chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
iwadonosan https://hiroukamix.hatenablog.com

思いついたまま書いています。趣味は釣り、ガーデニング、ピアノ、切り絵、など

hiroukamix
フォロー
住所
川越市
出身
山梨県
ブログ村参加

2020/03/01

arrow_drop_down
  • 家系の盛衰⑦繰り返し

    お題「#おうち時間」 よく代々その家系で同じ現象が繰り返される事が多い。例えば、代々長男が立たない家系がある。長男が跡を取らなかったり、長男が生涯独身だったり、男の子が生まれなかったりする。代々短命の家系や代々養子の家系もある。 代々女性が強くて、男性が弱々しい家系というのもある。代々離再婚を繰り返したり、代々親子仲が悪い家系もある。 何故同じような事が繰り返されるのだろうか。病気や性格などは遺伝子が大きく影響を与えると思う。 しかし長男が立たないとか、親子仲が悪いという事まで遺伝子と関係あるとは思えない。長男も次男も三男も同じ遺伝子だからだ。 どうも関係性や役割というものが、代々継承されてい…

  • 家系の盛衰⑥志を引き継ぐ

    お題「#おうち時間」 仕事を退職したある男性に会った。息子さんが突然大学をやめて、歌手になりたいという。せっかく苦労して入った大学なのに、中退するのは残念でしょうがないと悔やしがっていた。 聞いていくと、お祖父さんが歌手を目指して田舎から東京に出て来たが、結局なれずに挫折したそうだ。死ぬまで夢を諦め切れずに悔やんでいたという。そんな話は息子に一言も話していないのに、何故息子までが歌手を目指すのか分からない、と嘆いていた。 また、ある若者は政治家を目指していた。その動機を聞くと、世直しをして社会や人々の為に尽くしたいという。政治の話になると、何故か血が騒ぐと言っていた。 その方の先祖には、幕末に…

  • 家系の盛衰⑤親子の繋がり

    お題「#おうち時間」 70代の婦人と40代の娘さんが二人で暮らしていた。顔を合わせると毎日喧嘩していた。 「クソ婆、早くくたばってしまえ!」 「バカ娘、とっとと嫁に出て行け!」 の繰り返しだった。だから食事もいつも別々だった。 婦人は、自分が生まれて直ぐに産後の肥立ちで母親が亡くなっていた。母親に抱いてもらった記憶もないという。子供の時に母の日が来る度に嫌な思いをした。何故早く亡くなってしまったのかと、ずっと恨んでいた。母親から愛された思い出がないので、自分も娘にどう接して良いか分からないと言う。このままではいけないと思いながらも、つい口論になってしまう。 その頃よく10人前後のグループで瞑想…

  • 家系の盛衰④血は争えない

    お題「#おうち時間」 代々商売をしていた家があった。子供は三人姉妹で下二人はすでに嫁いでいた。残った長女に婿養子を迎えて、商売を継いでもらった。 そこに男の子が三人生まれたが、皆芸術家肌だった。三人とも音楽や絵画の道に進んでしまい、誰も商売を継ぐ者はなかった。結局店は畳むことになった。 家を継いだ長女の先祖には芸術家は一人もいなかった。しかし婿養子の家系には、画家を目指した人や音楽の先生など芸術家肌の人が多かった。 商家で生まれて、小さい時から商売の環境にいたにもかかわらず、皆芸術の方面に行ってしまうのは血筋としか思えない。 また「血は争えない。」とか「血は水よりも濃い。」という言葉があるよう…

  • 家系の盛衰③養子の家系

    お題「#おうち時間」 養子が先祖にいる家系は多い。子供が生まれず養子を取る場合や、女姉妹だけなので婿養子を取る場合もある。 その中には財産を相続できない家の次男や三男などが財産家の家に養子に行く時がある。すると、その養子は肩身が狭い思いをする事になる。そこで昔は「養子の分際で」という言葉がよく使われた。ひどい時は、養子先の家族より一段低い所で食事をした、というケースを聞いた事がある。また家に居場所がなくて、酒やギャンブルに溺れてしまったという例もある。養子を大事に迎えた家は幸いだ。 また商家で、息子よりも娘が優秀で婿養子を取る場合もある。或いは息子よりも番頭さんが優秀で、娘の婿養子にする場合も…

  • 家系の盛衰②女性は偉大

    お題「#おうち時間」 家運に対して、男性と女性とどちらがより大きな影響を与えるだろうか?興味深い例があった。 いわゆる「飲む、打つ、買う」のお爺さんがいた人と大勢会った。ほとんどの人の家系が衰退していた。同じように「飲む、打つ、買う」のお爺さんがいたにもかかわらず、子孫が繁栄している人にも会った。何が違うのだろう、と先祖を調べてみた。 衰退した家系は皆決まって、お婆さんがお爺さんやその家系を恨みながら死んでいた。結婚に対しても大きな恨みを持っていた。しかし、繁栄した家系は皆お婆さんがお爺さんを恨んでいなかった。結婚も悔いてはいなかった。結局お婆さんの心の姿勢で、衰退と繁栄が分かれたらしい。 あ…

  • 家系の盛衰①家族の木と根

    お題「#おうち時間」 人間を木に例えると、先祖は根っ子、親は幹、私は実に当たる。子供は種という事になる。 木は根っ子から水や栄養分を吸収する。人間は親や先祖の愛情や感謝の思い、立派な行いを栄養分として生まれて来ると思う。時には、先祖の多大な犠牲の上に子孫が恩恵を受ける場合もある。 人には運が良い人と悪い人がいる。生まれながらにして才能や肉体能力、環境に恵まれている人もいれば、そうでない場合もある。人間は何らかの、親や先祖の影響を受けている。 木の根っ子は見えないが重要だ。木村秋則さんが作った無農薬、無肥料の「奇跡のりんご」の木は、普通のりんごの木の3倍も根っ子を深く張っているという。台風が来て…

  • 鷲宮神社七不思議⑦神主が城主?

    お題「#おうち時間」 鷲宮神社の西側に16世紀まで粟原城という城があった。代々鷲宮神社の神主であった大内氏が城主をしていた。 越後の上杉謙信が小田原城を攻めに行った帰りに、上杉氏に従った羽生城主の木戸氏が粟原城を攻撃して、城は炎上したという。 城があった所に住んでいる方に話を聞いた。今は城の跡形もないという。城跡にはお稲荷さんの祠(ほこら)とシュロの木が建っているのみだ。今は畑になっていて、一段高い所にある。高いのは、東武線の線路を引く時に、盛り土をする為に、そこから土を持って行ったからだという。畑を掘った時に、鎌倉時代の墓碑が出て来て保存しているとのこと。 平城で堀もあったようだ。鷲宮神社と…

    地域タグ:久喜市

  • 鷲宮神社七不思議⑥池に龍神が住んでいる?

    お題「#おうち時間」 神社の参道の左側に光天之池(みひかりのいけ)という池がある。昭和の頃には森の方から地下を伝わって、池からこんこんと水が湧いていたそうだ。それを地元の人たちは飲んでいたという。とても美味しい水だったそうだ。池の周りには茶店も立ち、多くの人で賑わっていたという。 ところが、長い年月の間に土砂が流れ込み、水が涸れてしまった。そこで平成になり、池のゴミを取り除いたところ、再び水が湧き出してきたそうだ。 神社の境内には他にも水が湧いていた場所があり、その水を使ってお酒を造っていたという。神社の有り難い水というので、「宮水」と呼んでいた。 神社の記念碑には次のように記されている。 「…

    地域タグ:久喜市

  • 鷲宮神社七不思議⑤神楽伝承に纏わる神のお告げ?

    お題「#おうち時間」 鷲宮神社で奉納される神楽を土師一流催馬楽神楽(はじいちりゅうさいばらかぐら)という。土師については七不思議③で説明した。催馬楽は平安時代に広く流行した歌謡だ。天皇に年貢を納めに行く馬子が歌った事に由来するとも言われる。催馬楽神楽は関東神楽の源流といわれ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。 神様に捧げる為に、神楽殿が拝殿の正面に建っている。鷲宮神社の神楽は神に礼をして始まり、礼をして終わる。まさに礼儀正しい神楽だ。 上皇御夫妻が埼玉に来られた時に演じている。海外でも演じている誇るべき神楽だ。 年6回演じているが、私も何度か見に行った事がある。伝承会の会長さんにも会いに…

    地域タグ:久喜市

  • 鷲宮神社七不思議④社殿が何故横を向いている?

    お題「#おうち時間」 普通の神社は、鳥居をくぐり、参道の正面に拝殿がある。しかし鷲宮神社は、鳥居(去年の台風で倒れてしまった)側の東から参道を歩いて行くと、神社が横を向いている。拝殿の正面が南を向いているからだ。 これには色々な説がある。昔は南側が海だったので、参道を東に作ったと言う説、或いは東に町が開けていたので、東側を参道にしたという説、また目の前に川があるので、川を避けたとも言われている。しかし私が思うには、鷲宮神社の神楽は人に見てもらう以上に、神様に捧げるという考えがある。神楽殿を拝殿の正面に建てたかったので、東から入る参道に対して、拝殿を南向きにしたように思う。 参道自体も真っ直ぐで…

    地域タグ:久喜市

  • 鷲宮神社七不思議③鷲宮の名前の謎

    お題「#おうち時間」 鷲宮という名前が付いているのは、鷲宮神社の神様が鷲に乗ってやって来たからだろうか?そうではないようだ。昔、土師(はじ)氏という一族がいた。土師氏は大国主命に心服して従った天穂日命(あめのほひのみこと)の末裔で、名前の通り、土を使って土器を作っていた。埴輪を発明した一族でもある。第11代垂仁天皇から「土師職(はじつかさ)」を与えられたという。 「土師の宮(はじのみや)」が訛って「わしのみや」となり、「鷲宮」の字が当てられた、と言われている。 鷲宮神社の祭神は天穂日命(あめのほひのみこと)と息子の武夷鳥命(たけひなとりのみこと)だ。武夷鳥命の名前には「鳥」という字がある。それ…

    地域タグ:久喜市

  • 鷲宮神社七不思議②埼玉の力で日本の国造り?

    お題「#おうち時間」 神社というのは不思議だ。教祖もいなければ、教典もない。特に布教活動をしている訳でもない。それでも多くの人々が参拝に行く。神社には、その地域の開拓や発展の為に功労を積んだゆかりの人物が祀られている事が多い。だから地域の人を引き寄せる何か大きな力があるように思う。私たちも地域の為に歩んだ先人に対して敬意を払うべきだと思う。 出雲族は国譲りの後、東へ移動した。祭神の天穂日命(あめのほひのみこと)は東国の武蔵国を治める際に、二十七人の出雲族を率いて大己貴命(おおなむぢのみこと=大国主命)を祀る社を建てたのが鷲宮神社の始まりと言われる。 天穂日命が従った大己貴命(大国主命)は国造り…

    地域タグ:久喜市

  • 鷲宮神社七不思議①本殿が二つ?

    お題「#おうち時間」 おうち時間に、人通りが少ない時間を選んで、神社参拝も面白い。少しローカルな神社の話なので、余り関心がない方もおられると思うが、神社に対する見方が変わる話も付け加えたいと思う。 鷲宮神社は、出雲の神様を祀る神社としては、関東で最古の神社と言われている。その七不思議にまつわる話を書いてみたい。 普通の神社は、一般参拝者の為に拝殿があり、その奥に本殿が一つある。しかし、鷲宮神社には本殿が二つあるような配置になっている。神崎神社と鷲宮神社の本殿が、一つの拝殿の後ろに、同じ塀の中に並んでいるのだ。 神社の由緒略記によると、元々大己貴命(おおなむぢのみこと=大国主命)を祀った神崎神社…

    地域タグ:久喜市

  • ベランダ菜園

    お題「#おうち時間」 猫の額ほどのベランダがある。花や野菜、果物の鉢が所狭しと置いてある。草花類はゼラニウム、ランタナ、白妙菊、松葉菊、多肉植物、アロエ、シダ、苔など。野菜はミニトマト、リーフレタス、スープセロリ、イタリアンパセリ、ニラ、シソ、唐辛子、ワイルドストロベリーなど。果物は葡萄、ミカン、柿、桃、ビワ、イチジク、アボガド。野菜も果物もほとんど種から育てている。イチジクと松葉菊は挿し木、シダと苔は移植。 ゼラニウムの種は以前紹介したが、とても芸術的な美しい種だ。(3月15日「種の不思議②」) ミニトマトは、毎年自分が食べたものから種を取って蒔いている。一つのミニトマトから取った種だけで、…

  • ピアノで新しい曲を覚える

    お題「#おうち時間」 私にとって、ピアノを弾いている時間が至福の時だ。天気にも時間にも縛られることがない。家にいる時はいつでもできる。 今年、新しい曲をピアノで覚えることにした。4、5年振りだと思う。選んだ曲は「グリーンスリーブス」。もう20年近く前のことだが、一度ギターで弾くのを聞いた。うっとりとして、その音色にとても感動した。弦の数ではピアノは負けないはずだが、私の腕では中々あのギターの音色にはかなわない。 少しずつ練習して、途中挫折しそうになったが、ようやく楽譜を見ないで、通して弾けるようになった。しかし、これからが問題だ。 まだ、ゆっくりと、つっかえつっかえ弾いているに過ぎない。少し早…

  • 自然の幸の恵み

    お題「#おうち時間」 山の近くに住んでいる頃は、ワラビやフキ、ウドやタラの芽、イタドリなどの山の幸を良く採りに行ったものだ。今の住まいの近くには残念ながら山がない。しかし散歩していて、幾つか自然の幸を見つけた。 近所の小川の土手にフキが生えていた。初春にフキノトウを採ったところだ。10本ほど取って、家に帰った。茹でて、水に晒してアクを抜いた後、皮を剥き、5センチくらいに切って、醤油と味醂と酒で味付けをした。中々美味しかった。 子供の頃はワラビやフキを採っても、自分で食べたことはなかった。苦くて、まずいとしか思わなかった。大人になって、こんなに美味しいものだと分かった。 フキを採った土手から少し…

  • ガーデン・ウォッチング

    お題「#おうち時間」 おうち時間の一つはガーデン・ウォッチングだ。家にベランダしかないので、散歩しながら人様の庭を見て回るのが好きだ。 庭と言っても、目的は花だ。家々の個性的な花を見るのが楽しみだ。毎月歩いていると、そろそろ何の花がどこどこに咲くだろう、と分かってくる。 芝桜の絨毯があの家で広がっている、と思って行くと案の定咲いている。藤の花がそろそろ見頃だな、と思って行くと、綺麗な藤が沢山つる下がっている。 宿根草が毎年咲く家、こぼれ種で毎年咲く家、球根の花が多い家、行く度に種類が変わっている家、色々あって面白い。 庭で草取りをしている人がいた。この前通った時も草取りをしていた。今の時期は草…

  • 会いたい人④岩瀬忠震

    今週のお題「会いたい人」 横浜に掃部山(かもんやま)公園というところがある。横浜に住んでいた時によく散歩で行った。そこに、横浜開港の立役者として、井伊直弼(いいなおすけ)の銅像が建っている。掃部(かもん)というのは、井伊家の官職名だ。 しかし、横浜の歴史を調べていたら、少し複雑な事実が浮かび上がって来た。実際にハリスと日米修好通商条約を結んだ人物は岩瀬忠震(いわせただなり)という当時の外国奉行(外交官)だった。 岩瀬は、勝海舟を発掘して育てた人物で、幕末の三傑の一人に数えられる。坂本龍馬の先生の先生に当たる。 岩瀬には信念があった。巨大な中国が、小さな島国であるイギリスに飲み込まれた。イギリス…

  • 会いたい人③中村 哲

    今週のお題「会いたい人」 中村哲医師は去年の12月4日、アフガニスタンにおいて、車で移動中に何者かに銃撃を受け亡くなった。 恥ずかしながら、この事件が起こるまで中村医師のことはほとんど知らなかった。しかし、凄い方だと知った。 最初はアフガニスタンを中心に、海外医療の救援活動をしていた。しかし現地の問題は病気よりも、空腹と汚い水だった。 そこで医師でありながら、経験のない土木や農業の為の取り組みを始めた。まず井戸掘りに挑戦した。1本、2本から始まって、次々と1500本以上の井戸を掘った。多くの村の人々が清潔な水を飲めるようになった。 次に食糧を得る為に、灌漑用水路を作った。田畑が潤い、約65万人…

  • 会いたい人②上杉鷹山

    今週のお題「会いたい人」 「為せば成る 為さねば成ら 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」 この言葉を聞いたことがある人が多いと思う。上杉鷹山の言葉だ。この方は、第9代米沢藩主だった。当時貧乏のどん底にいた藩の政治経済を立て直し、奇跡的な繁栄をもたらした名君だ。 生まれは日向高鍋藩主秋月家の次男だったが、9才の時に上杉家の婿養子になり、15才で藩主となった。 養子に入った時に、米沢藩には今のお金で約150億円の借金があった。それを完済しただけではなく、織物、農業、工業、教育、医学、福祉など多くの分野で功績を残した。その多くは今に繋がっているという。 私が一番感動したのは、藩主になったばかりの…

  • 会いたい人①坂本龍馬

    今週のお題「会いたい人」 坂本龍馬に会って尋ねてみたいことがある。坂本龍馬は薩長同盟や大政奉還の立役者として、あるいは海援隊をつくったことなどで有名だ。 坂本龍馬が偉大なことを成し遂げた背景に、彼の心の柔軟性、あるいは本物や時流を見極める優れた感性があったと思う。 初めは攘夷思想を持っていた。家族に宛てた手紙では「戦になったら異国人の首を打ち取って帰国します」と書いている。そして、開国論者の勝海舟を切りに行った。 しかし、勝海舟の話を聞き、弟子になってしまう。時流は攘夷ではなく、開国が正しいと判断したからだ。切り替えが早い。本質を見抜く力があったからだと思う。 薩長同盟も単なる軍事同盟ではない…

  • 今こそワンチーム

    テレワークができないので、いまだに電車通勤をしている。以前は行きも帰りも満員電車だったが、さすがに今は空いている席が毎日目立つ。休みの日などは一つの車両に2、3人ということもある。圧倒的にテレワークの人が多くなったようだ。通勤している人は少数派だ。 空いていることは良いことだが、私自身は見えない影に怯えながら電車に乗っている。たまにコンコンと咳をしたり、ハックションとくしゃみをする人がそばにいると、身構えてしまう。 一日が終わり、特に何も変わったことがないと安心する。ただ普通の日常が繰り返しているだけで感謝の思いになる。 しかし、医療関係の方々は違う。こうしている間も戦いの真っ只中だと思う。し…

  • ど根性百合

    今週のお題「カメラロールから1枚」 道端で百合の花を見つけた。塀と道の間の僅か数ミリしかないアスファルトの隙間から茎が出ていた。いかにも窮屈そうだった。まさに「ど根性百合」だ。これはテッポウユリだと思う。いつもながら、植物のたくましさには驚かされる。一所懸命に一途に咲いている姿は、それだけで美しい。とても感動させられる。 以前、庭でテッポウユリを育てたことがある。花が咲いた後に種ができた。ある日、種を包んでいたさやが開いて何百という薄くて小さな種が風で飛んで行った。庭を越えてそこら中に種が散った。翌年隣家の庭や道端などあちこちに百合の芽が出て来た。あの「ど根性ユリ」もそうやって数ミリの隙間に落…

  • 「殿、利息でござる!」陰徳に感動

    今週のお題「カメラロールから1枚」 GW最終日の昨日、テレビで「殿、利息でござる!」という映画を見た。日本映画で久し振りに感動した。何度も込み上げてくる涙を押さえることができなかった。事実に基づいて作られていたので、とても心に響いた。 初めと後で多くの登場人物の印象が180度変わっていった。その場面が出てくる度に、不思議な感動を覚えた。 ケチで守銭奴と誰からも思われていた人が、実は一番人々を苦労から救う為に、影で精誠を尽くしていた。また情のない人だと思われていた人が、実は皆のことを一所懸命に考えていた。親に捨てられたと信じてずっと親を恨んでいた主人公が、親の本当の気持ちを知って愕然とした。その…

  • 虹が現れる時

    今週のお題「カメラロールから1枚」 ある日の夕方のことだった。雨が上がった後に、西の空を見ると雲が段々と消えていき、青空が増えていくのが見えた。そこで確信した。雲間から太陽が出てきたら、東の空に必ず虹が出るはずだ。 暫くしたら、外が明るくなった。カメラを持って、ベランダに出ると案の定、東の空にくっきりと大きな虹が出ていた。しかも二重の虹だった。 家内に 「ちょっとベランダに来て。」 と呼んだ。 「何?今夕食の準備で忙しいんだけど。」 「大きな綺麗な虹が出てるから、ちょっとだけ見に来ない。」 「本当だ。凄い綺麗。」 と暫く虹に見とれていた。こんなに鮮やかな虹は久し振りで見た。写真には、はっきりと…

  • 千葉寺の大イチョウ

    今週のお題「カメラロールから1枚」 千葉市内に千葉寺がある。709年に行基上人が開いたお寺だ。行基上人は奈良東大寺の大仏建立に尽力したことで有名だ。千葉寺の創建当時その境内に植えられたとされるイチョウの大木がある。樹齢が約1300年くらいになる。高さは約30m、幹周りは約8mある。 イチョウには雌雄があるが、このイチョウは雄株である。太い根が四方に張り、枝からはまるで鍾乳石のような乳柱と呼ばれるものがたくさん垂れ下がっている。いかにも年代を感じさせる。 私が千葉で営業をしていた時に、毎朝このイチョウの木から元気を貰っていた。木に話しかけると、いつも木から言葉が返って来た。 「今日は気が乗らない…

  • 「レ・ミゼラブル」⑤イエスの愛

    今週のお題「カメラロールから1枚」 NHKドラマの「レ・ミゼラブル」の最終回を今見終わった。ジャン・バルジャンをテナルディエが助けたり、ジャベール警部が自殺したり、全て忘れていた。 ジャン・バルジャンが最後亡くなる場面では思わず涙が流れてしまった。しかし、それは悲しい涙ではなかった。とても清々しい思いがした。 ふと最後にジャン・バルジャンがイエス・キリストと重なって見えた。恩讐を許し愛した姿はイエス以外の何者でもない。そして、ジャベール警部がユダのように感じた。そしてジャン・バルジャンが命を救ったマリウスは、人類を象徴した立場かなと思った。 日本では「ああ無情」というタイトルで有名で、最終回を…

  • 田植えが終わった田んぼ

    今週のお題「カメラロールから1枚」 田植えの季節が来た。つい最近まで茶色の土が見えていたのに、いつの間にかあちこちの田んぼに水が張られている。水を張った田んぼにトラクターで苗が植えられていく。見ていると、あっという間に終わってしまう。便利な世の中になった。最近は無人運転のトラクターまで出現した。 昔は親戚中が総出で、手で植えていた景色があったが、最近は全く見られなくなった。トラクターが入れない山肌の段々畑くらいだろうか。 写真で、苗を投げて植えているのを見たことがある。小澤宏さんという方が写した山梨県の忍野村の風景で「投げ植え」というタイトルの写真だ(すぐ上の写真)。田んぼの中に入らずに、畔か…

  • 忍耐と執念が咲かせた蓮の花

    今週のお題「カメラロールから1枚」 埼玉県の行田市にさきたま古墳がある。そのすぐそばに古代蓮の里という所がある。古墳と古代蓮で不思議な繋がりを感じる。 古代蓮の里は、元々はゴミ焼却場を建設する為に工事をしていた場所だ。梅雨の季節になり、長く雨の日が続き、工事が中断してしまった。雨がやんで、暫く振りに工事現場に行って見ると、何かの芽が沢山出ていた。 調べて見ると、蓮だった。しかも古代蓮で、1400年から3000年も前の種から発芽したようだと分かった。工事によって厚い土が除かれ、雨に触れることによって、地下深くで眠っていた蓮の種が目覚めたのだった。 このままゴミ焼却場にしてしまうのは勿体ないという…

  • 私の激レア体験

    今週のお題「激レア体験」 今週のお題「激レア体験」について、映画やドラマの話ばかり書いてしまったが、自分自身の体験も沢山ある。実は、すでに幾つか書いてしまったので、今回はパスさせて頂いた。もし関心のある方は次の箇所を読んで頂ければ幸いだ。2019年8月18日~19日「ピアノにまつわる不思議な縁」 2019年8月20日「霧の中のニッコウキスゲ」 2019年8月26~27日「劇的再会」 2019年8月28~29日「万年ビリ」 2019年9月20~22日「夢が書かせた夕鶴」 2019年11月28日「金剛山での停電と星空と紅葉」 どれも一生に一度あるかないかの体験ばかりだ。他にもあるが、取りあえず思い…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、hiroukamixさんをフォローしませんか?

ハンドル名
hiroukamixさん
ブログタイトル
iwadonosan
フォロー
iwadonosan

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用