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中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜 https://chineseareafishing.hatenablog.com/

魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕する中国国内のルアーフィッシングが出来る管理釣り場と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

管理人は2022年現在中国上海在住で、基本的に淡水域でのルアーフィッシングのみ嗜んでおります。ネイチャーフィールドでの釣りについては、この国特有の諸事情により、公開しない方がよろしいケースが殆どなので、此処ではあくまで釣り堀限定という体で書いていこうと思ってます

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2022/04/16

  • 東奔西走の帰路

    からの続き。 3日間カシュガル近郊の支水系と市内の河川を調査し、出発当初の予定から1日間前倒しとなる1月31日に、上海へ向けての帰路に着いた。1日前倒しにした理由は、一つにこの地域で”何か”をするという事に対して覚える、強烈な圧迫感と拒否感。一つに無計画釣行故のあまりにもな時季外れ。前者に至っては初日に入った水系でこんな出来事が有った、衛星地図で見る限り恐らく半径50km圏内に住人は存在して居ないであろうと思われる地点で、何やら遠方上空から聞き覚えの有る不快な旋回音が近付いてきたのである、まさかこんな所に?と思いつつも、急いでタックルを畳み、場所的に絶対通じないであろう事は承知の上で、散歩を装…

    地域タグ:中国

  • 最西端の街

    からの続き。 カシュガルへ来ようと思い至った新しい目的は、”紅い何か”では無く、三億年前に誕生したと目され、1属1種でこの地方の固有種である、Aspiorhynchus laticepsという古代魚。 Phot by : Jiangong Niu, Renming Zhang, Jiangwei Hu, Tao Zhang, Hong Liu, Muyit Minavar, Hui Zhang & Weiwei Xian. Scientific Data volume 9, Article number: 556 (2022) Cite this article . フィッシュイーターで、最大…

    地域タグ:中国

  • 国境の南から南疆へ

    からの続き。 1月25日、上海を出発して早4日、困った事にまだ一度も水辺に立てていない。 当初のプランでは、人が多いであろうウルムチで”何か”をする予定は無かったのだが、セカンドプランが皆無だったので、とりあえずウルムチ近郊の水系をGoogle Mapで調べ、行ける限りで回ってみる事にした。 最初に向かったのは、市内からも比較的近い乌拉泊水库というリザーバー、 ここはウルムチ市の生活用水を供給している水甕との事だったので、恐らく侵入禁止であろうと思っていたのだが、意外にも水辺に取り付くことが出来た。 だが、しかし、こんな感じでアイスフィッシング以外に出来る事はなかった。 そして次に向かったのが…

    地域タグ:中国

  • 国境の南

    愚者は食べ物の話をし、賢者は旅の話をする。で、あるならば、私は愚かな旅人であろうか。 こんな書き出しで始まる、開高健「オーパ、オーパ !! モンゴル・中国 スリランカ篇」の”国境の南”という章に、こういう話が出てくる 『一九八五年、七月のこと。広大な中国の広大な西北部、新疆ウイグル自治区のアルタイ山脈のなかにハナス湖※1という湖があり、ここで巨大な赤い魚が水面を泳いでいるのを新疆大学生物学科の向里該助教授※2とその学生達が発見した。〜中略〜魚体は九メートルから十二メートル、体重は推定一トン以上と推定した。これが「北京晩報」の一九八五年十一月七日から六回に渡って連載された記事のうちの実見の部分で…

    地域タグ:中国

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリストまとめ

    各種釣り関連アプリ及びwechatの釣関連グループからの情報をまとめた結果、2023年1月末時点の上海近郊にてルアーフィッシング可能な釣堀は、ルアーフィッシングポンドリスト01〜06に記載の63軒、釣堀紹介記事001〜010の10軒で計73箇所。73箇所のピン作業中、Google Map上に釣堀のピンが一本も無かった事に今更ながら驚いた、Googleが使えない国なので当たり前なのだが... 上海の面積は6,340.5㎢ 人口約2,489万人(2022年7月時点)、面積だと86.9㎢毎に一軒の密度で、人口だと34.1万人辺りに一軒の釣堀という数字になる。無論、単純に面積や人口で割っても全く意味は…

    地域タグ:中国

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022~2023-06

    01、02、03、04、05 からの続き。 ○浦东有间鱼塘31.160772320009034, 121.60373165174964 ○小袁钓场爆户钓场31.08974525743988, 121.55988480979858 ○天天鱼塘路亚塘31.364832829979463, 121.52350021647715 ○庆同钓场路亚塘31.235393586727167, 121.1650922817642 ○上海光明路亚31.43191587065007, 121.37377316720332 ○灰太狼鱼之乐路亚31.44425115908897, 121.32028557493085 …

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022~2023-05

    01、02、03、04 からの続き。 ○逍遥路亚垂钓俱乐部31.27753697090807, 121.11911014245038 ○一鑫路亚垂钓俱乐部31.053268294424377, 120.94986103791304 ○南上海路亚30.953056214053756, 121.66449140020814 ○星田路亚体检中心30.898793220070694, 121.26530839192303 ○鱼援路亚31.34253834831951, 121.15757037644647 ○上海英嘉舟钓30.913477326374316, 121.33376485896915 ○上…

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022-04

    01、02、03からの続き。 ○鱼阿鱼路亚俱乐部座標:30.989752332753007, 121.59508917878422 ○明哥路亚基地座標:31.098527534495776, 121.65584907516245 ○鼎新路亚基地30.942385051330795, 121.62562227019454上海市奉贤区奉陆路701号 ○上海春池路亚基地30.96402806195329, 121.6484971551982奉贤区二桥村服民路311号 ○金钩路亚31.01987810484236, 121.77973492756428上海市浦东新区新村河北路与中心村路交叉口东北320…

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022-03

    前々回、前回記事からの続き。 ○上海贤逸路亚运动体验园座標:30.856769972699308, 121.49817603360476 ○上海顶桢渔乐垂钓中心座標:30.941673365200916, 121.70247762497159 ○麓池鱼塘座標:30.928748732938057, 121.71775708601838 ○翻山涉水路亚基地座標:30.995123571974652, 121.05545706649298 ○川宏路老陈鱼塘座標:31.159254150012618, 121.70259752122503 ○贤源俱乐部垂钓中心座標:30.83585737947996…

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022-02

    前記事からの続き。 ○上海天境田原路亚座標:31.097864, 121.479217 ○大乐路亚垂钓基地上海市青浦区练塘镇高家港村座標:31.016774, 120.996642 ※この釣堀は現在、外国人オーナーが売りに出してるので近々に名称変更若しくは閉鎖の可能性あり。 ○月湖公馆钓场上海市松江区佘北路158号座標:31.102758, 121.197102 ○开太鱼生态农场上海金山区叶新公路叶新公路枫泾镇中洪村步杨5000号座標:30.935017, 121.025031 ○上海荷风路亚基地上海市金山区枫泾镇朱枫公路8258弄208号荷风嬉鱼内座標:30.929761832283177,…

  • □上海近郊ルアーフィッシングポンドリスト・2022-01

    何名かの方から過去に”中国釣堀釣場図鑑”で紹介した釣堀の詳細住所問合せを貰いましたので、取り敢えず上海近郊限定で、まだ記事にしてないルアーフィッシングポンド、若しくはルアーフィッシングも可能な釣堀のリストを何回かに分けて纏めようと思います。百度地図をはじめとする中華地図アプリのインストールには抵抗ある方も多いと思うので、google mapのリンクを貼って置きますが、既に廃業していたり名前が変わっている事が当たり前の様にあるので、足を運ぶ際はその点をお含みおき下さい。 ○聆畅垂钓生态园座標:31.069750, 121.041472 goo.gl ○城市沙滩海钓场座標:30.710861, 1…

  • ■釣堀>>010: 渔悦路亚俱乐部( Yuyue Luya Julebu )

    ・所在地区 ———— 上海市浦東新区・システム ———— 持ち帰り可、2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 2・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:フロリダラージマウスバス、ノーザンパイク、チャネルキャットフィッシュ。 こちらも最近オープンした新場所。上海ディズニーランドより少し下った所に在る、市内より地下鉄で行けると言ってもギリギリ差し支えないであろう釣り堀。釣り場は比較的大きめの2ポンドで、入り口から見て手前のポンドは匹数制限無しで持ち帰り可の”…

  • ■釣堀>>009: 溪涧原野路亚露营基地( Xijianyuanye luyaluyingjidi )

    ・所在地区 ———— 上海市奉賢区・システム ———— 持ち帰り可 ( 匹数制限有り )・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★★★・難易度 >>> ★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:ノーザンラージマウスバス、フロリダラージマウスバス、スチールヘッド。 つい最近オープンした施設で、総敷地面積55亩(1亩は666.6667平米 )の中に7000平米のキャンプサイトや、BBQサイト、シャワー完備の常設グランピング棟等が有り、釣り堀はその一部。釣り場はかなり小ぶりの1ポンドで中央に島があり、水質は…

  • ■魚種>>061: フロリダラージマウスバス( Micropterus floridanus )

    日本ではフロリダバスという呼び名が一般的であろう。所謂オオクチバス( Micropterus salmoides ) の亜種かと勘違いしていたのだが、2022年の系統発生研究で独立種としての提案 (Kassler et al., 2002) が指示されたらしいので、現在13種に分類されているMicropterus属の1種として別記する事にした。正式な中国名は佛罗里达大口黑鲈だが、当然の様に北方大口黑鲈 ノーザンラージマウスバス Micropterus salmoidesと混同され、単に鲈鱼と呼ばれている。ノーザンラージマウスバスに比べ フロリダラージマウスバス Micropterus flor…

  • ■魚種>>060: スピニバルブス デンティクラトス ポリレピス( Spinibarbus denticulatus polylepis )

    現地名は多鳞倒刺鲃、Spinibarbus hollandi スピニバルブスホーランディ、Spinibarbus sinensis スピニバルブス シネンシスと同じく中国に生息するスピニバルバス属5種の内の1種で、やはりこの魚も研究者の興味を惹かない様で和名はまだ無いようだ。珠江水系で、雲南省曲靖市にある烏蒙山麓から貴州の興義市を経て広西省の紅水河まで全長914キロ続く南盘江が生息域なのだが、水力発電所が多く建設されている流域で、例に漏れず自然環境破壊による影響で個体数は激減しているという報告が気にかかる。他のスピニバルバス属同様肉食に近い雑食性で、多少のテクニカルさは必要だがフィーディング時…

  • ■釣堀>>008: 隆德岐路亚基地( Longdeqi luyajidi )

    ・所在地区 ——-— 上海市浦東新区・システム ——-— 持ち帰り可・ポンド数 ——-— 1・事前予約 ——-— 不要 ・利便性 >>> ★★★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、マンダリンバス、イエローチーク、カムルチー、チャネルキャットフィッシュ、ブルーギル、ラージマウスバス、マーレイコッド、マングローブジャック、パイクパーチ、ノーザンパイク、アルビノレインボートラウト、スチールヘッド、ブルックトラウト、タイメン(写真見当たらず)、タイリクスズキ。 上海における怪魚系釣り堀の草分…

  • ■魚種>>059: キクラピキティ( Cichla Piquiti )

    ブラジルでは見た目そのままにTucunare azul ツクナレ・アズール(青いツクナレ)と呼ばれているらしい。2006年に新種として登録された比較的新しい種なので中国名はまだ無いのかと思いきや、南美丽鱼というれっきとした中文学名があったので、不思議に思い調べてみたところ観賞魚として人気があり、繁殖を行ってる業者も少なくない様だ。この魚は、以前紹介した 宝芝田生態園 の4号池に2匹放流した(オーナーはこの魚がCichlaキクラ属の何種なのかはわかっていない、というより気にしていない様だ)うちの一匹で、同日にもう一匹の方も釣ったが鰭の青みは弱く全体的に灰色かがった薄色だったので、発色は個体差が大…

  • グランデ・オガワさんとブルーピー・コックバス

    グランデ・オガワさんの訃報を知ったのは、鰭が青いピーコックバスについて調べていた際、氏が随分昔にお書きになっていたblogで、青いピーコックバスの記事が有ったのを思い出し、Logか何かがまだ残っていないかと再検索している際だった。 無類の淡水釣りキチにして稀代の魚好き、1970年代後半に釣りをするためブラジルに渡り、アマゾンで釣り三昧の傍ら、インペリアルゼブラプレコをはじめ新種の熱帯魚を100種類以上も発見した偉大な釣り人、グランデ オガワこと小川芳男さんが7月に、パラー州アルタミラの自宅にて急逝されていた。一度は氏の主催するアマゾンフィッシングキャンプに参加し、釣り人として、海外移住者の先達…

  • □ ルアーカラーリングについて Ⅲ.

    前回、前々回 からの続き。6月中旬から約3ヶ月半、週2〜3回ペースで計41釣行、ルアーはこのセットのみで(ロスト分は都度塗装して補充) 検証してみた結果、トータルキャッチ数は約350匹、キャッチ出来た魚種はスカイゲイザー、マンダリンバス、イエローチーク、ブラックブリーム(新規写真無し)、スピニバルブス ホーランディ(新規写真無し)、カムルチー(新規写真無し)、ブルーギル(新規写真無し)、ラージマウスバス、キクラテメンシス ( 未だ見同定、Cichla piquitiのハイブッリッドの可能性あり )、レッドベリードパクー、マングローブジャック、タイリクスズキの12種、 釣行数に対しトータルキャッ…

  • □ ルアーカラーリングについて Ⅱ.

    前回記事でルアーのカラーリングについて想像を膨らますべき事は、ルアーのカラーリング自体がどうこうではなく、どの色がその釣り場の水中で一番コントラストが強い色なのかという事のみなのではないかという私見を書いたが、視覚フィーダーから見たルアーカラーのコントラストに最も作用するであろう水の色(濁り具合)は、釣り場毎は勿論の事、季節や天候、時間、水深によって小さくない振り幅で変化するので、先ずは実際どのカラーリングが普段水辺に立つことが多いポイントでの、朝マズメ〜夕マズメ(夜釣りは殆どしないので)時の最大公約数であるかに絞って考えてみる。 その前に”コントラスト”の整理をしておくと、「色の三属性」H(…

  • □ ルアーカラーリングについて Ⅰ.

    三ヶ月程前からルアーのカラーリングで試していることがある。 脊椎動物の目の網膜に含まれる視物質タンパク質オプシン、魚類は4種類の錐体オプシンと1種類の桿体オプシンを持っているだけでなく、それぞれ2種以上のサブタイプを持っている魚種もいるので、2種類の錐体オプシンと1種類の桿体オプシンしか持たない人類と比べると遥かに色覚が優れれているという事は、最近のルアーマンには良く知られた話だろう。 Fig.1 Shoji Fukamachi. Color perception in fish: adaptation to various underwater light conditions日本色彩学会誌…

  • ■釣堀>>007: 鼎新路亜基地( Dingxin luyajidi )

    ・所在地区 ———— 上海市奉賢区・システム ———— 持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:カムルチー、ジャガーシクリッド、ラージマウスバス、レッドベリードパクー、クラリアス バトラクス。 ここ最近 ”黑坑”パターンから怪魚系にシフトしつつある釣堀で、ラージマウスバスがメインなのは変わってないようだが、ラージマウスバス以外の魚種放流が多く今後に期待が持てるが、環境面は手を洗う水場さえない野池レベル。ここでは未釣だが最近マーブルゴ…

    地域タグ:中国

  • ■魚種>>058: クラリアス バトラクス( Clarias batrachus )

    中国名は蟾胡鲶、台湾では土虱や土杀、日本ではウォーキングキャットフィッシュやクララといった呼び名がポピュラー。香港や南方地域の都市河川や下水で繁殖してる尖齿胡鲶 アフリカンクララ Clarias gariepinus と同じく空気呼吸するClarias クラリアス属61種のうちの1種で、一般的にタイやフィリピンをはじめとする東南アジア広域が原産とされているが、分類学的にはインドネシアのジャワ島の個体群のみが真のClarias batrachusで他は近縁種のようだ。8本のBarbel バーベルと呼ばれるひげの様な皮膚が細長く伸びた感覚器官が特徴で、この感覚器官には味蕾が多く分布し味覚受容器も兼…

  • ■釣堀>>006: 尼际路亜团建( Niji Luyatuanjian )

    ・所在地区 ———— 上海市奉賢区・システム ———— 持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:ブルーギル、ラージマウスバス、アルビノレインボートラウト、アムールスタージオン。 こちらも所謂 ”黑坑”。魚種の方は、ラージマウスバスがメインでほぼ毎週末に定期放流、それに加え不定期で他魚種も少々放流という”黑坑”パターンだが、他の黑坑よりはラージマウスバス以外の魚種放流も多く釣り場も小綺麗。ここでは未釣だが過去にはマーブルゴビーやバラマ…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>006: 尼际路亜团建( Niji Luyatuanjian )

    ・所在地区 ———— 上海市奉賢区・システム ———— 持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 不要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★・お勧度 >>> ★★ 実釣済魚種:ブルーギル、ラージマウスバス、アルビノレインボートラウト、アムールスタージオン。 こちらも所謂 ”黑坑”。魚種の方は、ラージマウスバスがメインでほぼ毎週末に定期放流、それに加え不定期で他魚種も少々放流という”黑坑”パターンだが、他の黑坑よりはラージマウスバス以外の魚種放流も多く釣り場も小綺麗。ここでは未釣だが過去にはマーブルゴビーやバラマ…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>005: 荷叶路亜俱乐部( Heye luyajulebu )

    ・所在地区 ——-— 上海市奉賢区・システム ——-— 持ち帰り可・ポンド数 ——-— 1・事前予約 ——-— 要 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★・環境面 >>> ★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★ 実釣済魚種:ラージマウスバス。 こちらでは”黑坑”と呼ばれる土を1〜2m程度掘り起こしただけの上海近郊に数多くみられる典型的な泥底ポンドで、実際にはこのタイプの釣り堀が一番多く、イージーな上に釣った魚は全て持ち帰り可なので平日週末問わず釣り客が多い。安価な魚種をこまめに放流してはすぐに釣って持ち帰って貰うという循環なので、魚を長生きさせる必要もない事から…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>004: 上海栖西路亜基地( Shanghai Qishiluyajici )

    ・所在地区 ———— 上海市金山区・システム ———— 持ち帰り可、オールリリース・ポンド数 ———— 3・事前予約 ———— 不要 一号池 二号池 四号池 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:スカイゲイザー、イエローチーク、ホワイトブリーム、ブラックブリーム、シャープベリー、カムルチー、南方大口ナマズ、チャネルキャットフィッシュ、ブルーギル、ラージマウスバス、ノーザンパイク。 エアコンの入った小綺麗なレストルームやBBQスペースに簡易宿泊所と、上海近郊では最も環境面が充実した釣り堀…

    地域タグ:中国

  • ハシナガチョウザメの絶滅に思う

    2022年7月21日に更新されたIUCN(International Union for Conservation of Nature and Natural Resources.)のレッドリストによると、Psephurus gladius /白鲟/ ハシナガチョウザメの絶滅を正式認定したらしいが、これに先立つこと約二年前の2020年、中国水産科学研究院長江水産研究所は、2005年から2010年の間にPsephurus gladius /白鲟/ ハシナガチョウザメが絶滅したとする論文を発表してる。 この論文によると、2003年1月24日、四川省の南渓県羅龍鎮涼亭村涪渓口の漁師が、恐らく舟のスク…

  • 魚種>>015: シロフチタイリクバラタナゴ記事訂正

    2022年4月20日の■魚種>>015: シロフチタイリクバラタナゴ記事について chineseareafishing.hatenablog.com 読者の方より”ハッカタナゴ”ではなく所謂トゲタナゴ(Acheilognathus sp.)ではないか?との御指摘を頂きましたので再度Acheilognathus sp.にて調べ直してみたところ、”ハッカタナゴ”では無い事は間違いないようでしたが、”トゲタナゴ”とも形状が少し異なる気がするし原産地も符合しない事から(この魚は放流魚ではなく、釣った当時は管理釣り場として使われていた自然の湖に元々居た魚で、2022年現在は管理釣り場がなくなり元の湖に戻…

  • ■釣堀>>003: RC路亜( RC Luya )

    ・所在地区 ———— 上海市青浦区・システム ———— 2匹まで持ち帰り可・ポンド数 ———— 1・事前予約 ———— 要 ・利便性 >>> ★★★★・魚種数 >>> ★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:ブルーギル、ラージマウスバス、シャープベリー、カムルチー、マーレイコッド、ノーザンパイク、レインボートラウト、アルビノレインボートラウト。 こちらも上海市内中心より地下鉄で(最寄駅よりタクシー)アクセス可能である貴重な釣り堀の一つ。1ポンドのみな上に遊魚料が安い事から常に混雑してるが、ベジテーションやストラクチャーも上…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>002: 宝芝田生態園( Baozhitian Shengtaiyuan )

    ・所在地区 ———— 上海市宝山区・システム ———— 持ち帰り可、オールリリース・ポンド数 ———— 3・事前予約 ———— 不要 1号池 3号池 4号池 ・利便性 >>> ★★★★・魚種数 >>> ★★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★・混雑度 >>> ★★★・お勧度 >>> ★★★ 実釣済魚種:イエローチーク、スカイゲイザー、マンダリンバス、コクレン、ジャガーシクリッド、ブルーギル、ラージマウスバス、シルバーアロワナ、レッドベリードパクー、フロリダガー、パイクパーチ、ノーザンパイク、レインボートラウト、ブルックトラウト。 上海市内中心より地下鉄で(最寄駅よりタクシー)アクセス…

    地域タグ:中国

  • ■釣堀>>001: 南池路路亜大物( Nanchil Luya Dawu )

    ・所在地区 ---- 上海市金山区・システム ---- オールリリースポンド・ポンド数 ---- 4・事前予約 ---- 不要 大型メインポンド 魚種別小型ポンドx3 ・利便性 >>> ★・魚種数 >>> ★★★★・環境面 >>> ★★・難易度 >>> ★★★・混雑度 >>> ★・お勧度 >>> ★★★★ 実釣済魚種:イエローチーク、スカイゲイザー、マンダリンバス、アオウオ、ソウギョ、リーユウ、コクレン、スピニバルブス ホーランディ、マーコウ、シャープベリー、ペルコサイプレス ピンジ、アリゲーターガー、チャイニーズロングスナウトキャット、南方大口ナマズ、チャネルキャットフィッシュ、ノーザンパイ…

    地域タグ:中国

  • 中国の釣り堀について

    ・概要ルアーフィッシングが出来る釣り堀は大別すると、ブラックバスメインの釣り堀と、所謂怪魚釣り堀の二種類があり、前者の方が圧倒的に多く、数は少ないがその両方の池を備えてる釣り堀もある。さらにそこから、釣った魚は全て持ち帰り前途、持ち帰り制限匹数以上はリリース、オールリリースの釣り堀に分かれる。・魚種についてアマゾンをはじめとする (Af)熱帯雨林気候や (Aw)サバナ気候域出身の魚であれば、当然ながら同じ (A)熱帯気候域である (Af)熱帯雨林気候のマレーシア、 (Am)熱帯モンスーン気候のインドネシア、(Aw)サバナ気候のタイをはじめとする東南アジアの方が養繁殖が容易な事から魚種も豊富だし…

  • ■魚種図鑑難易度についての補足

    魚種図鑑の文中では安直に難易度として記載してしまったが補足をさせて頂くと、前提条件としてそこにターゲットフィッシュが存在する事が明確であり、極端に食い気が無いという状況下ではない場合においての難易度です。実際のネイティブフィールド釣行ではターゲットフィッシュを探す難易度、どの国の、どの流域の、どのポイントでいつ狙うのかを絞り込むこと。そのポイントへのアプローチ手段を考え、実行すること。ターゲットフィッシュの食性習性、現地での捕食対象を観察し「マッチザベイト」のルアーを探しだす、もしくは創りだすこと。ターゲットフィッシュの強さに耐えうるラインシステムとそれに見合うタックル、ランディング環境を整え…

  • ■魚種>>057: スピニバルブス シネンシス( Spinibarbus sinensis )

    現地名は中华倒刺鲃、Spinibarbus hollandi スピニバルブス ホーランディと同じスピニバルバス属の一種で和名はまだ無いようだ。髭は二対で、唇の端の上部に鼻孔が位置し、鱗の縁が黒いという点が比較的判別し易い外見的な特徴だ。スピニバルバス属は現在までに7種確認されているのだが、日本には研究者がいないのか全て正式な和名が未だ無いうえ、ルアーマンにも殆ど注目されていない種属だが、中国には全7種のうち5種が生息しており全て肉食に近い雑食性で、多少のテクニカルさは必要だが総じてルアーへの反応も悪くない上に、他魚種との同サイズ比較ならトルクとスピードもかなり上位ランクなので、このスピニバルバ…

  • ■釣堀魚種図鑑更新の一時停止と上海ロックダウン解除展望

    4月1日の開始時は5日間という話であったロックダウンは、大部分の上海市民に部屋からの外出すら許さぬ軟禁状態を強いたまま、結局5月30日現在も未だ継続しており、私の住む地域は4月1日からであったので本日で60日目だが、浦東等の地域では既に80日以上続いている所もある。これだけの長い間、水辺に立っていないのは何年振りなのか、もはや思い出せない。トラウトシーズン終盤に新しい攻め方を試そうと揃えたルアー達や、ここ何年か継続していたプリスポーン狙いのモンスターイエローチーク遠征に向けて行っていた準備も、全て徒労に帰すこととなった。2022年一番の楽しみだった2シーズンを予期せぬ不可抗力にて部屋の中で過ご…

  • ■魚種>>056: アムールスタージオン( Acipenser schrenckii )

    中国名は施氏鲟、Acipenseridae チョウザメ科 Acipenser チョウザメ属。白亜紀後期の化石記録以来、その形態的特徴が比較的変化していない原始魚で、日本名にはサメと付いているが、サメとはChondrichthyes 軟骨魚綱のうち鰓裂が体の側面に開くものの総称であり、チョウザメはOsteichthyes 硬骨魚綱なので分類学上は全くの別種なのだが、この魚も骨格の殆どが軟骨で形成されている。チョウザメ科は2つの亜科に細分しており2科4属28種、そのうちチョウザメ属の現存種は17種。Polyodontidae ヘラチョウザメ科も含めたAcipenseriformes チョウザメ目全…

  • ■魚種>>055: コウライケツギョ( Siniperca scherzeri )

    中国名は斑鳜。こちらでは何故か Siniperca chuatsi マンダリンバスと混同されることが多いが、同じ Siniperca ケツギョ属の別種で、こちらも幾何学的なカラーパターンがとても魅力的な魚だ。学術資料によれば分布は散在しており、真珠川水系と長江水系の東部、遼河水系と鴨緑江水系の北部、広西チワン族自治区全域とされいるが、これら以外にも浙江省の別水系にあるリザーバーでランカーサイズを釣った事があるので、高級魚とされる商品価値から国内外来種と化しているのかもしれない。基本的に底生で岩などストラクチャーの影にひそんで魚類、水生昆虫や甲殻類を捕食しているので、ストラクチャーにタイトキャス…

  • ■魚種>>054: キビレ( Acanthopagrus latus )

    中国名は黄鳍棘鲷。南部の沿岸部に広く分布しており、こちらも海水域のイメージが強い魚だがほぼ淡水と思われる水域で釣ってるので記載する事とした。ルアーでの釣り方は日本でいうチニングそのものでよい。 種別:在来種難易度:★★最大サイズ:45cm〜 キビレ

  • ■魚種>>053: タイリクスズキ( Lateolabrax maculatus )

    中国名は海鲈鱼。沿岸部に広く分布し、日本でも一部海域で釣ることが出来るようだ。海水域のイメージが強い魚だが、汽水域は勿論のこと純淡水域でも釣ってるので記載する事とした。日本の Lateolabrax japonicus スズキよりも成長がはやく大型化するが、食性も釣り方も大差ないように思える。 種別:在来種難易度:★★最大サイズ:130cm〜 タイリクスズキ、ホシスズキ

  • ■魚種>>052: スプレイク( Salvelinus namaycush x Salvelinus fontinalis )

    Salvelinus namaycush レイクトラウトと Salvelinus fontinalis ブルックトラウトのハイブリットで、正式な中国名はまだない様だがレイクトラウトの中国名が湖红点鲑で、ブルックトラウトが美洲红点鲑なので美洲湖红点鲑といったところか。どちらの親種よりも高い成長率のこの魚は、ハルピン師範大学で2011年から始められたブルックトラウトの交配研究で確立された交配技術に基づいて繁殖させており、first filial generation を略してF1とよばれる一代交配種ではなく、交配可能な固定種だという話を聞いたのだが真偽は未確認だ。ブルックトラウトとの見分け方は、個…

  • ■魚種>>051: ブルックトラウト( Salvelinus fontinalis )

    中国名は美洲红点鲑。亜種も含めて54種存在するSalmonidae サケ科 Salvelinus イワナ属の一種で日本のSalvelinus leucomaenis イワナの近縁種。イワナ属では中国在来種で中国名、花羔红点鲑 Salvelinus curilus サウザンドリーバーデンが黒龍江水系、綏芬河、図們江水系、鴨緑江等に生息している、もしくはしていたので、随分昔に黒龍江に殆ど下調べなしで調査に行った事があるのだが、案の定水域が広大過ぎてまったくポイントを全く絞れず惨敗し、次回は比較的ポイントを絞り込み易そうな丹江市の綏芬河に行こうと決め、かなり入念な下調べ迄していた事を、この記事を書い…

  • ■魚種>>050: スチールヘッド( Oncorhynchus mykiss irideus )

    いちおう刚头虹鳟という中国名が有るのだが、困った事にこちらでは何故か皆さん三文魚と呼んでいる。この三文魚というのはサーモンという意味なのだが、サーモンとは本来 Oncorhynchus keta シロザケの事で、広義ではSalmonidae サケ科 Oncorhynchus サケ属の魚類の総称であり、この魚自体の名前ではない。日本でも釣り人以外は、サケ属ならば十把一絡げにサーモンと呼ぶ傾向があるが、ここ中国では大半の釣り人でさえもそうなので、もう少し偉大なるサケ属に敬意を表して欲しいものだ。この魚はOncorhynchus mykiss レインボートラウトの亜種で大型化する。本来は降海型なのだ…

  • ■魚種>>049: アルビノレインボートラウト( Oncorhynchus mykiss )

    中国名は金鳟。Oncorhynchus mykiss レインボートラウトのアルビノ種で、釣り方もサイトで見つけやすい以外は通常のレインボートラウトと何ら変わりはないのだが、やはり他のアルビノ種と同様に体色と同系色のルアーに反応が良いと思っている。無論、世界中の釣り人がそうであろうと思われる、単に一度釣れたカラーのルアーを優先的に投げる事が多くなってしまうが故の結果だけなのかもしれず、生物学的な根拠は何も無い。ちなみに中国で虹鱒を放流してる管理釣り場は、見た目の付加価値からか通常の個体よりもアルビノ種のほうを数多く入れてる場合がおおく、通常の個体のほうが釣れて嬉しかったりする。 種別:外来種難易…

  • ■魚種>>048: レインボートラウト( Oncorhynchus mykiss )

    中国名も日本と同じ漢字の虹鳟で、Oncorhynchus tshawytscha キングサーモンやOncorhynchus nerka ソッカイと同じSalmonidae サケ科 Oncorhynchus タイヘイヨウサケ属の魚。1877年にカリフォルニア州から日本へ移入し、1945年に日本から北朝鮮に受精卵を輸出、人口孵化に成功した後、1958年に北朝鮮が当時の北京市長に贈ったという説と、1959年に当時の中国首相である周恩来へ贈ったのが導入のはじまりという二説ある。釣り方については日本の管釣りでもお馴染みなので割愛するが、この魚についてハーバード大学の生物工学研究者が行った面白い実験がある…

  • ■魚種>>047: ノーザンパイク( Esox lucius )

    中国名は白斑狗鱼、単に狗鱼と呼ぶ方が一般的だ。北欧などのユーロ圏の魚という印象が強いと思うが、中国のウイグル自治区アルタイ地方などにも分布しており、ウルング湖では毎年大規模なトーナメントも行われている。混同されがちな同属のEsox masquinongy マスキーパイクとの見分け方は、嘴の下側にある水流を感知する為といわれてる孔を数えるのが一番確実で、片側4〜5個がノーザンパイク、7〜9個ならマスキーだ。この魚も肉食性のフィッシュイーターで、何でも食べるし共食いもする悪食なうえ、ルアーへの反応もすこぶる良い。動くものには何にでも反応してくれる非常に釣り易い部類の魚だが、スローな物にはほぼ反応し…

  • ■魚種>>046: パイクパーチ( Sander lucioperca )

    中国名は梭鲈。ルアーマンにはザンダーという呼び名のほうが馴染み深いかも知れない。ユーラシア大陸全域に分布しており、中国ではウイグル自治区のイリ川水系とイリテシ河水系に在来種として分布している。なかなか悪そうな面構えを裏切らず、肉食性のフィッシュイーターで共食いもする悪食だが、ルアーで狙うにはボトムで展開する地味な釣り方になる。近年ウイグル自治区以外の地域でも生息確認されており、国内外来種として2022年版放流禁止水性生物リストに記載されている。。 種別:在来種難易度:★★最大サイズ:50cm〜 パイクパーチ、ザンダー

  • ■魚種>>045: マングローブジャック( Lutjanus argentimaculatus )

    中国名は紫红笛鲷もしくは红友鱼。アフリカ沿岸から日本南部までとその分布はひろく、汽水域を起点に幼魚期は淡水域に入り、老成魚は海水域へ移動するといった感じの魚だ。今回は一応淡水魚のリストとしてるので一瞬迷ったのだが、過去に純淡水域でも釣っているので記載する事とした。肉食性でストラクチャーまわりに潜み、小魚や甲殻類、水性昆虫、多毛類と何でも捕食し、ルアーでは中層からボトムにかけての反応がよい。中国では海南島や南部の沿岸部などで生息が確認されている。 種別:在来種難易度:★★最大サイズ:70cm〜 マングローブジャック

  • ■魚種>>044: マーレイコッド( Maccullochella peelii )

    中国名は虫纹鳕鲈もしくは澳洲龙纹斑。オーストラリアの固有種で先住民族アボリジニはグードゥーと呼んでいたらしい、こちらの呼び名のほうが近代にやってきた侵略者であるアングロ・サクソンが勝手に付けた、センスの欠片も感じられない鱈みたいなネーミングよりも俄然しっくりくる。サラトガ、バラマンディと共にオーストラリアにおける淡水域ルアーフィッシングターゲットの三本柱、肉食性で魚類や甲殻類は基よりネズミや水鳥まで食べるので、現地でこの魚用にデザインされたルアーには豪快すぎて笑ってしまう物が多い。中国では山東省の宝山鎮という地域の河川にて数匹釣れた例が有るが、恐らく付近の養殖場から逸脱した個体であろうとされて…

  • ■魚種>>043: バラマンディ( Lates calcarifer )

    中国名は金目鲈鱼もしくは尖吻鲈。ルアーフィッシングにおいてはスター級のメジャー魚でWEBや雑誌等で古代魚として紹介しているのを多々見かけるが、果たしてこの魚が古代魚と言えるのかについてはいささか疑問である、Perciformes スズキ目のこの魚を古代魚と呼べるのなら、起源的に全魚類の三分の二程が古代魚と呼べることになってしまう、そもそも古代魚の定義はあいまいなのだ。バラマンディという名前についても、もともとオーストラリア先住民アボリジニの言葉で「 大きな鱗 」という意味でScleropages jardinii ノーザンサラトガとScleropages leichardti サラトガを指す呼…

  • ■魚種>>042: スポテッドナイフフィッシュ( Chitala ornata )

    中国名での正式名称は铠甲弓背鱼だが、七星刀鱼という呼び名の方が一般的だ。Osteoglossiformes アロワナ目で約6600万年前の白亜紀後期から生存するNotopteridae ナギナタナマズ科4属10種中の、Chitala チタラ属の古代魚だ。どちらの大先生がなにゆえNotopteridaeにナギナタナマズ科という和名を付けたのかは知る由もないが、ナギナタはなかなか良いとしてもナマズは全くいただけない、そもそもナマズ目ではないし姿格好も似ている所を探すのが難しいレベルだ、是非改名して欲しい。アジアに分布するナギナタナマズ科はアフリカ起源で、約1億50万〜6600万年前の白亜紀に、イン…

  • ■魚種>>041: フロリダガー( Lepisosteus platyrhincus )

    中国名は佛罗里达雀鳝。アリゲーターガーと同じLepisosteiformes ガー目 Lepisosteidae ガー科だが、別属であるLepisosteus レピソステウス属の古代魚だ。同属のLepisosteus oculatus スポテッドガーにそっくりで、見た目で判別するのは難しいが、フロリダガーには喉の部分にガノイン鱗がない事と、吻端から眼球の前端の長さが、眼球の後端からエラ蓋後端までの長さの1.5倍よりも長いのがフロリダガー、短いのがスポテッドガーということのようで、簡単にいうと頭部全長に対して吻が占める割合が大きいのがフロリダガーで、小さいのがスポテッドガーという事になる。アリゲ…

  • ■魚種>>040: アリゲーターガー( Atractosteus spatula )

    中国名は鳄雀鳝。少なくとも1億年以上前の前期白亜紀から生息してたLepisosteiformes ガー目で現存する2属7種のうち、Lepisosteidae ガー科 Atractosteusアトラクトステウス属の一種で古代魚だ。水中が低溶存酸素状態でも生き抜くために、大気中からも酸素を取り込めるよう血管が張り巡らされた浮き袋、獲物を死角なく探し出すため両眼で約320°の視野を持つ視覚器官、見つけた獲物を確実にとらえるため水の抵抗を最小限に抑え素早い開閉や旋回が可能な細長い吻、全身を覆う人間の歯と同等の強度を誇る堅牢なガノイン鱗は他のプレデターの攻撃をはねかす。一見すると高度に進化した魚に思われ…

  • ■魚種>>039: ドラド( Salminus brasiliensis )

    中国名は黄金河虎。この魚は、まだ小学生の時分に学校の図書館で開高健著「オーパ!」第六章 ”水と原生林のはざまで” の挿入写真を見た時の衝撃を今でも覚えている。まさかこの魚をブラジルにもパラグアイにもボリビアにも行かず、中国で釣ることが出来るなど露程も思っていなかった。ドラドとはスペイン語の dorado 或はポルトガル語の Dourado で黄金という意味からきており、その呼び名からも想像がつく様に黄金の魚体が非常に美しい魚で、作家は「いつごろからか、南米のどこかの河に、”ドラド”という、全身が黄金色に輝くサケそっくりの魚が棲んでいると、知るようになった。 〜中略〜 背が緑、体側がイエロー・オ…

  • ■魚種>>038: アルビノパクー( Piaractus brachypomum )

    中国名は白化淡水白鲳もしくは白化淡水鲳魚。レッドベリードパクーのアルビノ種で、食性を含め通常のレッドコロソマと何ら変わりはないのだが、やはりこの体色だと目視し易いため、サイトで狙われがちになり心休まる時が少なそうで気の毒だ。生物学的な根拠は何も無いのだが、この魚を含めアルビノ種は体色と同系色のルアー、この魚でいえばホワイトもしくはクリーム系+薄いピンクに反応が良い気がしている。無論「釣り人あるある」という言うやつで、単に一度釣れたカラーのルアーを優先的に投げる事が多くなってしまいがちなので、それが最適だと思い込んでしまっているだけの可能性は全く否めないが。 種別:外来種難易度:★★最大サイズ:…

  • ■魚種>>037: レッドベリードパクー( Piaractus brachypomum )

    中国名は淡水白鲳もしくは淡水鲳魚。Characiformes カラシン目 Serrasalmidae セルラサルムス科 Piaractus ピアラクタス属の一種で単にパクーとも呼ばれる。一般的にコロソマと呼ばれているColossoma macropomum ブラックコロソマは一属一種のColossoma コロソマ属なので生物分類学上違う種だ。同じセルラサルムス科にはピラニアが属しており、この魚の幼魚の胸部が赤いのは、共食いを避ける傾向が強いと言われているピラニアに擬態することで捕食対象から逃れる為らしい。アマゾン川、オリノコ川水系原産で、中国へは1982年に養殖に成功した台湾より1985年に広…

  • ■魚種>>036: シルバーアロワナ( Osteoglossum bicirrhosum )

    中国名は银龙鱼。観賞魚としてもメジャーなこの魚はOsteoglossiformes アロワナ目 Osteoglossidae アロワナ科に属しており、1億7410万年前のジュラ紀後期から地球上に存在していた古代魚だ。このアロワナ目は4科28属218種で構成されており、別名で骨咽目とも呼ばれるとおり歯もしくは骨のある舌を持っているのが特徴の一つで、他にArapaima gigas ピラルクーやNotopteridae ナイフフィシュといったエース級を数種擁し、怪魚好きにとっては最強と言える種族だ。この魚に限っていえば、強烈な存在感とは裏腹に、食性や捕食パターンを理解すればルアーで釣るのは残念な気…

  • ■魚種>>035: キクラオリノセンシス( Cichla orinocensis )

    こちらもCichlidae シクリッド科 Cichla キクラ属で中国名は蓝帆眼斑。金縁の黒斑点が体の側面に三つと尾に一つ、鰓蓋に黒模様がない事がわかりやすい特徴で、Cichla temensis キクラテメンシスほど大型化しない。食性もキクラテメンシスと同様に、ほぼ完全なフィッシュイーターで視覚に頼った捕食をするため、静止してる物にはほぼ反応しないと言われている。この魚もアマゾン等の原産地ではトップウォーター系やフェザージクなどで狙うのが一般的だが、他のキクラ属に比べ濁水への適応力が高いとされているので中層系でも釣りやすい気がする。 種別:外来種難易度:★★最大サイズ:62cm〜 キクラオリ…

  • ■魚種>>035: キクラオリノセンシス( Cichla orinocensis )

    こちらもCichlidae シクリッド科 Cichla キクラ属で中国名は蓝帆眼斑。金縁の黒斑点が体の側面に三つと尾に一つ、鰓蓋に黒模様がない事がわかりやすい特徴で、Cichla temensis キクラテメンシスほど大型化しない。食性もキクラテメンシスと同様に、ほぼ完全なフィッシュイーターで視覚に頼った捕食をするため、静止してる物にはほぼ反応しないと言われている。この魚もアマゾン等の原産地ではトップウォーター系やフェザージクなどで狙うのが一般的だが、他のキクラ属に比べ濁水への適応力が高いとされているので中層系でも釣りやすい気がする。 種別:外来種難易度:★★最大サイズ:62cm〜 キクラオリ…

  • ■魚種>>034: キクラテメンシス( Cichla temensis )

    写真は一見すると別魚種もしくは亜種と見えてしまうが同一種であり、一枚目が繁殖期で原産地での呼び名はアスー、二枚目が中間期、三枚目が非繁殖期で呼び名はパッカとなっている。食性はほぼ完全なフィッシュイーターで視覚に頼った捕食をしており、静止してる物にはほぼ反応せず、原産地ではセーフェイス系やフェザージクで狙うのがセオリーとされている。 種別:外来種難易度:★★最大サイズ:100cm〜 キクラテメンシス、ピーコックバス

  • ■魚種>>033: ラージマウスバス( Micropterus salmoides )

    正式な中国名は大口黑鲈だが、一般的には鲈鱼と呼ばれている。1983年に食用として深セン、恵陽、仏山等に導入され、1985年に繁殖に成功したのち各地の養殖場に送られ、他の外来魚同様に逸脱、特に長江に次いで中国第二の年間流量を誇る珠江水系の養殖場では、毎年洪水よる養殖魚の流出が発生しているようで、急速に野生の個体数が増加している。更に、スポーツフィッシング目的で定期的に放流しているダム等も多いのでそこから逸脱した個体群も多い筈だ。過去に珠江水系とは別の黄河水系にて別の魚を狙っていた際に、期せずして釣れた事があるので既に分布範囲はかなり広い様だ。ただし、日本と違い中国にはイエローチークやスカイゲイザ…

  • ■魚種>>032: グリーンサンフィッシュ( Lepomis cyanellus )

    中国名は绿太阳鱼で、ブルーギルと同じLepomis属の魚。こちらは1990年にに観賞魚用として、北米から広西省と広東省に導入され各地の養殖場に送られたのち一部個体群が逸脱もしくは放流され、安徽省の六安にある大別山河川域では在来種が全てこの魚に置き換わってしまったという調査記録が有る。青緑がかった体色と写真では判りにくいが鰓蓋と頭側部の青い縦縞が特徴で、中国ではブルーギルよりこちらの方が多い印象。食性もブルーギル同様雑食性で口に収まるものなら何でも食べるので、サイズさえマッチしてればどんなルアーでも食ってくる。この魚も2022年版放流禁止水性生物リストの記載魚。 種別:外来種難易度:★最大サイズ…

  • ■魚種>>031: ブルーギル( Lepomis macrochirus )

    中国名は蓝鳃太阳鱼で、1987年に中国水産学会が北京と湖南省に観賞魚用として北米から試験導入し、繁殖に成功すると全国のダムや池に観賞や釣魚目的で放たれた。ブラックバスと同じCentrarchidae サンフィッシュ科で日本でも有名な外来魚。雑食性で口に収まるものなら何でも食べるので、サイズさえマッチしてればどんなルアーでも食ってくる。この魚も2022年版放流禁止水性生物リストの記載魚。 種別:外来種難易度:★最大サイズ:30cm〜 ブルーギル

  • ■魚種>>030: ブラットマイバーベル( Luciobarbus capito )

    中国名は大鳞鲃で、小さく丸い鱗が特徴で食性は動物性。原産地はカザフスタン、キルギスタン、ロシア、タジキスタン、トルコ、トルクメニスタン等で、2003年に中国水産科学研究院黒龍江水産研究所へ養殖試験用に導入され、その後各地に養殖用として持ち込まれた稚魚が逸脱もしくは廃棄され、黒龍江や山東省の一部で自然繁殖したとされるが、元々ウイグル自治区の一部に在来種として生息していた様なので、国内外来種の可能性もある。遡上型と陸封型の二種存在し、当初持ち込まれた個体群がどちらなのかは不明だが、一度だけ釣ったのは黒龍江でも山東省でもない汽水域であったと記憶しているので、恐らく遡上型でもっと広範囲に拡散してしまっ…

  • ■魚種>>029: レッドテールキャットフィッシュ( Phractocephalus hemioliopterus )

    中国名は红尾鲶。化石種であるPhractocephalus属唯一の現存種で、ルアーマンには生息地のアマゾンやタイの釣り堀などでお馴染みの鯰だろう。1994年に安徽省の瓦埠湖をはじめ、複数のダムや湖に研究用として持ち込まれ、繁殖に成功した後、各地に養殖用として稚魚が持ち出されたのだが、養殖コストの問題からティラピア類に取って代わられる事となり、逸脱もしくは廃棄された個体群が自然繁殖したようだ。珠江流域某所での確認例が多く、実際某所にて南米アマゾンの魚が普通に釣れた際には非常に驚いた事を覚えている。肉食性で環境にも依るがベイトフィッシュを主食にしてる場合が多く、ルアーへの反応も非常によい。無論、2…

  • ■魚種>>028: プラーテーパー( Pangasius sanitwongsei )

    中国名は长丝巨鲇もしくは成吉思汗鱼。ルアーマンにはタイの釣り堀で等でお馴染みの3mを超えるサイズにまで成長するパンガシウス科 Pangasianodon gigas メコンオオナマズの近縁種。よくPangasianodon hypophthalmus プラーサワーイと間違えられているが、簡単な見分け方としてプラーサワーイは頭部が比較的小さく、背鰭がプラーテーパーほど長くはない。元来雲南省の一部地域に生息していたらしいが、ダム建設等の生育環境破壊により既に絶滅し、現在南方地域の一部で繁殖してる個体群は、タイから食用に導入されたものが養殖場から逸脱したもののようだ。雑食性で水性植物や甲殻類、ベイト…

  • ■魚種>>027: チャネルキャットフィッシュ( Ictalurus punctatus )

    中国名は斑点叉尾鮰、学名のpunctatusが示す様に胴体部分の黒斑点が特徴。1984年に北米から食用に導入され、日本のアメリカナマズ同様に養殖場から逸脱した個体が、既に一部地域で自然繁殖してまっているが、2022年版放流禁止水性生物リストの記載魚だ。肉食性で他の鯰類より比較的目が大きく、有る程度視覚に頼った捕食活動をするのでルアーへの反応は悪くない。 種別:外来種難易度:★★最大サイズ:132cm〜 チャネルキャットフィッシュ、Ictalurus punctatus

  • ■魚種>>026: 南方大口ナマズ( Silurus meridionalis )

    中国名は南方大口鲶で長江以南の水域に分布。近縁種のSilurus glanis ヨーロッパオオナマズ程ではないが、非常に大型化する種類で2mオーバー約50kgという記録がある。目の位置より後ろまで達する大きな口と独特な尾鰭の形状が特徴。肉食性で水生昆虫や甲殻類、底生生物、ベイトフィッシュまで何でも食べるが、ルアーはボトム系以外にあまり反応しない印象だ。体型からも想像付くように、走る魚ではないが非常にトルクフルで体力もかなり有り、掛ると間違いなく持久戦になるので意図せずルアーに反応されてしまうとつらい魚だ。 種別:在来種難易度:★★最大サイズ:200cm〜 南方大口ナマズ、Silurus mer…

  • ■魚種>>025: チャイニーズロングスナウトキャット( Leiocassis longirostris )

    中国を代表する鯰の在来種で呼び名は洄鱼、イエローキャットフィッシュと同じBagridaeギギ科の鯰で、鼻が突出し口が下付きで全体的にピンク掛かった体色が特徴。鯰らしく食欲旺盛で水生昆虫や甲殻類、ベイトフィッシュと何でも食べるので、ルアーへの反応もよく、トルクフルな引きで持久力も有るほうなので、これはこれでゲームフィッシュとしては優秀な魚なのだが、他に本命がいる場合はなかなかやっかいな魚ででもある。 チャイニーズロングスナウトキャット

  • ■魚種>>024: イエローキャットフィッシュ( Pelteobagrus fulvidraco )

    中国名は黄辣丁、Siluriformesギバチ属で日本のPelteobagrus nudicepsギギと同属。比較的どこにでも居る鯰で一般的には最大でも20cm前後といわれているし、実際そのサイズしか釣ったことがないのだが、改めて調べてみると50cmクラスの写真も散見するので実は大型化する魚種だったのかもしれない、最大は67cmという記録がある。食性は雑食性で、水生昆虫や小型の甲殻類、稚魚も食べるのでルアーを食わせるのは難しくない筈なのだが、狙ってみると中々釣れない魚だ。。 種別:在来種難易度:★★★最大サイズ:67cm〜 イエローキャットフィッシュ

  • ■魚種>>023: ジャガーシクリッド( Parachromis managuensis )

    中国名は珍珠斑。こちらもシクリット族で2022年版放流禁止水性生物リストの記載魚だ。1996年に台湾から広東省に食用として導入され、養殖場から逸脱した個体が南方地域の一部で自然繁殖している。強い肉食性でどんなルアーでも食ってくるが、特にトップウォーター系に反応が良い。この魚については面白い話がある、もっとも魚からすれば非常に迷惑な話でしかないのだが。以前岸際に産卵床を作って侵入者を威嚇しつつ、メスを待ってるオスの口元にルアーを落としてみた事がある。すると産卵床にルアーが着底した瞬間に躊躇無く物凄い勢いで食い付いてきたのだが、その後がさらに凄かった。せっかく作った産卵床の場所がわから無くならない…

  • ■魚種>>022: ジルティラピア( Coptodon zillii )

    中国名は吉利慈鲷。こちらもシクリット族で1957年にベトナムから食用として導入され、養殖場から逸脱した個体が南方地域で自然繁殖し、帰化生物と化しているのもナイルティラピアと同じだ。食性も同様雑食性で、水生昆虫や小型の甲殻類も食べるのでルアーで釣るのは難しくないが、2022年版放流禁止水性生物リストの記載魚だ。 種別:外来種難易度:★★最大サイズ:40cm〜

  • ■魚種>>021: ナイルティラピア( Oreochromis niloticus )

    アクアリストにおなじみのシクリット族で1978年にスーダンから食用として導入された様だ、その後養殖場から逸脱した個体が南方地域で自然繁殖し、帰化生物と化している。主食は付着藻類だが雑食性で水生昆虫や小型の甲殻類も食べるのでルアーで釣るのは難しくないが、2022年版放流禁止水性生物リストの記載魚だ。余談になるが、現地でこの魚は罗非鱼と呼ばれているのだが、中国の魚種データベース上に罗非鱼は学名Oreochromis mossambicusで登録されおり、これはモザンビークティラピアを指すので正確ではない。正確には尼罗罗非鱼という中国名がある。 種別:外来種難易度:★★最大サイズ:80cm〜 ナイル…

  • ■魚種>>020: ジャイアントスネークヘッド( Channa micropeltes )

    中国名は小盾鳢もしくは多曼鱼で、マレーシアではトーマン、タイではチャドーと呼ばれており、Channa属の最大魚だ。1986年にタイから食用、観賞用として導入され、その後養殖場から逸脱、もしくは放流された個体が広東省の某地域等で自然繁殖してる。ライギョ界ではスーパースター級のメジャー種なので、食性やルアーでの狙い方は説明不要だろう。尚、この魚も2022年版放流禁止水性生物リストの記載魚だ。 種別:外来種難易度:★★最大サイズ:100cm〜 ジャイアントスネークヘッド、トーマン、チャドー

  • ■魚種>>019: ハロワン( Channa striata )

    現地名は线鳢で英語名はStriped snakehead。カムルチーと同じChanna属で食性やルアーでの狙い方も大差ないが、こちらの方が低水温に弱い。年代は不明だがタイから食用に広東省の養殖場に持ち込まれたものが逸脱したとされており、昨年2022年に農業農村部漁業漁政管理局により新規定された95種の放流禁止水性生物リストに掲載されたが、既に南方地方では帰化生物と言える程に分布範囲も広いので、あまり意味が有るとは思えない。尚、この2022年版放流禁止水性生物リストは様々な意味で大変興味深いので、何れ別記事で紹介したい。 種別:外来種難易度:★★最大サイズ:96cm〜 ハロワン、Channa

  • ■魚種>>018: カムルチー(Channa argus )

    現地名は黒魚で西部の高原地帯を除いて中国全土に分布している、日本では同属のタイワンドジョウやコウタイを一括りで雷魚と呼ぶのが一般的だが、日本には1920年代に朝鮮半島から持ち込まれた様で、カムルチーという日本名も元は朝鮮語だ。この魚もラビリンス器官を持つハイブリッド呼吸魚、日本でもルアーマンにはお馴染みの魚なので、食性やルアーでの狙い方は説明不要だろう。 種別:在来種難易度:★★最大サイズ:100cm〜 カムルチー、雷魚

  • ■魚種>>017: キノボリウオ( Anabas testudineus )

    南方地方に生息する在来種で中国名は攀鲈、刺々しい甲冑に覆われた様なファルムや、真紅の目が非常に格好いい魚。陸上でも直立する事が出来る程の体幅や、空気呼吸をも出来る点からポリプテルスやガーパイクなどの古代魚をも彷彿させる。他魚種が死滅してしまう様な劣悪環境下でも、ラビリンス器官で空気中から直接酸素を取り込んで生き延びる事が出来るため、この魚の生存密度を水域汚染度合いの指標とする考え方もある。刺さるとかなり痛いノコギリ状のエッジになってる鰓蓋と腹鰭を使って陸上を移動する事も出来るのだが、かなりのスピードで、歩くと言うよりは走ってる感じだ。雑食性で水生昆虫や小型の甲殻類も食べるので、呼吸に上がる場所…

  • ■魚種>>016: ペルコサイプレス ピンジ( Percocypris pingi )

    現地名は金沙鲈鲤。雲南省金沙江支流域の土着希少種で、国家二級保護動物に指定されてるため、狙う事が出来る機会は非常に少ない魚だ。獰猛なフィッシュイーターだが、ルアーへ反応してくれる時間は限られており、フィーデイングモードに入ってない状態だと、口を使わせるのがなかなか難しいが、一旦スイッチが入ると何度でもアタックしてくる。Percocypris 鲈鲤属はこの他に后背鲈鲤、张氏鲈鲤、花鲈鲤の計4種存在しており、何れも魅力的な古来種フィッシュイーターなのだが、4種ともダム建設などによる生息地の喪失による絶滅の危機に瀕し、国家二級保護動物に指定されているので、基本的に2022年現在ネイティブフィールドで…

  • ■魚種>>015: シロフチタイリクバラタナゴ( Rhodeus albomarginatus )

    この記事を書く迄はてっきり普通のタイリクバラタナゴを釣ったものだと思い込んでいたのだが、写真を見返すと明らかにタイリクバラタナゴと違う点に気付いた。調べてみると2011年6月に発見され、2014年に新種として登録された白边鳑鲏というタイリクバラタナゴの亜種らしい。タイリクバラタナゴとの一番判り易い相違点は写真のとおり背鰭、胸鰭、腹鰭の縁に白縞が有る事であろう。約11年前に登録されたばかりで今現在の種群分布状況や種群数は不明のようだ。まだ和名は無く日本の熱帯魚ショップではハッカタナゴと呼ばれてる様だが、原産地名の意訳名だとすれば適当ではない、ハッカタナゴを逆引きで中国語意訳名にすると白化鳑鲏、こ…

  • ■魚種>>014: シャープベリー( Hemiculter leucisculus )

    中国名は白条魚と書いてバイティアオユウ、中国全土どこにでも居る魚で、いつでも何処でも遊んでくれる癒し系だ。主食は藻類だが水生昆虫や小さいエビ類も食べる雑食性で、ULロッドに#28以下のフライフックやタナゴ針と銅板で作ったマイクロスピナーで狙うと、繊細なアタリが病み付きになる。日本のワカサギに似てるが、あちらはOsmeriformes キュウリウオ目でこちらはCypriniformes 鯉目と、見た目に反して結構違う。 種別:在来種難易度:★★最大サイズ:15cm〜 シャープベリー、バイティアオ

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