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  • いっきみ話。

    さて、今年も残すところ1日。年越しを母と過ごすため、夕方に実家に移動するまで、何もすることがない。何もすることがない?いやホントに、文字通り、何もすることがない。子供がいるとなんやかんや、わけもなく慌ただしかった。今よりバタバタしていた頃は、まだ仕事していたこともあった(→ことわざ話。)。子供も独立し、老母とふたり、静かな年越しが習慣となってもなお、ドライバーを振り回す羽目になった(→みそかの話。)...

  • わいんの話。

    ♪ぴん ぽ~ん♪ たっきゅうびんでーす!暮れも押し詰まって届いたのは、注文したワイン。母はあまりお酒を飲まないが、ロゼのスパークリングワインは甘くておいしい、きれいと喜ぶので、年末に帰るとき、乾杯用に1本提げて帰る。お正月、千円ほどの安い親孝行だ。いちおう中身を確かめようと箱を開け、パッキングをほどきかけてあれ?じつは引っぱり出したビンのフォルムを見たときから、ヘンだなとは思っていたのである。ふっく...

  • ばすてい話。

    バス停には、すでに先客がいた。無人のバス停に、最初に来た人の待ち方には、たいしたバリエーションは無い。そこに、次の人がやってくると、はじめて位置関係が発生する。どの程度の距離を置いて、どちら方向に並ぶか。あるいはてんでバラバラの方角を向き、列らしい列をなさずに待つか。それを決めるのは、2番目に来た人である。そして3番目に来た者はあ…そういう感じなのネ…先着の2人をすばやく観察、自分がどこに並ぶべきか...

  • きすうの話。

    そんなわけで、大掃除をしない我が家。のんきにサボっているかと思いきや、なぜかシカメ面で電動ドライバーを使っている。今年の春先、書棚の扉が突如ガッタン!外れたことは記事にもした(→ひんじの話。)。いま9か月の間を置いて、反対側の扉がガッタン!まったく同じように落っこちたのである。デジャヴ…。しかし私とてあの時の私ではない。ぶっ壊れた金具と同じものが、ネット通販で手に入ることを、ちゃあんと知っているのだ...

  • そうじの話。

    今年も残すところ5日。♪~今年の汚れ 今年のうちに~♪こんな風に家事担当者の尻を叩く洗剤のCMは、さいきん流れてないが、それでも年末に大掃除する人は多いだろう。新年をサッパリと磨き上げたおうちで迎え、あらたまった気持になるのは素晴らしいことだ。とか何とか言いつつ、私自身は大掃除はしない。なにしろ年末は寒い。ゾーキン一枚絞るにも、必要以上の苦痛を伴う寒中に、ふだんはしないような大がかりな掃除をするのは...

  • しょくせん話。

    週末、子供が帰ってきたわが家。朝には2人ともバタバタ出勤していき、私も仕事に。月曜は、少し早い仕事納め。良いお年を、と言い合って事務所を出、道みちお正月の買物などしながら、うちへ帰った。ホンワカ楽しい気分で、買物袋を手に台所に入ったがだあ!目の前の景色にがくぜんとした。シンクの中に食器が山になっているのだ。3人いれば、食器も3倍。当然のことながら、なかなかショックな光景である。普段のひとり暮らしな...

  • せいやの話。

    …録画しといて~年末恒例のお笑いコンテストを録画しておくよう、ムスメに頼まれたのはだいぶ前のことだった。今年の生中継はクリスマスイヴ。お年頃の娘が、実家でテレビを見ていられる日ではない。年始に帰って見るつもりだろう。忘れないように、すぐ予約録画しておいた。さて当日。ひとり暮らしの私は、イヴだからといって特段の予定も無い。普通に仕事をしているとき♪ぺぽん♪LINEの着信音が鳴ってスマホを見たらやっぱり今日...

  • はーふの話。

    うちにはツリーが無いので、ここ10年ほど、リビングのカーテンに、クリスマスオーナメントを飾っている(→かーてん話。)。カーテンを引く昼は襞の間に隠れ、夜だけ見えるのもいい。子供も大きいし、トシもトシだし、持物は増やしたくない。クリスマスの時期だけのためにツリーを持つことは、もう無いと思っていた。ところが今年の冬、困ったものを見たのだ。どういうことかお分かりだろうか。ツリーが縦半分になっていて、壁に...

  • しらがの話。

    父方の親戚は若白髪が多かった。叔母は40になるやならずで真っ白になった髪を、毛染めで黒くしていたらしい。彼女と一緒にいると母子に間違われるくらい似ていた私が、還暦に至ってまだそこまでにならないのは、母の遺伝のおかげである。母方は、男はハゲるが、女は白髪が少ない。祖母は90代で亡くなったときもまだ黒髪が残っていて、全体としてグレーぐらいの感じだった。その娘である母は、ちかごろこんなことを言う。さいき...

  • かんそう話。

    そういえばさ~…先日、帰宅したムスメに言われた。前にここがカユいって言ったらさ 「そういうこともあるよ」って流されたけどさ~あーハイハイ 言ったような気がするねやっぱカユいから お薬買ってきてつけたら ちゃんと治ったよォそりゃ良かっためでたしめでたし、と思いきや、ムスメは何やら不服げにフツーはさ この軟膏つけたら とかなんとか…はー、ナルホド…口では言いつつ、分かったような、分からないような顔をして...

  • きんぱく話。

    金箔の入った食品は日本酒(→にほんしゅ話。)だけではない。お高いケーキを買ったとき、頼みもしない金の小片がピロッと載っていたりするとこれが無ければもうちょっと安かったろうに…ついビンボくさい感想を抱いて、せっかくの高級ケーキの感激を削がれることになる。もっとも露骨なのは金箔ソフトクリームというやつ。ロコツ~ぅ!(写真はサンプルです)なぜこんなものを作り、そしてそれを買うのか。金箔には何の味もないし、...

  • にほんしゅ話。

    牛乳が切れたのでスーパーに寄ったら、レジ横の日本酒が目にとまった。ふだんは日本酒は飲まないが、お正月のお屠蘇を祝うのに必要だ。思いついた時に買っておこう。えーと 小瓶は…老母とふたり、小さな杯をやりとりするだけの量なのに、なんだかミョーに高い。よくよく見ると、めでたくも純金箔入の文字がラベルに書かれているではないか。お正月はおめでたくということだろうが、私はこういう無意味な贅沢はキライだ。だいいち...

  • でっどの話。

    電車に乗っていると、たまに先頭車両同士が連結していることがある。連結部分に運転台があるわけだ。いいトシして小学生男子みたいなところがあるので、見つけると嬉々として、計器類がよく見える席に腰かけることにしている。意味の分からないプレートの文字や、ライトが光り、メーターの針が思わせぶりな位置を示すのを見ると、わけもなくワクワクするのだ。今日も今日とてガラスにへばりついていたら、謎の文字が点灯したのに気...

  • えぷろん話。

    ○○号室はどこですか?エレベーターホールを出たところで、ふたり連れの女性に聞かれた。うちのマンションは変形の建物が渡り廊下でつながっており、番号だけでは部屋が見つけにくい。指さして教え、揃いの赤いエプロンの背中を家事サービスの人かなあ…考えつつ見送る。教えた番号の部屋は、たしかタカミネさんのお宅。お嬢さんがムスコと同い年なので、道で会うと今も会釈してくれる。家族構成はお父さんとお兄さん、お嬢さんの3...

  • ひこうき話。

    新型ウィルスの騒動で窮屈だった生活も、徐々に旧に復してきた。ブログでも旅行記を多く拝見する。身の周りでも、あそこに行く、ここに出かけたと、楽しいお話を聞くことが増えた。午前中の仕事を終えて事務所に戻ると、内勤の皆さんが先にお昼を食べていたので、駅前で買ってきたパンの袋を手に、私も輪に加わった。…でね シュジンの運転でクルマを出したの話題の中心はコタニさん、ちょうどドライブに行った話が始まっているら...

  • みれんの話。

    ♪ぷるる…ぷるる……ハイ? なんだ おかーさんか…いつもは用件をLINEでよこす母から、珍しく電話。なんだとは何よ せっかくかけてるのに…ハイハイすみません そんで何?へ?なんでかけたんだっけ…あ、そうだ ムスコ君 ネクタイしないかしらへ?ネクタイよネクタイ おとーさんの…えー!?まだあったの?父が亡くなってもう10年以上経つが、ネクタイをしなくなったのは、それよりもっと前である。そうなのよ~ 仕事も行かない...

  • ぼなりー話。

    駅を出たら、乾いた冷たい空気。バスに乗ってもいいけれど、こんな日は家まで歩きたい。遊歩道の街路樹はすでに葉を落とし、枝の間から傾いた夕日が差し込む。枯葉を蹴る自分の足音を聞きながら、無心で歩いているとするやぼなりーって何だっけ?だしぬけに疑問が浮かんだ。こういう時すぐ検索するんじゃなく、アレコレ頭の中で探すのは、安上がりな娯楽である。この時点で、地名か乗り物か、はたまた新素材の名称か、何のヒントも...

  • ろーかる話。

    今日はJRで移動だ。観光客の多いいつもの私鉄に比べ、利用客はほぼ地元民だけの、いわゆるローカル線。平日のお昼、急ぐ旅じゃなし、と乗った各駅停車の車内の空気はのどかである。ウトウトと眠くなりかけたときぷしゅー…電車が停まって、開いたドアから入ってきた乗客の姿に、思わず目を見張った。頭のてっぺんからつま先まで、流行りの衣服でキメて、まるで突如、人気ミュージシャンが現れたかのようだ。プラットフォームが、ス...

  • ぜいきん話。

    今年の字は税。あの字ってホントに上手いのか?思いつつも、税金についてしばらく考える。ワタクシとて納税者のひとりであるから、その使い道についてはアレコレ物申したいこともある。毎日あくせく働いている身の上で、血税などという物騒な言葉も頭に浮かんだところでそれにしても アタシっていくら税金払ってんだっけ?ふと思った。1か所からお給料をもらっていれば月々の天引で見当がつくだろうが、私は方々から少しずつ、金...

  • 1212話。

    「東京物語」という映画がある。世界的に評価の高い日本映画の巨匠の、代表作ともいえる傑作、であるらしい。しかし、私にはこの映画の良さがぜんぜんわからない。もっと言えば、積極的にキライである。退屈だとか眠いとか、消極的な批評はあれど、キライだという人に会ったことがないから、きっと少数派なんだろうと思う。この映画を見ていると、眠くなるどころか、だんだん息苦しく、気持が悪くなってくる。どこにでもいる市井の...

  • こしょてん話。

    展覧会を見に行っても、図録は買わない。いい展示だった時ほど、美術館は手ぶらで出たい。重たい図録を提げて帰るのがイヤなのである。後になっていろいろと思い出し、買っとけばよかった、と後悔することもある。先日、古書店でそんな1冊を見つけた。おっ…定価2200円が…1200円!トクした気分で支払いを済ませ、店を出る。図録が軽くなるわけじゃないが、古本を買うなら、なぜか重くても平気なのだ。久しぶりの古書店街。...

  • ふるほん話。

    イシザキさんは頼れる業界の大先輩。資料収集を怠らず、最新の機材や道具の情報にも詳しくて、困ったときはまず彼女に相談する。先日も知りたいことができて問い合わせたらちょっと古いけど 分かりやすいから貸すわ!即座に返答があった。数日後手渡された本は、ちょっとどころかかなり古そうで、厳重にハトロン紙でくるまれており広げたら壊れるから コピーしないでね注意付きで、恭しく拝借してきた。よく手を洗ってから目次を...

  • へのじの話。

    昔はよくこんなのを描いて遊んだものだ。この手の絵かき歌の難点としては、描いたものがかわいくない、という問題がある。ツルハさんはどうみてもツルッパゲのおじいさんだし、モヘジ君はへの字に結んだ口とコメカミの点点のせいで、いつも怒っているみたいだ。楽しく歌って描きつつも、ちょっと不満だった。怒ってない顔で、できたら女の子が描けないものだろうか。昔からこういうことに労を惜しまぬ私は、試行錯誤した。では研究...

  • あのじの話。

    ああ、忙しい。時間ギリギリだ。焦って小走りで角を曲がったら、足元に何かあって、危うくつまずきそうになった。なんだこりゃ?プラスチックの板が特徴ある形に切ってある。文字の一部だろうか、独特のタッチに見覚えがあるような、無いような…。しさいに見分したいところだが、なにしろ今は急いでいる。後ろ髪をひかれつつ目的地に向かい、なんとか開始時刻に間に合った。休憩に入って、他の人と歓談していると…ができるみたいね...

  • にのじの話。

    師でもないのに、師走に入って忙しい。自分のせいじゃないけれど、けっきょくは先延ばしにしたツケが来ているだけのことなので、誰に文句を言うこともできない。まあ貧乏暇なしのたぐいである。帰ってソファにドサッと腰を下ろすと、テレビを点ける余裕もなかったりする今日このごろ。重い身体を励ましてお風呂に入り、明日の予定をメモしたら、はやばやと燃料切れだ。バタンキュー(死語?)ひと晩眠って朝、昨日書いたメモを見直...

  • なまえの話。

    朝から自転車置場が騒がしい。クリップボードを手に、なにやらやっている管理人さんを横目に愛機青嵐号を引き出し、駅前での用を済ませて戻ると、まだ続いてる様子なので今日はまた何ですか?好奇心に勝てずに尋ねたら不要自転車の整理ですよ 年末なんでね規模の大きなマンションの駐輪場には、使わない自転車が溜まる。1台数万円という高価なものが、ホコリやサビにまみれ、粗大ゴミになっていくのは痛ましい眺めだが、それ以上...

  • くつした話。

    朝のテレビはクツシタ特集。寒い季節、どのようなクツシタを穿くべきかなど、大マジメにやっている。ありがたいことに私自身はあまり冷えない体質であるが、そういえば亡くなった父に、クツシタを編んだことがあった。ヒザを悪くした父が、ゴルフをやめたころ。出かけなくなると動かないせいか、足が冷たい、と、ボソッと言ったので、ありあわせの余り毛糸でクツシタを編んでやったのだ。色はメチャクチャだし、お世辞にもステキと...

  • ひけつの話。

    掃除はキライだが片付けはそう苦にならない。どんなものでも、しまい場所は決めている。床にホコリは落ちていても、モノは置かない。ネバナラヌでやっているわけではなくて、こういう性分なのだ。片づけ苦手な友だちもいる(→おへやの話。)けれど、彼女の居心地よさそうな暮らしを見ると、いいなあと感じる。何が何でも片づけろという最近の流行りは、むしろいかがなものかと思っている。久しぶりに友人を家に入れたら、しばらく...

  • まいごの話。

    歳末にはまだ間があるが、ショッピングモールはまずまずの混み具合。クリスマスの飾りつけに華やいだ気分で、プラプラ歩いていると…ピンクのジャンパーを着た 4才のナニナニちゃんとおっしゃるお子様が…迷子のアナウンスが流れた。子連れの買物にはつきものの迷子騒動。3、4才というややこしい年ごろの子供を連れ歩く、親の苦労がしのばれる。うちの子もそれぞれ、何度か迷子になった。ムスメは興味のあるものの前で動かなくな...

  • さんびん話。

    スーパーの売場でナンプラーを見つけた。エスニック調味料を輸入もので買うと、量が多すぎたり、容器が使いにくかったりで持て余しがちだが、これは国産メーカーの商品らしい。真空密閉容器で、量も少なめなのが気に入り、さっそく買って帰って、調味料入れに立てたときう…こりゃマズい…思ったのは、そこには既に醤油とアマニ油の2つがあったからだ。マウスウォッシュと化粧水のポンプ式容器を取り違えるのではと、日々戦々恐々と...

  • ぽすたー話。

    コンサートホールのある大きな施設で、年末公演のポスターを目にした。ベートーベン交響曲第9番、いわゆる第九である。ああ、もうこんな季節か…外気の冷たさを感じたとき以上に、冬になったと実感する。私もかつて合唱団に所属し、拙いながら第九の舞台に上がったこともあった。新型ウィルスの感染拡大によって、年末の公演が中止になり(→ばってん話。)練習自体も中断を余儀なくされた。合唱団は活動を再開したが、私のほうは休...

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