早々に諦めてプシュッと開ける手塩にかけた“男梅サワー”が美味い。濃黄色の115系の後ろ姿はまるで食パン、中間車両に無理やり運転台を設置するとこうなる。820Mは途中駅で上り下りの特急やくも号に道を譲って、1時間40分をかけて新見駅に終着する。...紅がらの赤い町と白い蔵の街と嘉美心と伯備線を完乗!
2023/08/27 10:59