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中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜 https://chineseareafishing.hatenablog.com/

魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕する中国国内のルアーフィッシングが出来る管理釣り場と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

管理人は2022年現在中国上海在住で、基本的に淡水域でのルアーフィッシングのみ嗜んでおります。ネイチャーフィールドでの釣りについては、この国特有の諸事情により、公開しない方がよろしいケースが殆どなので、此処ではあくまで釣り堀限定という体で書いていこうと思ってます

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2022/04/16

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  • 『沈黙の春』と『秘境釣行記』

    少し前に釣り友より非常に興味深い書籍のリンクを転送頂いた。その書籍とは今野保著『秘境釣行記』で、ある項が気になり過ぎてどうにも我慢ならなく、無理を言って日本から送って貰い一気に読み切ってしまったのだが何とも遣る瀬無い気分になった。 気になり過ぎてどうにもならかった項はこの書籍の本題ではなく、昨年遠征したノモンハンの Huchotaimen フーチョータイメン(哲罗鱼)について描かれている”Ⅲ 燃ゆる渓”の” 2 巨大魚”という項だ。 昭和十四年(1939年)に著者が工兵隊として召集された後、ノモンハンへと派兵されハルハ河水系にて所謂発破というやつで、黄色火薬を水中で爆破させ体長160cm、22…

  • ■釣堀>>031: 宝泽路亚大塘 (Baozeluyadatang)

    ・所在地区 ———— 嘉定区霜竹公路518号(乡悦华亭内)・システム ———— ポンドにより持ち帰り可・ポンド数 ———— 4・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★★★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:ノーザンラージマウスバス、チャネルキャットフィッシュ、スカイゲイザー、スピニバルブス ホーランディ、マーレイコッド 此処は元々台釣(餌釣り)釣堀だったポンドを今年の二月にルアーフィッシングポンドへと改修したらしい。前回紹介した釣堀と方向は真逆だが、ここも上海市中心部からはかなり距離が有りアクセスは悪…

  • ■釣堀>>030: 居龙友澜山钓场 (JulongyouShandiaoDiaochang)

    ・所在地区 ———— 奉贤区奉城镇城大路289号・システム ———— 持ち帰り可・ポンド数 ———— 2・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:ブルーギル、ノーザンラージマウスバス、ノーザンパイク、レインボートラウト、青魚 先月オープンした新しい釣堀、上海市中心部からかなり距離が有りアクセスは悪い。そのせいかオープン後然程時間が経っていないにも関わらず釣り人も少なく、魚種もそこそこで非常に快適に遊べた。 平面図上の路亚塘と表記されている3区画がルアーフィッシング用…

  • 455UL-LS と 567ULS

    年甲斐もなく右肩に急激な負荷が掛かる事をしてしこたま痛めてしまい、キャスティングにも支障をきたしている状態なので肩に負荷の掛からないフリップキャスト用のショートロッドを組んでみた。 ブランクスは何時何用に仕入れたのかすら失念してしまったのだが、恐らく(当然失念)30〜35tで中弾性のレギュラーテーパーUL寄りのLと正にそれ用と思わせる様な最適な在庫品が眠っていたので、ガイド、リールシート、各グリップ類、付属に至るまで全て自宅の有り物で組む事が出来た。 完成スペックは全長:4.5ft/1.37m 継数:5本 仕舞寸法:33cm 自重:55g リールシートは有り物の組み合わせだが、フリップキャスト…

  • Shanghai International Lure Fishing Show 2025

    本日より開幕した上海国际路亚展2025へ遊びに行ってきた。今年の展示会場は地铁8号线中华艺术宫站3号出口から徒歩5分程度の所に位置する上海世博展览馆1号馆のH2。 コロナ禍後、年々出展メーカー数、客入り共に回復してきており今年はようやくコロナ禍前の水準迄戻った様に見えた。 上記はオフィシャルのアナウンスに拠る出展メーカーリストなのだが、この内日系二大釣具メーカーの一角D社を含む数社が実際には出展していなかったのだが、何か不具合でも有ったのだろうか。 日系二大釣具メーカーの一角が出展を見合わせている影響も有るのか、もう一角のS社ブースは凄まじい人集りで、 毎年この展示会での唯一の楽しみとも言って…

  • ■釣堀>>029: 嘉年华巨鳡乐园(JianianhuaJuganleyuan)

    記事にする迄少々時間が開いてしまったが先週木曜3月13日、■釣堀>>024で紹介した嘉年华路亚田园营地が イエローチークこと鰔魚に特化した大型魚釣堀としてリニューアルオープンするとの事で、試営業に参加させて頂いてきた。 ・所在地区 ———— 青浦区赵巷镇和睦村4队290号・システム ———— 持ち帰り不可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 要(月曜定休、1日限定60名) ・利便性 >>> ★★★★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:(小型魚ポンド)マンダリンバス、ノーザンラージマウスバス、 (…

  • Re: 仕舞寸20cm

    ※前回記事を追記更新作業中、誤って消去してしまった為再UP ロッドビルディングを始めた当初より現在迄、キャステングの必要がないシュチュエーション用に10本程度は延べ竿も組んでいた。 具体的には極狭都市河川にて岸辺の葦際やストラクチャーへの打ち込み、縦釣りランガンがメインで、リール、もっと言えばガイドがない方がストレスを感じないワームの微塵切りや毛鉤で、ウルトラショートテンカラ的な使い方をしてシャープベリーやマーコウに遊んで貰うのがメイン用途だったのだが、それとは別にML程度のテンカラ仕様ロッドを組み、延べ竿+ルアーでメーターオーバーを仕留めようと躍起になっていた時期もあったが一匹仕留めた途端、…

  • 願望、幻滅、聖杯、欲望

    ※2025/03/29緒事情により記事訂正 以前書いた下記事に登場するウイグルの釣師が、とある雑誌の表紙に出ていた。 その雑誌とは何年も前から情報取集のため随時購入していたこの雑誌だった。 早速購入してみたところ、この表紙の人物が彼なのだが雑誌中の記事に関しては署名及び写真提供ともに彼名義なので、恐らく持ち込み記事か協賛記事なのであろう。 雑誌記事内容は要約すると彼が思うところのルアーフィッシングの矜持や、彼がオーナーである新疆ウイグル自治区某湖やその他のコンペティションでの自己成績等。 確かに、彼が私を某鉄道駅まで送ってくれる車中でコンペティションに対する考え方の話になった際、彼がこう言って…

  • オールダブルフットダブルラッピング検証_01

    春節休暇を利用して件のロッドテストに行って来た。 当初決めていたロケーションは昨年に良い思いをしたこのリザーバー。 前回はバンコクよりレンタカーにて自走で向かったのだが、今回は少し楽をしてスワンナプーム国際空港到着後ドンムアン国際空港まで移動して国内線に乗り換えタイ北部の某空港まで飛び、某空港にてレンタカーを借りて向かった。 初日空港到着後にリザーバーへ直行して、あわよくば初日から良い思いが出来るかと目論み前回の轍は踏まぬとゾンカー遠投用の仰々しい飛ばしルアーまで用意して来たのに、全くもじりも見えないどころか魚っ気すら感じられない。 前回とは気温差、水温差がかなり大きいことを全く想定出来ていな…

  • オールダブルフット、ダブルラッピングの是非

    何年か振りにオールダブルフット、ダブルラッピングで211cm 5ピース XHクラス、仕舞い寸法51cmのロッドを組んだ。無論、一つに諸々タイミングが合い次第狙いにいく積もりの強い魚が居るからなのだが、一つに漸く少しまともなロッドラッパーを入手したので少々面倒な工程を踏んでみようと思い至った事も大きい。 この国へ来た当時、国際免許が使えない中国の運転免許も無ければ車も無かったので、釣行は基本的に公共交通機関のみとなってしまった関係からマルチピースのロッドが必須になった。しかし、1ピース2ピース問わずルアーロッド自体の選択肢がほぼない国でマルチピースのルアーロッドなど望むべくもなく、一時帰国時まで…

  • スチールヘッド + レインボートラウト

    上海を含む華東、華中地区の多魚種系釣り堀では毎年通常10月下旬頃よりノーザンラージマウスバス以外のシーズナブル放流魚が温水魚から冷水魚へと入れ替わる。これは単純に華東、華中地区では越冬出来ない熱帯性の魚や、越冬は出来るが極端に活性が下がる魚種ではテクニカル過ぎて集客が難しいからに他ならない。 ここの数年冷水魚への移行パターンとしては10月下旬頃よりノーザンパイク、11月中旬頃よりレインボートラウトをメインとする鮭科類、パイクパーチを放流し始めるのが定番化している。 昨年末の話だが不思議な魚に出会った。 こちらは通常の所謂レインボートラウト。 そしてこちらが何とも同定し難い魚だ。 写真では色味が…

  • ■釣堀>>028: 忆杰路亚(Yijie Luya)

    ・所在地区 ———— 上海市奉贤区奉陆路446号・システム ———— 2尾まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:ノーザンラージマウスバス、パイクパーチ。 先月(2024年11月)オープンした新場所。約100m x 60mと比較的大きめな1ポンドにストラクチャーは小島x2、水車x1と特に目新しい形状では無いが 珍しく足元からしっかり水深が有るので、訪問時の気温は3℃近くとかなり冷え込んできたのにも関わらず、ポンド中心部の一番水深…

  • 中国の釣り雑誌と淡水魚関連書籍

    この国ではルアーフィッシング対象魚として未だ認知されていない魚種に関しては、釣り場も含めまだまだネットに出回っていない情報が大部分なので、定期的に紙面の淡水魚関連書籍や雑誌で情報収集をしている。本日久方ぶりに上海の福州路という通りの一角に在る書籍街へ赴き、何か目ぼしい書籍が出てないか物色していた最中この雑誌の表紙が視界に入った瞬間、目が点になった。 ©️CHINA ANGLING 中国钓鱼 2024.1期,国家体育总局主管 中国体育报业总社有限公司主办 リアクションバイトで目次も確認せず購入し期待に胸を膨らませながら足早に帰宅しページを開いて、またもや目が点になった。 表紙の記事が何処にも存在…

  • 国境の東から南へ

    からの続き。 やはり上流域は水質が大きく異なっており、非常に透明度が高い。 この辺りから徐々に高度が上がっていき、最上流域の平均高度は約1100mとなる。 水辺では当然の様に人間より動物の方が多く、すれ違う際には神経を使う。 この景観で目的の魚が居たとすれば正に天界なのだが、目的の魚どころかベイトフィッシュすら目にする事が出来ないのが不思議でならない。 この日の野営地は最高の立地だった。 ちょうど旬であったらしく、現地民が白茸と呼ぶ(恐らく正式名は別に有る)この茸が最高に美味かったので、帰路に空港近くの市場で大量に買って帰ったのだが鮮度が重要だったらしく野営地で調理して食べた程には美味くなかっ…

  • 国境の東

    かなり時間が開いてしまったが2024年8月末、懲りずに中国国内でのHuchotaimen フーチョータイメン(哲罗鱼)探魚に赴いていた。 前回の釣行にて黒竜江省アムール川水系でのタイメン探魚は一旦区切りをつけたのだが、今回は極めて信憑性に欠ける断片的な情報を頼りに、未だ手を付けていなかった内モンゴルで最後の空白地帯とも言える水系を探索することにした。 ©️2024 CNES/Airbus, Landsat/Copemicus, Maxar Technologies. ©️2024 CNES/Airbus, Landsat/Copemicus, Maxar Technologies.この水系の源…

  • タイ王国_カオレムダム〜釣り堀ハシゴ 202409_2

    からの続き。 エッチラオッチラと爆弾エンジンを叱咤激励しつつ時間を掛けて中流域のシャローエリアへ到着すると、一気に水色が変わった。というより水質が違う、ここへ来て初めて生命感を感じる。 乾季には陸地で在ろう、とあるシャローエリアを流しているとモン族であろうか陸地より我々を指差し、しきりに何か叫んでいる原住民のグループに出くわした、若い船頭J君も彼女達の言葉がよく判らないのか聞き取れないのか、この場所では岸際に向かってキャストするなと言っている様だと伝えてきたがどうも違うらしく、とりあえずこちらへ来いと言っている模様。 此処は彼女達の土地、人様の縄張りにて余所者が釣りをさせて貰っている以上、無視…

  • タイ王国_カオレムダム〜釣り堀ハシゴ釣り 202409_1

    タイ王国西部、ミャンマーとの国境の町サンクラブリーから更にミャンマー寄りの西へ進んだ小さな村に所用という奇跡があり、サンクラブリーとくれば釣り人には言わずもがなのカオレーム国立公園ということで、二十数年ぶりにワチラロンコーンダム/ เขื่อนวชิราลงกรณ、通称カオレムダムで遊んできた。ちなみにサンクラブリーは、かつてカオレムダム建設の為に沈めた村々の人達の為に築いた町だ。 早朝に空港到着後レンタカーを借り、そのまま一路国境の町サンクラブリーを目指す。 約5時間という好タイムでサンクラブリー到着後一息着いたら、そこから更に30分程度西へ走り「”本来”の目的地」にて所用を済ませ 間髪入れ…

  • ■魚種>>067: マーブルゴビー (Marble Goby)

    正式な中国名は云斑尖塘鳢 Oxyeleotris marmorataだが、一般的には笋壳鱼と呼ばれている。ハゼ亜目 Gobioideiで最も大型になる種で、ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア(スマトラ、カリマンタン)、ラオス人民民主共和国、マレーシア(サラワク、サバ、マレー半島)、フィリピン、タイ、ベトナム等東南アジア広域に分布し、栄養価が高いらしく食用としても人気の魚なので御存知の方も多いだろう。中国へは1987年に食用目的で移入され、翌1998年には繁殖〜養殖に成功。養殖に付き物の逸脱も時折発生している様だが、中国国内の河川環境や水質、生態系の違いにより移入から40年近く経過…

  • ■魚種>>066: ブラッククラッピー (Pomoxis nigromaculatus)

    中国名は黑莓鲈または黑斑刺盖太阳鱼。この魚については全く知見が無く、とある別の魚種を普段は殆どやらないウィードの根元を探る釣り方で狙っていたところ偶然ヒットし、魚体を確認した瞬間一体何を釣ったのかさっぱり分からないという久々な感動を味わえた。後日調べてみたところ、カナダ〜北アメリカ原産でサンフィッシュ科(Centrarchidae)に属し、原産地ではキャリコやシャイナーとも呼ばれルアーやフライのターゲットとして中々人気のメジャーフィッシュらしく、食性は小魚や甲殻類、水生昆虫などを好む生粋の肉食動物の様だ。中国へは1993年に食用目的で移入され、1995年から繁殖〜養殖が始まったという記述を読ん…

  • ■釣堀>>027: 彩虹海钓场(Caihong Haidiaochang)

    ・所在地区 ———— 奉贤区邬桥镇友谊路1236号・システム ———— 持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★★・お勧度 >>> 0実釣済魚種:ブルーギル、ノーザンラージマウスバス、南方大口ナマズ。 ここ最近、上海近郊でもじわじわと増えてきている海水(汽水)釣り堀。海水釣り堀はほぼ100%持ち帰り可、釣り客もほぼ100%持ち帰り前途で、総じて釣り代が高い。原価が高い海水魚を入れているという事なのであろうが、持ち帰りをしない人間には唯高いだけでしかないし、釣り堀でル…

  • ■釣堀>>026: 星田农庄路亚塘(XingtianNongzhuangLuyatang)

    ・所在地区 ———— 金山区亭林镇松隐金大路4020号・システム ———— 持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:ブルーギル、ノーザンラージマウスバス。 ここ最近多い、台釣(餌釣り)釣り堀にストラクチャーを入れてルアーポンド化したタイプ。オールドスタイルな釣り堀で約70m x 90mの比較的大きめの長方形1ポンドにスラクチャーとしての島x2と、 釣台周りの構造物。 オープン時に回ってきた宣伝が正確ならばかなりの魚種を入れたらしかったの…

  • タイ王国開拓釣行 202405_2

    chineseareafishing.hatenablog.com からの続き。 今回はこのワンタックルと、かなり小さめのプラケースに詰め込んだ十数個のルアーのみで、小物からメータークラスの魚迄一手に引き受けて貰っており、言うまでも無く帯に短し襷に長しの状況は多々遭遇するが、その足りない部分と、機動性、携行性を秤にかけると、今のところこれがベストのセットアップで、所謂ヴァーサタイルと言っても差し支えないのでは無かろうか。 何処にでも生息しているがルアーで狙って釣るとなると中々難しい、当地ではプラー・ニン(ปลานิล)と呼ばれるナイルティラピア Tilapia niloticaは、1964年に…

  • タイ王国開拓釣行 202405

    ここ最近、所用にて月一位のペースでタイ王国へ赴いている。一応業務がメインなので、合間にという事になる訳だが、どちらがメインなのかよく判らない位の頻度で (浪費時間を見れば非常に明白) 、衛星Mapを眺めては水辺へと足を運んでいる。普段住んでいる中国では、ネイティブフィールドで釣りをすること自体への規制の厳しさ、そして枯渇させてしまった資源の乏しさから、管理釣り場でロッドを振る日常を余儀なくされているので、せめて他国では自由に彼方此方で、思う存分ロッドを振りたいので (無論当地の法規遵守は言う迄もない)、常にタックルは携行し、魚の気配を感じたらドブから水溜迄、何処にでもルアーを放り込んでいる。 …

  • モンスターイエローチーク遠征 2024

    先週末、コロナ禍で途切れていたプリスポーンモンスターイエローチーク遠征へ、実に3年振りに行ってきた。この「明珠湖」は、恐らく私の知る限り上海近郊では唯一、然るべき手段で正規の許可を受ける事により、100%合法的に150cmクラスの巨大魚を狙える天然淡水湖で、ルアーマンに限って言えば中国屈指のメジャーレイクだ。数々の釣り番組でも取り上げられているので、ご存じの方も多いであろう。 この明珠湖は、上海市内より車で三時間弱、世界最大の河口沖積砂島である崇明島の南西端に位置し、崇明島国家地質公園の一部分で、国家生態観光モデルとして国家5A級旅遊景区となっており、湖の総面積は4.2㎢、元々は長江南支流の一…

  • ■釣堀>>025: 庆丰路德轩路亚基地(Qingfenglu dexuanluyajidi)

    ・所在地区 ———— 青浦区庆丰路・システム ———— 5匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、ノーザンラージマウスバス。 ここも上海市中心部より、地下鉄で(最寄駅よりシェアサイクルもしくはタクシー)アクセス可能な、貴重な釣り堀の一つでは有るが、オールドスタイルな釣り堀で約70m x 140mの大きめの長方形1ポンドのみ、水深は水車周り最深部で約2.5mと、面白みは全く無い。魚種は基本的にノーザンラージマウ…

  • ■釣堀>>024: 嘉年华路亚田园营地(Jianianhualuyatianyuanyingdi)

    ・所在地区 ———— 青浦区赵巷镇和睦村4队290号・システム ———— 2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★★★★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:マンダリンバス、チャネルキャットフィッシュ、ノーザンラージマウスバス。 ■釣堀>>022で紹介した嘉年华路亚森林营地の二号店。こちらも上海市中心部より、地下鉄で(最寄駅よりシェアサイクルもしくはタクシー)アクセス可能な、貴重な釣り堀の一つでは有るが、別段面白味のない変形の中型ポンドのみで、魚種も上海近郊…

  • ■釣堀>>023: 欣兴路亚自留地(Xinxingluya ziliudi)

    ・所在地区 ———— 上海市奉贤区柴联路628号・システム ———— 2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、マンダリンバス、ノーザンラージマウスバス。 ノーザンラージマウスバス養殖場内の池の一つを、オーナーの趣味で他魚種も入れて釣り堀として解放している。ここ最近気になっていた某魚種を入れたとの情報を貰い、わざわざ遠くまで行って見たのだが、近年上海近郊では稀に見る泥臭さで懐かしさすら覚えたが(因みに、冒頭のコンテナ…

    地域タグ:中国

  • Nude ND-53/510 というロッド

    少し前に、バリバス社のグラファイトワークスというロッドブランドとモンスターキス社のコラボ製品である、50本限定の4ピーススピニングロッド「Nude ND-53/510」のフェルールメンテナンスを頼まれた。 モデル名から察しの通り、長短二種類のTipが付属しており、長短両Tip共にソリッドカーボンで、TopガイドはLFの最小番手3-0.7であろうか。短い方のTip仕様で4ピース6ガイド/ ロッド総重量36g、長い方のTip仕様で4ピース8ガイド/ ロッド総重量37gと驚異的な軽さだ。バリバス社のグラファイトワークスというのは、今はなき老舗ロッドメーカーufmウエダのロッドビルダーであった安達俊雄…

  • ■魚種>>065: アラルバーベル (Luciobarbus brachycephalus)

    中国名は短头亮鲃。ブラットマイバーベル( Luciobarbus capito ) と同じルシオバルバス属で、原産地もほぼ同じ地域のカザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルコ、トルクメニスタン等の中央アジア原産で、この国に持ち込まれた後、新疆ウイグル自治区で食用、観賞魚用に養殖されるようになり、逸脱した個体が長江流域で繁殖してしまっている。ブラットマイバーベル( Luciobarbus capito )との違いは、下唇がやや薄く、背鰭が通常は7.5本に分岐し、側線鱗が62-90枚(通常65-77枚)と有るが、ぱっと見で体色が大分違う(無論、飼育環境や飼料によると思うが)と感じた。隣国のカ…

  • バンコク郊外チャドーフィッシング

    10日程前、昨年9月末に続き再度諸用にて訪タイした際、合間をみて、ここ2.3年タイ在住釣り師の方々の間で、俄かに人気のバンコク郊外運河チャドー(トーマン)フィッシングをしてきた。 場所はバンコク郊外のトゥンクル区(ThungKhru)の都市水路(運河)。 ここは、ガイド付きボートでのチャドーフィッシングが有名なのだが、ガイド無しでやりたかったので、陸っぱりでいこうと思っていた矢先、バンコク在住釣り師の方から、この水路でカヤックをレンタル出来る所が有る事を教えて頂き、まさに渡りに舟と、即決でカヤックを予約してトライして来た。 結果から言うと、此処では午前中半日のみの釣行だったのだが、ノーチェイス…

    地域タグ:タイ

  • 中国での釣り堀タックルについて

    大分時間が空いてしまい恐縮なのですが、以前ご質問頂いておりました、中国の菅釣りにおけるタックル選定について、今更ながら参考までに書かせて貰います。 先ず、言わずもがなの事ではありますが、タックル選定は、どの様なロケーションで、どれ位のウエイトのルアーを、どれ位の距離飛ばし、どのレンジで、どの様なアクションを演出し、どれ位のサイズのターゲット(対象魚)を狙うのかに依り千差万別かつ、釣り師の嗜好、見解により三者三様なので、あくまで私の個人的な嗜好で、使用頻度順に4セット記載します。 ◾️1. ロッド:カーボンL / レギュラーテーパー / 183cm リール:スピニング1000番 / 5.2:1 …

  • ■釣堀>>022: 嘉年华路亚森林营地(Jianianhualuya Senlinyingdi)

    ・所在地区 ———— 青浦区芦沈路179号・システム ———— 2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 3・事前予約 ———— 不要 ※画像は店舗提供 ・利便性 >>> ★★★★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:マンダリンバス、チャネルキャットフィッシュ、ノーザンラージマウスバス、ブルーギル、ノーザンパイク。 上海市中心部より、地下鉄で(最寄駅よりシェアサイクルもしくはタクシー)アクセス可能な、貴重な釣り堀の一つ。上海市内の、どの地域にお住まいなのかに拠るが、現在の私の住まいである虹橋近辺からだと、最…

  • ■釣堀>>021:渔悦路亚新场店( Yuyue Luya xinchangdian)

    ・所在地区 ———— 浦东新区曹治路(新南幸福广场北侧)・システム ———— 魚種限定で2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 2・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、マンダリンバス、チャネルキャットフィッシュ、ノーザンラージマウスバス。 ■釣堀>>014で紹介した、渔悦路亚头桥店の支店で、12月2日オープンした新場所。あちらの渔悦路亚头桥店が、黑坑と言われる一般的な持ち帰りスタイルに対し、ここは练杆というCR(キャッチアンドリリース)スタイルで…

  • けなげな釣り師達・ペルシステンテ

    からの続き。 最終日にようやく雨は上がったが、杯水車薪。ここまで濁流と化した水系に、もはや雨の有無など枝葉末節、実釣に大きな問題ではないが、釣り師の浅はかな下心など、全て見透しでもしたような蒼穹の下、気分だけはすこぶる良い。衛星地図と再度睨めっこをし、濁りが引くのが少しでも早そうな、標高の高い別の支流上流部に入ってみることにした。 四駆でも侵入不可能な地点からは、藪漕ぎ。 この釣り師との御縁で、一時は不可能と諦めていた、一連の黒龍江釣行が実現しており感謝しかない。 この場を借りて厚く御礼申し上げたい。 後から聞いたところ、この茸は「毒鹅膏菌」という神経毒を持つ猛毒キノコの一種で、50g誤食した…

  • 氾濫の水系・パシエンテ

    からの続き、 7月29日午後8時から8月2日午前7時にかけて、北京市にてこの140年で最多の降水量を記録した雨雲の中心は、折しも釣行日程ドンピシャで東北地方一帯へと移っており、この日、当地の黒龍江省気象台は、集中豪雨について最も深刻なレベルの赤色警報を2度発令し、地域住民には退避指示が出ていた。 何か有って、今釣行にご尽力頂いた方々に迷惑を掛ける訳にはいかないので、当地水系管理機構関係者の方の指示を厳守し、初日は少しでも危険となれば、直ぐに避難出来る範囲での釣行とするにはしたが、この水量、濁りでは魚信どころか、気配すら感じる事は不可能だった。 至る所が氾濫、冠水しており、 雨季のアマゾン川です…

  • 続・国境の西

    上記からほどなくして、再び黒龍江(アムール川)水系でのHuchotaimen フーチョータイメン(哲罗鱼)に行っていた。 今回もまた、強力な釣師の御縁で、本来は外国人による釣行の許可など、到底降りそうも無い水系に入らせて貰う事が出来たのだが、御尽力頂いた方々に迷惑を掛ける可能性が少しでも有る以上、引き続き実釣及び地名詳細等は割愛させて頂きます。 今回の目的地の大まかな地点は、ロシアのブラゴヴェシチェンスクБлагове́щенскと、黒龍江(アムール川)を挟んで500メートル程の距離で向かい合う黒竜江省黒河市の南東部に在る、某ダムへと流れ込む水系。 Image©️2023 TerraMetri…

  • ■釣堀>>020: RC路亜嘉定店( RC Luya Jiadingdian )

    ・所在地区 ———— 嘉定区沪宜公路5051号嘉北郊野公园内・システム ———— CR (持ち帰り不可)・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★★★・混雑度 >>> ★・お勧度 >>> ★(2023年11月時点) 実釣済魚種:ノーザンパイク。 ■釣堀>>017: で紹介した、渭上庄园と同じ嘉北郊野公园内にある釣り堀なのだが、前回遊びに来た際には気が付かなかった。というより、本来ここに来るつもりが、勘違いで渭上庄园の方に行ってしまってたらしい。ここはRC路亜のオーナーが、新RC路亜よりも多様にルア…

  • ■魚種>>064: タキフグ・オブスキュラス( Fugu obscurus )

    正式な中国名は暗纹东方鲀だが、単純に淡水河豚と呼ぶ方が一般的。中国をはじめとした東シナ海、南シナ海、日本海の固有種で、日本ではメフグとも呼ぶ様だ。普段は内海〜外海で生活しており、繁殖時期を迎えると河川へ入ってくるらしい。上海近郊の長江沿いではちょこちょこ見掛けていたのだが、今回初めて狙ってみた。雑食性で、甲殻類から貝殻類、水生昆虫に糸状藻類と何でも食べるとの事だったので、難しくはないと思ったのが大間違えで、中々口を使ってくれず、サイトで数時間追い回し、執拗に口元へワームを漂らせ(無論間隔をあけて)、ようやく観念したかのように渋々啄んでくれた。 種別:在来種難易度:★★★最大サイズ:40cm〜 …

  • ■釣堀>>019: 长兴岛郊野公园路亚钓场(Changxingdao Jiaoyegongyuanluyadiaochang)

    ・所在地区 ———— 崇明长兴岛凤凰公路东侧秋柑路199号 长兴岛郊野公园内・システム ———— 持ち帰り不可・ポンド数 ———— 1 (クリーク)・事前予約 ———— 要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、イエローチーク、タイリクスズキ、ノーザンラージマウスバス。 敷地面積が29.8平方kmと広大な(渭上庄园編に引き続き、全くの余談なのだが、東京ドームの敷地面積が0.047平方kmなので、約634個分)自然公園の中の水辺の一部を網で囲ってブラックバスを放流し、ルアーフ…

  • ■魚種>>063: シャンユンジー( 英名無し:Triploid crucian carp )

    中国名は工程鲫もしくは湘云鲫、中国のジーユウ Carassius auratusと、日本のゲンゴロウブナ Carassius cuvieri を掛け合わせた三倍体で、通常(二倍体)のジーユウと比較して、成長速度が約三倍早いうえ、抗病力性、耐低酸素性、耐低温性が高く、そもそも雑食性なのに更に食性が広いという特徴を持つ様だ。外見上で明らかにジーユウと異なるところは、背中の厚みと、側線鱗数が30から32枚とゲンゴロウブナに近い事だろうか。釣り方に関しては、今回釣った個体がお子様サイズのなので、全てのサイズに当てはまる訳では無いと思うが、群が目視出来るポイントに、ワームの微塵切りを打ち込み続けるとリア…

  • Pilot111

    前記事と時系列が前後してしまうのだが、先月諸用があり、タイ王国へ行って来た。 途中コロナ禍もあり、四年振りとかなりの時間が開いてしまった待望の訪タイだったのだが、今回は何とも口惜しい事に、釣りに割ける時間は半日程度しかなく、バンコク近郊都市河川でのボートチャドーか、安定の釣り堀か悩んだ挙句、天候が不安定だったので、スコールでも問題ないであろう釣堀を選択した。 場所は、バンコク市内からも遠くない、超メジャー釣り堀 "Pilot111 Fishing Pond" ここを選んだ理由は、立地と魚種数。 この釣り堀についての情報は、数多のタイ在住釣師さん達のBlogに豊富なので、ここで多くを語る必要はな…

  • ■釣堀>>018: 新RC路亜( RC Luya )

    ・所在地区 ———— 青浦区叙北路叙中村,捞福来休闲垂钓园・システム ———— 2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 要 ・利便性 >>> ★★★★・魚種数 >>> ★★★・環境面 >>> 試営業につき後日追記予定・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:マンダリンバス、ノーザンラージマウスバス、シャープベリー、ジーユウ、南方大口ナマズ。 上海市内中心より地下鉄で(最寄駅よりタクシー)アクセス可能なうえ、魚種もそこそこ豊富で、ポンドの構造も面白く、非常に楽しめる貴重な釣り堀の一つであったRC路亜が、残念ながら立ち退きとなり、一昨…

  • ■釣堀>>017: 渭上庄园( Weishang zhuangyuan )

    ・所在地区 ———— 上海市嘉定区沪宜公路5051号・システム ———— 2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、ノーザンラージマウスバス、ブルーギル、レッドベリードパクー。 敷地面積が約14平方kmと広大な(全くの余談だが、東京ドームの敷地面積が0.047平方kmなので、約298個分)、 © Tencent 嘉北郊野公园という、キャンプサイトやBBQサイト、はたまたクラフトビールショップやピザハウスまで…

  • 黄海ボートシーバス

    通称"鶏骨礁"と呼ばれる、沖テトラ帯へ三年振りの出船。 三年前になる前回は、釣り友数名と乗合船へ乗船して散々な目に遭った。 先ずは、ローカル釣り人アルアルなのだが、まさか船上でもそうとは思わず、バイトが有った際、同船者が真横に瞬間移動してた事にキャスト中気づき、人身事故回避行動のお陰でロッドが折れたり、適当にDIYで船べりに取り付けたのか、想定外でロッドホルダーごとタックルが水没したりと、魚と全く関係ないところで2Rod + 1Reel失うという災難=人災に加え、弁当の空箱だろうがペットボトルだろうが、御構い無しにポイポイ海上投棄する無秩序っぷりに、同船者として非常に居た堪れなくなり、二度とこ…

  • ■釣堀>>016: 上海荷风路亚基地( Shanghai hefengluyajidi )

    ・所在地区 ———— 上海市金山区朱枫公路8258弄208号・システム ———— オールリリースポンド・ポンド数 ———— 1(大きめの2ポンドを結合)・事前予約 ———— 要 ・利便性 >>> ★★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、ノーザンラージマウスバス、スピニバルブス ホーランディ。 市内よりタクシー等、車で一時間程の場所で、オープンは4.5年前だったと思う。此処へ来るのは今回で二度目、一度目はコロナ禍前にオーナーより、ルアーフィッシングイベントへお誘い頂き、お邪魔したと記憶している…

  • ■釣堀>>015: 明哥路亚基地农夫果园店( Mingge luyajidi nongfuguoyuandian )

    ・所在地区 ———— 上海市浦东新区林海公路航三路交叉口・システム ———— 大物ポンド以外持ち帰り可・ポンド数 ———— 3(大きめの1ポンドを分割使用)・事前予約 ———— 大物ポンドのみ要予約 ・利便性 >>> ★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:イエローチーク、ノーザンラージマウスバス、レッドベリードパクー。 市内よりタクシー等、車で一時間程の場所にオープンした新場所。釣り場は、真ん中に島がある大きめの1ポンドを、受付から見て左側がノーザンラージマウスバスメイン、右側が大物ポンド、一番奥側を…

  • ■釣堀>>015: 明哥路亚基地农夫果园店( Mingge luyajidi nongfuguoyuandian )

    ・所在地区 ———— 上海市浦东新区林海公路航三路交叉口・システム ———— 大物ポンド以外持ち帰り可・ポンド数 ———— 3(大きめの1ポンドを分割使用)・事前予約 ———— 大物ポンドのみ要予約 ・利便性 >>> ★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:イエローチーク、ノーザンラージマウスバス、レッドベリードパクー。 市内よりタクシー等、車で一時間程の場所にオープンした新場所。釣り場は、真ん中に島がある大きめの1ポンドを、受付から見て左側がノーザンラージマウスバスメイン、右側が大物ポンド、一番奥側を…

  • ■釣堀>>014: 渔悦路亚头桥店( Yuyue Luya Touqiaodian)

    ・所在地区 ———— 上海市奉賢区大叶公路7693号・システム ———— 2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 3・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★★・魚種数 >>> ★★★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:イエローチーク、スカイゲイザー、ノーザンラージマウスバス、ブルーギル、ジーユウ、レッドベリードパクー、南方大口ナマズ。 ■釣堀>>010で紹介した問題の釣り堀の支店で、 約一ヶ月前にオープンした新場所。こちらも市内より地下鉄で行けると言ってもギリギリ差し支えないと思う。釣り場は中型1ポンド+かなり小型…

  • 撫遠黒龍江魚博館とダウリアチョウザメ

    前回の黒龍江調査釣行中に、何かヒントは無いものかと周辺地図を眺めていた際、「抚远黑龙江鱼博馆」という非常に気になる施設をみつけたのでポイント移動の際、立ち寄らせて貰ったのが、想定外に展示内容が充実しており、アングラーなら無論の事、そうでなくとも、種の多様性と、人類の業の深さに悲喜交交、一喜一憂出来る事請け合いなので、もしうっかり近くに来る事が有れば、お立ち寄りになる事を是非御勧めします。 ガラスのトンネルが設置された巨大水槽では、3mを超えるダウリアチョウザメ(Huso dauricus)の遊泳を下から眺めることが出来る。携帯カメラの画像では、そのスケール感は全く伝わらないが、実物は圧巻の一言…

  • 国境の西

    からの続き。 最初のポイントは東極から程近い黒龍江(アムール川)岸、当然対岸はロシアなのだが、 何しろ河幅が広大なうえ、岸辺は堆積物の浅瀬がかなり長く続き、泥底でウェーディングも難しく、メインチャネルはおろか、駆け上がり迄キャストする事さえ到底不可能で、ベイトを追って浅瀬へ入ってくる瞬間をピンポイントで狙う、待ちの釣り方しかチャンスは無い様に思えた。 次のポイントは黒龍江に流れ込む支流の合流地点、ここも普段は堆積物の浅瀬が続いていると思われるのだが、連日の雨の影響で水位が上がっており、メインチャネルを見つけるのが困難。遠目には魚が居着いてそうな、明らかに濁りが入ってないポイントもみえるには見え…

  • 最東端の街

    新疆ウイグル自治区で大红鱼(Huchotaimen フーチョータイメン)を狙うという行為自体が、少なくとも、2023年7月時点では動物保護の規定上不可能と結論付けられた事で、中国国内でHuchotaimen フーチョータイメンを狙うには、モンゴル高原東部の中蒙露国境辺りから発するエルグン(額爾古納)川が、ロシア東部のザバイカリエ地方ウスチ=ストレルカ(Усть-Стрелка)付近でシルカ川(река Шилка)と合流し、途中、中露国境を成しながら、オホーツク海の間宮海峡(タタール海峡)へと注ぐ黒龍江(アムール川)水系にほぼ搾られてしまった。 Amurrivermap: License: C…

  • 未完の釣行

    の続き。 この湖のことを教えてくれた知人が言うには、とあるルアーマンの釣り熱が高じて、元々ルアーフィッシング対象魚が豊富だったこの湖を含む、一帯の土地を丸ごと買い取っただか、借地したかで、プライベートレイクという名目にてルアーフィッシングが出来る様、整備したと言う事らしかった。釣り堀界隈では耳慣れた話だが、湖の規模感、地理的、気候条件等を考えると、眉唾感が全く無かったとは言い切れなかったのだが、果てしてその話通りで、着いて先ず驚いたのが、仮設では有るが浮き桟橋があり、そこには数隻のフィシングボートとカヤックが係留されており、沖ではボートからキャスティングしているアングラーの姿が確認できた。 到…

  • 続・国境の南

    今年一月末から二月初頭の釣行以来、新疆ウイグル自治区での釣りという行為に対しての解釈に、どうにも釈然としない状態が続いていた事に加え、願望も手伝い、少し前に機会をみつけ再訪してきた。 前回の釣行以降継続して、こつこつと新疆ウイグル自治区で大红鱼(Huchotaimen フーチョータイメン)を狙える水系を調べていたところ、カナス水系をはじめ、大红鱼が現在も生息して居る事が確実な水系はいくつか見つかったが、やはり何処も釣りの許可が降りる可能性は限りなく0に近く、現地のルアーフィッシャーマン数名に尋ねても、残念ながら全て同じ返答だった。 しかし、調査をしている中で、現地のルアーフィッシャーマンから、…

  • ■魚種>>062: ランジョウキャットフィッシュ( Silurus lanzhouensis )

    Siluridaeナマズ科 Silurusナマズ属で中国名は兰州鲇、黄河の寧夏、蘭州流域が代表的な生息域だが、水質汚染や乱獲、水利施設建設などの影響で野生個体数は激減しており、絶滅危惧種として「中国版種のレッドリスト」登録魚。日本にも広く分布するSilurus asotus マナマズをはじめとするSilurus属は外見上酷似している種が多く、ランジョウキャットフィッシュの外見的特徴に記載されている「体長が有り、頭部は比較的平ら、体表は滑らかで鱗がなく、皮膚は粘液に富み、側線に粘液孔が並んでいる。目は小さく、口は横に広く大きい、下顎は突出していて、ヒゲは2対、顎ヒゲは胸鰭の基部より長い...」等…

  • ■釣堀>>013: 界龙路亚练杆塘( JielongLuyaLianganTang )

    ・所在地区 ———— 上海市浦东新区川周公路6861号 界龙生态垂钓园内・システム ———— 持ち帰り可 ( 匹数制限有り )・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★★★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、ノーザンラージマウスバス、南方大口ナマズ、ジャガーシクリッド。 先週末にオープンした新しい施設。こちらも上海市中心より地下鉄で(最寄駅よりバス若しくはタクシー、或いはシェアサイクルでも問題ない距離)アクセス可能な貴重な釣り堀。ここも前記事で紹介した”悦侬路亚…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>012: 悦侬路亚( Yuenong Luya )

    ・所在地区 ———— 上海市闵行区浦江镇联民村 悦侬郊野文化园内・システム ———— 持ち帰り可 ( 匹数制限有り )・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★★★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、ノーザンラージマウスバス、フロリダラージマウスバス、ブルーギル。 比較的新しい施設で、上海市中心より地下鉄で(最寄駅よりバス若しくはタクシー)アクセス可能な貴重な釣り堀の一つではあるのだが、キャンプサイト、BBQサイト、レストラン塔が併設された公園内に在り、家族…

  • ■釣堀>>011: 金目釣場( Jinmu diaochang )

    中国国内のルアーフィシングポンドでは、個人的に一番好きな処。中国における怪魚釣堀の草分けで、以前は深圳市の光明新区という所に在り、2019年8月頃現在の場所に移転したと記憶している。当Blogを始める際一番最初に紹介したかったのだが、生憎手持ちの釣り場写真が無かった上に、ゼロコロナ政策による規制で広東省まで遊びに行くことが容易ではなかったので、このタイミングの紹介となってしまった。 ・所在地区 ———— 広東省広州市番禺区海景路南・システム ———— オールリリースポンド・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 要 ・利便性 >>> ★★・魚種数 >>> ★★★★★・環境面 >>> ★★★…

    地域タグ:中国

  • 東奔西走の帰路

    からの続き。 3日間カシュガル近郊の支水系と市内の河川を調査し、出発当初の予定から1日間前倒しとなる1月31日に、上海へ向けての帰路に着いた。1日前倒しにした理由は、一つにこの地域で”何か”をするという事に対して覚える、強烈な圧迫感と拒否感。一つに無計画釣行故のあまりにもな時季外れ。前者に至っては初日に入った水系でこんな出来事が有った、衛星地図で見る限り恐らく半径50km圏内に住人は存在して居ないであろうと思われる地点で、何やら遠方上空から聞き覚えの有る不快な旋回音が近付いてきたのである、まさかこんな所に?と思いつつも、急いでタックルを畳み、場所的に絶対通じないであろう事は承知の上で、散歩を装…

    地域タグ:中国

  • 最西端の街

    からの続き。 カシュガルへ来ようと思い至った新しい目的は、”紅い何か”では無く、三億年前に誕生したと目され、1属1種でこの地方の固有種である、Aspiorhynchus laticepsという古代魚。 Phot by : Jiangong Niu, Renming Zhang, Jiangwei Hu, Tao Zhang, Hong Liu, Muyit Minavar, Hui Zhang & Weiwei Xian. Scientific Data volume 9, Article number: 556 (2022) Cite this article . フィッシュイーターで、最大…

    地域タグ:中国

  • 国境の南から南疆へ

    からの続き。 1月25日、上海を出発して早4日、困った事にまだ一度も水辺に立てていない。 当初のプランでは、人が多いであろうウルムチで”何か”をする予定は無かったのだが、セカンドプランが皆無だったので、とりあえずウルムチ近郊の水系をGoogle Mapで調べ、行ける限りで回ってみる事にした。 最初に向かったのは、市内からも比較的近い乌拉泊水库というリザーバー、 ここはウルムチ市の生活用水を供給している水甕との事だったので、恐らく侵入禁止であろうと思っていたのだが、意外にも水辺に取り付くことが出来た。 だが、しかし、こんな感じでアイスフィッシング以外に出来る事はなかった。 そして次に向かったのが…

    地域タグ:中国

  • 国境の南

    愚者は食べ物の話をし、賢者は旅の話をする。で、あるならば、私は愚かな旅人であろうか。 こんな書き出しで始まる、開高健「オーパ、オーパ !! モンゴル・中国 スリランカ篇」の”国境の南”という章に、こういう話が出てくる 『一九八五年、七月のこと。広大な中国の広大な西北部、新疆ウイグル自治区のアルタイ山脈のなかにハナス湖※1という湖があり、ここで巨大な赤い魚が水面を泳いでいるのを新疆大学生物学科の向里該助教授※2とその学生達が発見した。〜中略〜魚体は九メートルから十二メートル、体重は推定一トン以上と推定した。これが「北京晩報」の一九八五年十一月七日から六回に渡って連載された記事のうちの実見の部分で…

    地域タグ:中国

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリストまとめ

    各種釣り関連アプリ及びwechatの釣関連グループからの情報をまとめた結果、2023年1月末時点の上海近郊にてルアーフィッシング可能な釣堀は、ルアーフィッシングポンドリスト01〜06に記載の63軒、釣堀紹介記事001〜010の10軒で計73箇所。73箇所のピン作業中、Google Map上に釣堀のピンが一本も無かった事に今更ながら驚いた、Googleが使えない国なので当たり前なのだが... 上海の面積は6,340.5㎢ 人口約2,489万人(2022年7月時点)、面積だと86.9㎢毎に一軒の密度で、人口だと34.1万人辺りに一軒の釣堀という数字になる。無論、単純に面積や人口で割っても全く意味は…

    地域タグ:中国

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022~2023-06

    01、02、03、04、05 からの続き。 ○浦东有间鱼塘31.160772320009034, 121.60373165174964 ○小袁钓场爆户钓场31.08974525743988, 121.55988480979858 ○天天鱼塘路亚塘31.364832829979463, 121.52350021647715 ○庆同钓场路亚塘31.235393586727167, 121.1650922817642 ○上海光明路亚31.43191587065007, 121.37377316720332 ○灰太狼鱼之乐路亚31.44425115908897, 121.32028557493085 …

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022~2023-05

    01、02、03、04 からの続き。 ○逍遥路亚垂钓俱乐部31.27753697090807, 121.11911014245038 ○一鑫路亚垂钓俱乐部31.053268294424377, 120.94986103791304 ○南上海路亚30.953056214053756, 121.66449140020814 ○星田路亚体检中心30.898793220070694, 121.26530839192303 ○鱼援路亚31.34253834831951, 121.15757037644647 ○上海英嘉舟钓30.913477326374316, 121.33376485896915 ○上…

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022-04

    01、02、03からの続き。 ○鱼阿鱼路亚俱乐部座標:30.989752332753007, 121.59508917878422 ○明哥路亚基地座標:31.098527534495776, 121.65584907516245 ○鼎新路亚基地30.942385051330795, 121.62562227019454上海市奉贤区奉陆路701号 ○上海春池路亚基地30.96402806195329, 121.6484971551982奉贤区二桥村服民路311号 ○金钩路亚31.01987810484236, 121.77973492756428上海市浦东新区新村河北路与中心村路交叉口东北320…

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022-03

    前々回、前回記事からの続き。 ○上海贤逸路亚运动体验园座標:30.856769972699308, 121.49817603360476 ○上海顶桢渔乐垂钓中心座標:30.941673365200916, 121.70247762497159 ○麓池鱼塘座標:30.928748732938057, 121.71775708601838 ○翻山涉水路亚基地座標:30.995123571974652, 121.05545706649298 ○川宏路老陈鱼塘座標:31.159254150012618, 121.70259752122503 ○贤源俱乐部垂钓中心座標:30.83585737947996…

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022-02

    前記事からの続き。 ○上海天境田原路亚座標:31.097864, 121.479217 ○大乐路亚垂钓基地上海市青浦区练塘镇高家港村座標:31.016774, 120.996642 ※この釣堀は現在、外国人オーナーが売りに出してるので近々に名称変更若しくは閉鎖の可能性あり。 ○月湖公馆钓场上海市松江区佘北路158号座標:31.102758, 121.197102 ○开太鱼生态农场上海金山区叶新公路叶新公路枫泾镇中洪村步杨5000号座標:30.935017, 121.025031 ○上海荷风路亚基地上海市金山区枫泾镇朱枫公路8258弄208号荷风嬉鱼内座標:30.929761832283177,…

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022-01

    何名かの方から過去に”中国釣堀釣場図鑑”で紹介した釣堀の詳細住所問合せを貰いましたので、取り敢えず上海近郊限定で、まだ記事にしてないルアーフィッシングポンド、若しくはルアーフィッシングも可能な釣堀のリストを何回かに分けて纏めようと思います。百度地図をはじめとする中華地図アプリのインストールには抵抗ある方も多いと思うので、google mapのリンクを貼って置きますが、既に廃業していたり名前が変わっている事が当たり前の様にあるので、足を運ぶ際はその点をお含みおき下さい。 ○聆畅垂钓生态园座標:31.069750, 121.041472 goo.gl ○城市沙滩海钓场座標:30.710861, 1…

  • ■釣堀>>010: 渔悦路亚俱乐部( Yuyue Luya Julebu )

    ・所在地区 ———— 上海市浦東新区・システム ———— 持ち帰り可、2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 2・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:フロリダラージマウスバス、ノーザンパイク、チャネルキャットフィッシュ。 こちらも最近オープンした新場所。上海ディズニーランドより少し下った所に在る、市内より地下鉄で行けると言ってもギリギリ差し支えないであろう釣り堀。釣り場は比較的大きめの2ポンドで、入り口から見て手前のポンドは匹数制限無しで持ち帰り可の”…

  • ■釣堀>>009: 溪涧原野路亚露营基地( Xijianyuanye luyaluyingjidi )

    ・所在地区 ———— 上海市奉賢区・システム ———— 持ち帰り可 ( 匹数制限有り )・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:ノーザンラージマウスバス、フロリダラージマウスバス、スチールヘッド。 つい最近オープンした施設で、総敷地面積55亩(1亩は666.6667平米 )の中に7000平米のキャンプサイトや、BBQサイト、シャワー完備の常設グランピング棟等が有り、釣り堀はその一部。釣り場はかなり小ぶりの1ポンドで中央に島があり、水質は…

  • ■魚種>>061: フロリダラージマウスバス( Micropterus floridanus )

    日本ではフロリダバスという呼び名が一般的であろう。所謂オオクチバス( Micropterus salmoides ) の亜種かと勘違いしていたのだが、2022年の系統発生研究で独立種としての提案 (Kassler et al., 2002) が指示されたらしいので、現在13種に分類されているMicropterus属の1種として別記する事にした。正式な中国名は佛罗里达大口黑鲈だが、当然の様に北方大口黑鲈 ノーザンラージマウスバス Micropterus salmoidesと混同され、単に鲈鱼と呼ばれている。ノーザンラージマウスバスに比べ フロリダラージマウスバス Micropterus flor…

  • ■魚種>>060: スピニバルブス デンティクラトス ポリレピス( Spinibarbus denticulatus polylepis )

    現地名は多鳞倒刺鲃、Spinibarbus hollandi スピニバルブスホーランディ、Spinibarbus sinensis スピニバルブス シネンシスと同じく中国に生息するスピニバルバス属5種の内の1種で、やはりこの魚も研究者の興味を惹かない様で和名はまだ無いようだ。珠江水系で、雲南省曲靖市にある烏蒙山麓から貴州の興義市を経て広西省の紅水河まで全長914キロ続く南盘江が生息域なのだが、水力発電所が多く建設されている流域で、例に漏れず自然環境破壊による影響で個体数は激減しているという報告が気にかかる。他のスピニバルバス属同様肉食に近い雑食性で、多少のテクニカルさは必要だがフィーディング時…

  • ■釣堀>>008: 隆德岐路亚基地( Longdeqi luyajidi )

    ・所在地区 ——-— 上海市浦東新区・システム ——-— 持ち帰り可・ポンド数 ——-— 1・事前予約 ——-— 不要 ・利便性 >>> ★★★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、マンダリンバス、イエローチーク、カムルチー、チャネルキャットフィッシュ、ブルーギル、ラージマウスバス、マーレイコッド、マングローブジャック、パイクパーチ、ノーザンパイク、アルビノレインボートラウト、スチールヘッド、ブルックトラウト、タイメン(写真見当たらず)、タイリクスズキ。 上海における怪魚系釣り堀の草分…

  • ■魚種>>059: キクラピキティ( Cichla Piquiti )

    ブラジルでは見た目そのままにTucunare azul ツクナレ・アズール(青いツクナレ)と呼ばれているらしい。2006年に新種として登録された比較的新しい種なので中国名はまだ無いのかと思いきや、南美丽鱼というれっきとした中文学名があったので、不思議に思い調べてみたところ観賞魚として人気があり、繁殖を行ってる業者も少なくない様だ。この魚は、以前紹介した 宝芝田生態園 の4号池に2匹放流した(オーナーはこの魚がCichlaキクラ属の何種なのかはわかっていない、というより気にしていない様だ)うちの一匹で、同日にもう一匹の方も釣ったが鰭の青みは弱く全体的に灰色かがった薄色だったので、発色は個体差が大…

  • グランデ・オガワさんとブルーピー・コックバス

    グランデ・オガワさんの訃報を知ったのは、鰭が青いピーコックバスについて調べていた際、氏が随分昔にお書きになっていたblogで、青いピーコックバスの記事が有ったのを思い出し、Logか何かがまだ残っていないかと再検索している際だった。 無類の淡水釣りキチにして稀代の魚好き、1970年代後半に釣りをするためブラジルに渡り、アマゾンで釣り三昧の傍ら、インペリアルゼブラプレコをはじめ新種の熱帯魚を100種類以上も発見した偉大な釣り人、グランデ オガワこと小川芳男さんが7月に、パラー州アルタミラの自宅にて急逝されていた。一度は氏の主催するアマゾンフィッシングキャンプに参加し、釣り人として、海外移住者の先達…

  • □ ルアーカラーリングについて Ⅲ.

    前回、前々回 からの続き。6月中旬から約3ヶ月半、週2〜3回ペースで計41釣行、ルアーはこのセットのみで(ロスト分は都度塗装して補充) 検証してみた結果、トータルキャッチ数は約350匹、キャッチ出来た魚種はスカイゲイザー、マンダリンバス、イエローチーク、ブラックブリーム(新規写真無し)、スピニバルブス ホーランディ(新規写真無し)、カムルチー(新規写真無し)、ブルーギル(新規写真無し)、ラージマウスバス、キクラテメンシス ( 未だ見同定、Cichla piquitiのハイブッリッドの可能性あり )、レッドベリードパクー、マングローブジャック、タイリクスズキの12種、 釣行数に対しトータルキャッ…

  • □ ルアーカラーリングについて Ⅱ.

    前回記事でルアーのカラーリングについて想像を膨らますべき事は、ルアーのカラーリング自体がどうこうではなく、どの色がその釣り場の水中で一番コントラストが強い色なのかという事のみなのではないかという私見を書いたが、視覚フィーダーから見たルアーカラーのコントラストに最も作用するであろう水の色(濁り具合)は、釣り場毎は勿論の事、季節や天候、時間、水深によって小さくない振り幅で変化するので、先ずは実際どのカラーリングが普段水辺に立つことが多いポイントでの、朝マズメ〜夕マズメ(夜釣りは殆どしないので)時の最大公約数であるかに絞って考えてみる。 その前に”コントラスト”の整理をしておくと、「色の三属性」H(…

  • □ ルアーカラーリングについて Ⅰ.

    三ヶ月程前からルアーのカラーリングで試していることがある。 脊椎動物の目の網膜に含まれる視物質タンパク質オプシン、魚類は4種類の錐体オプシンと1種類の桿体オプシンを持っているだけでなく、それぞれ2種以上のサブタイプを持っている魚種もいるので、2種類の錐体オプシンと1種類の桿体オプシンしか持たない人類と比べると遥かに色覚が優れれているという事は、最近のルアーマンには良く知られた話だろう。 Fig.1 Shoji Fukamachi. Color perception in fish: adaptation to various underwater light conditions日本色彩学会誌…

  • ■釣堀>>007: 鼎新路亜基地( Dingxin luyajidi )

    ・所在地区 ———— 上海市奉賢区・システム ———— 持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:カムルチー、ジャガーシクリッド、ラージマウスバス、レッドベリードパクー、クラリアス バトラクス。 ここ最近 ”黑坑”パターンから怪魚系にシフトしつつある釣堀で、ラージマウスバスがメインなのは変わってないようだが、ラージマウスバス以外の魚種放流が多く今後に期待が持てるが、環境面は手を洗う水場さえない野池レベル。ここでは未釣だが最近マーブルゴ…

    地域タグ:中国

  • ■魚種>>058: クラリアス バトラクス( Clarias batrachus )

    中国名は蟾胡鲶、台湾では土虱や土杀、日本ではウォーキングキャットフィッシュやクララといった呼び名がポピュラー。香港や南方地域の都市河川や下水で繁殖してる尖齿胡鲶 アフリカンクララ Clarias gariepinus と同じく空気呼吸するClarias クラリアス属61種のうちの1種で、一般的にタイやフィリピンをはじめとする東南アジア広域が原産とされているが、分類学的にはインドネシアのジャワ島の個体群のみが真のClarias batrachusで他は近縁種のようだ。8本のBarbel バーベルと呼ばれるひげの様な皮膚が細長く伸びた感覚器官が特徴で、この感覚器官には味蕾が多く分布し味覚受容器も兼…

  • ■釣堀>>006: 尼际路亜团建( Niji Luyatuanjian )

    ・所在地区 ———— 上海市奉賢区・システム ———— 持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:ブルーギル、ラージマウスバス、アルビノレインボートラウト、アムールスタージオン。 こちらも所謂 ”黑坑”。魚種の方は、ラージマウスバスがメインでほぼ毎週末に定期放流、それに加え不定期で他魚種も少々放流という”黑坑”パターンだが、他の黑坑よりはラージマウスバス以外の魚種放流も多く釣り場も小綺麗。ここでは未釣だが過去にはマーブルゴビーやバラマ…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>006: 尼际路亜团建( Niji Luyatuanjian )

    ・所在地区 ———— 上海市奉賢区・システム ———— 持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:ブルーギル、ラージマウスバス、アルビノレインボートラウト、アムールスタージオン。 こちらも所謂 ”黑坑”。魚種の方は、ラージマウスバスがメインでほぼ毎週末に定期放流、それに加え不定期で他魚種も少々放流という”黑坑”パターンだが、他の黑坑よりはラージマウスバス以外の魚種放流も多く釣り場も小綺麗。ここでは未釣だが過去にはマーブルゴビーやバラマ…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>005: 荷叶路亜俱乐部( Heye luyajulebu )

    ・所在地区 ——-— 上海市奉賢区・システム ——-— 持ち帰り可・ポンド数 ——-— 1・事前予約 ——-— 要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:ラージマウスバス。 こちらでは”黑坑”と呼ばれる土を1〜2m程度掘り起こしただけの上海近郊に数多くみられる典型的な泥底ポンドで、実際にはこのタイプの釣り堀が一番多く、イージーな上に釣った魚は全て持ち帰り可なので平日週末問わず釣り客が多い。安価な魚種をこまめに放流してはすぐに釣って持ち帰って貰うという循環なので、魚を長生きさせる必要もない事から…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>004: 上海栖西路亜基地( Shanghai Qishiluyajici )

    ・所在地区 ———— 上海市金山区・システム ———— 持ち帰り可、オールリリース・ポンド数 ———— 3・事前予約 ———— 不要 一号池 二号池 四号池 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、イエローチーク、ホワイトブリーム、ブラックブリーム、シャープベリー、カムルチー、南方大口ナマズ、チャネルキャットフィッシュ、ブルーギル、ラージマウスバス、ノーザンパイク。 エアコンの入った小綺麗なレストルームやBBQスペースに簡易宿泊所と、上海近郊では最も環境面が充実した釣り堀…

    地域タグ:中国

  • ハシナガチョウザメの絶滅に思う

    2022年7月21日に更新されたIUCN(International Union for Conservation of Nature and Natural Resources.)のレッドリストによると、Psephurus gladius /白鲟/ ハシナガチョウザメの絶滅を正式認定したらしいが、これに先立つこと約二年前の2020年、中国水産科学研究院長江水産研究所は、2005年から2010年の間にPsephurus gladius /白鲟/ ハシナガチョウザメが絶滅したとする論文を発表してる。 この論文によると、2003年1月24日、四川省の南渓県羅龍鎮涼亭村涪渓口の漁師が、恐らく舟のスク…

  • 魚種>>015: シロフチタイリクバラタナゴ記事訂正

    2022年4月20日の■魚種>>015: シロフチタイリクバラタナゴ記事について chineseareafishing.hatenablog.com 読者の方より”ハッカタナゴ”ではなく所謂トゲタナゴ(Acheilognathus sp.)ではないか?との御指摘を頂きましたので再度Acheilognathus sp.にて調べ直してみたところ、”ハッカタナゴ”では無い事は間違いないようでしたが、”トゲタナゴ”とも形状が少し異なる気がするし原産地も符合しない事から(この魚は放流魚ではなく、釣った当時は管理釣り場として使われていた自然の湖に元々居た魚で、2022年現在は管理釣り場がなくなり元の湖に戻…

  • ■釣堀>>003: RC路亜( RC Luya )

    ・所在地区 ———— 上海市青浦区・システム ———— 2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 要 ・利便性 >>> ★★★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:ブルーギル、ラージマウスバス、シャープベリー、カムルチー、マーレイコッド、ノーザンパイク、レインボートラウト、アルビノレインボートラウト。 こちらも上海市内中心より地下鉄で(最寄駅よりタクシー)アクセス可能である貴重な釣り堀の一つ。1ポンドのみな上に遊魚料が安い事から常に混雑してるが、ベジテーションやストラクチャーも上…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>002: 宝芝田生態園( Baozhitian Shengtaiyuan )

    ・所在地区 ———— 上海市宝山区・システム ———— 持ち帰り可、オールリリース・ポンド数 ———— 3・事前予約 ———— 不要 1号池 3号池 4号池 ・利便性 >>> ★★★★・魚種数 >>> ★★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:イエローチーク、スカイゲイザー、マンダリンバス、コクレン、ジャガーシクリッド、ブルーギル、ラージマウスバス、シルバーアロワナ、レッドベリードパクー、フロリダガー、パイクパーチ、ノーザンパイク、レインボートラウト、ブルックトラウト。 上海市内中心より地下鉄で(最寄駅よりタクシー)アクセス…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>001: 南池路路亜大物( Nanchil Luya Dawu )

    ・所在地区 ---- 上海市金山区・システム ---- オールリリースポンド・ポンド数 ---- 4・事前予約 ---- 不要 大型メインポンド 魚種別小型ポンドx3 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★★★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★★・混雑度 >>> ★・お勧度 >>> ★★★★ 実釣済魚種:イエローチーク、スカイゲイザー、マンダリンバス、アオウオ、ソウギョ、リーユウ、コクレン、スピニバルブス ホーランディ、マーコウ、シャープベリー、ペルコサイプレス ピンジ、アリゲーターガー、チャイニーズロングスナウトキャット、南方大口ナマズ、チャネルキャットフィッシュ、ノーザンパイ…

    地域タグ:中国

  • 中国の釣り堀について

    ・概要ルアーフィッシングが出来る釣り堀は大別すると、ブラックバスメインの釣り堀と、所謂怪魚釣り堀の二種類があり、前者の方が圧倒的に多く、数は少ないがその両方の池を備えてる釣り堀もある。さらにそこから、釣った魚は全て持ち帰り前途、持ち帰り制限匹数以上はリリース、オールリリースの釣り堀に分かれる。・魚種についてアマゾンをはじめとする (Af)熱帯雨林気候や (Aw)サバナ気候域出身の魚であれば、当然ながら同じ (A)熱帯気候域である (Af)熱帯雨林気候のマレーシア、 (Am)熱帯モンスーン気候のインドネシア、(Aw)サバナ気候のタイをはじめとする東南アジアの方が養繁殖が容易な事から魚種も豊富だし…

  • ■魚種図鑑難易度についての補足

    魚種図鑑の文中では安直に難易度として記載してしまったが補足をさせて頂くと、前提条件としてそこにターゲットフィッシュが存在する事が明確であり、極端に食い気が無いという状況下ではない場合においての難易度です。実際のネイティブフィールド釣行ではターゲットフィッシュを探す難易度、どの国の、どの流域の、どのポイントでいつ狙うのかを絞り込むこと。そのポイントへのアプローチ手段を考え、実行すること。ターゲットフィッシュの食性習性、現地での捕食対象を観察し「マッチザベイト」のルアーを探しだす、もしくは創りだすこと。ターゲットフィッシュの強さに耐えうるラインシステムとそれに見合うタックル、ランディング環境を整え…

  • ■魚種>>057: スピニバルブス シネンシス( Spinibarbus sinensis )

    現地名は中华倒刺鲃、Spinibarbus hollandi スピニバルブス ホーランディと同じスピニバルバス属の一種で和名はまだ無いようだ。髭は二対で、唇の端の上部に鼻孔が位置し、鱗の縁が黒いという点が比較的判別し易い外見的な特徴だ。スピニバルバス属は現在までに7種確認されているのだが、日本には研究者がいないのか全て正式な和名が未だ無いうえ、ルアーマンにも殆ど注目されていない種属だが、中国には全7種のうち5種が生息しており全て肉食に近い雑食性で、多少のテクニカルさは必要だが総じてルアーへの反応も悪くない上に、他魚種との同サイズ比較ならトルクとスピードもかなり上位ランクなので、このスピニバルバ…

  • ■釣堀魚種図鑑更新の一時停止と上海ロックダウン解除展望

    4月1日の開始時は5日間という話であったロックダウンは、大部分の上海市民に部屋からの外出すら許さぬ軟禁状態を強いたまま、結局5月30日現在も未だ継続しており、私の住む地域は4月1日からであったので本日で60日目だが、浦東等の地域では既に80日以上続いている所もある。これだけの長い間、水辺に立っていないのは何年振りなのか、もはや思い出せない。トラウトシーズン終盤に新しい攻め方を試そうと揃えたルアー達や、ここ何年か継続していたプリスポーン狙いのモンスターイエローチーク遠征に向けて行っていた準備も、全て徒労に帰すこととなった。2022年一番の楽しみだった2シーズンを予期せぬ不可抗力にて部屋の中で過ご…

  • ■魚種>>056: アムールスタージオン( Acipenser schrenckii )

    中国名は施氏鲟、Acipenseridae チョウザメ科 Acipenser チョウザメ属。白亜紀後期の化石記録以来、その形態的特徴が比較的変化していない原始魚で、日本名にはサメと付いているが、サメとはChondrichthyes 軟骨魚綱のうち鰓裂が体の側面に開くものの総称であり、チョウザメはOsteichthyes 硬骨魚綱なので分類学上は全くの別種なのだが、この魚も骨格の殆どが軟骨で形成されている。チョウザメ科は2つの亜科に細分しており2科4属28種、そのうちチョウザメ属の現存種は17種。Polyodontidae ヘラチョウザメ科も含めたAcipenseriformes チョウザメ目全…

  • ■魚種>>055: コウライケツギョ( Siniperca scherzeri )

    中国名は斑鳜。こちらでは何故か Siniperca chuatsi マンダリンバスと混同されることが多いが、同じ Siniperca ケツギョ属の別種で、こちらも幾何学的なカラーパターンがとても魅力的な魚だ。学術資料によれば分布は散在しており、真珠川水系と長江水系の東部、遼河水系と鴨緑江水系の北部、広西チワン族自治区全域とされいるが、これら以外にも浙江省の別水系にあるリザーバーでランカーサイズを釣った事があるので、高級魚とされる商品価値から国内外来種と化しているのかもしれない。基本的に底生で岩などストラクチャーの影にひそんで魚類、水生昆虫や甲殻類を捕食しているので、ストラクチャーにタイトキャス…

  • ■魚種>>054: キビレ( Acanthopagrus latus )

    中国名は黄鳍棘鲷。南部の沿岸部に広く分布しており、こちらも海水域のイメージが強い魚だがほぼ淡水と思われる水域で釣ってるので記載する事とした。ルアーでの釣り方は日本でいうチニングそのものでよい。 種別:在来種難易度:★★最大サイズ:45cm〜 キビレ

  • ■魚種>>053: タイリクスズキ( Lateolabrax maculatus )

    中国名は海鲈鱼。沿岸部に広く分布し、日本でも一部海域で釣ることが出来るようだ。海水域のイメージが強い魚だが、汽水域は勿論のこと純淡水域でも釣ってるので記載する事とした。日本の Lateolabrax japonicus スズキよりも成長がはやく大型化するが、食性も釣り方も大差ないように思える。 種別:在来種難易度:★★最大サイズ:130cm〜 タイリクスズキ、ホシスズキ

  • ■魚種>>052: スプレイク( Salvelinus namaycush x Salvelinus fontinalis )

    Salvelinus namaycush レイクトラウトと Salvelinus fontinalis ブルックトラウトのハイブリットで、正式な中国名はまだない様だがレイクトラウトの中国名が湖红点鲑で、ブルックトラウトが美洲红点鲑なので美洲湖红点鲑といったところか。どちらの親種よりも高い成長率のこの魚は、ハルピン師範大学で2011年から始められたブルックトラウトの交配研究で確立された交配技術に基づいて繁殖させており、first filial generation を略してF1とよばれる一代交配種ではなく、交配可能な固定種だという話を聞いたのだが真偽は未確認だ。ブルックトラウトとの見分け方は、個…

  • ■魚種>>051: ブルックトラウト( Salvelinus fontinalis )

    中国名は美洲红点鲑。亜種も含めて54種存在するSalmonidae サケ科 Salvelinus イワナ属の一種で日本のSalvelinus leucomaenis イワナの近縁種。イワナ属では中国在来種で中国名、花羔红点鲑 Salvelinus curilus サウザンドリーバーデンが黒龍江水系、綏芬河、図們江水系、鴨緑江等に生息している、もしくはしていたので、随分昔に黒龍江に殆ど下調べなしで調査に行った事があるのだが、案の定水域が広大過ぎてまったくポイントを全く絞れず惨敗し、次回は比較的ポイントを絞り込み易そうな丹江市の綏芬河に行こうと決め、かなり入念な下調べ迄していた事を、この記事を書い…

  • ■魚種>>050: スチールヘッド( Oncorhynchus mykiss irideus )

    いちおう刚头虹鳟という中国名が有るのだが、困った事にこちらでは何故か皆さん三文魚と呼んでいる。この三文魚というのはサーモンという意味なのだが、サーモンとは本来 Oncorhynchus keta シロザケの事で、広義ではSalmonidae サケ科 Oncorhynchus サケ属の魚類の総称であり、この魚自体の名前ではない。日本でも釣り人以外は、サケ属ならば十把一絡げにサーモンと呼ぶ傾向があるが、ここ中国では大半の釣り人でさえもそうなので、もう少し偉大なるサケ属に敬意を表して欲しいものだ。この魚はOncorhynchus mykiss レインボートラウトの亜種で大型化する。本来は降海型なのだ…

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