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「淋しい狩人」宮部みゆき著、新潮文庫、1997年2月東京の下町の古本屋店主と、古本屋を手伝う孫の周辺で繰り広げられる6つの事件を描く連作短編集。各話本を通じて人が繋がったり事件が解決したりします。実在する本もあれば著者の創作もあります。やりきれない事件を店主と孫の温かい関係で包んでいる印象。各話のあらすじ:「六月は名ばかりの月」結婚を控えた女性の身の回りで起こる不吉な事件の犯人を捜す話。この話に出てくる「歯と爪」という小説は実在するそうです。「黙って逝った」急死した父親のアパートの本棚に、「旗振りおじさんの日記」という本だけが302冊収納されていた真相を探る話。「詫びない年月」高齢の女性が一人で住む古い一軒家を建て替えるため取り壊してみると、地下の防空壕から二体の白骨が発見された話。「うそつき喇叭」古本屋...淋しい狩人
短編ミステリーの良さは、切れ味の抜群さにあります。短編だからこそ無駄がそぎ落とされ、サクッと読めるのに印象的な作品が多いことが魅力です。また、どこかメッセージ性を強く感じる作品も多いように思います。ということで今回は短編ミステリー小説のおすすめを紹介します。 目次 ①「ハッピーエンドにさよならを」歌野晶午 ②「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」歌野晶午 ③「鍵のない夢を見る」辻村深月 ④「満願」米澤...
『空をこえて七星のかなた』【読書感想】夏休みの読書感想に是非!
いま一番叶えたいことは? 宝くじが当たりますように。高額当選で。 星に願いを。当てろや、ゴルァァァ! 100万人にひとりとか、稀少とか言われる病には…
読みたい本ランキング上位にあがっていたので半年前に予約をいれていました。小さな12のエピソードを繋げた短編集。この著者の作品は初めてでしたがすらすらと2時間ほどで読めました。ずっと癒し系を好んで読んでいますがちょっとライト過ぎかな?心温まる話で癒されるの