旅を終えて というわけでわれわれはようやっと帰国したが、日本に着いても気分は安心とは逆だ。 日本はわたしにとって帰る場所ではない。日常のささいな瞬間やニュー…
『深夜特急』に憧れる妻(めがね)と「肉食べたい」が口ぐせの夫(ハゲ)。 バックパックをかついで歩く、節約世界旅行の日常の記録。
バシリカのモザイク モザイク、というとうっかり露出してしまった恥部を隠したり身分を明らかにしたくない人が匿名で出演する際に用いたりするようななにかいかがわし…
地域タグ:ブルガリア
なぜかメキシコ 『博物館の町プロヴディフ【黄金のリュトン編】』 博物館の町プロヴディフ プロヴディフというのは首都ソフィアに次ぐブルガリア第二の都市である…
地域タグ:ブルガリア
博物館の町プロヴディフ プロヴディフというのは首都ソフィアに次ぐブルガリア第二の都市である。 トルコのブルサから夜行バスに乗り、早朝に到着。バスターミナルか…
地域タグ:ブルガリア
時間つぶしにネコを撮る *Gallery MEGANE #3*
時間つぶしのネコー 『ネコで旅が進まない *Gallery HAGE #2*』 ネコがいると進まない 夫の実家では美形のネコを飼っており、夫のスマホはそのネ…
地域タグ:トルコ
木のドアは素敵だ 夫にそそのかされてちょっといいカメラを買った。 よく知らないがミラーレスというやつらしい。この種の中では小型で安い部類らしいが、重いしかさ…
地域タグ:トルコ
トルコとブルガリア ちょっと古い『地球の歩き方』ではあるが、ブルガリアにはトルコ人が人口の10%近くを占めるとあった。 実際にブルガリア第二の都市プロヴディ…
地域タグ:ブルガリア
壁に絵を描きたいという欲望 新婚旅行を口実に、仕事もせず世界をふらふらしているわたしたちだが、何の人生設計もないわけではない。 うっすら存在している人生設計…
地域タグ:韓国
ブルガリアのホステルにて アジアのゲストハウスでは、たとえ自分が外国人であってもなんとなくホームという感じで、そこにヨーロッパの旅行者がいると少々浮いて見え…
地域タグ:ブルガリア
ネコがいると進まない 夫の実家では美形のネコを飼っており、夫のスマホはそのネコの写真であふれている。 今われわれは世界旅行の最中であるが、夫はネコを見るたび…
地域タグ:トルコ
最近の夫婦関係について 旅に出てからもう4か月になるのだが、最近、夫婦関係において大いに悩んでいる。 海外の宿ではトイレ•洗面•シャワーが一体型の個室になって…
夫の自己主張 旅の道筋は基本的にわたしが決めており、それというのも行き先の希望を聞くと夫は 「どこでもええで。特に行きたいとこはない」 と答えるので、行きた…
地域タグ:ブルガリア
街角のケバブ屋で 『パンダになってキョフテを食べる【前編】』 われわれはパンダである ボドルムから夜行バスでブルサに着いた日、町を歩いていると子連れの…
地域タグ:トルコ
われわれはパンダである ボドルムから夜行バスでブルサに着いた日、町を歩いていると子連れの女性が声をかけてきて、 「娘と一緒に写真を撮らせて!」 という。わ…
地域タグ:トルコ
ボドルム城へ 出国前、わたしは水中考古学に興味を持った。 自分でもなぜかはわからない。ロマンを感じているとすればそれは海底のお宝や悲劇にではなく、どちらかとい…
地域タグ:トルコ
高級リゾート地にて トルコ中部のコンヤから夜行バスで西へ。ボドルムに着いたとたん、10月であることを忘れそうな日差しによって久々に汗をかく。 海に面した町ボ…
地域タグ:トルコ
雨の日のシッレ シッレ、というのはコンヤからバスで30分ほどの小さな町である。 人口の多さや街としての発達を感じるコンヤから離れゆったりした空気を味わいた…
地域タグ:トルコ
「ブログリーダー」を活用して、ハゲとめがねさんをフォローしませんか?
旅を終えて というわけでわれわれはようやっと帰国したが、日本に着いても気分は安心とは逆だ。 日本はわたしにとって帰る場所ではない。日常のささいな瞬間やニュー…
最後の入国 そんなこんなでわれわれはようやく日本の飛行機に乗って、ロサンゼルスをあとにした。 真夜中のフライト。さっそく徹夜した分を取り戻そうと睡眠モードに入…
「架空のアジア丼」と恐ろしい犬 『帰国の日【前編】』 名建築の図書館へ メキシコを発つ日の朝、わたしの腹はまたもやゆるかった。そのうえ身体が熱っぽくだるい。…
飛行機がまた飛ばない 『帰国の日【前編】』 名建築の図書館へ メキシコを発つ日の朝、わたしの腹はまたもやゆるかった。そのうえ身体が熱っぽくだるい。 いかにも…
名建築の図書館へ メキシコを発つ日の朝、わたしの腹はまたもやゆるかった。そのうえ身体が熱っぽくだるい。 いかにも生理がきそうな感じ。 よりによって長時間飛行…
古代の現代アート 『遺跡の何がおもしろい?【テンプロ・マヨール 前編】』 旅、最後の観光へ ああ……長いようで短くも感じるわれわれの新婚旅行が明日で終わる…
旅、最後の観光へ ああ……長いようで短くも感じるわれわれの新婚旅行が明日で終わる。 われわれは最後の観光に繰り出した。 朝、宿の近くの屋台で鶏肉や白米、ひよ…
スリランカの人々 日本人があまり訪れない地域を旅しているとき、人々の好奇の目を感じることはままある。頻繁に国籍を尋ねられると一挙手一投足を見られているような…
国立人類学博物館、ついに3日目 『遺跡めぐり追体験【国立人類学博物館 #4】』 国立人類学博物館2日目 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 …
国立人類学博物館2日目 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博…
ランチの受難 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博物館の前で…
国立人類学博物館1日目 『新婚旅行は黙々と【国立人類学博物館 #1】』 新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博物…
新婚旅行は黙々と メキシコシティにある国立人類学博物館はとても気が重い場所だ。 博物館の前で夫は 「こういう博物館は、なんか行く前からしんどいな」 とため息…
ディエゴが遺したもの 『ディエゴが遺したもの・前編【アナワカリ博物館】』ディエゴが建てた博物館 アナワカリ博物館、というのは前回一人でメキシコを訪れたとき…
メキシコのフィギュア 『ディエゴが遺したもの・前編【アナワカリ博物館】』ディエゴが建てた博物館 アナワカリ博物館、というのは前回一人でメキシコを訪れたとき…
ディエゴが建てた博物館 アナワカリ博物館、というのは前回一人でメキシコを訪れたときも気になっていたが、そのときはついに訪問しなかった。 というのもメキシコシテ…
マテ茶の歓迎は今 『ジャガーの笛と口づけのゆくえ【前編】』 そこらじゅうに猛獣 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッド…
そこらじゅうに猛獣 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッドといえばエジプトにあり、そばにはスフィンクスもある。 と思い…
駆け足の遺跡観光 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッドといえばエジプトにあり、そばにはスフィンクスもある。 と思いき…
いざ遺跡探検へ 『テオティワカン遺跡探訪記【前編】』 メキシコの巨大ピラミッド ピラミッドといえばエジプトにあり、そばにはスフィンクスもある。 と思いきや…
図録を買いに ペルーの首都リマはやはり都会であり、都会とは交通量が多く排気ガスで空気がどんよりとしていて、そしてさらに今南半球は冬であるので、滞在していた3…
アンデスがわたしを呼んでいる 2か月ほどのスペイン・ポルトガル巡礼旅を終え、われわれは久々に空路をとった。 今回は大移動。時差が大きく動くため、もはや何時間…
お菓子の国 『巡礼その後、ポルトガルへ【前編】』 スペインからポルトガルへ サンティアゴ・デ・コンポステーラを出た後、われわれはバスでポルトガルのブラガに向…
スペインからポルトガルへ サンティアゴ・デ・コンポステーラを出た後、われわれはバスでポルトガルのブラガに向かった。 ポルトガルは夫が行きたいと言っていた国の…
850kmの終わり こうしてわれわれの2か月弱にわたるスペイン巡礼は終わった。 約850kmの、スペイン北部を歩く《北の道》。 8年前に《フランス人の道》を歩…
誤算 さて、くどいようだがわれわれは8年前にこのサンティアゴ・デ・コンポステーラで出会い、そして恋に落っこちたわけであるので、そのとき夫と過ごした思い出の場…
聖地到達のあと 『サンティアゴ・デ・コンポステーラ・前編【スペイン巡礼日記 #30】』 聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ 巡礼49日目、ついに最終日…
聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ 巡礼49日目、ついに最終日。カミーノのゴール地点、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで残り10kmである。 サンテ…
残り100km地点にて 気がつけば700km以上を歩いており、残り100km地点を目前にした近頃、サンティアゴへのゴールを意識し始めたせいかなんとなくしんみ…
トルティーヤは巡礼食 さて、このようにスペイン巡礼も終盤であるが、ゴールの前にまとめておきたいテーマがわたしには残っており、それはトルティーヤである。 トル…
画家の家 『ガリシアの道と画家の家・前編【スペイン巡礼日記 #26】』 ガリシアの巡礼路について思うところ 巡礼39日目。 宿を出たとき晴れていた空は徐…
ガリシアの巡礼路について思うところ 巡礼39日目。 宿を出たとき晴れていた空は徐々に曇って雨となり、そしてまた晴れ、その合間に虹が見えた。 この日はまとま…
最後の州、ガリシアへ 巡礼38日目もまた、節目の日だった。 前日たらふく巡礼メニューを食った満腹感のままに気分よく眠りスッキリ起きて、ナッツバーとみかんだけ…
アストゥリアス最後の宿 『巡礼グルメと路上の贅沢・前編【スペイン巡礼日記 #23】』 レストランで巡礼メニュー さて、巡礼中の夕飯はなるべく自炊していること…
レストランで巡礼メニュー さて、巡礼中の夕飯はなるべく自炊していることは前に述べたとおりだが、たまにはバルやレストランにも行っている。 巡礼者向けに割引や特…
巡礼の共通語 『巡礼の共通語・前編【スペイン巡礼日記 #21】』 わたしのスペイン語 さて、8年前《フランス人の道》を歩いていたとき、わたしは 「オーラ…
わたしのスペイン語 さて、8年前《フランス人の道》を歩いていたとき、わたしは 「オーラ(やあ)」「グラシアス(ありがとう)」「カフェ・コン・レチェ、ポル・フ…
アーバンな町のふつうのバルで 『アーバンな道は幸運の道・前編【スペイン巡礼日記 #19】』 アーバンな道 オビエドでの休息を経てまた歩き始め、歩行距離が5…
アーバンな道 オビエドでの休息を経てまた歩き始め、歩行距離が500kmを超えた。 夫はいつも通り牛を見ては 「モオォォォォォー」 羊を見ては 「メエェェェェ…
アストゥリアス考古学博物館 久々の連泊で心身ともにリラックス、という名目でオビエドに2泊とったが、案の定リラックスどころか普段より忙しくなった。 今日1日で…