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 着物ファッションと買い物のアルバム日記 part2 http://arimatunarumi.blog.fc2.com/

当ブログは、近年着物に興味を持つようになった着物初心者さんや若い世代向けに書いているブログです。 着物の知識・情報のメモ&お買い物&着物ファッションをアルバム風にまとめてみました。

有松なるみ
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2021/10/13

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  • 浴衣は藍染が伝統で正当派だ×→戦前から木綿・スフ・モスリンの友禅調のカラフルな浴衣が人気だった〇 ~昭和後期のおかしな言説~(前編)

    今回は、前回の話の続きで、藍染めの浴衣に関するお話です。 昭和後期の呉服の世界では、「浴衣は藍染めが正統派で正しい浴衣で、日本人なら藍染めの浴衣を良いものだと思うべきだ」「藍染めの浴衣こそ伝統的な本物の浴衣だ」「昔ながらの紺地や白地の藍染めの浴衣こそ日本人らしい趣味だ」というような価値観が流布されていたようです。 現在でも、呉服関係者さんの発言やテレビ番組の日本の浴衣文化の紹介を見ていると、さり...

  • 浴衣は湯上りに着る格の低いものだ、絵羽の浴衣は邪道だ×→明治時代に絵羽の浴衣が流行し、浴衣は外出着になっていた〇 ~昭和後期のおかしな言説~

    今回は、昭和後期のおかしな言説シリーズで、浴衣の格と絵羽柄についてのお話です。  浴衣についてよく耳にする話として、昭和後期の着物世界では、「絵羽の浴衣は近年作られるようになったもので、いくら絵羽でも格は低い。(=絵羽の浴衣は邪道だ)」」「浴衣を長襦袢と足袋で夏着物として着るのはいかがなものか。」「浴衣は湯上りに着るバスローブだから、昼間から着るのはおかしい。」「浴衣はオシャレ着や外出着には...

  • 男性の喪服の羽織紐・鼻緒は黒×→男性の和装は結婚式も葬式も同じ格好○ ~昭和後期のおかしな言説~

    今回は、男性の和装は今でも慶事と弔事が同じ格好になるというお話です。 男性の和装の喪服について、「慶事では羽織紐と草履の鼻緒は白、弔事では黒にする。(中には半衿も足袋も黒にするという説もあり)」という言説が昭和後期に流布されていたようですが、これについても昭和後期のおかしな言説の一つのようです。 結論から先に述べると、和装では戦前までは慶事も弔事も同じ格好で、男性は白喪服の場合と黒紋付羽織袴が混...

  • 藤娘きぬたやの絞りとお買いもの@大阪 振袖、帯、羽織

    今回は、きぬたやの絞りのお買い物の話です。 過去記事で少し触れましたが、和裁士さんによると、藤娘きぬたやの絞りはこの工房しかできない独特の絞りで知られていて、バブル時代は成人式の振袖の憧れの商品の一つだったそう。 当時は「きぬたや」と呼んでいて、四角くて尖っている京鹿の子絞りとは違い、ドーム状に丸く膨らんだ独特な絞りと友禅を組み合わせた技術がここの工房しかできないということで、名古屋を代表する高...

  • こはぜ付き足袋のお買いもの@大阪

    今回は、久しぶりにお買い物の話です。 正式な足袋である「こはぜ付き足袋」も、大阪やお祭りの出店などでお値打ちに買おうと思えば買えます♪(お買い物データは数年前の話になりますが、今でも中古市場はだいたい同じような価格で買えます) ↑こはぜ付き足袋、新古品、各200円。 船場センタービルの和装小物の安い問屋さんのワゴンセールで見つけました。 サイズが限られていますが、友達へのプレゼント用です🎁 長期在庫...

  • 田舎の色彩感覚が地味なのは、江戸時代に赤と紫を禁じられ、藍染めの労働着が中心になったから? ~20に80着物と田舎好み~

    今回は、現代でも田舎の色彩感覚が地味なのは、江戸時代の奢侈禁止令で百姓は赤と紫を使うのを禁じられ、木綿や麻など藍染めの労働着が中心になったことが関係しているのではないか?というお話です。(前記事からの続きですが、カテゴリーは「20に80着物と田舎好み」にしたいと思います。) 過去記事で、江戸時代は奢侈禁止令で百姓・町人以下は本紅(=赤)と本紫(=紫)を禁止されていた件について書きましたが、同じ奢侈禁...

  • 赤の意味と歴史⑤ 紅花染めの代替の赤「甚三紅」、遊郭の赤、鮮やかな赤を染められるのは先進国の証

    (前回からの続き) 今回は、日本の赤の染色文化に戻り、代替の赤と遊郭の赤についてです。 代替品の赤の染料については、過去記事の資料に載っていたものの書き切れなかったので、この機会に書くことにしました。↑過去記事より再掲。『色のルーツを探して』城一夫、パイインターナショナル(2017)より。 奢侈禁止令で百姓・町人に紅花染めの赤(本紅)が禁止されると、承応年間(1652~55)に、京都の長者町の住人の桔梗屋甚...

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