ご高齢の親御様への介護は心を強く逞しくする道徳です。
実母・要介護3。岳父・要介護4。岳母・要介護3。10年以上に渡り、親の在宅介護に全ての力を尽くし、最期を看取りました。親御様の在宅介護で、今を頑張る貴方へのエールをポストしています。
年老いた親御様の在宅介護で、特に親御様が認知症を患っているならば、決して蔑ろにしてはいけないのが親子の信頼関係です。 親子だからといって信頼関係が成立っているとは限りません。 例を挙げます。 もし、あなたが親の立場であるとき、子の前でパン
年老いた親御様が認知症を患い、その介護に献身的にあたっている人も多いことでしょう。 私も、認知症を患った実母の介護には、全ての力を使い切りました。そもそも認知症とは、何なのか。罹患した当初の実母に接した絶望にも似た感覚は、なんとも言えない
現代の高齢化社会で、年老いた親御様を介護するうえでもっとも警戒すべき病のひとつは認知症でしょう。 親御様が認知症を患うと、介護する子の負担は指数関数的に増加します。まず、目を離せなくなります。介護離職も余儀なくされるので、やむを得ず施設に
核家族化が一般的になった現代では、家庭を築くというと、ご夫婦が子供を育てるイメージが一般的です。 一方で、≪ 介護を必要としない介護 ≫を実現する上で構築するご家庭は、そのイメージとは異なってきます。 ご高齢になる親御様と、介護する子で力
年老いた親御様の介護やお世話を話題にするとき、親の老いや病へのケアについて情報を発信しているサイトを非常に多く見受けます。 その多くは、すでに親御様が認知症をはじめ、すでに病に罹患しているケースです。一方で、如何にして年老いた親御様の健康
書籍紹介 書籍名:怒らないこと 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:サンガ新書 読ませてもらって こちらの書籍も、岳母に紹介したところ、何度も読んでくれた一冊です。 写真から分かる通りですが、亡き岳母がマークした付箋は、嵐のよう
未来に、そして将来に期待すればするほど、期待通りにならない現実に落胆します。 年齢を重ねるほど、期待通りの将来にはなっていきません。 年齢を重ねるほど、最期が近づいているのです。 にもかかわらず、最期の日時を超えた期待は成り立たないですよ
よく人を信頼して、裏切られる話はよく耳にします。 他人だろうと、実の子だろうと、平気で人を、そして親を裏切ります。 でも、裏切る方が悪いと思っていませんか? 確かに、良いか悪いかで言えば、裏切る方が悪い。 しかし、利口か、馬鹿かで言えば、
最近になって耳にする言葉のひとつに『アンガー・マネジメント』というのがあります。 一般的には怒りを管理すると考えるようです。 そもそも、怒りは生きる原動力です。 もし、これが判らなければ、夏場に蚊を追いかけてみてください。 それまで飛んで
米国アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズさんもまた、ソニーのファウンダーであった盛田昭夫さんから強く影響を受けていた一人だったと聞いています。 令和の時代となり、日本では多くの日本人がアップル社のアイフォンを手にしていますが、初代の
岳母と私は、共通に経験した岳父の最期を通じて、≪ 命 ≫を詳らかに発見してきました。 年齢はまったく関係なく、真剣に命を学ぶ話は皆が耳を傾けます。 当然といえば、当然です。 ≪ 生きるとは何か? ≫という命題に的確に答えられる人は滅多にお
≪ 命 ≫が人生を創造する。 これが理解できれば、命を鍛えると人生はより良くなると想像できます。 実際に、その通りです。 世の中で、よく因果応報という言葉を聞きませんか? 原因は命が作り、結果を命が受け止めます。 ところが、よい原因をつく
書籍紹介 書籍名:こころは原子爆弾―その巨大なパワーを有効に使う方法 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:国書刊行会 読ませてもらって 私も何度も読み返し、お世話をさせてもらった亡き岳母にも読んでもらった一冊です。 岳母も
命とは、亡くなったご遺体と、生きている私達の比較、つまり差分によって鮮やかに浮かび上がります。≪ 命 ≫ = ≪ 生きている私たち ≫ - ≪ 亡くなったご遺体 ≫命はこのように相対的に発見するのが最初の一歩、というお話は、岳母も納得してく
岳母|誰もが例がなく、死に向って生きているのか? この現実に、がっかりしてしまった岳母に、ある提案をします。 私 |死を乗り越えてみませんか? 岳母|そんなことができるのか? 私 |はい。肉体が朽ちていくのは仕方がありませんが、もちろん、
岳母の生活を支えながら、深めてく話のテーマは、日々、進んでいきました。 最初に、≪ 親離れ・子離れ ≫がテーマでした。判らない人には、縁を切れぐらいにしか捉えられないでしょう。 現実は、関係にある≪ 愛着 ≫を手放す。愛着が、生きる上の苦
岳母が、≪ 介護で子供には迷惑をかけたくない。 ≫、と少し弱気の発言をされた時のことです。 すかさず、私は、≪ 遠慮なく、堂々と介護されてください。 ≫と伝えました。岳母は、安堵された表情を浮かべていたのを思い出します。 そもそも、親御様
親御様の介護ができる子と、出来ない子の差は、理性の有無という記事を紹介しました。 子は親の介護を厭います。それは、本能です。 そのため、親御様の介護は、介護する子供の理性を発揮し、育てるチャンスです。 介護をする子供の立場に成長のチャ
書籍紹介 書籍名:老いていく親が重荷ですか? 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:河出書房新社 読ませてもらって タイトルは、多くの人の心に響き、訴える言葉。 巷では、ご高齢の親御様の介護に関する話題は、もう溢れんばかりになって
岳母には、介護をするにあたって、私の観点、思想を伝えています。 親離れ、子離れでは、その中身である≪ 愛着 ≫を如何に手放していくか。チャレンジを始めてくださりました。 簡単ではないですが、最期を通じて残していく子供らに≪ さようなら。幸
在宅介護は、それを始めるにあたって、実は要諦があります。 いわゆる介護度の認定を受けて、ケアマネを決めて、受けたいサービスを決めて、施設を決めて・・・、という介護サービスの受け方ではありません。その過程は、単なる、やっつけ仕事です。 ここ
介護を考える上で、まずやらなければいけないのは、親は子供への愛着を手放す。岳母の支援が始まった当初はそのお話を頻繁にしました。 そのうえで、これからの介護はどう変わっていくのか。 そもそも、在宅介護の主役は誰か? ご高齢の親御様への介護に
子に対する愛着をテーマにしたお話は、岳母との間でしばしば交わされました。 というのも、≪ 子育ての結果は介護に返る ≫ その現実を目の当たりにしているためです。 岳母にとって、深く耳を傾けてくれたのが身近での経験を追認できるストーリです。
岳母と交わす会話で、介護の話は尽きません。ご自身のこれからに直接かかわることですから、大切な話です。・死を無視できないこと・愛着を手放すこと 岳母自身も、想像もできなかった老いの実際に直面して、厳しさを感じながらも、直視しなくてはいけない
親が子を信じる気持ちは、とても純粋です。 鬼籍に入った実母も、岳父もそうでした。 2023年まで介護をさせてもらった岳母もまた、子を信じる気持ちは純粋でした。 他にも、多くの親御様にも例外なくその姿を見てきました。 そして、信じて、信じ
前々の記事で紹介した近所の高齢の男性が施設に入居したこともあり、岳母も親子の関係について改めて考えるところがあったようです。 岳母の身に迫っている問題ということもあり、介護の話題は尽きません。 というのも、岳母の気持ちが常に持ち合わせてい
親御様への介護の責任を子が持つとき、それまでの子育てのあり様が問われます。少なくない人が、これを判っていないように見受けます。 介護で子が親に暴力を振るったり、親が亡くなった後の相続で揉めるのも、親子関係でお互いに、愛着がべったりと張り付
岳父が亡くなり、岳母の支援ですぐに生じた取り組むべきテーマが『愛着をなくす』。愛着の本当の姿は自由を奪い、苦しみを生じさせるもの。画像にある手錠のようなものです。人生のあらゆる問題が、愛着や執着に起因します。在宅介護も同様です。実は、親子関係の愛着をデトックスしないと、親御様の在宅介護は破綻します。
人が亡くなるというテーマは、理解していても話すのは難しいものです。 岳父が亡くなってから約1年の時間をかかって、岳母とそのテーマで普通に話ができるようになりました。 ある日のことです。岳母も生と死が常に隣り合わせである事実を無視して、生が
書籍紹介 書籍名:くじけないこと 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:角川SSC新書 読ませていただいて なぜ、人はくじけそうになってしまうのか? その根本原因へのアプローチを、ブッダの教えから解説してくれる名著です。 原因が
在宅介護の回顧録は、私にとって三度目なった岳母へ在宅介護から紹介を始めていきます。 その始まりは、2度目の介護の終わりからです。岳父にお別れを告げ、その悲しみをどう飛躍のバネにしていくのか。そんな課題から始まり、次々に問題は生じますが、家
岳母の在宅介護方針 私にとって、3度目となる在宅介護は、これまでの介護とは異なり、未病や、健全な病への向き合い方に重点を置きました。 というのも、実母、岳父と続いた介護では、認知症を患ったり、病状が重篤になってからと、何かしら病気を抱え
お別れが始り 病の進行が、如何に岳父を苦しめていたのか。 しかし、私と話をした後に、その苦しさを口にしなくなった岳父には敬意しかありません。 苦しさは続いているだろうに、それを乗り越え、気丈にふるまうようになった岳父の最期は、自らが死
岳父の病状が悪化 私が実母の死を受け入れられずにいた時、もっとも心配してくれたひとりが岳父でした。 岳父と会う時は、いつも温かく迎えてくれて、弾む話も、どう生きればよいのか。 そんなテーマが中心でした。 岳父は、私の実母にも優し
多くの人は、次のデザイン・コンセプトを骨格に人生を作り上げています。『私が死ぬわけない』。なので、人生100年時代というキャッチフレーズに踊らされ、何十年後の未来を心配します。でも、明日、死ぬかもしれないのに、明後日の心配をして意味があるでしょうか?実は、これがよく判っていないと、親御様の介護は上手くいきません。
実母を亡くしたのち、私はひどく落ち込みます。流れる時の中で足は竦み立ち止まったかのようでした。その苦しみは言葉にできないものがあります。ただ、その苦しみに、なぜ苛まれるのか。その理由の探求は新たな人生の扉を開けます。
2022年現在、私は、今、80代の半ばを過ぎた岳母の生活支援をしています。介護をさせてもらう3人目の親です。まず、初めての介護をさせてもらったのが実母です。次に岳父。この記事では、初めて在宅で、実母の介護を経験した私の歴史を振り返って、その概要をご紹介します。2012年ぐらいまで遡ります。
このウエブサイトの開設当初、主に次のカテゴリーを構成して、記事を紹介します。コンテンツが充実するにつれて、カテゴリーを増やします。 Category|在宅介護は生きるを切り拓く ご高齢の親御様の在宅介護を実践中の方、これから担おうとしてい
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