ねこまち日々便り(上)ねこが来た編(祥伝社文庫し10-13)(祥伝社文庫し10-13)柴田よしき祥伝社ねこまち日々便り(下)ひとも来た編(祥伝社文庫)柴田よしき祥伝社ねこ町駅前商店街日々便り柴田よしき祥伝社廃線近いと噂される柴山電鉄根古万知〈ねこまんち〉線終着駅の根古万知駅ここの駅長が不在になるという駅前商店街も開いている店は数えるほどほぼシャッターが下りている寂しい限りだそれでもこの町で育った想い出を胸に戻って来る人もいるかつては賑やかな時代もあった町なのだ炭鉱で暮らす人々もいた時代によって栄える場所も移り変わるものだけれど諦めたように生きている住人も多い老人が若い頃に命を救われた猫だと連れ帰った猫しかし老人の妻は猫アレルギーとても飼えない老人は猫を追い出すくらいならお前が実家に帰れなんてね夫婦喧嘩見か...柴田よしき著「ねこまち日々便り」上・下巻〈祥伝社文庫〉