根小屋諏訪神社(ねこやすわじんじゃ→神奈川県相模原市緑区根小屋)は、鎌倉時代初期の1192(建久3)年に筑井城(つくいじょう)を築城した筑井太郎次郎義胤(つくいたとうじろうよしたね)が勧請したと伝わります。神仏習合の頃は井木山寿性院(→現在は廃寺)が別当寺を務めました。『津久井郡文化財神社編』によると、戦国時代には小田原北条氏の有力国衆であった津久井城主内藤景定(ないとうかげさだ)によって1527(大永7)年に50間4面の社...
名所江戸百景を訪ねて名所江戸百景を訪ねて第97景「堀江ねこざね」作品の中央を流れる川は「境川」。その左側の集落が堀江村、右側が猫実村です。木々に囲まれた建物は、豊受神社。川に架かる橋。手前の橋は境橋です。奥に架かる橋は、新橋と思われます。その奥に見える船の帆柱は、河岸場(船着き場)辺りです。遠景の山は富士山と丹沢山塊。近景には無双網の猟の様子が描かれています。堀江村現在の千葉県浦安市堀江です。江戸川河口左岸の三角州、境川以南の先端部までを領域とし、さらに右岸側の中州も村内に組み込んで「堀江新田」として開発されました。鎌倉時代に、地内に小さな港が作られたことから「堀江」となったといわれています。猫実村現在の千葉県浦安市猫実です。室町時代より下総国八幡荘の「猫実」としての当地の名前が見られます。江戸時代に「猫...名所江戸百景を訪ねて第97景「堀江ねこざね」