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ノラ学者のメモ帳 https://noraschmemo.blog.fc2.com/

野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。

むつきさっち
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2020/08/26

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  • 近世前期の大名「家」の組織要件:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第四章メモ6

    第二節のメモ最後になります。前回が近代組織の要件だったので、それに対して近世日本はどうかという内容です。以下、だいたいの要約です。日本近世の大名「家」の性質として、まず第一に「日本近世の大名「家」は社会内に複数存在し、かつその「家」を構成している個人は自由な、本来その「家」の外部にあるものとされていた」ことが挙げられます。「第二に、組織内部の運営においても、日本近世の「家」は形式的な規則にしたがい...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/10/30

    2023/10/292023-2024 Group 1 of the First Federation 10thRC Deportivo 1 - 0 Gimnàstic de Tarragonaなんと今季ホーム初勝利です。内容も結構ぎりぎりだったんですが、なにより1-0勝利という結果がよいです。1-0勝利が続くとこれから安定していきますから。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。開始10分ほどはボールの出しどころに困って、Násticにチャンスを作られる。前半はほぼ同じ展開でそのまま終了。56分にカウンターか...

  • 反射とCPGとプレ・プログラム反応:ホームページ用メモ38

    ホームページの動物行動学ページ、次に書く内容は反射、CPG、プレ・プログラム反応のまとめにしようかと思います。動物行動をどう定義すればよいか思案しているのは変わらなくて、そのためにはこのあたりの概念の相違をまとめておく必要がありそうです。反射は神経生理学的な意味での反射で、生理学的機構が比較的よくわかっているものをさします。単シナプス反射はほとんどなくて、寡シナプス反射でさえ挙動がわかってないことが...

  • 心理学主義および歴史主義に対比される現象学:木田元『現象学』第2章メモ2

    引き続きフッサール『厳密学としての哲学』についてです。以下、だいたいの要約です。十九世紀の思想的動向のうち、自然主義が目指しているのは結局のところ方法的抽象にもとづく数学的な「精密性」です。ここでの「自然」とは「まず空間的時間的な物理存在であり、次いでその物理的なものに付随して変化するかぎりでの心理的存在である。」「当然そこでは、一方において意識の自然化が、他方においてはイデア的なものや実践的規範...

  • ダールの多元主義:宇野重規『民主主義とは何か』第四章メモ4

    シュンペーターに続いて今回はダールの多元主義についてです。以下、だいたいの要約です。アメリカの政治学者ダールは、自身の住むコネチカット州ニューヘイブン市における権力構造を実証的に研究しました。その結果は、どの政治的グループの影響力も限定的であって、権力は分有されているというものです。彼の研究は多元的な集団間の競争を強調することから、彼の民主主義論は「多元主義(pluralism)」と呼ばれることになります...

  • さすがに謝罪をば

    昨日のブログ記事、さすがになかったことにするのは誠実でないので謝罪をば。一つ言い訳させてもらうとすると、リスナーさんが散々な言われようで、一言でも残しておきたかったんですよ。<<実はけっこうショックだったりする...

  • 実はけっこうショックだったりする

    何についてかは伏せておくことにします。読めばバレバレですけど。実はけっこうショックで、自分でそのことに驚いてます。もちろん本当のところはわからないんですが、そういう仮定で書くことにします。ショックなのは何が原因かなと思ったら、仲の良い(と自分が思っている)友人がいつの間にか誰かと付き合ってて周りは知ってて自分は知らない、で、「自分には教えてくれないのね」っていうのに似てるんですよ。若かりし日の(苦...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/10/22

    2023/10/212023-2024 Group 1 of the First Federation 9thCE Sabadell FC 0 - 1 RC Deportivoたいくつな試合ではあったみたいだけど、まあまあ、勝利が重要なときはあるんですよ。今の状況でアウェーで0-1勝利はかなりよい結果です。一試合で流れが変わることはあるので、ここから連勝街道に乗ってくれるかも。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。開始7分でOchoaのゴール。ディフェンスのbig errorからVillaresがボールを奪っ...

  • 神のロゴスとしての「学」:木田元『現象学』第2章メモ1

    Ⅱ章に入ります。サブタイトルにフッサール成熟期とあって、後期は含まず中期の思想についてみたいです。以下、だいたいの要約です。Ⅱ 超越論的現象学の展開 -フッサール成熟期の思想-『論理学研究』公刊から論文『厳密学としての哲学』発表までのおよそ10年間は、彼の輝かしい経歴とは対照的に、彼にとっては失意の時期だったようです。一方この10年間は「かつて『論理学研究』で企てた「心理学主義批判」と「純粋論理学の現象学...

  • 内閣支持率が低くてホッとする

    岸田内閣の支持率が低くてひとまず安心しました。何があっても支持する人もけっこういるでしょうから、これ以上は下がらないかなとは思います。安倍元首相以上に空っぽの人で政治思想なんてかけらもないのは、発言からも間違いないですね。首相になることだけが目標でなってしまったら長く続けるだけが目標なんでしょう。大半の人がそれに気づいてるみたいなので、支持率が大きく上がることもないでしょう。最大の支持理由が「他に...

  • シュンペーターによる民主主義の考え方:宇野重規『民主主義とは何か』第四章メモ3

    前回、第四章は終わりと書きましたが第1節の終わりの間違いでした。今回は第2節で、第二次世界大戦後の民主主義の動向についてです。以下、だいたいの要約です。2 エリート民主主義と多元主義第二次世界大戦後に民主化は進みましたが、単純に民主主義の発達と考えることはできません。民主主義に対する議論は民主主義に懐疑的で、そこには十分な判断力をもたない大衆による民主主義は可能かという疑念があります。当時は政治的な...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/10/16

    2023/10/152023-2024 Group 1 of the First Federation 8thSD Ponferradina 1 - 1 RC Deportivo勝利が必要な状況で残念ながらアウェーで引き分け。ただし主審の疑惑の判定もあって、前半にPablo Martínezが退場、明らかなオフサイドを見逃されて先制点を取られるなど、単純に内容が悪いとは言えないです。とはいえそろそろ監督の解任がありそうな状態になってきました。RCDLC.comの試合経過は以下の感じです。開始10分でPablo Mart...

  • 助詞「ヲ→ガ」の誤用の理由:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第6章メモ3

    今回は助詞の誤用の理由について、筆者の考察にあたる内容です。以下、だいたいの要約です。2 助詞の誤用の理由理由の考察は二つの助詞に対してされていて、一つ目が「ヲ→ガ」の置換誤用についてです。ひろ君の場合ヲではなくガを用いる誤用は、観察終わりの3歳5ヵ月までに、およそ40%の発話で見られました。考えられる理由として三つ挙げられます。まず考えられるのは格助詞ガとヲの文法機能の類似性です。ガには主語を標示する...

  • 次の数学ページは確率分布

    今の高3まで数列とベクトルの実質二択だった数IIが数列と確率分布のみになりました。ちょうど今塾で教えているのもあって、次のホームページの数学は確率分布のページを作ることにしました。高校数学では「確率分布」という名称ですが、いわゆる「統計」のことです。統計なんて昔は大学でやる分野で、高校でやる意味を私は見いだせないです。自分でデータ取って解析とかやって初めてやってることの意味が分かる分野だと思うので、...

  • イデア的対象:木田元『現象学』第1章メモ3

    前回に続き、フッサールの『論理学研究』の背景についてで、第二巻での立場の変化についてです。以下、だいたいの要約です。第二巻の主題は「イデア的対象性(論理学的諸概念)と認識体験(思考作用)との相関関係、つまり論理学と心理学との関係」です。これは「イデア的諸対象がなんらかのかたちで不可分に結びつけられている心的諸体験についての記述的諸研究」のことで、一見かつての心理学主義への逆戻りに見えます。フッサー...

  • シュミットの独裁論:宇野重規『民主主義とは何か』第四章メモ2

    第四章は短くて残りはシュミットの独裁論だけでした。以下、だいたいの要約です。ウェーバーの議論をさらに推し進めたのがドイツの法学者・政治学者のカール・シュミットです。「シュミットは通常の憲法や法秩序がその機能を停止した緊急事態を「例外状態」と呼び、この例外状態において決断を下すものこそが主権者であるとしました(『政治神学』)。」この議論の背景にあるのはドイツの大統領です。また彼は友敵関係こそが「政治...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/10/9

    2023/10/082023-2024 Group 1 of the First Federation 7thRC Deportivo 0 - 1 RC Celta Fortunaええと、もう今回はいいですかね。内容もひどかったみたいで、特に書くことはないです。まだ7節ではあるんですが降格圏のすぐ手前にいるみたいです。監督の解任の話も出てくるかもしれません。https://www.rcdeportivo.es/の試合情報はこちらです。RC Deportivo: Mackay, Ximo Navarro (Paris Adot, min. 46), Pablo Vázquez, Pablo M...

  • 「粛聖ロリ神レクイエム」:ロリコンを糾弾したかったわけじゃないのだけど

    ういままの「粛聖ロリ神レクイエム」、内輪ネタで楽しんでたらバズリすぎてなんか妙に批判されることに。知らない人のために簡単に説明すると、ロリではまったくない配信者とやはりロリコンではないリスナーが共犯でロールプレイを楽しんでたら、踊ってみた動画を上げた企業や有名人が炎上する騒ぎが起こってます。まあ防犯ブザーの会社の人は確かに軽率だったかなとは思います。使われることなく使用期限が来るのが一番いい商品で...

  • 近代組織の要件2:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第四章メモ5

    前回の続きで、近代の合理的組織のまとめの続きです。まず前回、合理的組織の要件として次の三つが挙げられていました。(1) 制定された規則にしたがって運営されている(2) 組織と組織に参加している個人とが原理的に分離されている(3) 組織固有のコスト/パフォーマンス(効率性)基準によって、組織のパフォーマンスが評価・管理される今回は(2)と(3)についてで、まず(2)からです。メンバーシップの制度により、その組織の個人...

  • 変態性癖も多様性

    ジャニー喜多川による性被害とかいろいろ性に関する問題が噴出してて、今回は気になっている点を一個だけ。臨床精神科医の斎藤環が「稀代の変態」という表現を使ってましたが、別に変態であることが悪いわけではないはず。内面は個人の自由で、問われているのは行動というのが差別とかの問題でもそれなりに共有された考えです。ジャニー喜多川の行為は完全に許されざる行為ですが、同性愛やショタコン?自体は許されるべきでしょう...

  • 助詞の誤用の例:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第6章メモ2

    助詞の誤用の話が続いてます。前回①置換誤用、②付加誤用、③接続誤用の三つの種類の誤用が挙げられていました。今回はその具体例からです。①置換誤用の事例が8例挙げられていて、一例だけ示します。シンカンセンガ ノリタイ [ニ→ガ]新幹線に乗りたい。(2歳2ヵ月3日)置換の誤用にはさまざまなタイプがあるのですが、圧倒的に多いのがある格助詞を他の格助詞に置きかえられる誤用です。このような事実から「その助詞が文法的機能か...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:23/10/1

    2023/10/012023-2024 Group 1 of the First Federation 6thCF Fuenlabrada 2 - 1 RC Deportivo後半アディショナルタイムに二点食らって逆転負け。RCDLC.com情報だと前半はHugo Ramaの活躍もあって先制するも、後半は失速。まあこういう試合はよくあるので、逃げ切ればよいだけだったんですが。もうこの試合は忘れて次の試合に期待しましょうか。https://www.rcdeportivo.es/の試合情報はこちらです。CF Fuenlabrada: Belman, Sotil...

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