chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

SuperT
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2017/12/16

arrow_drop_down
  • 「愛知は、10連休に、燃えているか」~先生たちは大型連休が嫌いなのに

    意外なことに教師たちは春の大型連休を嫌う。 せっかく作り上げた子どもの習慣が簡単に崩れてしまうからだという。 ところが愛知県は子どもにも教師にも、10連休を強く勧めている。 それぞれ自主的にゆっくり休めと――。大丈夫か? という話。(写真:フォトAC) 【GW:学校は10連休を我慢できない】 大型連休前半が終わり、カレンダー通りの人たちは今日から三日間、仕事に学業にと改めて励み。5月3日からの3連休でまた一息をついてと、そんな感じになるのでしょうか。今年は3・4・5日ががっちり土日にかかっていますからうま味も少なく、人によっては「落ち着いた生活ができるからいいや」という感じ方もあるのかもしれま…

  • 「今日も心病んだ教師のもとで、何十人もの児童生徒が不安定な教育を受けている」~東京都の新任教員の、20人にひとりが1年以内に退職した②

    最初から早々に辞めるつもりで入社してくる若者がいる。 教員はなかなか辞めない分、代わりに病んでいく。 今日も心病んだ教師のもとで、 何十人彼の児童生徒が不安定な教育を受けている。という話。(写真:フォトAC) 【最初から辞める態勢】 新年度早々、早くも辞める新規採用者が続出している。 中には4月1日に行っただけで退職代行サービスを使って退職した若者もいた。 しかも翌日には別の企業の面接を受けて採用が決まっている。 退職代行サービス会社の代表は、「新卒からの依頼は、去年4月は20件だったが、今年は、18日までで139件に。退職理由のほとんどが入社前と後のギャップ」と話している。 以上は一昨日(4…

  • 「たくさんの若者が消えていく社会」~東京都の新任教員の、20人にひとりが1年以内に退職した①

    昨年、東京都の新任教員の、20人にひとりが1年以内に退職したという 教員ばかりでなく、社会のあちこちで若者が神経をすり減らし、 叩かれ、潰されている。 いったい何が起こっているのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【新任教員の20人にひとりが1年以内に退職した】 昨日付の朝日新聞デジタルに「東京都の新任教諭、4.9%が1年以内に離職 過去10年で最多」という記事がありました。 それによると昨年度に東京都が採用した新任教員のうち、169人が1年以内に退職しているのだそうです。割合にして4.9%。過去10年間で最多。ほとんどが自己都合による退職だったといいます――。 ここまでだったら、「ああ、…

  • 「カンニングを叱る必要はなかった」~大阪超進学校におけるカンニング・自殺事件の教訓②

    悪いことを悪いと知りつつやっている子を、叱る必要はない。 “叱る”は、厳しく強い調子で教えることだからだ。 教える必要のない子に与えられるべきは、 罪と罰の整合なのだ、 という話。(写真:フォトAC) 大阪市の私立清風高校で起こったカンニング・自殺事件についてお話ししています。 【誰がどれくらい悪いかを確定する】 こうした裁判で損害賠償の請求額が1億円とか聞くと《いくら超進学校の生徒とはいえ、ただの高校生に1億円の価値があるのか》といった見方をする人が出てきますが、これは亡くなった高校生の命の値段ではなく、その人が生きて67歳まで働いた場合に得られたと思われる収入の総額や利子から、生活費などを…

  • 「人格を叱るのではなく行動を叱るということの意味」~大阪超進学校におけるカンニング・自殺事件の教訓①

    大阪の超進学校で起こったカンニング・自殺事件。 いったい何が起こり、何が悪かったのだろうか? ほんとうに指導が悪かったのか、 正しいやり方があったのかどうか、 という話。(写真:フォトAC) 【超進学校におけるカンニング・自殺事件の顛末】 先月末、「進学校で知られる私立清風高校(大阪市天王寺区)の男子生徒(当時17歳)が試験でのカンニング後に自殺したのは、教師らの不適切な指導が原因だとして、両親が近く、学校側に計約1億円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こす」(2024.03.22 毎日新聞)という記事が出て以来、SNSやニュース記事の書き込み欄には「カンニングする方が悪い」「卑怯者というの…

  • 「校長は『残業手当が尽きたから、通知票は書かなくていいや』と言うだろうか」~調整額10%以上の提案は「撤回しろ」と教師は言った。

    調整手当増額が、教師たちに著しく不評だという。 はて? それでいいのか? 大変だぞ。 教師たちも正当な代表者を失い、 あらゆる人たちが、教師を代表する。という話。(写真:フォトAC) 【「調整手当10%以上」は撤回してください】 先週4月20日朝のテレ朝ニュースで『教員の給与増額案 教員ら「撤回していただきたい」』という内容の話があり、かなり気持ちに引っかかりました。 現役の高校教員 西村祐二さんが、「(調整額増額の方向性について)教員や教員志望の学生の声をちゃんと聞いたうえで、撤回していただきたいと強く主張します」と強く訴えたのだそうです。Yahooニュースにもありましたから、まだ見られるよ…

  • 「家庭菜園ティスト、子孫に美田を残す決意をする」~今年の畑の準備ができて考えたこと②

    都会はどんどん変化するが田舎の動きは鈍い。 そもそも変化の必要性さえ乏しい。 おそらく200年経っても、緑の同じ世界があるだろう。 だから私は子孫に美田を残したい。という話。(写真:フォトAC) 【田舎は8000年経っても田舎のまま】 2001年のアメリカ映画、スティーブン・スピルズバーグの『A.I』に、主人公のロボット少年が、疑似的な母親である人間の女性に捨てられる場面がありました。滑るように走る未来カーに乗せられ、かなりの時間、深い森の中を走ったあげく最後に遺棄されるのです。悲しい場面でしたが、そのときふと思ったのは、《人間そっくりのAIロボットが普通に生活しているほどの遠い未来でも、こん…

  • 「横並び・我慢強さ・協調性・ムラ、百姓はこころ病まない」~今年の畑の準備ができた

    今年の畑の準備ができた。 明日にも苗を買いに行って、植え付けを始めよう。 農業は私たちの感性と深いつながりがある。 稲作が私たち日本人を創り上げたのだ。という話。(写真:SuperT) 【今年の畑の準備完了~畑づくりには順序がある】 晴耕雨読とは言いますが必ずしもタイミングよくことが進むとは限らず、今年の3月末から4月上旬にかけては天候が悪く、毎日、雨読、雨読、雨読でやきもきしましたが、ここにきて今度は、晴耕、晴耕、晴耕。おかげでヘトヘトですが、いちおう今年も畑の準備が整いました。今日明日あたり、苗を買ってきて植え付けようと思います。 当たり前の話ですが、作物は種類によってそれぞれ収穫の時期が…

  • 「『悪い子』の反対は『いい子』? そして 『竜馬はどこへ行ったか』」~日本人にも難しい日本語③

    「悪い子」の反対は「よい子」なのか「いい子」なのか、 「行く」の読みは「いく」と「ゆく」どちらが本来の姿なのだか。 調べ始めたらとんでもないことが出て来た。 私はこれまで何を学んできたのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【「悪い子」の反対は「いい子」なのか】 次の◯◯に入る言葉はなにか。「◯◯子、悪い子、普通の子」 1980年代前半に一世を風靡した「欽どん!」というテレビ番組の人気コーナー、その名前です。リアルタイムで見ていた人たちはかなりの年齢になるかと思いますが、知らなくても◯◯に入る言葉は予想がつくでしょう。その上で、「良い子」なのか「いい子」なのかは問題になりますが――。 答えは…

  • 「自信崩壊:「いう(言う)」と「ゆう」」~日本人にも難しい日本語②

    Facebookの元教え子の日本語表記が気になる。 「ゆう」は「いう」、「そうゆう」は「そういう」に、 それぞれ書き換えるべきではないか―― そう思って調べたら、とんでもない事実が判明した。 という話。(写真:フォトAC) 【四半世紀前の教え子にいうべきか】 10数年前Twitterを始めとするSNSの興隆に乗り遅れまいと、片っぱしアカウントを取ったのですが、現在、日常的に稼働しているのはLINEくらいのもの。X(旧Twitter)やFacebook、Youtubeはほぼ毎日開きますが、投稿することは稀。Youtubeとインスタに至っては登録時に動画や画像を上げただけで、以後、自分から発信する…

  • 「英米人にとっても難しい英語、日本語は楽だが落とし穴がある」~日本人にも難しい日本語①

    日本人に比べ、欧米人には識字障害が極端に多い。 それは英語が難しすぎるからだ。 それに比べたらはるかに楽だが、 日本語にだって難しさはある。 という話。(写真:フォトAC) 【識字障害の話】 識字障害(ディスレクシア)というのは知的障害がないのに文字が音に結びつかず、文字が読めなかったり書けなかったりする発達障害のひとつです。英語圏では大人の10%~20%にディスクレシアの傾向があると言われ、俳優のトム・クルーズやローランド・ブルーム、同じ「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイ、映画監督のスティーブン・スピルバーグ。古くはレオナルド・ダ・ヴィンチやエジソン、アインシュタイン等は、…

  • 「私たちが奴隷になっていくことへの憤り」~人生のハンドルを自分で握る者②

    文明社会で人は依存的に、つまり幼児化していく。 大人になるべき時にも、その機会を取り逃す。 長じては自ら人生のハンドルを放棄してしまう。 私たちはただ、お上の恩情にすがる奴隷となりつつあるのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【文明人は幼いが、幼児は幼くてもいい。しばらくは・・・】 文明人とは自分たちがやっていたことを、他人や機械やシステムに代行してもらう人たちのことです。したがって文明人はどうしても依存的になりがちです。一般に依存的な人間を、人々は「幼稚だ」と表現します。 もちろん幼稚であってもいい人間もいます。さしずめ我が孫2号のイーツなどは、もうしばらく幼稚でいてもかまいません。4歳で…

  • 「誰のためのPTAや自治会か」~人生のハンドルを自分で握る者①

    知らないうちに私の地元の小中学校からもPTAがなくなった。 保護者を代表する人がいなくなったことに、誰も怖れを感じない。 その事実が、また私には恐ろしい。 同じく自治会も消されようとしているが、ここで一曲紹介しよう。という話。(写真:フォトAC) 【人生のハンドルは自分で握っていたい】 これは単なる性分の問題なのかもしれませんが、私は自分の人生のハンドルは最後まで自分で握っていたい人間です。ですから他人の運転する車に乗ることは好みませんし、飛行機より船が好きです。大して泳げないのだから遭難したら海も空も同じですが、最後は自力でじたばたしたいのです。 もちろん病気になって手術が必要な時に自分で執…

  • 「出口なし、八方塞がりのいじめ事件。結局、道はひとつしかなかった」~困った子、困っている子の話③

    文科省の定義に対照すれば明らかないじめ事件。 しかし解決の道がない。 どうなればいいのか、本人にも分からない。 結局、その子が別の道を探すしかなかったのだ。という話。(写真:フォトAC) 【定義に照らし合わせるとやはり“いじめ”】 異動で移った時にはすでにこじれ切っていた「いじめ=不登校」事件ですから、もはや私には手の打ちようがなかったと言えば言い訳も立つのかもしれません。けれどもっと早い段階からかかわっていれば解決の糸口は見えたのかというと、それも微妙です。 当時の文科省のいじめの定義は次のようなものでした。『本調査(*1)において、個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は、表面的・形式…

  • 「私が思い出したあるいじめ事件の話」~困った子、困っている子の話②

    孫2号の不機嫌のベースには、 昼寝をしなかったことによる寝不足がある。 と、そのとき思い出したのは、遠い昔のいじめ事件。 あの時のあの子も、ほんとうは眠かったのかもしれない。という話。(写真:フォトAC) 【原因は睡魔という不条理】 昨日、娘や孫と外食に出た際、自動車内の座席が思った通りじゃないと孫2号のイーツが怒り出し、何をやってもダメだったというお話をしました。 少し高級な回転寿司屋に行ったのですが、そこでもご機嫌は斜めで、運ばれてきた直送レーンの返却ボタンを押しそこなったと怒り、注文の際にタブレットの「サビ抜きボタン」を押し忘れて(自分でやった)食べられない寿司が来たといっては拗ね、せっ…

  • 「惣領の甚六、次男坊には鬼が出る」~困った子、困っている子の話①

    娘が二人の子を連れて五日余りの里帰り。 しかし次男坊が驚くほど難しくなっていた。 怒る・泣く・喚く・意地悪をする――、 そして私は、あることを思い出したのだ。という話。(写真:フォトAC) 【シーナ、里帰りする】 先週の月曜日(1日)から金曜日(5日)、長女のシーナが二人の息子を連れて里帰りしてきました。上のハーヴは8歳で小学校の3年生になったばかり、下のイーツが4歳で今年保育園の年中組になりました(もちろん3人とも仮名、日本人です)。 なぜ土日をはずして月~金という週日にやって来たのかというと、シーナは現在、在宅で仕事をしており、ハーヴの学校が始まるまでの一週間、親に籠りをさせて自分は働こう…

  • 「こうしてみると改めて凄まじい四月の月暦」~四月バカの話ではないが四月バカみたいな4月当初のできごと(最終)

    入学式・始業式が終わっても楽にはならない。 子どもがくるとなおさら切羽詰まる。 しかし忙しさの大部分は不可欠な内容でつくられている。 削れない、人を増やすしかない。 という話。(写真:フォトAC) 【子どもが来るとなおさら切羽詰まる】 怒涛の4日間が終わって学校は一応の落ち着きを取り戻し、日常の生活が始まる――という訳ではありません。いままで教職員全体の動きに合わせていなければならなかった上に、さらに児童生徒の動きが被さって教師個人の動きを制約するからです。 それでも小学校の場合は新一年生のみが学校探検だの給食配膳練習だのと非日常的な日々を送り、他学年は次第に日常的な生活に戻っていくことができ…

  • 「入学式・始業式の来賓控室と担任発表あれこれ」~四月バカの話ではないが四月バカみたいな4月当初のできごと

    入学式は比較的に扱いの軽い行事。 しかし子どもの清新な心は大切にしたい。 地域の人々が学校に期待していることを知るのもこの日、 不躾な子どもが担任発表に一喜一憂するのもこの日。 という話。(写真:フォトAC) 【入学式も大切にしたい】 卒業式には強い思い入れとこだわりがありますが、入学式にはこれといった思いがないので、とにかく気持ちよく、無事終わってくれればいいと思うだけです。諸外国には入学に際してこれといった儀式のない国はいくらでもありますし、歴史的にも扱いは軽いものでした。 江戸時代の寺子屋はもちろん、藩士の子にとっては義務教育だったはずの藩校ですら、就学は子どもが学習に耐えられそうだと思…

  • 「三日目にして学校の構造が何となくわかって来る」~四月バカの話ではないが四月バカみたいな4月当初のできごと③

    三日目も係会と職員会、そして始業式の準備。 これでわずか4日目の入学式・始業式は可能になる。 しかしロクに頭に入らない学校全体の話を、 なぜこの時期に聞かなくてはならないのか。という話。(写真:フォトAC) 【3日目に起こること】 三日目も午前中は係会が二つと職員会議。 今日の係会で話し合ったことを今日の職員会で扱うのではなく、来週か再来週の職員会議で取り上げることになります。係主任はそれまでに計画案を作り直してきます。 午後は入学式と始業式の準備。一昨日、副校長先生と係の先生が示してくれた案に従って、体育館や教室、来賓控室などを整理します。もっとも(後から知るのですが)大部分のことは3月末に…

  • 「4月2日、係会、係会、係会、係会・・・」~四月バカの話ではないが四月バカみたいな4月当初のできごと②

    年度当初の二日目。 とにかく新体制のメンバーで1年分の見通しを立てなくてはならない。 だから会議、会議、会議・・・。 そして自分のことは後回しになる。 という話。(写真:フォトAC) 【二日目午前、係会1、係会2、係会3、係会4・・・、午後も会議、会議】 怒涛のごとき4月の初日が終わり、2日目は多少ゆったりした時間が流れます。 午前中の3時間余りを4コマから5コマに分けて、さまざまな係の会を同時に行います。例えば「9:00~9:30 係会Ⅰ 学校行事、人権・特別支援・国際理解・図書館」とあったりすると、それぞれの主任の先生が決めた場所に行って、一年間の計画などについて話し合います。学校行事の係…

  • 「4月1日、今日、学校で起こること」~四月バカの話ではないが四月バカみたいな新年度当初のできごと①

    4月、全国の新入生・新入社員・新入職員、 その大部分は希望に胸をときめかせ、新生活初日を始める。 しかしここに最初の15分で脳ミソを沸騰させる人たちがいる。 学校の初任教師たちだ。彼らはその日いきなり嵐の中に投げ込まれる。という話。(写真:フォトAC) 【準備職員会議開始まで】 4月最初の出勤日(今年の場合は今日、4月1日月曜日)は、新年度初日という特別な日なのに、学校としては珍しいことに、朝の始まりはむしろ遅いくらいです。というのも朝の内に済ませておかなくてはならない仕事というものがほとんどなく、中学校の先生も部活動を入れないのが普通だからです。年度も替わり、形式上、部活顧問も誰がやるか分か…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、SuperTさんをフォローしませんか?

ハンドル名
SuperTさん
ブログタイトル
カイト・カフェ
フォロー
カイト・カフェ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用