【あらすじ&ひとりごと】 今回は、荒木あかねさんのデビュー作にして江戸川乱歩賞受賞作『此の世の果ての殺人』 終末世界を舞台にしたミステリーです。 直径7.7キロメートルを超える小惑星・通称「テロス」が、熊本県の阿蘇に衝突することが確定し、67日後には、地球は壊滅する状況に突入した。 人々は国外逃亡、自殺、混乱状況へと巻き込まれ、日常が崩壊する中、主人公・ハル(小春)は「夢を叶えたい」と福岡県の太宰府自動車学校に通っていた。 年末、教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。 ハルは、教官で元刑事のイサガワ先生とともに、地球最後の崩壊寸前の社会での謎解きを始めていくと、そこ…