網走の天都山にあるオホーツク流氷館です。流氷の天使と呼ばれるクリオネを始め、ナメダンゴやオオカミウオなどの不思議で珍しい生き物を飼育展示しています。下の写真はフーセンウオです。この水槽のまわりは大きなスクリーンになっており、360度カメラで撮影した映像をまるで潜っているような感じで映し出しています。流氷幻想シアター(撮影不可)の前で、コンパニオンの女性から流氷についての「レクチャー」があります。流氷...
これまでの北海道旅行での情報や風景を中心としたブログです。また地元の関西周辺のお出かけ見聞録も多く掲載しています
1993年に初めて北海道を訪れて以来、何度となく訪れた北海道の見聞録です。また地元の関西周辺のことも掲載しています。
連日ヴォーリズ建築についての話で恐縮ですm(__)m兵庫県西宮市の神戸女学院キャンパスには多くのヴォーリズ建築が残っており、今もなお現役活用されています。この神戸女学院のヴォーリズ建築の一部が6月21日・28日・7月5日に一般公開されるという新聞記事が出ていたので、申し込んで行ってきました。内部が公開されたのは図書館です。全面北向きの大窓は、強い日差しから本を保護しながらも、夕方でも閲覧室の明るさを保つための...
地域タグ:兵庫県
前回紹介した建築家のヴォーリズは、近江八幡に拠点を置いていた関係で、滋賀県を中心に彼が手掛けた建築物が多く残っています。その中でも滋賀県高島市今津町にはヴォーリズ建築が3つ並ぶ珍しい場所があります。まず今津ヴォーリズ資料館です。元々は百三十三銀行(現・滋賀銀行)今津支店として1923(大正12)年に建てられたもので、国の登録有形文化財に登録されています。現在はヴォーリズ建築についての資料が展示されていま...
地域タグ:滋賀県
ウィリアム・メレル・ヴォーリズは1905(明治38)年に滋賀県近江八幡市の県立商業学校の英語教師として来日し、建築家としても日本で数多くの西洋建築を手掛けた人です。今でもヴォーリズ建築は各地に残っており、とくに近江八幡市に多く残っています。アンドリュース記念館(旧近江八幡YMCA会館)はヴォーリズがデザインした最初の建築物を移築したものです。1907(明治40)年築で、2009(平成19)年に国の登録有形文化財に指...
地域タグ:滋賀県
網走にある桂ヶ岡砦跡です。国の史跡にも指定されている近世アイヌ文化期のチャシの遺構です。チャシとはアイヌの砦です。道内にはいくつかのチャシ跡が残っていますが、ここは規模が大きく保存状態もよい北海道の代表的なチャシ跡です。単なる森にしか見えませんが…;直径は32.5mで東西に長い形をしており、地形を活かして築かれているのが特徴です。北側を除いて二重の堀が掘られています。けっこうな急斜面です。場所は前回紹介...
地域タグ:北海道
網走市立郷土博物館です。4年前に入館したので、今回は中には入らずに外観のみを改めて鑑賞しました。 建物は昭和11年に開館した北海道最古の博物館建造物です。建築家田上義也氏の設計です。北海道を拠点に大正から昭和にかけて活躍した建築家で、豊平川さけ科学館など札幌近郊に現在も残っている建築物も多いそうです。 内部も幾何学模様のステンドグラスやらせん階段、正方形小窓から館内の木製展示ケー...
地域タグ:北海道
前回紹介したニトリが運営する小樽芸術村の4館の中で、ステンドグラス美術館に入りました。19世紀後半から20世紀初頭にイギリスで作られた、約100点の教会の窓に飾られていたステンドグラスを展示しています。吹き抜け2階建ての内部は四方がステンドグラスで埋め尽くされており、その鮮やかさに圧倒されます。それぞれの作品の前には作品名と解説がありましたので、それを読みながら作品を見ると、より描かれている内容がわかりや...
地域タグ:北海道
小樽運河の近くにある「小樽芸術村」は、20世紀前半に建てられた歴史的建造物を活かした4つの美術館の総称です。あのニトリが運営しています。①ステンドグラス美術館には実際にイギリスの教会にあったステンドグラス約100点を展示しています。旧高橋倉庫と旧荒田商会の建物を利用しています。入館料1200円です。②2022年に国の重要文化財に指定された旧三井銀行小樽支店はそのまま中も見ることができます。入館料500円です。③似鳥美...
地域タグ:北海道
以前、北海道旅行最終日にフェリー出発までの時間つぶしに利用したイオンモール苫小牧です。そしてまた今回も旅行最終日に行きました。つまり2年連続して帰りのフェリー前の時間つぶしに利用しました。せっかくなので生鮮売り場をチェックします。ホッケなどの海産物やじゃがいもなどの野菜類を見て、買って帰れるものがあれば購入します。と言ってもフェリーなので冷凍物は無理です。結局は買うとしても豚丼のタレやご当地のレト...
昨日は函館の伝統的建造物などについて書きました。函館といえば洋風建築や教会のイメージが強いですが、それに対して京都はその真逆に神社仏閣など和風建築のイメージです。しかし京都は意外と教会も多く、人口10万人当たりの教会の数は74で、これは全国5位になります。ちなみに同じ統計で寺院13位、神社32位ですから、実際の印象とかなり異なります。そこで今回は京都御苑の近くにある2つの教会建築を紹介します。まず京都ハリス...
地域タグ:京都市
函館の函館港と函館山にはさまれた元町・末広町あたりの西部地区は、「伝統的建造物群保存地区(通称「でんけん地区」)」として、異国情緒豊かな街の景観や建造物を保護しているエリアです。函館市はこの「でんけん地区」の歴史的価値のある建物を「伝統的建造物」に指定しています。旧函館区公会堂やハリストス正教会などガイドブックに載っている建物のほとんどは「伝統的建造物」ですし、このブログで紹介した旧カールレイモン...
地域タグ:北海道
函館の相馬株式会社は、初代・相馬哲平(2代目も同名)が1863(文久3)年に米穀商「相馬商店」として開業した会社です。今なお現役の社屋は、1916(大正5)年に完成したものです。昨日紹介したカールレイモン旧宅と同じく、函館市の「伝統的建造物」に指定されています。木造2階建ての鉄板葺き屋根に突き出た窓はルネッサンス様式です。基坂と電車通りの交差点に建っています。市電がこの建物の前を通過する映像は何度かテレビで見た...
地域タグ:北海道
函館カール・レイモン元町店はです。建物は函館市が指定する「伝統的建造物」です。カールレイモンはドイツ生まれで、ハム・ソーセージを食べる習慣のなかった日本に来て、函館で日本人女性と結婚し、1924年にハム・ソーセージの店と工場を開業しました。今ではカールレイモンは函館を代表するハム・ソーセージの老舗ブランドです。現在の函館カール・レイモン元町店は初期の工場跡です。店内にはイートインコーナーもあり、焼き立...
地域タグ:北海道
震度5以上の地震が多くなっている昨今、古い建物の耐震補強が急がれます。前回書いた清州城などのコンクリート製の模擬天守は耐震補強工事は自由にできますが、歴史的価値がある天守はそうはいきません。現在、築城当時からそのままの姿で建っている現存12天守のうち、国宝に指定されている天守は5つあります。国宝であるがゆえに、耐震補強するにもいろいろな制約があって通常の耐震工事の何倍もの手間がかかります。それでもすで...
愛知県清須市の清洲城です。織田信長が拠点とした城ですが、写真の天守は1989年に造られた鉄筋コンクリート製の模擬天守です。創建時の資料が残っていないので、外観・規模とも想像で設計されました。城跡は開発によって大部分が失われ、本丸土塁の一部が残るのみです。下の写真に見える朱色の大手橋の向こうの清洲古城跡公園に発掘された石垣の一部が復元されています。ちなみに横の線路はJR在来線と新幹線です。この城が有名なの...
前回、柳月がNHKの連ドラで登場した「あんバタサン」というお菓子を商品化して販売に力を入れているという話をしました。柳月のスイートピアガーデンにはイートインコーナーがあるので、その「あんバタサン」をバラで買って食べてみました。この例えは柳月には失礼かもしれませんが、六花亭のバターサンドと似ているように思います。別に否定しているわけではなく、おいしいという意味です。ただやはり柳月の昔からの主力商品はし...
地域タグ:北海道
前回紹介した道の駅おとふけの隣には十勝の有名菓子メーカー柳月のスイートピアガーデンという工場兼店舗があります。柳月といえば、その主力商品は三方六です。いわゆるバウムクーヘンですね。しかし最近柳月は「あんバタサン」という新商品に力を入れています。これはNHK朝の連ドラ「なつぞら」の中で出てきた「雪月」という小さなお菓子屋が考案したお菓子です。この「雪月」は柳月をモデルにしていて、劇中に登場したお菓子を...
地域タグ:北海道
道の駅おとふけです。2022年春に場所を移し、規模も大きくなってリニューアルオープンしました。オープン直後に訪れましたが、日曜日ということもあり、たくさんの人でごった返していました。2年近く経った今なら人出も落ち着いたかなと思い再び訪れましたが、それでもかなり混んでいました。入り口横にはパンの「ますや」直営の「みちます」があり、さらに帯広豚丼の人気店「豚丼のぶたはげ」もあります。ちなみにいつも拝見して...
地域タグ:北海道
神戸市灘区の「なぎさ公園」は海に面した気持ちの良い公園です。、海沿いにある「ハーバーウォーク」はウォーキングやジョギングに最適で、この日も多くの市民が走っていました。広い園内には多彩なアート作品が並んでいます。下の写真のモニュメント「ゆめ・きずな」は、阪神・淡路大震災復興のモニュメントとして2001年に設置されたものです。カラフルな色がひときわ目を引くこの作品は長さが30mあり、遊び方が自由な子どもの遊...
地域タグ:兵庫県
前回紹介したビート資料館の前に鉄道の駅標とレールがあります。廃線になった国鉄広尾線が走っていた場所とは少しずれているし、単なるモニュメントかと思いながら入館しました。ところが中の展示を見て、ここがちゃんとした別の鉄道の駅だったことがわかりました。資料を見ると、日本甜菜製糖株式会社は十勝鉄道という私鉄を運営し、全道から集荷されたビートの搬入や砂糖製品の出荷をしていたそうです。十勝鉄道の路線図にも帯広...
地域タグ:北海道
帯広にあるビート資料館です。ビートは北海道の基幹作物で「甜菜(てんさい)」とも呼ばれており、砂糖の原料として使われています。資料館の造りはシンメトリーの構造で、入るとすぐ吹き抜け空間となっています。この資料館の場所にはかつて旧日本甜菜製糖帯広製糖所があり、一時は日本最大規模でしたが、1977年廃止されました。その跡地にこのビート資料館が作られ、ビート製糖に関する資料や模型などが展示されています。入館料...
地域タグ:北海道
京都市京セラ美術館に行きました。平安神宮のすぐ前にあります。目的は知人の松原一彦氏も出品している「第20回 日韓現代美術同行展」です。せっかくなので昨日書いた平安神宮神苑の無料公開日に合わせて訪れました。松原一彦氏の今回の作品は「Spiderweb」です。真鍮の蜘蛛の巣です。以前よりリアルさが増したような気がします。それ以外で私が印象に残ったのは「A wall of sheep」(高垣リミ氏)です。羊の体から人の足がたくさ...
地域タグ:京都市
美瑛の三愛の丘展望公園です。パノラマロードにある赤い三角屋根が目印の展望スペースです。十勝連山が比較的近くで見られ、その手前の波状丘陵を望めるのがこの丘の特徴です。景色の見える方向はやや限られますが、南西方向の丘の景色は、なだらかな曲線が美しいです。周囲には畑が広がり四季折々の風景が楽しめそうです。言うまでもありませんが、畑は進入禁止です。美瑛の中心街から約5kmのところにあります。にほんブログ村人...
地域タグ:北海道
美瑛にある千代田の丘展望台です。三角屋根の展望塔が特徴です。この日は曇っていましたが、遠く東の方向に十勝岳連山を望むことができます。見晴らし台の2階からは360度の美瑛の風景を見ることができます。展望台の下には、かわいい小動物とふれあえる観光牧場があります。昔はここで乗馬のトレッキングをやっていて美瑛の丘を馬上から楽しんだこともありました。にほんブログ村人気ブログランキング...
地域タグ:北海道
美瑛の新栄の丘展望公園です。1個400kgあるという牧草ロールの人形が目印です。少し高い位置から幾重にも折り重なる丘の風景を一望することができます。訪れたのは午前中でしたが、ここは夕日のきれいな場所として有名です。以前訪れたときは曇天で、離れた場所にだけスポットライトのように光が差していました。その中で浮かび上がっている2本の木はパフィーの木です。昔パフィーが主役のドラマで登場したことで有名になった木で...
地域タグ:北海道
大阪・梅田のシンボルだった大阪マルビルが老朽化などの理由で昨年5月で営業を終了しました。1976年に誕生したマルビルは「日本初の円形超高層ビル」として話題になりました。学生時代から馴染みのあったマルビルも見納めと思い、写真を撮ってこのブログにも載せました。その翌月の昨年6月から解体工事が始まりました。そして解体工事が始まってから1年が経ち、いよいよ本当にマルビルが姿を消すときが近づきました。ついに5階建て...
地域タグ:大阪府
羊蹄山の北北西あたりに富士見という地名があります。「蝦夷富士を見る」というわかりやすい地名です。そしてここに羊蹄姿見池と呼ばれる池があります。周囲130mほどの小さな池で、比較的訪れる人も少ないようです。池に羊蹄山がきれいに映ることから「姿見池」と呼ばれています。ここには羊蹄山の湧水が湧いています。ちょうど汲みに来ている人もいました。8年前に来たときは風は弱く池に波は立っていませんでしたが、肝心の山に...
地域タグ:北海道
前回紹介した三方五湖ですが、その全体を見るにはレインボーライン山頂公園へ行くのがおすすめです。リフトかケーブルカーで山頂公園まで上がります。写真に写っているレインボー傘は施設が日傘や雨傘として無料で貸してくれるものです。これを多くの人がさすことでSNS映えする効果を狙っているのでしょうね。山頂公園には5つのテラスがあり、三方五湖や若狭湾が一望できます。足湯やカフェもあります。山頂カフェなないろでジュー...
福井県の三方五湖です。北陸新幹線が敦賀まで延伸されて注目度が上がり訪れる人が増えているそうです。三方五湖は、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖の総称です。5つの湖はそれぞれ水質や水深が違い、すべて濃さの違う青色に見えることから「五色の湖」と呼ばれています。下の写真は三方湖です。三方五湖の中で唯一の完全な淡水湖です。三方五湖の中でもっとも大きいのは水月湖です。近年、湖底に年縞と呼ばれる7...
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網走の天都山にあるオホーツク流氷館です。流氷の天使と呼ばれるクリオネを始め、ナメダンゴやオオカミウオなどの不思議で珍しい生き物を飼育展示しています。下の写真はフーセンウオです。この水槽のまわりは大きなスクリーンになっており、360度カメラで撮影した映像をまるで潜っているような感じで映し出しています。流氷幻想シアター(撮影不可)の前で、コンパニオンの女性から流氷についての「レクチャー」があります。流氷...
和歌山の高野山といえば空海(弘法大師)が標高800mの山地に開いた一大宗教都市です。高野山の二大聖地のひとつである「壇上伽藍」は、空海が真言密教の根本道場を開くにあたり最初に整備した場所です。このたび、この壇上伽藍の中の11の建物が国の重要文化財に指定される見通しになったと新聞記事で読みました。壇上伽藍のシンボル的存在の根本大塔です。高さ約50mの日本最初の多宝塔です。創建は887年ですが、現在の建物は1937年...
小樽の乗馬クラブ「春香ホースランチ」です。国道5号線の銭函あたりから春香山に向かって細い道を2kmほど上がった場所にあります。ここへ行くのは3回目です。この日は朝から雨が降ったり止んだりでしたが、乗馬する午後は雨は上がるという予報でした。でも雨は止むことは無く、同時刻のホーストレッキングを予約していたほかの人たちは全員キャンセルの連絡があったそうです。おかげで貸し切り状態でしたが、ずぶ濡れになりました...
これまでの観光案内所が入った小樽運河プラザが移転リニューアルし、新しい観光拠点として「小樽国際インフォメーションセンター」ができました。今までの木骨石造倉庫の小樽運河プラザと違い、全面ガラス張りの近代的な建物になっています。さっそく行ってみました。小樽国際インフォメーションセンターはいわゆる観光案内所ですが、併せて1階には「ポートマルシェotarue(オタルエ)」という大きな売店があります。2階は展望テラス...
このブログでも時々紹介している造形作家の松原一彦氏が所属する大阪彫刻家会議主催の「第55回花と彫刻展」が大阪の靭(うつぼ)公園で開催中です。毎年秋にこの公園で作品展が開かれ、私が訪れるのも今年で6回目です。今回も30人以上の作家の方々の作品が公園のあちこちにに展示されています。そして下の写真が松原氏が今回出品されている「ビッグ蜘蛛の巣(CUBE)」です。立方体の枠の中にタイトル通りビッグな蜘蛛の巣がいくつ...
自家用車をトヨタのヤリスに買い換えたのは2020年春の新型コロナ流行直前でした。それ以来、フェリーに乗船してヤリスで北海道へ3回行きました。ハイブリッドなので燃費は伸びます。日常の市街地でも28~29km/L程度は走っていますが、北海道ではさらに燃費は伸びます。そして今回の北海道では1850km走って32.0km/Lを記録しました。このあとも31.7~32.0km/Lを推移して帰りのフェリーに乗り込みました。結局、敦賀港に帰港...
北海道のきのこ王国はその名の通りきのこをメインに扱っているレストラン・お土産店です。現在は大滝本店と仁木店があります。私が行ったのは仁木店です。きのこ関係の商品だけでなく、それ以外の商品もたくさんあります。名物なめ茸をはじめ、チーズ・ヨーグルトなどの乳製品や仁木の果物を使ったジャムなど、多種多様の商品が並んでいました。。またレストランでは名物のきのこ汁のほか、そばやうどんなど多くのメニューがありま...
昨日は将棋のJT杯を観戦した話を書きましたが、その将棋会場へ行く前にレストラン「SEA & FARM by YANMAR MARCHÉ」で昼食をとりました。店名だけを見るとどこの高級フランス料理レストランかと思いますが…実はここは梅田茶屋町のヤンマー本社ビルにあるレストラン。つまり社員食堂です。平日はヤンマーグループ社員のための社員食堂ですが、9月から土日限定で一般客向けのランチ限定ビュッフェレストランとして運営されるようにな...
将棋の八大タイトル戦に次ぐグレードの「将棋日本シリーズJTプロ公式戦(通称JT杯)」が進行中です。この大会はタイトル保持棋士や賞金ランキング上位棋士などのトップ棋士12名で争われる有観客のトーナメント戦です。6月に始まったこの大会もいよいよ大詰めで準決勝・決勝を残すのみとなりました。現在、稲葉八段・渡辺九段・広瀬九段・藤井七冠(前回覇者)のベスト4が出そろった状態です。観戦は無料ですが、事前申込制で、応...
以前書きました「どさんこ牧場」や「鶴見台」のある鶴居村は釧路市の北に位置する村です。村名や風景だけでなく、とくに村の中心部は建物も美しい村です。下の写真は鶴居村の村役場です。鶴居村のこのあたりは実におしゃれな雰囲気です。村役場も美術館のような外観で、役場前の芝生広場にもオブジェが飾ってあります。となりには以前泊ったことのあるホテルTAITOがあります。ここもメルヘンチックな感じです。役場の東には広い村...
門司港レトロ地区にある旧大連航路上屋は、昭和4年に国会議事堂を手掛けた大熊善邦氏の設計により「門司税関1号上屋」として建設されました。その後、第二次世界大戦終戦で航路が断絶するまで、門司港の国際ターミナルとして重要な役割を果たしました。その旧大連航路上屋で、現在ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也氏の作品展「ミニチュアライフ展」が開催されています。田中達也氏の作品はミニチュアの視点で日常にある物を...
JR浜小清水駅は前回書きました道の駅はなやか小清水と兼用の駅舎になっています。「鉄道の駅」が「道の駅」と機能を共有する形態は全国的にも珍しく、道内ではこことJR稚内駅が道の駅と兼用になっています。駅構内の踏切を渡るとすぐオホーツク海の砂浜に出ることができます。網走駅と斜里駅の中間あたりに位置する駅です。下の写真は斜里方面です。網走方面の丘の上にはピラミッドの形のフレトイ展望台が見えます。停車する列車は...
道の駅はなやか(葉菜野花)小清水です。昨年も行きましたが、2024年3月にリニューアルオープンしたということで改めて訪れました。施設の間取りが増え、新たにキッチンスペースができていました。以前からあったのか、それともリニューアルで増設されたのかはわかりませんが、「はなやか(葉菜野花)展望台」という案内があります。上ってみれば、単なる道の駅の建物の2階屋上で、ほとんど高さもなく見通しも良くありません。知床連山...
道の駅ピア21しほろです。2017年に場所も少し移動してリニューアルオープンしました。館内には士幌町の特産物が数多く並んでいます。しほろ牛を食べられる「にじいろ食堂」もありますが、この日は別の場所で昼食を食べる予定でしたので、ここはがまんしました。その代わりに「生産者還元用ポテトチップス」を購入しました。袋の裏側に「本製品は、原料じゃがいも生産者への還元を目的として生産したもので、関係店舗以外での販売は...
阪急うめだ本店で秋の北海道物産大会が9月25日から10月7日まで催されていました。訪れたのは10月6日でした。開催期間で最後の日曜日ということで大勢のお客さんが来ていました。海鮮などは高くて手が出ないので、その場でソフトクリームを食べました。これだと500円で済みます。8種類あった中から選んだのは帯広の「十芋」という店の「熟成さつまいもソフトクリーム」です。思った以上にさつまいもの風味と食感があっておいしかっ...
エゾシカが札幌中心部の北大植物園や赤れんが庁舎の前庭に出没して話題になっています。近年はエゾシカの個体数が増え、市街地にも出てくるケースもありますが、それでも近くに山林があります。今回はJR札幌駅近くのビル街で近隣に山はありません。一体どこからやって来たのか謎です。植物園は安全のため休園状態が続いています。札幌市の担当者は「捕獲しようとすると道路に飛び出して事故になる可能性もあるので、夜になって車が...
タンチョウの二大給餌場の一つとして知られる鶴居村の鶴見台です。毎年12月頃から3月頃まで多くのタンチョウが餌を求めにやってきます。ですからそれ以外の期間はこの場所でタンチョウを見かけることはあまりありません。以前ここに同じ時期に行ったときはたまたま数羽がおりました。下の写真はそのときのものです。冬であれば給餌以外の時間でも多くのタンチョウでにぎわうようです。(下の写真は借り物)タンチョウの数はかなり...
釧路湿原を流れる雪裡川という川があります。昨日書いたツルハシナイ川はこの川の支流です。川は鶴居村から釧路湿原へと流れて、最後は新釧路川へ合流します。この雪裡川を道道243号が渡る橋が音羽橋です。このあたりはタンチョウを驚かせることなくねぐらを見られる貴重な場所だそうで、冬は多くのカメラマンがやってくるそうです。厳冬期の川霧に浮かぶタンチョウの姿は幻想的です。下の写真は上の写真と画角は違いますが橋上か...
鶴居どさんこ牧場の近くの道から馬の写真を撮っていると…その馬の向こうにタンチョウの姿を見つけました。道の近くでしたが逃げずにうろうろしています。すると草の陰からもう1羽姿を現しました。つがいだったようです。写真を撮り終えて、すぐ目の前の橋を見ると「ツルハシナイ川」とありました。「ツルハシナイでツル」とはよくできた話だと思い少し調べてみると、かつては「チルワツナイ川」という名前だったそうで、アイヌ語の...
前回紹介した鶴居どさんこ牧場のホーストレッキングのプログラムは2種類あります。5時間の1日コースと2時間の半日コースです。このときは9~11時の半日コースです。折り返し地点あたりで休憩です。馬は全般的に雨や寒いのは平気ですが、暑いのは苦手です。とくに北海道でも最近の酷暑はつらそうです。馬も人間も十分に給水して復路を進みます。釧路湿原で馬の背に揺られてのホーストレッキングなどあまりできる経験ではありません...
北海道最初の鉄道は1880年に開通した官営幌内鉄道(手宮駅-札幌駅-幌内駅)の一部で、前回紹介した銭函駅が開業したのもそのタイミングでした。そのうち小樽駅-手宮駅間が1909年に手宮線となり、1985年に廃止になるまで、小樽の発展に貢献しました。手宮線の廃線跡は散策路として整備されており、このブログでもよく紹介しています。この日は手宮線跡を歩いていたら突然の雷雨に見舞われ、線路跡もあっという間に水に浸かりました...
前回書きましたように、小樽駅から普通列車に乗って銭函駅までやって来ました。銭函駅は相対式2面2線のホームで、ホーム間の移動のための跨線橋があります。真ん中の2番線にはホームは無く、となりのほしみ駅発着の列車が折り返すために使用されます。利用者は意外に多く、1日に約2800人の乗降客があります。普通列車しか止まりませんが、札幌のベッドタウンとして新しい住宅ができている影響でしょうね。現在の駅舎は1931年に建て...
前回書きましたように、小樽駅から普通列車に乗って銭函駅まで行きました。ちょうど向かいのホームに新千歳空港発で札幌経由の快速エアポートが到着し、びっくりするくらいの大勢の観光客が降りてきました。列車で小樽観光に来る人も多いのですね。私が乗ったのは快速ではなく各駅停車の普通列車です。銭函駅は普通しか停車しません。おかげで車内はガラガラです。ちなみに列車のドアは自分でボタンを押して開閉する方式です。しか...
JR小樽駅から列車に乗りました。行先は銭函駅です。列車に乗る前に、改めて名物の4番ホームの裕次郎ホームをチェックしました。石原裕次郎さんの等身大パネルもそのまま飾られています。ヨットに見立てたデザインのホームの番号表示灯「4」もそのままです。乗車する2番ホームには「むかい鐘」のレプリカが飾られています。昔は列車の到着を知らせるために鐘を鳴らしており、上り列車は2回、下り列車は3回鳴らしていたそうです。ち...
前回紹介した城岱牧場展望台から景色を眺めていたら、すぐ下に広いスペースがあるのが見えました。あそこの先端から見るとまた違うかなと思い行ってみました。何のためのスペースかわかりませんが、かなり広いです。下の写真中央に見えている建物が先ほどまでいた展望台です。そして広いスペースの先端から函館山を見ました。上から見るのとほぼ同じ景色でした。標高はほとんど変わらないので、まあそうでしょうね。城岱スカイライ...
七飯町の城岱牧場展望台です。城岱スカイラインという14kmのワインディングロードがあり、その頂上あたりにあるのが城岱牧場です。160haの広さがある町営牧場で、その一角に展望台があります。正面に函館山が見えます。天気は良かったのですが、残念ながら少し霞んでいました。標高は約500mです。七飯の町もよく見えます。夜には函館の裏夜景を見ることができる絶好の観光スポットでもあります。条件があえば雲海風景も見られる...
今週土曜日に将棋のJT杯準決勝が大阪で行われます。タイトル戦ではありませんが、それに次ぐ一般棋戦といわれるグレードの公式戦です。しかも対戦は先週の王座戦と同じ藤井八冠VS永瀬九段という注目の顔合わせです。実はダメもとで観戦を申し込んでいたのですが、幸運にも当たりました!生の藤井VS永瀬の対局が楽しみです。八冠となった藤井聡太竜王名人は、これからはひたすら8つのタイトルの防衛あるのみという追われる一方の立...
2016年に中学2年の藤井少年がプロ棋士デビューしてから八冠制覇するまでの7年間で、藤井ファンはもとより将棋ファンも一気に増えました。その将棋ファンの増加に一役買っているのが、対局中に表示される人工知能(AI)による形勢判断です。将棋に詳しくない人もAIの表示を見て、どちらが優勢なのかや今の一手で形勢が逆転したなどの情報がわかり、将棋との距離が縮まりました。そして今やほとんどの棋士がAIを導入して将棋の研究を...
美瑛のセブンスターの木と親子の木と超人気のカシワの木を紹介しましたが、それ以上に立派なカシワの木があります。それは北見市の銘木「緋牛内(ひうしない)の大カシワ」です。国道39号線を北見から美幌に向かって走ると、市境の緋牛内あたりで美幌方面に向かって道路左手に下の写真の白い案内板があります。これさえ見逃さなければ大丈夫です。しばらく砂利道を走るとど~んと大きなカシワの木が立っています。高さ17m、推定樹...
美瑛にある「親子の木」は、3本のカシワの木が親子のように見えることから名付けられました。前回紹介したセブンスターの木と違ってCMなどに採用されたことはありませんが(おそらく)、こちらも人気のあるカシワの木です。確かに真ん中の小さい木が子供のよう親と手をつないでいるように見えます。2015年に強風により子供の木が倒れてしまいましたが、翌年に再び植樹されました。下の写真は子供の木が倒れる前の初代・親子の木で...
美瑛のセブンスターの木です。立派なカシワの木です。昔は「北瑛の一本木」と呼ばれていたそうです。それが昭和51年にたばこのセブンスターのパッケージに採用され、CMにもこの木の映像が流れるようになり、一気にメジャーになりました。それ以来「セブンスターの木」と呼ばれるようになりました。ちなみに「セブンスターの木」の前にある白樺並木もけっこう人気があり、ドラマのロケ地になったこともあります。近くに無料駐車場が...
京都の大徳寺の塔頭のひとつに龍源院という寺があります。下の写真の龍源院の方丈は1517年頃の建立で国の重要文化財です。この寺には4つの枯山水庭園があります。枯山水というのは、水を使わずに石や砂、植物などを用いて水が流れる風景を表現した石庭で、禅宗の寺院に見られる庭です。龍源院の主庭となる方丈前庭「一枝担(いっしだん)」です。苔によって大きな亀島を表現しているのが特徴的な枯山水で、1980年作庭の新しい庭園...
六花亭円山店に行きました。前回書いた北海道神宮の近くにあります。2階が喫茶室になっています。初めて見た「花の首飾り」というお菓子を注文しました。上に乗っているのはホイップクリームです。ちなみにレジで教えてもらいましたが、この店のレシートを北海道神宮の六花亭神宮茶屋店で見せると名物の「判官さま」というお菓子がもらえるそうです。買えば1個120円です。私はそれを知らず、先に北海道神宮を参拝したあとに円山店...
札幌の北海道神宮です。北海道を代表する神社です。札幌には何度も行きましたが、北海道神宮を参拝したのは初めてです。バラエティ番組「ブギウギ専務」で知った札幌開拓使の島義勇像もちゃんと見ておきました。札幌市役所のロビーにもあるそうですね。「神宮茶屋」は令和に開店した六花亭の新しい店で、名物はこの店舗だけで提供されている「判官さま」という焼き餅です。ちなみに、この「判官」は上で書いた島義勇のことを指して...
前回は函館文学館を紹介しましたが、今日は神戸文学館です。神戸文学館は、谷崎潤一郎や横溝正史など明治以降に活躍した神戸ゆかりの作家42人の作品や資料が展示されています。建物はもともと1904(明治37)年に関西学院大学のチャペルとして建てられたもので、大学移転後もそのまま残され、現在は神戸文学館として活用されています。チャペルの尖塔は戦災で失われましたが、平成5年にヴォーリズ建築事務所によって建築当時の姿に...
函館市電の末広町電停のすぐ近くに道をはさんで2つの洋風建築があります。海側にある函館市文学館は1921年に第一銀行函館支店として建てられたもので、煉瓦及び鉄筋コンクリ−ト造3階建ての建物です。中は石川啄木など函館にゆかりのある作家の自筆資料などが展示されています。その向かいにある函館博物館郷土資料館は、金森赤レンガ倉庫の前身「金森洋物店」の建物を活用した郷土資料館です。1880年の建築物で、函館大火の教訓を...
NHK大河ドラマ「どうする家康」の全国巡回展がNHK京都放送局で開催されています。6月にはNHK神戸放送局、8月にはNHK大阪放送局の巡回展にも行ったのでこれで3回目です。これまで2度も行ったので京都までは行くつもりはなかったのですが、たまたま京都に行く用があったので、ついでに寄りました。神戸・大阪と比べて、人物パネルの家康と秀吉が現在描かれている年齢まで老けていました。さらにお市との二役で話題の北川景子さん扮す...
道北の玄関口・JR旭川駅です。イオンや買物公園などいろいろな店が集まるにぎやかなエリアは旭川駅の北口方面ですが、反対の南口には忠別川が流れ、駅と川の間に北彩都ガーデンが広がっています。私はガーデンでもほんの駅の近くしか歩いたことがないですが、12ヘクタールの広さがある公園になっています。東京ドーム2.5個分の面積です。ハルニレの木があるエリアは「疎林テラス」といいます。森ができ始めの頃の「明るい林」をイ...
9日までの日程で大阪の阪急うめだ本店で「秋の北海道物産大会」が催されています。最近は北海道でも観光地の海鮮丼などは驚くような金額ですが、道外の北海道物産展でもまったくお得感はありません。それでも百貨店にとっては北海道物産展はドル箱イベントです。私も何を買うでもなく行ったのですが、まだ大阪は暑かったのでソフトクリームを食べました。これだと安く済みます。期間中で20種類のソフトクリームが登場し、この日も1...
北海道医療大学が現在の当別町から北広島市の「北海道ボールパークFビレッジ」へ2028年度を目途に移転すると発表しました。移転理由として、JR学園都市線「北海道医療大学駅」と直結しているものの札幌から通学に時間がかかるなど、少子化の状況下での学生の確保が難しくなっていることなどが挙げられています。それに対してFビレッジは新駅建設が予定され、通学の利便性が上がるほか、学生のアルバイト先が見つけやすいといった...