帯広のパン屋さん「麦音」です。店に入るとパンのいい香りがしてきます。小麦だけでなく使用しているチーズや小豆、野菜なども十勝産にこだわりぬいています。帯広で宿泊した翌朝は必ずここでパンを食べています。この日は夫婦で十勝カレーパン、ちびっこちくわ、麦音ポテトロールをチョイスしました。とくに十勝カレーパンは牛肉や十勝の豆がゴロゴロ入っていて、これだけで食べ応えがありました。早朝6時55分から開店しているの...
これまでの北海道旅行での情報や風景を中心としたブログです。また地元の関西周辺のお出かけ見聞録も多く掲載しています
1993年に初めて北海道を訪れて以来、何度となく訪れた北海道の見聞録です。また地元の関西周辺のことも掲載しています。
連日ヴォーリズ建築についての話で恐縮ですm(__)m兵庫県西宮市の神戸女学院キャンパスには多くのヴォーリズ建築が残っており、今もなお現役活用されています。この神戸女学院のヴォーリズ建築の一部が6月21日・28日・7月5日に一般公開されるという新聞記事が出ていたので、申し込んで行ってきました。内部が公開されたのは図書館です。全面北向きの大窓は、強い日差しから本を保護しながらも、夕方でも閲覧室の明るさを保つための...
地域タグ:兵庫県
前回紹介した建築家のヴォーリズは、近江八幡に拠点を置いていた関係で、滋賀県を中心に彼が手掛けた建築物が多く残っています。その中でも滋賀県高島市今津町にはヴォーリズ建築が3つ並ぶ珍しい場所があります。まず今津ヴォーリズ資料館です。元々は百三十三銀行(現・滋賀銀行)今津支店として1923(大正12)年に建てられたもので、国の登録有形文化財に登録されています。現在はヴォーリズ建築についての資料が展示されていま...
地域タグ:滋賀県
ウィリアム・メレル・ヴォーリズは1905(明治38)年に滋賀県近江八幡市の県立商業学校の英語教師として来日し、建築家としても日本で数多くの西洋建築を手掛けた人です。今でもヴォーリズ建築は各地に残っており、とくに近江八幡市に多く残っています。アンドリュース記念館(旧近江八幡YMCA会館)はヴォーリズがデザインした最初の建築物を移築したものです。1907(明治40)年築で、2009(平成19)年に国の登録有形文化財に指...
地域タグ:滋賀県
網走にある桂ヶ岡砦跡です。国の史跡にも指定されている近世アイヌ文化期のチャシの遺構です。チャシとはアイヌの砦です。道内にはいくつかのチャシ跡が残っていますが、ここは規模が大きく保存状態もよい北海道の代表的なチャシ跡です。単なる森にしか見えませんが…;直径は32.5mで東西に長い形をしており、地形を活かして築かれているのが特徴です。北側を除いて二重の堀が掘られています。けっこうな急斜面です。場所は前回紹介...
地域タグ:北海道
網走市立郷土博物館です。4年前に入館したので、今回は中には入らずに外観のみを改めて鑑賞しました。 建物は昭和11年に開館した北海道最古の博物館建造物です。建築家田上義也氏の設計です。北海道を拠点に大正から昭和にかけて活躍した建築家で、豊平川さけ科学館など札幌近郊に現在も残っている建築物も多いそうです。 内部も幾何学模様のステンドグラスやらせん階段、正方形小窓から館内の木製展示ケー...
地域タグ:北海道
前回紹介したニトリが運営する小樽芸術村の4館の中で、ステンドグラス美術館に入りました。19世紀後半から20世紀初頭にイギリスで作られた、約100点の教会の窓に飾られていたステンドグラスを展示しています。吹き抜け2階建ての内部は四方がステンドグラスで埋め尽くされており、その鮮やかさに圧倒されます。それぞれの作品の前には作品名と解説がありましたので、それを読みながら作品を見ると、より描かれている内容がわかりや...
地域タグ:北海道
小樽運河の近くにある「小樽芸術村」は、20世紀前半に建てられた歴史的建造物を活かした4つの美術館の総称です。あのニトリが運営しています。①ステンドグラス美術館には実際にイギリスの教会にあったステンドグラス約100点を展示しています。旧高橋倉庫と旧荒田商会の建物を利用しています。入館料1200円です。②2022年に国の重要文化財に指定された旧三井銀行小樽支店はそのまま中も見ることができます。入館料500円です。③似鳥美...
地域タグ:北海道
以前、北海道旅行最終日にフェリー出発までの時間つぶしに利用したイオンモール苫小牧です。そしてまた今回も旅行最終日に行きました。つまり2年連続して帰りのフェリー前の時間つぶしに利用しました。せっかくなので生鮮売り場をチェックします。ホッケなどの海産物やじゃがいもなどの野菜類を見て、買って帰れるものがあれば購入します。と言ってもフェリーなので冷凍物は無理です。結局は買うとしても豚丼のタレやご当地のレト...
昨日は函館の伝統的建造物などについて書きました。函館といえば洋風建築や教会のイメージが強いですが、それに対して京都はその真逆に神社仏閣など和風建築のイメージです。しかし京都は意外と教会も多く、人口10万人当たりの教会の数は74で、これは全国5位になります。ちなみに同じ統計で寺院13位、神社32位ですから、実際の印象とかなり異なります。そこで今回は京都御苑の近くにある2つの教会建築を紹介します。まず京都ハリス...
地域タグ:京都市
函館の函館港と函館山にはさまれた元町・末広町あたりの西部地区は、「伝統的建造物群保存地区(通称「でんけん地区」)」として、異国情緒豊かな街の景観や建造物を保護しているエリアです。函館市はこの「でんけん地区」の歴史的価値のある建物を「伝統的建造物」に指定しています。旧函館区公会堂やハリストス正教会などガイドブックに載っている建物のほとんどは「伝統的建造物」ですし、このブログで紹介した旧カールレイモン...
地域タグ:北海道
函館の相馬株式会社は、初代・相馬哲平(2代目も同名)が1863(文久3)年に米穀商「相馬商店」として開業した会社です。今なお現役の社屋は、1916(大正5)年に完成したものです。昨日紹介したカールレイモン旧宅と同じく、函館市の「伝統的建造物」に指定されています。木造2階建ての鉄板葺き屋根に突き出た窓はルネッサンス様式です。基坂と電車通りの交差点に建っています。市電がこの建物の前を通過する映像は何度かテレビで見た...
地域タグ:北海道
函館カール・レイモン元町店はです。建物は函館市が指定する「伝統的建造物」です。カールレイモンはドイツ生まれで、ハム・ソーセージを食べる習慣のなかった日本に来て、函館で日本人女性と結婚し、1924年にハム・ソーセージの店と工場を開業しました。今ではカールレイモンは函館を代表するハム・ソーセージの老舗ブランドです。現在の函館カール・レイモン元町店は初期の工場跡です。店内にはイートインコーナーもあり、焼き立...
地域タグ:北海道
震度5以上の地震が多くなっている昨今、古い建物の耐震補強が急がれます。前回書いた清州城などのコンクリート製の模擬天守は耐震補強工事は自由にできますが、歴史的価値がある天守はそうはいきません。現在、築城当時からそのままの姿で建っている現存12天守のうち、国宝に指定されている天守は5つあります。国宝であるがゆえに、耐震補強するにもいろいろな制約があって通常の耐震工事の何倍もの手間がかかります。それでもすで...
愛知県清須市の清洲城です。織田信長が拠点とした城ですが、写真の天守は1989年に造られた鉄筋コンクリート製の模擬天守です。創建時の資料が残っていないので、外観・規模とも想像で設計されました。城跡は開発によって大部分が失われ、本丸土塁の一部が残るのみです。下の写真に見える朱色の大手橋の向こうの清洲古城跡公園に発掘された石垣の一部が復元されています。ちなみに横の線路はJR在来線と新幹線です。この城が有名なの...
前回、柳月がNHKの連ドラで登場した「あんバタサン」というお菓子を商品化して販売に力を入れているという話をしました。柳月のスイートピアガーデンにはイートインコーナーがあるので、その「あんバタサン」をバラで買って食べてみました。この例えは柳月には失礼かもしれませんが、六花亭のバターサンドと似ているように思います。別に否定しているわけではなく、おいしいという意味です。ただやはり柳月の昔からの主力商品はし...
地域タグ:北海道
前回紹介した道の駅おとふけの隣には十勝の有名菓子メーカー柳月のスイートピアガーデンという工場兼店舗があります。柳月といえば、その主力商品は三方六です。いわゆるバウムクーヘンですね。しかし最近柳月は「あんバタサン」という新商品に力を入れています。これはNHK朝の連ドラ「なつぞら」の中で出てきた「雪月」という小さなお菓子屋が考案したお菓子です。この「雪月」は柳月をモデルにしていて、劇中に登場したお菓子を...
地域タグ:北海道
道の駅おとふけです。2022年春に場所を移し、規模も大きくなってリニューアルオープンしました。オープン直後に訪れましたが、日曜日ということもあり、たくさんの人でごった返していました。2年近く経った今なら人出も落ち着いたかなと思い再び訪れましたが、それでもかなり混んでいました。入り口横にはパンの「ますや」直営の「みちます」があり、さらに帯広豚丼の人気店「豚丼のぶたはげ」もあります。ちなみにいつも拝見して...
地域タグ:北海道
神戸市灘区の「なぎさ公園」は海に面した気持ちの良い公園です。、海沿いにある「ハーバーウォーク」はウォーキングやジョギングに最適で、この日も多くの市民が走っていました。広い園内には多彩なアート作品が並んでいます。下の写真のモニュメント「ゆめ・きずな」は、阪神・淡路大震災復興のモニュメントとして2001年に設置されたものです。カラフルな色がひときわ目を引くこの作品は長さが30mあり、遊び方が自由な子どもの遊...
地域タグ:兵庫県
前回紹介したビート資料館の前に鉄道の駅標とレールがあります。廃線になった国鉄広尾線が走っていた場所とは少しずれているし、単なるモニュメントかと思いながら入館しました。ところが中の展示を見て、ここがちゃんとした別の鉄道の駅だったことがわかりました。資料を見ると、日本甜菜製糖株式会社は十勝鉄道という私鉄を運営し、全道から集荷されたビートの搬入や砂糖製品の出荷をしていたそうです。十勝鉄道の路線図にも帯広...
地域タグ:北海道
帯広にあるビート資料館です。ビートは北海道の基幹作物で「甜菜(てんさい)」とも呼ばれており、砂糖の原料として使われています。資料館の造りはシンメトリーの構造で、入るとすぐ吹き抜け空間となっています。この資料館の場所にはかつて旧日本甜菜製糖帯広製糖所があり、一時は日本最大規模でしたが、1977年廃止されました。その跡地にこのビート資料館が作られ、ビート製糖に関する資料や模型などが展示されています。入館料...
地域タグ:北海道
京都市京セラ美術館に行きました。平安神宮のすぐ前にあります。目的は知人の松原一彦氏も出品している「第20回 日韓現代美術同行展」です。せっかくなので昨日書いた平安神宮神苑の無料公開日に合わせて訪れました。松原一彦氏の今回の作品は「Spiderweb」です。真鍮の蜘蛛の巣です。以前よりリアルさが増したような気がします。それ以外で私が印象に残ったのは「A wall of sheep」(高垣リミ氏)です。羊の体から人の足がたくさ...
地域タグ:京都市
美瑛の三愛の丘展望公園です。パノラマロードにある赤い三角屋根が目印の展望スペースです。十勝連山が比較的近くで見られ、その手前の波状丘陵を望めるのがこの丘の特徴です。景色の見える方向はやや限られますが、南西方向の丘の景色は、なだらかな曲線が美しいです。周囲には畑が広がり四季折々の風景が楽しめそうです。言うまでもありませんが、畑は進入禁止です。美瑛の中心街から約5kmのところにあります。にほんブログ村人...
地域タグ:北海道
美瑛にある千代田の丘展望台です。三角屋根の展望塔が特徴です。この日は曇っていましたが、遠く東の方向に十勝岳連山を望むことができます。見晴らし台の2階からは360度の美瑛の風景を見ることができます。展望台の下には、かわいい小動物とふれあえる観光牧場があります。昔はここで乗馬のトレッキングをやっていて美瑛の丘を馬上から楽しんだこともありました。にほんブログ村人気ブログランキング...
地域タグ:北海道
美瑛の新栄の丘展望公園です。1個400kgあるという牧草ロールの人形が目印です。少し高い位置から幾重にも折り重なる丘の風景を一望することができます。訪れたのは午前中でしたが、ここは夕日のきれいな場所として有名です。以前訪れたときは曇天で、離れた場所にだけスポットライトのように光が差していました。その中で浮かび上がっている2本の木はパフィーの木です。昔パフィーが主役のドラマで登場したことで有名になった木で...
地域タグ:北海道
大阪・梅田のシンボルだった大阪マルビルが老朽化などの理由で昨年5月で営業を終了しました。1976年に誕生したマルビルは「日本初の円形超高層ビル」として話題になりました。学生時代から馴染みのあったマルビルも見納めと思い、写真を撮ってこのブログにも載せました。その翌月の昨年6月から解体工事が始まりました。そして解体工事が始まってから1年が経ち、いよいよ本当にマルビルが姿を消すときが近づきました。ついに5階建て...
地域タグ:大阪府
羊蹄山の北北西あたりに富士見という地名があります。「蝦夷富士を見る」というわかりやすい地名です。そしてここに羊蹄姿見池と呼ばれる池があります。周囲130mほどの小さな池で、比較的訪れる人も少ないようです。池に羊蹄山がきれいに映ることから「姿見池」と呼ばれています。ここには羊蹄山の湧水が湧いています。ちょうど汲みに来ている人もいました。8年前に来たときは風は弱く池に波は立っていませんでしたが、肝心の山に...
地域タグ:北海道
前回紹介した三方五湖ですが、その全体を見るにはレインボーライン山頂公園へ行くのがおすすめです。リフトかケーブルカーで山頂公園まで上がります。写真に写っているレインボー傘は施設が日傘や雨傘として無料で貸してくれるものです。これを多くの人がさすことでSNS映えする効果を狙っているのでしょうね。山頂公園には5つのテラスがあり、三方五湖や若狭湾が一望できます。足湯やカフェもあります。山頂カフェなないろでジュー...
福井県の三方五湖です。北陸新幹線が敦賀まで延伸されて注目度が上がり訪れる人が増えているそうです。三方五湖は、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖の総称です。5つの湖はそれぞれ水質や水深が違い、すべて濃さの違う青色に見えることから「五色の湖」と呼ばれています。下の写真は三方湖です。三方五湖の中で唯一の完全な淡水湖です。三方五湖の中でもっとも大きいのは水月湖です。近年、湖底に年縞と呼ばれる7...
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帯広のパン屋さん「麦音」です。店に入るとパンのいい香りがしてきます。小麦だけでなく使用しているチーズや小豆、野菜なども十勝産にこだわりぬいています。帯広で宿泊した翌朝は必ずここでパンを食べています。この日は夫婦で十勝カレーパン、ちびっこちくわ、麦音ポテトロールをチョイスしました。とくに十勝カレーパンは牛肉や十勝の豆がゴロゴロ入っていて、これだけで食べ応えがありました。早朝6時55分から開店しているの...
「琵琶湖疏水施設」が国宝に指定されることになりました。琵琶湖疎水は琵琶湖の水を京都市内に引くために建設された運河で、1890(明治23)年に完成しました。今回の国宝指定は、山を貫くトンネル3ヶ所、南禅寺境内にあるレンガ造りの水路閣、船を運ぶ鉄路(インクライン)の合わせて5つの関連施設です。南禅寺の境内にある疏水が流れる水路閣は観光名所になっています。洋風レンガ作りの水路閣が鎌倉時代創建の古刹の中にあるアン...
帯広市にある六花亭ガーデン店です。かつては西帯店という名前でしたがガーデン店に変わりました。店内は以前から同じですが、店の南にちょっとした庭があるのでこの店名になったのだと思います。店の前は白樺通りという交通量の多い幹線道路ですが、庭があることで目隠しになり、店内からは大きな道路に面しているとはわかりません。ここの喫茶室で食べたのは「雪の首飾り 生クリーム添え」です。「雪の首飾り」は店で普通に販売...
昨日のブログ記事は「日本三大夜景」のひとつである長崎・稲佐山の夜景でした。「日本三大夜景」というのは以下の3ヶ所です。・函館山(函館市)・摩耶山(神戸市)・稲佐山(長崎市)この3ヶ所が一般的に知られる「日本三大夜景」ですが、いつ誰がどのような基準で選んだのか不明です。そして三大夜景がややこしくなったのは、この「日本三大夜景」以外に新たに2種類の三大夜景ができたからです。それが(A)新日本三大夜景と(B)...
長崎の夜景の定番の稲佐山に上がりました。往路はロープウェイではなくスロープカーという2020年にできた新しい乗り物で行きました。片道300円なのでロープウェイの半額以下です。山頂に着きましたが、時間的にまだ夜景には早く、人もまばらでした。ただ遠くて撮影はできませんでしたが、軍艦島も肉眼で確認できました。やがて日が傾き、マジックアワーの時間帯になってきました。長崎の町もオレンジ色になり、この頃から人も増え...
先日、札幌の北海道大学構内に「こども本の森 札幌・北大」が建設されるという記事が新聞に出ていました。「こども本の森」は建築家の安藤忠雄氏の設計による子どものための図書館で、これまで大阪・岩手・神戸・熊本に開館しています。以前私が訪れた「こども本の森 神⼾」は2022年3月にオープンしました。訪れた直後にこのブログにも書きました。足元から天井まである高く大きな本棚は安藤氏のスタイルです。蔵書数は最大25,000...
前回書いた西山山麓火口群への散策路の入り口にはいくつかの駐車場があります。入り口のすぐ前に駐車場がありますが、ここは有料です。駐車場は無人ですが、だからといって料金箱にお金を入れずに駐車するのはよくありません。ここへ来る直前に訪れた洞爺湖ビジターセンターで教えてもらった公共の無料駐車場が、その有料駐車場を100mほど上がったところにあります。ここだと堂々と無料で駐車することができます。その無料駐車場...
有珠山噴火でできた西山山麓火口群を見に行きました。行くのは2回目です。先日書いた金比羅火口災害遺構散策路からは少し離れているので車移動です。散策路北口からすぐ見えるのは地面が陥没した場所に水が溜まってできた西新山沼です。車や道路標識、電柱などがそのまま残されています。散策路はかつての国道230号に沿って続きます。有珠山噴火で国道を遮るように地割れした形跡が残っています。国道がずっと上っているように見え...
阿蘇山は単体の山ではなく根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳の山々を総称した呼称で、これら5つの山は阿蘇五岳と呼ばれます。北海道でいえば大雪山という単体の山はないのと同じです。この阿蘇五岳を北側の外輪山の展望台から見ると、お釈迦様が仰向けに寝ている姿に似ていることから「阿蘇の涅槃像」と呼ばれています。写真の左から、顔部分が根子岳、胸が高岳、お腹が中岳、膝が烏帽子岳、足が杵島岳です。先日、新聞に雲海...
前回書いた洞爺湖ビジターセンターの裏から金比羅火口群への散策路が延びています。ただ火口まで歩くと往復1時間半かかるということだったので、今回は散策路入り口周辺の金比羅火口災害遺構公園だけを見て歩きました。このあたりは有珠山噴火によって壊滅的な被害のあった地区です。下の写真の町営温泉「やすらぎの家」は、噴火前年に約1億円の費用をかけて修復したばかりだったそうです。下の写真は旧虻田町桜ヶ丘団地です。5階...
洞爺湖畔にある洞爺湖ビジターセンターです。洞爺湖とその周辺の動植物や有珠山の火山活動について解説しています。併設されている火山科学館は有料ですが、洞爺湖ビジターセンターは無料です。センターのすぐ裏側は金比羅火口災害遺構散策路として整備され、噴火で被害があった状況をそのまま保存しています。噴火口の見学コースは金比羅火口群を巡るコースと西山山麓火口群を巡るコースがあります。これらを効率よく巡る方法につ...
私は一応スマホは持っていますが、最低限しか使わない(厳密には「使えない」)ので一度買うと長持ちします。それでも前回購入してから7年以上過ぎ、さすがに速さやバッテリーに衰えが出てきたので機種変更しました。AQUOS sense9というミドルクラスの機種です。選択理由は単に前機種がAQUOS sense2だったというだけのことです。ここからは私のスマホの撮影知識の無さに驚かないでください (-_-;)私が撮影に使うのはコンデジでスマ...
新日本海フェリーで敦賀港から北海道へ向かうとき、午後11時55分の出港まで十分時間があるので、越前市にある「しきぶ温泉 湯楽里」で温泉につかりました。温泉施設が山の斜面にあるので、斜行エレベーターでフロントと入浴施設を往復します。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、36度から45度までの温度の違いを楽しめる浴槽をはじめ、10種類のお風呂があります。ちなみにこちらの施設のホームページには個人ブログ用の画像が用意さ...
恵庭市にある日帰り温泉の「えにわ温泉ほのか」です。北海道旅行最終日のフェリー乗船前に汗を流すのにやって来ました。こちらの施設はガーデニングのまち恵庭らしく木々に囲まれており、四季折々の庭園の写真コンテストも行われています。このような日帰り温泉施設では定番ですが、たくさんの漫画本が揃っています。本棚の前には足を伸ばしてくつろげるソファが並んでおり、フェリー出航までゆっくりと過ごせました。ちなみに施設...
私は暇つぶしでよくパズルゲームのナンバープレース(数独)をします。スマホにアプリを入れて外でもやりますが、家では本を買ってペンを片手にやっています。その巻末ページにプレゼントの応募券が付いていたので、年賀状の余りを使って送りました。そうすると期せずして当選しました。千円分の図書カードです。さらに「うまレター」というJRAの冊子のプレゼントもネットで応募したところ、これも当選しました。商品は塩けんぴ2袋...
札幌市が市内の6か所の歩道橋の命名権を売り出しました。中でも注目されているのが記事の写真の菊水歩道橋です。全国的にも珍しい円形の歩道橋で1周176mあります。私は渡ったことも見たこともありませんが、地元ではランドマークとして親しまれており、大泉洋さんらチームナックスもロケで訪れたことがあるそうです。命名権の最低価格は9万5000円で、それ以外の歩道橋は最低3万円台で企業や商品名を付けることができます。大阪のJ...
南海本線の堺駅付近は今は高架線ですが、かつては地上を走っており、駅の下の川には旧線の橋梁が残っています。古いレンガ積みの橋梁で1987年まで使われていました。そして駅前の橋の上から、その古い橋梁をじっと見つめる南蛮人像があります。この像は南蛮貿易で栄えた堺をアピールするために、南海本線の高架化に伴ってNPO法人が1987年に設置したものです。特定のモデルはなくポルトガル人という設定です。設置から35年以上経っ...
前回紹介した様似の観音山展望台から見えるエンルム岬の岩山には登ることができます。上の写真中央の鉄塔が立っている場所に駐車場があります。そこから頂上まで階段が付いていて登っていくことができます。けっこう急な階段です。階段を登りきると展望スペースがあります。かなり狭く手すりも低めなので強風時は怖いと思います。前回書きましたが、ここにかつてはアイヌのチャシがあり、エンルムチャシ跡の碑があります。頂上から...
様似にある観音山展望台です。コンクリート製の立派な展望台です。ここからエンルム岬がよく見えます。かつて島でしたが今は半島になっており、太平洋にせり出しています。右方向には親子岩も見えます。正面には様似漁港とソビラ岩が見えるはずですが手前の樹木が遮って見えません。左手後方には日高山脈が見えます。このときは雲で見えませんでしたが、写真の方向にはアポイ岳があります。晴れて空気が澄んでいれば遠く襟裳岬まで...
2021年に日高本線鵡川-様似間が廃線となり、それに伴って当時日高本線の終着駅だった様似駅も廃駅になりました。現在旧駅舎はJR北海道バスの乗車券販売所と様似観光案内所として活用されています。待合室だった場所は当時の雰囲気を残しています。ホームは立ち入り禁止です。単式ホーム1面1線の地上駅で、側線もありました。かつては転車台や駅近くの日本電工工場への専用線などもありましたが撤去されています。転車台があったの...
NHK大河ドラマ「光る君へ」で注目されている平安時代ですが、京都市には平安時代の建物は何も残っていません。すべて破却・火災・戦災で失われ、京都市に残る最古の建物である国宝の千本釈迦堂でも鎌倉時代のものです。大河ドラマに出てくる平安宮(今の御所よりも2kmほど西)もやはり建物は何も残っておらず、住宅街になっています。その中の正殿である大極殿の場所は、明治28年の実測で一応特定され、今は小さな児童公園に「大極...
NHK大河ドラマ「光る君へ」の巡回展を開催中なのでNHK京都放送局に行きました。エントランスを入ると出演者の全身パネルがずらっと並んでいます。これ以外にも主な登場人物のパネルがあちこちに立っていました。吉高由里子さんが着ていた主人公まひろ(紫式部)の衣装が飾ってありました。ただ先月石山寺の大河ドラマ館で見た衣装よりはシンプルなものです。おそらく普段着ですね。その衣装の横には小道具として使われたまひろと藤...
開陽丸は江戸幕府がオランダより導入した軍艦です。戊辰戦争で榎本武揚率いる幕府軍は最後の望みをかけて江戸から開陽丸など数隻の船で北海道までやって来たものの、1857年暴風のため江差沖で座礁・沈没してしまいました。1990年に原寸大で復元され、現在は引き上げられた多くの遺物とともに開陽丸記念館として公開されています。海底に沈んでいる開陽丸の船体および遺物は1975年日本初の海底遺跡として登録されました。毎年5月中...
日本最初の洋式商用帆船「箱館丸」です。1857年に当時の箱館奉行の要請で、高田屋嘉兵衛のもとで船大工として働いていた続豊治が製作しました。重さ56トンの箱館丸は2本マストで、長さが30mもありました。現在展示されているものは、1988年に開催された青函トンネル開通記念博覧会で復元されたレプリカです。博覧会閉幕後に製作者の子孫が買い取り、函館市に寄贈したそうです。もう少し目立つ場所に設置した方がいいのにと思います...
現在、札幌の赤れんが庁舎(北海道旧本庁舎)は大規模改修工事中なのは以前もこのブログで取り上げました。その工事の様子は仮設見学施設で見ることができましたが、その公開も12日で終了しました。私が3か月前に見たときは、八角塔の屋根はまだ工事前のくすんだ緑青色をしていました。それが先週ニュース画像を見ると新しい銅板に葺き替えられて赤褐色に輝いていました。前回の復原工事は昭和43年といいますから50年以上前になり...
前回かつて小樽にあった銀行の建物を紹介しました。そのほとんどは店や会社など別の用途に再利用されていますが、旧日本銀行小樽支店は金融資料館となっており、無料で内部を見学することができます。建物の内外にフクロウの塑像があります。アイヌの守り神であるシマフクロウをモチーフにしたといわれ、合わせて30体のシマフクロウが銀行を守っています。私は遠めに見て亀のように見えましたが、説明文を読んで改めて見ると確かに...
小樽運河近くにはかつての栄華を感じさせる金融街がありました。それぞれの建物は現在は別の用途に再利用されていますが、外観はそのまま保存されています。旧日本銀行小樽支店(現在は金融資料館)旧三井銀行小樽支店(現在は小樽芸術村のひとつとしてそのまま公開)旧第一銀行小樽支店(現在はアパレル会社の事務所・工場)旧北海道銀行本店(現在は小樽バインというワインカフェ)旧北海道拓殖銀行小樽支店(現在は似鳥美術館)...
前回は神戸の旧居留地のレトロ建築を紹介しましたが、今回は同じく旧居留地に残る小さな史跡です。旧三菱銀行柱頭(昭和4年築の旧三菱銀行三ノ宮支店の柱頭です)居留地内の門柱(68番館の門柱は住人だったエッチ・ショニング住居前にあったと考えられています)居留地の下水道(焼かれたレンガを使った下水道で、一部は現在も使用されています)108番 近藤商店(レンガ造りだった建物の窓周りのみが残されています)124番の碑(外...
旧外国人居留地とは、幕末に開港された後に外国の治外法権が及んでいた区域のことで、神戸では三宮から元町の南がそのエリアです。そこには現在もレトロな建築が多く残っています。旧居留地38番館(旧ナショナルシティバンク神戸支店 昭和4年)(写真左)海岸ビル(旧三井物産神戸支店 大正7年)(写真右)商船三井ビル(旧大阪商船神戸支店 大正11年)旧居留地十五番館(旧アメリカ領事館 明治14年)ニッケビル(昭和12年)...
道の駅オホーツク紋別です。ここのメインはたくさんのクリオネがいる「流氷科学センターGIZA」ですが、以前見学したことがあるので今回はパスしました。その代わりに前回は気づかなかった施設の上にある展望スペースに上がりました。目の前の紋別港が見えます。昨日のブログで紹介した巨大なカニの爪も見えます。ただこの道の駅はやはり「流氷科学センターGIZA」に入館しないとあまり意味がないということがわかりました。前回訪れ...
紋別のシンボルになっている巨大なカニの爪です。1983年の「流氷アートフェスティバル」というイベントで作られました。フェスティバル開催中は海上にあったそうです。オブジェの前にある解説板にそのように書いてありました。海上にある場合はもちろんですが、こうして地上に設置してあっても雪と風と寒さでダメージを受けやすい土地ですから、維持管理が大変でしょうね。またこれも書いてありますが、大きさは高さ12m 幅6m 重さ7...
私の住む尼崎市内でも、南の臨海地域は運河が多く、それを巡る運河クルーズなどもあるほどです。そんな中、2本の運河が交差する場所に架けられた「であい橋」が知る人ぞ知る名物です。橋が架かっている場所は、中堀運河と北堀運河がT字に交差しているるところです。下の写真の運河が中堀運河で、その奥を左右に流れているのが北堀運河です。橋は下の地図のように三方から架けられており、運河と人が出会う場所ということから「であ...
JR釧網本線の塘路駅です。駅舎はログハウスを模した外観です。小さな無人駅ですが、釧路湿原ノロッコ号の折り返し駅なので列車が来るときは多くの人でにぎわいます。相対式ホーム2面2線をもつ駅です。ホームは斜めに向かい合っていて構内踏切を通って移動します。塘路駅前には下の写真のような整備された芝生の公園もあります。芝生公園の奥には簡易展望台があり、上から釧網本線の線路と湿原の沼が見えます。前回・前々回のブログ...
釧路湿原のシラルトロ沼です。釧路湿原三湖(塘路湖、シラルトロ沼、達古武沼)の中では一番北にあり、場所は標茶町になります。国道沿いに駐車スペースがあります。周囲6.5km、水深2mほどの沼で、この沼も前回紹介した達古武沼と同じく海の後退でできた海跡湖です。対岸を見ると立ち枯れした木々が並んでいて、まるで野付半島のナラワラのような景色です。早朝で風も無かったので湖面に緑が映ってきれいです。達古武沼にしても...
釧路湿原にある達古武(タッコブ)湖です。釧路湿原三湖(塘路湖、シラルトロ沼、達古武沼)と呼ばれる湿原内の湖で一番南にある湖です。周囲5km、水深2mほどの沼です。達古武湖という呼び方もあります。かつて海だったところが後退してできた海跡湖です。国道から細岡展望台に向かう途中に見えましたので車を止めて撮影しました。とくに景色がどうこうということはありませんが、釧路湿原特有の雰囲気が感じられる沼です。近く...
札幌の奥座敷といわれる定山渓温泉です。温泉街の中心部に「定山源泉公園」があります。定山渓温泉を拓いた修験僧・美泉定山の生誕200年を記念して2005年に開園され、2017年にはリニューアルされました。園内には源泉を手軽に楽しめる「足湯」や高温の源泉を利用して温泉たまごを作ることができる「おんたまの湯」などがあります。公園の奥には美泉定山の像が鎮座しています。定山渓温泉は豊平川をはさんで温泉街が広がり、全体で4...
定山渓温泉の近くにあるさっぽろ湖です。さっぽろ湖は、平成元年に小樽内川をせき止めた定山渓ダムの貯水池として誕生しました。湖の名前は札幌市民の公募で決まったそうです。定山渓ダムの直下には「定山渓ダム下流園地」が整備され、巨大なダムを真下から眺めることができるほか、園内には「定山渓ダム資料館」もあり、資料館開館時間中は堤体内の見学も可能です。道路沿いには駐車場とともに展望台が4カ所あり、下の写真は第1展...
大空町のメルヘンの丘です。カラマツが並ぶ丘の風景です。女満別空港の近くで、国道39号沿いにありますので、わざわざ目的地として行かなくても、北見・網走間を移動するときに自然と丘の前を通ります。前の畑の状態や天候によってかなり違った雰囲気になります。過去に撮ったメルヘンの丘の写真を並べてみました。季節はすべて夏です。2007年2008年2009年2010年2011年2012年2014年2017年2023年車窓から眺めたことはもっと多いです...
大津市の石山寺境内にある「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」に行きました。会場の真ん中に飾られていたのは主人公まひろ(紫式部)が舞を披露したときに着ていた衣装と扇です。またまひろが書き写した和歌集も展示されていました。もちろん紫式部が書いたものではなく、撮影に使われた小道具です。展示の半分はパネルによる説明でした。4月14日の放送でまひろがここ石山寺に参詣する場面が描かれたことをPRするパネルもありま...
大河ドラマ「光る君へ」で脚光を浴びている大津の石山寺へ行きました。最寄りの京阪石山寺駅も完全に紫式部仕様です。10年以上前に訪れたことがありますが、記憶はほとんど残っていません。紫式部はここ石山寺で『源氏物語』の着想を得たという伝承があり、そのため「光る君へ」の放映とともに参拝客が増えています。立派な東大門を入ると鮮やかな緑のもみじの参道が続きます。「きっと紅葉の時期はきれいだろうなあ」と思いながら...