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2020/03/08

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  • 近江鉄道で行く湖国城めぐりの旅

    湖国近江の城めぐりの旅の記憶です。城めぐりとご当地ローカル鉄道、近江鉄道とを組み合わせた旅。やっていることはコアかもしれませんが、訪問先はメジャーどころです。 雨もあって予定以上に歩くはめになりましたが、何とか歩ききって見たいスポットは抑えられて、良い旅となりました。 1日目 貴生川-八日市 水口城・水口岡山城・観音寺城 2日目 八日市-米原 多賀大社・敏満寺城・彦根城 1日目 貴生川-八日市 水口城・水口岡山城・観音寺城 旅の始まりはJR琵琶湖線の草津駅と言っても琵琶湖線側ではなくローカルな雰囲気漂う草津線。ここから近江鉄道を目指します。 ローカルな雰囲気の一員は、きっとこの年季の入った車両…

  • 亀山城 (愛知県新城市) -地域に根付く奥平氏の居城

    作手の城めぐり、最後にしてメインディッシュの亀山城へ。古宮城の続百名城スタンプを押した際、スタッフさんから古宮城以上におすすめされて以来ずっと行きたかったところです。 地元の偉人、奥平氏の居城として愛されていることも、それがなくてもおすすめされただろう理由もよく分かる名城でした。 お城:亀山城 愛知県新城市HP:亀山城跡:新城市訪問日:2024年3月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 上野から移った奥平貞俊が川尻城に続いて1424年に築城。その後5代166年に渡り、奥平氏の本拠となりました。 1573年、奥平信昌が長篠城主となり廃城に。そのまま長篠設楽原の戦いを迎えました。 1602年、信昌…

  • 石橋城 (愛知県新城市) -謀反の歴史残る屋敷跡

    引き続き、旧作手村で城めぐりです。事前の予定にはなかった城を現地で発見してちょいよりしてきました。石橋城。 立派な遺構が盛りだくさん、、、という訳ではありませんが、しっかりとした土塁に方形居館の名残を感じる場所でした。悲しい歴史を今に伝える寺院として今も地域の方に大切にされているようです。 お城:石橋城 愛知県新城市HP:石橋城址(慈昌院) - 新城市 - キラッと奥三河観光ナビ訪問日:2024年3月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 奥平家2代、奥平貞久の二男、弾正久勝が築いたとされます。 1537年、久勝の子、繁昌による主君への謀反が発覚。主君貞勝により攻められ、郎党40余人が討死し…

  • 塞之神城 (愛知県新城市) -古宮城を見下ろす山城へ

    文殊山城(訪問記)に続いて尾根続きの塞之神城へ来歴不明ではありますが、武田家と奥平家の間に関係するのは間違いない山城です。 主郭を中心に良く作りこまれており、遺構の残りよく、文殊山城に訪問するならぜひ足を延ばしたい名城でした。 古宮城(訪問記)とも街道を挟んで反対の至近距離。こちらの関係も気になるところ。 お城:塞之神城 愛知県新城市HP:塞ノ神城址 - 新城市 - キラッと奥三河観光ナビ訪問日:2024年3月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 詳細な歴史は不明です。 1570-73年頃の武田氏と奥平氏との和睦の際に築かれたとも、それ以前の米福長者の時代に存在したともされます。 訪問記 …

  • 文殊山城 (愛知県新城市) -奥三河に残る一夜城伝説

    古宮城訪問に合わせて、周辺の山城もめぐってきました。まずは一夜城伝説も残る文殊山城から。 訪問前は単郭だし軽く見るだけかなと思っていましたが、訪れてみるとつくりは丁寧で虎口も堀も良く残っていて、なかなか見応えのある城でした。 お城:文殊山城 愛知県新城市HP:文殊山城 あいち歴史観光訪問日:2024年3月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 1570~72年ごろ、この地を治めていた奥平氏が築いたとされます。 武田家との和睦の証として塞之神城とともに築くはずが引きのばしたために武田家より催促され、一夜にして築いた一夜城とも言われます。 訪問記 古宮城訪問(訪問記)に先立って訪れた作手歴史民俗…

  • 続百名城 古宮城 (150・愛知県新城市) 2/2-武田軍最前線の名城 東側を回る

    引き続き、古宮城を散策します。今回は東側、居住空間の性質が強い方面を回り、最後に主郭を。 西側のような軍事設備は少ないですが、牢屋のような変わった曲輪と主郭を厳重に守る両袖枡形虎口をはじめ、こちらもよく残る遺構を堪能します。 西側はこちら。 tmtmz.hatenablog.com お城:古宮城 愛知県新城市HP:古宮城跡:新城市訪問日:2019年12月、2024年3月 訪問記 東側北部 主郭 感想 アクセス 訪問記 東側北部 北側最下段の曲輪群のうち、大堀切⑥を越えて東側、⑩の右下あたりから再開です。赤矢印に従って時計周りに進みつつ、最後は主郭①へ向かいます。 西側と同様に東側の最下段も土塁…

  • 続百名城 古宮城 (150・愛知県新城市) 1/2-武田軍最前線の名城 西側を回る

    三河の山城シリーズ最初は、城好きには言わずとしれた名城、古宮城へ。 スタンプ目当てだけで城を回っていた頃でも感じられた遺構の素晴らしさを、二度目の訪問で一層深く味わうことができました。 街中からは山一つ越えるハードルはありますが、駐車場からはすぐ。手軽さに見合わない素晴らしい遺構が広がります。 お城:古宮城 愛知県新城市HP:古宮城跡:新城市訪問日:2019年12月、2024年3月 概要 訪問記 作手歴史民俗資料館 西側南部 西側北部 概要 1572年、武田信玄が馬場信春に命じて築城したとされます。 1573年、武田信玄が亡くなると領主、奥平定能・定昌親子は徳川家へと離反。その際、古宮城の戦い…

  • 2024年振り返り 今年もありがとうございました

    2024年も年の瀬を迎えました。皆様いかがお過ごしでしょうか。 年々早くなる時間経過に抗うべく刺激を入れたい気持ちを持ちつつも、結局は何も変えずにのんびりするだけの休暇となりそうです。気づけば2000年代も四半世紀を迎えますね。このままふと気づけば2100年代、、、までは生きてられないか(笑) ブログは何とか2024年も投稿を続けることができました。もう少しで丸5年。過ぎた時間に見合わない乏しい文章力には寂しさも感じますが(笑)、今年も本ブログに足を運んで下さり、反応を送ってくださり、ありがとうございました。 ブログ記事の訪問日は2024年にもなっていませんが、今年もゆるりと城めぐりは続けてお…

  • 大洞若子城 (浜松市天竜区) -細尾根に築かれた二重の堀切

    高根城訪問に合わせてもう一城、北遠県境付近の山城、大洞若子城を訪問です。 こちらは高根城ほどの復元整備はされていませんし小さな城ですが、それでも見どころを追いやすい状態は作られていて、はしごにはもってこいでした。遺構も良好ですし。 お城:大洞若子城 浜松市天竜区HP:公式のものはありません。訪問日:2022年8月 概要 高根城の支城として奥山定吉が築いたと伝わります。定吉は兄、定茂との争いに敗れ追放されたとされます。 1572年、三方ヶ原の戦いに際して、武田家が入っていたことが分かっています。 訪問記 高根城を訪問したその足で梯子です。こちらも浜松市北部の静岡長野県境近くにあってアクセスは大変…

  • 高根城 (浜松市天竜区) -北遠の奥地に復元された山城

    浜松市北部、長野県境もほど近い旧水窪町にある山城、高根城へ。市街地から離れた立地はネックですが、城跡は丁寧に復元整備され素晴らしいの一言大河でも使われた今の姿、一見の価値アリです。 お城:高根城 浜松市天竜区HP:高根城跡/浜松市訪問日:2022年8月 概要 訪問記 三の曲輪、二の曲輪 本曲輪 感想 アクセス 概要 15世紀前半、この地の国人であった奥山氏が築いたと考えられています。遠江最北端、信濃との国境近くに位置し、街道や国境警備を目的としていました。 15世紀末には今川氏の配下に入ったと考えられます。今川氏が衰退した1569年には信州の遠山土佐守の侵攻により落城、1572年には武田氏配下…

  • 続百名城 芥川山城 (159・大阪府高槻市) 2/2-三好政権の首都 西曲輪群と大手道へ

    引き続き芥川山城を巡ります。眺めの良い主郭に、二重堀切の田の丸、石垣の残る大手道と見どころ盛りだくさんの後編です。特に大手道は急ですので、足元にはお気をつけて。 お城:芥川山城 大阪府高槻市HP:続日本100名城 芥川山城跡 - 高槻市ホームページ訪問日:2022年3月 訪問記 西曲輪群 田ノ丸 大手石垣 感想 アクセス 訪問記 西曲輪群 鞍部を抜けて、西曲輪群の腰曲輪へ。今まで鬱蒼とした山城でしたが、急に視界が開けて印象が変わります。 遠く大阪都心部や 麓の市街地の眺望も楽しめます。素晴らしい景観で登った疲れが吹っ飛びます。ビル群は違うにせよ、当時もこうして見下ろしていたのかな 主郭方面へ登…

  • 続百名城 芥川山城 (159・大阪府高槻市) 1/2-三好政権の首都 東、中央曲輪群へ

    大阪の続100名城、芥川山城へ。 高槻と聞くとベッドタウンのイメージしかありませんでしたが、なかなか立派な山城がありました。規模はかなりのもので遺構も良い残り具合。私有地ということで案内は最小限でしたが、公開して下さっている心意気も嬉しい限り。 よくよく下準備していきましょう。 お城:芥川山城 大阪府高槻市HP:続日本100名城 芥川山城跡 - 高槻市ホームページ訪問日:2022年3月 概要 訪問記 東曲輪群 中央曲輪群 概要 1516年ごろまでに細川高国が築城し、家臣の能勢頼則が入りました。 細川高国と細川晴元の争いを経て晴元が入城しますが、1553年にはその晴元を追放した三好長慶が入りまし…

  • 大河内城 (三重県松阪市) -織田軍が落とせなかった堅城

    三重県松阪市の大河内城へ。こちらも北畠氏関連の史跡です。織田氏の侵攻に耐え、和睦に至ったという歴史を持つ堅城。 今は静かな山城跡ですが、地域の方に大切にされている様子が良く伝わりました。フラッと訪れても遺構を楽しめますが、準備をしていればより楽しめたかな。 お城:大河内(おかわち)城 三重県松阪市HP:大河内城跡(県指定史跡) - 観光情報 - 松阪市観光協会訪問日:2023年3月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 1415年、北畠満雅が弟、顕雅に命じ、築城したとされます。顕雅や子息が入り、その子息は大河内御所を称しました。 1569年、信長の伊勢侵攻の際、当主、北畠具教は多気(訪問記)から…

  • 百名城 松坂城 (48・三重県松阪市) 2/2 -蒲生氏郷の高石垣 搦手から御城番屋敷へ

    引き続き、松坂城を散策。今回は天守台の後、きたい丸から搦手口方面、さらには今の城域を少しはみ出して御城番屋敷も回ります。 この御城番屋敷、とても美しい外観かつ、今も現役バリバリの武家屋敷というかなりレアな物件。はみ出して見てみて良かった。 その1はこちら tmtmz.hatenablog.com お城:松坂城 三重県松阪市HP:国指定史跡・日本100名城 松坂城跡 - お肉のまち 松阪市公式ホームページ訪問日:2017年3月、2023年3月 訪問記 きたい丸 隠居丸・二ノ丸・裏門 御城番屋敷 感想 アクセス 訪問記 きたい丸 天守台から下りて、きたい丸方面を散策するところから再開です。 縄張図…

  • 百名城 松坂城 (48・三重県松阪市)1/2- 蒲生氏郷の高石垣 大手から本丸へ

    百名城の松坂城へ。 松阪と言えば牛肉かもしれませんが、有名店の近くにある松坂城にも、負けず劣らず?素晴らしい石垣が残っています。 商都松阪の礎となった城であり、その城下町であり、元をただせば牛肉が有名になったことにもどこかではつながるでしょう。知らんけど。お肉の待ち時間にも、食後の腹ごなしにも、それ以外にも、少し歩いて高石垣を見に行ってはいかがでしょうか。 お城:松坂城 三重県松阪市HP:国指定史跡・日本100名城 松坂城跡 - お肉のまち 松阪市公式ホームページ訪問日:2017年3月、2023年3月 概要 訪問記 表門~本丸下段 本丸上段~天守台 概要 1588年、蒲生氏郷が松ヶ島城に代わる…

  • 高城 (三重県松阪市) -阿坂城から出城へ向かう

    阿坂城訪問からその足で出城の一つ、高城へ。そのままハイキングコースをなぞる形になりました。 あくまで出城、附ではありますが、国指定史跡。大きくはなくとも良好な遺構がありました。登りもほとんどなくて足にも優しいですし。 お城:高城 三重県松阪市HP:公式のものはありません訪問日:2023年3月 概要 訪問記 阿坂城から高城へ 高城散策 感想 アクセス 概要 築城時期などは不明です。室町時代に築かれ、枳城とともに阿坂城の出城であったと考えられています。 織田信長による伊勢侵攻の際には、阿坂城攻めにおいて同様に木下藤吉郎率いる軍勢の攻撃を受けて落城したとも伝わります。 阿坂城と合わせて附として国指定…

  • 阿坂城 (三重県松阪市) -白米伝説の地

    三重県の阿坂城へ。 椎ノ木城と白米城とも呼ばれる2つの郭を持つ山城は、白米にまつわる伝説が残る地。今の姿は、30分の登りが必要な山城とは思えないほどの人気の地でした。 遺構も素晴らしかったですが、そこに興味を持つ人はどれくらいいたかなぁ。 お城:阿坂城 三重県松阪市HP:阿坂城跡(国指定史跡) - 観光情報 - 松阪市観光協会訪問日:2023年3月 概要 訪問記 浄眼寺 椎ノ木城 白米城 感想 アクセス 概要 築城時期は定かではありませんが、北畠氏が築いたと考えられています。記録上の初出は1352年です。 1415年、城主、北畠満雅は足利幕府軍を迎え撃ちます。水断ちに出た幕府軍に対して、馬の背…

  • 五箇篠山城 (三重県多気町) -北畠氏再興ならず

    多気北畠氏居館跡からその足で向かったのは、五箇篠山城。 記録は少ないものの、この地の古城の多分に漏れず、やはり北畠氏関連のエピソードを持ちます。 訪問理由はルート上にあるから、という軽いものでしたが、アクセス容易なわりに遺構の残りは良く、良い意味で裏切られた名城でした。北畠氏居館跡からのルートに選んだ道路には悪い意味で裏切られましたが。 お城:五箇篠山城 三重県多気町HP:自然地形を巧みに利用−五箇篠山城の攻防訪問日:2023年3月 概要 訪問記 仁柿峠越え 五箇篠山城訪問 感想 アクセス 概要 鎌倉時代中頃、野呂氏隆が築いて以来、野呂氏の居城であったと伝えられています。 文献上の初出は、13…

  • 続百名城 霧山城 (153・三重県津市) -北畠氏の本拠、戦時の詰城へ

    北畠氏詰城のあとは、もちろんその奥の詰城、霧山城へ。 居館跡からほど近かった北畠氏詰城とは異なり、山奥深くに位置する、まさに戦時の詰城と言った様相の霧山城。 遠く高く登りましたが、疲れも吹き飛ばす素晴らしい遺構と、なにより良い雰囲気に出会えました。 お城:霧山城 三重県津市HP:津市 - 多気北畠氏遺跡の概要訪問日:2023年3月 概要 訪問記 登城路 南曲輪(鐘撞堂) 北曲輪・本丸 感想 アクセス 概要 1342年から8代にわたる北畠氏の本拠でした。霧山城は、麓の北畠氏居館、その隣の北畠氏詰城からさらに奧に設けられた戦時の詰城でした。 1576年の三瀬の変で北畠氏は滅亡となりますが、その際、…

  • 続百名城 北畠氏詰城(153・三重県津市) -北畠氏の本拠地、詰城へ

    宇陀松山城から県境を越えて実は近くの続百名城 多気北畠氏居館跡へ今回は、その中でも北畠氏詰城を訪問です。 麓の居館の近くに築かれた詰城は規模こそ大きくありませんが、居館や城下町の跡を眺める眺望はおそらく当時のままで、当時の意図を感じられるような気がしました。 お城:北畠氏詰城 三重県津市HP:津市 - 多気北畠氏遺跡の概要訪問日:2023年3月 概要 訪問記 伊勢奥津駅再訪 北畠氏詰城 感想 アクセス 概要 1342年から8代にわたった北畠氏の本拠でした。北畠氏詰城は、麓の居館の西に設けられた詰めの城で、さらに西に戦時の詰城である霧山城を持ちました。 詳しくはこちらを参照ください。 tmtmz…

  • 宇陀松山城周辺散策- 門跡をたどって城下町を散策

    宇陀松山城を回ったその足で、麓に残る遺構と城下町を散策です。 麓の門跡は、とても立派でスルーするのは惜しい施設。そして城下町は、宇陀千軒と呼ばれた名残を強く感じさせる魅力的な風景。 登りと下りを別ルートにして麓の散策をいれたのは正解でした。 宇陀松山城の記憶はこちらから。 tmtmz.hatenablog.com 春日神社・春日門跡 春日門跡 松山城西口関門 城下町散策 春日神社・春日門跡 宇陀松山城から春日門ルートで下山したところから再開です。まずは現在いる春日神社を参拝しましょう。右奥から出てきて、左奥へ向かう形です。 境内の看板によると創建は分からないものの、少なくとも1594年の絵図に…

  • 続百名城 宇陀松山城 (166・奈良県宇陀市) -破城の歴史残る大和の名城

    奈良県宇陀市にある続百名城、宇陀松山城へ。 周囲には城下町も残り、恥ずかしながら存じ上げませんでしたが、城を中心とした観光地となっていました。地元では秋山城とも呼ばれ親しまれています。 まずはお城部分から。多少の登りはありますが、その分眺望は素晴らしい。近世城郭としては短命だったものの、随所に残る石垣や遺構、破城の資料など、濃密な歴史も興味深いところでした。 お城:宇陀松山城 奈良県宇陀市HP:宇陀市/史跡宇陀松山城跡訪問日:2023年3月 概要 訪問記 まちかどラボ~雀門 中心郭群 春日門ルート 感想 アクセス 概要 戦国時代、国人であった秋山氏が築いた秋山城が前身と考えられています。 15…

  • 岩村城周辺散策 -岩村城下町を散策

    岩村城散策、最後は岩村城下町を散策です。 1.3kmに渡って古い町並みが残る、重伝建指定地域の岩村城下町。かつての名家が立ち並び、レトロ看板など細かな見どころも良く残っていました。 見て楽しいのはもちろん、食べて楽しいスポットもたくさん、、、あったんだと思います。次は開いている時間に行くぞ笑 岩村駅〜いわむら美術の館 下町枡形 下町枡形~上町常夜燈 岩村駅〜いわむら美術の館 岩村城から少しワープして、再度岩村駅から散策開始です。岩村駅と岩村城の間に広がる岩村城下町を散策していきます。 駅から城下町の中心は少し離れていて、駅前はお世辞にも華やかとは言いづらい様子。それはそれでよいのですが、観光地…

  • 百名城 岩村城 (38・岐阜県恵那市)2/2 -残雪の三大山城 六段壁を抜けて本丸へ

    岩村城訪問の記憶、後編です。 麓から登ってようやくたどり着いた六段壁から本丸へ。ここまでの素晴らしい遺構を越える壮大な石垣を見に行きますよ。 前編はこちら。 tmtmz.hatenablog.com お城:岩村城 岐阜県恵那市HP:http://onna-jyoushu.iwamura.jp/訪問日:2017年7月、2022年3月 訪問記 六段壁 南曲輪 出丸 二の丸 本丸 長局埋門 感想 アクセス 訪問記 六段壁 前回、菱櫓を抜けて眼前に現れた六段壁から再開です。 その前にもう一度全体像をおさらい。出丸にあった案内図をお借りしています。 「現在地」が出丸になっていますが、六段壁からリスタート…

  • 百名城 岩村城 (38・岐阜県恵那市)1/2 -残雪の三大山城 山麓から菱櫓へ

    明知鉄道でたどり着いた岩村駅から、そのまま百名城の岩村城へ。日本一高い地にある城として、三大山城とも呼ばれます。 ただ、三大山城の箔がなかったとしても、その遺構だけで訪問する価値は大アリ。登りはなかなかしんどいですが、山中に残る素晴らしい石垣を見れば登る元気も出てくるものです。 お城:岩村城 岐阜県恵那市HP:http://onna-jyoushu.iwamura.jp/訪問日:2017年7月、2022年3月 概要 訪問記 山麓居館部 登城口~一の門 土岐門~菱櫓 概要 築城時期は不明ですが、1185年に加藤景廉が遠山荘の地頭となり、その長男、景朝が築いたともされます。 戦国時代末期には、武田…

  • 明知城周辺散策 -明知鉄道で岩村へ

    明知城散策に続いて、第三セクター明知鉄道で少し移動して岩村へ。 城好きなら訪問先のお城の目星もつくとは思いますが、今回は明知鉄道の乗車記です。 末端部分をかじっただけですが、レトロ、ローカルな良い雰囲気と頑張る3セクの心意気の一端を味わうことはできたんじゃないかな。 明智鉄道明知線 明智駅~岩村駅 岩村駅 明智鉄道明知線 簡単に路線概要から。 岐阜県恵那市の恵那駅から明智駅を結ぶ25kmほどのローカル線です。かつては国鉄の路線でしたが、1981年に第三セクター化し、今に至ります。列車内の路線案内。これで全部の小さなローカル線です。 日本有数の急こう配の駅が複数あるなど面白い特徴もありつつ、車窓…

  • 明知城周辺散策 -日本大正村と明知遠山家ゆかりの地をまわる

    明知城の遺構に触れたその足で、今度は麓の街並みを巡ります。遠山氏が治めた明智の町は、江戸時代から宿場町として栄えましたが、さらに花開いた大正期以降の建築物が多数残り、日本大正村として売り出しています。 そんな大正村ともちろん明知遠山家ゆかりの地を回ります。 日本大正村 大正路地 金幣社八王子神社 龍護寺 日本大正村 場所は戻って明智駅前。ここにある日本大正村の広い駐車場からスタートです。この日本大正村、テーマパークに分類されてはいますが、入場料などはなく、町全体に残る大正レトロな雰囲気と有料施設を楽しむ施設となっています。街歩き趣味にはうってつけ。 大正浪漫亭のレストランやお土産処も気になりま…

  • 明知城 (岐阜県恵那市) 2/2-畝状空堀群を回る

    引き続き、岐阜県恵那市の明知城へ。明知城でも特に著名な遺構の数々、貯水池や畝状空堀群を回っていきます。 思わず声が出るほどの遺構でした。すごい。 お城:明知城(白鷹城)岐阜県恵那市HP:明知城跡|観光スポット|岐阜県観光公式サイト 「岐阜の旅ガイド」訪問日:2022年3月 訪問記 大竪堀・明智光秀公学問所 畝状空堀群 感想 アクセス 訪問記 大竪堀・明智光秀公学問所 主郭から折り返してまだ見ぬ畝状空堀群へ向かいましょう。こちらの縄張図でいう所、主郭東が二の丸で、その二の丸と南の出丸の間から東方向へ下り、青で描かれた空堀を南、北へと見ていきます。 まずは、二の丸と出丸をつなぐ土橋から東の搦手方面…

  • 明知城 (岐阜県恵那市) 1/2-明智光秀ゆかりの城を大手道から本丸へ

    岐阜県に二つある明智/明知城の内、恵那市の明知城へ。 明智光秀生誕の地とも言われていますが、それより印象的だったのはその遺構。どこを見ても素晴らしい遺構の数々でした。 まずは大手道を本丸へ向かいます。 お城:明知城(白鷹城)岐阜県恵那市HP:明知城跡|観光スポット|岐阜県観光公式サイト 「岐阜の旅ガイド」訪問日:2022年3月 概要 訪問記 明知陣屋 大手口から出丸へ 二の丸~本丸 概要 1247年、遠山景重が築城したと伝わります。 明知城のある東濃地域は、戦国時代に織田家と武田家の争奪戦の舞台となりました。 1574年、明知城は武田家の侵攻を受け、落城します。1575年、長篠の戦いで武田軍が…

  • 続百名城 田丸城 (154・三重県玉城町) 2/2 -二の丸、本丸から天守台へ

    前回に引き続き、田丸城を散策。大手道を進んでいきましたが搦手から一度出てしまったので笑、もう一度入って二の丸、本丸、天守台と中央部を順にみていきます。 非常に残りの良い遺構たちを見ていきますよ。 その1はこちら。 tmtmz.hatenablog.com お城:田丸城 三重県玉城町HP:田丸城跡|見どころ|玉城町訪問日:2020年1月, 2023年3月 訪問記 二の丸 本丸 天守台 感想 アクセス 訪問記 二の丸 前回最後に訪れた搦手口からスタートです。 この搦手口、住宅街の狭い道の突き当りに位置していて、今も完全に裏口なのですが、遠くからも見える立派な看板が立ちます。隣を走るJR参宮線に向け…

  • 続百名城 田丸城 (154・三重県玉城町) 1/2-大手から北の丸、本丸下段を経て搦手へ

    三重県の続百名城めぐり、最後は田丸城へ。こちらもやはり北畠氏の城でしたが、その後は織田信雄の手が入って、さらに江戸時代まで使われていました。 始まりは町役場に中学校に、ではありますが、その奥には素晴らしい遺構が残ります。アウェー感にめげずにその先まで見に行きたいところ。 お城:田丸城 三重県玉城町HP:田丸城跡|見どころ|玉城町訪問日:2020年1月, 2023年3月 概要 訪問記 続百名城スタンプ・大手門・二の門 北の丸 搦手へ 概要 1336年、北畠親房が南朝方の拠点として築いたとされます。南北朝時代に争奪戦が繰り広げられたのち、北畠氏の居城となりました。 信長の伊勢侵攻の結果、北畠具教の…

  • 2023年振り返り 今年もありがとうございました

    あっというまに2023年も年の瀬。皆様いかがお過ごしでしょうか。 私は、今年ついに年賀状を卒業し、年末の仕事は大掃除だけ。それも済ませて、コロナ禍以来の帰省中、のんびり寝正月モードです。 寝正月を迎える前に、このブログも年越し準備。一年を振り返らせていただきます。 その前に。 今年も一年、このブログを訪問し、反応を送って下さり、ありがとうございました。年々落ちる投稿頻度も原因は明確で、家族が増えたから。当面はこんな感じが続きそうです。 まあぼちぼちと、細々と続けていけたらと考えておりますので、たまーに思い出していただきつつ、末永くお付き合いいただけますと幸いです。 こちらは2023年、もっとも…

  • 続百名城 多気北畠氏城館(153・三重県津市) -名松線で向かう北畠氏の本拠地

    津城に引き続き、再訪の機会を得た多気北畠氏城館の記事を更新です。 名松線で向かったのはコロナ前のことですが、いま思い返しても楽しい訪問でした。地元の方とふれあって良い思い出ができると、土地の印象が一気に良くなりますよね。 再訪は車でしたが、名松線も再訪したいところ。2020年の訪問記に再訪時の写真を追加して更新しました。 お城:多気北畠氏城館 三重県津市HP:津市 - 多気北畠氏遺跡の概要訪問日:2020年1月, 2023年3月 概要 訪問記 伊勢奥津駅 多気北畠氏城館 感想 アクセス 概要 1342年、北畠顕能が築いたと言われます。その後、8代にわたり北畠氏の本拠でした。 8代具教は織田信長…

  • 続百名城 津城 (152・三重県津市) -藤堂高虎を感じる高石垣

    このブログ始めた最初に訪れた津城に縁あって再訪。街中の開発の波に揉まれた部分はありますが、今ものこる内堀に高石垣は見事です。 この数年の自分の目の成長も感じつつ、改めて楽しんできました笑2020年の訪問記に再訪時の写真を追加して更新しました。 お城:津城 三重県津市HP:津市 - 「津城跡」訪問日:2020年1月、2023年3月 概要 訪問記 本丸・西之丸内部 津城外周・スタンプ 感想 アクセス 概要 1570年、織田信長の弟、信包により本格的な城として築かれました。1580年には五層の天守も完成し、城下町も形作られました。 富田信高の頃におこった関ケ原の戦いでは、西軍からの攻撃を受け、開城と…

  • 西高木家陣屋跡 (岐阜県大垣市) -三軒並ぶ交代寄合美濃衆の陣屋跡

    西濃遠征の最後は、久しぶりに陣屋跡を訪問。 西高木家陣屋跡。西、北、東の3家からなる交代寄合美濃衆の陣屋跡です。 陣屋跡ではありますが、石垣に長屋門も残っており、遺構の残りは素晴らしい。さらに近くに東、北家の現存建築や遺構も見られて、一粒で三度おいしいような訪問となりました。 お城:西高木家陣屋跡 岐阜県大垣市HP:国指定史跡 西高木家陣屋跡(にしたかぎけじんやあと) 大垣市公式ホームページ/水の都おおがき訪問日:2022年8月 概要 訪問記 西高木家陣屋跡 東高木家陣屋跡・北高木家陣屋跡 感想 アクセス 概要 美濃南部の土豪であった高木家が、関ケ原の戦いの功により4300石を与えられて入…

  • 大垣城周辺散策 -城下町に残る堀の痕跡をたどる

    引き続き、大垣城の周辺を散策します。ギリギリまで市街化してしまった大垣城ですが、探せば痕跡はあるものですね。外堀と美濃路を巡り、かつてはこんなに広い城だったのか、と想像しながらの散策となりました。 その分、足は完全に棒になりましたが笑 水門川 東総門・大手門 大垣宿本陣・西総門 水門川 大垣城の本丸、天守を愛でたあとは、城下町大垣観光マップに従って周辺に残る名残を探しに向かいましょう。大垣城の記事でも触れた通り、今は本丸と二の丸付近だけが大垣公園として整備されていますが、かつての外堀が水門川として整備されています。 今回は、図中央の大垣城から北の水門川を経て、右上角の東総門から左下の西総門まで…

  • 続百名城 大垣城 (144・岐阜県大垣市) -地域のシンボルとなった天守へ

    墨俣城に続いては大垣城へ。 街中の平城ということで開発の波にのまれた所もありますが、その分のこった天守への思いも一入というところでしょうか。いろいろなところにコピー模擬天守が建てられていますし。 ただ、やっぱり縄張りも追いたくなってしまいますが。 お城:大垣城 岐阜県大垣市HP:大垣城 大垣市公式ホームページ/水の都おおがき訪問日:2022年8月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 1535年に宮川安定、または1500年に竹腰尚綱が築いたと言われています。この頃は牛屋城と呼ばれ、小さな城郭でした。 斎藤家、織田家による争奪戦が繰り広げられ、最終的に斎藤家が治めました。1561年、氏家直元が…

  • 墨俣城 (岐阜県大垣市) -かの有名な一夜城と墨俣宿

    西濃地方へ遠征。まずはいろいろな意味で有名な有名な墨俣城へ。一夜城伝説、あらかじめ組んだ木材を流して建てた秀吉の大手柄は非常に有名ですね。 信憑性の議論も吹っ飛ぶような現地の現状ですが、周辺には興味深いスポットもチラホラ。散策してみると良いところでした。 お城:墨俣城 岐阜県大垣市HP:墨俣一夜城(大垣市墨俣歴史資料館) 大垣市公式ホームページ/水の都おおがき訪問日:2022年8月 概要 訪問記 墨俣城 墨俣宿 感想 アクセス 概要 墨俣の地はもとより要衝で、斎藤氏が築いた洲俣要害がありました。1561年、織田信長が美濃を攻め、洲俣要害を奪い、改修したことが記録されています。 1566年、…

  • 続百名城 高天神城(147・静岡県掛川市)2/2-東峰の本丸へ

    前回に引き続き、高天神城。今回は東峰を回ります。 全く様相が異なる一城別郭を間近に見られるのは貴重ですね。西峰ほどの深い堀切はなくとも、断崖の上の東峰もやはり堅固な名城でした。 お城:高天神城 静岡県掛川市HP: 高天神城跡 - 観光サイト訪問日:2019年5月、2023年2月 訪問記 東峰 感想 アクセス 訪問記 東峰 西峰の探索から戻って二つの尾根をつなぐ井戸曲輪から再スタート。再度、略図にご登場願います。右側に描かれた東峰は、最高地点に築かれた本丸から御前曲輪、三の丸と並びます。また、本丸ふもとに的場曲輪も持ちます。 的場曲輪から本丸、御前曲輪、三の丸、追手門へと逆順で進みましょう。 「…

  • 続百名城 高天神城(147・静岡県掛川市)1/2-武田流改修の跡が残る西峰へ

    続百名城 高天神城へ。高天神を制する者は遠州を制するとも言われた要衝でした。 大河ではチラッと登場程度かつ、訪問はそれよりずっと前でしたが、それでもたくさんの観光客。注目度の高さを感じつつ、西峰の遺構を見てまわられていた方は少なかったような。今もはっきりと残る素晴らしい遺構を手軽に感じられてとても面白いので、本丸だけでなく堂の尾曲輪方面にも足を延ばされるのをおススメします。 お城:高天神城 静岡県掛川市HP: 高天神城跡 - 観光サイト訪問日:2019年5月、2023年2月 概要 訪問記 掛川駅から高天神城へ 高天神城西峰 概要 築城時期は諸説あり、今川氏が勢力を拡大する中で築かれたと考えられ…

  • 小布施の街並み散策 東信の城めぐり旅⑩

    荒砥城に引き続いては、栗と北斎と花のまち 小布施へ。地域も違えば城でもなく、タイトル詐欺も甚だしいですが、良い所なのでちょいと遠くに立ち寄りたくなってしまいまして。 美味しい栗と蕎麦、北斎さんの天井絵と一足延ばした甲斐は大ありでした。そりゃ人気にもなりますね。 小布施栗 小布施街歩き-小布施陣屋跡 岩松院 雁田薬師 小布施栗 早朝の荒砥城散策からその足で、北信濃有数の観光地、小布施へ。11:00前の到着で、人も多けりゃ車も多い。GWの小布施を侮っていたかもしれません。街並み写真すらろくに撮れない人の多さ。途切れたところで1枚。 何とか車を置いたらすぐ栗グルメに向かいます。早く行かないとやばそう…

  • 荒砥城 (長野県千曲市) -バブルの香り感じる温泉街の復元山城 東信の城めぐり⑧

    東信の城めぐり、続いては復元山城で有名な荒砥城。 ネット上でも多数紹介されていますが、実際に見て感じる復元建物や周辺の雰囲気はやはり違います。遺構が分かりやすいともっと良いですが、それでも気軽に登れて雰囲気が分かる山城は貴重ですね。 お城:荒砥城 長野県千曲市HP:城山史跡公園「荒砥城跡」/千曲市訪問日:2022年5月 概要 訪問記 おまけ 戸倉上山田温泉街 感想 アクセス 概要 室町時代末期、この地の豪族村上氏の一族、山田氏によって築かれたとされます。村上氏は武田氏と争いますが、1553年に本拠の葛尾城が落城。山田氏は滅亡しました。 その後、武田氏家臣の屋代氏が屋代城から移ります。 川中島の…

  • 姨捨の棚田を散策 -東信の城めぐり⑧

    絶景で名高い姨捨の棚田へ。三大車窓の姨捨駅も併せて巡ってきました。噂にたがわぬ絶景、素晴らしかった。今度は列車で夜景を見たいかな。 姨捨の棚田・長楽寺地区 姨捨駅 姨捨の棚田 姪石地区 姨捨の棚田・長楽寺地区 この旅で初めて城でも宿場町でもない場所へ。たまにはこういう場所にも行きますよ笑 向かったのは景色で名高い姨捨の棚田。もちろんお目当ても棚田の景色です。 棚田というからには、付近は斜面と狭い道路となかなかに不安をあおってきますが、そんな対向車の不安を乗り越えて、日本遺産センターの駐車場にやってきました。まあ実際には行きも帰りもすれ違わなかったんですけどね。ひそかに車を停める場所も心配してい…

  • 百名城 上田城下町散策-上田藩主居館跡・柳町 東信の城めぐり旅⑦

    上田城訪問から引き続き、周辺の城下町をぶらぶら。 さすがに一面の城下町という雰囲気ではありませんが、所々に居館の名残や雰囲気の良い商店街も残っています。 いつも時間が合わずに町並みを歩くだけのことが多いですが、この時は珍しく買い物もできました。 散策も楽しいですが、お店に入れるとまた違いますね。柳町はちょっと足を延ばす必要はありますが、足を延ばして正解でした。 上田藩主居館跡 柳町 上田藩主居館跡 上田城散策を終えたところからスタートです。 上田城訪問の記憶はこちら。 tmtmz.hatenablog.com 二の丸橋から大手に抜けて、正面の観光協会のお土産と展示には目もくれず、時間がなかった…

  • 百名城 上田城 (27・長野県上田市) 2/2-真田氏の居城、本丸へ 東信の城めぐり旅⑥

    引き続き上田城を散策。今回は本丸を回ります。 本丸の目玉はなんといっても3つの櫓と櫓門。特に東虎口は雰囲気がすばらしい。さすがの人出も頷けるもので、復原頂いた判断に感謝です。こんな櫓がまさか遊郭になっていたとは。 その1はこちら tmtmz.hatenablog.com お城:上田城(27)長野県上田市HP:【上田城】真田氏・仙石氏・松平氏の居城 長野県上田市の観光スポット訪問日:2016年8月、2022年5月 訪問記 本丸下の段・西櫓 本丸上の台 東虎口櫓門・南櫓・北櫓 感想 アクセス 訪問記 本丸下の段・西櫓 尼ヶ淵から登った、西櫓近くの西虎口から散策再開。西虎口と言ってもどうしても西櫓に…

  • 百名城 上田城 (27・長野県上田市) 1/2-徳川を二度破った真田氏の本拠地 尼ヶ淵を巡る 東信の城めぐり旅⑤

    長野県は東信地方の城めぐりの旅、さらに千曲川を下って上田へやってきました。 もちろん目的地は上田城 真田氏ゆかりの上田市の一大観光名所だけあって、さすがに人気ですね。 その1は上田城の二の丸、尼ヶ淵を回ります。大手から東虎口櫓門へと入ってしまうことが多いですが、尼ヶ淵から見上げると、なぜここに城を築いたのかよく分かる気がしました。 お城:上田城(27)長野県上田市HP:【上田城】真田氏・仙石氏・松平氏の居城 長野県上田市の観光スポット訪問日:2016年8月、2022年5月 概要 訪問記 二の丸北虎口 二の丸堀 尼ヶ淵 概要 1583年、真田昌幸が築城を開始しました。当時は千曲川の分流、尼ヶ淵に…

  • 海野宿 (長野県東御市) -用水流れる北国街道の宿場町 東信の城めぐり旅④

    今回の長野遠征その4は城めぐりからいったん離れて街並み散策向かったのは海野(うんの)宿です。 北国街道の宿場町としてガイドブックにも載る観光地ですが、その割に過度に観光地化されておらず、昔を想像できる風情ある街並みを落ち着いて楽しむことができました。表通りはもちろん、路地裏まで素晴らしい景色でした。 白鳥神社 海野宿の街並み アクセス 白鳥神社 旅の2日目、海野宿の散策は東端の第1駐車場からスタート。GWで混んでるかと思っていましたが、中日の平日だとそうでもない様子。 海野宿は千曲川沿いの宿場町、すごく自然を感じられる様子で川が流れています。ただ、2019年には台風の被害もあったよう。やたら綺…

  • 百名城 小諸城 (28・長野県小諸市)2/2 -日本唯一の穴城 本丸へ 東信の城めぐり旅②

    小諸城訪問の続き。その2では本丸と天守台を回っていきます。何度見てもよい、古城の雰囲気抜群の苔むした野面の石垣を見てまわります。 その1はこちら。 tmtmz.hatenablog.com お城:小諸城(28)長野県小諸市HP:小諸城址・懐古園 信州・小諸|詩情あふれる高原の城下町|こもろ観光局訪問日:2016年8月、2017年7月、2022年5月 訪問記 本丸、本丸周辺 天守台 おまけ 感想 アクセス 訪問記 本丸、本丸周辺 前回最後の黒門橋、紅葉谷から散策再開です。 越えた先には黒門。一の門とも呼ばれた門がありました。これまでの門同様に、こちらにも礎石が残ります。 そしてその先は導線が…

  • 百名城 小諸城 (28・長野県小諸市)1/2 -日本唯一の穴城 大手門、三の門へ 東信の城めぐり旅②

    龍岡城からその足で向かったのは小諸城小諸なる古城のほとりとも歌われた、立派な門や天守台石垣が印象的な百名城です。 と、行く前に書けてしまう3度目の訪問でしたが、それでもやっぱり良い城でした。良いものは何回見ても良いものですね。 お城:小諸城(28)長野県小諸市HP:小諸城址・懐古園 信州・小諸|詩情あふれる高原の城下町|こもろ観光局訪問日:2016年8月、2017年7月、2022年5月 概要 訪問記 大手門 三の門 二ノ丸、二の門 概要 小諸に城が築かれたのは、平安末期から鎌倉時代、小室光兼の館に遡るとされます。 その後、大井氏がこの地を支配。1487年、大手門北側に鍋蓋城を、子孫が二の丸…

  • 続百名城 龍岡城 (129・長野県佐久市) -日本に2つ五稜郭 長野城めぐりの旅①

    久しぶりの遠征の記憶は、長野の城めぐり魅力的な山城も多い地で、今回は百名城中心に回っていきます。 最初は龍岡城。日本で2番目に有名な五稜郭でしょう。 地方に建てられた当時最先端の稜堡式城郭。突っ込みどころは多くとも、当時の考えが感じられる名城でした。 お城:龍岡城(129) 長野県佐久市HP:国史跡 龍岡城跡 佐久市ホームページ訪問日:2022年5月 概要 訪問記 五稜郭であいの館・続100名城スタンプ 龍岡城 おまけ 感想 アクセス 概要 1864年、三河奥殿藩主だった松平乗謨(大給恒)が信州に本領を移転、築城しました。西洋の築城術を学んでいた乗謨は稜堡式城郭(星形要塞)を設計しました。…

  • 続百名城 吉田城(151・愛知県豊橋市)-豊川望む復興櫓

    愛知県豊橋市の続百名城、吉田城へ。 復興鉄櫓が観光の目玉ですが、足元の石垣や空堀は続百名城に違わぬ残り具合。そもそも公園の駐車場脇から立派な土塁が残っていますし。 綺麗な豊橋公園にここまでの遺構が残っていたとは。 お城:吉田城(151)愛知県豊橋市HP:吉田城/豊橋市訪問日:2019年12月、2022年6月 概要 訪問記 三の丸・二の丸 本丸・腰曲輪 感想 アクセス 概要 1505年、今川氏親の命により牧野古白が築いた今橋城が前身とされます。度々城主がかわりますが、今川義元の頃に落ち着き、吉田城と呼ばれ始めます。 1564年、今川氏の勢力が弱まると松平家康が奪い、酒井忠次が城主となります。家康…

  • 沓掛城 (愛知県豊明市) -今川義元最後の晩餐の地

    愛知県豊明市にある沓掛城へ。 桶狭間古戦場にもほど近い平城は、合戦前日に今川義元が最後に宿泊した城です。今はのどかな城址公園に緊迫感は感じられませんが、当時は何を思って宿泊していたのでしょうか。 お城:沓掛城 愛知県豊明市HP:沓掛城址公園 【公式】愛知県の観光サイトAichi Now訪問日:2022年2月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 14世紀ごろ、近藤宗光が初代城主としてこの地を治めていたとされます。近藤氏は一度織田氏の下に入りますが、九代景春の頃には今川氏の傘下となります。 桶狭間の戦いの前日、今川義元がこの城で戦の準備を整えました。 桶狭間の戦いで今川方が大敗を喫する中、落城…

  • 清洲城 (愛知県清須市) -新幹線から見えるあの天守のお膝元へ

    名古屋城からその足で、名古屋の前の尾張の中心、清州城へ今は新幹線から見える派手な「天守」のイメージかな。大河の話題にちょうど乗り遅れる形でのご紹介となりました。 個人的には清州城と聞くと「鬼ころし」が最初に浮かんでしまいましたが、共感してくださる方いらっしゃるかな。名鉄で広告をよく見た記憶が。 お城:清州城 愛知県清須市HP:清洲城 清須市ホームページ訪問日:2022年2月 概要 訪問記 清州古城公園・清州公園 「清洲城天守」 清州城周辺散策・清州宿本陣 感想 アクセス 概要 1405年尾張守護であった斯波義重により築かれたとされます。当時守護所であった下津城の別郭であったとされますが、147…

  • 百名城 名古屋城 (44・名古屋市中区) 3/3-二之丸に残る見どころへ

    名古屋城散策の記事も三回目。一見よくある城址公園ですが、実はそこかしこに見どころがある二之丸を回ります。 東門から入った際、目の前に見える天守に惹かれる気持ちは分かりますが、一目散に向かうのは実にもったいないです。 お城:名古屋城(44)名古屋市中区HP:名古屋城公式ウェブサイト訪問日:2017年7月、2022年2月 訪問記 西之丸大手枡形 二之丸 二之丸庭園 二之丸西、東鉄門 感想 アクセス 訪問記 西之丸大手枡形 本丸を見終えて帰ってきました西之丸。この部分は、かつては西之丸ではなく本丸大手馬出でした。 痕跡は少ないですが、二之丸側には不思議な立地になってしまった石垣が残ります。二之丸側か…

  • 百名城 名古屋城 (44・名古屋市中区) 2/3-キラキラピカピカの本丸御殿へ

    引き続き、名古屋城を散策です。 いよいよ本丸。天守は入れなくても本丸御殿に入れるので、普通に観光の目玉になります。キラキラピカピカ、贅の限りを尽くした御殿は当時をよく再現されていて、素人でも十分にすごさが分かる造りでした。いやはや。 お城:名古屋城(44)名古屋市中区HP:名古屋城公式ウェブサイト訪問日:2017年7月、2022年2月 訪問記 本丸 本丸御殿 訪問記 本丸 引き続き本丸を巡ります。天守と御殿に目が行きがちですが、もちろんほかにも見どころがあります。 こちらは、本丸に3つあった虎口のうち搦手にあたる東門の枡形。大手と見紛う規模の枡形虎口かつては、今いる南側に東一の門と呼ばれる櫓門…

  • 百名城 名古屋城 (44・名古屋市中区) 1/3- 西之丸、御深井丸から本丸へ

    有名な有名な名城、名古屋城へ。尾張名古屋は城で持つ、であり、三名城であり、そのエピソードには事欠きません。 ただ、この趣味にハマってから見に行くのは初めて。隈なく回って、名城の名城たるゆえんを感じに行きますよ。天守には入れませんが。 お城:名古屋城(44)名古屋市中区HP:名古屋城公式ウェブサイト訪問日:2017年7月、2022年2月 概要 訪問記 西之丸 御深井丸 概要 1610年、家康の命により、今川氏の那古野城が置かれていた地に築かれました。西への備え、清州に代わる尾張の中心として、西国大名に天下普請が命じられました。 金鯱を載せた五重の天守を中心とした巨城が築かれ、三名城にも数えられま…

  • 2022年振り返り 今年もありがとうございました

    2022年も気づけば年の瀬。あわただしい師走の毎日、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 こんな場末のブログものらりくらりと3回目の年越しを迎えました。今年も自分の中では恒例の一年の振り返りをしていきたいと思います。 本題の前にこちらも自分の中では慣例に倣い、まずはこの記事でお伝えしたいことから。 今年も1年、拙い記事をお読みいただき、スター、コメントなどで反応していただき、ありがとうございました。 いろいろあって遠出もできておらず、投稿頻度も右肩下がりですが、きっと一時的なものと信じて、来年もマイペースに続けていけたらと思います。まずは遠出を再開するところからかな。 こちらは2022マイベスト写…

  • 続百名城 石垣山城 (126・神奈川県小田原市) -かの有名な一夜城へ

    数多くの逸話を持つ小田原の石垣山一夜城へ。 さすがに一夜というのは盛っているにしても伝わる話もなかなかすごい。さらにその規模もかなりすごく、これを小田原城から見たときの気分たるや。。。 小田原城からあと一歩足を延ばさないともったいない名城です。 お城:石垣山城(126)神奈川県小田原市HP:小田原市 石垣山一夜城訪問日:2022年6月 概要 訪問記 南曲輪・西曲輪 本丸・天守台 二の丸 井戸曲輪 感想 アクセス 概要 1590年、小田原攻めで秀吉により築かれた陣城で、東国最初の総石垣の近世城郭です。小田原城を望む笠懸山山頂に、わずか80日で築かれました。 一夜城伝説も伝わりますが、小田原城…

  • 続百名城 小机城 (125・横浜市港北区) 2/2-都会の森に残る空堀 北の空堀と西郭へ

    前回に引き続き、横浜市の小机城を散策です。 最初に見た南の空堀も本当に深くてすごい。。。と思いましたが、それをさらに越えてくる北の空堀。 本当によくこんな空堀を作ったものです。そしてそんな素晴らしい遺構がよく住宅街に残ってくれたものです。 前編はこちら tmtmz.hatenablog.com 訪問記 北側の空堀 つなぎの郭・本丸(西郭) 富士仙元 感想 アクセス 訪問記 北側の空堀 二の丸まで見たのが1回目。後編では二の丸から降りて、北側の空堀を見ていきます。 最初に通った南側の空堀よりさらに規模感を感じる空堀へ。いやーすごいどこまでも続く深く広い空堀。本来は到底のんびりしてられない場所です…

  • 続百名城 小机城 (125・横浜市港北区) 1/2-都会の森に残る深い空堀 南の空堀と東郭を巡る

    新横浜から一駅。素晴らしいアクセスの続百名城・小机城へ。 完全な住宅街を抜けると、深い堀に囲まれた素晴らしい遺構が待っていました。訪問の際は虫よけを忘れずに。 お城:小机城 横浜市港北区HP:市民の森・ふれあいの樹林ガイドマップ 横浜市訪問日:2019年9月、2022年6月 概要 訪問記 城内へ 二の丸(東郭) 概要 築城年代は定かではありませんが、15世紀半ばまでと考えられています。 1478年の長尾景春の乱で景春方が立てこもり、扇谷上杉方の太田道灌が攻略しました。上杉氏の領地となりますが、後北条氏の進出で廃城。後に改めて整備されたと考えられています。 小田原征伐でも合戦はなく、落城。その後…

  • 深草館 (山梨県北杜市) -危なっかしい橋の向こうの土塁に囲まれた館跡

    この趣味を始めて、指定史跡の区分を意識するようになりました。指定されていないより市町村、都道府県、国指定史跡は見応えがあることが多いから。 今回訪れた深草館は県指定史跡国とまでは行かなくても、県のお墨付きがあるのは違う、はずでした。 そもそもどうやって入るのコレ お城:深草館 山梨県北杜市HP:公式のものはありません訪問日:2022年2月 概要 訪問記 深草館 金生遺跡 感想 アクセス 概要 逸見清光築城とされる谷戸城の居館、または逸見清光の嫡男光長の居館ともされます。その後、清光の家臣、堀内下総守の居館となり、主税助の頃に落城しました。 北、東、南に堀を持ち、西には川が流れる立地に、土塁に囲…

  • 谷戸城 (山梨県北杜市) -土塁内側の空堀の意図は?

    要害山城に引き続き訪問したのは、北杜市にある谷戸城 古い時代に築かれた城ですが、ここも良い残り具合。整備も行き届いていて、気になる遺構をじっくり見ることができました。 ちなみにタイトルの疑問は結局疑問のまま。誰か教えてください。 お城:谷戸城 山梨県北杜市HP:谷戸城址(やとじょうし) ほくとナビ訪問日:2022年2月 概要 訪問記 駐車場~北側斜面 四の郭、五の郭 三の郭〜一の郭 南帯郭~搦手~西帯郭 感想 アクセス 概要 平安時代末期に甲斐源氏3代当主、逸見清光が築城したと伝わります。清光の子、武田信義は武田氏の初代当主です。 その後、武田氏の信濃侵攻や天正壬午の乱での北条氏の陣に使わ…

  • 続百名城 要害山城 (128・山梨県甲府市) 2/2 -武田信玄出生の地を二か所回る

    引き続き、要害山城を巡ります。主郭から東側の搦手にあたる方面、そのあと戻って麓の積翠寺へ。 遺構の多かった前半に引き続き、今回も良好な遺構がたくさん見られます。本当に頑張って登った甲斐ありました。 あと、ようやく武田信玄出生の地の碑を見られました。2カ所で。信玄は二人いたのか笑 訪問記 主郭 東側尾根 積翠寺 感想 アクセス 訪問記 主郭 主郭に辿り着いたところで区切りとしましたので、改めて主郭を一望。大手の通路に数多あった曲輪たちと比べてもずっと広い曲輪。また、ピークにあるため、背景もよく開けていて間違いなく主郭と言った趣です。 主郭周囲は土塁に囲まれていて、西側の門の周囲は今も十分な高さを…

  • 続百名城 要害山城 (128・山梨県甲府市) 1/2 -武田信玄出生の地・主郭へ

    武田家本拠の躑躅ヶ崎館、の詰城、要害山城へ 続百名城には本格的な山城も選ばれており、ここもそのひとつそれなりに山を登ることになりました。 とはいえ、遺構を考えると登らないのはもったいない。スタンプは駅前ですが、もう一声行きたいところです。 お城:要害山城(128)山梨県甲府市HP:甲府市/要害山(ようがいさん)訪問日:2022年2月 概要 訪問記 スタンプ@甲府駅前 藤村記念館 登山口~諏訪の水 諏訪の水~主郭西側の門 概要 1519年、武田信虎が甲府の躑躅が崎館(訪問記)に居館を移しました。翌年、詰城として築いたのが要害山城です。 1521年、今川氏軍勢の甲斐侵攻を受けて、正室が要害山城に避…

  • 長浜城 (静岡県沼津市) -櫓から臨むは三枚橋城か富士山か 北条水軍の本拠地へ

    伊豆半島の付け根、駿河湾沿いにある長浜城へ。 長浜城で調べると滋賀の長浜城がよくヒットしますが、こちらも負けないくらい面白いんじゃないかな。よく整備されて、小さい中に北条家の築城意図が詰まっている気がしました。 滋賀の長浜城はまだ行ったこと無いんですけどね。 お城:長浜城 静岡県沼津市HP:長浜城跡(ながはまじょうあと)/沼津市訪問日:2022年1月 概要 訪問記 第四曲輪~櫓~第一曲輪 腰曲輪~田久留和 田久留輪・安宅船模型 感想 アクセス 概要 15世紀後半ごろに築城されたと推定されます。 1579年、武田信玄が今の沼津市に三枚橋城を築いたことを受けて、北条氏は国境を守る城を築城。海からの…

  • 狩野城 (静岡県伊豆市) -絵師 狩野派の発祥の地

    伊豆半島の真ん中あたり、伊豆市の狩野城へ。 伊豆市にあった狩野荘を本拠とした狩野氏の狩野城。この狩野氏は有名な絵師の狩野派につながる系譜ともされています。 まぁ当たり前ですが城跡には大きな看板以外に絵師の痕跡はありませんので、絵に造詣が無くても大丈夫です。その分(?)整備された遺構が残っていて見どころアリ。絵師の名を借りなくても有名になってよいお城です。 お城:狩野城 静岡県伊豆市HP:伊豆市 観光情報 特設サイト訪問日:2022年1月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 平安時代末期に狩野氏によって築かれました。 1180年、時の城主、狩野茂光は子の親光とともに源頼朝の下で石橋山の戦いに参戦…

  • 坂本城 (滋賀県大津市) -琵琶湖に沈んだ幻の石垣を探して

    関西遠征最後は滋賀県の坂本城へ。2021年冬に話題になっていたあの石垣を見に行きます。 一列に並んだ石列は少しでも、あると無いとで大違い。今につながる大きな手掛かり、良いものでした。 お城:坂本城 滋賀県大津市HP:坂本城址 滋賀県観光情報[公式観光サイト]滋賀・びわ湖のすべてがわかる!訪問日:2021年12月 概要 訪問記 明智塚 湖に残る石垣 坂本城址公園 感想 アクセス 概要 1571年、比叡山焼き討ちの後、織田信長の命を受けて明智光秀が築城しました。安土城と並び称される壮大な城郭でした。 本能寺の変の後、山崎の戦いで敗れた明智光秀は坂本城に戻る道中で命を落とします。安土城にいた明智…

  • 百名城 明石城 (58・兵庫県明石市) 2/2-三重櫓が残る本丸へ

    明石城訪問2回目は本丸へ。 石垣と櫓にばかり目が行くところですが、本丸手前の深い空堀や櫓台など随所に想像力を刺激してくれます。最後には美味しい明石焼きも食べて、大満足の訪問でした。 お城:明石城(58)兵庫県明石市HP:明石城 公式ウェブサイト訪問日:2021年12月 訪問記 本丸 おまけ・明石公園で明石焼きを 感想 アクセス 訪問記 本丸 改めて二ノ丸最西部に帰ってきました。ここから中央下(西)の本丸、稲荷曲輪を見ていきます。 始まりは本丸とをつなぐ土橋から。 どうしても辰巳櫓に目が行きますが、 足元の堀切もなかなかなもの石垣がふんだんな平山城ですが、土橋に堀とこの辺りはかなり山城的。まだま…

  • 百名城 明石城 (58・兵庫県明石市) 1/2-三重櫓を三ノ丸から見上げる

    関西城めぐりその3は少し飛んで兵庫県の明石城へ。 元地元民としては、明石といえばタコ、鯛、明石海峡大橋、子午線が先に浮かんでしまいますが、駅からも見える三重櫓は貴重な現存櫓でそれはそれは立派でした。もっと推していいような。実はもう推しているのかな お城:明石城(58)兵庫県明石市HP:明石城 公式ウェブサイト訪問日:2021年12月 概要 訪問記 三ノ丸 二ノ丸、東ノ丸 概要 1617年、時の松本城主、小笠原忠真が明石に入ります。翌18年、徳川秀忠より命を受け、西国監視のために築城開始。1620年に完成しました。 本丸には天守台も築かれたものの天守は建てられず、四隅に三重櫓が設けられました。 …

  • 百名城 和歌山城 (62・和歌山県和歌山市) 3/3-御殿と御橋廊下と西の丸庭園と。

    和歌山城の訪問記も3回目。今回は西の丸、二の丸の御殿跡を見て回ります。 御殿自体は残っていなくても西の丸庭園に御橋廊下に、たくさんの復元整備施設を見ていたら御殿の様子も少し見えるような。 お城:和歌山城(62)和歌山県和歌山市HP:トップ|史跡和歌山城訪問日:2021年12月 訪問記 西の丸〜二の丸 二の丸 裏坂・大手門 感想 アクセス 訪問記 三度地図をもとに場所を確認です。前回下りたのが、天守から下に伸びる新裏坂今回は、左上の黄緑、西の丸庭園から黄緑ゾーンを右手に二の丸方面へ進みます。 西の丸〜二の丸 という訳で、現在地は西の丸庭園入り口西の丸庭園は、徳川頼宣が西の丸御殿に築いた庭園です。…

  • 百名城 和歌山城 (62・和歌山県和歌山市) 2/3-いざ名城の天守へ

    和歌山城その2。ようやく天守に向けて山を登ります。元国宝の天守を外観復元された今の天守は、美しい。和歌山のシンボルですね。 山頂の天守への道も、石垣や眼下の曲輪群を見ながら登ると、あっという間です。まぁそこまでの高さではないというのもありますが。 お城:和歌山城(62)和歌山県和歌山市HP:トップ|史跡和歌山城訪問日:2021年12月 訪問記 南の丸~表坂 天守曲輪 新裏坂の刻印石 訪問記 南の丸~表坂 その1の締めとなった岡口門から城内に入り、天守方面へ足を向けます。 改めて地図でルートを確認最初に南の丸を見て、引き返して右下の岡中門、表坂から中央の天守へと向かいます。 という訳で南の丸に、…

  • 百名城 和歌山城 (62・和歌山県和歌山市) 1/3-紀州徳川家の居城・かつての大手門へ

    関西遠征第2弾は和歌山城へ。 紀州徳川家のお膝元ですが、個人的には和歌山観光はラーメンやらパンダやらばかりで(パンダは和歌山市ですらないですが)、城下町の印象はなく。実際に訪れて印象を大きく覆されました。 今回は外周の石垣を見ながら現存の門を見ていきます。有名な天守に至るまでにも見どころがたくさんありました。 お城:和歌山城(62)和歌山県和歌山市HP:トップ|史跡和歌山城訪問日:2021年12月 概要 訪問記 和歌山城公園へ 砂の丸・追廻門 不明門・岡口門 概要 1585年、羽柴秀長が秀吉の命により虎伏山に城を築いたことが始まりです。秀長は大和郡山城を居城としたため、桑山重晴が家老として城代…

  • 続百名城 岸和田城 (161・大阪府岸和田市) -住宅街に溶け込んだ水堀と石垣と復興天守

    昨年末の関西遠征を振り返っていきます。最初は続百名城の岸和田城。 岸和田と聞いてもだんじりくらいしか浮かばない人間でしたが、なかなか立派な復興天守に水堀に石垣そりゃ駅でおススメされるだけはありますね。 お城:岸和田城(161)大阪府岸和田市HP:岸和田城特設サイト- 岸和田市公式ウェブサイト訪問日:2021年12月 概要 訪問記 おまけ:特急ひのとりで大阪南部へ 感想 アクセス 概要 築城時期は不明ですが、岸和田古城から戦国時代に現地に移ったとみられます。 1585年には羽柴秀吉の紀州討伐の後、秀吉の叔父、小出秀政が整備し、5層の天守も築かれました。その後の歴代城主たちも、惣構えや城下、外堀や…

  • 加納城(岐阜県岐阜市)-岐阜城に代わる天下普請の城

    岐阜城に引き続き、岐阜駅前の加納城へ。岐阜城の廃城後に、天守や石垣が移されたと伝わっています。 明確な遺構は住宅街に公園として残された本丸の周りだけですが、その本丸には立派な石垣が残されていて、往時を伝えてくれています。 お城:加納城 岐阜県岐阜市HP:オフィシャルなものは見つけられませんでした。訪問日:2020年10月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 中世加納城は1445年に斎藤利永によって築城されますが、1538年に廃城となりました。 関ケ原の戦い後の1601年、徳川家康の命により中世加納城の跡地に築城されました。初代城主、奥平信昌のあとは譜代大名が入れ替わり、明治維新の際に廃城となり…

  • 百名城 岐阜城 (39・岐阜県岐阜市) -信長居館跡

    岐阜城山頂部の天守と遺構に引き続き、麓の居館跡へ 山頂部の訪問記はこちらから。tmtmz.hatenablog.com 存在感ある岐阜城天守に惹かれてサクッとロープウェーに乗ってしまうと見忘れるかもしれませんが、なかなか広大。復原はなくとも華やかなりし極楽と呼ばれた姿を伝えていて見ないともったいない。すぐにたどり着けますしね。 岐阜公園へ 信長居館跡 岐阜公園へ 岐阜城山頂部を見た後、ロープウェーで降りるところから再開です。 リス村に行っていたわけではなくて、リス村の隣がロープウェー乗り場だったのです。 ロープウェーの眺めも素晴らしくてついつい遠くを見てしまいますが、足元を見ると向かって左手、…

  • 百名城 岐阜城 (39・岐阜県岐阜市) -斎藤道三、織田信長の夢の跡

    岐阜の名城、岐阜城へ。金華山登山も考えましたが、今回はロープウェーでさくっと登城です。その分、山頂をゆっくり回りましたので。 信長に道三、積み重ねた歴史が深い名城ですが、明治維新以降も面白い歴史が重ねられていました。地元のシンボルとなる名城って良いですよね。 お城:岐阜城 岐阜県岐阜市HP:岐阜城天守閣|岐阜市公式ホームページ訪問日:2018年2月、2021年12月 概要 訪問記 伝一ノ門跡 天守 感想 アクセス 概要 鎌倉時代、二階堂行政が築城したとされますが、詳細は不明です。 一度廃城となりますが、斎藤氏が修復。斎藤道三が山頂部分に稲葉山城を築城、城下も整備します。 1567年、織田信長が…

  • 蓮華寺池公園 (静岡県藤枝市) -桜直後の藤まつり

    GW直前に訪問した藤枝市、蓮華寺池公園の藤まつりを振り返ります。 メインとなる池の周りのフジ以上に、山向こうのフジ広場の多種多様なフジたちがとても綺麗で、さすがは藤枝の名前を持つ市の藤まつりでした。 長い藤棚もあって、インフィニティ藤棚的な写真も撮れるんじゃないかな。聞いたことないけど。 蓮華寺池公園 藤まつり 山向こうの藤広場 蓮華寺池公園 蓮華寺池公園はその名の通り、江戸時代のため池、蓮華寺池の周りに広がる公園です。大きな池、長い滑り台やスワンボートなど気になる施設がたくさんあり、老若男女問わず地元住民の憩いの場となっていました。 「とんがりぼう」という名前の、旧藤枝製茶貿易商館の一部を利…

  • 設楽原決戦場 信長戦地本陣跡 (愛知県新城市) - 高速PA直結の本陣跡

    設楽原決戦場散策その2は信長本陣跡へ。長篠の戦いを通じて何度か陣を移動した信長の、設楽原決戦における陣地です。 信長だから別記事、という思い入れではなくて、ここだけは場所が全然違って新東名高速の長篠設楽原PA下り線に直結だから別立てにしてみました。 PA直結でも下道からもアクセス可能。遠くの方も近くの方もアクセス便利な立地です。まぁ言うまでもなくあとから高速が近くに来ただけですけど。 長篠設楽原PA 信長本陣 アクセス 長篠設楽原PA 設楽原決戦場散策に続けて訪問。 信長本陣自体は、新東名での休憩で何回も看板を目にして気になっていましたが、なかなか寄り道する時間が取れず。下道からも訪問できるこ…

  • 設楽原決戦場 (愛知県新城市) -武田軍対織田徳川連合軍 激戦の地

    長篠城の後は、設楽原で古戦場巡り大きな戦いの地でさすがに広い。周りがいがありました。 今は石碑のみの場所ばかりですが、今の景色からも当時を想像しながら足がだるくなるまで散策しましょう。 1. 設楽原歴史資料館 2. 信玄塚 3. 岡部竹雲斎・岩手左馬之助胤英の墓 4. 首洗池 5. 勝楽寺 6. 家康本陣 7. 家康物見塚 8. 竹広激戦地 9. 山縣昌景墓 10. 小幡信貞墓 11. 甘利信康墓 12. 柳田前激戦地 13. 復元馬防柵 14. 内藤昌豊墓 設楽原歴史資料館 周辺散策へ 信玄塚・首洗池・勝楽寺 家康本陣・家康物見塚 山縣昌景・小幡信貞・甘利信康墓 復元馬防柵 武田勝頼公指揮の…

  • 百名城 長篠城(46・愛知県新城市)磔看板の主は地元のヒーロー

    奥三河の百名城、長篠城へ。 歴史の有名な舞台は今、入り口から大きな磔看板が出迎えてくれるインパクト大の場所になっています。偉大な地元のヒーローに詳しくなるのも良いのではないでしょうか。 2022年4月更新 お城:長篠城 愛知県新城市HP:国指定史跡長篠城跡の案内:新城市訪問日:2017年1月、2017年8月、2022年1月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 1508年、土豪の菅沼元成が今川氏親の武将として築きました。今川義元の死後、菅沼氏は家康に属しますが、信玄の侵攻により武田氏に属します。 1573年、家康が城を奪還、奥平貞昌を城主に任命しました。この際、大改築されます。 1575年、奥平…

  • 柿本城 (愛知県新城市) -再現された柵が目をひく井伊谷三人衆の1人 鈴木重時の居城

    愛知県の東端、静岡県境にある柿本城へ。 こちらのお城へ出かけた理由は写真で見かけた再現された柵が面白そうだったから。 そんな軽い気持ちでしたが、城の周りそこら中に看板があり、整備も行き届いていて、もっとメジャーになってもいいんじゃないかな。 お城:柿本城 愛知県新城市HP:柿本城跡 キラッと奥三河観光ナビ訪問日:2022年1月 概要 訪問記 満光寺 柿本城 感想 アクセス 概要 1568年、井伊家家臣の鈴木重勝が三河・遠江国境を守るため築城を始めたとされます。これは、鈴木重時、菅沼忠久、近藤康用の井伊谷3人衆が、徳川家康の遠江侵攻において道案内を務め、命を受けたことによります。 1572年…

  • 百名城 駿府城 (静岡市葵区) 番外編 -桜と石垣、桜と櫓の春模様

    春の風物詩、桜とお城の取り合わせ。今回は駿府城へ。訪問したのは満開となる前の週でしたが、それでも十分に綺麗な桜を楽しめました。やっぱり石垣と桜、お城と桜は良いです。 駿府城 石垣と桜 駿府城公園の桜 駿府城 石垣と桜 気がついたら近所の桜は葉桜でしたが、記憶を少し戻しましょう。 3月上旬のしだれ梅(訪問記)と掛川桜(訪問記)に触発されて、桜開花のニュースとともに石垣と桜の景色を見に駿府城へ向かいました。 早速、堀の石垣と桜 奥に見えるは城代橋、堀は外堀(三の丸堀)です。青空は拝めなくとも、満開になっていなくとも、桜と石垣は美しい。 城代橋から石垣にフォーカスしてもう一枚。春ですね。この日はかな…

  • 百名城 掛川城 (静岡県掛川市) 番外編 -満開の掛川桜とともに

    掛川城3度目の訪問記は、春の掛川桜。 2014年に認定されたばかりの新品種は桜は桜でもソメイヨシノとも、河津桜とも違った特徴を持っていました。逆川沿いに咲く濃いピンクの桜並木と掛川城は、掛川の春の風物詩でしょうね。 逆川沿いの掛川桜 掛川城内へ 逆川沿いの掛川桜 3月中旬。しだれ梅の龍尾神社 (訪問記)から、もう一つ早春を感じに掛川城へ。こちらもソメイヨシノより一足早く春を感じることができるスポットです。 逆川沿いの看板から桜並木の全体像を最初に確認。掛川城南の天然の堀となる逆川沿いに、濃いピンクの桜が300本植えられています。 大手門駐車場に車を置いて、さっそく逆川へ。逆川に架かる橋からは天…

  • 龍尾神社 (静岡県掛川市) -掛川城主の崇敬を集める神社のしだれ梅園

    桜満開の時期に、少し遅れた季節の話題は同じピンクの、しだれ梅。3月上旬に訪問した静岡県の掛川市にある龍尾神社さんです。 300本のしだれ梅園はとても綺麗お庭はアップダウン含めて良く作られていて、歩いて回るだけでも一面の赤とピンクと白の梅を堪能できました。圧巻の景色です。 龍尾神社 しだれ梅園 アクセス 龍尾神社 今や桜が満開ですが、少し前の季節の話題でしだれ梅。 テレビでしだれ梅のニュースを見てすぐ向かったのは掛川市の龍尾神社。神社があるのは掛川市街地です。 ちょうどこの石碑の手前に大きな駐車場がありました。ただ、訪問日は梅パワーか、午前中から満車。5分ほど駐車場を待っていたら、山上、本殿脇の…

  • 金沢城下町を散策-主計町茶屋街・惣構・長町武家屋敷跡 -能登と金沢の旅2021⑧

    引き続き金沢観光。金沢の歴史ある街並みを巡ります。有名な主計町茶屋街を見て、金沢城を守る惣構の跡を見て、長町武家屋敷跡を見て。 人気の観光スポットはもちろんですが、散策の中でひっそりと残る惣構遺構に出会えた喜びが大きかったかな。 尾山神社と西内惣構跡 主計町茶屋街と惣構遺構 長町武家屋敷跡 尾山神社と西内惣構跡 最初は金沢城からその足でまずは隣の尾山神社へ 鼠多門橋でつながっていることから推測されるように、尾山神社もかつての金沢城の城域、金谷出丸という曲輪跡にあります。金谷出丸には隠居した前藩主や世継ぎ、側室が暮らす御殿がありました。 今の尾山神社は前田利家と正室お松を祀ります。雨中でもこの人…

  • 百名城 金沢城 (35・石川県金沢市) 3/3 -意匠を凝らした石垣を探して -能登と金沢の旅2021⑦

    金沢城訪問記その3は、城内に点在する意匠を凝らした石垣を回ります。 縁取りにはめ込みに色紙短冊に。呪文のようですがすべて石垣の意匠です。泰平の世の遊びかもしれませんが、遊べるだけ良い時代だったということですね。 その1はこちら tmtmz.hatenablog.com お城:金沢城 石川県金沢市HP:金沢城公園訪問日:2016年8月、2018年2月、2021年11月 訪問記 本丸附段・三十間長屋・鉄門 本丸空堀・旧第六旅団司令部 玉泉院丸庭園 鼠多門 感想 アクセス 訪問記 本丸附段・三十間長屋・鉄門 極楽橋を通って本丸附段へ。 この石垣もまた特徴的。ブラタモリでも登場しました。後でじっくり堪…

  • 百名城 金沢城 (35・石川県金沢市) 2/3 -三御門と石垣を見て回る -能登と金沢の旅2021⑥

    金沢城訪問記その2は、いよいよ公園内部へ。 河北門、石川門、橋爪門の三御門など建築も味わいつつ足元の石垣も味わいつつ。雨の寒さにも負けずに隈なく堪能してきます。 その1はこちら tmtmz.hatenablog.com お城:金沢城 石川県金沢市HP:金沢城公園訪問日:2016年8月、2018年2月、2021年11月 訪問記 新丸・河北門 百名城スタンプ・石川門 三の丸・菱櫓・五十間長屋 橋爪門・二の丸 訪問記 新丸・河北門 雨の中の金沢城石垣巡り、大手門から金沢城公園の内部へ向かいます。 最初は、大手門内部の新丸へ今は遠くに河北門や菱櫓を眺める広い広場ですが、かつては越後屋敷という重臣たちが…

  • 百名城 金沢城 (35・石川県金沢市) 1/3 -いもり堀、大手門の石垣を回る -能登と金沢の旅2021⑤

    旅行記も後半 能登から金沢に舞台を移します。金沢城へ。 有数の観光地金沢でも人気スポットなだけあってさすがの人気と見どころ。 まずは外周の石垣、いもり堀、百間堀の高石垣や大手門石垣を見に行きます。大手門、人は少なかったですが、いいところだったと思うんですよね。 お城:金沢城 石川県金沢市HP:金沢城公園訪問日:2016年8月、2018年2月、2021年11月 概要 訪問記 いもり堀・鯉喉台櫓・百間堀 大手門 概要 1546年、加賀一向一揆の拠点として金沢御堂が築かれます。 1580年、織田家家臣の佐久間盛政が攻略、金沢城を築きました。 1583年、前田利家が入り、近世城郭へと改修しました。15…

  • 能登半島一周ドライブ後編・白米千枚田、上大沢の間垣集落 -能登と金沢の旅2021⑤

    引き続き、能登半島ほぼ一周ドライブ。今回は折り返して能登半島の外側へ向かいます。 海岸沿いの断崖絶壁の道路を走る、内側以上に険しい地形の外側。そこに住む人々の工夫を、千枚田や間垣で垣間見ることができました。 黄が後編。それぞれの場所は目次と対応しています。前編はこちら tmtmz.hatenablog.com 道の駅すず塩田村 曽々木海岸 白米千枚田 輪島朝市通り 間垣の里 上大沢 道の駅すず塩田村 折り返し最初のスポットも道の駅。道の駅ばかり寄ってますが、ここも現地でつい見に行きたくなってしまったのです。 断崖絶壁で見るからに険しい地形の能登半島北岸の特産品がお塩。 そしてここには日本で唯一…

  • 能登半島一周ドライブ前編・珠洲へ -能登と金沢の旅2021④

    能登と金沢の旅、七尾城の次は観光のお時間。能登半島ほぼ一周ドライブです。 今回は前編。半島先端の珠洲市へのドライブです。とあるニュースである意味有名になったイカや、廃線跡を生かした施設を巡ります。 青が前編。それぞれの場所は目次と対応しています。 和倉温泉 イカの駅つくモール 恋路海岸 旧恋路駅 のトロ 旧珠洲駅 道の駅すずなり 和倉温泉 ドライブのスタートは和倉温泉のお宿。もちろん温泉宿で、お風呂と食事で身も心も温かくなったところから開始です。出発直前に女将さんに教わったイカの駅を行先に入れたせいで、端から予定がずれて内心ドキドキでしたが。 そんな和倉温泉で印象的だったのは、お宿から見える七…

  • 百名城 七尾城 (34・石川県七尾市) 2/2 -二の丸~本丸 眺望と石垣を堪能 -能登と金沢の旅2021③

    七尾城訪問記の後編です。 二の丸から本丸、そのあと降りて本丸や桜馬場石垣を近くから見ていきます。 紅葉の二の丸に加えて謙信絶賛の眺望は、言わずもがな素晴らしかった。晴れた日でよかった。 前編はこちら tmtmz.hatenablog.com お城:七尾城 石川県七尾市HP:七尾城跡について - 七尾城史資料館・懐古館情報訪問日:2016年8月、2021年11月 訪問記 二の丸 温井屋敷 桜馬場跡 遊佐屋敷 本丸 桜馬場石垣 感想 アクセス 訪問記 二の丸 改めて全景を確認図中央に曲がって描かれた曲輪群を二の丸(上)から本丸(右)へ向かいます。 二の丸には北端から侵入。振り返ると良い眺望でした。…

  • 百名城 七尾城 (34・石川県七尾市) 1/2 -調度丸から三の丸へ -能登と金沢の旅2021②

    能登観光と言えば百名城の七尾城五大山城にも数えられる名城を巡ります。 前編は旧大手道を降りて三の丸方面へ。百名城スタンプのモデルにもなっている野面の5段石垣など、のっけから雰囲気の良さを感じることができました。 お城:七尾城 石川県七尾市HP:七尾城跡について - 七尾城史資料館・懐古館情報訪問日:2016年8月、2021年11月 概要 訪問記 調度丸へ 寺屋敷、安寧寺跡 三の丸 概要 築城年代は不明確ですが、16世紀前半に能登畠山氏が築きました。七つの尾根に跨っていることが七尾の名前の由来とされます。 1577年、上杉謙信が七尾城の戦いの末に奪取、能登畠山氏は滅亡します。謙信は、その眺めを絶…

  • 一路能登へ 氷見番屋街 -能登と金沢の旅2021①

    昨年秋の能登と加賀、金沢への遠征の記憶を振り返ります。お目当ては美味しい海の幸と景色と、もちろんお城と。 最初は、プロローグ的に能登への移動と氷見観光を振り返ります。今回能登は出てこないタイトル詐欺ですが、道中も良いところでしたので。 プロローグ ひるがの高原サービスエリア 下り 氷見観光・氷見番屋街 プロローグ 束の間コロナが落ち着いていた2021年秋のころ。金沢へカニを食べに行きたくなって、能登・加賀観光を決行しました。 静岡からのドライブルートは東海北陸道か米原から北陸道経由。往路は美濃関JCTから東海北陸道にしましたが、これがちょっと悩ましいものでした。 東海北陸道下り線のパーキングエ…

  • 大給城 (愛知県豊田市) -水の手曲輪が特徴的な大給松平家の本拠地 松平郷を巡る旅③

    松平氏発祥の地を巡るショートトリップ、最後は大給城(おぎゅうじょう) とても珍しい水の手曲輪の記事がたくさん上がってますが、行ってびっくり。まさにダム。こんなものをあの時代に作ったとは。 巨岩がゴロゴロの城内も素晴らしく、山奥でも行く価値ありありです。 お城:大給城(おぎゅうじょう) 愛知県豊田市HP:大給城址 松平観光協会 訪問日:2021年10月 概要 訪問記 駐車場、虎口、郭2 主郭 水の手曲輪 郭3 松平乗元墓所 感想 アクセス 概要 15世紀末に土豪であった長坂新左衛門が築きました。 その後、松平家3代松平信光が奪い、三男親忠に与えます。親忠が次男の乗元に譲り、大給松平家の初代と…

  • 松平郷散策・松平氏遺跡をめぐる -松平氏館跡、高月院 松平郷を巡る旅②

    松平城に引き続き、松平氏の故郷、松平郷を巡ります。 松平城から歩ける距離にある松平氏館跡と松平郷。今は館跡に建つ松平東照宮と、松平家の菩提寺高月院を抱える小さな集落です。 この時は七五三シーズンだったからか、普段からか、かなりの人出。予想していませんでしたが、人気ある姿を見られたのも良いものでした。 松平氏館跡 松平東照宮 産湯の井戸 松平郷館 松平郷散策 松平親氏像 高月院 松平氏墓所 改めて松平郷入口の駐車場からスタート 看板で黄色、オレンジとなっている駐車場が、今は松平東照宮となっている松平氏館跡の隣にありますので、松平城に興味がなければ最初からそちらがおススメです。まぁ入口の駐車場から…

  • 松平城 (愛知県豊田市) -松平家発祥の地 松平郷を巡る旅①

    松平氏発祥の地、松平郷を巡るショートトリップ、最初はその名もずばりの松平城 松平氏の初代、松平親氏が築いた山城は、あくまでオーソドックスでしたが、その名前と歴史ともに回るとまた違った気持ちになるものです。比高もしれていて歩きやすいですし お城:松平城 愛知県豊田市HP: 松平城跡 【公式】愛知県豊田市の観光サイト「ツーリズムとよた」訪問日:2021年10月 概要 訪問記 感想 アクセス 概要 応永年間(1394~1427)に松平親氏が築城したと伝わります。別名 郷敷城。 二代泰親が岩津城に移ってからは、松平信広の居城になったとされます。そのまま松平郷松平家として松平郷を治めました。 文禄年…

  • 田原城 (愛知県田原市) -復元された門と街中に残る崋山の名残

    三河地方は渥美半島の付け根、田原市にある田原城へ。 かつて渥美半島に力を持っていた戸田氏が築いた城郭は、復興建築を携えつつ、遺構も残った城址公園となっています。綺麗に整備されていて散策している方もいて、地元の愛着を感じる城跡でした。 お城:田原城 愛知県田原市HP:田原城跡 観光スポット・観る 渥美半島だより【渥美半島観光ビューロー公式サイト】訪問日:2021年10月 概要 訪問記 惣門跡-田原市報民倉 田原城 -桜門・二ノ丸櫓 本丸・巴江神社 感想 アクセス 概要 1480年ごろ、戸田宗光が渥美半島統一の拠点として築きました。 戸田氏は、今川氏、織田氏、松平氏に囲まれる中、服従、反抗…

  • 守山城(静岡県伊豆の国市)-堀越御所の詰城、願成就院と合わせて回る

    守山中世史跡群散策の後編は、守山城と願成就院、守山八幡宮へ。前編はこちら tmtmz.hatenablog.com 守山城は案内がなく遺構を見つける目が必要な城跡でしたが、眺めは良かった。遺構を探しすぎて、願成就院をちゃんと見る時間が無くなってしまいました。失敗。 お城:守山城 静岡県伊豆の国市HP:公式のものは見つけられませんでした。訪問日:2021年9月 概要 訪問記 願成就院 守山八幡宮 感想 アクセス 概要 1458年に鎌倉公方として派遣されながらも鎌倉入りできず、堀越御所に館を構えた足利政知が、詰めの城として築いたとされます。 堀越公方は足利茶々丸の頃、伊勢宗瑞に攻められ滅亡します。…

  • 守山中世史跡群 (静岡県伊豆の国市) -堀越御所、北条政子産湯の井戸、北条氏邸

    韮山城の後は、近くの守山地区守山中世史跡群を散策 後北条氏の韮山城の近くですが、こちらは大河で話題の鎌倉北条氏ゆかりの地です。 馴染みの無いよそ者も、頼朝・政子ロマンの路の案内で大いに興味を惹かれました。訪問時は大河前で誰もいなかったものの、大河中はきっと賑やかでしょう。 光照寺 伝堀越御所 伝北条政子産湯の井戸 北条氏邸 (円成寺跡) 江川邸で見かけた看板に惹かれて訪問。下調べは下の地図1に駐車場があることだけ。 現地の看板に倣って、駐車場を起点に反時計回りに散策しました。1. 北条の里駐車場 2. 光照寺 3. 伝堀越御所跡 4. 伝北条政子産湯の井戸 5. 北条氏邸跡 前もって知ってから…

  • 江川邸 (静岡県伊豆の国市) -代々続く代官屋敷を巡る

    韮山城に引き続き、お隣の江川邸を見学。 家主の江川氏は、韮山城が北条の拠点だった頃も、江戸時代もこの地の有力者でした。江戸時代から続く広大な屋敷はもちろん、36代英龍の偉業の数々も含めて、解説を聞きながら回れて良かった。 というようなことを、現地で初めて知りましたが、語りたくなる偉人ゆかりの地です。 概要 訪問記 概要 江川邸は、平安時代末期より移り住み、江戸時代には代官を務めた江川氏の住宅です。室町時代に築いた部分と江戸時代に修築された部分を含む主屋やその周辺を含めて、国指定重要文化財です。 余談ですが、江川家は保元の乱の後この地に移ったとされ、伊勢宗瑞の伊豆進出に際しても土地を提供して韮山…

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