赤の意味と歴史④ 古代の西洋の貝紫は赤~赤紫色。18世紀に西洋茜で木綿を赤く染める技術を確立していた。
(前回からの続き) 今回も西洋の染色と赤に関する話の続きです。 西洋の染色の歴史を見ていて気が付いたのは、西洋では貝紫染め=赤系統の色であり、貝紫が貴重であるため赤や赤紫が上流階級の着る禁色とされ、後に代替としてのケルメスやコチニールの赤が上流階級の着る色となっていったいう流れがあるようだということ。 西洋では、日本では紫やピンクとして認識されている色も赤として認識しており、古代の西洋では赤と紫の...
2023/07/31 12:00