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カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

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2017/12/16

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  • 「後始末、汚れ仕事は男にやってもらうのがいい」~自民党総裁選、終わる

    自民党総裁選が終わり、石破氏が新総裁に決まった。 私は初の女性首相の出現を望んだが叶わなかった。 まあいい、汚れた自民党の後始末、汚れ仕事は、 男たちにやらせるがいいのかもしれない。という話。(写真:フォトAC) 【自民党総裁選、終わる】 自民党総裁選挙が終わって石破茂さんが当選し、第28代自民党総裁となるとともに10月1日に召集される臨時国会で第102代内閣総理大臣に指名される見通しです。 私は政治に関心があって消極的自民党支持者なのに、具体的で細かな政治状況には疎く、個々の政治家の業績などが覚えきれないので、いつも何となくボーっと見て、直観でものごとを判断するふうがあります。「この人、顔が…

  • 「木曽御岳噴火10年と登山ブームの話」~付録:自民党総裁選で投票してみる?

    2014年の木曽御岳噴火から10年たった。早いものだ。 この噴火で多くの命が犠牲となったが、 犠牲者の年齢は実に多岐に渡っていた。 それが現在の登山の状況だからだ、という話。(写真:フォトAC) 【木曽御岳噴火から10年】 死者58名、行方不明者5名、負傷者61名という大変な被害をもたらした木曽御岳火山噴火から今日でちょうど10年だそうです。あの日、たまたま紅葉を撮影に来ていたNHKクルーの残酷なほど美しく鮮明な画像と、夕方、山を下りて来た火山灰で真っ白な人たちが、重い口調で「たくさんの人が死んでいる」と呟く様子は、いまも瞼の裏に焼き付いている感じです。しかしまさか60名を越す人々が亡くなった…

  • 「静と式部、嘘を書いたのは式部の方だったのかもしれない」~“光る君へ”がますます面白くなってきた

    「光る君へ」。 ここにきて、源氏物語や紫式部日記との対比が多くなってきた。 実際の文書資料をどう料理するか、そこに脚本家の腕が見える。 虚々実々、それは実に面白い。という話。(写真:フォトAC) 【ちょっと夢中】 私はめったに人をバカにしたり無視したりもしない代わりに尊敬したり崇拝したりもしない相対主義者で、ずいぶん齢もとっているので、もう何年も誰かに心酔するとか感心しっぱなしということがありませんでした。しかしここにきて脚本家の大石静にホトホト感心し、心動かされ、嫉妬もしています。嫉妬というのはその才能に対してではなく、「源氏物語」という最高の素材を前に、十分なスタッフに囲まれて存分に創作で…

  • 「勉強はそこそこでいいが、必死に支えなくてはならない子もいる」~子どもが夢中になって勉強するようになるために④

    これから真の実力者が生き残る弱肉強食の時代が来るという。 しかし焦ることもない。私のような凡夫は、 好きな分野で身の丈に合った目標を立てて生きて行けばいいのだ。 ただし必死に学校の勉強を支えなくてはならない子もいる。という話。(写真:フォトAC) 【毎日試されるのはたまらない】 大人になって何が幸せだったのかというと、定期テストや入学試験がなくなったことです。あれがあるばかりに私の生活はちっとも自律的なものにならず、常にテスト日から逆算して日程が組まれ、テスト範囲に対応してやるべきことが決められていました。しかも私は物覚えが悪いので、同じ学習をするにしてもひとの倍もかかったりします。倍もかけて…

  • 「実力より1割~2割程度上を目指す『けなげな子』の育成」~子どもが夢中になって勉強するようになるために③

    スポーツの良さのひとつは能力が見えやすいこと、凡人の限界は年齢が進むとはっきりと見えてくる。しかし勉強の限界はなかなか見えてこない。それを丁寧に調べ、1~2割上を目指させれば何の問題もないはずだ、という話。(写真:フォトAC) 【スポーツの良さは実力の限界が見えやすいこと】 大谷選手の野球人生は傍から見ると順風満帆、天井知らずの能力を全開させて不断に進化しているように見えます。努力のしがいもあるに違いありません。しかし凡夫は違います。 子どものころの私は“駆けっこ(短距離走)”こそ遅いものの長距離は強いといった思い込みがあり、小学校4年生のときの第一回東京オリンピック男子マラソンで、日本の円谷…

  • 「勉強のスポーツも、才能のある子には遊び事」~子どもが夢中になって勉強するようになるために②

    「勉強をしろ」と一度も言われずに育った子たちがいる。 その多くは、頭が良くて勉強が面白かったからやり続けた子か、 そもそも勉強などしなくてもよかった子たちだ。 「勉強をしろ」と言わなければやり始めるわけではない。という話。(写真:フォトAC) 【「勉強をしろ」と言われたことのない子たち】 17日の「踊る!さんま御殿!!」は、「教育熱心パパママSP阿部一二三・詩のパパ&平野美宇のママの(秘)教育法」がサブタイトルでした。その中で「言われなくても勉強をする子」、「言われなければ果てしなく練習するちびっ子アスリートの話が出てきました。口火を切ったのはフリーアナウンサーの中野美奈子さんでした。「仕事が…

  • 「スポーツの世界は親次第」~子どもが夢中になって勉強するようになるために①

    結局、大谷翔平も阿部一二三・詩も、 偉大な親がいての彼らだ。 トンビはタカを産まない。それは分かっているのに、 勉強では突然変異があると思いがちなのはなぜだろうという話。(写真:フォトAC) 【ウチの子は大谷翔平になれない】 大谷翔平選手が昨日、48号2ランを打って48本塁打48盗塁を達成。50-50も目前となりました。その活躍ぶり、注目のされ方、そして10年間で約1015億円という契約金を考えると、ああ私も息子のアキュラに野球をやらせておけばと、つくづく思います。アキュラは大谷選手より1歳年上ですから先に渡米している可能性も高く、私も今ごろは左団扇で悠々自適な生活を送っていたに違いありません…

  • 「字幕をつけてドラマを観れば、一流の俳優の凄さが分かる」~名優の見つけ方②

    大きな音が嫌い、小さな音だと聞こえない、 だから日本のドラマに日本語の字幕を付けて鑑賞する、 なかなか鬱陶しいやり方だがデメリットばかりではない。 俳優たちの優秀さが、字幕を読むと鮮やかに見えてくるのだ。という話。(写真:NHK) 【字幕をつけてドラマを観れば、一流の俳優の凄さが分かる】 聴覚過敏があってテレビの大音量が苦手。加齢による聴覚低下があって音量が少ないと聞こえない、その矛盾を、妻は「ドラマに日本語字幕をつける」という驚くべきアイデアで乗り切ろうとします。画面に文字が重なってかなり鬱陶しい場合もあるのですが、音量を上げるよりはマシという様子です。 子どものころの中耳炎のせいでもともと…

  • 「感覚過敏と配偶者過敏の物語」~名優の見つけ方①

    さまざまに細かな感覚過敏を持つ妻と、 家庭内紛争回避のためなら何でも受け入れてしまう、 極端に臆病な夫が生み出す、 奇妙な生活の物語という話。(写真:フォトAC) 【妻の感覚過敏(触覚編)と私の配偶者過敏】 どうやら妻には境界ギリギリの感覚過敏があるようで、生活の隅々で小さな軋みを起こしています。例えば人工の風。 本人もうまく説明してくれないのですが、ファンヒーターやエアコンといった冷暖房器具の風が苦手で両方とも滅多に使えず、冬場はファンヒーターで急速暖房をした上で止め、あとは昔ながら反射式ストーブで部屋を暖めています。あの、遠赤外線の暖かさがいいいのだそうです。 エアコンも「室温が30度以上…

  • 「育つべきものが育っていないと分からない世界を、物語が教える」~「光る君へ」に見る脚本家の力量④

    育つべきものが育っていないと理解できない世界がある。 それを知るためには経験が必要だが、 もし実体験として得られないとしたら、読書に頼るしかない。 そのことを紫式部も大石静も知っていた。という話。(写真:フォトAC) 【脚本家・大石静の独創性】 これまでのところの「光る君へ」の脚本家の独創性――普通の人には思いつかないこと、思いついてもすぐに手放してしまうことは、三つあります。 ひとつは藤原道長と紫式部の子どものころからの関係と恋愛、不義の子を産んだこと。 二つ目は源氏物語の桐壺帝と桐壺更衣のモデルが一条天皇と中宮定子だとはっきり定めてしまったこと。 第三に、そのために「源氏物語は紫式部が夫の…

  • 「ゴッド・マザー中宮彰子:普通の成長をしてこなかった子」~「光る君へ」に見る脚本家の力量③

    今は弱々しい《陰キャラ》の中宮彰子、 しかしこの子はやがて86歳まで生きて、 藤原家を支えるゴッド・マザーとなる。 いったい彼女に何が起こるのか――。という話。(写真:フォトAC) 【中宮のイメージが違う。名前の魔力に騙されていた】 源氏物語は高校の古典の時間に学び、中高の歴史の授業でも触れました。一度は読んでおかなくてはならないという義務感から大学生時代に谷崎潤一郎の「源氏物語」を読み、それはそれで楽しかったのですが、他にもしなくてはならないことがたくさんあって、源氏物語と紫式部については、以後、社会科教師として教科書程度のことを教えるに留まりました。それ以上深く学ぶことはなかったのです。 …

  • 「フィクションはフィクションだから面白い」~「光る君へ」に見る脚本家の力量②

    年間50話にも及ぶ大河ドラマ、 それを維持するには大胆な発想の転換が必要だ。 学者たちが何を言おうが、実際に見てきた人はいないのだ。 だったら一番面白い解釈を拾おう。という話。(写真:フォトAC) 【誰も真実を知らない】 大河ドラマを任された脚本家はきっとこんなふうに考えます。 これはたいへんだ。年間50回、1回の放送時間は45分(うちドラマ部分は40分)、全部合わせれば33時間に及ぶまさに大河ドラマ。生半可なことではすぐに持たなくなる。紫式部の物語だって? 資料はほとんどないじゃない。だからと言って好き勝手をやったらファンが許さない。 で、考えてみたらこれまでの大河ドラマの脚本家たちも、源義…

  • 「一条帝の半生と源氏物語の類似」~「光る君へ」に見る脚本家の力量

    NHK大河ドラマ「光る君へ」 いよいよ源氏物語が宮中で評判になり始める。 しかしそれにしても、学者の語る紫式部と大河の紫式部、 前者の方がより疑問の多いのはなぜだろう?という話。(写真:フォトAC) 【プロはプロらしく、技や力量を見せてほしい】 プロフェッショナルな人たちが、私がどう転んでもできるはずのない技を見せたり、偉業を達成したりするのを見るのが好きです。 大谷選手が易々とホームランを打つのを見るのもいいし、パラリピアンがとんでもない技や力で競い合うのを見るのも好きです。奈良や京都の観光バスのドライバーが、狭い住宅地の交差点を、右前10cm、左後ろ10cmくらいで一発ですり抜けて行くのを…

  • 「今日は重陽の節句」~9月9日に菊の節句はむりがあるだろう

    今日9月9日は重陽。菊の節句である。 菊湯に入って菊酒を飲み、菊枕で眠る――。 しかし9月9日の菊尽くしって、 そんなの無理じゃないかい? という話。(写真:フォトAC) 【今日は重陽の節句】 今日、9月9日は五節句の最後「重陽の節句」です。 五節句というのは古代中国の暦法と日本の農業習慣が合わさったもので、季節の節目を祝う五つの祝日のことを言います。具体的には1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕(たなばた)、そして9月9日の重陽(ちょうよう)です。 中国の暦法では奇数は縁起の良い「陽数」と呼ばれ、3月3日のように月日が同じ奇数となる…

  • 「平成の米騒動は再現されないが、それでも米不足は起こる」~備蓄米とコメ不足の話

    昨年の米の作況指数は平年並みの101、 それなのにこの夏はなかなか深刻なコメ不足が起こっている。 米はどこへ行ったのか、 備蓄米もあるというのに、今後も同じことは起こるのか、という話。(写真:フォトAC) 【1993年:平成の米騒動とは】 昨日ちらっと触れた「平成の米騒動」というのは1993年(平成5年)の記録的冷夏に起因する極端なコメ不足のことを言います。その2年前の1991年6月、フィリピンのピナツボ火山で起こった噴火は20世紀最大の火山噴火と言われ、その影響が冷夏となって1993年に現れたのだと言われています。 とにかく寒い夏で、まだ三歳だった娘のシーナを市民プールに連れて行ったはいいも…

  • 「私たちの子どもたちは、本格的な令和の米騒動を乗り切れるか」~もののやり取りについて考える③

    ものを贈ることで何かを得ることができる、 それは野生として最弱の人類が、手に入れた最大の知恵だ。 以来、高度化させてきた贈答文化は、終焉の時を迎えようとしている。 それでいいのか?という話。(写真:フォトAC) 【何かを手に入れるためには、別の何かを渡さなくてはいけない】 息子のアキュラがまだ1歳になる前の話です。 当時は産育休が上限1年の時代でしたから、「切りの良いところで新学期から復帰」という調整が難しく、5月まで育休を取っていいところを2カ月近く早く切り上げて、4月1日から職場に復帰することにしました。ところが産後1年目の乳幼児というのは、ちょうど母親からもらった免疫が切れ、自分で獲得し…

  • 「中元歳暮がなくなるのは関係が断たれるようで辛い」~もののやり取りについて考える②

    娘の婚家から、 中元・歳暮のことはやめようという話があった。 分からないではない。しかしあれをやめてしまったら、 私たちはいつ、どんなふうに話しかければいいのだ?という話。(写真:フォトAC) 【中元歳暮がなくなるのは、関係が断たれるようで辛い】 贈り物について考えたいと思い始めた直接のきっかけは、いつもここではシーナと呼んでいる私の娘の夫(エージュ)の母親、つまりシーナの義母に当たる人から、「中元・歳暮のことは今年を限りとして、来年以降は互いにやめることにしましょう」という申し出があったことからです。直に話せば角が立つと思ったのか、シーナを介しての話でした。 あとから聞くとまずエージュの妹(…

  • 「沈黙交易・ものくるる友・賢者の贈り物」~もののやり取りについて考える①

    三つの話が頭に浮かんでくる。 沈黙貿易の話。吉田兼好の「ものくるる人」、 オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」、 ものを送ることに関する三つの物語、という話。(写真:フォトAC) 【沈黙交易の話】 古代において、ふたつの民族あるいは部族、あるいは村が、まったく言葉を交わすことのないまま物品を交換する、その方法を「沈黙交易」または「無言交易」といって世界中に例があるようです。 具体的には、 一方が、ある決められた場所に物品を置き、一定の合図(角笛や法螺といった楽器による音声など)を送ってから姿を隠すと、合図を受けたもう一方の集団はその場所へ行って置かれた物品を受け取り、等価と思われる質と量の物を置い…

  • 「9月になりました」~夏休みが終わって、子どもたちは勇んで登校してくる・・・わけがない

    夏休みが終わり、 エネルギーが貯まった子どもたちは、 苦しいほどの元気さで登校してくる、 ――な、わけないでしょ。 (付録:9月のウンチク)という話。(写真:フォトAC) 【夏休みが終わって勇んで登校・・・するわけがない】 9月になりました。統計上は日本のすべての小中学校が昨日までに夏休みを終え、2学期もしくは前期後半を始めているはずです。とはいえ昔と違って夏休みも短縮気味で、今日から再開という自治体はおそらく3割程度です。 今年は残暑も厳しいのに(そして九州・東海そして関東地方一部のように、先週末から台風の影響で暴風雨に見舞われ地域もあるというのに)、皆さま、ほんとうにご苦労様です。長かった…

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