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アジアと日本のビジネス連携を考える https://asiaitbiz.blog.fc2.com/

世界のなかでアジアの果たす役割が増大しています。これからの日本企業のアジアにおける新しいビジネスのあり方について、ビジネス連携に基づく新しい価値の創出について動向の整理と視点の提示を行います。

東アジア(中国、台湾、韓国)、アセアン10カ国やインドと日本の産業・企業とのビジネス連携のあり方を考えていきます。とりわけ、中国と台湾の情報通信(含む半導体)領域に大きな力点を置いております。

ウラカミ
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花見川区
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瀬戸内市
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2009/04/25

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  • 【回顧】米国政権の課題:TSMCとサムスンの米国半導体生産の2025年への延期

    2023年末の時点で、台湾のTSMCと韓国のサムスン電子が米国の新しい工場での4nmチップの量産を2024年から2025年に延期すると報じられており、米国バイデン政権の半導体拡大努力に課題をもたらしている。   TSMCは、今年夏の時点で、アリゾナ州の工場での設備の搬入に必要な熟練労働者や技術者の不足のため、アリゾナ州の工場での量産開始は2025年に延期されると発表した。台湾企業の米国の先端半導体生産を支える現地...

  • 【回顧】新しいグローバリゼーションのなかで台頭するアジア(2023年3月掲載)

    「西洋が東洋に侵略する、それに対する抵抗がおこる、という関係で世界が均質化すると考えるのが、いま流行のトインビーなんかの考えですが、これにもやっぱり西洋的な限界がある。現代のアジア人が考えていることはそうではなくて、西欧的な優れた文化価値を、より大規模に実現するために、西洋をもう一度東洋によって包み直す、逆に西洋自身をこちらから変革する、この文化的な巻き返し、あるいは価値の上の巻き返しによって普遍...

  • 【回顧】2023年、中国の AI 競争は導入促進を拡大する

     年の瀬のこの時期、欧米、アジアを問わず、年末レビュー記事が少なくない。今日は、中国の財経紙、財新CaiXinに12月26日に載せられた記事「一年を振り返る:中国の AI 競争は導入促進に向かう(Year in Review: China’s AI Race Turns to Drumming Up Adoption)」を取りあげ、ポイントを紹介する。 2023 年、中国の生成AIの熱烈な追求は、大規模言語モデル (LLM) の急速な展開から、商業化の機会と顧客によるテクノ...

  • 【株式】米国利下げ期待を受けて世界株価は1年以上ぶりの高値へ

    世界株式市場は12月27日、2022年後半以来の高値まで上昇し、米連邦準備理事会(FRB)などの主要中央銀行が来年初めに利下げを開始するとの期待から年末の楽観的な見方が高まった。― ロイターが同日、ロンドン発で報じた。   S&P500指数が2022年1月以来の日中最高水準に達した翌日、米国株先物はほぼ横ばいとなり、12月25日と26日の地域全体の取引は総じて低調だったが、欧州株は堅調であった。MSCI(モルガンスタ...

  • 【新製品】ファーウェイ、スマートフォン新機種nova 12シリーズ発売

    ファーウェイは12月26日、消費者向けに最も期待されていたスマートフォンのラインナップ、nova 12シリーズを発売した。   nova 12シリーズは、nova 12 Pro、nova 12 Ultra、nova 12の三機種から成り、このダイナミックな新シリーズにはKirin 5G チップセット、50MP カメラ、HarmonyOS 4 など多くの新機能と技術パック機能が搭載されている。今回の新製品打ち上げはこれまでのさまざままな憶測に終止符を打つことに...

  • ウクライナ、12月25日に初めてのクリスマスを祝う

    英国BBCニュースが、1917年以来初めて、ウクライナは12月25日にクリスマスを祝うと現地発で伝えた。   多くのウクライナ正教キリスト教徒は、今年初めて12月25日にクリスマスを祝った。この動きは、ウクライナがロシアのユリウス暦のクリスマスの日付である1月7日から単に日付を変更するだけではなく、今回のウクライナの西暦グレゴリオ暦の採用は、キーウがヨーロッパと歩調を合わせようとする継続的な努力の表れで...

  • 【連携】日立製作所、日立市とデジタルを活用した次世代未来都市の実現を目指す

    日立製作所(以下、日立)は12月21日、日立市と次世代都市の実現に向け連携する包括協定を結び、同日ニュースリリースを出した。   日立市と日立は、共創プロジェクトにより、デジタル技術を活用し、グリーン産業都市、デジタル医療・介護や公共交通のスマート化などに取り組み、すべての住民が豊かに暮らせるサステナブルなまちづくりをともにめざす。   出所:日立   本協定の日立の推進...

  • 【季節の挨拶】Season’s Greetings 2023(アジア開発銀行)

    アジア開発銀行(Asian Development Bank、本部:フィリピンマニラ市)は12月14日、同行のホームページに「Season’s Greetings 2023」(動画とメッセージ)を掲載した。  「アジア太平洋地域が直面する課題に対処するために協力する中で、私たちはソリューションの構築を支援するパートナーシップを祝います。私たちは力を合わせて気候変動対策を加速し、食料安全保障を強化し、持続可能な暮らしを発展させています。ス...

  • 【AI】OpenAIサム・アルトマン氏2023年総括「誰かに教えてほしかったこと」

    今年、世界にAI旋風を巻き起こしたOpenAI社(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)最高経営責任者(CEO)、サム・アルトマン(Sam Altman)氏は12月22日、自身のブログで「誰かに教えてほしかったこと(What I Wish Someone Had Told Me)」というタイトルで計17項目をまとめた2023年の年次総括を発表した。   この一年、OpenAI社のビジネス活動の場面でアルトマン氏が考え、行動したことがこの17の総括的表現...

  • 【季節】今日は冬至、北半球では一年で昼が最も短い日

    今日、2023年12月22日は「冬至」の日である。この日、北半球では一年で昼が最も短く、夜の時間が長くなる。日本では、冬至には「ゆず湯」に入る風習がある。私が企業人生の最後の時期を過ごした香港では、会社が午後3時ころ業務を終了し、家族で食事を共にしたりしていたことなどを思い出す。   中国大陸では、餃子やワンタンなどを食べる。「気は冬至から(气始于‘冬至’)」と言って、健康維持に最適な時期である。...

  • 【視点】中国は日本経済の経験と教訓から何を学ぶか?

    賃金の伸びと物価上昇のなかで、日本はようやく30年近く続いたデフレの泥沼から抜け出しつつある。中国は隣国が30年前に経験したのと同様の課題に直面しているため、日本のスタグフレーション㊟対応の経験は中国の政策立案者に長期にわたる停滞とどう闘うかについての教訓を与えるかもしれない。― 中国の財経紙、財新Caixinが12月18日報じた。 ㊟スタグフレーション(Stagflation)とは、「スタグネーション(Stagnation/景...

  • 【労働事情】インド、工科系大卒の10人にひとりが仕事につける厳しい状況

    世界経済の不況を背景に、技術系の大学卒業生の10人にひとりだけが仕事をみつけることができる。― インド紙、The Times of Indiaが12月19日報じた。   インドのIT企業は、新卒採用を昨年度に比べて35%から40%減らしていると記事は指摘する。   同国のITエンジニアの採用水準は、コロナ前の年間約160万人に戻ってきたが、問題はインドのIT企業の採用の重心が7年から12年の経験者に移っているという...

  • 【新製品】ファーウェイ、スマートフォン新機種nova 12シリーズを12月26日発表

    ファーウェイの新機種、Nova 12シリーズは最も期待されているスマートフォンのラインナップである。同社の終端部門が12月18日、nova新シリーズがまもなくパイオニアプランに加わることを発表したと微博(weibi.com)で報じた。   同日、ファーウェイ常務董事で終端ビジネス部門長である余承東氏は「若い友人たちが特に楽しみにしているNovaは、よりファッショナブルでトレンディーなデザインとより強力で包括的な体験...

  • 【革新】インテル「Core Ultraプロセッサ」がAI PC時代の到来を告げる

    インテルは12月14日(米国現地時間)、ニューヨーク市で開催された「AI Everywhere」発表会で、データセンター、クラウド、ネットワーク、エッジ、PC などあらゆる場所で顧客の AI ソリューションを可能にするAI製品ポートフォリオを発表した。本発表のポイントは次の通りである。   1.インテルCore Ultra モバイルプロセッサ・ファミリーは、初めてインテル4プロセス技術に基づいて構築され、同社の40年間で最...

  • ウクライナのゼレンスキー氏、EU加盟交渉開始決定を受け「勝利」を称賛

    ウクライナの欧州連合(EU)加盟についてのハンガリーの数カ月間の反対にもかかわらず、EU首脳らがウクライナとモルドバの加盟交渉を開始することで合意したことを受け、12月14曜日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はウクライナと欧州大陸の「勝利」を称賛した。― ロイターが同日報じた。   ブリュッセルでの首脳会議の初日に欧州理事会のシャルル・ミシェル議長が発表した決定は、ロシアとの戦争が終わりの見え...

  • 【予測】アジア開発銀行のアジア経済見通し(2023年12月)

    アジア開発銀行(フィリピンマニラ市)が先ごろ発表したアジア経済見通し(2023年12月版)によると、世界的な課題にもかかわらず、発展途上アジアの見通しは依然として明るい。2023年の経済成長予測は、堅調な内需を背景に、今年9月見通しの4.7%から4.9%に上方修正された。2024年の予測は4.8%に据え置かれている。   アジアの発展途上国のインフレ率は、昨年の4.4%から今年は下方修正後の3.5%に低下し、2024年に...

  • 【統計】インドの海外直接投資受入状況(2023年上半期)

    インド商工省産業国内取引促進局(Department for Promotion of Industry and Internal Trade, Ministry of Commerce & Industry、以下、DPIIT)のFDI(海外直接投資)受入統計によると、2023-年財務年度上半期(2023年4月-2023年9月)におけるインドの直接投資受入額(FDI Equity Inflows)は2,048.8億米ドル、対前年同期比24%減となった。落ち込みの主要因としては、インドへのコンピュータソフト・ハードの外資流入減...

  • 【経済計画】中国、中央経済工作会議を開催、2024年経済成長の指針を示す

    毎年、12月のこの時期になると、中国で新しい年の経済計画の在り方に関する会議が開催される。中国の指導者らが2024年の経済活動のマクロ課題と政策の優先順位探るなかで、中央経済工作会議㊟が12月11日と12日、北京市で開催された。 ㊟中国共産党中央委員会と国務院が合同で開催する中国における経済関連で最高レベルの会議。   この会議では、マクロ規制を強化し、内需拡大と供給側構造改革の深化の両方で戦略の...

  • 【販売促進】ジェトロ、上海市の中華レストランでの日本酒の普及促進を図る

    ジェトロ(日本貿易振興機構)は中国上海市内の中華レストランで日本酒の普及を目的とした日本酒と中華料理のペアリングイベントを12月4日に実施したと「ビジネス短信」で報じた。イベントでは、日本酒ソムリエによる日本酒紹介セミナーや、中華料理にペアリングした日本酒の試飲会が行われ、中華レストランのオーナーや主だったオピニオンリーダーなど約15人が参加した。   農林水産省が作成した資料によると、2022...

  • 【覚書】日本経済の回復遅れと円安の定着を考える

    はじめに 先月中旬、日本政府内閣府が2023年7-9月期の四半期別GDP速報を発表した。日本の第3四半期の実質GDPは対前期比▲0.5%(年率換算▲2.1%)と3四半期ぶりだが大きなマイナス成長となり、経済の回復にむらがあり、回復が遅れていることが分かる。また、構造的ともいえる円高の定着で、自動車など輸出型企業の収益は増加しているが、エネルギーを輸入に依存する日本経済にとっては、輸入価格の高騰が景気回復の大きな足かせ...

  • 【AI】NVIDIA、ファーウェイをAIチップ競争の強力なライバルとみなしている

    ファーウェイ(Huawei Technologies)は、AIチップの競争において「非常に手ごわい」競争相手のひとつであるとNVIDIAのCEO、ジェンスン・フアン(Jensen Huang)氏は述べた。― 米国紙BNN Blombergが同日報じた。   ファーウェイ、インテル、そして拡大する半導体新興企業グループは、人工知能アクセラレーター市場におけるNVIDIAの支配的地位に厳しい挑戦を突きつけているとCEO、ファン氏は12月5日、シンガポールで...

  • 【AI】日立、AI変革の推進強化に向け、「Chief AI Transformation Officer」を新設

    日立製作所(以下、日立)は12月7日、生成AIを活用したトランスフォーメーション(AIトランスフォーメーション)の更なる推進に向け、12月1日付で「Chief AI Transformation Officer」を新設したと発表した。   グリーンエナジー&モビリティセクター、コネクティブインダスリーズセクター、デジタルシステム&サービスセクターの3セクターそれぞれにおいて就任した3人のChief AI Transformation Officer(貝森...

  • 中国とシンガポールが中国・シンガポール自由貿易協定をさらにアップグレードする議定書に署名

    12月7日、中国の天津市で開催された第19回二国間協力合同評議会(Joint Council for Bilateral Cooperation、以下、JCBC)会議で、中国とシンガポールは中国王文濤商務部部長とガン・キム・ヨン通商産業大臣による中国・シンガポール自由貿易協定(China-Singapore Free Trade Agreement、以下、CSFTA)のさらなるアップグレード議定書への署名を発表した。― 中国商務部とシンガポール通商産業省が同日付で発表した(発表文書 ...

  • 【AI】Google、待望の新世代生成AI、Geminiを発表

    Googleは米国時間12月6日、同社の最大かつ最も有能な AI モデルGemini を発表した。   Gemini は、AIモデルの知識と問題解決能力をテストする最も一般的な方法のひとつである MMLU (Massive Multitask Language Understanding、大規模マルチタスク言語理解) において人間の専門家を上回るパフォーマンスを示した最初のモデルである。― とGoogleはいう。   Googleは、新しい生成AIの発表にあたり、これ...

  • 【回顧と展望】ロイター記事「AIが2023年を定義。弾丸と投票が2024年を形作る」

    過去 1 年間で最も重要なニュースをどのように要約するか?2023 年の明らかな答えは、人工知能を使用すること、その精神で、私たちは最も人気のある生成AIツールの二つであるOpenAIのChatGPTとGoogleのBardにその仕事を依頼した。― ロイターが12月4日報じた。   ロイター記事は、「彼らの回答は、AIの力だけでなく、この場合、ロイターの編集基準と人間の編集者との比較の両方において、AIがまだ不十分であることを示...

  • 【新製品】ファーウェイ、新製品Huawei Enjoy 70を発売

    ファーウェイは12月5日、6.75インチの大きな画面、オクタコア㊟のKirin 710Aチップセット、およびHarmonyOS 4オペレーティングシステムと大容量6000mAhバッテリーを搭載した新しいHuawei Enjoy 70スマートフォンを中国で発売した。― HC NEWSROOMが同日、報じた。 ㊟octa-core は8個のコアを指す。   Huawei Enjoy 70の価格は、128GBバージョンが1,199元(169ドル)、258GBバージョンが1,399元(193ドル)で、こ...

  • 【EV】トヨタ、欧州で新車2割EVへ 2026年までに6車種に拡充

    トヨタ自動車は12月4日、2026年までに欧州で販売する電気自動車を6車種に拡充すると発表した。これにより電気自動車の販売は新車全体の2割に当たる年25万台以上を見込む。2035年までに化石燃料を使う新車の販売を原則禁止する欧州連合(EU)の方針に対応する。― 時事通信が同日伝えた。   トヨタ欧州ニュースルームに掲載されたブラッセル発の発表全文(英文)は次のURLから読める。    出所:トヨタ&nb...

  • 【日中合弁】広汽ホンダ、契約社員約900人を解雇へ:EVシフトで苦戦

    広汽ホンダ(広汽本田汽車有限公司、広東省広州市、広州汽車集団股份有限公司50%、本田技研工業40%、本田技研工業中国10%)は12月2日、の電気自動車市場への急速な移行を理由に契約社員約900人を解雇すると発表した。― 中国紙が3日報じた。 今回の発表のなかで広汽ホンダは、①今回の人員削減は合弁会社の従業員約13,000人の7%に相当する、②同社は慎重に検討した結果、労働サービス会社との人材派遣契約を終了した、③同...

  • 【動向】中国の最近の外資利用状況(2023年1-10月期)

    中国商務部は11月17日、2023年1-10月の外資利用(金融業向けを除く)の状況について発表した。2023年1月から10月までに、全国で4万1,947社の外資系企業が新規に設立され、対前年同期比32.1%増加した。実際の外資利用額は、実行ベースで、9,870億1,000万元で、同、9.4%減少した。   産業別の観点から見ると、今年1-10月期の製造業における外資の実際の利用額は、対前年同期比1.9%増の2,834億4,000万元で、このう...

  • 【AI】ChatGPT公開1周年:アルトマン氏のOpenAI復帰と経営メッセージ

    世界中にAI旋風を起こしたOpenAIのChatGPTから11月30日で1年になった。OpenAIはCEOに復帰したサム・アルトマン(Sam Altman、38歳)氏と新たに編成された取締役会(Board of Directors)チェアーマンのブレット・テイラー(Bret Taylor、43歳)が共有したメッセージを11月29日付で同社のウェブサイトに掲載し、OpenAIが取締役会の再構築を経て、企業のガバナンス強化に基づき、CEOアルトマン氏のもとで今後の事業に取り組む姿勢...

  • 【予測】WSTS:世界の半導体市場は2024年に13%の成長で回復へ

    世界半導体市場統計(World Semiconductor Trade Statistics、以下、WSTS) は11 月 28 日、2023 年11月作成の半導体市場の最新予測を発表した。   WSTSは、半導体市場予測を若干修正し、2023年の世界市場は5,200億米ドル、対前年比9.4%減と予測する。その後、市場は改善に向かい、2024年の市場は5,880億ドル、対前年比13.1%増と予測する。   2023年には、欧州市場のみが対前年比5.9%の成長を遂げると予測...

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