『おしまいの日』(by新井素子)、読了。『ひぐらし』や『うみねこ』関連で知った本だったりする。新古書店で買った。1992年初出。いわゆるモーレツビジネスマン(←作中当時の表現)の夫と、専業主婦の妻。妻は常に誰かに依存しなければ行動指針を決められないタイプ。そんな妻は日記を欠かさず書いているが、夫の健康を見守れない不安感から、自らの心身を破綻させていく。本作は、妻の一人称の日記と、三人称の文章とで構成されている。読んで目を惹くのは、やはり妻の日記の文面だ。突如フォントが大きくなるのはまだしも、何度となく書かれる抹消線にまず混乱する私。てっきり前の持ち主がボールペンで書いたのかと。妻は幻聴に苦しめられる。せっかく親しくなった野良猫も、突然失ってしまう。更にオカルトネタに取り憑かれてしまった事から、妄想は致命的...日記とは、あくまでも“物語”である。
別居しました=夫婦関係は破綻しました、よってすぐに恋人作ってOK!!!とまでは、言えませんのでお気を付けを当然、ケース・バイ・ケースですただ、最近の裁判例(令和4年の)をザザ~~~ッっと流し読みしたところ、上記のように感じましたはーーーい!!!ひまわりねこも、もうわかってるよ!不貞の慰謝料をもらうには、配偶者が別の人と性的な関係をもったときに、まだ、夫婦関係が破綻していない・・・壊れていないことが大事なんだよね!そうですね。「破綻の事実」については、主張・立証の関係では、慰謝料を請求する原告側の責任ではなく、被告側の抗弁に回ります。関係をもった時に、夫婦関係は壊れていたんで!と主張して、証拠を出すのは、訴えられた側ということです例えばですが、妻としてはまだ「やりなおしたい」と思っていても、夫が一方的に出て...別居=破綻とは言い切れない。