「BSシネマ」『炎上』
『炎上』(58)昭和19年春。この世で最も美しいのは京都の驟閣寺だと亡き父から教え込まれたきつ音症の青年・吾市(市川雷蔵)は寺の徒弟となる。だが戦後、寺は観光地と化し、尊敬していた住職(中村鴈治郎)の堕落を目にした吾市は不信と絶望感に追い詰められていく。名匠・市川崑監督が三島由紀夫の小説『金閣寺』を映画化。市川雷蔵の初の現代劇で、国宝の寺に放火した青年僧の苦悩と葛藤を描く。炎上シーンの炎に金箔を施すなど、名カメラマン宮川一夫のモノクロの映像美も見どころ。「BSシネマ」『炎上』
2025/04/17 07:26