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花のたより☆山のふみ これぞ農高! https://blog.goo.ne.jp/baru3k2000/

青森の珠玉の自然に囲まれた小さな高校「名久井農業高校」を紹介!農業高校ってすごい!

農業高校生ってこんな贅沢な学習をしているんだ!おそらく、みなさんの思っているイメージとは良い意味で違っているはず!毎日更新しています。

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2009/05/06

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  • 新人さんいらっしゃい!

    秋の初めにFLORAの元に新人がやってきました。それがイチジク。かつてTEAMFLORAPHOTONICSが夢見た経営栽培の北限を塗り替えるプロジェクトが動き始めたのです。イチジクにはいろいろな品種がありますが、基本的に温暖な地域の果物。したがっていくら温暖化といっても氷点下になる北国青森では、さすがに堪えるはずです。そこでまず耐寒性のある品種選びから始まりました。選ばれたのは数種類の強者たち。まずは来る冬を乗り越えられるか試されます。気象庁の長期予報では、今年の冬は暖冬。どうやら女神FLORAの御加護か、天も力を貸してくれそうです。ところでメンバーの一人が、イチジクもいいけどアーモンドもいいのではと保護者の方が話していたと教えてくれました。さすがに加工が大変なので、検討を要しますがこんな話が出てくるとい...新人さんいらっしゃい!

  • びっくりしたな〜もう?

    昨日は朝から雨降り。最初はしとしとでしたが、途中から音を立てて降ってきました。雨雲レーダーで確認すると秋田、岩手県北からきた雨雲が青森県を覆っているではありませんか。でも夜になると弱くなり、雨音も感じないほど。ひと安心と思ったらテレビで警報。なんと南部町の20地区で避難が呼びかけられているのです。もちろん馬淵川が増水しているからです。三戸町、南部町、八戸市を通ってすぐ海に出る馬淵川。したがって南部町近辺がいくら豪雨になっても大丈夫です。問題は岩手県の降水量。上流の岩手県で降ると下流の青森県に被害が出るのです。もう雨が止んでいるのに避難勧告。岩手県から流れてくるまで少し時差があるのです。これは勧告が出された夜8時の名農付近の水位。20cmの水位が2m30cmまで一気に増えています。でも真夜中に4mを超えたと...びっくりしたな〜もう?

  • 最後のビッグプロジェクト

    2009年結成されたTEAMFLORAPHOTONICSのFLORA最初のビッグプロジェクトは「白いリンゴ」。フルーツの里「南部町」を盛り上げようと取り組みました。そんなFLORAも今年で結成15年。何度も解散の危機を乗り越えてきましたが火の鳥じゃないので「永遠の命」などあるはずがありません。どう考えても近い将来、役割を終えるはずです。そこで現在、FLORAが水面下で動いているプロジェクトがあります。題材は「イチジク」。ご存知の通り、イチジクは生食も加工もできる美味しい果物ですが、経済栽培の北限は秋田です。したがってフルーツの里「南部町」にもイチジク畑はありません。もし温暖化が進んだら名農でもお茶ができるかもしれないと考えたのは2代目FLORAですが、2016〜2017年頃のFLORAは可能性のあるイチジ...最後のビッグプロジェクト

  • 目的外使用

    倉庫の奥から、またまたすごいものが出てきました。なんとかつて実習に行く際に必ず腰に下げていポーチです。開けてみると中から出てきたのは、スイス製のアーミーナイフ。日本では十徳ナイフと呼ばれる1つで複数の機能を持つナイフです。当時、圃場で育種などいろいろな実験をしていました。実験テーマによって必要な小物は異なります。さらに急に使う場面に出くわすことが多かったのですがこのナイフのおかげでいちいち校舎に戻ることなく、対処できたのを覚えています。今だったら不審者扱いで尋問を受けそう。注意しなければなりません。手前にあるのはデジタル式の単語帳。パソコンに接続し、自分で作る優れた電子文具です。でも圃場で単語帳は必要ありません。実は、生徒が会社を設立して野菜の生産販売を行う農業経営シミュレーションという科目を立ち上げた際...目的外使用

  • 彼岸なのに夏秋同居

    先日の名農のグラウンド。遠くに名久井岳が見えています。面白いのは空模様。青いカンバスに白いラインが引かれています。確か昨年の今頃もこんな空を見つけて紹介したはずです。理由は空気が冷えてきたので、飛行機雲がはっきり見えるようになったから。つまり上空は寒気が入っていて、もう秋なのです。ここまでは昨年と同じ。でも今年は違います。なんと名久井岳の左側に、もくもくとした積乱雲が見えます。もちろん夏の代名詞。朝夕は20℃を下回日も増えてきましたが日中はまだまだ30℃弱あります。どうやら秋と夏が同居しているようです。さて名久井農業高校は来週から今年2度目の考査となります。そして考査が終わると2年生は職場体験週間で、しばらく学校に来ません。したがってFLORAHUNTERSの活動も来週、再来週のほぼ2週間はお休みとなる予...彼岸なのに夏秋同居

  • Jr.を手ぶらで帰すわけにいかない?

    先日の土曜日、Jr.が先輩と組んで出場したSDGs系のオンライン発表会。昼12時のリハーサルから始まって、全部終わったのは18時。なんと予定時間を30分もオーバーする耐久レースでした。17時30分に終わると案内していたので、保護者の皆さんはもう自動車で迎えに来ています。そんなことで審査結果の発表が始まりましたがどうも時間ばかり気になって落ち着きません。さて決勝に残った10チーム中、賞をもらえるのは3チームだけ。長い間待たされ、さらに手ぶらで帰ることになったらJr.のモチベーションは下がってしまいます。でも初陣、しかたありません。すると突然、名農の名前がコールされました。なんと2位に当たる優秀賞を受賞したのです。まさかの結果にびっくりしているJr.たち。でも保護者が待っているので喜んでいる時間はありません。...Jr.を手ぶらで帰すわけにいかない?

  • 緊急招集!

    2023年のフローラハンターズは全部で7名。ナガイモ栽培をしている男子以外はすべて実験が終わったと紹介していますが実はもうひとり、今から実験を行う男子メンバーがいます。彼の今年の実験は一応終わったのですが、まとめるにはデータが不十分。すっきりしません。しかし同じ研究は、寒くなるので来年まで実験できません。とはいっても冬にはFFJ検定があるため、レポートを作る必要があります。そんな絶体絶命の彼のために、緊急招集された植物が届きました。名前はモリンガ、ワサビノキといいます。亜熱帯で栽培されている樹木で、スーパーフードとしてサプリにもなるので、知っている人もいるかと思います。でもサプリを作ろうというわけではありません。近づく秋、南国生まれの植物を使った実験は1回しかできません。絶対に失敗できない実験。綿密な準備...緊急招集!

  • トリセツ?

    葉も根も食べられ、さらに種子からはオイルが取れるなど残すところなく活用できる樹木「モリンガ」。そんなスーパー樹木で実験する男子メンバーがC02測定ロガーの準備をしています。しかしこの装置は初めて使うため、時間の設定や校正などが必要ですどんな機器にも取扱説明書がついてきますが、わかりにくいもの。家電製品なら説明書を見ずに、自分の勘で組み立てられますが精密機器の測定装置だと、そうは行きません。彼も最初は説明書を読みながら頭を傾げていましたが、5分もすると理解したようで、どんどん設定していきます。この説明書には必要なポイントが端的に書かれていて、さらに図がたくさんついているので理解しやすいとのこと。使用者の拒否反応を和らげる優しく分かりやすい説明書は大切な製品の一部。良い機器に当たったようです。設定の最後は記録...トリセツ?

  • ダメ出し

    日本土壌肥料学会のオンラインポスター発表会に4チームに分かれて出場中のFLORA。その中の1チームが1年生のJr.と2年生の男女。そうです、土曜日に開催されたSDGsのコンクールに出場した5名です。オンラインの学会では掲示したポスターに学会員から質問が届くのですがいつもは課題研究の中で2年生が返信していました。ところがこの日はコンクールに出場するため、Jr.も集まり勢揃い。そこでこんな質問のやりとりをしていたと紹介のためにサイトを開くとびっくり。なんとまた質問が来ているではありませんか。でも内容はそんなに難しくなく、Jr.にも返信できそう。そこでJr.が相談しながら返答を作成しました。しかし送信して良いかどうかは、2年生がチェックしてから。ところが先輩は厳しい。一字一句チェックしてはダメ出しです。でも何度...ダメ出し

  • あおもり留学!

    名久井農業高校は来年創立80周年を迎えます。80歳は人間でいえば「傘寿」。長生きのお祝いをする節目です。そんな伝統のある三八地区唯一の農業高校が今また新しいチャレンジをしています。それが県外からの生徒の受け入れ。「あおもり留学」です。現在、数ある青森県の高校の中で全国どこからでも入学できるのは、わずか5校だけ。名農は、その珍しい1校に選ばれているのです。募集は昨年始まったばかりなので、全国に認知されるには、まだまだ時間が必要です。それでも昨年、関東から入学された方がいます。緑のキャンパス、ほのぼのとしたフルーツの里での暮らし。都会育ちの若者にはとても新鮮なようで、地元生徒以上に実習や部活動に積極的に励んでいます。普通高校と違い、刺激だらけの専門高校。今年も新たな仲間ができるのを心から待っています。他県での...あおもり留学!

  • 待ったなし

    科学系、ビジネス系など高校生向けにいろいろなコンクールが行われています。ここ数年ぐんと増えてきたのが、SDGs系。達成目標である2030年が近づいてきたからかもしれません。実はFLORA、今まで一度だけ挑戦したことがあります。それが外務省管轄のジャパンSDGsアワード。なんと総理官邸に出向き、官房長官賞を当時の茂木官房長官から直々にいただきました。最初のチャレンジでこんなビッグタイトルを受賞したので、その後はおとなしくしていました。しかし今年、Jr.を出場させる手頃な大会がないので思い切って2年とJr.の合同チームで応募してみました。すると応募30数校から上位10校に選出され、昨日開催されたオンライン審査に出場してきました。ノートPCの左右に座るのが2年生。PC操作と質問を一気に引き受けました。後列がJr...待ったなし

  • 閉店ガラガラ

    日本土壌肥料学会のポスター発表会が月曜日を持って終了となります。会場に行って発表した高校生は、9月12日だけ頑張れはいいのですがオンライン参加のFLORAは約10日間という長い間公開されているのでちょくちょくサイトをチェックしては、寄せられた質問に回答することになります。これは先週の課題研究。前回は質問が少ないと嘆いていましたが今回はたくさん届いています。今大会、FLORAHUNTERSは4チームに分かれて出場しています。したがって用意されたMacのノートパソコンも4台。どうすれば思いが伝わるのか、みんなじっくりとMacに向かいながら言葉を探していました。ポスター発表の醍醐味である専門家と相対してのディスカッションができなく、少し残念ですがそれでも自分の研究に博士たちが興味を持ってくださりパソコンを通して...閉店ガラガラ

  • 助太刀いたす !!

    放課後、土肥実験室に集まったのは、FLORAHUNTERS&Jr.の5名。オンラインで行われるSDGs関係の大会で発表することになったので練習に取り組んでいます。出場目的は、Jr.3人に発表を体験してもらうこと。そのため無理やり3人全員を発表者にしたのですが、決められた画角の中で3人がパフォーマンスするのは想像以上に厄介。そこでいかにするとZoomの画面の中でスムーズに発表できるか、立ち位置を変えながら何度も試していました。その度に助太刀を買って出た2年生のお兄さん、お姉さんからもアドバイをもらい、なんとかフォーメーションが決定。ほっとひと息つきたいところですが、もう本日が大会。時間を見つけて最後のチェックをして臨みたいと思います。やるからには精一杯。あたって砕けてもいいんです。天下御免の向う傷、それがJ...助太刀いたす!!

  • 地中レーダーが欲しい ?

    みんな研究が終わって一段落しているのに馴化温室に今も通っているメンバーが一人います。彼が育てているのはナガイモ。丁寧な管理もあって1株も枯れることなく育っています。ところでナガイモの追肥は8月中旬まで。それより後に肥料を施すと変な形になってしまうのだそうです。栽培マニュアルを見ながら育てている彼。8月に東京で行われたボランティアアワードに参加する直前にちゃんと最後の追肥を終わらせています。では現在、ナガイモはどんな状態になっているのでしょうか。彼のマニュアルによると、8月下旬からがイモの肥大期。つまり今、土の中でどんどん大きく育っているというのです。掘ってみたいのですが、根が切れてしまうのでできません。魚群探知機のような地中レーダーがあったらどんなに便利でしょう。新しいアイデアは不便さを感じた時に生まれま...地中レーダーが欲しい?

  • 紅葉それとも高温障害

    名農の生徒玄関前の樹木を見上げると一部ですが南側の葉が少し黄化している部分があります。いつも紅葉が最初に始まるのはこの部分。従って秋はこの木を見て、紅葉の始まりを感じるのですが果たして今の状態は紅葉なのでしょうか。一般に紅葉は最低気温が8℃以下になると始まるといいます。しかし9月中旬になった南部町の最低気温はまだ20℃前後。紅葉には程遠い気温です。また最高気温と最低気温の差が15℃以上という情報もあります。こちらは日によって達成しますが、理由はときどき最高気温が30℃以上になるから。つまり気温差15℃になったといえども高い気温の中で起きているため、紅葉のスイッチが入るとは思えません。それでは猛暑による葉焼け現象でしょうか。高い木なので確認はできませんが、ちょっと気になる変化です。紅葉それとも高温障害

  • 俺ら東京さ行ぐだ

    2013年の古いデータから面白いものを見つけました。航空写真の上にエクセルのグラフ。残念ながら縦軸にも横軸にもヒントになる数字や単位がありません。ただ青い線は地上、赤い線は屋上とあります。皆さんはこれが何か想像できますか。もちろんこれは未完成の画像ですが、すぐ思い出しました。実は地上というのは6月頃の第2農場の気温、屋上は名農の屋上の気温です。作ったのは園芸科学科時代のTEAMFLORAPHOTOINICS。屋上はコンクート打ちっぱなしのため寒暖差が大きいので、それを利用してここで観光スイカ農園ビジネスをしようとある大学のビジネスプランに応募した時のものです。調査すると4階の屋上ともなると容易にチョウは飛んできません。したがって害虫が極めて少ないのです。さらにコンセントがあるので自動かん水装置や照明、PC...俺ら東京さ行ぐだ

  • 決戦は土曜日

    発表練習をしているのは、もちろんFLORAですがなんだかいつもと違います。ひとつは場所。校内の本拠地としている土肥実験室ではなく農場にある管理室。もしかしたら初登場かもしれません。さらに違うのはメンバー。なんとFLORA2名とJr.3名という混合チームなのです。春から先輩FLORAのアドバイスを受けながら研究に取り組んできたJr。1学期の終わりにコンクールがあるけれど応募したいか尋ねてみると二つ返事で快諾。やる気満々です。そこで先輩のデータとの合わせ技で応募したところ、ビギナーズラックで予選突破。なんと今週末、オンラインですが決勝審査の発表会に出場することになったのです。もちろん主役はJr.。彼らに発表してもらい、お兄さんとお姉さんのFLORAがPC操作や質問への回答など脇役にまわって彼らをサポートする特...決戦は土曜日

  • 花の咲く垣根

    第2農場の草花温室前の生垣。よく見るときれいなオレンジ色の花が咲いています。もちろんこんな生垣ではありません。花はおそらくノウゼンカズラ。蔓性で樹木や壁にへばりついて増える中国原産の落葉性の樹木でときどき見かけることがあります。絡み付かれている生垣の樹種名はわかりませんがこんな生垣があったらまた楽しいかもしれません。かつてノウゼンカズラは有毒だといわれていました。なんと花を触った手で目を擦ると失明するというのです。しかしこれは間違い。現在は無毒であることがわかっています。さて今から数十年前、名農が前川原農場、つまり今の第1農場からこの高台に移転した際、チームが本拠地で使っている馴化温室周辺は園芸科の垣根見本園でした。その後、いろいろなガラス温室が建てられた際になくなったようです。そんな記録が残されているの...花の咲く垣根

  • ワイルドだろ

    名久井農業高校に詳しい方なら、ここがどこかわかるはずです。そうです。高台の第2農場から、川向こうの第1農場に向かうために降りていく階段です。昔からそうですが、この階段はブロックではなく自然石。したがってかなりゴツゴツしています。でもそれがなかなか面白い景観を作っています。しかし雨が降ると滑りそうでちょっと怖いんです。生物生産科の本拠地は第1農場。1年生も3年生もみんなこの階段を上り降りしています。昨日の9月12日の最高気温は34℃。下から登ってくると、ちょっとしたアスレチック場。それでもワイルドな名農生は元気に真夏のクライミングを楽しんでいます。さて来年、創立80周年を迎える名久井農業高校。この岩の階段は移転当時からのものなのでしょうか。そうだとしたら設計した大先輩も相当ワイルド。さもなければ悪戯好きです...ワイルドだろ

  • レスポンスが欲しい

    オンラインの学会ポスター発表会が始まりました。FLORAHUNTERSも4チームに分かれて参戦しています。先日、課題研究の時間に寄せられているコメントをチェックしました。するとどうでしょう。4チーム中、3チームに質問が届いています。しかし各チームともたった1〜2問だけ。やる気満々のFLORAメンバーはみんながっかりです。さらにかわいそうなのはある女子。彼女には質問が届いていません。学会はある分野の専門家たち。おそらく彼女のテーマは参加されている学会員の興味を引かなかったのかもしれません。ディスカッションを楽しみにしていた彼らにとって、これには肩透かし。こんなことなら会場の愛媛大に行けば良かったと言い出すメンバーもいるくらいショックだったようです。でもちゃんと相棒と相談しながら上手な返答を探しては返信してい...レスポンスが欲しい

  • 何かが起きてる

    これは馴化温室でナガイモの栽培をしている男子メンバーの試験区。毎週1回、彼は課題研究の授業が始まると一人温室に向かい調査してから土肥実験室に戻ってきます。収穫は11月。まだまだ2ヶ月も先ですが、もう少し頑張って欲しいものです。さて先日温室を覗いてみると、なんだか試験区の雰囲気が違います。培養土の上に、乾燥防止で籾殻を敷き詰めていたのですがよく見ると一部崩れかかっています。チューブは自動かん水装置から伸びているものですが、この影響ではありません。もしかしたら、土の中でナガイモが肥大しているからではないでしょうか。おそらく土の中で肥大している時に、上にも少し盛り上がったため籾殻が崩れ落ちた可能性が高いのです。ナガイモはこれからが肥大期。十分可能性があります。しかし土を掘って中を見るわけにはいきません。いったい...何かが起きてる

  • 魔法のリンゴ

    先日、すす点病やすす斑病に犯されたリンゴを紹介しました。その後の姿がこれ。ジャムになりました。品種の名前はブラムリー。19世紀初めに発見されたイギリス生まれの青リンゴです。面白いのは食べ方。なんと電子レンジで加熱するだけで、まるで魔法がかかったかのようにみるみるうちに果肉が崩れていくのです。これに砂糖を加えたらあっという間にジャムが完成。この素晴らしい特性から「クッキングアップルの王様」ともいわれています。トーストとコーヒーを待つ間に、リンゴをレンジでチン。このリンゴなら毎朝、出来立ての熱々のジャムを食べるなんてことも簡単です。ところで青リンゴといえば、ビートルズのアップルレコード。あのラベルになったリンゴは「グラニースミス」といいます。まさにイギリスというビートルズですが、面白いものでグラニースミスはオ...魔法のリンゴ

  • 大妄想大会

    ここは会議室。先日の課題研究、外部講師をお招きしてビジネスについてご指導していただきました。お話に耳を傾けている名農生は7名。そうです。FLORAHUNTERSです。前回まで観光プランの紹介をしてきましたが、このようにFLORAは、研究した成果をビジネスプランにするという遊びを結成時の2009年から続けてきました。この大妄想大会を長年続けてきたこともあり、本当にたまにですが高校生のビジネスプランコンテストで入賞したこともあるんです。今年も夏から妄想していますが、嬉しいことにプロの方からアドバイスをいただける機会に恵まれました。するとやはり考え方に矛盾があるとのこと。もっと方向性をはっきりさせ、さまざまな案の取捨選択をすべきと専門家ならではのご指摘を受けました。さすがにFLORAも気づかなかった点をズバリ指...大妄想大会

  • 皆さんの笑顔が見たいから

    環境システム科の草花温室。こちらはたくさんのシクラメンが並んでいます。さてそのシクラメンを覗いてみるとご覧のように葉が周囲に広がり、中央部分が開いています。これは偶然ではなく、人の手によって行われたものです。9月に入るとシクラメンには蕾がたくさん出てきます。しかし繁っている葉の影になって光が当たりません。そこで中心部の葉を周辺の葉にわざと引っ掛けて開きこのように中心部に光が当たるようにします。この作業を「葉組み」といい、小さな蕾を育てるのに必要不可欠な作業なのです。温室で管理されているシクラメンは何百鉢あるのでしょう。手間のかかる作業ですが、これをきちんと行うため名農のシクラメンは品質が良いと皆さん笑顔になるのです。地味な作業ですが、10月下旬の名農祭まで管理は続きます。皆さんの笑顔が見たいから

  • 渾身の四部作 其の四 「戸の里を巡るミステリーツアー」!

    その四といってもこれが4作目ではなく第1作目。2015年の記念すべき観光甲子園のデビュー作です。発表したのは環境システム科2回生のTEAMFLORAPHOTONICS。当時のFLORAは園芸ビジネス類型に所属する研究班でした。したがって農業や農村を題材にしたビジネス提案の取り組みもしていました。さてこの作品は初陣ながら、いきなり日本一の文部大臣賞に輝いたもの。青森から岩手に点在する「戸(のへ)」の町を巡りながらその謎や今はなき「四戸」の場所を探っていこうという2泊3日のツアーでした。謎の答えは「馬」。昔からこの地域は馬産地で、戸というのは柵の扉。つまり馬を管理する拠点だったところを意味するようです。またツアーのクライマックスに行われる四戸探しがユニーク。地元の地名を名字に持つ方が多いことから、電話帳で徹底...渾身の四部作其の四「戸の里を巡るミステリーツアー」!

  • 困ったものです ?

    ご覧ください。これはリンゴです。まだ青いのですがもう収穫時期を迎えています。ところがどうでしょう。果実一体に黒いすすのような汚れがついています。実はすす点病とすす斑病が併発しているのです。小さな点々がついているのがすす点病、大きな範囲で黒くなっているところがすす斑病。いずれも病原菌は糸状菌です。ということはこの黒い点は、ご想像どおり胞子なんです。人体には影響はなく、皮を剥けば何の問題もありませんがさすがに見栄えが悪いので、商品価値はグンと下がってしまいます。さてこのすす点病、すす斑病は糸状菌、つまりカビなので発生条件は高温多湿といいたいところですが気温20℃ぐらいと低温多湿を好みます。しかし今年の夏はいつもより3〜4℃も高温。さらに雨量は40%も少ないのです。どう考えてもすす点病、すす斑病の好む環境ではな...困ったものです?

  • 名農の実りをご用意しています

    名久井農業高校の文化祭は「名農祭」。今年は10月28日(土)、29日(日)の2日間行われる予定です。コロナ次第ではありますが、今年こそ地域の皆さんをお招きしたいものです。名農祭の人気商品といえば、焼肉のタレ、リンゴやブドウの100%ジュース、ジャムなどの各種瓶詰めという加工品があげられます。先日、加工室の前に瓶が入った箱が山積みになっていました。そろそろ焼肉のタレ作りが始まるかもしれません。このように加工品は大人気ですが、それ以前から根強い人気なのが農産物。リンゴ、ハクサイ、ネギ、ゴボウなどを求めて県外からもお客様が来るぐらいです。この地域は冬は栽培できません。したがって昔は大量に買い込んでひと冬かけて食べたものです。そんな風習もあり名農の農産物は大袋入り。自動車のトランクいっぱいに購入される方も珍しくあ...名農の実りをご用意しています

  • 渾身の四部作 其の三 「青森相撲王国探訪記」

    かつてFLORAが観光甲子園で発表した観光プランを紹介しています。これは当時2年生だったFLORAメンバーが2017年に神戸の全国大会で披露した「青森相撲王国探訪記」。ご存知の通り、青森県は昔から相撲が盛んで、熱心に活動している団体やまた県内各地に相撲にまつわる史跡などを見ることができます。さらに夏には高校と大学の選抜全国大会も開催されています。これらを巡りながら、そして時には体験しながら相撲王国を堪能してもらおうと企画したものです。これは津軽の神社。今も県内のいろいろな神社に残る土俵も紹介しました。また県内の農業高校には強い伝統のある相撲部がたくさんあります。そこは同じ農業高校の仲なので、お願いして取材もしました。このように夏休み、チームは太平洋側と日本海側の二手に分かれて取材旅行を敢行し12分間のまる...渾身の四部作其の三「青森相撲王国探訪記」

  • 渾身の四部作 其の二 「青森お米物語」 !!

    こちらは2016年の観光甲子園全国大会で披露した観光プラン「青森お米物語」。確か金賞を受賞した作品です。実はこれまで青森県は寒さのため美味しいお米はとれませんでした。それどころか名農のある太平洋側は昔、やませの影響で度々冷害に見舞われその結果、餓死する人が多く、犬やなんとなくなった人間まで食べたという悲しい記録がたくさん残っています。そんな青森県ですから、品種改良は食味より耐冷性を重視するのは当たり前。数々の耐冷性品種を生み出しました。しかし気がついたら世の中は食味重視の時代に変化。青森の米はまずい。育種を担当した試験場の皆さんは本当に辛い思いをしてきました。しかし2015年の秋、待望の特A品種「青天の霹靂」が誕生。青森県はお祭り騒ぎになりました。この観光プランは、地域に残るお米に関する辛い記憶が今なお残...渾身の四部作其の二「青森お米物語」!!

  • 秋花壇 !!

    サルビアやペチュニアなど春夏の花壇を彩ってきた花たち。残暑のおかげでまだ元気ですが、まもなく終わりとなります。そんなことから環境システム科の草花温室では、次なる秋花壇の主役となる草花が出番を待っています。例えばこれ。ハボタンです。葉を鑑賞する寒さに強い植物でいろいろなトーンのグリーンを楽しむことができます。かわいい花が咲くのであれば、無造作に植えてもいいのですがこのハボタンは花を鑑賞しません。葉の色を楽しむのです。そうなると俄然必要なのは配色のセンス。素敵な色の組み合わせを見つける力です。植物を使った芸術。まさにこれが「園藝」の醍醐味です。さらにトレンドも意識しなければなりません。この力を磨くと洋服選びが上手になり、オシャレになること間違いなし。来月は地元に飛び出し、ハボタンなどで花壇を作る農業クラブ活動...秋花壇!!

  • 約束にコミットする

    日本土壌肥料学会が主催する高校生発表会がまもなく開催されます。大会プログラムによると高校生の発表日は9月12日。会場は愛媛大学。台風さえ来なければ行ってみたいのですが、FLORAは7名もいます。さらにJr.も入れると10名という大所帯なので、遠征などできません。しかし4月にJr.と交わした約束は、研究と発表の場の提供。したがって何としても、どこかで発表してもらわなければ契約違反となります。ところが今年は運悪く、近辺で開催される大会がありません。ちょっと遠いのですが、日本植物学会が今月札幌で開催されます。朝ドラの影響もあり、盛り上がりそうだと思ったのですがこちらはあいにく名農生が全員参加する秋祭りとブッキング。うまくいきません。そんなことで日本土壌肥料学会がオンラインでも参加可能という案内をしていたので飛び...約束にコミットする

  • 渾身の四部作 其の一 「ぐるっと視点を180度 〜神と手踊りに出会う旅〜」

    観光甲子園というビジネスプランコンテストがあります。FLORAがチャレンジしたのは、2015年からたった4年間だけですが今振り返ってみるとどれも甲乙つけがたいFLORA渾身の作品。はっきりいって今まで行ったどんな研究発表よりも心に残ります。今週は、祭りのため課題研究が休止。次回は1週間後です。そこで活動の代わりに、この四部作を少しご紹介したいと思います。さてこれは2018年の作品。TEAMFLORAPHOTONICS解散年に発表した「ぐるっと視点を180度〜神と手踊りに出会う旅〜」です。南部町は若者の県外流出が止まらず、祭りの担い手不足に陥っています。しかし日本文化を体験したいと当時、インバウンド観光で外国からたくさんの観光客が訪れていました。このプランは外国人観光客が町に民泊し神社の旗を持って町を練り歩...渾身の四部作其の一「ぐるっと視点を180度〜神と手踊りに出会う旅〜」

  • 秋祭りなのに夏祭り

    名久井農業高校は地元の秋祭りに長年全校生徒で参加してきました。就職試験の時期に、準備も含め数日間取られるため3年生や進路関係者はたいへんです。しかし今年も地域の要望もあり、この取り組みは継続されることになりました。実はこのように地元の祭りに参加する農業高校は全国にたくさんあります。なぜならば春祭りは豊作祈願、秋祭りは豊作への感謝が目的で生まれたものが多く農業とは深い関係があるからです。教科書にも地域の農村文化を継承する大切さや地域に根ざした取り組みが推奨されているぐらいです。つまり農業高校が祭りに参加するのは、生きた学習なのです。また地域もそんな農業高校を手放せなくなっています。理由は高齢化。名農のある名川地区などは名農が支援しなければ祭りの存続すら危うくなっています。さてそんな名川秋祭りは8日、準備は7...秋祭りなのに夏祭り

  • 時代遅れ

    ここにあるのは空気中の二酸化炭素濃度を測定する装置。昨年まではコロナの流行で部屋の換気をする目安としていろいろな場所に設置されました。しかし今はもう目にすることはありません。そんなこの時期、FLORAはなぜか時代遅れとでもいうべき装置を手に入れました。環境システム科には紫外線やCO2濃度を測定できる装置があるのにです。理由はあるメンバーの実験のため。彼は春から実験を続け、ちょっと奇妙はデータを得ています。しかし結論を出すには不十分のため、今は公開せず来年も継続研究をすることになりました。それはいいのですが、たいへんなことに気がつきました。農業高校生は冬場にレポートを提出してFFJ検定を受けなければなりません。公開しないということはレポートも出せないということです。もう9月。そこで急遽、比較的に短期間で終わ...時代遅れ

  • バブルの時代

    園芸実験室で発見したこの装置。ポンプはポンプでも普通のポンプではありません。なんと目に見えない微細な泡を含んだ水を発生させるポンプなのです。マイクロバブルとかファインバブルとかナノバブルなどという泡ですがFLORAにとってはとても忘れられない装置なのです。実は先輩のTEAMFLORAPHOTONICSが園芸科学科だった2011年、東日本大震災で八戸などの沿岸部は津波被害を受けました。そこで立ち上がったのが先輩FLORA。当時、水耕栽培の試験のためメーカーから貸与されていたこの装置を、なんと除塩に用いたのです。なぜなら泡を含んだ水がNaをとてもよく洗い流すことを発見したからです。発電機をトラックに積み、この装置で八戸や岩手県で除塩したことは今も忘れることはできません。まさにバブルの時代でした。でもこの装置は...バブルの時代

  • FLORAがビジネスに取り組む理由

    夏休みから取り組んできたビジネスプラン作り。いよいよ完成に近づいてきました。ホワイトボードに書かれているのは収支計画。儲かる仕組みがちゃんとできていないとビジネスなんかできないからです。日頃は農業研究に取り組んでいるFLORA。いつもと違う部分の脳をフル回転させているようです。まるで商業高校だと誰かが話していましたが、そのとおり。環境システム科は生産システム類型という工業コースと園芸ビジネス類型という農商コースに分かれています。学科誕生時、それぞれのコースに2つずつ研究班が設定されていました。環境研究班は園芸ビジネスコース。つまり商業も大事な視点でした。今はどちらのコースからでも環境班に入れるシステムになりましたが当時を知らない現在のメンバーにとっては、不思議でならないようです。でも本当の理由は初代FLO...FLORAがビジネスに取り組む理由

  • 嬉しいけど、ちょっと残念 !

    まもなく学会主催の高校生研究発表会が開催されます。会場はなんと愛媛大学。さすがに遠すぎます。いつもは関東より南が会場の場合は参加を断念するのですが嬉しいことに今回は会場でポスターセッションするグループとオンラインで発表する2グループのどちらかを選ぶ方式。そのおかげでFLORAはオンラインながら4チームに分かれて全員出場できるようになりました。これはメンバーに届いた大会プログラム。これを見るとページの下の方にFLORAの名前が4つ掲載されています。しかし同じ青森県のお隣の農業高校は上に名前が載っています。実は下がオンライン、上が会場での発表校。つまりお隣さんは羨ましいことに会場に実際に行って発表するようです。今回、ちょっと残念なのはオンライングループにはリアルタイムに質疑応答を行うコアタイムがないこと。2週...嬉しいけど、ちょっと残念!

  • チャレンジャー !!

    環境システム科が全国に誇る学校設定科目「起業チャレンジ」。3年生が3つの模擬農業法人を結成し、水耕野菜の生産販売を競うユニークな学習です。最大の特徴は、経営に関する重要な決定を学習者に委ねたこと。何を栽培して、いくらでどこでどのように販売するかは彼らの自由なのです。それだけに3年生はよく最もやりがいのある科目だが、最も辛い科目だったと話しています。さて2学期が始まった名農。起業チャレンジにも社員が戻ってきました。こっそり覗いてみると野菜の姿が見当たりません。やはり厳しすぎる残暑でお手上げなのでしょうか。これも仕方のないことを思ってよく見るとなんだか小さな芽が伸びています。どうやらここに播種したか、小さな苗を植えたようです。今は残暑厳しい毎日ですが、日長が長くなる春と違って秋は栽培しやすい季節。うまくいくと...チャレンジャー!!

  • ほろ苦いデビュー

    先日、FLORAHUNTERSAQUAに素敵なクリスタルトロフィーが届きました。これは先月、参加したボランティアアワードで協賛企業からいただいたもの。企業名は「猿田彦珈琲」。ちょっとお高めの美味しいコーヒーを販売されている会社です。副賞はコーヒーだという情報ですが、そちらはまだのようです。高校生はコーヒーが少し苦いのでまだ飲めないという人がかなりいます。今年のFLORAはどうでしょう。せっかくなので届いたら少し飲んでもらいたいものです。さて4月に結成したばかりの新生FLORA。ボランティア大会での受賞内容の半分は先輩の取り組みですがそれを一生懸命伝えたのは間違いなく自分たちです。このズッシリと重いトロフィーをみんなで手にして自信をもって次へと進んでもらいたいものです。まもなく自分の取り組みだけで勝負する秋...ほろ苦いデビュー

  • はじめの一歩

    ボランティアアワード事務局から届いたクリスタルトロフィー。みんなの前で初披露となりました。するとよほど嬉しいのか、みんな順番に手にとって生まれて初めてこんなのもらったと喜んでいます。どうやらクリスタルのずっしりとした重さがいいようです。さてトロフィーのリレーが終わると今度は自分たちの手で職員玄関前の陳列棚に並べることにしました。鍵を開けて並べましたが、棚には形こそ違いますが同じようなクリスタルトロフィーがいろいろ並んでいます。よく見るとみんなFLORAHUNTERSかTreasureHunters、もしくはTEAMFLORAPHOTONICSと刻まれています。これにまたびっくり。冷静に数えると陳列棚の7割以上が先輩FLORAのものではありませんか。あらためて先輩の凄さを感じたようです。でもFLORAHUN...はじめの一歩

  • Breakthrough

    学会での研究発表の準備を進めながらビジネスプラン作りにも取り組んでいるFLORAHUNTERS。とはいってもプラン作りにかける時間も、残り数時間となりました。この日は2チームに分かれて、今まで考えたプランの矛盾を探すことにしました。しかしこのように自分の考えを改めてチェックする経験はあまりないので、苦戦しているのが手にとるようにわかります。さらに土肥実験室は30度を越す暑さ。冷房はなく窓を開けても風も入りません。そこで始まって30分ぐらいが過ぎ、1回休憩を入れました。しかしその後、雰囲気がガラッと変わります。なんと2チームとも急に声が大きくなってきました。聞き耳を立てると、活発に話し合いが始まり、前にグングン進んでいます。どこかでブレイクスルーが起きたようです。こんな状態が20分以上も続いたのですが、時間...Breakthrough

  • これは困った

    「農業と環境」は、農業高校に入学した1年生が初めて農業を学ぶ入門科目です。環境システム科の1年生が今年栽培しているのはジャガイモ。先生がお手本を見せながら調査方法や考察の仕方など体験的に学ばせるもので、2年次からの課題研究にスムーズに移行するための大切な学習です。この日は収量調査。ジャガイモの数や重さを測定する実験のような内容ですが、農業高校なので出荷基準に仕分けしてみて、もし市場に出荷したらどれぐらいの価格になるかという農業的要素も入れています。さあここまでは順調でしたが、このあと困った問題が発生。実は茎を3本に仕立てた区と放任した区を比較するとなんと放任区の方が数もMとLの比較的大きなイモも多いのです。一般的に単位面積あたりのイモの数が多いほど養分の取り合いで小粒になるものですが、どうしたことでしょう...これは困った

  • 環境システム科の研究活動で自分磨き

    環境システム科の紹介をしてきましたが、今回で最終回。最後は環境システム科に所属している環境研究班のPRで終わりとします。環境システム科では2年生から好きな研究班に所属します。環境研究班はその中のひとつで愛称はFLORA。植物や農業、環境など自由なテーマを設定して楽しんでいます。これは早稲田大学で行われた学会主催のポスター発表会に参加した時の様子。サクラソウの保全活動について専門家とディスカッションしています。せっかく研究したんだから誰かに聞いてもらいたい。そんな思いから積極的に大会に応募し、全国各地はもちろん、スウェーデンまで行って発表させてもらっています。記憶ではこの大会後まもなく、パシフィコ横浜で開催された日本最大級の園芸イベントにも参加。何万人もの方が来場される特設ステージで植物を使った水質浄化につ...環境システム科の研究活動で自分磨き

  • 野菜よりもイネ

    ろ紙の上に乗っかっているのは水草。インキュベータで乾燥させた淡水の水草で、モグサではありません。これはFLORAHUNTERSAQUAの代表である男子メンバーのもの。研究はスムーズにいきませんでしたが、なんとか液肥を作ることに成功しました。左はよく金魚の水槽でお目にかかるマツモ。アフリカやアジアの温帯熱帯に自生しています。右はバリスネリア。こちらも世界中の湖沼に生えている水草です。彼は水草を栽培する過程で、せっかくなら水質にどのような影響を与えているのか知ろうと定期的に分析もしていました。先日、4種類の水草データをまとめてみると、いずれも硝酸態窒素よりアンモニア態窒素が減っていることが明らかになりました。調べてみると水草の生息する水中は空気が少ない嫌気性。したがってイネと同じようにアンモニア態窒素を吸収す...野菜よりもイネ

  • 環境システム科からの進学!

    環境システム科では農工商という幅広い学習をしているので農機具店、電気店、工場、食品系、サービス業、公務員など進路は多方面。農業だけ、工業だけ、商業だけ学んでいてはこうはいきません。この自由さも2年次に学ぶ分野を決める環境システム科の魅力です。では大学進学はどうなっているのでしょう。そこで我らがFLORAメンバーを例に出して紹介します。農業高校生は、あまり大学進学を希望する人が多くありませんがそれでも毎年のように誰かは進学しています。TEAMFLORAPHOTONICS時代から考えると筑波大学2名、弘前大学1名、秋田県立大学、その他にも東京農業大学、日本大学、酪農学園大学などほぼ毎年、農業系大学で学んでいます。昨年も北海道の酪農学園大学に進学しました。かつて、農業高校なのになぜこんなに進学できるんだと地元新...環境システム科からの進学!

  • 紛らわしい?

    名農のキャンパスにサルスベリの花が咲いています。サルスベリは漢字で書くと「百日紅」。初夏から9月まで100日も咲くことから名付けられました。まさに名前通り。100とう数字に嘘はありません。しかしセンニチコウという草花もあります。もちろん千日紅と書きますがどう考えても千日も咲き続けるはずがありません。開花期はやはり7月から9月まで。こちらの千日は長いという意味。1000日咲くは勘違いです。でも千日紅はドライフラワーになる草花。名前は知らなくても、赤い球体の花は皆さんどこかで見たことがあるはずです。生花では千日もちませんが、ドライフラワーにしたら間違いなくもちます。そう考えると嘘じゃなく本当かもしれません。さてサルスベリの脇にあるのは校歌の石碑。サトウハチロー氏の直筆書体で彫られています。まだまだ残暑厳しい毎...紛らわしい?

  • 環境システム科は触っていいんです!

    農業と工業を学ぶ環境システム科の学習を象徴するのはガラス温室。コンピュータ制御の数千万円の最新温室が学習の場です。しかしここでの学び方も他の農業高校とは違います。近年、農業高校には水耕栽培装置が導入されつつありますがとても高価な設備。特に収入を上げなければならない学校側は勝手に操作して壊されては困るので先生が触って生徒は見るというスタイルが一般的です。ところが環境システム科は違います。環境システム科が育てたいのは農と工の2つの分野を知りその場の課題に応じて工夫することができる幅広い知識と技術をもった柔軟な人材。したがって農業者といえども恐れず装置をさわれなければなりません。そんな理由から環境システム科ではこの高額な装置を生徒に開放。自由に触って動かして技術を身につけてもらっています。もちろん失敗だってあり...環境システム科は触っていいんです!

  • 汗だくでレコーディング ?

    先日、環境システム科の研究チームFLORAはあるコンクールに応募することになりました。応募形式は3分動画。でもそのためだけにビデオカメラを用意し、編集する気にはなれません。そこでいつものようにPPTに録音することにしました。この方法は簡単なはずですが、実は想像以上にたいへんだったようです。彼らは3人1組のユニット。したがってナレーター選びはみんな原稿を実際に読んでみて、誰が聞きやすいかで決めました。その結果、女子メンバーに決定。何回か練習していよいよこの日、録音となったのですが、あいにくの猛暑。後日わかりましたが、録音時は35℃オーバーでした。しかし録音するには他の音を遮断するため、土肥実験室の準備室で行わなければなりません。もちろん窓も締め切りです。彼女一人でこもって録音してくれましたが、きっと汗だくだ...汗だくでレコーディング?

  • 環境システム科で農工商の資格取得?

    環境システム科は農業と工業を学べるユニークな学科。この魅力は生徒の資格取得にも現れます。漢検や英検はもちろんですが、パソコン操作を学ぶ科目「農業情報処理」などではワープロや表計算などの資格を取ることができます。また農業技術検定など農業に関する資格もみんなで取得します。さらに希望すれば商業系の資格だってチャレンジ可能。しかしこれだけなら他の農業高校や商業高校と大差ありません。実は、なんと環境システム科では危険物取扱者、配管技能士、電気工事士など工業系の資格も取得できるのです。なぜなら工業系を指導する先生は工業高校から赴任された専門家。つまり工業高校で学ぶことができる内容をがっちり学べるのです。もちろんフォークリフトや建設機械などの講習も充実しています。配管技能士は現在人材不足のため企業からひっぱりだこ、そし...環境システム科で農工商の資格取得?

  • 大豊作!

    先週、ジャガイモの収穫を行った環境システム科の1年生。今年は猛暑なので、なかなか思うような管理ができず収量はあまり期待していませんでした。ところが掘ってみるとご覧のとおり、大豊作。大きなイモがゴロゴロと顔を出しました。新聞紙の上で乾燥しているのは、試験区2株分のジャガイモ。まずは少し乾燥させてから、重量を測定しLやMなどの規格分けをしながら収量調査するためです。でも彼らが栽培したのは全部で5株。つまり残りの3株はお持ち帰り用なのです。味も大切な特性。家で料理してその味や特性を感じてもらいたいと思っています。さてジャガイモといえばメークインやダンシャクが思い浮かびます。しかしジャガイモの品種は数百もあり、コロッケに最適なもの、フライドポテトなら右に出るものがいないぐらい美味しいものなど実は私たちが知らない調...大豊作!

  • 環境システム科はジェネラリスト

    現在、それぞれの道の専門家プロフェッショナルが社会で活躍しています。しかし近年は、いろいろな道が融合したり、その隙間から誕生した新しい分野の仕事がどんどん増えています。これは環境システム科の3年生が全員で取り組んでいる学校設定科目「起業チャレンジ」の様子。生徒たちが3班に分かれそれぞれ野菜の生産販売するという日本でも名農環境システム科しかないユニークな学習です。ここで必要なのはもちろん野菜の栽培技術。これは今までの農業系の学科でも身につけているものです。しかし水耕栽培装置や温室の操作はそういきません。電気や照明、中には配管の知識も必要です。つまり最近増えている植物工場は農業と工業の二つの知識技術が必要なのです。この科目では農と工を学んだ仲間でアイデアを出しながら課題を解決していきます。このように広範囲にわ...環境システム科はジェネラリスト

  • I have a dream

    環境システム科が開設された翌年の2014年4月、つまり1回生が2年生になった春に園芸科学科の研究班であったTEAMFLORAPHOTONICSに初めて環境システム科のメンバーが仲間入りしてきます。たった1年間ですが、2年生が環境システム科、3年生が園芸科学科という世にも奇妙な研究班が誕生した瞬間です。環境システム科は水耕栽培。土を使わない新しい農業者とそれに関連する電気や配管などのエンジニアを育てる目標で誕生しました。したがって環境研究班でも水耕栽培に挑戦。最初に取り組んだのが園芸科学科の先輩から引き継いだ草花による水質浄化システム「BI0-ENGINE」です。あれからもう10年経ちます。その間、いろいろな大会に出場してはさまざまな本を副賞としていただいてきました。これはその一部ですが、なぜか土に関するも...Ihaveadream

  • 環境システム科にはお試し期間がある!

    2学期が始まった名久井農業高校。中学3年生も進路決定の時期となりました。そこで環境研究班FLORAHUNTERSが所属する環境システム科について、何回かに分けてご紹介したいと思います。環境システム科は農業と工業のどちらも学べる全国でもユニークな学科です。卒業した先輩が学科の良いところとして、よくあげるのは学習システム。1年生では農業と工業の基礎をみんなで学びます。そして1年間学んでみて、2〜3年次にどちらを中心に学びたいかを決めるのです。農業高校や工業高校は、最初から学科を選んで入学するため途中変更はできません。でも中学生の頃、本当にこの学科が自分に向いているのか、また将来何をしようかなどまだはっきり決めていないので、学科選びは本当に戸惑うといいます。でも環境システム科には「1年間のお試し期間」があるから...環境システム科にはお試し期間がある!

  • 3人寄れば?

    FLORAの男子が何やらホワイトボードに向かっています。実は現在、1学期に収集したデータの分析の真っ最中です。これは自然の蒸発を利用して富栄養化池沼の濃縮に取り組んだ男子メンバーの研究。紐と布に液肥を染み込ませて蒸発させたのですがそれぞれの表面積を求めています。するとどうでしょう。あっさりと答えを出したようで喜んでいますが、どうも信用できません。そこで他のメンバーにも確かめるよう再度計算をお願いしました。するとどうでしょう。ずいぶん数値が違います。なぜ違うのかいろいろ議論していましたが、結論は彼の勘違い。今回は答えを疑って大成功でした。FLORAは一人一研究。しかし忙しい時はお互い様ルールが発動され実験装置の設置や調査などをみんなでサポートし合います。このルールは最後のまとめの段階でも同じで、このようにみ...3人寄れば?

  • 千社札

    神社によく貼られているお札。これを「千社札」といい、お参りした記念に貼られたものです。この独特な字体は江戸文字と呼ばれるものですが江戸文字にはいくつかの書体があります。例えば歌舞伎で使われる「勘亭流」や相撲の「相撲字」、寄席の「寄席文字」などです。相撲字はもちろん力強く、勘亭流や寄席文字はたくさんお客様が来るよう隙間なく描くので同じ江戸文字ですが、ちょっと雰囲気が違います。ではこの千社札の書体はなんでしょう。名前は「籠文字」。かなり装飾された江戸文字です。今はパソコンのフォント用にそれぞれ提供されているのでぜひ使い分けてみてください。ちなみにFLORAのMacには相撲字が入っています。さてこの千社札はご存知「テツandトモ」さんのもの。ボランティアアワードで配っていたようですがFLORAHUNTERSのメ...千社札

  • 苦いのはお好きですか

    2学期の職員玄関。夏野菜や果物の収穫時期なので、毎日のように新鮮農産物が並びます。右側は名農が誇る桃。フルーツの里の農業高校にはいろいろな果物がとれますが、JGAP認証を受けたのはこの桃だけ。品質管理ともお墨付きの果物です。そろそろ真打ちの「川中島」が並ぶはず。楽しみです。左側は野菜。この日はトマトやキュウリ、そして手前には大きなゴーヤがならんでいます。よく見ると真っ白のゴーヤもあるではありませんか。白いゴーヤは苦味が少ないことから食べやすいと最近注目されています。このように名農の農場ではいろいろな野菜を作っているんです。この野菜を誰が買うんだろうと思い、放課後覗いてみるとなんと2名の男子が品定めしています。悩んだ結果、手にしたのはトマトとキュウリ。合計200円でした。ところでゴーヤは売れたのでしょうか。...苦いのはお好きですか

  • 起業家FLORA

    分散攻撃に出たFLORAHUNTERSAQUA。こちらの4名のユニットは何やら発表しています。実は彼らはビジネスプラン作りに取り組んでいます。これはFLORA代々続けてきた遊び。自分たちの研究成果をひっさげてもし起業したらどんなビジネスになるかを妄想しながら楽しんでいるのです。初代FLORAがこんな遊びを始めた15年前には高校生のビジネスプランコンテストなるものはありませんでした。しかしみるみるうちに大学が主催する大会が増えてきてFLORAも応募するようになりました。せっかく考えても自己満足で終わっていた頃に比べると専門家が評価指導してくれるビジネス大会は面白くいつしかFLORAの秋の風物詩になっています。FLORAは日頃の植物研究の息抜きや気分転換としてかなり不真面目に取り組んでいますが、たまに入賞する...起業家FLORA

  • 岳きみ

    先日、「嶽きみ」をいただく機会がありました。これは青森県が誇るとうもろこしブランド。津軽富士と呼ばれる岩木山麓で栽培される高糖度とうもろこしです。もちろん「きみ」はとうもろこしのことで、嶽(だけ)は岩木山を意味します。栽培される地域の標高は400〜500m。さらに日中に暑く、夜冷えるという津軽の夏の気候もあってどんどん糖度が上がるのです。文句なしに美味しいのですが、1本250円以上もする高級品。県南地域では、なかなか食べる機会がありません。さてかつてTEAMFLORAPHOTONICSは名久井岳の山麓でとうもろこしを栽培する計画を立てました。名農生は毎年登山しますが、名久井岳の標高は615m。登山口がちょうど450mぐらいに位置します。ここだったら高糖度とうもろこしができるかもしれないと考えたからです。名...岳きみ

  • 騙されないで.

    これはブルーベリー。FLORAHUNTERSが大切に管理しているものです。今年は6月下旬から7月上旬にかけてたった2回収穫しただけでもう果実を目にすることはありませんでした。考えられるのは水不足。5〜7月の降水量が平年より少ないのです。まだ枯れるような状態にはなっていませんが北国生まれのブルーベリーにとってはとても厳しい環境におかれているのは間違いありません。さてそんなブルーベリーに花が咲いています。しかし数ある樹木の中で2本だけです。今から結実するのなら嬉しいと思い近づいてみてびっくり。何だか花の形がおかしいのです。ブルーベリーはベルのような白い花を下向きに咲かせます。ところがこの花は形が違ううえに上を向いて咲いています。よく見るとこれはブルーベリーに巻きついているつる性植物の花ではありませんか。名前は...騙されないで.

  • 同じ釜の飯

    美味しそうなハンバーグ弁当。これはボランティアの全国大会の1日目にいただいたものです。グループがTEAMに進化していくのに大切なのが食事をともにすること。「同じ釜の飯」は令和でも同じです。この大会はFLORA全員が参加する最初の遠征。これから2年間活動しますが、みんなで大会に臨む機会はそうあるものではありません。確か昨年のFLORAHUNTERSは地球環境大賞、日本ストックホルム青少年水大賞、環境ユース活動発表会東北予選、毎日地球未来賞の2年間でわずか4回だけ。いずれもビッグタイトルで数年に1度ぐらいしか受賞できません。したがってこの大会でみんなでとった食事は、卒業時振り返ってみると、心に残るものになっているはずです。次回はいつになるのか?もうないかもしれません。しかしメンバーはもう1回みんなで食事をしよ...同じ釜の飯

  • 勇気ある撤退

    この日は、2学期明け始めての1年生の実習。予定ではジャガイモの収穫でしたが、朝から熱中症警戒アラートが発動されました。予報では気温36℃。盆地のため温暖な地域といつもは自慢していますが、こうなると地獄です。検討し出した答えは収穫延期。でも手ぶらでは帰れません。まずは農場の実験室に集合します。そして今から行う作業手順を全員で確認。みんな理解したら一気に畑に突入。収穫前の作業である茎葉を除去したら、すぐに農場内の実験室に避難します。その間、わずか30分。気温は35℃を越していたはずです。でも戦国時代のような奇襲攻撃的実習を成功させて戻ってきた実習室にはクーラーなどありません。ただただ暑いだけで、熱中症になってしまいます。そこで再度決断。勇気をもって全員校舎内の教室に撤収。なぜならこの日は朝からクーラーが動いて...勇気ある撤退

  • フォース・デザイン

    いよいよ後半戦に突入したFLORAHUNTERS。この日はさっそく作戦を練ることにしました。まず最初にとったのは分散作戦。メンバー7名一丸となってひとつの大会にチャレンジするのではなく二手に分かれてそれぞれのユニットが異なる戦いに挑む作戦です。この戦法は総力戦と違い戦力がどうしても落ちるのでメンバーがある程度実力がないとできません。しかし今年のチームは、それぞれが実力の持ち主。やる気があるうえ、面白い成果も上げています。さて、このチームは3人組。3人が知恵を出し合ってまったく内容の異なる2つの大会に挑むことになりました。作戦が決まったらさっそく行動。大会申し込みはほとんどが9月なので、もたもたしていられません。話し合いの結果、次回はエントリーのためさっそくパワーポイントにレコーディングすることになりました...フォース・デザイン

  • FLORAダービー前半戦終了

    4月から始まった2023年のFLORAダービー。夏休み終了までが前半戦、それ以降が後半戦と決めています。とはいっても前半は大会が少なく今年はたった2試合しかありませんでした。その最後は、夏休み中に行われたボランティアの全国大会。前半をトップで折り返したいメンバーたちはいつも一発大逆転を狙うのですが、今回は残念。せっかく入賞したのですが、みんな一緒に参加したのでポイントの差が縮まりません。しかし今回はルールにはないボーナスを特別にもらったメンバーがいます。本来なら合計6点なのですが+1で7点になった4人です。理由はボランティア大会での貢献度。テツandトモさんと一緒にステージに上がり会場を盛り上げてくれた4人に特別に加点されたのです。その結果、1位は変わらずボランティア大会の他に環境系の学会で優秀賞を受賞し...FLORAダービー前半戦終了

  • FLORA 秋の風物詩

    FLORAは結成時から対外試合が大好き。一生懸命考えて取り組んだ成果を専門家の皆さんと直接お会いし客観的に評価してもらえるからです。しかしどの大会にもたくさんの応募があるので、当然ながら事前にふるいにかけられます。そのためFLORAが望む形で評価をしてもらうにはなんとしても決勝審査に残る必要があります。たくさんあるコンクールの応募締め切りが集中するのが9月。毎週あります。FLORAは1人一研究なので今年のように大所帯であれば応募しようと思うといろいろな大会にトライできます。それは嬉しいことですが、応募するとなるととんでもなく忙しくなります。なぜなら論文の提出だけでなく、最近は動画で応募しなければならないものも増えてきたからです。規定時間内の動画を製作するとなると原稿やPPT、さらに撮影や編集などの作業が増...FLORA秋の風物詩

  • 夏休みの宿題

    今日から名農は2学期。緑のキャンパスに名農生が帰ってきます。さて休み明けというと恒例なのが宿題の提出。農業科目は夏でも出校して実習するので宿題はありませんが普通教科によってはもちろんあるようです。さてFLORAからの宿題は校外で積極的に交流する楽しさを知ること。こちらはボランティアアワードに出場した際ブースで皆さんから頂いた応援メッセージです。これはテツandトモさんからのものです。「みんなが頑張っているのはなんでだろう」と決め台詞を書いてくださいました。全国から集まったたくさんの皆さんのメッセージと築いた絆は立派な成果。どうやら今年のメンバーの宿題は全員満点合格のようです。夏休みの宿題

  • ポスター通り

    ここは名農のA棟からB棟を突き抜けてC棟へと続く渡り廊下。反対側は玄関、この廊下の右手はFLORAの本拠地である土肥実験室です。今年はその廊下が賑やか。両側にポスターが掲示されているのです。名農といえばポスターセッション。県内の農業高校にこの発表スタイルの面白さを伝え、今はどの学校でも行うようになりました。そのきっかけを作ったのが初代TEAMFLORAPHOTONICS。結成半年後には学会主催の発表会に参加し、本校に文化を持ち帰りました。そんな名農ですが、ここ数年はコロナのため一切行われなくなりました。しかし昨年の暮れに復活。今年4月にも3年生が新入生や保護者に対して研究成果を披露しました。数年間休止していると経験したことのある名農生はゼロ。おそらくどの人もドキドキの発表だったと思いますが、みんなでやれば...ポスター通り

  • 赤と黒

    FLORAの倉庫から出てきた古いエプロン。よく見るとSHOPFLORAPHOTONICSという珍しいロゴです。「I」の文字はLED。したがって最近ものではないことがわかります。記憶では2016年頃のメンバーが文化祭である名農祭で着ていたのは知っていますがその前からあったのかどうかは、もう忘れてしまいました。色は赤と黒。かなり目立ちます。この配色には「刺激的、力強さ、挑発的、パートナー関係、対立関係」というイメージを与えることがわかっています。チーム内なので対立関係ということはないのでおそらく力強さなどを狙ったのかもしれません。実はFLORA、結成年から文化祭でひと教室を任されていました。当時は自分たちの研究ポスター掲示や白いリンゴの試食などを行ないながら会議膣で開催されるアグリチャレンジの司会進行、記念品...赤と黒

  • らんまん

    押し入れをごそごそしていたら古い図鑑が出てきました。本の名前は「新日本植物図鑑」。そうです。テレビ「らんまん」の牧野さんの図鑑です。写真はありませんが手書きのイラストが満載です。とはいっても当時のものではなく、昭和35年頃に大量出版されたもの。それも初版本ではなく7版目なので昭和37年に購入された本のようです。牧野さんの図鑑は今も販売されているのでそんなに珍しいものではありませんがちょっと目を引いたのは本の価格。4,000円とあります。図鑑なら安い方だと思いますが、でも昭和37年です。そこでちょっと調べてみると、当時の大卒の初任給は約15,000円。つまり給料の1/3。さらに家賃平均が5,000円だったというのですから現在に置き換えると相当高価なものだったようです。テレビでは牧野さんは、本を作るために資材...らんまん

  • オリジナルブランド

    夏休み、FLORAが所有しているインクジェット用のペーパーを整理しました。これからどんどん印刷が必要になると考えられるからです。するとその数、数十冊。大会に応じていろいろなタイプの用紙を準備しますがどれも全部使い切れるはずがありません。そんな理由から中途半端に残った用紙がたまっているのです。そんな中から化石のような印刷物を見つけました。TEAMFLORAPHOTONICSという見慣れたロゴですがなんと「I」の文字が発光ダイオード、つまりLEDになっています。これはFLORAの初期のロゴ。忘れもしない2010年、初代メンバーが3年生になった時に作ったステッカーです。LEDは当時まだ珍しい存在。農業においても大学でレタスの栽培実験に使われていた程度で、今のように普及していませんでした。そんな中、FLORAはL...オリジナルブランド

  • どこでもドア

    真っ黒の中に光り輝く入り口がひとつ。まるでどこでもドアや異次元に通じる穴のようで不気味です。実はこれ、写真撮影用のボックス。一辺60cmぐらいのキューブで、その一面にこの入り口が開いているのです。中には白や黒、クリームなどのバックスクリーンとLED。その上に撮影したい物品を置いて、入り口から撮影するという仕組みです。これだと奥行きが感じられず、まるで切り抜きしたような写真となります。これもTEAMFLORAPHOTONICSから引き継いだ財産。しかし出番は思ったより少なく、今まで数回しか使われていません。というか撮影しているのですが、このボックスの存在を忘れているのです。今回も使おうと思って引っ張り出したのですが、結局、写真加工ソフトをにしたので使わずじまい。もったいない話です。しかしよく考えると名農は実...どこでもドア

  • Chapter 2

    さて第1章の研究活動が一段落したFLORAは夏休み明けから第2章に移行します。それが対外試合。自分たちの得たデータやその考え方がどの程度のものなのかを客観的に外部の専門家に評価してもらわなければ自己満足でしかないからです。今年のFLORAHUNTERSは、最近では最も多い7人。1人1研究がFLORAの流儀なので、順調に進んだものや失敗の連続で苦しんだものなどさまざあります。現在、研究のまとめに取り掛かっていますが、嬉しいことになんとか研究発表まで持ち込めるのは6つぐらいあることがわかりました。つまり今年のFLORAは6連装のリボルバー。どの大会をターゲットにしようか。これからワイワイ決めることになります。先輩は大会そのもの以上に、そこに向かうためにみんなで取り組んでいる時が一番楽しかったとよく話します。こ...Chapter2

  • 臨戦態勢に入れ

    来週から名農は2学期。北国なので始まりは関東などよりも早いのです。FLORAにとって2学期は戦いの季節。「井の中の蛙」にならないようさまざまな学会やコンクールに応募しては他チームと競ったり専門家と積極的にやりとりしながら自分の力を試します。その前にまず戦う準備をしなければなりません。そこでまもなく夏休みが終わろうとしている今、2人1組になって1学期の研究データの分析とまとめをしています。授業であれば知らないことを教えこむとか学習者は逆に必死に覚えるという作業になりますが彼らはデータをとった張本人。したがって自分で考えることができるのでとても楽しい時間になります。さらに経験から出てくる意見は的をついているのがほとんど。これは最初のグループですがほぼ質問に対する妥当な答えを導き出しました。まもなく2学期スター...臨戦態勢に入れ

  • お家へ帰ろう

    楽しんだボランティアアワードの閉会式。もう一曲さだまさしさんの歌があったのですが野菜班とFLORAは新幹線の都合で途中退席することになりました。なぜならこの日は8月10日。お盆のため日本民族が大移動する帰省ラッシュと重なったからです。中にはもっと早く帰られた学校もあり、コンサートが見られず残念がっていました。さて帰りの東京駅では最後にもうひとつハードルを超えなければなりません。それが帰りの新幹線で食べる駅弁とお家へのお土産選び。初めての東京なので、買わずには帰れないのです。あいにく帰省ラッシュで構内はごった返しています。でも置いていかれたくないので、必死に動き回り時間内に戻ってきました。今回はホテルと会場しか行けなかった彼ら。もし機会があったら街を見てみたいと話していました。また来れるよう女神FLORAに...お家へ帰ろう

  • 外向け外

    ここは馴化温室。一番奥のスパンで栽培されているナガイモです。それにしてもよくこんなに暑い中で育っているものだと感心します。ナガイモは一般的に低温性作物といわれて、栽培適温は20〜25℃。高温限界は30℃といわれています。今年の夏は毎日が30℃オーバー。温室だろうが屋外だろうがどこにいたって苦しかったはずです。とはいってもナガイモの所属するヤマノイモ科は熱帯地域での栽培に適したものが多く、もしかしたらナガイモだって耐える力をもっているかもしれません。果たしてそんな力があるのでしょうか。どんな大きさのどんな形のナガイモができたのか主任研究員の調査できっとわかるはずです。さて面白いことを発見しました。ネットに絡み付いた蔓についている葉が、いつのまにかみんな窓側を向いているのです。暑い中でも、ちゃんと光を求めてい...外向け外

  • ご褒美にびっくり

    ボランティアアワードの表彰式。この大会は毎回、たくさんのスポンサー企業などから賞が出ます。受賞されるチームの活動内容は、地道に長年取り組んでいるものや海外まで行って活動しているものなど本当にすごくいつも感心します。そのためFLORAは今まで3回出場していますが、受賞経験は1度だけ。したがって賞は最初から期待せずやる気スイッチを入れることだけを目標に楽しんでいます。それがどうでしょう。なんとスポンサー企業から賞をいただいちゃいました。FLORAは受賞しないとみんな信じ込んでいたので、これにはみんな大喜び。代表の野球部男子が登壇しましたが、努力が認められて嬉しそうです。2日間でしたが大会を十分楽しみ、最後にご褒美の受賞。これでやる気スイッチが入らないはずがありません。9月は学会主催のオンラインポスター発表会、...ご褒美にびっくり

  • 引っ込み思案がなんでだろう

    こちらをご覧ください。まさかのyahooニュースに水色のTシャツを着た我らがFLORAがステージでテツandトモさんと「なんでだろう」と歌いながら一緒にパフォーマンスしている姿が紹介されています。黒い服を着ている方はさだまさしさん。引っ込み思案の名農生といつも紹介していましたがこの吹っ切れ方は今まで見たことがありません。思わぬ受賞となったFLORAHUNTERSAQUA。準備を含めて自分たちで考えて一生懸命取り組んだこともあり喜びは想像以上に大きかったようです。パフォーマンスはかなりの長尺。一流のエンターテナーと楽しんだ時間はかけがえのないお土産となりました。今日はFLORAの出校日。この時の気持ちなどをぜひ聞いてみたいものです。引っ込み思案がなんでだろう

  • 今夜は最高 ?

    ボランティアアワード1日目の夜。FLORAHUNTERSはいつもお世話になっている先生のお誘いで夕食をともにすることになりました。なんと高層ビル49階のお肉系の割烹。次から次へと美味しいお料理が出されます。初めての東京、初めての高層ビル、目たこともないお料理。そして普段、お会いすることもできない方々とのお食事。もうみんな夢心地です。全員揃っての遠征は、大会好きのFLORAといえども、そう何回もありません。やる気スイッチを入れることが目的の今回の大会。メンバー全員のスイッチをとんでもない強い刺激で一気に入れてもらったこの晩餐はおそらく卒業まで語り継がれるでしょう。さてお料理に負けずにみんなを魅了したのはこの夜景。みんなこぞって写真撮影に励んでいました。力水をつけてもらったFLORA。明日の最終日も頑張れそう...今夜は最高?

  • 夏の日

    今日は終戦記念日。1945年8月15日に終戦となりました。ここ南部町近辺は農村地帯なので空襲されたという記述はざっと探しましたが見つけられませんでした。しかしお隣の八戸市には陸軍の飛行場があり、また海軍も配備されていたので、本土上陸地点の一つとして重要視されていたそうです記録には1945年7月14日、15日の2日間、八戸の工場地帯や港、鉄道、飛行場などがグラマン戦闘機による空襲を受けたとあります。それも朝の5時、7時、9時、11時と2時間おきに4回。たまったもんじゃありません。さらに19日には8月17日に大空襲を行うという予告のビラが撒かれたそうで、八戸からの疎開がどんどん始まったといいます。原爆が投下されたのは8月6日と9日。この日も八戸は空襲を受けています。しかし八戸大空襲予告日の2日前の8月15日に...夏の日

  • ツインエンジン

    これがボランティアアワードで参加チームに割り当てられたブース。幅は1間半。そこに1間のボードが立っています。FLORAのフォーメーションは1-3-3。3人1組のフォワードを2ユニット作り、各ユニットが交代しながら説明するスタイルです。つまり前線の3-3は、アイスホッケーの第1フォワード、第2フォワードなのです。そして1は「ジャンケンマン」。聴衆も参加する企画にしたいので事前に三和土のサンプルを作り、ジャンケンして買ったら差し上げるという作戦に出ました。この写真ではタスキをかけているのがジャンケンマン、立って説明しているのが第2フォワードです。彼らの凄いところは、第1フォワードが休んでいないところ。周囲を歩き回り、説明を聞いてくださる方をキャッチしてはブースに送り込むのです。さらにブースが人で一杯になると第...ツインエンジン

  • 無言の観客、弁当頬張る

    こちらがボランティアアワードの会場となった新宿住友ビル三角広場。FLORAが2017年に初めて参加した時は、さいたまスーパーアリーナ、2019年はコンベンションホールのパシフィコ横浜でした。いずれも大きな大きな会場。足を踏み入れただけでワクワク楽しくなります。今回の会場はご覧のとおり、中央にはステージとベンチ、そして周囲にはブースが約100個並ぶというレイアウト。すべてのブースの説明をじっくり聞いていたら冗談じゃなく本当に2日はかかりそうです。さてこんな会場ですが、FLORAは積極的に各ブースに足を運びました。でもその甲斐あって、たくさんの仲間を作ったようです。ところで2日目の昼食でお弁当をベンチで食べていると突然ステージでリハーサルが始まりました。なぜならその日の午後に表彰式とミニコンサートがあるからで...無言の観客、弁当頬張る

  • いつもここから

    先週、新生FLORAHUNTERSは野菜班と一緒に東京で開催されたボランティアアワードに参加してきました。どちらの班も2年生。そのため5月に学会主催の発表会に出場してきたFLORAの2人以外は初めての対外試合。県外遠征です。そこで数回に渡って大会での様子をご紹介したいと思います。さてここは集合場所となった八戸駅の新幹線乗り場。でもまだ改札口のシャッターは閉まっています。始発列車に乗らないと時間内に着かないため、集合時間はなんと朝の6時20〜30分。とはいっても心配なので6時過ぎに駅に行ってみるともう約半数のメンバーが揃っているではありませんか。これには驚きました。構内のコンビニで朝食の調達していると静かに改札口前のシャッターが開いていきます。TEAM名農、いざ出陣です。2009年から今年で活動15年目のF...いつもここから

  • トライ&エラー

    今回の遠征は野菜班5名、フローラ7名と大所帯。学割ではなく団体乗車券が使えるので便利ではありますがみんな初陣なので乗り方が分かっていません。なぜならこの地域の中学生は、定番である東京方面の修学旅行でいろいろ経験するのですが、彼らはあいにくのコロナ禍。県内とか隣の県しか行っていないのだそうです。そんなことでハプニングが続出。例えば自分たちが乗る列車がホームに着くと、乗客がまだ降りてくる前に乗り込もうとするので入口が混雑。ご迷惑をかけてしまいました。また都内の電車では一車両に出入り口が3ケ所あるにもかかわらずみんな揃って同じ出入り口から降りようとします。理由はみんな心配なのでカルガモの子のように先生の後をついて歩くから。もしかしたら乗り越してしまうメンバーが出るかと思いヒヤヒヤです。さらに東京駅は帰省客でいっ...トライ&エラー

  • アグリチャレンジ

    毎度お馴染み名農主催のコンテスト「アグリチャレンジ」。今年も小中学生の皆さんにアイデアを公募しています。募集しているのは2つのカテゴリー。まずは王道である自由研究部門「サイエンスチャレンジ」で小中学生の発想はいつもながら感心させられます。そしてもうひとつはフードチャレンジ。出されたお題に対してアイデアレシピを考えてもらいます。こちらは親子でチャレンジできるので大好評。たくさんの作品が毎年寄せられます。今年のお題は、ちょっとひねって「野菜や果物の皮」。皆さんでフードロスを減らすオリジナルレシピを考えましょう。このコンテストが人気な理由のひとつが副賞。なんと名農の農産物がたくさんいただけるのです。今年はコロナの制限もなくなっているので盛大に表彰式が行われるはず。夏休みの宿題、皆さんのアイデアをお待ちしています...アグリチャレンジ

  • 昔話

    今年のアグリチャレンジの募集を紹介しました。そこでちょっとおまけでレアな写真をもうひとつご紹介します。それが審査風景。小中学生の応募作品を審査員の先生方が校長室で審査している様子です。おそらくこれは記念すべき第1回目のもの。各部門の審査員が複数いらっしゃるのでいろいろ話し合いしながら賞を決めているのが分かります。実はこのアグリチャレンジ。なんとTEAMFLORAPHOTONICSが企画運営していました。その関わり方は表彰式の進行担当などという半端なものではありません。まず6月には募集案内を課題研究で袋詰めして発送。次は10月。応募された作品を大雑把に仕分けし、先生方に審査を依頼。でもその前に自分たちでもフードチャレンジ全作品を審査し、FLORAが気に入った作品をいくつか推薦したものです。そして表彰式の会場...昔話

  • 隠れ家的人気店

    6月下旬に始まったフルーツリレー。梅は販売されることは少ないので、第2走者は「桃」となります。名農の桃は昔から美味しいと人気。甘くて大きな桃が毎日のように職員玄関に並びます。しかし野菜と違って毎日買うものではありません。そのため8月に入って桃の品種も変わっていきますが味わえきれずにいます。またお得意様の名農生も今は夏休み。したがって偶然来校されたお客様が喜んで購入されているようです。どこにも公開していない隠れ家のような人気店。購入は今がチャンスかもしれません。さて名農はお盆となるのでまもなく完全閉庁になります。次、校内に入れるのは16日。それまでしばしお休みです。FLORAは16日から3日連続グループ別出校。次なる学会参加に向けての勉強会が開催されます。ご褒美は一番人気の桃「川中島」が販売されること。いよ...隠れ家的人気店

  • たまにはkeynoteで

    古いiPadが使えるかどうかチェックしていると懐かしいプレゼン資料が出てきました。掲載されているメンバーの写真を見てびっくり。まだ2年生だったTreasureHuntersと3年生のBubbleBoysではありませんか。この組み合わせは極めてレア。FLORAの門下生のBubbleBoysが新人TreasureHuntersに手本を見せながら活動をしていた時のものです。面白いことにこのアプリケーションはPowerPointではなくApple社のKeynote。PowerPointと互換性がありますが、このiPadにはKeynoteしか入っていないので立ち上がったようです。keynoteといえばスティーブ・ジョブズがiPhoneを初めて世に発表した衝撃的なプレゼンテーションの際に使ったアプリケーション。最近は...たまにはkeynoteで

  • SAUNA-FLORA

    現在、東京新宿で開催されているボランティアの全国大会に出場しているTEAM名農。これは出発前日の馴化温室の気温です。何とらくらく50℃オーバー。もう少しで測定レンジを突破しそうです。ただ蒸し蒸しはしていません。とにかく熱波が充満しているのです。残念ながら湿度計はないで確かめられませんがきっと極めて低いのだと思われます。今は世の中、サウナブーム。人気のドライサウナは気温が80℃以上、湿度は20%以下なので、もう少し気温をあげると近い環境になります。もしかしたらFLORAはサウナーになれるかもしれません。さて馴化温室は4つのスパンに区切られている特殊な施設。面白いことに、この灼熱地獄のとなり区域ではなんとナガイモが栽培されているのですから驚きです。こちらは天窓、側窓が全面開放、さらに吸気と排気専用のファンも回...SAUNA-FLORA

  • 涼しくないんですけど

    馬淵川と優しい姿の名久井岳。南部町を代表する景色です。しかし普通、流れる水は冷涼感を演出してくれるものですが、どうも涼しく感じません。理由は川の真ん中の中洲。中の島ともいいます。昔は小さかったのですが、いつのまにかこんなにも土砂が堆積して、ドッチボールができそうな大きさのグラウンドになってしまいました。馬淵川は10年に1度氾濫する川。氾濫を防ぐためにも川底を深くする必要があると思いますがこの場所ではそのような工事を見たことがありません。ちょうどこの場所は遡上して来た鮭を捕まえる場所。もしかしたらその辺りに深く掘らない理由があるのかもしれません。さて「中の島ブルース」という古い歌には3番まであり、歌詞には札幌、大阪、長崎の中の島がでてきます。馬淵川も大きい川ですが、街になるぐらい大きな中洲ができるとはずいぶ...涼しくないんですけど

  • FLORAの流儀

    夏休み、授業のない静かな校舎に大きな声が響いています。実はボランティア大会に出場するFLORAが練習しているのです。大会では会場の様子が後日配信されるようですがこれはその中で行われる団体紹介の練習。今回のFLORAの出場目的は、みんなで楽しむこと。そんなことからたった1分間の紹介タイムもリレー形式で7名が一言ずつ話す方法を採用しました。誰が最初に話すか、どのような形で紹介を終わらせるかなどやってみなければ分からないことばかり。何度も試行錯誤しながら動きを確認していました。「なにごともやるなら一生懸命」がFLORAの流儀。今年でFLORAは結成15周年、環境システム科に移籍してからも5年目になりますがしっかりと先輩のDNAは引き継がれています。でもカメラの前でそんな大声あげて大丈夫なのでしょうか。FLORA...FLORAの流儀

  • TEAM 名農

    今日は東京で開催されるボランティアの全国大会に出場するため名農から生物生産科の野菜班と環境システム科のFLORAが上京します。出発前日の昨日はTEAM名農の合同練習。土肥実験室でお互いパフォーマンスを披露しあい、最終リハーサルを行いました。するとびっくり。これが同じ大会に出場するチームかと思うほど発表スタイルが違います。ひとことでいうと真面目な野菜班とおかしなFLORA。名農の野菜班は農業クラブ全国大会に何度も出場している名農一の名門研究班。昔、長野で開催された全国大会に来賓でいらっしゃっていた当時の文部大臣が日本一を受賞した名農野菜班の発表に感激。翌年から文部大臣賞が授与されるようになったのは有名な話です。まさに農業高校の王道を行く研究班で、今回は南部太ネギではなく伝統野菜「糠塚きゅうり」の保存や普及に...TEAM名農

  • やる気スイッチ

    9日からボランティアの全国大会に出場するFLORAが練習しています。今まで2017年、2019年、2021年の3回参加していますがFLORA関係者ならこの出場年度を見て、ある関係性に気づくはずです。それはスウェーデンで開催されるストックホルム青少年水大賞。この国際大会にFLORAはここ最近では2018年、2020年、2022年に出場しています。つまりこのボランティア大会と国際大会の参加は交互、1年おきなのです。なぜならボランティアの大会と国際大会は同じ8月に開催されるから。国際大会に出場する年は、メンバー全員で研究をサポートするのでボランティア大会に応募している余裕がないのです。FLORAHUNTERSAQUAは今年4月に新結成されたばかり。したがってまだ研究のまとめも終わっていません。そんな駆け出しなの...やる気スイッチ

  • 心配のタネ

    ホワイトチョコレート、それとも干菓子?可愛らしい小粒の三和土タブレットがいよいよ本日完成します。実は先日、よせばいいのに固化した三和土を良かれと思いシリコンシーラーに浸しました。しかしシーラーが驚くことに固化してしまい失敗。慌てて救出した珪藻土の三和土と急遽、追加製作した炭入りの真砂土三和土約200粒が何とか明日、明後日のボランティアの大会までに間に合いそうなのです。単に見本として見てもらうのでれば固化で十分なのですがFLORAが目指したのは中にパチンコ玉を閉じ込めたペーパーウェイト。大会で差し上げようと製作しました。でも重量が増えたうえ、金属が中央に入っているので間違いなく脆くなっているはず。果たして東京まで壊さず運べるのか、さらに台風が近づく東京の暑さと風雨は大丈夫なのか。心配のタネは尽きません。心配のタネ

  • 夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ

    ご存知、宮沢賢治先生の「雨ニモマケズ」の一節です。北国といえども真夏の南部町は、気温33〜35℃の高い気温が続いています。そんな夏の暑さに負けずに生育しているのがリンゴンベリー。和名でいうところのコケモモで、氷点下数10℃になっても大丈夫という極めて耐寒性の高い低木です。FLORAが今まで何度かストックホルムの水の国際大会に出場した際にいただいた料理のわきに必ずといっていいほど果実がジャムとして添えられているので、とても親しみを覚えている果樹です。このリンゴンベリーはFLORAが出場記念として植えたもの。夏の暑さにも負けずに頑張っています。ただ今年は私たちもリンゴンベリーも経験したことのない連続の猛暑。心配です。さて宮沢賢治先生にも、われわれは勝手に親しみを覚えています。なぜなら同じ東北の農業高校の教師だ...夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ

  • メニューボード !!

    これはボランティアの大会で設置するFLORA特製のメニューボード。新メニューと話題のホットメニューの2つで構成されています。なんといっても目が行くのは定番であり、世界を驚かせた下のホットメニュー。6つが紹介されています。その6つとは水の世界大会で発表し評価された「タタキ」「生物による水質浄化システム」「塩害抑制システム」また懐かしの「マクロバブル」「バイオエンジン」、BubbleBoysの「泡農薬」もあります。いずれもビッグタイトルを受賞したFLORAの自信作です。面白いことに上段の今売り込み中の新メニューも6つ。冨栄養化池沼を液肥にする「枝条架濃縮」、淡水水草で液肥を作る「肥料藻」、富栄養化池沼から窒素分を回収して肥料として使う「バーミキュライト」、生活雑排水を乾燥地の緑化に利用する「グレイウォーター」...メニューボード!!

  • 見えないものを見ようとして

    これは馴化温室のナガイモ栽培装置。FLORAの男子メンバーが管理しています。先日、新しい作業が彼によって行われました。それが追肥。写真の上方に横一列で施されているのがわかります。彼がチョイスしたのは、肥料の3要素のうちKが多めの複合肥料。なぜならカリウムは、根の成長を促進する成分だから。でもナガイモの可食部は茎と根の中間である担根体という組織。担根体に効く成分なのかどうかわかりませんがナガイモの追肥では一般的にk成分を少し多めに施すようで彼もそれに倣ったというわけです。さてナガイモは肥料焼けしやすい作物。イモに肥料が触れると品質に影響が出ます。そこで彼はイモのある部分に散布するのを避け、おそらく根が伸びているだろうと思われる周辺に散布しました。見えない地面の中を想像するのは大変です。問題はもう1回施すかど...見えないものを見ようとして

  • 暑中お見舞い申し上げます

    あまりに暑いので2018年冬の名農の画像を引っ張り出しました。雪の景色で少しでも涼しくなってもらえれば嬉しいです。それにしても暑い毎日。夏休みはどの学校も同じで、職員室など先生の仕事する場所には冷房が入りますがFLORAをはじめ名農生たちが活動する教室や特別教室には入りません。FLORAの活動は朝9時スタートで12時まで。でもこの3時間だけでぐったりします。これからはこれが当たり前になるどころか、毎年、気候変動は激しくなり気温はもっと上がっていくといいます。まさに不都合な真実です。気候変動対策の難しいところは、真綿で首を絞められているところ。明日や来年、地球に住めなくなるというものではないのです。さらに二酸化炭素排出量を○%減らすなど対策は昔からいわれていますが具体的に何をどうしろとは聞いたことがありませ...暑中お見舞い申し上げます

  • お隣さん?

    ここは調理室。彼女たちは今年から活動を開始した食農班です。現在は生物生産科の2年生女子の2名だけ在籍する名農一小さな研究班で先輩がいないあたりはFLORAHUNTERSと同じ境遇。また活動する調理室がFLORAが本拠地とする土肥室の隣ときているので何かと相談にやってきます。でもそれだけではない深い関係があります。実は2018年、TEAMFLORAPHOTONICSが地域特産の渋柿である妙丹柿のパウダー化に成功。ほのかな香りと柔らかな甘味は和三盆かと思うほど上品な味わい。文化祭で試食していただいたところ大好評でした。その後、タイミングがなく長い間、実用化の研究は休止していました。そんな時、今年食農班が結成されたというのでこの研究を提供。検討の結果、引き継いでくれることになりました。今、彼女たちが挑んでいるの...お隣さん?

  • 朝なのに!

    この温度計をご覧ください。42℃を示しています。これはFLORAの本拠地である馴化温室の気温。それもなんと朝の8時10分です。この日は熱中症警戒アラートが発動され、部活動が中止になったという地域の中学校も出たぐらいの猛暑。あいにくFLORAは3回目の出校日でした。1〜2回目は頭の体操であるビジネスプラン作り。3回目からは本職である研究のまとめ。近いテーマのメンバーごと4グループに分かれて出校してデータを見ながらいろいろと検討する勉強会です。最初のこの日は節水栽培。担当の女子と一緒に活動しているJr.で行われました。ところが朝からこの気温。さらに風がないのか土肥実験室では窓を開けても空気が動きません。そんな中ですがみんなよく頑張りました。気がつくと予定以上に進んだので、1学期に使った栽培装置を片付けて終了。...朝なのに!

  • 15年目のはじめまして

    FLORAは2009年、園芸科学科草花班内で結成。つまり今年で結成15年目となります。さらに途中で大人の理由から環境システム科に移籍。実は今年、移籍してからちょうど10年。どちらにしてもとても切りのいい数となります。野菜班や果樹班など農業高校の王道を行くメジャーな研究班であればおそらく結成50年以上も経っていると思いますがFLORAは超個性的なアウトサイダー。よく生き延びてきたものです。さて来週、農ク日本一にも輝いている名門の野菜班とボランティアアワードに参加してきますが、活動15年目にして今回初めて製作したものがあります。それがTEAMの名刺。参加者同士の交流タイムがあったり、詳しい情報が知りたいなどの依頼があった際に使うためです。コロナ禍で外部の方と話すことすらなかった彼ら。そうでなくても引っ込み思案...15年目のはじめまして

  • 不要不急の外出は避けましょう

    名農のグラウンド。よく見るとサッカー部の選手がボールを追っています。このところ気温は33℃前後が当たり前。先日など36℃という予報が出ました。そんな中、休みを挟みながらだと思いますがグラウンドに出るとはすごいことです。さてFLORAは今日も出校。8月に入って3回目ということで、ずいぶん出校しているように見えますが、実はグループ別活動。3日間あった活動日ですが、個人としては1回しか出校していません。研究はほぼ終え、今はまとめの段階のFLORA。この時期は全員ではなく、小グループの方が効果的だからです。来週はボランティアの全国大会に出場するため準備も含めて全員で活動する予定。夏休みは教室にはクーラーが入りません。残念ながらFLORAが本拠地にしている土肥室にはクーラーすらありません。サッカー部同様、熱中症に気...不要不急の外出は避けましょう

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