だいくとねこ/文・荒井悦子絵・堀川波/教育画劇/2012年(12画面)北風の吹く寒い朝、まいごのねこを家に連れ帰った大工の佐吉。みけと名前をつけ、一緒に暮らすことにしました。ある日、仕事中に倒れてしまった佐吉は目が見えなくなってしまいました。医者からは、もう目は治らんといわれました。たまのために、魚いっぴき買えないと落ち込む佐吉。佐吉がうとうとするとみけが、佐吉のからだよじのぼり、両目をぺろぺろなめはじめました。来る日も来る日もなめつづけました。ある朝、にぎやかな声がして、「なんだろう?」と、扉をひらくと、光が一面にさしこみ、光のあたたかさが感じられました。外は春爛漫、桜の花が見事に咲いていたのです。ところがみけをよぶと、目は白く濁って何も見えないのでした。おいらのかわりに、みえなくなったんだなと、佐吉は...だいくとねこ
ねこのおふろや/くさかみなこ・文北村裕花・絵/アリス館/2023年季節外れのあたたかさが去ったと思ったら、今度は寒波で大雪。こんなときはあったかい湯にはいるのが一番。よる、人がねしずまった真夜中にひっそりとひらく一軒のお風呂屋さん。ネコ専用のお風呂屋さんです。ネコのお風呂屋さんも人間同様。番台、待合室、脱衣所、体重計、飲み物販売機があります。つめとぎは、壁を使って。壁の絵は、おなじみ富士山、お風呂は、「まっしろゆ」「まっくろゆ」「もふもふゆ」「またたびゆ」「タワーぶろ」。タワー風呂は飛込自由。ぬるめのお湯です。お風呂の楽しみは、ネコ同士のおしゃべり。どこどこで、ネコを欲しがっているとか、食べ物のこととか・・。飼い主のわがままや、のらねこの生活につかれたら、また来てくださいねと言っているのは、ネコモリさんと...ねこのおふろや
おべんとうわくわくせーのパカッ!/脚本・磯みゆき絵・林なつこ/童心社/2019年(8画面)けんちゃんは、みんなとピクニック。お楽しみはおべんとう!うさぎちゃんはサンドイッチにたんぽぽサラダ。ねこちゃんは、あじのひらきとおにぎり。にわとりさんは、かぼちゃにとうもろこし、こまつな。けんちゃんのおべんとうは二段重ね。おべんとうばこをパカッ!とあけてみると、二段とも白いご飯。でもおにいちゃんがもってきた二段重ねのおべんとうばこには・・・。おいしそうなおべんとうがいっぱい。みんな、ニコニコで「いただきまーす!」と笑顔です。おべんとうわくわくせーのパカッ!
(前話から)息子・2歳。保育園のホワイトボードに「今日、みんなで凧あげをしました。走ると自分の凧があがっているのがわからず、怒っているお友達もいました。」そうだね、前を向いて走ると自分の凧があがっているの、わからないもんねと思いながら、我が息子はどうだったのか育児日記をひらくと、「凧を持たず、走りまわっていました。」との記載あり。それ、もう凧あげじゃない・・・(独特の感性)息子・3歳。マンションにクモの巣、発見。クモの巣目がけて息子が、スペシウム光線ポーズの後、「K(自分の名)は、まだ光線で~へんねん」と肩をおとす。(この愛らしさ!)息子・5歳。生活発表会で劇「11ぴきのねことあほうどり」あほうどり・2になりたかった息子が、あほうどり7・になった話。2と7にどれほどの差があるというのか・・・(息子のこだわ...第3899話平和をもたらす