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花のたより☆山のふみ これぞ農高! https://blog.goo.ne.jp/baru3k2000/

青森の珠玉の自然に囲まれた小さな高校「名久井農業高校」を紹介!農業高校ってすごい!

農業高校生ってこんな贅沢な学習をしているんだ!おそらく、みなさんの思っているイメージとは良い意味で違っているはず!毎日更新しています。

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2009/05/06

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  • 作戦は底面給水 !

    赤い土です。FLORAで赤土といえば国頭マージと島尻マージ。2022年の初代FLORAHUNTERSが三和土にしようと悪戦苦闘した沖縄独特の土壌です。でもこれは沖縄ではありません。なんと砂漠、それもナミブ砂漠の砂です。風で舞うほどの微粉で水に濡れると粘土状になるため播種しても芽が出てきません。2代目FLORAHUNTERSがナガイモとカブ栽培に取り組み、大失敗してしまいました。現在この難問に取り組んでいるのは1年生のJr.。3年生が指導しています。考えたのは団粒化させること。通気性、排水性を高めるためです。いかがでしょう、ちょっと粒が大きいのですが彼らが土壌改良したおかげで、まったく違う姿となりました。しかし上から水をかけたらまた粘度になってしまうかもしれません。そこで考えたのが底面給水。プランタの底に不...作戦は底面給水!

  • なんということでしょう ?

    今年初めての対外試合。いよいよ結果発表となりました。実は決勝大会は7月下旬、大阪万博会場で開催されますがテレビ局主催のため、その様子はテレビ番組となり9月に全国放映の予定です。決勝に残れるのは17校中わずか3校。でもベスト8になると万博に招待され、大会前日に研究発表できる権利をいただけるとのこと。なんとか上位8校に残ればというのがFLORAの願いで今まで2週間あまり自主的に特訓してきました。彼らの努力の結果はいかに?さてこれがその答え。ご覧ください。インタビューされています。なんと泡農薬がBEST8に残りました。大喜びですが、なんということでしょう。驚くことに全国放映されるBEST3にも選ばれたのです。テレビ局のアナウンサー、クイズノックの方からのインタビューに「死ぬ気で頑張ります!」と答えたのは紅一点。...なんということでしょう?

  • あつくなれ

    こちらは馴化温室で水耕栽培に取り組んでいる2年生。まずはアイデアのお試しなので、小型の装置で栽培しています。彼の目標は暑い夏でも栽培できる水耕栽培。ここ数年、FLORAのマイブームで、昨年の先輩も冷水の中に沈めたペットボトルの中で育てるという水冷水耕栽培にチャレンジし、見事成功させていますが、彼は全く違う方法。先輩のように装置で水を冷やさない、よりエコなアイデアです。ところが5月下旬は思ったより気温が上がらず、20度前後の毎日。温室の中でもなかなか暑くならず、違いがよくわかりません。そこで5月下旬、装置を少し手直しする必要もあったので思い切って作物もリセット。6月の暑さを期待して再スタートさせました。暑くなることを期待するばかりです。さてそんな2年生ですが本日、オンラインで関東のTV局のインタビューを受け...あつくなれ

  • 交流タイムはもぐもぐタイム?

    渋谷で開催された研究発表は関東のTV局が主催。したがってまだセミファイナルですが、取材カメラが回っています。参加したのは全部で17チーム。そのためチームは3つのブースに分かれ同時進行で発表が行われました。その多くが進学校。田舎者のFLORAからすれば別世界のエリートたちです。さて発表が終わると審査結果が出るまでの1時間は交流タイム。生徒同士、または審査員とコミュニケーションをとる時間です。しかし始まるとFLORAが真っ先に向かったのは、用意されたお菓子。頭を使うので大会前にチョコレートをみんなで食べましたがお腹が空いたのか、飲み物とお菓子に群がっています。ところがすごいのはその後。気がついたらまた審査員の先生方を見つけ質問の上手な受け答え方などのアドバイスを受けています。たった1人の2年生はノートを取り出...交流タイムはもぐもぐタイム?

  • ゾーンに入った !!

    渋谷の38Fというおしゃれな会場で行われた研究発表のセミファイナルに出場したFLORA。泡とミストの研究を披露しました。発表は9分ですが質疑応答は10分。つまり20分で緊張から解放される予定ですが面白かったのかダメだったのか、審査員からの質問が止まりません。やっと終わったと思ったら30分近く経っていました。これだけ長時間の質問があるとうまく答えられないところも出てきます。しかし今年のFLORAは違いました。全ての審査後、わからなかったところを審査員の先生方のところに出向き、教えていただいているではありませんか。これにはびっくり。おそらくゾーンに入っているのではないでしょうか。今までにない超攻撃的な風景です。しかしFLORAの訪問を受けて嬉しそうなのは審査員の先生方。皆さん大学の先生ですが、後で聞いたらこの...ゾーンに入った!!

  • 秘技継承 ?

    土をこねているのはFLORAの2年生。彼らにとっては新鮮で楽しい作業のようですがこちらにとっては懐かしい風景。2020年のTreasureHuntersが三和土技術を応用して取り組んだ機能性集水システムの製作を思い出すからです。この技術はなぜか後輩たちに受け継がれ、次の2022年の初代FLORAHUNTERSは沖縄に渡り三和土で石垣島と山原の赤土流出抑制に尽力しました。面白いことに2024年の2代目は三和土フィルターで生活雑排水を除菌浄化することに成功。数々のタイトルを受賞しました。さて今年は3代目と4代目。粘土状になる砂漠の砂を団粒化させ栽培する研究にチャレンジ。数々のアイデアでチャレンジしていますがここでも各種石灰を加える方法も試されました。まるで三和土作りの再現ではありませんか。秘技を継承した彼ら。...秘技継承?

  • FLORA渋谷で覚醒 ?

    研究成果を披露する大会。FLORAは2年3年合同チームでエントリーし、見事予選を突破!昨日のセミファイナルに出場してきました。これは除草剤の泡散布について「プレゼンテーション」するFLORAです。いつもだったら「発表する」と表現しますが今回は違います。4人とも原稿など一切持たず、審査員の皆さんに向けて自分たちが考案した技術をより魅力的に、そしてより分かりやすく伝え、会場の皆さんの共感を得ているのです。まさにプレゼンテーションです。さらに圧巻は質疑応答。決してFLORAは饒舌とはいえませんが、今回はよくしゃべります。さらに1人が答えると別のメンバーがさらに畳みかけるのです。こんなにもこの技術は面白いんだと自信をもって語るあたり、もう別人。これも2週間の特訓の成果。やればできる名農生を体現しています。満場の拍...FLORA渋谷で覚醒?

  • 早く早く!

    これはJr.の研究。というか研究はまだ先。まずは研究に使うために育てている野菜の間引きをしているところです。野菜の名前はコカブと二十日大根。いずれも暑さはちょっと苦手とする根菜類です。今日から6月。さすがに暑くなることが予想されるので早く実験しないと失敗するかもしれません。でも二十日大根は二十日で育つわけではありません。二十日は早いという意味、やはり1ヶ月はかかります。栽培研究は、このように材料を自前で準備しなければならないところが大変。以前にも材料である野菜をうまく育てられなくて断念したことも多々あります。気温、湿度、病害虫、肥料、光量など生育に影響を与える要素が無茶苦茶多いのが栽培。命を扱う難しさです。予定では10日もしたら実験開始。暑い夏が来る前の1ヶ月で勝負するJr.は、早く育てと祈っています。早く早く!

  • 案ずるより!

    これは昨年、FLORAが世界に公開したミスト栽培。従来のエアロポニックスの故障やコスト高などの課題を解決したオリジナルの水耕栽培です。皆さんおっしゃるのは根菜類は栽培できないか?確かに根が養液に浸っていないので根ぐされが発生しにくく可能性がないわけではありません。しかし機会がなく今までトライしたことはありませんでした。ところが今年の2年生は草花のキキョウ栽培に挑戦しています。キキョウは根菜類ではありませんが、小指ほどの太い主根が特徴。それが問題なく育っているのです。それどころか根に水分を蓄えているのか、ミストでもまったく平気。葉菜類より育てやすいのです。現在、太い根からは湿気中根と思われる小さな根が発生してきました。先輩たちの置き土産の装置が、新しい楽しさを教えています。さて今日は2〜3年の混成チームが2...案ずるより!

  • ブルーベリーとクマと私?

    今年の2年のFLORAはアウトドア派。1週間に1回は本拠地である馴化温室で活動しています。この日は男子2名が温室内で調査のため大忙し。そこで調査が終わった紅一点は温室脇にあるブルーベリーの手入れを行いました。昨年、ピートモスを施し、土壌を酸性化させているので元気ですが1鉢だけ蔓性植物が繁茂して巻き付いたのです。このままでは収量に影響が出ると考え、急遽、救出作業に乗り出したというわけです。数週間前まで咲いていた純白の花も散り、今は小さな果実をつけています。このまま順調に育って欲しいものです。ところでこの春、温室近くでクマの足跡が発見されました。今は実習で農場にいる人も多いので、おそらくもういないと思いますがブリーベリーをクマに食べられたという話題をよく目にします。クマもブルーベリーがお好きなよう。ばったり出...ブルーベリーとクマと私?

  • A Hard Day's Night

    こちらはFLORAHUNTERSの3年と2年の合同チームです。3月、お世話になった先輩が卒業し、頼ることができなくなった3人は当時Jr.だった1年生とともに大会にエントリーしました。エントリーしたテーマは1年次から先輩と取り組んできたミスト栽培と自分たちが昨年から始めた除草剤の泡散布。どちらかが引っ掛かればという願いから、2つでチャレンジしたのです。すると驚くことに2つのテーマとも1次予選、2次予選を突破してセミファイナルに出場することが決定。喜ぶべきことではありますが、短期間でいざ2つも発表するとなると練習がかなりハード。明けても暮れても練習が続いています。そんな彼らですが、いよいよ明日がセミファイナル。東京は渋谷で開催されます。昨年は先輩に連れられ、いろいろな大会に参加してきましたが年度が変わり、彼ら...AHardDay'sNight

  • やってみなくちゃ、わからない

    10数年前、園芸科学科から環境システム科に移籍してからというもの露地栽培から水耕栽培が主流となったFLORA。したがって大根など根菜類を栽培する機会はぐんと減りました。そんなFLORAが今年入手したのはニンジンの種子。サカタのタネさんのミニニンジンで、2ヶ月ちょっとで栽培できます。実はお得意のミストで栽培できるかを試すことになったのです。きっかけになったのは薬草栽培。現在、キキョウでミスト栽培していますが、萎れることなく育っています。太い根に水分が蓄えられているのか葉菜類よりも強いのです。だとしたら根菜類を試してみたくなって当然。そこで2年生が取り組んでみることにしました。根菜類は収穫まで早くでも数ヶ月もかかるので、実用化できるかどうかはわかりませんが、やってみなくちゃ、わからない。大科学実験が始まります...やってみなくちゃ、わからない

  • チャレンジャー ?

    こちらは2年生のFLORAですが、1人はパソコンに向かい、もう1人は発表練習。まず最初の疑問。彼らはいったい何をしているのでしょう。実は3年に負けず彼らも先月、ある大会にエントリーしたのですがこちらも1次予選を突破し、セミファイナルに出場することになったのです。とはいっても3年生のように東京で発表するのではなく、動画の提出。この日はそのレコーディング当日で、もう1人のメンバーがお隣の会議室で録音しています。発表は仲良く3人全員で行うので自分の出番を待ちながら発表練習しているというわけです。パソコンに向かっている彼は、同じ大会の出場登録をしているところ。個人毎、登録が必要だからです。2つ目の疑問は、なぜ登録が必要なのでしょう。理由は決勝大会。もしセミファイナルを突破したら決勝ですがなんと万博が会場。会場に入...チャレンジャー?

  • 今は昔!

    ここがどこかわかるでしょうか?答えは熱帯植物温室。バナナなどが栽培されていて、まるで植物園。初めてみた時は農業高校ってすごいと感動したものです。しかしこれを撮影したのは2010年。TEAMFLORAPHOTONICSが結成されて、まだ1年もたっていない頃です。確か温室の壁が石垣で着生ランも栽培されていました。ところがその後、石油の高騰もあり維持できなくなり、ついに加温を中止。園芸科、園芸科学科の先輩たちが大事にしていた施設が廃止になってしまいました。現在はほとんどの熱帯植物が姿を消し、ごく一部の生徒が実験場所にしています。環境システム科が新設される際、この温室を取り壊しその跡地に学科の施設を建築する案も出ましたが、壁は石垣でさらに床が深く掘り込まれているので重機が入ることができず解体するなら手作業。とんで...今は昔!

  • 団子3兄弟

    これがJr.が取り組んでいる砂漠の砂の土壌改良。実験では水を加えると粘土のようになり、排水しないことがわかっています。上段の赤い土が砂漠の砂ですが、右が水を加えたもの。やはりドロドロです。そこで3種類の資材で改善に挑戦。うまくいったら土が団子になるはずです。左から3番目はドロマイトを加えたもの。カルシウムとマグネシウムで団粒構造ができないかとチャレンジしました。少しは改善しましたがやはりドロドロ。これでは栽培できません。しかし右から2番目は違います。明らかに団子です。こちらは消石灰。おそらくカルシウムの影響だと思います。でも強烈なアルカリになります。さらにこのままでは三和土。固化するはずです。そして1番右がポリエチレンイミン系の資材。水を抱え込み、団粒になっているかのようです。これなら栽培できるかもしれま...団子3兄弟

  • さあ、みんなで考えよう !!

    こちらはお得意の子供の玩具を使った透水実験。左の2本は砂漠の砂、右の2本はシラスです。いずれも2本のうち左が無処理、右がポリエチレンイミン系の資材を混ぜたものです。砂漠の砂とシラスで共通する点は、ポリエチレンイミン系資材を加えると流れ出てくる水が透明であるところ。ポリエチレンイミン系資材はプラスの電気を持っています。そこでみんなで考えました。その結果、透明になったのはマイナスの電気を持っている微細な土壌がくっつきあったから流れ出なかったのではないかという答えになりました。次は違うところ。砂漠の砂はあっという間に水が排水されたのに対してシラスはなかなか流れてきません。真逆の反応です。これには頭を抱えました。苦し紛れに出した答えが、団子の大きさ。どちらも団粒構造ができたと思われますが、砂漠の団子は大きくシラス...さあ、みんなで考えよう!!

  • 先輩の背中 ?

    この日は1年生であるJr.の活動日。手前の2人が砂漠の砂の土壌改良試験に挑戦しています。予定では今月下旬には栽培を開始。今のところ、なんとかタイムスケジュール通りに行っていますがこればっかりはどうなるかわかりません。さて奥で発表しているのはFLORAの3年と2年の合同チーム。数日後に迫った発表会の練習に励んでいます。自分たちで考えながら進めていますが、もう発表は大丈夫な感じ。あとは質疑対策です。質問者と上手にキャッチボールするには緊張の中でも、質問者が何を尋ね、どんな答えを欲しがっているのかを瞬時に判断して返す必要があります。口ごもらず回答しあっていますが安定するにはもう少し時間がかかりそう。最後の苦しみです。この悪戦苦闘している先輩の姿を見ているJr.たち。きっと大きく成長してくれると思います。先輩の背中?

  • 果実の北上!

    4月に剪定枝を鹿沼土に挿し木したイチジク。土肥実験室で水を管理しながら放置すること既に1ヶ月経ちました。現在はご覧のように葉が展開しています。中には夏果をつけているものもあります。チェックしてみると発芽率はなんと100%。ここだけで50本以上の苗木が育っています。しかし問題なのは発根。あまり暑いところに置くと発芽はしますが、発根せず枯れてしまうという資料を見つけました。そこでプラスチックコップをよく観察してみると立派な根が出ています。全株確認できませんでしたがなんとなくいい感じに育っているようです。先日、下北地方でイチジク栽培を行おうと1000本もの挿し木に取り組んでいる農家がニュースで紹介されていました。それによると温室の中で育てるとのこと。冬の厳しい下北なのでわかるような気がします。FLORAが狙って...果実の北上!

  • モニタリング真っ最中 !

    除草剤の泡散布に取り組んでいる3年生。先日、実験室からとうとう農場に出てきました。なぜなら完成した技術のモニタリング。服装からもわかるように農薬は入れずに実際に散布して使い勝手を調べているのです。用意したのは小型のフォームスプレー。でも電動で噴霧する優れものです。結果はご覧の通り。白い泡が発射され場所がはっきりわかるので狙った雑草にピンポイントで狙うことができます。さらに使用量はやはり半分でOK。環境にもお財布にも優しい技術です。なお大型スプレーを用いた農家でのモニタリングも毎週行われこちらも高評価を得ています。BubbleBoysの発想をFLORAHUNTERSが大幅に改良した環境保全型の技術開発も終盤を迎えています。モニタリング真っ最中!

  • 3種の秘薬!

    ここにあるのは3種類の水溶液。ある男子が植物に散布しようと作ったものです。左からエタノールの水溶液、真ん中は酢酸の水溶液。いずれもmol計算などをして添加量を決めていました。そして左側がFLORAの秘薬であるブラシナゾール。植物ホルモン「ブラシノステロイド」の生成阻害剤で理化学研究所が開発したものです。結成時、理研から協力依頼を受け、FLORAがかつて取り組んだ薬剤ですが、現在はお休み。しかし10数年ぶりに2年生が倉庫から取り出しました。本命はブラシナゾール。なぜなら他の薬剤は既に研究例があるから。「誰も知らない世界を見に行こう」というFLORAにとっては面白くないからです。この3種類の秘薬を散布する場所は第2農場の馴化温室。このように今年の2年生はインドア派の先輩と違ってアウトドア派なのです。どんな成果...3種の秘薬!

  • 初夏の南部町

    授業や放課後活動が終わって家路につく時、多くの名農生は正門付近から発車するバスもしくは青い森鉄道の剣吉駅を利用します。ここは剣吉駅に向かう道から眺めた景色。優しいシルエットの名久井岳と大きな馬淵川はまさに南部町の自慢の風景です。先日、町の農家で実習をした1年生もきっとこののんびりした景色が気持ちよかったはずです。しかしあと1ヶ月もすれば町は活気づきます。なぜなら名物サクランボの収穫が始まるからです。昨年のチラシを見ると観光農園での食べ放題は、なんと大人1人1300円。機会があったらぜひ山形県の食べ放題の料金を探してみてください。南部町がとんでもなくリーズナブルな設定していることに驚くはずです。先日、南部町のフルーツ娘も任命され、名農生も選ばれました。県内外、外国人がたくさん訪れる初夏はまもなくです。初夏の南部町

  • 6回目にチャレンジ!

    高校生ボランティアアワードに参加したのは2017年のTEAMFLORAPHOTONICSが最初。津波に襲われたサクラソウの救出と自生地保全の物語を紹介しました。2回目は2019年、修行にきていたBubbleBoysがTreasureHuntersを引き連れ、今まで取り組んできた環境活動を紹介しました。3回目は2021年。残念ながらコロナでオンライン開催でした。4回目は2023年。久しぶりの対面大会。三和土を利用した農業技術を紹介しました。なぜ隔年で参加したのでしょう。その理由は水の国際大会に出場したから。夏が大会のため、国際大会出場年は準備に追われ参加できなかったのです。しかし2024年は国際大会に出場することになっていたにもかかわらずルールを破って5回目の参加。出場する2名は学校で練習に明け暮れましたが...6回目にチャレンジ!

  • ひとり何役 !

    今月末は青森県の高校総体。サッカー部、野球部、アーチェリー部などたくさんの運動部が練習に励んでいます。小規模校の名農はみんながレギュラー。これはとてもいいことですが、別の課題も抱えています。それが農業クラブ。農業高校の甲子園とも呼ばれる大会の県予選が6月下旬に開催されるのです。農業クラブは部活動ではなく授業に位置づけられています。そのため小さな学校の選手は当然のようにかち合ってしまうのです。どちらも名農代表。手を抜けません。そのため名農生はひとり何役もこなすことになるのです。大変だ、働き方改革をしなければという人もいるかと思いますが、考えを変えるとたくさんのステージが用意されているということ。たった3年間ですが、名農にはみんなが輝けるチャンスがあるのです。5月は高校総体に一生懸命。そして6月は農業クラブ。...ひとり何役!

  • dynamisってなに!

    おそらく暑いだろう5月末に、東京は渋谷で発表してくるのが3年生の3代目FLORAHUNTERS。なんと同じ大会に同じメンバーが2テーマ発表してくる予定です。現在、2つの練習を始めていますが、どうしても、どちらかが主になるのは仕方ありません。それでもせっかくつかんだチャンス。精一杯取り組んで欲しいものです。さて後輩の2年生だって負けていません。これは彼らのビジネスプラン。今話題のお米について大胆なアイデアを考案しました。公開するタイミングは最高、さらに農高生考案というのもインパクト大です。こちらは審査用のPPT。今月下旬には録画して大会本部に提出する予定です。ここで気になるのはチーム名。2年生はデュナミスアグリと名付けました。どうやらこの大会専用のチーム名のようです。それにしてもデュナミスとはどんな意味なの...dynamisってなに!

  • もういいかい

    FLORAが経済栽培の北限を塗り替えようと取り組んでいるイチジク栽培。馴化温室脇の苗木が2年目の冬を乗り越えて新芽を出してきました。今年の冬は結構寒かったのですがよくがんばりました。そうなると期待したいのは結実。まだ苗木なのでこの株には実がついたことはありません。関東やそれ以西の地域ならイチジクは珍しくないと思いますが北国ではまずお目にかかりません。店頭にも並びません。そのため食べたことがないという人もかなりいます。2代目FLORAHUNTERSが植えた苗木。最初にその味を楽しむのは何代目なのでしょう。もういいかい?まだだよ!もう1年かかるかもしれないと思いながら心では期待して管理するFLORAです。もういいかい

  • Total football

    2025年のFLORAは3年3名、2年3名の6名編成。昨年は3年だけで7名いたのを考えると、とても少数です。そんな彼らは今、なりふり構わず研究に突き進んでいますがFLORAらしく大会へのチャレンジも忘れていません。現在、大きな大会2つで予選を突破。まもなく全国大会につながるセミファイナルに出場します。さらにこれから予選結果が出る大会も複数あります。もちろん3年だけじゃなくて2年も単独で参戦しています。つまり3年が主力だったり、同じ学年の中でも誰かが主導権を握るというスタイルではなく、ポジションにとらわれず自由に動き全員攻撃、全員守備を貫くスタイル。まさにトータルフットボールです。トータルフットボールを成功させるポイントは、個々の選手が幅広い技術を習得していること、そして高いスタミナを持っていること。まもな...Totalfootball

  • 新緑のキャンパスで発見

    FLORAが本拠地として使用している馴化温室の北側は斜面になっています。通称「梅林」ですが、今は梅など一本もなく、このような雑木林になっています。今年の早春、ここでサイカチの鞘を発見した3年生。発見当時は葉もなく、どんな樹木なのかよくわからないままでした。そこで新緑の今、再び林に行ってみることにしました。わかったのはニセアカシアのような葉であること。また枝には棘がたくさんあること。さらに落ちた鞘から種子が溢れあちこちから幼い苗が生えていることの3つです。次回はぜひ花や鞘を見つけてみたいものです。さてこのように現在の名農は気温20度を少し越したぐらい。時間を見つけてキャンパスを散策するととても爽やかです。ただ注意しなければならないことがあります。なんと先日、キャンパス内にクマの足跡が発見されたのです。それも...新緑のキャンパスで発見

  • 3度目の正直

    2017年、環境研究班のTEAMFLORAPHOTONICSは染料植物であり漢方薬の材料にもなるムラサキやアカネの水耕栽培に挑戦しました。するとその多くは根ぐされを起こしてしまいました。その数年後、今度は初代FLORAHUNTERSが植物を薬草のミシマサイコとキキョウに変えて再チャレンジ。根が常に水に浸っている一般的な水耕栽培ではまた根が腐ると考えた彼ら。装置もエアロポニックスに変えました。こちらは根が宙ぶらりん。水を勢いよく根に噴霧するタイプでした。しかしノズルが詰まりなかなかうまく装置が動きません。さらにせっかく作動したのですが、常に水を浴びることからやはり根ぐされを起こして、全滅してしまいました。輸入に頼る薬草を自給する取り組みでしたが、なかなかうまくいかないためFLORAのデスノートは薬草の失敗例...3度目の正直

  • 君のことが知りたい

    ぬこれはJr.の土壌透水試験。左から培養土、火山灰のシラス、砂漠の砂、そして川砂です。予想通りだったのが培養土と川砂。空隙があるからかあっという間に流れでました。意外だったのはシラス。ドロドロになりましたが思ったより早く流れていきました。彼らが1番注目していたのは砂漠の砂。ご覧の通り、泥のようになり短時間では染み出しません。測定したら11分。他の土壌は数秒なのでこれは驚きです。彼らのミッションは、この砂漠の砂で野菜を栽培すること。攻略するにはまず相手を知ることが大事ですが、この実験では、いかに砂漠の砂が厄介者なのかを知ることになりました。対策は土壌改良。そこで次回からは土壌改良試験を行う計画です。いろいろなものを加えて透水性が改善されるか試す予定ですが日程の関係上、栽培開始は今月下旬と決まっています。それ...君のことが知りたい

  • 瞳がほほえむから

    先日、水槽の浄化装置を改造して中に微生物ビーズを充填した3年生の男子。設置してからまだ10日あまりですが、もう効果が出てきました。左が無処理。中に淡水魚のタナゴが2匹泳いでいますが、レタスやキャベツの肥料になるのは魚の餌の残りと糞だけです。右はビーズ化した納豆菌が充填された浄化装置を搭載した水槽。ご覧のように野菜が元気。それも左のキャベツの生育が旺盛です。なぜなら納豆菌は有機物を効率よくアンモニア態窒素に変える微生物。キャベツは好アンモニア性植物。硝酸態窒素よりもアンモニア態窒素が大好きなのです。狙い通り、キャベツを大きく育てている彼。口には出しませんが、瞳が笑っています。このように早くはっきり効果が現れることはそんなに多くありません。どうやら女神フローラが微笑んだようです。瞳がほほえむから

  • Field of Dreams !

    5月中旬のある日、2年生のFLORAは第2農場にいました。なぜなら2年生の3名中、2名の研究は本拠地である馴化温室で行うからです。今までは土肥実験室で事前実験をしてきましたが、それも無事終了。そこで本実験のため暑くなり始めた温室にやってきたというわけです。彼の研究は環境システム科らしく水耕栽培。レタスとパセリを植えましたが、どんな成果を夢見ているのでしょうか。先輩もいろいろな夢を描き、実現させてきたホーム。期待したいと思います。しかし作業しているメンバーは2人います。実は、今まで土肥実験室でサポートしてもらっていたメンバーが、今度は彼をサポート。FLORAの流儀である「お互い様ルール」の発動です。さてこの日の名農は静か。なぜなら1年生は全員小グループに分かれ丸一日、地元農家の援農に出かけているから。夕方の...FieldofDreams!

  • 魔改造は一発芸?

    こちらは観賞魚用の浄化装置。水槽の中に沈めてエアポンプと繋げて利用します。左の装置をご覧ください。底から空気を筒に送り、上の口から空気を含んだ水が出てくるのですが下のボックスが浄化部分。小石やスポンジのようなものが充填されていて水に含まれている余分なものを吸着する仕組みです。ところが右の装置にはそのスポンジがありません。微生物を使った水耕栽培に取り組んでいる彼はスポンジを取り出して、そこに微生物のビーズを入れました。この装置はまだビーズを入れる前ですが、勝手に改造しています。FLORAが取り組む研究にはじっくり腰を据えて取り組むものと一発芸的なものと2種類あります。この実験はまさに一発芸。思った通りになるかどうか、賭けをしているかのようです。でも彼にいわせると、これは一発芸ではありません。昨年はビーズにし...魔改造は一発芸?

  • ひたすら試して?

    こちらは噴霧器。いずれも手動で蓄圧するスタイルです。なぜ3つもあるのでしょう。左は一般的なものでノズルから農薬などをミスト状で散布するタイプ。真ん中は同じメーカーのものですが先端が違います。カバーが付いているのです。こちらは除草剤用。絶対に飛散させるわけにいかないのでカバー付きのものが出ているのです。そして右側はわれらが泡噴霧器。仕組みは同じですがノズルの部分にメッシュが入っていて、界面活性剤を泡立てます。用途は洗浄用。自動車や建物の壁などの泡洗いに用いるものです。農薬を泡で散布する発想はないので、農薬用泡散布器などありません。そこで代用しているのです。昨年もミスト栽培装置がなく米びつで代用したFLORA。世の中にないものを追うといつもこんな苦労をします。FLORAはこの3つの噴霧器で除草剤散布の使い勝手...ひたすら試して?

  • 水利権は大丈夫!

    これは2年生の男子2人の研究。いずれも広い馴化温室で行われていますがなぜか2つの研究とも同じ場所に設置されています。理由は生命維持装置の共有。下にたくさんのチューブが見えますがよく見ると奥に見える水色の装置に続いています。これは自動かん水装置。白い鉢に植えられたダイズとトウモロコシに朝夕2回点滴かん水するため1人の男子が設置しました。しかしチューブは全部で10本。鉢は8個。つまり2本余っています。これを見たもう1人の男子。彼は気化熱を利用した水耕栽培に挑戦していますが気化熱で冷却するということは水が蒸発してなくなるのが前提。これから夏日。つまり温室は一足早く真夏日になりますがこのままでは養液がなくなってしまいます。そこで彼はこの2本の点滴チューブを借用して自分の水耕装置に取り込み、水位を維持することにした...水利権は大丈夫!

  • がっぷり四つ !!

    こちらは2年生のFLORA。3人しかいないのに、それぞれ別のテーブルに座っています。何をしているのでしょう。実は発表練習。なんと4月に結成したばかりの彼ら。3年生が待ち受けているFLORAダービーに参戦したのですが、既に大会予選を突破している先輩とはスタート時から大きな差をつけられています。そこでダメもとでコンテストに応募。とはいっても研究はスタートしたばかり。チャレンジできる成果などありません。でも大丈夫。実績がなくてもアイデアだけで勝負できるものがあります。それがビジネスプラン。妄想で勝負する大会だからです。するとどうでしょう。予選を突破したではありませんか。びっくりです!次の指令は発表動画の提出。これを突破するとファイナリストになれ全国大会に出場できるとのことです。締め切りは今月下旬。動画とはいえ発...がっぷり四つ!!

  • フル装備 ?

    農薬、中でも除草剤の泡噴霧に取り組んでいる3年生。女子が主任研究員ですが、この日は男子が噴霧にチャレンジしました。ただ泡散布のモニタリングなので、農薬は不使用です。ご覧ください。白い泡がはっきり見えます。これが作業効率を上げる理由。噴霧箇所がはっきり分かり、楽しくなります。散布姿も立派。長袖作業服、手袋、マスクにゴーグル。これに長靴を履けば100点満点です。でも農薬が入っていないのになぜフル装備なのでしょう。なぜなら実用化を目指すから。実際に除草剤を散布する方と同じ姿で散布しないと使い勝手の良し悪しがわからないと考えたからです。昨年に続き、飛散テストの再試験も行った彼ら。しっかり再現性を確認しました。フル装備?

  • ニューウェーブ

    これは水槽の水。2年生の女子が取り組んでいる研究です。それが音波水耕栽培。この発想は昔からあり初代FLORAHUNTERSも取り組み、面白い成果をえています。先輩たちがチョイスしたのが超音波。養液槽内で照射して野菜にストレスを与え機能性成分を増やす特殊な栽培法でした。この研究が発展し、2024年のミスト栽培へと繋がっていきました。しかし後輩である彼女が今年選んだ新しい波は真逆の低周波。水槽に20Hzの振動を与えるユニークな栽培法です。ご覧ください。水面にさざ波が立っています。音はほぼなく、水槽が揺れる音がしています。この振動は植物や水質にどんな影響を与えるのでしょう。よくわからないので試してみる。これがFLORAの流儀。彼女のおかげで今年の土肥実験室では不思議な音と振動が響いています!ニューウェーブ

  • 限界突破

    先週からプレゼンテーションの練習を開始したFLORA。3年生3名と2年生1名のスペシャルチームです。しかし今回の発表は原稿なし。それも4名が何にも頼らずに10分間のプレゼンを披露しなければなりません。これはかなり高いハードルです。案の定、いいところまでいって言葉が出ず発表が止まってしまうメンバーが続出。全員、もがき苦しんでいます。ところがどうでしょう。あれほど苦しんでいたメンバーですが、1週間経ったこの日偶然なのか最後までスルッと発表できた男子が出現。すると後を追うように他のメンバーも次々と成功していきます。本番同様にリレー形式で発表したところ、人が変わったかのようにスムーズ。もう一度プレゼンしてもらっても同じです。これが限界突破。これでもかと苦しみながら練習を続けているとこの不思議な現象がいつも訪れるの...限界突破

  • アクアポニックス !!

    こちらは3年生の研究。FLORA初のアクアポニックスです。アクアポニックスとは魚と植物を同時に育てる水耕栽培で養殖水産業と農業を組み合わせたものです。昔からこのような発想はありましたが現代のスタイルで研究が始まったのはまだ50年ぐらい前だといいます。FLORAは環境システム科に移籍する数年前から草花の水耕栽培に取り組んできましたがアクアポニックスには一度も取り組んだことがありませんでした。しかし昨年から微生物を水耕栽培に活用する研究をしていたメンバーがその応用として今年行うことになりました。エアポンプは彼によって魔改造され、中に2種類の微生物ビーズを搭載。作物はアンモニア態窒素が好きなキャベツ、硝酸態窒素が好きなレタスです。これからは水質分析などがあるので忙しくなるのは避けられません。さて大盛況の野菜苗と...アクアポニックス!!

  • 日本一の風景!

    名農のグランドの横を通って校舎から第3農場に続く小道。ご覧のように若葉の紅葉のトンネルとなっています。昭和40年代に移転した当時は、植物のない造成地。先輩方は一生懸命植樹したそうですが、よくぞこんな美しいキャンパスを作ってくれたものです。かつての緑化日本一、全国一美しいキャンパスに選ばれたのも納得です。この赤や黄色の紅葉はこれから徐々に緑になっていきます。そして夏になれば名農生に木陰を提供。さらに秋になるとまたまた紅葉。1年で何度も名農生を癒してくれます。今日は野菜苗販売の最終日。きっと皆さん、この美しいキャンパスに感動されるでしょう。今日は昨日と違い14時に販売は終了。お間違えのないよう名農にお越しください。日本一の風景!

  • 名農でも売っていない苗!

    こちらはJr.。予備実験も終わり、今月下旬からは本試験に入る計画です。そのためにやることは実験用の植物栽培。今日は名久井農業高校の人気イベントの「野菜苗販売」。いろいろな葉菜類、果菜類、さらに花壇苗を販売しているので時短になるから買ってくればいいだろうと思われるかもしれませんが彼女が鉢にまいているのは二十日大根とこかぶの種子。根菜類です。根を食べる野菜は移植禁止。だから野菜苗販売でも大根やカブの苗は販売していないのです。理由は根が痛むから。つまり自ら育てないと実験できないというわけです。発芽してくるまで1週間。このところ気温が思ったより上がらないので気長に待つことになりそうです。今日から野菜苗販売。小規模高の名農では全校生徒で販売にあたります。名農でも売っていない苗!

  • ほしくなるね〜?

    地域の皆さんがお待ちかねの青森県立名久井農業高等学校野菜苗販売がいよいよ始まります。あくまでも生徒の販売体験、授業の一環として行われますがFLORAは一足早く販売品目と価格が表示された看板を目撃。今日から販売なのでフライングではありませんがご紹介します。気をてらった新しいものというよりは定番の品目。さすがはプロのための野菜苗です。でも人気のミニトマト「ぷちぷよ」もあります。それにしてもこの価格は衝撃。間違ったんじゃないかと思うぐらいの優しい価格設定です。さらに高品質ときているので、地元だけじゃなく遠く隣町や県外から来るのも納得です。皆さんならどの苗を選びますか?みんな欲しくなっちゃいますね!ほしくなるね〜?

  • プロが認めた逸品?

    ご覧ください。白くかわいい小花をつけているのはブルーベリー。今年もFLORAの本拠地である馴化温室脇で咲いています。この春、絡まっていた蔓性植物を全部剥ぎ取りきれいにしたので、昨年よりは元気なようです。収穫は7月上旬から中旬。考査と体育祭の合間が適期です。ライバルとなる小鳥ですが、ここ数年は連勝中。今年も勝って、初夏の実りを得たいものです。さて名久井農業高校の春のビッグイベントである「野菜苗販売」がいよいよ明日から2日間始まります。今年も品質の良い苗を求めて各地からやってくるはずです。名農の野菜苗の購入者の特徴は、プロの農家が多いこと。なぜならこの地域は果樹地帯。リンゴの生産量では毎年、市町村別ランキング全国7〜8位の大産地なのです。したがって農家は果樹の管理作業で大忙し。手が回らないので野菜苗は名農から...プロが認めた逸品?

  • 個別練習でトライ !!

    こちらは今の土肥実験室。いつもであれば一生懸命研究している時期ですが今年はなぜか発表練習にも取り組んでいます。なぜなら昨年暮れにJr.とチームを作り応募していた大会で予選を通過。今月下旬に発表会に出場することになったのです。それも2タイトル応募したらどちらも通過。つまり1つの大会で2回発表者として同じメンバーで登場するのです。嬉しいのですがとんでもない事態になりました。今回課せられたミッションは1つのタイトルは原稿ありですが、もうひとつはなし。決められたストーリーを自分たちでアレンジしながら4名のメンバーがリレーしながら口頭発表するスタイルにトライすることになりました。もちろん時間制限はあります。そこで放課後になるとメンバー分のパソコンが準備され、各自このように練習をしているのです。みんな集まっているのに...個別練習でトライ!!

  • おーい出てこい?

    先月下旬にプラスチックコップの中に鹿沼土を充填しイチジクの剪定枝を植えました。果たして芽が出てくるのかと不安でしたが水を張ったトレイに並べて、ほったらかしにしておいたらなんと薄緑色の若芽が出てきました。そもそもイチジクは芽が動く早春に剪定するもの。それをそのまま挿し穂にすればいいだけなので簡単です。予定では葉が展開してきたらコップから出して鉢植えにするのですが、気になるのは根。ちゃんと出てきて、切らずに取り出せるかです。いつもの環境班の活動とはまったく違う取り組みですがやはり生き物を相手にするのが農業の醍醐味。早く大きくして皆さんにお裾分けしたいものです。あるは1年生の農作業支援活動。地域の農家に行って丸1日プロから農作業のノウハウを学ぶ貴重なイベントです。初めての農業の現場に立つ1年生。農業と南部町の魅...おーい出てこい?

  • モニタリング?

    泡農薬噴霧研究に取り組んでいるFLORA。今年はモニタリングなどに積極的に取り組んでいます。活動して思ったのは噴霧範囲。除草剤の場合、ピンポイントで狙うため狭くても構いませんが、将来の殺虫剤や殺菌剤への発展を考えると知っておく必要があります。そこで色模造紙に3秒ほど噴霧してみました。左上の円形が従来のミスト噴霧の散布後。円形ですが飛散しています。右上が飛散防止のカバーをつけて散布した跡。カバーの形に影響されて漢字の「一」の文字のように横長になりました。たくさん雑草が生えている場合は問題ありませんが、ピンポイントで狙う場合は、無駄に散布してしまうので作業しにくいようです。そして下はわれらが泡噴霧。心配したほど噴霧範囲が狭い訳ではありません。また泡噴霧器のノズルは緻密な泡用、水っぽい泡用、その中間の3つがあり...モニタリング?

  • アキノキリンソウ、お前もか !!

    植物で農薬を泡にする研究に取り組んでいるFLORAの3年生。今まで定番のムクロジ、サイカチを使って泡沫化してきましたが昨年度の暮れ、セイタカアワダチソウでも十分ちみな泡になることを発見。駆除対象の外来種なので、環境保全にも貢献できると大喜びでした。不思議なもので、こうなると好奇心が湧き出すものでまた新しい植物を探してきました。それがアキノキリンソウです。なぜならセイタカアワダチソウはアキノキリンソウ属。同じ仲間だからきっと泡立つはずだとロックオン。試してみると、ご覧のようにやはり泡立つではありませんか。こちらは駆除対象ではありませんが、秋になると河原で黄色の花を咲かせる植物。このように身近なところに泡立つ植物はたくさんあるようです。世界には植物を洗剤代わりに使う民族がたくさんいるとのこと。2020年の三和...アキノキリンソウ、お前もか!!

  • 理由はデジタル疲れ!

    今、若者の間で静かにフィルムカメラが再人気になっているそうです。誰が撮ってもそこそこいい写真が撮れ、フィルムと違って予算を気にせず、何回も撮り直しできるので絶対デジタルカメラが便利だと思うのですが、なぜでしょう。どうやら簡単に撮影して、さらに修正もできるというデジタルの便利さが逆に個性をなくさせ、さらには一瞬を切り取る写真の価値や写真への感情を薄れさせたのが理由だといわれています。つまりボタン一つでなんでもできちゃう時代だからこそ手間をかけて渾身の1枚を撮影することに魅力を感じたようです。さてこのカメラは40年も前のNikonFE。もちろんフィルムカメラです。かつて毎日のように農場で研究活動を記録したり農業クラブのプロジェクト発表の図表撮影で大活躍してくれた相棒ですが風雨に耐えて頑張ったこともあり、今はも...理由はデジタル疲れ!

  • 土壌処理型除草剤

    芝の種子をまいた3つの鉢が並んでいます。左は無処理。ご覧の通り、播種した種子全てが発芽しています。真ん中は土壌処理型除草剤を噴霧したもの。芽が出ていません。このタイプの除草剤はこのように植物が芽を出す前に噴霧して表面に除草剤のゾーンを作り、芽が出ないようにする場合に用います。右は同じ除草剤を泡噴霧したもの。薬液は噴霧の半分です。半分の薬液だと除草剤ゾーンが果たしてできるのか不安でしたがご覧の通り。効果は従来と全く違う同じ。2週間以上も発芽してきません。今までは茎葉処理型という生えている雑草に噴霧する除草剤を用いて泡でも効果が変わらないことを立証しましたがこのように土壌処理型でも十分使えることがわかりました。知らないことがどんどんわかってくる楽しさ。研究を満喫しているFLORAtheⅢrdです。土壌処理型除草剤

  • First battle

    放課後の土肥実験室で発表しているのはFLORAHUNTERSの3年生と今年正式にFLORAの仲間入りした昨年のJr.、現在の2年生です。練習風景はFLORAにとって珍しいものではありませんが、今はまだ5月に入ったばかり。こんなに早く練習することは滅多にありません。なぜなら彼らは、昨年度末にある大会にエントリーしたところ書類審査の1次予選を通過。次は発表動画が求められたので送ったところそちらも通過。なんと5月下旬に東京で開催されるセミファイナル大会に出場することになったのです。ポイントは熱意とプレゼンテーション技術。昨年は俺だ俺だというメンバーが多く、難なくこなしましたが今年のメンバーはちょっと苦手。でもやる気だけはすごく、決して後ろ向きの発言をせず、自分たちで練習計画を立てガンガン取り組んでいます。ご覧の...Firstbattle

  • 百聞は一見にしかず?

    こちらは懐かしの風景。そうです、これはミスト栽培装置です。2024年、FLORAHUNTERSAQUAはTEAMJAPANとなりこの栽培法をストックホルムで披露してきました。しかし担当した先輩は卒業、さらに一緒に研究してきた2年生も今年は別の研究に取り組んでいるので、たくさんある装置は現在倉庫の中。眠っています。それなのに2年生の男子がまた引っ張り出しました。実は昨年、3年生の助っ人として一緒に応募していた大会でなんと1次予選を突破。今月下旬に東京で開催されるセミファイナルに出場することになったのです。3年生は昨年、一昨年と2年間もミスト栽培に取り組んできたので内容はよくわかっています。しかし助っ人の彼は見たことはあっても実際にミストで栽培したことがありません。そこで急遽、装置を引っ張り出して栽培を始めた...百聞は一見にしかず?

  • アクアポニックス!

    青と黄色の人工イクラを作っていた彼。たくさん作ったイクラをなんと鑑賞魚用の浄水兼エアポンプに取り付けました。これは水槽内の写真ですが、2種類のイクラが入っています。ところがどうでしょう。一晩たったら色が抜けています。洗い流されてしまったようです。これは失敗ですが大きな問題ではありません。彼が取り組もうとしているのはアクアポニックス。今人気の魚と植物を同時に育てる水耕栽培法です。植物の栄養分は魚の食べ残しの餌や糞。これが分解されて植物の肥料になります。そこでは分解を促進させるため2種類の微生物をビーズの中に閉じ込めたというわけです。魚を飼育していると水換えがどうしても必要となりますが液体で微生物を水槽に添加していないので、これなら水換えしても微生物が流れ出ません。エコでもあるようです。泳いでいるのは淡水魚の...アクアポニックス!

  • 副賞はお宝自動車!

    3年生と2年生が応募していたコンクール。嬉しいことに企業の賞をいただきました。先日、彼らのもとに小包が届きましたが開けてみると素敵な賞状とクリスタルトロフィー。これには満足の2人です。しかしよく見ると箱の中にはまだ何か入っています。まずはポールペン。立派なものですぐ使えます。それ以上に彼らを驚かせたのが、自動車の模型。ミニカーではなく10数センチはありそうです。実はこの企業、自動車メーカーでした。これがその写真ですが、箱の下にGT-Rの文字が見えます。もうわかったと思いますが、日本を代表する大手自動車メーカーです。調べたらメーカーのオンラインショップで入手できるようですがその額を見てびっくり!ほぼ1万円。高級車の模型も高級でした。副賞はお宝自動車!

  • 人工イクラを作ろう?

    FLORAHUNTERS3代目が何やら実験しています。といってもいつもの泡研究に比べるとなんだか楽しそうです。彼らが作っているのは「人工イクラ」。アルギン酸ナトリウム水溶液を塩化カルシウム水溶液に垂らすとゲル状に固まる現象を利用して作ります。楽しい科学実験ですが、FLORAにとっては懐かしい実験。園芸科学科草花班時代の最終メンバーと環境システム科初代環境班のメンバーが取り組んだ水質浄化システム「BIO-ENGINE」研究の際に行いました。でもこれは遊びで取り組んでいるわけではありません。ある男子の今年の研究なのです。しかし彼らの養液は青や黄色。とてもイクラに見えません。いったい何をしようというのでしょう人工イクラを作ろう?

  • 今期第1号 !

    4月に3年生3名、2年生3名でスタートした2025年のFLORA。始まってまだ1ヶ月ですが、いきなり第1号が生まれました。それはホームランではなく取材対応。3年生と2年生の男子がオンラインインタビューを受けています。実はこの2人が協力して取り組んだ「霧化分離」という研究を年度終わりに科学コンテストに応募したところ、協賛企業の賞を受賞。そこで大会事務局が仲介して企業とのオンラインインタビューをZoomを使って行ったというわけです。レアなのが2人のチーム名。「栽培環境班&Jr.」です。まず環境システム科におけるFLORAとは、結成時から環境班が正式名称。しかし昨年だけは栽培環境班という名称に変更され、募集されました。だから現在の3年生は栽培環境班なのです。そしてもう1人の2年生は昨年、Jr.として活動してきま...今期第1号!

  • 花は大人買い ?

    ご覧ください。これは春夏の花壇を飾るロベリア。赤紫の花がとてもきれいです。かつて名農には園芸科があり、彼ら彼女らが製作した花壇をたくさん見てきました。皆さんも子供の頃は、いろいろな花を交互に規則的に並べて植えてきたと思います。それはそれで楽しいのですが、大人になるとこの写真のように同じ花で一面を覆う方法が、きれいだと感じるようになりました。つまり花を色として捉え、カラーパレットを敷き詰めるよう配置する花壇です。白はともかく、青や赤といっても花によってトーンが異なります。それを上手に組み合わせられると、とてもお洒落な空間を演出できるのです。そのためには子供ではできない大人買いが必要。機会があったらぜひチャレンジしてみてください。さて名久井農業高校は15日から野菜苗販売を行いますがそれと同時に花壇苗の販売も行...花は大人買い?

  • 古いやつだとお思いでしょうが•••

    FLORAの3年生が何やら不思議なものを引っ張り出しました。これは土壌を採取するもの。円筒管を地面に差し込んで採取します。もう授業でも使わなくなった古いものです。今回の研究で土壌採取が必要になった彼ら。実験室から見つけました。なぜならここは土肥実験室。古いけれどちゃんと備えてあるのです。ただ驚いたのがケースである袋に書かれている文字。本校の持ち物だとわかるよう学校名が書かれていますがびっくりするのが42という数字。昭和42年に備品となったという意味です。名久井農業高校が洪水から逃れて現在の高台に移転したのが昭和46年。つまり移転前の大昔に整備されたものでした。でもこれがいい仕事をしてくれます。古いやつにサポートされながらゴールを目指すFLORAです。古いやつだとお思いでしょうが•••

  • いいとこ取り

    こちらは1年生のJr.の研究。実はこのJr.のバディーである2年生は、昨年のFLORAHUNTERSAQUAの水冷水耕栽培の流れを汲んで、暑い夏でも栽培できる方法を研究しています。その方法が気化熱の利用。彼の実験は、すでに事前実験が完了し、今月中旬から本格的に栽培される本実験のための準備に入っています。そんな先輩の指導を受ける1年生なので、研究は同じく気化熱の利用。しかし方法が違って、泡で植物を覆うという見たこともない栽培に取り組むことになりました。泡だったら水よりも蒸発がゆっくりで長時間気化熱による冷却をしてくれるのではないかと考えたからです。この日はそのアイデアをチェックするための実験。定温器のイチゴ苗に右はミスト、左は泡を散布しています。この泡の発想はもちろん3年生の泡農薬がヒントです。卒業した先輩...いいとこ取り

  • 温暖化兄妹!

    こちらはFLORAHUNTERSの2年生とJr.。馴化温室で栽培試験を始めました。2人は研究の相棒(バディー)という関係ですが、実の兄と妹でもあります。今年のFLORAHUNTERSは全部で6名。Jr.は4名なので誰と組んでもいいのですが彼らはなぜか2人でタッグを組みました。兄が取り組むのは作物に耐乾能力を付与する研究。そして妹はやはり耐暑能力を付与する研究。実は方法はどちらもほぼ同じで、協力して温暖化に挑むことになります。この日はダイズの苗を植え付けていますが家で農業の手伝いをよくしている兄が、あまりしないという妹に植え方を説明しています。実験開始は5月下旬から。それまで苗を大きく育てる2人です。昨日は立夏。暦の上では夏が始まっています。温暖化兄妹!

  • 食べたら仲間?

    FLORAが放課後の活動の合間にお菓子を食べようとしています。このお菓子は先日の花友フェスタでいただいたもの。嬉しいことに今年、県外から入学された女子の保護者の方がわざわざ会場に来てくださり、激励してくださったのです。これは絶対Jr.たちと食べなければいけないと思った3年生。学校に持ち帰り、Jr.の活動日にみんなで食べることにしたのです。もちろん2年生たちも駆けつけました。実はこのお菓子をメンバーに配っているのが、その女子。何も知らずに配っていましたが、あとで「タネあかし」したらびっくり。まさかお菓子をくださったとは思っていなかったようです。離れて分かる親のありがたさ。どんな味がしたのでしょう。さて今年で結成17年目を迎えたFLORA。昔から変わらないのが、機会を見つけてはみんなで食べること。1度食べたら...食べたら仲間?

  • 食べたらもう仲間

    FLORAが放課後の活動の合間にお菓子を食べようとしています。このお菓子は先日の花友フェスタでいただいたもの。嬉しいことに今年、県外から入学された女子の保護者の方がわざわざ会場に来てくださり、激励してくださったのです。これは絶対Jr.たちと食べなければいけないと思った3年生。学校に持ち帰り、Jr.の活動日にみんなで食べることにしたのです。もちろん2年生たちも駆けつけました。実はこのお菓子をメンバーに配っているのが、その女子。何も知らずに配っていましたが、あとで「タネあかし」したらびっくり。まさかお菓子をくださったとは思っていなかったようです。離れて分かる親のありがたさ。どんな味がしたのでしょう。さて今年で結成17年目を迎えたFLORA。昔から変わらないのが、機会を見つけてはみんなで食べること。1度食べたら...食べたらもう仲間

  • 育てられた人は育てる人になる!

    これは連休直前の土肥実験室。わいわいと大賑わいです。集まっているのは2〜3年のFLORAと1年生のJr.たち。ついにJr.たちの活動が始まったのです。この日は研究に欠かせない分析装置の使い方。みんなで体験しながら覚えてもらいました。これらを指導している3年生3名も、実はJr.出身者。2年前に当時の2代目FLORAHUNTERSが指導し、ミスト栽培の研究を一緒に行いました。Jr.だから体験重視で指導しましたが、彼らがとってくるデータはとても貴重。昨年のストックホルムでの発表にもこのデータがたくさん使われました。したがって彼らもその後、TEAMJAPANの正式メンバーとなり表彰式に参加したり、FLORA3代目として自分たちだけで発表し先輩同様、各大会で受賞しています。育てられた彼らが今度は育てる側に立つ。FL...育てられた人は育てる人になる!

  • 壮大な企み?

    このところ農業高校の研究班といいながら王道から脱線している感じがするFLORA。でも今年は農業寄りの活動にも取り組んでいます。これは挿木。指より少し太い木の枝を鹿沼土に挿しています。樹木は北国では珍しいイチジク。先日、剪定されたので、もったいないと思い挿木にしてみました。果たして発根してくれるのでしょうか。よく見ると節目から新芽が出そうな枝もあります。なんとか増やしてみたいと思います。これはフルーツの里「南部町」に新しい果物を導入する取り組みでありイチジクの経済栽培の北限を塗り替える壮大な企みでもあります。さて増やしたイチジクはどうしましょう。普及のために差し上げる?それとも販売して研究費にする?取らぬ狸の皮算用。先のことなど考えず、まずは夢中でチャレンジしてみましょう。壮大な企み?

  • 花見会場は無観客!

    こちらは名久井農業高校の第1農場。かつて校舎のあった馬淵川沿いの名農一大きな果樹園です。現在ここでは果樹の花が真っ盛り。こちらの濃い桃色の花は、もちろん桃の花です。第1農場の桃はサクランボと並んで名農の名物。夏には甘く美味しい桃が校内販売されます。さらにこの桃園はJGAPという認証を受けていています。JGAPとは、安全かつ効率的に持続可能な農場運営を行うための基準を満たした農場や団体に与えられる認証です。これはいかに名農の農場スタッフが優秀かつ努力をし、さらに名農生がルールを守り管理などに当たっている証。胸を張れる名農の勲章です。そんな自慢の桃園が今、このように花盛りですが現在は連休中。無観客の花見会場になっています。もったいない!花見会場は無観客!

  • Mission Complete ?

    先月下旬、千葉の幕張メッセで行われた園芸のフェスタ。紹介してきましたが、今回で最終回となります。彼らの使命は研究してきた泡農薬の反応を探ること。そこで積極的に来場者とコンタクトをとり、お話を伺いました。すると皆さん大感激。やはり困っていたようです。さらに葉面散布など肥料で散布したいとの声も多かったようです。2日がかりで得た貴重な声は、3代目の財産。自信を持ったようです。この他に嬉しかったことがありました。ひとつは高校生が出展していることに驚きたくさんの方が来展されたこと。頑張っている高校生を皆さん激励してくださいました。また全国募集についても興味を持たれたようです。もうひとつは青森県出身の方、さらに近縁に名農出身者がいる方が懐かしくて来てくださったこと。懐かしい青森なまりが聞けたと思います。さらに感激した...MissionComplete?

  • Back to the FARM ?

    とうとう2年生が本拠地である順化温室にやってきました。なぜなら2年生は最近の先輩方と違い、温室で栽培実験することになったからです。この日は、ある男子が取り組むトウモロコシとダイズ栽培の準備。鉢植え栽培する予定ですが、ご存知のとおり、温室には雨が降りません。したがって、毎日のかん水が必要になりますが、栽培は長丁場。家が学校から遠い彼は、体がもちません。そこで自動かん水装置をセットすることにしたのです。これは他の2名が鉢に土を詰めてくれた鉢にかん水チューブを取り付け、プログラムしているところ。今回は朝7時と夕方4時に200mlかん水することにしたようです。とはいってもタンクの水がこれらの鉢にかん水できるのは5日程度。そのため週1回水を補充する必要がありますが、毎日のかん水に比べるとかなりの労力節減。みんなこの...BacktotheFARM?

  • 花友フェスタは大盛況 !

    ご覧ください。これが花友フェスタの会場。会場1時間前から幕張メッセにはとんでもない行列ができ、びっくりしました。さらに開場になるとあっという間にこの状態。始まる前の風景とはまったく違い大きな幕張メッセの会場が人でごった返しています。1日で1万人以上が来るとの触れ込みも、少し広いと感じていた通路にも納得です。来場されたガーデナーの年齢は主婦層を中心に、高齢者から若い方までさまざま。あらためて園芸の人気を感じました。思い出すのはかつての名農の園芸科や園芸科学科。青森県唯一の学科は、草花園芸でいつも人気でした。もし園芸科が今もあったらFLORAよりも先に駆けつけたはずです。でも大丈夫。FLORAは名前の通り、ルーツはかつての園芸科学科草花班。日頃は水耕栽培や環境を研究していますが、園芸を愛する血が流れているので...花友フェスタは大盛況!

  • 準備万端?

    明日から連休。FLORAの活動もしばしお休みです。とはいっても育てている植物には命があり連休とはいえども水がないと枯れてしまいます。でも大丈夫。先日男子メンバーが温室に設置した2台の自動かん水装置があので心配ありません。ものすごいコンピュータ制御の装置ではありませんが文明の力に新ためて感謝です。さてダイズとトウモロコシを植え付けた彼。でもまだ実験は始まっていません。ある程度大きく育ったら、いよいよ秘薬の散布開始。実験はここからです。予定では5月中旬以降。まずは大きく育てることが彼の使命です。連休対策も準備万端。元気でまた会いましょう!準備万端?

  • FLORAブース完成!

    花友フェスタ当日です。販売物のないので、FLORAのブースがあっという間に完成。幅3mのブースですが「泡散布屋」の看板と赤と青の2本ののぼり旗を設置するとよく目立ちます。さてこのイベントでのFLORAの目標は2つ。ひとつは泡散布に対する園芸愛好家の反応です。もうひとつはメーカーのご意見。商品としての発展性や課題がどこにあるかを探るためです。FLORAの計画ではメーカーにへのアプローチはフェスタ前日及び当日の開場前。FLORAがいつもお世話になっているハイポネックス社やサンパチェンスを提供してくださったサカタのタネさん、さらに農薬メーカーも多く出展しています。嬉しいことにどのメーカーも遠く青森から来た高校生のオファーに快く応じてくださいました。なぜなら400ブース以上ありますが、学校は名農だけ。まさか高校生...FLORAブース完成!

  • Playing Manager

    泡農薬研究で大忙しの3年生。TBSのTV取材も、メーカーの訪問も断り、とにかく前に進んでいます。そんな4月も終わり、前半の山場はクリアしました。次は5月。今度は農家の方々のモニタリングなどが予定されています。ところが5月下旬は青森県の高校総合体育大会。つまりインターハイの県予選が開催されるため多くの名農生が大会や練習などでこれまた大忙し。FLORAも6名中、2名がサッカー部、2名が陸上競技部なので放課後は練習に励んでいます。しかし、この中をぬって研究のため地域に出ていかなければなりません。そこで3年生たちはアイデアを絞り、どの農家にいつお願いしようかとこのように自らスケジュール調整を行っています。まるで選手兼監督(playingmanager)です。自分たちで考えて行動計画を立て、さらにお願いするとはなか...PlayingManager

  • 気が乗らない人と気にならない人の理由 !

    幕張メッセのお隣は千葉ロッテマリーンズのスタジアム。駅に降りるとこんなモニュメントがありました。せっかくだから記念写真を撮ろうと思いましたがどうも1人の様子がおかしいのです。どうしたんだと尋ねてみると、彼はジャイアンツファン。敵チームのホームでの撮影はあまり気乗りしないというのです。そんなの関係ない2人は楽しそう。子供じゃないんだからとみんなに促され、写真におさまりました。撮影後、ジャアンツファンの彼が他の2人に何やら話しています。聞き耳を立てると「ジャイアンツはセリーグ、マリーンズはパリーグ」と説明しているのです。それを聞いた彼らは「セリーグってなに?」と返答。どうやら2人はそもそも野球に興味がなかったようです。たった3人のFLORAですが、どうも噛み合いません。さて今日は連休前最後の3年生の課題研究。...気が乗らない人と気にならない人の理由!

  • 春、それとも秋 ?

    ここは名久井農業高校の駐輪場、自転車置き場です。さてかつて名農は馬淵川沿いのに校舎がありました。しかし度重なる水害で昭和40年代に現在の高台に移転しました。移転当時は樹木がなく、砂埃が舞っていたといいます。そこで植樹に乗り出した先輩方。計画のもと、いろいろな樹木を植えました。この駐輪場の上に枝を広げている赤い葉も当時植えられたもの。春に紅葉するモミジです。初めて見た人は秋のようだと驚きます。面白いのはモミジの奥に見える満開のサクラ。春なのか秋なのかもうわからなくなりそうな風景です。おそらく大先輩方が植えた頃はまだ苗木だったはず。数十年後にどのような風景になるかを想像しながら設計したと思いますが、びっくりする風景を残してくれるとはなかなかやるもんです。4月も後半になり実習が本格的に始まりました。新入生には四...春、それとも秋?

  • 幕張メッセ参上?

    4月28日、FLORAthe3rdは幕張メッセにいました。なぜなら29日に開催される花友フェスタというたった1日で1万人以上も来場する日本最大級の園芸イベントに出展するため。この日は午後からブース設営を行いました。それにしても大きな展示ホールです。でも広すぎるのか、ブースの間は広くも設けられており意外とガラガラ空いているように見えます。幕張メッセにはホールが10個以上ありますが、ここは9と10を連結したもののようです。FLORAはかつて環境イベントで東京ビックサイトには何度か登場。30分の発表も行ったことがあります。またパシフィコ横浜の園芸イベントではサカタのタネさんの協力でサンパチェンスを使った水質浄化システムのBIO-ENGINEを2日間紹介したことがあります。この他にも別な大会で東京国際フォーラムに...幕張メッセ参上?

  • あなたの知らない世界?

    植物を使って除草剤の泡散布研究に取り組んでいるFLORAtheⅢrd。主なデータは昨年に取れていますが、再現性を確認するため今年も取り組んでいます。そんな中、先日、今年初めて行った実験があります。それがムクロジなど泡になる植物のパウダー化。茨城のメーカーがFLORAのためにフリーズドライしてくださったのです。今までの実験から原液を作るのに500mlに15gの果皮や鞘を入れ煮出すのが表面張力が低下し、泡立つので最適ですが、5gに減らすとムクロジ以外のサイカチとセイタカアワダチソウでは十分な泡にならないことがわかりました。しかしケチなFLORA。原材料はいくらでも少ない方がいいはずとこのパウダーを使って5gの実験を再挑戦しました。するとなんということでしょう。パウダーにすると5gでも果皮15gと同じ品質になる...あなたの知らない世界?

  • アイデアを世界に!!

    泡農薬の研究をしているFLORA3代目。まだ登録されていないので、日本で皆さんが実際に使うわけにはいきません。しかしFLORAが見ているのはアジアなどの途上国。なぜなら農薬被害が多い地域だからです。そこで3年生がFLORAお得意の英語版マニュアルを作ってみました。ムクロジやサイカチはアジアに自生する樹木。さらにセイタカアワダチソウはEUでも日本と同じように繁殖力の強い外来種として問題になっているそうです。そこで研究を通して発見した植物で農薬を泡にするコツを紹介しています。途上国にも法律があると思いますが、被害は続いています。このアイデアを参考に、安全や健康、そして法律を守りながらそれぞれの国で実用化を目指して欲しいとのメッセージを込めました。今日は幕張メッセで園芸イベント。もしかしたら外国の方もいらっしゃ...アイデアを世界に!!

  • まもなく最初の審判 ?

    昨年の暮れ、FLORAHUNTERS3代目は1年間取り組んできた研究成果をまとめていくつかのコンクールにエントリーしました。さらに2年生も春休みに集まり、結成直後、緊急でこれまた誰でも挑戦できる大会にエントリーしています。いずれもFLORAダービーに反映されるレース。2年生、3年生とも静かに戦いが始まっているのです。そんな大会の予選結果が、くゴールデンウィーク前後に発表される予定です。つまり最初の審判です。こんなに早くエントリーしたのは今回が初めて。運よく最終予選を通過すると東京や関西などで開催される決勝大会に行けるのですが、いつもよりハードルの高い大会ばかり。たくさん持っている宝くじですが、当たりくじなのか空くじかわかりません。でも発表されるまでのワクワク感が宝くじの楽しさ。もう少しこの感覚を味わいたい...まもなく最初の審判?

  • 種まく人!

    実験の準備もそろそろ終盤になってきました。これはあるメンバーのもの。芝の種です。とはいっても馴化温室周辺を芝生にしようというのではなくある実験に使うものです。このほかにも土肥実験室ではトウモロコシやダイズなどの苗が育っています。いずれも実験の材料ですが、この時点で失敗していたら何もできません。苗が育つまで数週間。さらに気温や日長にも左右されます。思いついたらすぐ実験と行かないあたりに植物を題材にした研究の難しさがあります。さて今朝、FLORAtheⅢrdは新幹線で東京に出発します。目指すは幕張メッセ。今日はブースを設営して会場そばのホテルに宿泊予定です。FLORAはこのように県外遠征をよく行きます、たいへんなのは宿泊代。最近は、あまりにも高額でいつも予算オーバーとなっています。それに比べると幕張メッセ周辺...種まく人!

  • 北の国から?

    穏やかな姿を見せる名久井岳。南部町のどこからでも見ることができる南部地方のシンボルです。おそらくこれからサクランボやモモなどの果樹の花が満開になります。ただ花見会場と違い果樹園には、お客様が誰もいません。農家だけの特権かもしれません。さてそんな北国の里山の町からFLORAは「花友フェスタ」に出展するため明日の朝、幕張メッセを目指して出発します。まずはブース作り。この日は、そばのホテルに宿泊し翌日朝早くからのお祭りに参加することになります。東京ビッグサイトには何度もFLORAは参上していますが、幕張メッセは初めて。したがって食事をとる場所もよくわかりません。これも楽しみながら探したいと思います。FLORAが出展する目的は、たくさんの園芸愛好家やメーカーとコミュニケーションをとりながら研究について意見交換する...北の国から?

  • 打開策は「慣れ」 !!

    4月も後半に入り、準備から実験に入った2年生が出てきました。これは水質分析。FLORAのブログではこの時期、毎年のように同じ風景が掲載されます。それだけ水質分析はFLORAになくてはならない調査なのです。今回のサンプルは5種類。昨年のAQUAであれば、あっという間に測定してしまいますが、2年生は今回が初めて。ひとつひとつ確認しながら手分けして行いました。かかった時間は約1時間。短縮授業の中でなんとか間に合いました。しかし5月中旬になるともう1人のメンバーも水質分析が始まる予定。果たして時間内に終わることができるのでしょうか。打開策は「慣れ」。今のうちにみんな反復練習しながら測定方法に慣れ、早く技術を身につけて欲しいと思います。次の分析は連休直前です。打開策は「慣れ」!!

  • バブルの時代 !!

    29日は待ちに待った全国最大級の園芸イベント「花友フェスタ」。千葉の幕張メッセで29日たった1日ですが、盛大に開催されます。会場への資材搬入は28日。そこでFLORAは月曜の朝、幕張に参上する予定です。フェスタのホームページがあるので、そちらをご覧いただけると出展者や会場MAPがあり、FLORAのブース位置もわかるようになっていますのでもし来場されたら、ぜひブースによっていただければ嬉しく思います。ブースに掲げるのは学校名ののぼり旗とこの横断幕。テーブル前に掲示したいと思っています。泡散布屋としたのは、3年生が取り組んでいる泡農薬研究を紹介するため。農薬だけじゃなく、肥料の葉面散布などにも使えるため泡散布屋と名乗ることにしたのです。ハイポネックスやサカタのタネなど大手企業が出展する中で唯一の高校ブース。ち...バブルの時代!!

  • 相棒 ?

    スキューバダイビングなどで2人組で潜水する際の相棒をBuddy(バディー)といいます。相棒という意味です。これは先日のJr.の結成式。自己紹介やルール、テーマ決めが終わると今度は指導してくれる先輩、つまりバディーとの打ち合わせとなります。1年生4名のテーマは3つ。1つは3年生が2名の1年生に、残り2テーマ2名の研究は2年生が指導することになりました。先輩と違って研究は初めての1年生。したがってテーマはFLORAがいくつか提案して選んでもらいました。とはいっても誰かがやった研究は面白くないのでやりたくありません。リスクは大きいのですが、Jr.といえどもFLORA。果敢に挑むことにしました。さてJr.制度を始めて今年で16年目。実は初めてのことが2つも起きました。ひとつは関東から入学した1年生の参加。名農で研...相棒?

  • Exhibitor

    先日、FLORAのところに小包が届きました。なんだろうと思い開けてみると、中には花友フェスタの関係資料。右側の大きなカードは搬入車両に掲げるものです。しかしFLORAにとって幕張メッセは遠すぎるので自動車ではなく新幹線で移動。また荷物はみんなで手分けしながら運ぶので、このカードは使わなくて済みそうです。次は左の赤いプレート。これは出展者証でシールになっています。1ブースに対してもらえる出展者証は3枚。ちょうど3年生分です。では一緒に行くこちらはどうなるのでしょう。なければスタッフとして入場できません。もしかしたら1500円の前売り券、もしくは2500円の当日券を買わなければならないのでしょうか。でも問い合わせたところ、出展者証を追加で手に入れられるとのこと。ひとまず安心です。ブース番号はH-30。ぜひFL...Exhibitor

  • 泡の可能性 !

    こちらは3年生の実験。この苗はキャベツです。左側は普通に育苗しているもの。そして真ん中は肥料を葉に噴霧して育てている苗です。少し大きくなっています。それ以上にびっくりするのが右側の苗。大きく生長しています。こちらは同じ葉面散布でも泡散布しています。葉に弾かれず、付着しやすいことからよく成分が吸収されたようです。現在、FLORAがアドバイスを受けながら進めているのは泡農薬散布ですが、このように肥料散布にもとても効果的なことがわかりました。幕張メッセでの園芸フェスタではこのような葉面散布についてもご紹介したいと思います。泡の可能性!

  • 全面サポート ?

    土肥実験室で活動しているのは2年生のFLORA3人組。しかし実験しているわけではありません。この日は実験準備だったので5時間目に無事完了。そこで6時間目は来週3年生が幕張メッセで開催される全国最大規模の園芸イベント出展のための準備をしているのです。作業内容は配られる資料作り。もちろん3年生も放課後残って一生懸命やっていますが昨年とは違いメンバーが少ないので手が回りません。この他にも2年生はいろいろと先輩をサポートしてくれます。頼もしい彼ら。感謝の気持ちを形に変えて千葉のお土産でも持ち帰りたいと思います。全面サポート?

  • 今年もよろしくお願いします !!

    これは順化温室脇のブルーベリー。FLORAが10年ほど前から管理しているものです。近年のFLORAは栽培環境よりも地球環境を主なテーマに取り上げているため収穫目的で農産物を栽培することはあまり多くありません。そのため野菜班や果樹班が収穫物を楽しんでいる姿は憧れです。そんなFLORAが所有している数少ない食べられる作物がこの鉢たち。ブルーベリー、隣にはルバーブ、ラズベリーそしてグースベリーことスグリ。さらに一昨年からイチジクも加わりました。気がついたと思いますが、みんなジャムの原料。かつて先輩たちは加工し、先生方にジャムを販売して活動費の一部を捻出していました。しかし最近はなかなか時間がなく、ブルーベリーを詰んでは販売する程度。でも収穫や販売体験ができるのでFLORAには人気です。枝に絡んでいた枯れ草も取り...今年もよろしくお願いします!!

  • 名久井農業高校野菜苗販売2025?

    毎年恒例の名久井農業高校の野菜苗販売。高品質の苗をリーズナブルに手に入れられることから地元南部町はもちろん、周辺市町村、さらにはお隣の岩手県からも訪れます。販売場所はグラウンド脇の第2農場。したがって来場される皆さんは自動車をグラウンドに設けられた特設駐車場に止めてこのように農場で各自購入することになります。最近は販売方法もIT化され、昔に比べれはスムーズ。とはいってもあくまで名農生の販売体験実習なので、皆さんの温かいご支援をいただければ嬉しいと思います。さて気になる2025年の販売日は5月15日(木)〜16日(金)の2日間の予定。購入上の留意点などを含めた詳細のご案内は、後日ホームページで紹介されますので、ぜひご覧いただき来場いただければ幸いです。その日まで休み返上で立派な苗になるよう管理している名農生...名久井農業高校野菜苗販売2025?

  • 抜群の価格設定 !

    2月下旬、大阪なんばで夕食をとったFLORAHUNTERS。この春卒業した先輩です。彼らは大阪メトロの駅でオレンジジュースの生搾り自動販売機を発見しました。もう何年も前から日本には導入されていますが、青森県では見たことがありません。さっそく強者たちが挑戦しました。しかし記憶では1杯500円のはず。高いから価格も覚えています。ところが彼らの自販機には350円と表示されています。調べてみたら500円の自販機とは違うメーカーだそうです。500円だとちょっと躊躇しますが、350円だと不思議に安く感じ買ってみようかなという気持ちが湧いてきます。後発メーカーは、抜群の価格設定で参入したようです。飲みくらべしたことはありませんが、変わらないという情報。飲んだメンバーも目をまん丸にして美味しいとはしゃいでいました。青森県...抜群の価格設定!

  • 土の匂い?

    これは3月に開催された農業系の大会のファイナリスト。このところ環境系の大会によく出場していましたが、新3年生のFLORAHUNTERSが久しぶりにエントリーしたところ一次、二次予選を突破し、このように7つのファイナリストに選出されました。面白いのが出場チーム。この大会は高校生、大学生、社会人などの垣根を超えてアイデアと実践を競うものですが、大人は会社1社だけ、6校が高校です。それも農業が盛んな北海道・東北から2校、九州から2校が選ばれています。また農業が盛んな愛知や岡山からも選出されました。環境系だと東京など大都市の高校が多いのですが、農業系の大会となると田舎者が主役になることができます。ここでFLORAはお得意の泡散布を披露しました。結果は準グランプリ。久しぶりに全国2位になりました。このところ農業とは...土の匂い?

  • FLORA働き方改革 ?

    ゴールデンウィークか近づいてきました。名農は4月30日が開校記念日。そのため名農生は毎年この日は休みとなり、連休がちょっと長くなった感じを味わえます。休みは嬉しいのですが、FLORAは既に栽培に入っています。生物生産科のように広い畑で露地栽培すると水やりは不要ですがFLORAの所属する環境システム科は温室で水耕栽培を学ぶ学科。そのため雨が降らず、鉢やプランターで栽培する場合は毎日のかん水が欠かせません。これが連休となると大変です。そんなFLORAを救ってくれるのが、この自動かん水装置。もう廃番となった古いこの装置が使いやすくて今も使っています。メーカー名はNational。しかしメンバーはピンときません。なぜなら今はPanasonic。National時代など知らないようです。FLORAが温室で管理する大...FLORA働き方改革?

  • 秘密の花園「クリスマスローズガーデン」 !

    これは職員室の窓から見た駐車場。車と校舎の間にある細長いに庭には「望岳の庭」という名前がついています。これは環境緑化日本一になった時にお祝いとして全職員、全生徒から公募され決まった名前ですが、立て札もないため知っている人はもういないかもしれません。さてその望岳の庭に2017年のFLORAは、なんと学校には内緒で育てていたオリエンタリス種のクリスマスローズを植えてしまったのです。実は翌年の2018年にFLORAは解散することになっていました。初代メンバーが播種し、ずっと受け継いできた花の命を自分勝手に処分するのは農業高校生としてあるまじき行為。そこでこっそりと植えたというわけです。もちろん愉快犯ですが、先生方が気づいた時にはもう卒業していません。逃げ切り成功です。また卒業後、もしこの時期に学校へ来ることがあ...秘密の花園「クリスマスローズガーデン」!

  • 幸運を呼ぶCDプレーヤー !

    これは2年生の研究。本実験の前の予備実験がとうとう始まりました。それにしても妙なものが並んでいます。いったい何をしたいのでしょうか。実験はまだまだ長いので、答えは徐々にご紹介したいと思います。ここで注目したいのはCDプレーヤー。実はこれもFLORAの所有物なのです。とはいっても実験中に音楽をきいてリラックスしているわけではありません。このプレーヤーが登場したのは今まで4回。いずれも環境システム科のTEAMFLORAPHOTONICS時代です。1回目はナメコの実験。CDプレーヤーに差し込んだイヤホンの先端を切りおとりナメコの培地に差し込んで再生し、電流を流したのです。ケーブルの途中にエレキギターのボリュームダイヤルを組み込み求める微弱電流を作り出すなど、かなり凝った装置でした。結果は電気で菌糸が切られたのか...幸運を呼ぶCDプレーヤー!

  • 大家族FLORA !

    これは先日金曜日のFLORAHUNTERS。放課後に全員集合しました。でもちょっと人数が多いと思いませんか。実は2025年のJr.結成式を行なったのです。向かって左のテーブルが3年生3名、中央が2年生の3名。そして右側が1年生のJr.で、今年は4名も手を上げてくれました。集まったのはFLORAが所属している環境システム科から女子3名、農業の王道を行く生物生産科からは男子1名。新生活が始まってまだ2週間あまり。どの1年生もみんなキラキラしています。少子化の影響で、今年は歴代最少となってしまったFLORAですが頼もしいJr.を迎えたことで、一気に昨年同様10名の大所帯となりました。これはとても嬉しいことで、先輩方の歓迎の挨拶からも喜びが伝わってきます。しかしそれと同時に、この4名に是が非でも成功体験させなけれ...大家族FLORA!

  • 嘘じゃないです?

    先週末、名農の桜がほぼ満開となりました。朝咲いたと思ったら、気温がぐんぐん上昇し、放課後にはこの状態です。春になるとこのように名農の桜が満開になりますが、この春のキャンパスを眺めると、おそらく先人たちは桜を目玉に植栽していないのだろうと感じます。なぜなら確かに桜はきれいですが、それ以上に芽吹いたばかりの優しい若緑の葉が目に入ってくるからです。桜よりも緑を愛でるキャンパス。さすがは「緑育心」です。さて数年前から全国募集をしている青森県立名久井農業高高等学校ですが今年は嬉しいことに3人もの仲間が関東や関西から入学してくれました。親元から離れての遠く北国での一人暮らしとは、それだけでもうすごいことをやっています。胸を張って欲しいと思います。でも高校生活はあっという間。何にでもトライして、実りある3年間にして欲し...嘘じゃないです?

  • プレゼントあります ?

    幕張メッセで開催される大規模園芸フェスティバルに出展する3代目。代表して3年生3名が参加しますが、フェスまでもう1週間ほどになりました。たった3名しかないので準備するのもたいへん!1人が会場のレイアウト担当、もう2人は説明の仕方やアンケート内容を考えています。これは3人目のメンバーが担当しているプレゼント作り。アンケートに答えてくださった方にムクロジを差し上げることにしたのです。10gもあれば1Lぐらいの水を十分泡立たせることができます。FLORAは研究目的なので、時には農薬に混ぜて実験していますが農薬には取締法があるので、一般の方は間違っても真似してはいけません。したがってこのプレゼントは、ムクロジで泡立てる経験をしてもらい、そして石鹸代わりに使ってもらうのが目的です。またFLORAが実験しているほとん...プレゼントあります?

  • やっとつかんだ主役の座

    昨年は2代目FLORAHUTERSAQUAの尻尾につかまっていろいろなTV取材を受けた3代目。ちょっぴりですが、全国放送の「なにこれ珍百景」にも出演しました。そんなレジェンドの先輩たちが卒業され、いよいよ主役の座が回ってきました。この日は地元TV局のSDGsのCM撮影。待って待したとばかり、新しいTシャツをきてカメラの前に立ちました。彼らに与えられたシーンは2つだけ。メンバーが一言ずつセリフを述べるシーンと分析しているシーンです。これはムクロジの水溶液の粘度を分析しているところです。3名ともなかなか上手にセリフを述べ、OKをいただきました。とはいってもこれはCM。10秒程度で終わります。ボーッとしていたら見逃しそう。放映は4月後半らしいので、もし日時がわかればご紹介したいと思います。やっとつかんだ主役の座

  • 桜の樹の下には

    「桜の樹の下には屍体したいが埋まっている!これは信じていいことなんだよ。何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。」梶井基次郎氏の短編小説「桜の樹の下には」。あまりにも印象的な冒頭の文章は有名です。前任校で放送の大会の朗読部門に出場した女子生徒がこの文章を読んでいたことから今でも覚えています。これは昨日の名農グラウンド。死体は埋まっていないと思いますが、桜が一気に花ひらきました。名農生の皆さん、記念写真のタイミングです。桜の樹の下には

  • これぞ環境システム科の課題研究?

    2年生3人の課題研究。まだ研究準備に追われています。この日は同じ机で作業をしていますが、農と工を融合して学ぶ環境システム科らしい風景だと気がつきました。手前の男子は環境システム科らしく水耕栽培をテーマにしました。アイデアがユニークすぎて、既製の装置は世の中に存在しません。そこでドリルで穴を開けて自作しています。左の女子はハンダゴテを使って装置の配線をしています。工業高校でもドリルやハンダゴテを使ってモノづくりをします。しかし彼らは装置の開発が目標ではなく、自作した装置で今までにない植物の栽培法を考案するのが最終目的。これってかなり高いハードルだと思いませんか。1番奥の男子は栽培に使う薬剤を作っています。理化学研究所からいただいた薬剤ですが、水に溶けにくいので最初にアルコールに溶かして、水でメスアップしてい...これぞ環境システム科の課題研究?

  • 滑り込みセーフ ?

    こちらにあるのは温度計。指定されたインターバルで温度を記録するデータロガーです。右は昨年まで使っていたもの。アメリカ製でまるでボタン電池です。これをアダプターに取り付けてPCと接続して条件を設定する優れものです。使い捨てで便利でしたが、今まで輸入していた業者が取り扱いをやめてしまったのでもう簡単に手に入れられなくなりました。輸入サイトでは購入できるようですが円安のためとんでもなく高価。これでは予算が足りません。FLORAの研究に温度は必須。昨年一年間、いろいろ代替品を探したところやっと発見したのが左側のデータロガー。測定間隔は10分と最初から決まっているなど自由度はありませんがボタンを押すだけで測定開始。最後はUSBでデータを回収できるというものです。価格も従来の半分以下。さっそく導入することにしました。...滑り込みセーフ?

  • 封印を解く !!

    2009年に男子5名で結成したTEAMFLORAPHOTONICS。ところが2年目は園芸科学科草花班だけあって女子がグッと増えてきます。こちらは2代目の女子4名。彼女たちが2年時に取り組んだのは照明を使わない花の開花制御です。この無謀な企みを支えたのがブラシナゾールという薬剤。確か1g500万円もする希少なもので提供してくださったのは、かの有名な理化学研究所。まだ研究されていなかった農業分野での利用について探ってほしいとのことでした。この薬剤は、植物ホルモンのブラシノステロイドの生成を阻害するもので当時わかっていたのは光による植物の成長に影響を与えるというものでした。彼女たちは長日植物、短日植物に散布し、開花を早めたり遅らせることに成功。その2年後、4代目は同じ薬剤で室内の空気清浄に成功し、東日本大震災の...封印を解く!!

  • 北国の春?

    2種類のクリスマスローズが開花しています。左はいつもご紹介するシューティングスター。雑種だらけのクリスマスローズにしては珍しい品種です。クリスマス時期に咲く通称クリスマスローズと呼ばれる原種と今頃咲くオリエンタリス種の掛け合わせで誕生しました。今は花の中央の雌しべが膨らんでいることから、開花も終わり結実時期のようです。右はオリエンタリス。通称はレンテンローズ。復活祭「イースター」頃に咲く種類で、青森はちょうど今が開花時期です。2つを比べるとクリスマスローズの血が流れている左の方が早い開花となっています。この2つの花の大きな違いは咲き姿。右はみんなうなだれで咲いています。そのため愛好家は鉢に植えて咲いたら少し高い台に飾って鑑賞します。すると花が見えるから。玄人ならではの工夫です。さて2つの花の共通点はどこで...北国の春?

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