最近のネット記事は、参政党にジャックされた感があります。Youtubeでも、胡散臭い政治動画がやたらおすすめに出てくるようになりました。いろいろ心配になるのはわかります。でもまずは落ち着きましょう(自分が)。昔から極右というか、カルト政党はありました。昔との違いは、極右の主張を補強するのにカルトを使ってるみたいで、主従が逆転した感じですね。それでいて陰謀論のトンデモ感が増してるのが戸惑う理由かも。「日本...
野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。
ウェーバーによる近代資本主義の特性の記述はどうなのかな、と思って『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の本編の方から探してみました。第一章第二節にそれらしき記述はあるんですが、なんかちょっとしかないっぽいです。メインになっているのは労働者の側の、あたかも天職があたえられたかのように工場での労働に励む、そういった精神的な特性のようです。佐藤俊樹が述べていた「近代資本主義は技術革新に依拠する産...
マックス・ウェーバーにおける民主主義の考え方:宇野重規『民主主義とは何か』第四章メモ1
第四章に入ります。予想外にマックス・ウェーバーから始まっています。以下、だいたいの要約です。第四章 民主主義の「実現」1 人民投票的民主主義と独裁長く否定的な意味で使われてきた民主主義ですが、二十世紀に入って大衆民主主義の時代に突入します。しかしこのことは民主主義が順調に発展したことを意味しているわけではなく、むしろ民主主義は激しく混乱し大きく揺さぶられることになります。二十世紀初頭において民主主...
2年経たずとゲームパッド使いつぶしてしまいました。たぶん東方で力み過ぎ。前使ってたのはlogicoolの有線ゲームパッド。今度はどれにしようかなと思ってたら2000円の値札見て同じゲームパッドに即決です。シンプルなデザインが逆に高級感を醸し出す…わけではないですがなかなかにフォルムもかっこいい。前買ったとき2500円だったはずなのにこのインフレ期に値下がりってどういうことでしょう。次買うときは3000円に値上がりしてそ...
フッサールの『論理学研究』の背景:木田元『現象学』第1章メモ2
今回はフッサールの『論理学研究』の背景についてです。以下、だいたいの要約です。『算術の哲学』以降、フッサールの関心は数学から論理学へ移ったように見えます。当時、「数学を、数とか空間的延長といった特殊領域やさらには量的関係の領域からさえも開放し、それが適用される対象の内容とはかかわりなくいかなる対象にも適用しうる形式的で普遍的な学問たらしめようとする努力、いわば数学の形式化の努力」がペアノやフレーゲ...
2023/09/232023-2024 Group 1 of the First Federation 5thRC Deportivo 1 - 1 UE Cornellà今シーズンのホーム初ゴールで先制するも追いつかれて痛い引き分けです。決定機も何度か作って突き放すチャンスはあったみたいなんですが。攻撃陣にケガ人続きで苦しい事情はわかりますが、こういうときにしぶとく勝ち点3を拾っておかないと後で効いてくるんですよね。Hugo Ramaの活躍と次節Lucasの出場停止明けなど明るいニュースもあるの...
マックス・ウェーバーの近代資本主義の成立の考え方(実際には大塚久雄の解釈から)のページを作るために、近代資本主義の社会的機構がどういうものか調べる必要があります。佐藤俊樹の『近代・組織・資本主義』のメモから探してみます。それでまず第一章の最初のメモで次の記述がありました。「非西欧社会では近代資本主義は拒絶されることも多かったのですが、それは「むしろ個人としても合理的な選択を行うことにたけ、集団とし...
たぶん40歳から上くらいの人間は今の高校入試と大学入試の問題の難しさを知らないと思います。私も塾講師の仕事しなければ気づかなかったでしょうし。逆に若い人は、昔は基本問題が解ければ地方国公立大学くらいなら受かったことを信じられないかもしれません。ちょっと心配なのが若い人たちが問題を解く能力が上がって概念の中の抽象性を見つけて理解する能力が減少しているのではないかということです。総体として今も昔も学生の...
助詞の誤用:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第6章メモ1
第六章に入って助詞の獲得についてです。助詞の獲得に関する研究は、助詞の獲得の原理と獲得過程についての二通りがあります。前者の研究はほとんどないらしく、この章では後者の研究をもとに助詞獲得の原理を考察するそうです。以下、だいたいの要約です。1 助詞の獲得過程主な助詞はおよそ3歳ころまでに初出されるといわれています。筆者の研究の対象者のひろ君は1歳5ヵ月から助詞の使用が現われ、3歳までのあいだ76種類の助詞...
ミルの代議制民主主義論とバジョットの議院内閣制論:宇野重規『民主主義とは何か』第三章メモ7
第三章のメモ最後です。前回に続きミルの代議制民主主義論についてで、その後ウォルター・バジョットの議院内閣制の議論に移ります。以下、だいたいの要約です。「ミルは多数派だけでなく、少数派の声を代表することの意義を強調します。民主主義とは、平等に代表されたすべての国民が、すべての国民を統治する体制です。」ミルはある種の比例代表制の導入を主張しました。また彼は女性参政論者でもありました。議会においても、社...
2023/09/162023-2024 Group 1 of the First Federation 4thUnionistas de Salamanca CF 1 - 1 RC Deportivo4試合目ですでに3回目の引き分けです。攻撃陣の主力不在でアウェーゲームだから悪い結果ではないはずなんですが、やっぱり残念な結果ではあります。おまけにケガ人がまた二人出てしまいました。ケガが軽いと良いんですが。RCDLC.comによる試合内容は下の感じです。前半は攻撃を受ける機会がほとんどないがデポルの決定機も...
フッサールの心理学主義的な最初の著作:木田元『現象学』第1章メモ1
第1章に入ります。フッサール初期の数学の哲学から現象学の提案までの経緯がまとめてあります。この辺りの経緯がまとめてある本は珍しいんじゃないでしょうか。自分が読んだフッサールの紹介の本ではだんとつでこの本が詳しいです。1 フッサールと時代の思想的状況1920年代のフッサールの授業の様子から始まっています。彼の授業は何度も彼の提唱した概念や立場の反省を反復しており、まったくといっていいほど話が進まないので...
それで自分が興奮するわけではない、でもわかる、ていう性癖があるんですよ。わからないならそれでよいです。今日はわからないならわからないでそっちの方が幸せかもしれない「くら寿司」についてです。何のことかわかるはずがないので説明します。Vtuberの息根とめるさんが言ってた性癖なんですよ。なんでもくら寿司では一定時間取られることなく回り続けた皿は自動でレーンから外れて裏側のレーンに行くそうです。で、そんな食べ...
「近代資本主義の成立(マックス・ウェーバー)」全体構成:ホームページ用メモ36
マックス・ウェーバーによる「近代資本主義の成立」ページをホームページに作る予定です。実際にホームページを作成する前に、ページの流れをここで考えておこうと思います。まず順番を考えてみます。1.近代資本主義とは2.ウェーバーの用語まとめ3.近代資本主義の成立3.1 簡単な結論3.2 近代資本主義の合理性と西欧の非営利的なエートス3.3 「資本主義の精神」のもととなった天職概念(世俗内禁欲)3.4 禁欲...
統合状態からモジュール化する可能性:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第3章メモ5
第3章のメモ最後です。まずここまでモジュール性を前提で話がされていましたが、モジュールの統合ではなく、統合された状態からモジュール化されるという可能性が言及されています。脳波の生後発達の実験結果から、「初期には、脳全体が遅い時間スケールで同期した状態であるが、発達が進むとより速い時間スケールの活動が生じると同時に、空間的な場所に応じた活動の変化が生じると考えられる。」ここでも「動的な自由度の凍結と...
2023/09/102023-2024 Group 1 of the First Federation 3rdRC Deportivo 0 - 0 CD Teruelまたもやホームでスコアレスドローです。前半Lucasが退場食らって残りを10人で戦ったので仕方ないですが。その後も積極的に攻めて決定機も何度か迎えたみたいですが、ゴールを割るところまではいかなかったですね。Lucasのファールが悪質だったかどうかは画像だけでは判断できなかったです。Yeremayのケガが8週間、次節はLucasも出場停止でい...
ホームページのメインはオートポイエーシス論のつもりだったのが途中で完全に行き詰りました。今は高校数学でお茶を濁してるわけですが、一気に高校数学のページを作ってしまうことにしました。数Ⅲはいったん置いておいて、数Ⅱの指数・対数関数、微積、数Bの数列、確率分布のページを作ることにします。その他数Ⅰ、数Ⅱの細かい分野は今のところ未定です。作るとは思うんですが、たぶん気が向いたときにページを書くくらいで、数年...
ミルによる代議制民主主義論:宇野重規『民主主義とは何か』第三章メモ6
今回はミルの自由論に続いて代議制についてです。以下、だいたいの要約です。ミルは代議制民主主義が最善の政治体制であると考えています。その理由は「国民自身の徳と知性を促進する」ことと「機構それ自体の質」の二つの基準で民主主義が最善であるためです。第一の基準において、専制君主制では専制君主がいかに優れていても、国民は国政に強い関心をもたなくなるでしょう。自由な個人による民主主義では自分のことは自分で判断...
最近のSNS上の話題を一つ。Vtuberのみけねこさんがえぺまつりに一度主催運営から出場許可が出されたにもかかわらず全体練習開始直前に出場禁止を言い渡されました。理由は運営側のNGということだけでほぼ説明はないです。揉め事の多い人なのは事実ですが、説明なしでドタキャンに当たるのでひどい話ですね。でも主催者側の責任を責める人の方がX(旧twitter)では少なく見えます。これはもちろん、行為の正統性関係なく叩いてよい...
X(旧twitter)ほぼやめました。pixivFANBOXのアカウント用に、消されないように月1くらいでツイートして保守していくだけですね。かわりにこっちのblogで気ままにつぶやいていくことにします。ブログの更新頻度を下げて久しいですが、その理由の論文作成がちっとも進みません。なんかちょっと今の更新頻度だと寂しいのでtwitterでのtweet内容に毛が生えたくらいのページをこっちに書いとこうと思います。最近のtweet内容と言えば...
近代組織の要件:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第四章メモ4
二節に入って近代の合理的組織のまとめ、日本近世との違いの順で述べられていくようです。まず近代組織の合理性のまとめがきてるんですが、ここがかなり圧縮されてまとめてあってまだつながりが読み取れてないです。まずは重要そうなところ抜き出しておいて後で考えます。二 合理的組織のメカニズムウェーバーによると、近代組織の要件は以下の三つにまとめられます。(1) 制定された規則にしたがって運営されている(2) 組織と組...
トクヴィルの次はジョン=スチュアート・ミルについてです。ミルにおいては代議制民主主義についての話のようで、今回はまずミルの自由に対する考え方についてです。以下、だいたいの要約です。3 ミルと代議制民主主義本格的な代議制民主主義の理論を構築したのが、トクヴィルの盟友でもあったジョン=スチュアート・ミルです。「多数の暴政」への危惧など、多くの点で二人は関心を共有していました。ミルの出発点にあるのはベンサ...
近代資本主義成立(ウェーバー)のまとめ1:ホームページ用メモ35
ここにメモしたウェーバーによる近代資本主義の成立の考え方を、ホームページにまとめるために振り返っていこう思います。正確には訳者の大塚によるウェーバー解釈ではありますが。まず話の前提として、近代資本主義は資本主義と相性がよさげに見える地域ではなく、営利を敵視するような経済圏、つまり西欧の一地域で成立しました。この事実を説明する必要があります。先に結論を上げると以下の感じでまとめられます。「禁欲的プロ...
2023/09/032023-2024 Group 1 of the First Federation 2ndCD Lugo 0 - 3 RC Deportivoアウェーで快勝で今季初勝利です。二試合目で0-3はかなりよいですね。0-0スタートから0-3勝利は二連勝するよりもよいかもしれません。RCDLC.comでの試合経過は以下の通りです。8分にBarberoがゴール。LucasとVillaresのコンビネーションから最後はBarberoが浮かせてkeeperの頭上を抜いてゴール。前半20分まではLugoがゲームをコントロールしよ...
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最近のネット記事は、参政党にジャックされた感があります。Youtubeでも、胡散臭い政治動画がやたらおすすめに出てくるようになりました。いろいろ心配になるのはわかります。でもまずは落ち着きましょう(自分が)。昔から極右というか、カルト政党はありました。昔との違いは、極右の主張を補強するのにカルトを使ってるみたいで、主従が逆転した感じですね。それでいて陰謀論のトンデモ感が増してるのが戸惑う理由かも。「日本...
第四章に入ります。ざっと見る感じ後期フッサールの思想についてみたいです。以下、だいたいの要約です。第四章 現象学の展開この章での問題点は次の三つです。1 近代的な世界像の成立2 間主観性3 生活世界これら三つのテーマについて『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』をもとに考察していきます。1 近代的な世界像の成立実証科学を除いて西洋の学問は19世紀に危機を迎えます。その理由は<主観-客観>問題の...
停止していたオートポイエーシス論のページをそろそろ更新したいです。オートポイエーシス論で原核生物を考えた結果、原核生物も真核生物の記述も、細胞システムを拡張すればよい、という結論になって終わってました。次になにを考えるかですが、多細胞生命体システムを考えるのが妥当かなと思います。それから真核生物の誕生をオートポイエーシス論的に記述を試みるのもありかもしれません。どちらも構造的カップリングで記述でき...
6月末になって動きが出てきました。まず前監督のGilsanzはデポルには残らず、2部の監督の職を探すことになったそうです。途中交代で残留を決める難しい仕事を達成してくれたのには感謝です。次の仕事も上手くいくとよいですね。もちろんDeporとの対戦を除いて。移籍マーケットも活発になってきてて、そちらはまとめて紹介しようと思います。今回は先日発表されたスペイン2部のスケジュールを上げておきます。25-26シーズン、スペイ...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は7、8番目についてです。重要そうだけど話の流れがよくわからなくなりそうなところがけっこうあって、そこはもう飛ばします。以下、だいたいの要約です。7 意味統一としての「経験」…自我という極の意味*現象学における「超越論的主観」あるいは「純粋自我」の概念に対する批判があるが省略。現象学における<自我>はそれ以上還元されることのない、むしろ<超越項&...
新しく見返す心理学の本はヴァイツゼッカーの『ゲシュタルトクライス』にします。どの分野に分類すればよいか本当はよくわからないのですが心理学に入れておきます。ヴァイツゼッカーは多芸の人で臨床精神科医、生理学者など多数の肩書きを持つ人だったそうです。解説や訳者あとがきが複数あったり、本編とは別のところでヴァイツゼッカーについての紹介がされているので、余裕があればそこら辺もメモに残しておこうと思います。こ...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は6番目についてです。以下、だいたいの要約です。6 <内在-超越>原理具体的に経験される事物は「いまここにある知覚」とぴったり重なるわけではありません。その経験されている事物は原的な体験を超えた
今回のメモでこの本のメモもやっと終わりです。第Ⅰ部はすでにまとめを上げています。第Ⅱ部は正直あまり関心をひかれなかったので、まとめはなしにします。終章 終わりと始まり-二一世紀近代の地平-近代は終わりを夢見る社会ともいえます。それは日本も同じで、西欧近代においつくことと、近代そのものが終わる日を日本人は夢見てきました。十九世紀型の近代における拡大運動により、今はもう外部が消失してしまった状態です。しか...
林原めぐみのblogで炎上騒ぎがあったみたいで、ちょっと調べたところ林原めぐみが心配になりました。「陰謀論とかにはまらないといいけど」という意味で。ルールを守らない外国人には何かしらの対処が必要では、というのはそれはそうです。心配になったのは外国人留学生への国からの支援への彼女の意見のところです。「外来種」といった表現は使うべきでないことは環境保全をしてる人たちからも言われているので、ここでは置いとき...
Antonio Hidalgo新監督就任が発表されてます。45歳で、前シーズンはSD Huescaを指揮していたそうです。契約は1年で更新オプション付きです。前監督のGilsanzにはコーディネーターとしての職を打診しているらしいですが、引き受けてくれるかはわからないです。移籍マーケットはまだ動いてなくて、どれくらいの動きになるかもはっきりしてない状況です。ただFabrilの方はすでに4人の選手の退団が発表されてます。移籍マーケットに動...
今回は前回の続きで、1990ごろに進行していた社会の変化のうち「国際社会」化の方です。今回で第六章メモも終わりで、残すは終章のみです。以下、だいたいの要約です。日本は社会性の形式の点では厳重な「鎖国」状態を続けてきました。心情反射作用の遍在というフォーマットを日本近代が持てた理由は、江戸時代から続く社会性の鎖国状態によるものかもしれません。1980年代になると、この人的「鎖国」は維持できなくなってきており...
ホームページの子どもの言語獲得3ページ目は、音声や言葉の獲得の心理学研究に通底する考え方を引き出してまとめてみようかと思います。具体例はその次のページに二つほど提示して、少し批判的なことも書く予定です。『新・子どもたちの言語獲得』の第二章から第四章までで、著者らには、子どもが言語に関わる何かを獲得するときに身の回りへの可能な身体動作とかが大きく関与している、という考え方が共通してあるようです。そこ...
第六章第三節に入って、たぶん1980年代ごろの分析です。以下、だいたいの要約です。三 新たなシステムへの模索これからの日本社会(1993年初版時において)の可能性として、一つは西欧近代社会への転換があります。しかし西欧近代システムには、一貫性を持った選択の主体としての個人という信憑が必要です。次に、そうした個人の選択の自由と両立するルールが存在すると信じられていることも必要です。これら二つの信憑を与えてき...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は4、5番目についてです。以下、だいたいの要約です。4 超越論的主観における「世界の構成」ヘーゲルによると人間の<意識>は、対象への実践的な態度と、<意識>と<対象>の関係を想像的に対象化する意識の二契機があります。そして後者の契機をさらに対象として新たな高次の視線が生じ、この弁証法的な運動によって世界像が高次化されることになります。哲...
2025/06/01Liga Hypermotion 2024/25 42ndFT: Depor 0 – Elche 4Goal 0-1: (4’) Mourad, 0-2: (25’) John, 0-3: (31’) Valera, 0-4: (88’) Vigas負けること自体は仕方ないんですけど、いくらなんでもひどすぎる負け方でシーズン終了です。なんというか言葉が出てこないですね。もう来シーズンに頭を切り換えましょうか。すでにセンターバックのJaimeとPablo Martinezが今シーズン限りの退団が発表されてます。移籍情報とか、話題が...
第六章第二節メモ2回目です。以下、だいたいの要約です。日本的社会の日常的な社会決定システムは、個々の関係者の利害感情をツリーにそって調整する形で作動します。そのためツリーのどこかに切実な「痛み」(既得権益の侵害など)が発生しないかぎり、重要な決定を行えません。そして近い将来すさまじい「痛み」をもたらす問題などには対処できないことも示しています。日本は心情反射作用による情念の共同体をつくり上げてきた...
第六章第二節に入ります。この本も残り30ページほどなので一気にメモを取り切ってしまいたいです。以下、だいたいの要約です。二 旋回アンケート結果から推測される「伝統回帰」現象には、「無邪気な個人主義」と言えるもう一つの性質が見えてきます。*アンケートの分析結果があるが省略。70年代の不況により欲望自由主義社会の大前提である利害の拡大均衡性が一時的にではあれ破壊され、組織の大規模な再調整が行われます。「そ...
2025/05/25Liga Hypermotion 2024/25 40thFT: Zaragoza 1 – Depor 0Goal 1-0: (56’) Patiño (o.g.)大分選手も入れ替えてるし敗戦は仕方ないですかね。来期に向けてこれまでの控え選手はがんばって欲しいところですが、Patiñoはオウンゴールをしてしまいました。Ladiesの方はもう今季までの選手が5名発表されてます。来季は監督含めどうなるでしょう。次節が最終戦なので最後は勝って終わりたいですね。RCDLC.comでの布陣は下の通り...
第三章に入ります。第三章は『イデーン』を読むにあたっての注意点みたいです。以下、だいたいの要約です。第三章 現象学の方法『イデーン』を読むにあたっての注意点をまとめると8つになります。以下、順に説明します。1 自然的態度、素朴な世界像についてわたしたちが普段持っている「自然的な世界像」には、ある現れの性質があります。空間・時間ともにここ、または今から上下左右、前後への広がりを持ちます。そしてこの拡...
第二章メモ最後です。以下、だいたいの要約です。たとえば赤いリンゴを見ているという、ある個的な経験において、それが赤いリンゴであるという確信が現われてくるためには、あるレベルでの概念(知)がすでに成立している必要があります。「すると人間の個的経験の「明証性」(たしかに事物がいまここにあるという直接経験の確実性)の基礎として、単なる<知覚>直観のほかに、どうしても<本質>直観、つまりものごとに...
第四節に入ります。今回も重要と思えるところを抜き出しながらまとめてみることにします。四 世界内存在としての身体前節を受けて、「「意識的」ということが対象の同一化作用を介しての自己統覚を伴うという意味であるとするならば、知覚的な世界経験はまだ意識的ではありえず、いわば「前人称的」な層でおこなわれる匿名な機能である」とされています。意識と知覚を明確にわけることはできないとどこかにあった気がするんですが...
原核生物システム(オートポイエーシス論)のメモで、今回は構成素と構造についてです。簡単なのは前のメモにも書いた通り構造の方でしょう。細胞分裂により原核生物は増殖していきますが、そのこと自体を特別な構造で考えなくてよいと思います。細胞は生成プロセスの閉域形成の結果として排出される構造体でした。原核生物の細胞分裂も、DNA複製の後で細胞骨格による収縮環により細胞が分割されるみたいで、前の細胞との連続性が...
都知事選、蓮舫さん惨敗でした。でも、左派の人間にとっても、そうなるだろうという納得の結果でもありました。これもうすでに言われていることなんですが、最大の敗因は、すぐに都政を具体的にどうするか発表しなかったことだと思います。都政ですから、国政とは関係なしに具体策を打ち出すべきでしょう。本当はどうだったかわからないですが、自分には蓮舫さんの政策が見えてこなくて、たぶん都民のほとんども自分と同じ状況だっ...
第四章最後の節に入ります。日本近世後期の社会的決定システムについてです。今回も自分の言葉でまとめる感じにします。四 日本的社会の成立まず中村牧子による近世以降の日本社会の社会的決定の創出プロセスが紹介されています。それは①根回し-持ち上げ、②自己変更的態度、③上訴の三つのメカニズムの組合せとしてモデル化されています。①はaとbの二人に関わる決定が必要な場合にその共通の上位者が利害を調整して決定にあたる、...
デポルの新シーズンの動きが活発になってます。まずは二部の日程がRCDLC.comに上げてあったのでそれを下に書いておきます。画像を貼ればいいだけの気もするんですが、日付が日本と逆順だったりするので書き直しときます。24-25シーズン、スペイン二部リーグ日程FIRST ROUND24/08/18 : Deportivo - Real Oviedo (matchday 01)24/08/25 : SD Heusca - Deportivo (02)24/09/01 : Deportivo - Racing Ferrol (03)24/09/08 : Granada CF...
ホームページに作成する原核生物システム(オートポイエーシス論)ページのメモを何回か取ることにします。直接ページを作ろうとしてまったく進みませんでした。決められるものから順にメモを残しておくことにします。前回のメモで、原核生物は細胞システムとして考えるよりも、世代全体で生成プロセスが連続していくシステムとして考えた方がよいかも、ということになってました。この考え方に従ってページを作るつもりです。そう...
3節は残り6ページほどで、重要と思えるところを抜き出しながら、簡単にまとめておこうと思います。知覚はある種の構文法のような規則性に従って現れてくるのでした。白の上の赤い点という簡単な知覚でさえ「図と地」という一つの意味を持って現れてきます。こういった意味は主知主義のいう判断などではなく、有機的全体として現す構文法によることを発見したのがゲシュタルト心理学ですが、彼らはこのゲシュタルトを客体的世界のう...
メルロ=ポンティの章の続きで、第3節に入ります。今回はゲシュタルト心理学との関係などの内容で、自分はもうだいたい知っていることなので自分の言葉でまとめる感じにしようと思います。三 生きられる世界への帰還後期フッサールと同様に、メルロ=ポンティにおいても現象学的還元で照らし出されるのは「生きられる世界」です。現象学は自己完結的なものではなく同様の運動は経験諸科学の内部でも進んでいます。メルロはゲシュタ...
日本近世社会の思想の節も、今回のメモでやっと最後です。残り6ページほどで、自分の言葉でざっとまとめようと思います。朱子学と違って、仁斎学と徂徠学共に個人の自由な欲望を許容しているそうです。ただし仁斎学は「個人の自由な欲望・感情の発現が、その相互反射性を介して、自然に正しい秩序をつくる」のに対して、徂徠学は「具体的な制度技術によって、その自由を外的に整序することをめざした。」その説明が具体的に続いて...
序論のメモです。メルロ=ポンティはこの講義の前にいくつかの講義を行っていて、この講義はその続きみたいです。はっきりしたことはわからないですが、ネットで調べたところ、「子どもの意識の構造と葛藤」、「子どもの心理-社会学」の二つがそれにあたるみたいです。これらの講義録の方は今のところメモをとるかは未定です。「序論」はどんなことが書いてあるかざっとまとめて終わりにしようと思います。他の心理学研究をもとに、...
今回メモを取るところはメルロ=ポンティがフッサールの思想をどのように批判し、どのように継承したか、という内容のはずなんですが、今までに書かれていたこととそんなに変わらないように思えます。一般的に思われていることと違って、後期フッサールにおける現象学的還元は超越論的観念論ではなくて、人間の世界への内属を前提にその仕方を先入見をいったん置いて観察しようとするものだ、という感じのことがすでに書かれていま...
第6章に入って、ここから残りの章はほぼメルロ=ポンティについてです。第6章はじめは、サルトルとの関係やメルロの現象学の受容の経緯などで、簡単にまとめて終わりにします。Ⅵ メルロ=ポンティと現象学の現状サルトルとメルロ=ポンティは友人関係にあったのですが、政治的な見解の対立から次第に疎遠になり、メルロが55年の『弁証法の冒険』のなかでサルトルの政治的な見解に痛烈な批判を加えたことで、仲違いが決定的になったそ...
サルトルの章のメモ最後です。今回もよくわからないところが多かったのですが、結論としてはわりと単純だったりするので、今回は結論部分だけメモって終わりにします。サルトルは『情緒論素描』において、純粋現象学と経験的心理学のほかに、「現象学的心理学」をおそるおそるながらにも提唱しているそうです。心理学で対象となっているような状況そのものを考えるために現象学が必要ですが、その進展はまだ不十分なので、さしあた...
2024/05/30Depor 2 – Castellón 1 0-1: (39’) Douglas Aurélio, 1-1: (68’) Lucas Pérez, 2-1: (75’) Pablo Martínez2024/05/03Castellón 2 – Depor 4 (agg. 3-6) 1-0: (4’) Douglas Aurélio, 1-1: (28’) Lucas, 1-2: (44’) Mella, 1-3: (48’) Lucas, 2-3: (52’) Suero, 2-4: (73’) Davoスペイン三部のグループ1とグループ2の優勝チームによる、三部優勝チーム決定戦が行われてました。ホームとアウェー共に勝利で見事三...
2024/05/192023-2024 Group 1 of the First Federation 37thReal Sociedad B 1 – Depor 1 1-0: (54’) Mikel Goti, 1-1: (74’) Barbero2024/05/252023-2024 Group 1 of the First Federation 38thDepor 3 – Real Unión 1 1-0: (21’) Alcaina, 2-0: (64’) Salva Sevilla, 3-0: (82’) Mella, 3-1: (90+3’) EscobarDeportivo: (4-2-3-1) Eric Puerto – Ximo Navarro, Pablo Vázquez, Dani Barcia, Iano Simão – José Ángel, ...
メモを取ってるのを忘れてて、数ヵ月ぶりにこの本を開きました。読み切ってしまいたいので、これからは週1ペースでメモをとっていきたいです。今回は要約ではなく、簡単なまとめという感じでメモをとることにします。まず朱子学についての説明があって、長いですが抜き出しておきます。「朱子学は、社会制度・社会秩序の根拠を客観的な原理性「理」にもとめる。「性即理」、すなわち人間の内奥に存在する本質「性」にはある原理が...
サルトルの章、2回目のメモです。あんまり興味をひかないのと、引用されている部分がよくわからなかったのもあって、10ページ近くをざっとまとめて終わりにしようと思います。サルトルが現象学へ向かった動機が説明されています。フッサール初期には「自我を意識の綜合的超越的所産と見る」考え方が含まれていたようで、現象学を「独我論」から救うとともに現象学的還元の無動機性に一つの解決を与えようとしたとのことです。サル...
脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達 (身体とシステム) [ 多賀厳太郎 ]価格:2420円(2024/5/18 21:12時点)感想(0件) 多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』 評価: この著作は人間の行動に関する心理学的知見を非線形科学で説明をつけようとする野心作です。ただまあ、納得のいかないところも多々あって、思考途中の段階で思想をまとめるところまではいってないというこ...
今回でメモ最後で、残り10ページ弱をざっとまとめます。次は書評と要約を書くことにします。環境との相互作用は身体発達においてどれくらい重要か、という問題提起がされています。ネコの縦縞だけを見せて育てる実験やヒトの先天性白内障についての知見が述べられていますが省略します。これらを受けて、身体と環境は生得的に強結合状態で、それがより柔軟になって新たな結合状態となる、という感じで考えられています。また、何ら...
最終第5章「脳と身体のデザイン原理」のメモに入ります。20ページ弱ほどで、2回でまとめてみることにします。工学的な計算論の話からはじまっています。工学的な計算論は、あくまで与えられた目的を実現するもので、モデルになっているシステムそのものを再現するものではないです。工学的な計算論でのモデル化について説明がありますが省略します。著者の考えているシステムは自己組織的にモデルが生成されるタイプです。制御する...