宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の舞台は苫小牧ではないかという郷土史家の論考が新聞に出ていました。宮沢賢治は岩手県立花巻農学校教諭時代に修学旅行の引率で北海道を訪れており、作中に登場する活版や菓子店の場所が苫小牧市が所蔵する駅周辺の昭和初期の地図と一致するそうです。また鉄道車内で車掌に切符を見せる場面では、切符を「はがきくらいの緑色の紙」と表現しており、これは当時の国鉄の硬券切符ではなく、軽便鉄道...
これまでの北海道旅行での情報や風景を中心としたブログです。また地元の関西周辺のお出かけ見聞録も多く掲載しています
1993年に初めて北海道を訪れて以来、何度となく訪れた北海道の見聞録です。また地元の関西周辺のことも掲載しています。
今年も大晦日になりました。とりあえず迎春準備は昨日までにほぼ終わりました。リビングの棚の置物も、卯から辰へバトンタッチです。それにしても年末のテレビ番組って、どうしてあそこまで長時間なんでしょうね。平気で4時間以上あり、せっかくおもしろそうな題材の番組も、無理に尺を膨らませるので、間延びして見るのも疲れてしまいます。なので、こたつに入ってテレビをつけても、結局はABEMAかYoutubeあたりの無料のネット番...
地域タグ:兵庫県
いよいよ今年も残すところ今日を入れて2日です。大阪・梅田の阪急百貨店のショーウィンドウも先週紹介したクリスマス仕様から、一気に正月仕様に変わりました。神社仏閣も境内は迎春の飾りが施され、すでに初詣客を迎える準備が整っています。阪神地区は少し前まで最高気温が5度くらいの2月の真冬の寒さでしたが、今週後半は気温が15度くらいまで上がる春先のような年の瀬になっています。穏やかな暖かい正月はありがたい一方で、...
地域タグ:大阪府
年末年始用に六花亭のお菓子を通販で購入し、先日段ボールにいっぱい届きました。折しもたまたま知人からも六花亭のポテトチップスも頂き、我が家のお菓子の棚は六花亭で埋め尽くされました。旅行で北海道へ行くと必ず六花亭に行きます。現地でしか食べられないものもけっこうあるので、喫茶室かイートインコーナーに立ち寄ります。ですから六花亭のポイントカードは必携です。ポイントは100円で1ポイント貯まり、1ポイント1円で使...
地域タグ:北海道
世間一般に今日は仕事納めですね。「みなさん、おつかれ生です」と阪神タイガースの平田コーチが2度のビールかけで言ったことで、関西ではちょっとした流行語のようになり、挙句の果てにはアサヒビールからCMのオファーがありました。北海道ではビールと言えばサッポロビールでしょう。サッポロファクトリーはサッポロビールの前身である札幌開拓使麦酒醸造所だった跡地に作られた大型商業複合施設です。シンボルは大正時代に建て...
地域タグ:北海道
小樽の三角市場です。20年前に初めて来たときはまだ知る人ぞ知る地元の市場でした。しかし、テレビで取り上げられ、SNSでも紹介されて、今では釧路の和商市場や函館朝市のようにすっかり観光地化されてしまい、今回もインバウンドでいっぱいでした。当然値段も観光客価格なので安くはありません。中にある食堂も外国人で長蛇の列です。海鮮丼もいい値段です。30年前に北海道へ行き始めた頃の各地の市場の雰囲気が懐かしいです。お...
地域タグ:北海道
前回紹介した釧路の釧之助本店で昼食をとることにしました。最初は2階の「釧ちゃん食堂」で食べようと思っていましたが、お寿司が食べたくなり、販売エリアの一角にある「お寿司コーナー」に行きました。カウンター席とテーブル席を合わせて15名ほどの小さなスペースですが、このときは誰もいませんでした。いつも安い回転寿司なので、ここでは奮発して2200円の特上生寿司を注文しました!イクラ、蝦夷バフンウニ、ズワイガニ、真...
地域タグ:北海道
大坂・梅田周辺には大小たくさんのクリスマスツリーが飾られています。こちらは阪急電車の大阪梅田駅近くにある茶屋町アプローズタワーのクリスマスツリーです。そして今年で10周年を迎えたグランフロント大阪の今年のツリーは「Joyful-Go-Round Tree」という名前のメリーゴーラウンドをモチーフにした高さ12mの巨大ツリーです。前回書いた阪急百貨店のツリーもメリーゴーランドになっていましたが、こちらのメリーゴーランドは乗...
地域タグ:北海道
前回は神戸市役所の展望フロアを紹介しましたが、今回は美瑛町役場の展望塔です。その名も四季の塔です。知っている人は少ないかもしれません。厳密に言えば、美瑛町役場の横にある塔です。高さは32.4mで、神戸市役所の3分の1以下ですが、周りに高い建物が無いので美瑛の町を360度見渡すことができます。しかし町の中にありますので、目の前にパッチワークの丘が広がっているわけではありません。はるか東の方向にはうっすらと十...
地域タグ:北海道
みなさん、年賀状の準備はされていますか?私は年賀状の宛名印刷に筆ぐるめを使っています。先日とりあえず宛名印刷しようとしたところ、なぜか印刷できません。プリンターに異常はなく、原因を考えた結果、思い当たったのは今年パソコンのOSをWindows10からWindows11に入れ替えたことです。実際にWindows11に変えて動かなくなったソフトや機器がありましたし、私の使っている筆ぐるめ25もサポートは終了しており、Windows11での動...
地域タグ:兵庫県
いつも北海道旅行でリーズナブルな宿として東横インかスーパーホテルに泊まることが多いですが、今回はコンフォートホテルに初めて泊まりました。けっこう安い割に施設やサービスが充実しているという評判で、それで道内の以下の各地で4泊もしました。コンフォートホテル苫小牧コンフォートホテル帯広コンフォートホテル釧路コンフォートホテル北見道内のコンフォートホテルはこれ以外に札幌と函館にあります。部屋の大きさも十分...
地域タグ:北海道
NHK大河ドラマ「どうする家康」も終了しました。最終回のラスト30分は若い頃の登場人物がすべて出てくるカーテンコールのような構成でした。さて、前回紹介した徳川家康が最初に埋葬された久能山東照宮ですが、ここへ行くには2通りのアクセス方法があります。1つは内陸の日本平からロープウェイで行く方法で、もうひとつは海側から石段を上る方法です。私はせっかくなので石段を上りました。ロープウェイの方が楽ですが料金の節約...
地域タグ:静岡県
先日ニュースで北九州市と下関市の小学生が糸電話の日本最長記録を更新したというニュースを見ました。これまでの242.626mという記録を上回る250mの距離で会話ができたということです。記録が作られた場所は本州と九州を結ぶ海底トンネル「関門トンネル人道」で、関門橋開通50周年を記念してのイベントだったようです。以前、この「関門トンネル人道」を往復したことがあります。歩行者は通行料無料です。下の写真は下関側の入口...
地域タグ:山口県
北海道産品のアンテナショップの北海道どさんこプラザ札幌店がJR札幌駅構内にあります。2023年2月にリニューアルオープンしました。大阪にも1店舗ありますが、残念ながら売り場面積は狭いです。それに対してさすが札幌店は広く、道内各地の特産品が数多く揃っており、生産地でしか買えないようなレア商品もあります。レトルトカレーもいろいろな種類があります。道内だけでこんなに多くのご当地レトルトカレーがあるのですね。豚丼...
地域タグ:北海道
阪急電車花隈駅のすぐ近くにある花隈公園は、かつては花隈城があった城跡です。中華街の南京町などがある元町エリアからも歩いてすぐの場所です。織田信長が大坂の石山本願寺に対する西国の援助を断つための拠点として、家臣の荒木村重に命じて築城した城です。しかし、荒木村重が信長に反旗を翻したため、池田恒興などに攻められて落城しました。遺構は存在しておらず、石碑と解説板が設置されています。公園をぐるりと囲んだ石垣...
地域タグ:兵庫県
今回の新日本海フェリー敦賀・苫小牧航路は往路すいせん復路すずらんでした。往路復路とも船内に以前と比べてちょっとした変化がありました。まずステートAの船室のテレビが新しく壁掛けの液晶大画面に替わって見やすくなっていました。以前は小さなテレビが洗面台横に置いてありましたが、それがなくなった分机上のスペースも広くなりました。次にこの船で唯一外へ出られる後方デッキですが、手すりの2mほど手前にロープが張っ...
地域タグ:北海道
セイコーマートは北海道密着のコンビニです。コンビニといってもホカホカ弁当や焼き立てパン、オリジナルの限定商品などが充実していて、北海道旅行ではよくセイコーマートを利用します。けっこうな田舎でもあります。ただ関西にはまったくありません。なのでセイコーマートのカードは作っていなかったのですが、北海道旅行中だけとはいえ、持っていると得なことが多そうなので、今回カードを作りました。カードを作ったということ...
地域タグ:北海道
先週のNHKブラタモリは愛媛県宇和島市が舞台で、旅のお題「“ギザギザ”は宇和島に何をもたらした?」でした。番組のオープニングは宇和島城でした。私は3年前に行ったことがあります。宇和島城天守は、貴重な現存12天守のひとつで、築城の名手・藤堂高虎による城です。多くの城の縄張り(敷地)の形は四角形ですが、宇和島城は不等辺五角形です。このことが敵を混乱させ、幕府の隠密ですら誤った城の構造を報告した記録があるくらい...
京都府立植物園で京都野外彫刻展(京都府、京都彫刻家協会主催)が開催中です。このブログで時々紹介させて頂いている松原氏から案内状を頂いたので見に行きました。松原氏の作品は「EDAMAME」です。今年3月にも尼崎芸文美術展にこの作品を出品されていましたが、屋外で見るとまた違った雰囲気です。広い植物園のあちこちにたくさんの立体作品が展示してあります。ぶらぶら歩きながら鑑賞していると、さらに知人の島崎將氏の作品も...
地域タグ:京都市
幣舞橋近くにある釧路フィッシャーマンズワーフMOOです。フィッシャーマンズワーフはサンフランシスコの観光地の名称で、MOOはMarine Our Oasisの略です。こちらは1989年オープンの商業施設ですので、前回書いたような最近流行のダジャレ名称ではありませんo(^▽^)o観光で釧路を訪れてお土産を買うのであればここの1階のMOO市場ですね。六花亭や柳月などのお菓子から魚介類や塩干物、珍味までいろいろあります。最近よくテレビでも...
地域タグ:北海道
あくまで私の個人的な印象ですが、最近の新しい商業施設の名前は「またこのパターンか…」というのが多いです。例えば…先月すすきのにオープンした大型商業施設が「COCONO SUSUKINO(ここの すすきの)」です。「COCONO」には場所を意味する「此処」と多様性を意味する「個々」の2つの意味が込められているそうです。私の住む尼崎に昨年11月にオープンした商業施設が「SoCoLa塚口(そこら塚口)」です。「すぐそこにあるCOMMUNITY L...
地域タグ:北海道
北海道のお土産として定着している「じゃがポックル」です。私の周囲ではとても「イモ感」が強いと好評で、いつも何箱かお土産に買って帰ります。この「じゃがポックル」もかつては前回紹介した「赤いサイロ」のように人気沸騰で品薄状態になりました。下の写真はその頃の店頭の写真です。「当店は個数制限ありません!!」とわざわざ書いてあることから、当時の人気が伺えます。もちろん今も人気ですが、好きなだけ買うことができま...
地域タグ:北海道
北見のお菓子「赤いサイロ」です。カーリングのロコソラーレが試合途中の休憩時間(もぐもぐタイム)に赤いサイロを食べているのがテレビに映り、一躍有名になりました。それ以来、品薄状態が続いており、店頭で見ることも少なく、この日はたまたま女満別空港で見つけました。それも1人2個までの限定販売でした。中はチーズケーキの小箱が5個入っていて、箱の裏には北見の名所の写真が印刷されています。下の小箱はオホーツクビア...
地域タグ:北海道
久しぶりに女満別空港に行きました。といっても搭乗目的ではなく、近くを通ったので少し立ち寄ったという感じです。駐車場も1時間までなら無料です。以前は関西方面と女満別空港は便数も多く、道東観光によく利用していましたが、今は伊丹空港から夏季のみ1日1往復、関西空港からはピーチが1往復飛んでいるだけなので利便性はよくないです。とくに北海道へフェリーで訪れるようになってからは、女満別空港に行く機会はなくなりま...
地域タグ:北海道
2006年に開港した神戸空港は神戸沖にある海上空港です。オープン直後にこの空港から北海道へ行きましたが、ここへ行ったのはそれ以来になります。神戸空港では昨年9月にミニチュア写真家・田中達也氏の常設ミュージアム「MINIATURE LIFE × KOBE AIRPORT」がオープンしました。展望デッキに上がるとまず目に入るのが田中氏の作品のブロッコリーを大樹に見立てた「ブロッツリー」です。作品展示室は2つあり、ひとつ目はAIRPORT ZONE...
地域タグ:兵庫県
室蘭の測量山展望台です。室蘭市を一望できる展望スポットで、室蘭八景のひとつです。前回紹介した祝津公園展望台は白鳥大橋開通時に作られた展望台ですが、ここは古くからある展望台で、昭和初期には与謝野鉄幹・晶子が夫婦で訪れて歌を詠んだことでも有名です。測量山の標高は約200mとあまり高い山ではありませんが、眼下の白鳥大橋はもとより、晴れていれば羊蹄山や駒ケ岳から函館の恵山まで見渡せます。室蘭市街や室蘭港だけ...
地域タグ:北海道
「ブログリーダー」を活用して、あまなべさんをフォローしませんか?
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の舞台は苫小牧ではないかという郷土史家の論考が新聞に出ていました。宮沢賢治は岩手県立花巻農学校教諭時代に修学旅行の引率で北海道を訪れており、作中に登場する活版や菓子店の場所が苫小牧市が所蔵する駅周辺の昭和初期の地図と一致するそうです。また鉄道車内で車掌に切符を見せる場面では、切符を「はがきくらいの緑色の紙」と表現しており、これは当時の国鉄の硬券切符ではなく、軽便鉄道...
礼文島の固有種レブンアツモリソウが見頃だそうです。ラン科の多年草で絶滅危惧種に指定されています。生育環境の悪化や盗掘などで数が減っていましたが、群生地の保全を行った結果、再び開花数が増えつつあります。ただ夏が暑いと翌年は花が減る傾向があるということで、ここにも温暖化の影響があるようです。私が礼文島に行ったのは2002年のことです。そのときは島で2泊しましたが残念ながら3日間とも天候には恵まれませんでした...
漫画「将棋の渡辺くん」の単行本最新刊が発売されたので、さっそく買って読みました。「将棋の渡辺くん」は渡辺九段の元奥様で漫画家の伊奈めぐみさんが渡辺九段についてコミカルに描いた漫画です。本の帯にも「離婚しました。」と大きく描いてあるように、最近電撃離婚されて将棋ファンの間では話題になりましたが、生活スタイルはこれまでと変わらないということです。作者の伊奈めぐみさんは高槻市の将棋イベントで何度か見まし...
翼を骨折しているところを保護されたオジロワシが、過去に散弾10発を受けていたことがわかったという記事が出ていました。撃たれたのはかなり前のようで、傷は自然治癒していたそうですが、散弾の状態から流れ弾ではなく、正面から狙って撃たれた可能性があるとのことです。数年前に網走の海岸で乗馬中にオジロワシを見かけましたが、そのときも近寄っても逃げないので猟銃があれば容易に撃つことはできたでしょう。狩猟には趣味や...
前回は長崎の孔子廟や新中華街について書きましたが、今回は神戸の中の中国です。関帝廟は中国で財の神として名高い三国志の武将・関羽を祀った霊廟です。世界中のチャイナタウンにあり、神戸にもあります。孔子と関帝では時代が大きく異なりますが、同じ中国なので雰囲気が似ています。入り口の山門は典型的な中国風の門です。門の上部に掲げられた 「関帝廟」の扁額は、元蒋介石の秘書で世界的に有名な書道家が書いたものだそう...
長崎孔子廟は孔子の遺品を納め祀ったのが始まりです。1893(明治26)年に中国清朝政府と華僑によって建立されました。ひとつとして同じ顔のない七十二賢人の石像は、圧巻で荘厳な雰囲気です。 正面に孔子を祀る大成殿があり、その後ろに中国文化を紹介する中国歴代博物館があります。内部は撮影禁止です。この孔子廟から歩いてすぐの場所にあるのが長崎新地中華街です。横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつです。東西、南北あ...
前回函館のイカがピンチだということを書きましたが、北海道漁港漁場協会は少しでも漁業に関心を持ってもらうために「難読漁港番付表」なるものを作りました。道内の難読漁港名を番付にしたもので、それによると東の横綱が羅臼町の「於尋麻布(おたずねまっぷ)」で、西の横綱が島牧村の「厚瀬(あっちゃせ)」です。北海道へよく行く私もある程度の地名は読めますが、漁村レベルとなると難しいです。中でも釧路と厚岸の海側を結ぶ...
函館といえばイカです。しかし近年漁獲量が減っており、今年も漁解禁日にほとんど獲れず、市場開設以来初めて初競りが中止されました。そして1週間後に出漁して何とか345キロを水揚げし、ようやく初競りができたということです。ただ昨年の同日には1000キロ以上が水揚げされており、初日の比較だと昨年の3分の1程度です。このままだと「イカのまち」ではなくなってしまいそうです。また知床ではカラフトマスの遡上が減っています。...
ここまで北海道の地方空港のことについて書いてきましたが、今回は九州の空港です。九州には多くの空港があり、国管理空港だけでも7ヶ所(福岡・北九州・長崎・大分・宮崎・熊本・鹿児島)あります。長崎空港はターミナルビルが教会の窓をイメージしたデザインで、屋上の鐘など各所が教会風になっていることが特徴です。大村湾に浮かぶ箕島を埋め立てた空港で、1975年に開港した世界初の海上空港です。今年で開港50年になります。...
札幌丘珠空港は、札幌都心から北東に直線距離で約6kmの場所にある空港です。滑走路は1500mが1本で、3000mが2本ある新千歳空港に比べるとかなり小規模です。函館や釧路といった道内都市を結ぶ便が多く発着し、ほかに三沢、新潟などを結ぶ便がありますが、東京や大阪を結ぶ路線はありません。この空港は陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場でもあります。陸上自衛隊が管制業務を行うという珍しい空港です。2016年よりFDA(フジドリームエ...
オホーツク紋別空港です。前回書いた中標津空港よりさらに規模は小さく、現在は全日空の羽田往復便があるだけです。羽田空港からの便が到着するのは午後12時30分で、羽田空港に向けて出発するのは午後1時10分です。空港に行ったのは午後2時でしたのでもうここを発着する便はなく、中には入れましたが空港は実質閉店状態です。もちろん展望デッキに出ても航空機の姿はありません。外国人観光客の利用者数が増えて何とかコロナ前の水...
少し時間の余裕があったので何となく中標津空港に行ってみました。この空港にはかなり昔に来たことがあり、その時の印象が木のぬくもりのある空港でしたが、今回も変わらずというより一層きれいな木の作りになっていました。写真だけ見ていると、どこかの公民館の2階フロアという感じですね。ここで食後の缶コーヒーを飲んで休憩しつつ、このあとのドライブ計画を確認しました。テーブルもあって安上がりな喫茶タイムとなりました...
前回は函館の旧ロシア領事館と旧イギリス領事館のことを書きましたが、今回は長崎です。長崎の東山手十二番館は1868年に建設された建物で、ロシア領事館が置かれていました。外国人居留地を代表する洋風建築で、1998年国の重要文化財に指定されています。すぐ近くにある東山手甲十三番館は明治時代中期にフランス領事館として建てられた建物で、現在は無料で公開されているほか、喫茶店としても利用されています。そしてこれらの旧...
函館市にある旧ロシア領事館は明治41年に建築され、帝政ロシアの領事館としては日本に唯一現存する歴史的建造物です。30年前まで青少年研修施設として利用されていましたが、閉鎖後は老朽化して立ち入り禁止になっていました。そんな旧ロシア領事館を名古屋の企業が2021年に函館市から買い取って改修を進め、7月に高級ホテルとしてオープンすることになりました。全6室で、スイートルームは2名1室2食付きで1泊31万9000円ということ...
このブログで以前書いたことがありますが、クラーク博士の「初年よ大志を抱け」という名言は、北広島の島松駅逓所で札幌農学校に赴任してしていた博士が帰国するとき、見送りに来た学生たちに残したとされています。(恵庭だったという説もあるようですが…)現在国の史跡に指定されている旧島松駅逓所の近くには名言誕生の記念モニュメントが建っています。しかし名言が生まれた場所が北広島市だということの知名度は低く、有名な...
亀山社中は坂本龍馬とその同志により結成された日本初の商社兼私設海軍です。前回ブログで少し触れた坂本龍馬が学んだ神戸海軍操練所が閉鎖された直後の1865年に長崎で結社されました。老朽化していた龍馬が活動拠点として借りていた民家を当時に近い形で復元し、2009年から長崎市亀山社中記念館として一般に公開しています。名誉館長は龍馬の大ファンである俳優の武田鉄矢さんが務めており、床の間に掛かっている絵も武田鉄矢さん...
神戸の新名所TOTTEI(トッテイ)Iが4月にオープンしました。もともとは物流の拠点として倉庫が建ち並んでいた神戸港第2突堤でした。TOTTEIの中心施設は「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」です。プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」の本拠地で、音楽ライブなども開催される予定です。TOTTEIの南端には海を眺められる広々とした緑のスペース「TOTTEI PARK」があります。そして「TOTTEI PARK」の広場全体を劇...
鹿追にある福原記念美術館です。前回書いた神田日勝記念美術館の近くにあります。十勝を中心に展開しているスーパー「フクハラ」の創業者である福原治平氏が長年にわたり収集してきたコレクションを一般に公開するために設立した美術館です。くつろぎながら芸術を楽めるよう喫茶スペースやテラスがあり、撮影もOKで、気軽に芸術品に触れあえる美術館です。六花亭の花柄包装紙でおなじみ 坂本直行 無題連ドラ「>なつぞら>」でブレ...
十勝の鹿追ゆかりの画家・神田日勝をご存じでしょうか。神田日勝は東京生まれですが、戦火を逃れて一家で鹿追に来ました。そこで油絵を始め、十勝の風景や農耕馬・牛などをモチーフにした絵を描きました。6年前のNHK朝の連ドラ「なつぞら」で主人公なつが十勝にいる頃に重要な役割を担っていたのが絵の上手な同級生の山田天陽(吉沢亮)でした。この山田天陽のモデルになったのが神田日勝です。鹿追にある「神田日勝記念美術館」に...
堺市にある大仙古墳(伝・仁徳天皇陵)は日本最大の前方後円墳です。しかし地上からあの特徴的な鍵穴のような形は確認できません。正面からも鳥居と森が見えるだけです。前回書いた堺市役所21階の展望フロアは80mの高さがありますが、直線距離で1km離れているので、やはり大仙古墳は森にしか見えません。そこで堺市は世界遺産登録が決まった2019年に気球から古墳を眺められる計画を立てましたが、トラブルのため5年以上も話が停滞し...
函館カール・レイモン元町店はです。建物は函館市が指定する「伝統的建造物」です。カールレイモンはドイツ生まれで、ハム・ソーセージを食べる習慣のなかった日本に来て、函館で日本人女性と結婚し、1924年にハム・ソーセージの店と工場を開業しました。今ではカールレイモンは函館を代表するハム・ソーセージの老舗ブランドです。現在の函館カール・レイモン元町店は初期の工場跡です。店内にはイートインコーナーもあり、焼き立...
震度5以上の地震が多くなっている昨今、古い建物の耐震補強が急がれます。前回書いた清州城などのコンクリート製の模擬天守は耐震補強工事は自由にできますが、歴史的価値がある天守はそうはいきません。現在、築城当時からそのままの姿で建っている現存12天守のうち、国宝に指定されている天守は5つあります。国宝であるがゆえに、耐震補強するにもいろいろな制約があって通常の耐震工事の何倍もの手間がかかります。それでもすで...
愛知県清須市の清洲城です。織田信長が拠点とした城ですが、写真の天守は1989年に造られた鉄筋コンクリート製の模擬天守です。創建時の資料が残っていないので、外観・規模とも想像で設計されました。城跡は開発によって大部分が失われ、本丸土塁の一部が残るのみです。下の写真に見える朱色の大手橋の向こうの清洲古城跡公園に発掘された石垣の一部が復元されています。ちなみに横の線路はJR在来線と新幹線です。この城が有名なの...
前回、柳月がNHKの連ドラで登場した「あんバタサン」というお菓子を商品化して販売に力を入れているという話をしました。柳月のスイートピアガーデンにはイートインコーナーがあるので、その「あんバタサン」をバラで買って食べてみました。この例えは柳月には失礼かもしれませんが、六花亭のバターサンドと似ているように思います。別に否定しているわけではなく、おいしいという意味です。ただやはり柳月の昔からの主力商品はし...
前回紹介した道の駅おとふけの隣には十勝の有名菓子メーカー柳月のスイートピアガーデンという工場兼店舗があります。柳月といえば、その主力商品は三方六です。いわゆるバウムクーヘンですね。しかし最近柳月は「あんバタサン」という新商品に力を入れています。これはNHK朝の連ドラ「なつぞら」の中で出てきた「雪月」という小さなお菓子屋が考案したお菓子です。この「雪月」は柳月をモデルにしていて、劇中に登場したお菓子を...
道の駅おとふけです。2022年春に場所を移し、規模も大きくなってリニューアルオープンしました。オープン直後に訪れましたが、日曜日ということもあり、たくさんの人でごった返していました。2年近く経った今なら人出も落ち着いたかなと思い再び訪れましたが、それでもかなり混んでいました。入り口横にはパンの「ますや」直営の「みちます」があり、さらに帯広豚丼の人気店「豚丼のぶたはげ」もあります。ちなみにいつも拝見して...
神戸市灘区の「なぎさ公園」は海に面した気持ちの良い公園です。、海沿いにある「ハーバーウォーク」はウォーキングやジョギングに最適で、この日も多くの市民が走っていました。広い園内には多彩なアート作品が並んでいます。下の写真のモニュメント「ゆめ・きずな」は、阪神・淡路大震災復興のモニュメントとして2001年に設置されたものです。カラフルな色がひときわ目を引くこの作品は長さが30mあり、遊び方が自由な子どもの遊...
前回紹介したビート資料館の前に鉄道の駅標とレールがあります。廃線になった国鉄広尾線が走っていた場所とは少しずれているし、単なるモニュメントかと思いながら入館しました。ところが中の展示を見て、ここがちゃんとした別の鉄道の駅だったことがわかりました。資料を見ると、日本甜菜製糖株式会社は十勝鉄道という私鉄を運営し、全道から集荷されたビートの搬入や砂糖製品の出荷をしていたそうです。十勝鉄道の路線図にも帯広...
帯広にあるビート資料館です。ビートは北海道の基幹作物で「甜菜(てんさい)」とも呼ばれており、砂糖の原料として使われています。資料館の造りはシンメトリーの構造で、入るとすぐ吹き抜け空間となっています。この資料館の場所にはかつて旧日本甜菜製糖帯広製糖所があり、一時は日本最大規模でしたが、1977年廃止されました。その跡地にこのビート資料館が作られ、ビート製糖に関する資料や模型などが展示されています。入館料...
京都市京セラ美術館に行きました。平安神宮のすぐ前にあります。目的は知人の松原一彦氏も出品している「第20回 日韓現代美術同行展」です。せっかくなので昨日書いた平安神宮神苑の無料公開日に合わせて訪れました。松原一彦氏の今回の作品は「Spiderweb」です。真鍮の蜘蛛の巣です。以前よりリアルさが増したような気がします。それ以外で私が印象に残ったのは「A wall of sheep」(高垣リミ氏)です。羊の体から人の足がたくさ...
平安神宮には神苑という広い日本庭園があります。通常は入園料600円ですが、年2回無料公開日があります。そこで昨日6月7日の無料公開日に合わせて行ってきました。神苑に入るとまず南神苑で、そこに日本最古の路面電車が置いてあります。明治44年に製造された車両で2020年に路面電車初の国の重要文化財に指定されました。西神苑はちょうど花菖蒲が見頃です。このときに合わせて無料公開日を設定しているのでしょうね。西神苑の白虎...
美瑛の三愛の丘展望公園です。パノラマロードにある赤い三角屋根が目印の展望スペースです。十勝連山が比較的近くで見られ、その手前の波状丘陵を望めるのがこの丘の特徴です。景色の見える方向はやや限られますが、南西方向の丘の景色は、なだらかな曲線が美しいです。周囲には畑が広がり四季折々の風景が楽しめそうです。言うまでもありませんが、畑は進入禁止です。美瑛の中心街から約5kmのところにあります。にほんブログ村人...
美瑛にある千代田の丘展望台です。三角屋根の展望塔が特徴です。この日は曇っていましたが、遠く東の方向に十勝岳連山を望むことができます。見晴らし台の2階からは360度の美瑛の風景を見ることができます。展望台の下には、かわいい小動物とふれあえる観光牧場があります。昔はここで乗馬のトレッキングをやっていて美瑛の丘を馬上から楽しんだこともありました。にほんブログ村人気ブログランキング...
美瑛の新栄の丘展望公園です。1個400kgあるという牧草ロールの人形が目印です。少し高い位置から幾重にも折り重なる丘の風景を一望することができます。訪れたのは午前中でしたが、ここは夕日のきれいな場所として有名です。以前訪れたときは曇天で、離れた場所にだけスポットライトのように光が差していました。その中で浮かび上がっている2本の木はパフィーの木です。昔パフィーが主役のドラマで登場したことで有名になった木で...
大阪・梅田のシンボルだった大阪マルビルが老朽化などの理由で昨年5月で営業を終了しました。1976年に誕生したマルビルは「日本初の円形超高層ビル」として話題になりました。学生時代から馴染みのあったマルビルも見納めと思い、写真を撮ってこのブログにも載せました。その翌月の昨年6月から解体工事が始まりました。そして解体工事が始まってから1年が経ち、いよいよ本当にマルビルが姿を消すときが近づきました。ついに5階建て...
羊蹄山の北北西あたりに富士見という地名があります。「蝦夷富士を見る」というわかりやすい地名です。そしてここに羊蹄姿見池と呼ばれる池があります。周囲130mほどの小さな池で、比較的訪れる人も少ないようです。池に羊蹄山がきれいに映ることから「姿見池」と呼ばれています。ここには羊蹄山の湧水が湧いています。ちょうど汲みに来ている人もいました。8年前に来たときは風は弱く池に波は立っていませんでしたが、肝心の山に...
前回紹介した三方五湖ですが、その全体を見るにはレインボーライン山頂公園へ行くのがおすすめです。リフトかケーブルカーで山頂公園まで上がります。写真に写っているレインボー傘は施設が日傘や雨傘として無料で貸してくれるものです。これを多くの人がさすことでSNS映えする効果を狙っているのでしょうね。山頂公園には5つのテラスがあり、三方五湖や若狭湾が一望できます。足湯やカフェもあります。山頂カフェなないろでジュー...
福井県の三方五湖です。北陸新幹線が敦賀まで延伸されて注目度が上がり訪れる人が増えているそうです。三方五湖は、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖の総称です。5つの湖はそれぞれ水質や水深が違い、すべて濃さの違う青色に見えることから「五色の湖」と呼ばれています。下の写真は三方湖です。三方五湖の中で唯一の完全な淡水湖です。三方五湖の中でもっとも大きいのは水月湖です。近年、湖底に年縞と呼ばれる7...
道の駅「流氷街道網走」です。ここ数年連続して立ち寄っています。冬はここから流氷観光砕氷船おーろら号が出ています。夏はホエールウォッチングですが、私が乗ったときは空振りでした。売店では青い流氷ドラフトが網走地ビールとして人気です。ここの2階のレストランで昼食と思いましたが、ものすごく混んでいたので、ファーストフードで済まそうということになりました。食べたのは網走バーガーです。カラフトサーモンを網走産...
前回紹介した網走原生牧場です。今回は藻琴湖を巡るコースです。リーダーは下の写真のお馬さんです。名前はどんちゃんです。どんくさいからだそうです(笑)牧場に着いたときはいなかったのに、いつのまにか現れた看板猫の…名前は忘れましたm(__)m看板猫だけあって人に慣れています。でも少し頭をなでるとすぐにどこかへと出かけます。さすが猫だけあって自由気ままです。馬は柵の中で過ごしていますが、以前いつの間にか柵の外で...